第108集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第110集を見る
「私よ、死ねェーーーっ!!」
出典:
富野由悠季監督「機動戦士ガンダムZZ 第36話『重力下のプルツー』」
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
盆栽を始めようとするとき、強くて、まっすぐで、健康な木はあまり選ばれない。ねじくれた病気の木に限って、最も美しいものに生まれ変わる。人類を形づくろうとするときも、このことを覚えておいたほうがいいんじゃないかしら。
出典:
シオドア・スタージョン「時間のかかる彫刻」(大村美根子訳) 同名短編集に収録
紹介 :司書の駄弁者
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僕らの星改造構想に一貫した脈絡の糸を通す事の出来るのだ。塔は建てられなければならない。塔がなくては、頭部構造のこれ以上詳しい観念は得られない。頭部構造には、僕らを高みへと導いてくれる導き手がいるのだ。彼を通じて、僕らはいや高く、さらに美しい、さらに精神的な、さらに複雑巧緻をきわめる世界圏へと成長していくはずなのだ。
出典:
パウル・シェーアバルト「小遊星物語」(種村季弘訳)
紹介 :ほのぼの101 様
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駄弁者:
飛べる――― 俺は、この空を、飛べる……!
出典:
小中和哉監督「ULTRAMAN THE MOVIE」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
「電磁力」「重力」には逆らえません いうこと聞いたほうがいいでしょう
出典:
ハスキング・ビー「Cosmic rays」
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「どこから来たって言われても…最初からここにいたんだけど」
出典:
まさきひろ「小説デジモンアドベンチャー」
紹介 :宮塚祐一郎 様
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駄弁者:
村上あつし(父)「一番拙いことに、人類を滅ぼすのは怪獣じゃない、たった一人の人間の憎しみなんだ」
出典:
手塚治虫原作・Pプロ作品、石堂淑朗脚本「マグマ大使第48話『東照宮の危機・電磁波怪獣カニックス大暴れ』」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
人間の霊魂はプラズマやっちゅう説がある。ガゾートの強力なプラズマエネルギーがタクマくんの魂に反応したんやろ。……そないな理屈はどうでもええか。
出典:
川崎郷太監督「ウルトラマンティガ 第15話『幻の疾走』」
紹介 :かんきち 様
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ともだちは、ごちそう。
出典:
川崎郷太監督「ウルトラマンティガ 第6話『セカンド・コンタクト』」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
かえせ、かえせ、かえせ、かえせ、緑を青空をかえせ、かえせ
出典:
板野義光監督「ゴジラ対へドラ」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
シリア「次の命令を入力して下さい」
出典:
G.B小野寺「外道校長 東堂源三郎」
紹介 :春休船 様
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「裏切りの友達を」「許す」
出典:
山本正之作詞作曲「新・究極超人あ〜るのうた」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
結局、ここがいこいのみぎわだったのか──やっと腰を落ちつけられる場所、年とって、その荒々しさを失った静かな小世界。しかし、すべての水たまりがよどんで腐っているとはかぎらない。たとえ、流れにとり残されていようとも。
出典:
レスター・デル・レイ「いこいのみぎわ」(浅倉久志訳) 「スペースマン(宇宙SFコレクション1)」に収録
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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たった一つの命を捨てて
出典:
笹川ひろし総監督「新造人間キャシャーン」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
ハリー「おい!飛んでっちゃったぞ、いいのか?」
出典:
アイバン・ライトマン監督「エボリューション」
紹介 :CrossBone 様
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駄弁者:
「チ・キュ・ウ・ジ・ン・ト・モ・ダ・チ。チ・キュ・ウ・ク・レ!」
出典:
彩京製作「スペースボンバー」
紹介 :八尾狐 様
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駄弁者:
新しいオモチャをすぐ軍事利用したがるのは人類の悪いクセね
出典:
コナミ製作「ANUBIS 〜ZONE OF THE ENDERS〜」
紹介 :CrossBone 様
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駄弁者:
「玉手箱さ。卑劣な罠だと思うか、慈悲深い救いと思うか。――俺はね、タローがうらやましかったよ。どうして俺は玉手箱を持っていんだろうかと、何度も思ったよ。
出典:
火浦功「ウラシマ」 「丸太の鷹」に収録
紹介 :八尾狐 様
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駄弁者:
げんばく、すいばく
出典:
板野義光監督作品「ゴジラ対へドラ」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
うるせぇ!!!
