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3冊平行はかえって効率悪かった 投稿者:司書の駄弁者 投稿日:2016/11/15(Tue) 19:28 No.6482

 長いの1冊一気に読む集中力に自信がなかったので、小野寺整『テキスト9』、大森望『SF観光局』、上田正昭『私の日本古代史』を3冊並行して読み、前者2冊を読み終わったのですが(『日本古代史』は上だけ)…。
集中力がないときの平行読みは、内容が頭に入って来づらくてかえって時間がかかったような気がします。
 『テキスト9』はたまたま書店で目に付いたのを、久々に前評判を全然知らないSFも読んでみるかと手に取ったもの。SFガジェットを連打する、おもちゃ箱ぶっちゃけ型のワイドスクリーンバロックなんですが、登場する人物・事物が「超翻訳」されたものだというのがミソ。
例えば人とゴリラが会話しているシーンでも、実際にいるのは「人とゴリラ」ではなく、そう翻訳された「何らかの知性体」と「それによく似てるけどもっとガタイのいい何か」のコミュニケーションなのかも知れない、という。
注意深く読み込めばいろいろ発見できそうな話なんですが、走り読みだととっ散らかった印象が先にたって、今一つ腑に落ちないまま最後までいってしまいました。
 『SF観光局』はここ10年のSFマガジン連載をまとめたエッセイ集で、こっちは一つ一つが短いので軽く読めて楽しかった。…けど、話題に訃報が多いのがちょっと寂しかったかな。


>んどらもえさん
>司書の駄弁者さんなら一発でわかると思います。
 そうおだてられると、挑戦してみたくなりますが…。もしわからなかったら恥ずかしくて、読んでも黙っていたりして(笑)。

ノットクレバー・んどらもえ 投稿者:んどらもえ 投稿日:2016/11/13(Sun) 23:30 No.6481

 法月綸太郎『挑戦者たち』の参考文献にまぎれる「実在しない架空の本」ですが、しらみつぶしに当たってみたところ、判明しました。
 長崎県立図書館で検索し、ない場合には国会図書館で検索するという消去法推理(推理じゃないだろ)の果てに生き残った最後の1冊。そのタイトルをサーチエンジンにかけてみて「そうだったのか!?」とビックリ。どうやら、わかる人には即答できる問題だったみたいです。
 おそらく、司書の駄弁者さんなら一発でわかると思います。僕は“この作家”の作品は、たぶん1作も読んだことがないんですよね(絶対に相性が悪い=僕の理解が及ばないはず)。

 ……この「架空の本の名前」が「法月綸太郎サイン色紙クイズの答え」で、本当にいいのかな?
 なんか罠が仕掛けられてるんじゃないかとビクビクしながら、結局そのタイトルをハガキに書いて送りました。これで不正解だったら、泣きます。

よかった、ちゃんとスタトレしてました 投稿者:司書の駄弁者 投稿日:2016/11/04(Fri) 21:18 No.6480

「スタートレックBEYOND」観てきました。予告編などをみた感じ、ハイスピードアクションを売りにしていたので、古いファンにとってはスタートレックらしさがなくなってしまっているんじゃないかとも危惧していましたが、いざ観てみると、ちゃんとスタトレしていたのでひと安心。ちょっと(かなり)ご都合な展開や、敵役の正体が実は…の伏線まで、ちょっと苦笑したくなるほど「どこかでみた」感が。一番違うといえば、クリス・パインの、先代と比べてずいぶんと線の細くなったカーク像ですが、これはこれで魅力的だと思えてきます。


>んどらもえさん
>読者から司書への挑戦?
 うーん、どこかの図書館で所蔵している本を見つけるなら、現在の図書館はずいぶん対処できるようになっていると思うのですが、ない本を見つけるのはなかなか…。国会図書館だって所蔵していない本はいくらでもあるからなあ。「しらみつぶし」ではなく、クレバーに解決できるヒントがどこかにないものでしょうか。


