駄弁者の駄弁

別に知りたくもないでしょうが、駄弁者自身のことについて。それだけだとあまりにつまらなさすぎるので雑記帳を付けます。
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司書の駄弁者
生 年:197X年
出 身:大阪府・なまりは多分一生ぬけない
現住所:岐阜県多治見市・職場の遠さが堪えるようになりつつある。
職 業:その名の通り。そろそろコンピュータの面倒見からは離れたい…。
趣 味:見ての通り。最近ますます読む分野が偏ってきたような気がする。

日々雑感2003年

 2年続きの新年大オフ会。去年よりは小じんまりした会になるかと思いきや、今年もはるばる北海道から参加の好古真之さんに加え、第8天使さんりんごさんのお二人が初参加。あとは加藤隆史さんNALさん踊るらいぶらりあんさん、帰省中のこじましゅういちさん、そして私…と、なんだかんだで総勢8名、規模的には去年と変わらないことに。
 今年は昼食を設定しなかったので、午後1時30分に名古屋駅中央コンコースのセントラルタワーズ入口に集合。新年最初の土曜とあって、いつにもまして多い人混みだったが、とりあえず踊るらいぶらりあんさんと合流。去年風邪で参加できなかったリベンジ…のはずだったのだが、どうやら今年も体調がすぐれない様子である。最初に予定している初詣だけ参加するとのこと。言われてみれば、顔色もあまりよくない。去年も今年も、夜のメインにとってある店は彼女の紹介なのに、残念だ。
 ほどなく、第8天使さんと九州から長距離バスで参加のりんごさん、二人の初参加組と合流してまずひと安心。好古さんとNALさん、少し遅れて加藤隆史さんとも落ち合えた。こじまさんは、用ができたので時間に間に合うか微妙とのことだったので、時間つぶしにセントラルタワーズの展望階に上ってみることにする。こういう機会でもなければ、まず行こうとは思わないところだ。
 展望階で、好古さんから北海道みやげのバターサンド、りんごさんから熊本みやげの「銘菓誉の陣太鼓」をいただく。北海道みやげと九州みやげを同時に名古屋でいただくというのは、貴重な経験かもしれない(両方とも美味しくいただきました)。やがてこじまさんも無事(と言うべきかどうかはともかく)合流、あらためて熱田神宮へ。
 第8天使さんらと去年読んだ海外SFやライトノベルの話をぽつぽつしながら参道を歩き、お参りそのものは何となく淡々と済ませてしまう。踊るらいぶらりあんさんをお大事にと見送った後、7人で栄のオアシス21へ向かう(実はこれも踊る女史ご推薦…)。
 途中の地下鉄内ではりんごさんと梶尾真治話をしたり、ドラマ「アルジャーノンに花束を」のラストはどうだったのか聞いてみたり。「雪風DVD」の話も出たが、あれは失敗、ということでは、誰と話しても意見の一致をみてしまうな…。やはりブッカー少佐の顔に傷跡がなかったのがまずかったか?あれは弧をかいて戻ってきたブーメランが後頭部に命中したのだ、という説も出ていたが。
 で、到着したオアシス21。去年オープンした新公園で、「水の宇宙船」と題した大屋根を中心に各種店舗を配置している。「水の宇宙船」は、要するにガラス張りにして水を張った長い楕円形の空中庭園で、加藤さんによると「登り口が一カ所しかなく上がった人が自然と同じ方向に周回してしまうので、端から見ていると新興宗教の儀式かと思える」らしい。私たち一行が到着してみると、なるほど儀式に参列する長蛇の列が…。とりあえず上ってみよう、というわけで階段で(エレベーターは混んでたのでパス)「水の宇宙船」上へ。
 涼しげに水をたたえた玻璃の庭園。夏の青い空の下、だれかと二人というシチュエーションなら、あるいは絶好のスポットとなるかもしれない。しかし、雪が降りそうな冬の曇り空の下、紅一点ありとはいえ他は男の面々というシチュエーションでは…涼しさがオーバーランして、どっちかというと寒い。一周した感想はひと言。「……それで?」
 歩きっぱなしで、しかも階段の上り下りでちょっと疲れたので、どこか座れる場所を探すことにする。…が、これが公園内のどこを見ても満員。3時過ぎだというのに、回転寿司さえ埋まっている。虚しく公園を2周したところで出た結論は、「マナハウスの喫茶店にでも行こうか…」、というわけで。