出典:
うしだゆうき「ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム」
紹介 :みどり 様
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駄弁者:
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HP :
母艦を急襲してきたサイコガンダムを食い止めるべく、傷ついた身体で無理やり出撃した少女エルピー・プルは、敵のパイロットが闘争本能を強化した自分のクローン、プルツーであることを知る。プルツーの攻撃の前に窮地に陥った大好きなジュドーを救うため、プルは生命を振り絞って最期の反撃を放つ。
その際の、プルの絶叫。10歳の少女がこの世に遺した最期の言葉。
ひとつのキャラに表面の軽さと内面の重さを同居させ、その落差でドラマを盛り上げるのは、今となっては珍しくもない(てゆーか常套手段?)演出手法ですが、ZZ放映当時はストーリーものでそういうキャラ描写をする作品は例がなかったと思います。エルピー・プルは、重さと軽さが矛盾しないギリギリのバランスを保ちつつ、K点を越える大ジャンプをストーリーものの中で最初に果たしたキャラだったのではないでしょうか。
彼女は、「ロリコンキャラを出したい」という監督の気まぐれから生まれた、ガンダム史上最大の鬼子キャラです。しかし、その個性が死をもって完結し、多くのファンが彼女の死に様に涙したその瞬間に、歴史は新たな1ページを刻んだのかもしれません。
ZZ、私はアニメの方は前半部分を飛び飛びに見て、話全体はアニメが終了してからだいぶ後に小説で補完したんですが。ラストが陰々滅々だったZとは方向性をだいぶ変えるつもりだったのを、ちょっと思い直して軌道を戻したのかなと感じていました。その修正を担ったのがエルピー・プルというキャラクターだったのかと。
HP :ここ
ガンにかかった女性が偶然であった男は、驚異的な技術でたちまち彼女を治療した。だが、礼を言おうとした女性に、男は無礼でシニカルな態度をとる。自分がどんな発明や発見をしても、それをいっこうに世界に役立つように使おうとしない人類に対し、彼は怒り続けているのだった。それを聞いた女性は、男が手をかけている盆栽のように、人類もそのありのままの姿を受け容れて、長い時間をかけて変えていけばいい、と諭す。
盆栽についての言葉が本当に合っているのかどうかは知らないのですが、人類については言えているかもなあ、と。
ちなみに収録の短編集は、1983年にサンリオSF文庫で「スタージョンは健在なり」のタイトルで刊行されていたものの復刊。著者が亡くなってしまっては「健在なり」のタイトルでは出しにくかったのかも知れませんが、ここ1、2年の邦訳の刊行は、存命中より「健在」してるんじゃないかと思うほど盛んです。
あの上へ行き着くこと…これがさしあたっての目的でなくてはならない。だからこそ僕らはこぞって巨塔建設に団結し…これに貢献し…そうすることによって、とりも直さず僕らの大いなる導き手…僕らよりはるかに力のある、あの大いなるものに献身しなくてはならないのだ。僕ら皆が、今あのより大いなるものを見いだせる場所を知っていることを幸いとしなくてはならない。僕らの上の空のそこ…あそこにこそより大いなるものが存在しているのだ。
HP :http://kenchiku39.hp.infoseek.co.jp
ご無沙汰しておりました。ほのぼの101です。一風変わった1913年SFファンタジーを紹介いたします。
パラス星を舞台に宇宙建築技師らによって繰り広げられるメガストラクチュアー建設物語です。プロジェクト指導者のパラス星人・技術者レザベンディオは頭部構造(集合的無意識?)と一体化することを切望し、その為に宇宙(そら)まで届くメガストラクチュアーすなわち、聳え立つ巨大なる塔・人工物それが孕む滅びの美・予感(バベルの塔以前の普遍言語への憧れ)を建設します。彼はパラス星人を次々と飲み込み(死=融合)し究極的には宇宙意志と一体化…という壮大な物語です。