>ひらがなさん
>肝付兼太さん死去
 声優の訃報には、申し訳ないけど生前の役になじみのないかたもいらっしゃったのですが、今回は、別、スネ夫も車掌さんも、ジャングル黒べえも小さいころずいぶん親しんできた声でした。たてかべ和也さんも鬼籍だし、自然の流れとはいえ、寂しいですね。

悪いなあ、この○○、3人用なんだよ! 投稿者:ひらがな 投稿日:2016/10/24(Mon) 16:31 No.6479

コオロギ(ピノキオ)
じゃじゃ丸(にこにこぷん)
車掌(999)
イヤミ(2代目)
ホアン・ルイ(銀河英雄伝説)
ホラーマン(アンパンマン)
以下藤子アニメ。
黒べえ(ジャングル黒べえ)
ゴジラ(オバQ)
ドラキュラ(怪物くん/うる星やつら)
ケムマキ(ハットリくん)
パーやん(パーマン)
ジャイアン(初代)とスネ夫(2代目)
他、多数。

藤子先生がお気に入りで、ヒット多数の藤子アニメ常連だったこともあって、
このきら星のごとき当たり役の数々。
ビッグというか、ここまでくるとレジェンドですが。

その、肝付兼太さんがこの世を去られたそうです。

ジャイアンに引き続き、惜しい方がまた一人。寂しいなあ。
諸行無常。合掌

作者から読者への挑戦!→読者から司書への挑戦? 投稿者:んどらもえ 投稿日:2016/10/23(Sun) 00:18 No.6478

>司書の駄弁者様
 図書館と雑誌の関係性をお教えいただき、ありがとうございます。今までは雑誌と図書の区別を考えたこともなかったのですが、いろいろな違いがあるのですね。
 僕が利用している町立図書館は、自身が所蔵している雑誌については(最新号をのぞき)貸出OKなのでありがたいです。『Newton』や『アニメージュ』は、ここを頼りにさせてもらっています。
 数年前に長崎県の大村市立図書館(2018年に県立図書館と合築して新県立図書館になる予定)を利用していたときには、県立図書館から『陸上競技マガジン』を取り寄せてもらったことがあったのですが、図書館によって利用規約が変わるのは仕方ないですね。

 また、陸上競技の資料も見つけてくださり、感謝です。
 中学生のときの愛読書は『記録年鑑(歴代記録付き!)』であり、先人たちの偉大な記録を見ては、架空のオールスターレースを夢想していました(優勝は常に“怪物”和田仁志さん。2位は柳倫明さん。あとは大混戦で、最下位はワタクシ(いろんな意味苦笑))。さすがに、その記憶に誤りはないようでホッとしています。
 あとは、柳さん以前に8分40秒を破る選手がいなかったのかどうかですね(2001年の時点での歴代50傑(歴代50位は8分41秒台くらい)のなかで、唯一柳さんの記録だけが80年代に出されたもの……だったはずです)。


 本の方は、法月綸太郎『挑戦者たち』(新潮社/2016年)を購入しました。本格ミステリのお遊びの定番「読者への挑戦」を、さらに遊び倒した怪作です(僕にはピンとこないネタも多いのですが)。
 200ページちょっとの内容で、値段は驚きの2200円+税。書店で手にとっては棚に戻すを繰り返したのですが、購入に踏み切った理由は「作者のサイン色紙をもらえるチャンス!」だから。じつは最終ページに作者から読者への挑戦状が挿入されており、その問題に正解すると、もれなく法月先生のサイン色紙がもらえるというのです。
 その問題なのですが、巻末にズラリと記された参考文献のなかにひとつだけある「架空の本の書名」を見つけるというもの。
 これって「しらみつぶし」でいいのかな? それともミステリ作家らしく罠(もしくは近道)が仕掛けられているのかな?……なんて不安にかられながらも、現在愚直に調査中です。ああ、待ちに待っていた恋愛シミュレーションゲーム『レコラヴ』(PS Vita/角川ゲームス・エンターブレイン)をするのが遅くなる……。

 ……司書さん宛てに、うま〜くクイズ仕立てにしないようにレファレンスしてみようかしらん?(冗談です)

「マルドゥック・アノニマス2」読了 投稿者:司書の駄弁者 投稿日:2016/10/22(Sat) 09:17 No.6477

今回は終始敵さんのターンでした。このペースだと前2作と違って3巻では終わらない?