 去年のオフ会で行き損ねた「イゼルローン&ガイエスブルグ書店」の片方、老舗「丸善」の、道をはさんで真向かいという挑戦的な位置にあるのがガイエスブルグ書店こと「マナハウス」。その2階にある喫茶店でやっと腰を落ち着けることができた。
 ここでは加藤さん、好古さんらが「マイノリティ・リポート」などSF映画の話をしているのに横から口を挟みつつ、りんごさんにスタートレック話を振ってみたり。
 私がグランド・キャリン「サターン・デッドヒート」「同2」が手に入ったので持ってきた、と言うと、案の定こじましゅういちさんが大喜び。第8天使さんが興味を示してそれはどんな話?と聞いてきたところ、「この話をしたら一晩でも語り明かせる!」とのこと。……やりかねん。
 その後は当然、本屋タイム。私とりんごさんは、加藤隆史さんご推薦のグレゴリイ・キイス「錬金術師の魔砲」を購入。まだ話が完結していないが、売り上げが悪いと続きが訳されないかも…というわけなので、半分は期待票。コンピュータ書のコーナーでは、こじまさんが「MSXマガジン永久保存版」を探している。私が手に入れたのは書店ではなくコンピュータ専門店で、そこでは平積みで大量に置いてあったのだが、残念ながら、ここではすでに品切れ状態。
 それにしてもみなさん、熱田よりオアシス21より生き生きしてらっしゃるような。やっぱりこれがうちのオフ会なんだなあ…。最初から去年みたいに古本屋めぐりにしても良かったかもしれない。だいたい、私自身がそういうところでないと場を保たせることができないときている。踊る女史が同行していたら、また違っていたかもしれないが…。
 書店部門計4階に散った面々が再集合するのに少々時間がかかったが、その後は予定通り名古屋駅近くの「あぶりや」でメインの飲み会に突入する。ビールと肴を注文して、そして去年の参加者は誰からともなくカバンを引き寄せて…。
持ちよった本をテーブルに並べだすわけである。
 私が持参の「サターン・デッドヒート」は第8天使さんへ。もう一つ、一昨年SUGさんから譲っていただいたカード「ワーシング年代記」は…はて、誰が引き取ってくれたのだろう。
好古真之さんは、わざわざ私にとカール・シファキス「暗殺の事典」を持ってきてくれていた。さらに今年版の歴史手帳も。遠くから来ていただいたうえにこうも頂いてしまって申し訳ないと殊勝なことを言いつつ、やはり本はしっかり確保。一方、りんごさんは佐山和夫「アメリカ皇帝になった男の話」を、こちらは本当に遠慮しながら受け取っていらっしゃった。
 他にはA・ベリー「アインシュタインと爆弾」にルーシャス・シャパードの短編集「ジャガー・ハンター」に……またもや私が一番遠慮なしに抱えこんでいる!?
 あとはひたすら雑談大会。酒が入ったせいか、具体的に何を話していたかだいぶ記憶がうすれているな…。
 7時頃、帰りも夜行バスだというりんごさんが退場。あとから伺った話では、翌日の雪のせいで、帰り着くまで17時間バスに乗り続けだったとか。
 「あぶりや」を出て第8天使さんが抜けられた後も、残り5人は名古屋のオフではなんとなく恒例になりつつあるワインバーで二次会。こじまさんから小川一水「群青神殿」の話など伺いつつ、結局11時過ぎまで飲んでいたのだった。
 好古さんはNALさん宅で一泊して、明日はtoraboさんと大須めぐりとのこと。私もご一緒したいところなのだが、残念なことに正月休みは今日まで。

 最後に、参加してくれた好古真之さん、りんごさん、第8天使さん、こじましゅういちさん、加藤隆史さん、NALさん、踊るらいぶらりあんさん、ありがとうございました。私としては、今回はだんどりその他でちょっと反省点のあるオフ会だったのですが、楽しんでいただけたでしょうか?

追記・NALさんのオフレポはこちら。翌日の大須行のレポートつき。

(1/4 … ただし書いたのは2月半ば過ぎ)



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