著者シェーアバルト(1863〜1915)はドイツの作家、詩人、画家で晩年にはガラス建築の研究に没頭。他の作品に「永久機関」など
現物が見つからなくて(図書館に「永久機関」はあったのですが…)、あちこちのウェブサイトから情報を拾い読み。(題名でGoogle検索して一番最初に出てきたここ(「倉田わたるのミクロコスモス」内)が、丁寧に解説してくれていました)。
登場人物はみな異星人で、それも人間とはかけ離れた形態をしているらしいです。舞台となる小惑星も奇矯な形…。90年以上前の作品ですが、現在でも十二分に想像力をかき立てられる話のようです。
HP :
初代ウルトラマンのリメイク作品である「ULTRAMAN」は最高に素晴らしかったです。主人公が妻子持ちというのはシリーズ初でしたが、子供が父親を何よりも誇りにしているというシチュエーションはまさに古き良き時代に颯爽と現れた日本最大のヒーローならではです。
ちなみにこの作品は現在放映中である「ウルトラマンネクサス」の序章という設定でありウルトラマンに変身する人物が交代していくという、これまたシリーズ初の試みが見られます。ネクサスの主人公がたぶん最後のウルトラマンになると考えられるので合計すると4人もの人間が光を受け継いでいく大河ロマンになっています。
『現実社会に怪獣やウルトラマンが出現した時、我々はどう対処するのかという疑問に、初めて真正面から答えた「リアル・シミュレーション・ムービー」である。』とのこと。予告編でも、家族のために自衛隊を辞めた主人公が、なんで自分が化け物と戦わなければならないんだと苦悩する場面が入ってました。
ウルトラマンが地球で活動するため「デュナミスト(適能者)」と呼ばれる人間と一体化する…という元祖ウルトラマンを一歩進めた設定。つまり他にデュナミストがいれば、そちらに乗り移ることもできるわけで、コメントで紹介されているように「ネクサス」ではウルトラマンに変身する人間が複数いるらしいです。そのデュナミストが科学特捜隊などの機関に所属していていないというのも、面白い設定だと思います。
「弱い力」は比較的受け取りやすいのでしょうか?
受けとる瞬間が時々あるような気がします
ニュートリノをキャッチするには多くのバックグラウンドと大きな器が必要らしい
「強い力」を受け取るのに興味深い真実です
HP :
原文は英詞なので、日本語訳のほうから。
ハスキング・ビー(日本のバンドです)の4枚目のアルバム『the steady-state theory』より、ニュートリノの持つ四つの力をネタにした曲を。
「観念(アイディア)のガジェット化」は、SFの持つ必殺技のひとつですが、それに通ずるものをこの曲には感じるというか。
BGMの対象としてオススメしたい作品:グレッグ・イーガン「放浪者の軌道」(短篇集『祈りの海』に収録)
>四つの力
ひとつにできれば、宇宙の始めが分かります…とか。
BGMの対象作品のチョイスが、相変わらず絶妙です。「放浪者の軌道」は、人間の思考や観念が、その人の立っている物理的な位置によって左右されてしまう世界を描いた作品。
「そんなはずないでしょう。あなたの正体はわかっているのよ。どこの“星”から来たの? さあ、おっしゃい」
HP :
1999年にフジ系列でテレビ放映されたデジモンアドベンチャーのノベライズからです。
異世界であるデジタルワールドに飛ばされた子供達と、そのパートナーデジモンの出会いの内の一つ。ちょっと我侭なお嬢様、太刀川ミミとパートナーのタネモンの会話です。
突然目の前に現れた奇妙な生物、夢の産物で無いならきっと宇宙人だと考えた彼女がタネモンを問い詰めるシーンです。
宇宙は広いのだから、太陽系と他の惑星は無理だろうけどマゼラン星雲辺りなら居てもおかしくない、そう思っての言葉です。
選ばれし子供達はどの子も個性豊かで、けれど少し歪みを抱えていて。異世界でのサバイバルで、パートナーと成長していく姿がとても素晴らしいと思える作品でした。