>ぽちぽちさん
ノストラダムスを日本で初めて紹介したのは黒沼健か渡辺一夫ということですから、そのあたりかもしれませんね。
…ノストラダムスwikiなんてあるんだ。
ttps://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/1324.html


>TWRさん
>バーナード嬢曰く。
マンガで見るよりSFファンの面倒くささが倍増しているような気がして(苦笑)。
しかし、これだけの尺にあれだけのセリフを詰め込むの、シナリオの人も声優の人も大変だろうなあ。


>んどらもえさん
>雑誌の取り寄せ
運搬が難しいというよりは、保存管理の関係でしょうか。破損したり紛失したりしてしまった場合、雑誌は図書より再入手が難しいし、途中で欠号ができてしまうのもマズいので、雑誌を貸出禁止にしている図書館は多いです。
なお、ご記憶は確かなようなので(さすが!)、投書されても大丈夫なのでは。
ttp://www.jaaf.or.jp/taikai/1091/startlist-w.pdf (p.70(14枚目)参照)
ttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E6%82%A0%E5%9F%BA

「雑誌の取り寄せは……できないんです」 投稿者:んどらもえ 投稿日:2016/10/22(Sat) 01:44 No.6476

 ぽちぽちさんの書き込みを読み返してビックリ! たしかに「1974年」という年代は小説のなかの出来事に(のみ)対応していますね。てっきりぽちぽちさんの体験談も同じ年代と思い込んでいました。
 ミステリを読み始めて十数年。最近では(ありがたくない)耐性が身についたおかげで、たいていの叙述トリックミステリを読んでも衝撃を受けなくなったのですが、今回はモロに騙されて(勝手に曲解しただけですが(^^;))心揺さぶられました。
 ……そんなことはともかく、『オカルト大予言』は、やはり違いますね。ペラペラ(いや、水濡れが激しかったからもはやパリパリ)のソフトカバーでしたし、「1999年」の訳文もいたって普通でした。う〜ん、名探偵にはなれないものですな。


 陸上競技から図書館につながる話です(長くて申し訳ないです)。

 先日、岩手県で国体がありました。陸上競技の男子少年B(中学3年生と高校1年生のクラス)3000mで、長崎県代表の中学生が高校生を振り切って優勝するという快挙を成し遂げました。しかも、特筆すべきはそのタイムです。中学生初の8分20秒を破る8分19秒14(!!)は、ひとつの壁を破ったという意味で歴史的な新記録とさえ言えます。
 中学生初の8分40秒切りを果たしたのは1986年のこと。千葉県の柳倫明さん(名前の読み方が分からない……)が8分35秒00という異次元の領域に押し上げました。
 それから15年後の2001年。柳さんの快挙の年に生まれた静岡県の佐藤悠基くんが、8分30秒切りの中学記録を2日続けて樹立するという離れ業を成し遂げました。
 そして今年、その佐藤くんの快挙の年に生まれた選手によって8分20秒切りがなされたのです。この巡り合わせには、脈々と受け継がれる中学生ランナーの意志や向上心を見た気がして胸熱くなりました。僕が赤いちゃんちゃんこを着るときには、いよいよ7分台ですか!?……なんて夢見ちゃったりもします。

 ……という内容の投書を、喜び勇んで長崎新聞にしようと思いました(それほど感動したのです)。ただ、いかんせん上記の文章は僕が中学生の頃の記憶に基づいている(ごめんなさい!)ために、あるいは間違いがあるかも? やはり資料にあたるべきだなと、当時の『月刊陸上競技』や『陸上競技マガジン』が県立図書館にあるので、さっそくリクエスト〜と思っていたら、
「うちの図書館(町立図書館)はコミック、AV、雑誌の予約・リクエストはできません。できるのは図書のみです」
 と言われました(泣)。
 てっきり雑誌もOKだと思っていました。運搬などが難しいのでしょうか?

バーナード嬢曰く。 投稿者:TWR 投稿日:2016/10/13(Thu) 22:57 No.6475

ニコニコで配信してるんですねえ。
地方の人間にはありがたい。
しかし、キャラクターが可愛すぎる。
原作通りでは受けないんでしょうけど、ちょっとねえ。

大予言本 投稿者:ぽちぽち 投稿日:2016/10/13(Thu) 12:21 No.6474

んどらもえさん、わざわざ調べていただき、ありがとうございました。
すごくそれっぽいと思ったのですが、私が例の張り紙を見たのは1970年〜1973年ころでしたので、たぶん、もっと前の本、もしかしたら黒沼さんか南山さんの本なのではないかと思っています。年代が曖昧な書き方ですみません。
古すぎて現物はどこでも見かけないし、古書で探せばとんでもなく高いし、国会図書館にわざわざ行くのも大変だし、ちょっと難しすぎるお問い合わせでしたねぇ…… 皆さま、お騒がせしました。
(中学校じゅうにあんな人騒がせな張り紙したヤツは出てこ〜い!!)

『マルドゥック・アノニマス』読んでるけど 投稿者:司書の駄弁者 投稿日:2016/10/11(Tue) 20:36 No.6473

 つい大森望『現代SF観光局』に浮気して3分の1ほども読んでしまった。
…けっこう亡くなった方々の思い出話が多い感じ? 故野田元帥のエピソードなど、なかなか面白く読めるのだけれど。

>ぽちぽちさん
>ノストラダムスの大予言
 私は80年代に入ってから、五島版しか読んでないですね。1999年に世界の終わりが来るというのは、多分今の若い世代の方々が想像するよりもずっと、有り得べきことと意識されていたと思います。「その時」自分は何歳なのかと、幾度数えてみたことか。
 もっとも、いざ「その時」が数年内に近づいてみたら、地震だ就職だ仕事だと、卑近な忙しさにとりまぎれて気が付いたら通り過ぎてしまっていた…という感じではありました。
>君の名は。
 おかげでうちの県の北のほうにある図書館がちょっとした騒ぎです(笑)。私はというと…今のところ、すごく見たいという程ではないかなー(ごめんなさい)。新海誠監督、『ほしのこえ』はDVD借りて観たんですけどね。
 私としては映画については、『君の名は。』より『聲の形』(これも地元が「聖地」です)より、『スタートレックBEYOND』を観ないと。トレイラーのノリは、なんだかスタトレじゃないなー、という感じです。


>んどらもえさん
>『オカルト大予言』スチュワート・ロッブ/大陸書房/1974年
 私も軽くレファレンスのつもりで国会図書館の目録などをを検索してみたのですが、そこにはたどり着けませんでした。おみごと。
>「恐竜って自重を支えられるの?」
 星野版『星を継ぐもの』でも、ソウヤーとはまた違った、しかし同じぐらいお見事な説が出ていて感心したものです。実際のとこどうなんでしょうね。まあこれだけ全世界で化石が出るぐらい繁栄できたってことは、何らかの方法で体重を支えられていたんでしょうが。


>TWRさん
>エンダーのリーダーシップについて
 ご確認ありがとうございます。…「上層部の愚かさにもかかわらず〜」って、それテキストにした意図とは違う部分で役に立ってませんかね(笑)。日本だと、成績がそれほどでもない層は、ナンバー2のアーライや調整役と思われるディンクあたりもひいきにしそうな気がするんですが、米だとそこはヒーローに視線が集中してしまうんでしょうか。


>ひらがなさん
>田中一成さん
 50前でとは。私がよく見ていた番組には出ていらっしゃらなかったようですが(アニメ版『プラネテス』もスルーしてしまってましたし)、急逝に衝撃を受けた方も多いでしょう。