異世界は信じがたいけど異星人ならあり得る、としているところに、SFの浸透ぶりが…というのは大げさでしょうが。
村上まもる(息子)「一番恐い怪獣は、人間なんだね」
HP :
『マグマ大使』は元々侵略ドラマであって、怪獣をメインに扱う作品ではありませんでした。それでも造形や脚本の努力で、『ウルトラマン』に匹敵する魅力ある怪獣が次々と生み出されました。
しかし『マグマ大使』スタッフは侵略者の手先怪獣の限界を既にわきまえていたようです。ゴアと人類の闘いを描きながら、怪獣が浮くこともおまけになることもありませんでした。
上記の台詞は、ゴアが孫を交通事故で失って厭世的な気分に落ち込んだ老人の超能力と憎しみの心を利用して、人類を滅ぼすほど強力な怪獣カニックスを生み出したことに対する村上親子の感想から。岡田真澄も江木俊夫も上手いんだこれが。
ちなみに『ウルトラシリーズ』では『エース』の頃、ヤプール人が「人間を滅ぼすもの、それは人間だ!」と語り、同様の結論に達したことが判ります。
大切な人を失った憎しみで人類を滅ぼせるなら、喪失からくる虚無感は軽く地球を飲み込めるでしょう。
ひとつの事故から生まれた憎しみが人類を滅ぼす、というのはいかにも過大ですが、(車にしろ電車にしろ)運転している人間はそれぐらいに思っておいた方がいいのかも。
HP :
人工衛星から太陽光を取り込み発電させるシステムの実験が行われ、そのときに発生した電磁波により、クリッターは再び怪獣化し、以前より強力な変形怪獣ガゾートIIが誕生します。
シンジョウ隊員の妹のマユミの恋人のオートレーサー、タクマが乗った旅客機が、ガゾートIIに襲撃され、撃墜されてしまいます。
何も知らずに空港に迎えに来ていたマユミは、そこに襲来したガゾートIIによって危機に陥ります。しかし、そこに死んだはずのタクマがバイクに乗って現れ、彼女の命を救ってくれるのです。
そして、ガゾートIIがティガによって倒されると、タクマの姿は消えていったのです。兄の胸で泣き崩れるマユミ。
その後ろで野暮と知りつつも解説してしまうホリイ隊員でした。
どうでもいいと知りつつも理屈を通さずにはいられない。科学者の性というやつですね。出身者の我田引水かも知れませんが、こういうときに使われる関西弁は味があるなあ。
ちなみにタクマの役は、現役レーサーだった青木拓磨が友情出演して演じていたそうです。
HP :
電離層に生息する浮遊生物クリッターが人類が垂れ流した大量の電波の影響で怪獣化した変形怪獣ガゾートが出現。
クリッターに同情的なホリイ隊員は自ら開発した日本語(関西弁)=クリッター語の同時通訳が可能なサウンドトランスレーターで対話を試みます。ホリイの呼びかけに対し、可愛い子供の声に変換されたガゾートの答えが返ってきます。
「キミは、何て言うんや?ボクは、ホリイや!ボクらは、キミの敵やない!友達や!」
「がぞーと、ここ、すき」
「ガゾート?それがキミの名前なんか?お願いや!暴れたり、ボクの友達を襲ったりせんといてくれ!!」
「ともだち?」
「そうや!ボクもキミも、この星の同じ仲間や!!」
「ともだちは、ごちそう」
「え?翻訳が上手くいってないんか?」
「ともだちは、がぞーとのたべもの!」
「何言うてんねん……」
食物の少ない電離層で生きるためにクリッターは共食いを日常にしていたのです。
「友達=同族=食料」とみなされ、ガゾートに食われそうになるホリイ。
「話し合えばどんな相手とも解り合える」というきれいごとではなく、思考形態の異なる相手とは対話が成立しないということを描いているところがSFらしいと思います。
「コミミュケーションが成立したからといって、相手と共存できるわけではない」ということも読みとれるんじゃないかと思います。
怪獣語の翻訳を子供の声にするというセンスはなかなかですが…返事がこういうのだと、無邪気さがかえって恐ろしいですね。
かえせ、かえせ、かえせ、かえせ、青い海をかえせ、かえせ、
かえせ、かえせ、かえせ、かえせ、命を太陽をかえせ、かえせ!
かえせ!!
HP :
『ゴジラ対へドラ』からもう一つ、テーマ曲から。
やり場のない怒りと絶望の嘆きをこめて歌われる『怨歌』が、ヘドラという怪獣の(ということはつまり『公害』の、でもあるのですが)強大さと底知れなさを端的に表していたように思います。原水爆に続いて人類が抱え込んだ科学の暗黒面『公害』は、あれから30年以上経過した現在でも人類の上に覆い被さったままです。
なんか最近は「環境問題」という言葉に取って代わられて、「公害」の方はあまり耳にしなくなったような気がします。視点がマクロ化されて個々の地域の「公害」への関心が薄まっている、ということはないんでしょうか(単に私が無関心なだけか)。
雉 飼「よし、では…」
安 西「さよなら校長。今度もし生まれ変わったら…まっとうな社会生活を送って下さい」
シリア「(ピッ)任務了解。まっとうな社会生活を送ります」
HP :
毎度、SF名文句・迷文句集が増えてゆくのを楽しみにして居ります。(^^)
今回はお題を思いついたので、それで投稿してみます。出典は少々妙な品ですが。(^^;
SF的お題:「SFのロボット/アンドロイド等には設計/構造上のポカミスがつきもの?!」
性欲の塊・東堂校長のライバル、マッドサイエンティストの雉飼変奇郎が、東堂を抹殺するために送り込んだ美少女型戦闘アンドロイド・ シリア。その姿形に『萌え』のツボを突かれた東堂は彼女を攻撃する事が出来ない!
しかし、東堂の性欲は『犯る!』方向に燃え上がり、マシンガンの弾丸を「武蔵、武蔵いぃっ!!」と叫びつつお箸で掴み取り、小型ミサイルの直撃を受けつつも「まだまだぁ〜」と立ち上がる!!
そんな性欲魔人・東堂の動きを止めたのはシリアの一言。「…私にSEX機能はついてないぞ」
東堂、強烈な衝撃を受けてショック死!そして、『東堂抹殺』の任務を完了したシリアが雉飼の命令を待つ所で冒頭の名文句(?)に繋がる訳です。
そもそも「外部入力で他人の命令を受け付けさせるなよ」と、雉飼に言いたくなります。(笑)
しかし、雉飼のミスはSFで散見するポカミスに比べるとまだマシな方かもしれません。
例えば以前、アニメの鉄腕アトム(カラー版)第一話を見たのですが。ロボット抹殺機(?)に乗った2名の搭乗者はアトム擁護派/抹殺派と意見の相違があり、『攻撃指令→解除指令→攻撃指令→解除指令…』と、相反する指令を繰り返した挙句、ロボット抹殺機は暴走するのです。
「いや、その程度で暴走しちゃ駄目だろ。しかも兵器がそんな簡単に暴走しちゃ怖すぎるって」こう、ツッコミ入れたのは私だけじゃ無いと思います。(^−^;
そりゃまぁ、そうしないと話が流れないとは言え…ポカミスにも程があるぞ、と。(苦笑)
あぁ、そうそ。東堂校長は後で何事も無かったかの様に復活してます。お約束ですが。(笑)
「外部入力で他人の命令を受け付けない」ようにしたら、命令者が風邪を引いたときに本人と認識されない…という逆方向のポカミスパターンになるだけなのでは。
>『攻撃指令→解除指令→攻撃指令→解除指令…』
命令を出すのが2名じゃなくて2万名だったら、DoS攻撃みたいな効果があるかもしれませんが…。
「辛くないカレーライス」「許す」
…(中略)…
「牙を剥く人々を」「許す」
「熱くないミルクティー」「許す」
HP :
『究極超人あーる』からもう一つ。
様々な隠しテーマがあるといわれる『究極超人あーる』、無限につづくドタバタ劇の中で小生が感じるのは主人公あーるの優しさです。成原博士の春風高校占領事件で最初に要塞から脱出する時、あーるは当たり前のようにさんごとまりぃと毒島を助けています。あーるが本気になった数少ない例は全てさんごの危機でした。