星より遠い 投稿者:ひらがな 投稿日:2016/10/11(Tue) 15:59 No.6471

彼岸の彼方へ行ってしまいました
田中一成さんが亡くなったそうです
まさかハチマキが死んじゃうとは……
これで『プラネテス』第二期は絶望か(残念)
ご冥福をお祈りします

君の名は。 投稿者:ぽちぽち 投稿日:2016/10/10(Mon) 00:20 No.6470

夏休み明けからずっと生徒に見に行けと勧められてたんですが、やっと見に行けました。
映画館の設定のせいか、音がやたらと大きくて、せっかくのRADWIMPSの曲が大ボリュームのところになると半ば音が割れて暴力的な音響になっていたのがすっごく残念でしたが、映画はとても良かったです。
主人公たちは二人ともかわいいし、彼らを初め、登場人物はみんな魅力的だし、風景は美しいし、ストーリーは時にはコミカルでやがてせつなくて。
そしてそして、ネタバレになるので書けませんが、意外な展開! ああ、書きたい!

この夏の映画は(他にもたくさんあるのは承知の上で云います!)わたし的には、シン・ゴジラと君の名は。で決まりです。
(あ、そうそう、公開後1週間で品切れとなっていたシン・ゴジラのパンフレット、再入荷していましたよw)

しつこくエンダーのリーダーシップについて 投稿者:TWR 投稿日:2016/10/05(Wed) 21:22 No.6469

ようやく「ロボット兵士の戦争」を借りてきましたんで、解決しました。って最初に投稿したのは5月末か・・・。
227pに「海兵隊大学では、リーダーシップの心理学のテキストとして使用されている」とあります。
その直後228pでは「兵士は自分たちの話のように感じている−上層部の愚かさにもかかわらず、自分の務めを果たす若者の話だ」とありまして、更に「成績のいい子も悪い子も、エンダーの孤軍奮闘に自分自身の人生を重ね合わせている」と続きます。
同じ本を読んでも印象に残るところは違うもんですね。

ター、扉を開く。無音、バス潜る。(笑) 投稿者:んどらもえ 投稿日:2016/10/04(Tue) 23:17 No.6464

 僕はノストラダムスと黄砂をほぼ同時に知りました。同じ体験をした人は多いかも。
(『ドラえもん』第36巻「大予言・地球の滅びる日」より)
 山津寿丸さんが執筆・編集するノストラダムスwiki「ノストラダムスの大事典」で調べてみたのですが、ぽちぽちさんのおっしゃる本となると、おそらくコレの可能性が高いと思われます(自信なさげ)。
 『オカルト大予言』スチュワート・ロッブ/大陸書房/1974年
 県立図書館にあったので、実際に借りて確かめようと思います(内容も面白そうです)。別館書庫に保存されているので「要取寄」状態、いまだにネットからの予約はできずに、おまけに明日は台風のため町立図書館臨時休館……と、手に取るまでに時間がかかりそうですが。
「ノストラダムスの大事典」の関連書一覧のページを見て意外だったのは、ノストラダムス本が雨後の筍のごとく出版されまくったのは1980年以後だったということです。五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』(1973年11月出版)がベストセラーになった70年代後半には“追随者”がいっぱいいたと勘違いしていました(ノストラダムス本のフォーマットが確立されたのが、1979年刊行の『ノストラダムスの大予言U』みたいです)。

『生物はなぜ誕生したのか』を読んでみました。
 歯ごたえがありましたが、読んでいるときには過去の地球を眺める「時の旅人」になったかのような感動を味わえる、素晴らしい1冊でした。生物の進化や大量絶滅を酸素濃度というロジックで解き明かしていく様が圧巻。生命の不思議さとともに、知性の偉大さも堪能させてもらいました。
 唯一の消化不良は、『さよならダイノサウルス』のクライマックスへとつながる疑問「恐竜って自重を支えられるの?」について、まったく言及がなかったこと。あれって、ソウヤーの小説的な嘘なのでしょうか?