あらゆる責め苦を一身に集めるその姿には、救世主の趣さえあります。
友人の裏切りも、その名に値しないほどまずいカレーライスも、同レベルで許すことの出来る心の広さこそ、あーるの最大の魅力ではないかと思います。
その後全てを受け入れるタイプの聖母型救世主が何人も表れましたが、あーるほど徹底した間抜けキャラは生まれませんでした。
他のはともかく、辛くないカレーライスだけは…。
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
すでに時代遅れになってしまった宇宙船と乗組員の老夫婦。彼らは「二人の老人が天寿をまっとうするまで」の航海を考えるのだが、、、といった内容なのですが。
インテル−マイクロソフト全盛の御時勢に、ちまちまとZ80のアセンブラでソフトを組んでるような感覚(ちょっと違うか)で最初読んだのですが、今回なにかこう来るものがありまして、齢は取りたくないものだな、と。
え?「インパクト」と「汎用性」? やだなぁ、人生たまには「感動」も必要なんですよ。
エンジンはなお強力だがそれ以外は老朽化し時代遅れとなってしまったミダス号と、40年を宇宙船とともに生き続けたヴォーン夫婦。彼らが訪れたのは、かつては鉱山で栄えていたが、今は──ミダス号と同様──活気を失いつつある小惑星セレスだった。万策尽きて、最後の旅に出ることを決意しようとした寸前、「いこいのみぎわ」は見出された…。
確かに古くさくはありますが、静かで心温まる作品です。にぎやかな作品に食傷気味になったとき気分を変えてこういうのもいいもんです。
これが唯一収録されている新潮文庫の「スペースマン」は、他にも「古きよき」という感じの傑作が揃っています。新刊では手に入らないようですが、古本屋などでみかけたら手に取ってみて下さい。
生まれ変わった不死身の体
鉄の悪魔を叩いて砕く
キャシャーンがやらねば誰がやる
HP :
オープニングの前に流れるナレーションです。
そのカッチョよさでガキンチョだったオイラのハートをワシづかみにしました。
映画「CASSHERN」では鉄の悪魔を叩いて砕いていたのは樋口真嗣が絵コンテを切ったわずか数分のシーンだけだったのでがっかりしました。
>キャシャーンがやらねば誰がやる
「ガッチャマンかテッカマンあたりがやるんとちゃう?」などとしょうもないツッコミを入れていた、ああ幼き日々。
元祖アニメは、キャシャーンそのものよりフレンダーの方が印象濃いのですが…。
アイラ「人類にとっては良くないな!!」
HP :
アリゾナの砂漠にある地方都市、グレン・キャニオンの外れに隕石が落ちてきた。
早速調査に向かったグレン・キャニオン短期大学の生物学教授アイラと地質学者で悪友のハリーはその隕石から謎の青い液体を採取する。
何とその液体はDNA。しかも地球上にはない未知のパターンのものだった。
ノーベル賞級の発見だと喜ぶ二人だったが、数日後にゴルフ場で男が謎の生物に襲われたことをきっかけとして街中で謎の生物が異常発生する。
あのDNAは46億年分の進化をたった30日で遂げる脅威の生物だったのだ。
と、あらすじを書くとSFスリラーかとお思いになるでしょうが、実際はSFコメディーです。