 地球45億6700万年(覚えやすい!)。悠久とも思えるような時のなかには、数多くの別れもあったのだろうな……とも思いました。
 『ライオンのおじいさん、イルカのおばあさん』高岡昌江・著/篠崎三朗・絵/学研プラス/2016年
 動物園に生きるご長寿動物たちの命の歩みを、飼育員さんの言葉で紹介してくれる『動物のおじいさん、動物のおばあさん』(2014年)のシリーズ第2弾。今回は水族館の動物たちも出てきます。石川県・のとじま水族館の国内最高齢ラッコ「ラスカ」刀自(推定21歳。国内唯一の大自然の大海原を知っているラッコ)も紹介されています。
 飼育員さんの言葉はやさしくて、あたたかいです。ぜひ、多くの人に読んでもらいたいです。

 ……じつは先月、長崎県佐世保市の「九十九島動植物園森きらら」のインドゾウ・ハナ子(メス・推定45歳)が亡くなりました。ハナ子のいない森きららは、少し寂しいです。

『明日、世界が終わるとしても』 投稿者:ぽちぽち 投稿日:2016/10/04(Tue) 15:28 No.6461

『虹とノストラダムス』が、改題の上文庫化されたので、購入しました。
ノストラダムスの大予言なんて、平成生まれは知らない人のほうが多いんだろうなぁ。元年生まれですら、人類滅亡の歳はまだ10歳だし。

読み始めて早速ひっくり返ったのですが、『大予言』が評判になった1974年、朝、登校すると、主人公たちのクラスの黒板に例の4行詩が書かれていた…… うそ?! ウチの学校だけじゃなかったんだ!
私は主人公たちとほぼ同年代なんですが、私のクラスにも、アレが書かれていた……正確には、書かれた紙が廊下の柱やら教室の黒板やらに貼られていたことがあったんです。朝練で誰より早く中学校の教室に着いたらそんなモノが貼られていて、当時、まだ『大予言』は誰も知らなかったし、見るからに怪しげだったので、見つけた先生の手でゴミ箱行きとなった、という事件。
五島氏の版とは違い、古文調でした。
「1999の年 第7の月/恐怖の大王 空より来たれり」
(いやぁ、わすれないもんですね!)
小学生のころからSF者で、当時はバリバリ中二病だった私は、あんまり気になったので県立図書館に行ってそのテの本を調べまくり、やっと1冊のハードカバーに記述があるのを見つけました。
たしか、大陸書房の本だったような……違うかな。
早朝に発見されて葬られた張り紙だったので、同級生の誰も覚えておらず、その後『大予言』が話題になった時に私が騒いでも、誰も本気にしてくれなかったという……
どなたか、そのハードカバーの本、記憶にある方、いらっしゃいませんか? 張り紙はともかく、そういう本が実在したと、夢まぼろしの類いではなかったと、安心したいんですが。
妙な話ですみません。

『バーナード嬢曰く。』アニメ化 投稿者:司書の駄弁者 投稿日:2016/09/28(Wed) 22:03 No.6460

夏前にちょっと聞いたときは、まさかと思っていたけど。
http://www.dreamcreation.co.jp/bernard/
1回5分のショートとはいえ、よく実現したなあ。好きだけど、正直アニメ向きの話とは思ってませんでした。

本は創元SFのキジ・ジョンスン『霧に橋を架ける』を、ちょうど表題作の手前まで読んだところです。これまで読んだところではコミュニケーションの不全、断絶がテーマのような、さびしい雰囲気の短編集。

>んどらもえさん
>小林泰三作品
 私は、そういえばしばらく読んでないですねえ。短編集の『天体の回転について』を読んだのは…わ、もう10年近く前になるのか。
 『アリス殺し』『クララ殺し』は、話題になってたのでちょっと気にはなったんですが、元ネタの記憶が薄いので敬遠してしまいました。

>汗(はん)さん
>図書館の魔女
 ノベルスが出てたのが、「図書館」とついていると逆に気軽に手を出しづらい心境だった頃なので、ついスルーしてました。ご紹介を見てると…思ってたより私好みの設定のような。

 そういえば『マルドゥック・アノニマス2』も出てたし、マーティン『氷と炎の歌』も文庫が今月から3か月連続刊行でした。…興味を引く本は多々あれど、その都度買ってたら積ん読が増えていく一方ですね。

図書館の魔女 投稿者:汗(はん) 投稿日:2016/09/19(Mon) 20:29 No.6459

 ここしばらく、高田大介『図書館の魔女』(文庫で全4巻)にはまっておりました。
 大陸間の海峡と多島海のある地域で、三つの国家(一ノ谷、ニザマ、アルデシュ)のにらみ合う国際情勢。一ノ谷への助言役として一目おかれる「図書館」への奉公を命じられて山里を降りた少年キリヒト。仕えるのは「魔女」と呼ばれる切れ者の少女マツリカ。司書のハルカゼやキリンに仕事を習い覚えながら、キリヒトは言葉を、書物を、図書館を、世界を知っていく。
 言語学者である著者が披露する、言語を始めとする様々な知識の奔流にもてあそばれる快感を堪能しました。
 トルコ・ギリシャ界隈を舞台のモデルにしているようで、ラテン語らしき文章やら、東方の表意文字と言いつつ漢詩やら、ラーオコオーンやイシュトバーンといった我々の世界の名前やら、臆面もなく出てきます。なのでこちらも、欧米人の書く中華風ファンタジーを楽しむように、日本人による東地中海風ファンタジーとして楽しみました。
 言葉を話せないマツリカが司書たちと交わす表現力豊かな手話の描写に魅せられ、キリヒトと手をつないだ状態で会話するために開発した指話にドキドキし、マツリカの「講義」(魔道書・禁書とは、とか)に唸らされ、突如展開するアクションシーンにハラハラ。さらにマツリカによる推理も欠くことのできない要素です。
 そんな複雑に構築されたボーイミーツガール小説、おすすめです。

小林泰三作品を休みなしで読む。 投稿者:んどらもえ 投稿日:2016/09/19(Mon) 00:38 No.6458

 オリンピックのあとは、もうひとつ(parallel)のオリンピック=パラリンピック。新記録も続々出たりと、熱戦が繰り広げられました。
 そして、『生物はなぜ誕生したのか』を県立図書館にリクエストしている間にちょこちょこっと小説を読みました。

『うそつき、うそつき』清水杜氏彦・2015年・早川書房
 第5回アガサ・クリスティー大賞受賞作です。
 国民管理を名目に、首輪型の嘘発見器の着用が義務づけられた世界。首輪除去(非合法)を生業とする少年を主人公に、人生の苦悩や葛藤を描く……。
「まだ人間じゃない」(じつは未読……)のような不条理な世界を舞台に、そこに生きる人々の非日常な日常を流麗な筆致で描く感動作です。ミステリの女王の名を冠した賞を受賞しているからには、すごい大業が炸裂しているはずだと期待していたのですが、その点に関しては不満が残ります。

『失われた過去と未来の犯罪』小林泰三・2016年・角川書店
 未曽有の大災厄に敢然と立ち向かう人類と、その後の未来図を描くTHE!SFと呼べそうな傑作。
 突如にして世界中の人々の記憶が10分程度しか保たなくなるという導入部は、ソウヤーの『フラッシュフォワード』を想起させる面白さがあります。その対処法(意外なほどすんなり描かれます)を経て、大災厄後の人類の行く末を幾多のエピソードを交えながら語る後半部も素晴らしいです。

『クララ殺し』小林泰三・2016年・創元クライム・ムラブ
 夢のなかでルイス・キャロルの不思議の世界の住人とつながる、という魅力的な設定に意外な真相が評判を呼んだ『アリス殺し』の姉妹編。今度の舞台はドイツの作家・ホフマンの世界(『砂男』とか『くるみ割り人形とねずみの王様』とかのキャラクターが出てきます)。
 基本的には前作と変わりありません。ネジがぶっ飛びまくった登場人物たちの言動を楽しむもよし、ミステリの仕掛けに爽快感を得るのもよし。ホフマンの作品を知っていれば、4割増ぐらいで楽しめると思います。逆に知らない僕なんかにはピンとこない掛け合いが多くて、ちと困惑です。
 

中国史ものとSFを交互に 投稿者:司書の駄弁者 投稿日:2016/09/11(Sun) 11:26 No.6457

 相木鍾三『王朝晦冥なり』、珍しい南北朝時代(中国のね)舞台の歴史小説なんかが出ていたので衝動買いしてしまいました。マグナス・リドルフを1話ずつ読みつつ、こっちもちょっとずつかじってます。
 『宇宙探偵マグナス・リドルフ』は、あんまり「探偵」という感じがしない、「哲学者」が肩書のトラブルシューターが主人公。あこぎな手で彼を陥れようとする相手をそれ以上にあこぎな知略で逆転していく話です。だいぶ前にハヤカワで出ていたマーティンの「ハヴィランド・タフ」ものと似たノリでしょうか(…マイナーなSFを例えるのに同じくマイナーなSFを挙げてどうする)。


>んどらもえさん
 オリンピック、そういえばまともに観たのはサッカーのスウェーデン戦だけだった…。
 水族館は私も好きですが、最近行っていない…いや、去年沼津の深海魚水族館に行ったか。意外と小さい館で、ダイオウグソクムシ以外印象に残る展示がなかったので忘れかけてました。
 『生物はなぜ誕生したのか』、内容はすごく難しいというほどではないけど、とにかくボリュームがありますからね。私は図書館には必然的に毎日通うので(笑)、近年返却日を気にしたことはないですが(むしろいつでも返せるという安心感から返却自体を忘れそうになる)、落ち着いて読みたいけど返却日までに読みきりたい、というジレンマはなかなかツラいものがあると想像します。

地球生命進化を堪能。 投稿者:んどらもえ 投稿日:2016/09/04(Sun) 22:19 No.6456

 今年の夏はオリンピックに水族館めぐりと、様々な球生命の進化の“形”を見ることができました。(陸上競技男子400mで43秒03の世界新には度肝抜かれました……)

 のとじま水族館(石川県。国内最高齢=20歳以上の雌ラッコ・ラスカ刀自在住)では「海のそっくりさん」と題した、見た目がそっくりだけれど別種の生き物を並べて展示する企画をやっていて、進化の不思議さに思わずため息。
 新潟市水族館マリンピア日本海(ラスカの息子で15歳のクータンくん在住)の「魚って何だ?」なる特別展は、意外と知らない“魚”の正体を、現在主流となっている系統学(分岐学)の観点から解説してくれる素晴らしいものでした。
 ※系統学(分岐学)=生物がどのような進化を辿ったのかを探求する学問。「あるひとつの共通祖先種から派生した全ての子孫種を含む生物群を分類群とする」(展示パネルからの抜粋)

 写真や映像で見るのとは、また別の感動がありました。
 この感動の勢いで、『生物はなぜ誕生したのか』に挑みたいと思います(実は以前に一度図書館から借りたのですが、あえなくタイムオーバー。ちょっと敷居が高めでした)。

 本の方は、2010年の作品ですが、野崎まど『死なない生徒殺人事件』(メディアワークス文庫)を読みました。
 学校を舞台にした『生ける屍の死』。不死を自称する少女をめぐる殺人事件。
 不死とは、ひるがえって生命とは何か? といった深い内容のディスカッションも軽いタッチで描かれるので、じつに分かりやすく、面白いです。SFのトレンドのひとつをパロディにしたような真相もよかった。一方で、奇妙な論理の本格推理を期待すると、間違いなく肩すかしを食らいます。帯にも梗概にもミステリとしか書かれていませんが、やっぱり野崎まど先生は(少なくとも本作は)SFの領域だと思いました。

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