投稿のせりふですが、とうとう鳥類(というか、ファンタジー世界のワイバーンみたいなの)にまで進化した宇宙生物が地上で大量に死んでいる(地球の大気に順応していないため)中、唯一生き残っている生物が口から何かの塊を吐き出して死んでしまいます。
その中から出てきたのはとうとう酸素に順応してしまった宇宙生物で、一声鳴いて飛んでいってしまい、それを追いかけるハリーとアイラのやり取りからです。
あらすじに書いたような説というのは実際にあるそうで、宇宙空間で休眠状態の生物の種が落着先の惑星で発芽し、進化するとかなんとか。
なお、監督が「ゴーストバスターズ」を撮っていただけあって、ラストはいつもの「何だかよく分からないものをぶちまけて終わる」です。
三つ目のスマイルマークがシンボルだったやつですね。
>生物の種が落着先の惑星で発芽し…
パンスペルミア説ですか。地球の生命の起源は他の天体で発生した微生物の胞子(…にあたるもの)が降ったものだという。定常宇宙論の(そして「10月1日では遅すぎる」の)フレッド・ホイルも支持していたそうです。
「ダメだっ!よそあたって!」
「ナ・ニィ!」
HP :
えーと、結構昔のアーケードゲームから迷台詞を。
デモ画面でのウンモ星人と某国大統領のやり取りです。
このやり取りの後にウンモ星人VS地球人の戦闘が始まりプレイヤーが出陣する訳ですが……
ク・レ!も凄いがよそあたって!もなかろうよと、見た当時は大爆笑でした。
1998年製作のゲームとのこと。
ウンモ星人…親切な(お節介な)異星人の代表格じゃなかったのか。やはり「王」のマークは地球征服の意思表示?
HP :
空間を圧縮する特性を持つ新鉱石メタトロン。それによって人類の技術は格段に進歩しました。
この時代、陽の面の進歩はもちろんですが、同時に陰の面も同時に進歩しています。従来のLEV(有人ロボット)をしのぐ機動性と戦闘能力をもつオービタル・フレーム(OF)、空間圧縮によって生じた莫大なエネルギーを一点に集中、発射するベクターキャノン。
投稿のせりふですが、主人公のディンゴが搭乗する(させられる?)OF・ジェフティがベクターキャノンを入手した際、ディンゴをサポートするバフラムのランナー、ケンの言葉です。
この新しい技術というのはどの時代にも必ずあるもので、車が発明されたから戦車が、飛行機の発明で戦闘機が、そして原子力発電が核兵器を生んだ事のわかりやすい例えですね。
あえて「人間」とは言わずに「人類」と言っているところが白眉かと。
やっぱり人間はこんな時代になっても同じなんだなぁ……
「文明が戦争を生んだのではない、戦争が文明を生んだのだ」とは「オネアミスの翼」に出てくる名文句ですが、新発明・発見がまず軍事的に発達した後、(うまくいけば)民間転用されるというのは、確かに歴史の常。インターネットだってそうですし。(原子力発電が核兵器を生んだ、というのはちょっと違うと思いますが)
アシモフの科学エッセイのどこかで、民間転用される余地のない本当の悪しき発明がなんだったかというテーマがありました。そこでは平和利用の余地がある核より、中世のギリシア世界で用いられた「ギリシア火」が一番に挙げられていました(…と憶えているのですが)。
さて、ここでの新鉱石メタトロンとは、核なのかギリシア火なのか…。
…(中略)…
「ずーっと考えてたんだ。ずーっと。そしてようやく判ったのさ。」
「ウラシマ・タローを白髪に変えたのは、決して玉手箱の煙なんかじゃあないってことがね。そうとも。そんなものがタローをお爺さんにしてしまったわけじゃ無いんだ。判るかい?」
HP :
ある日、主人公の前に現れた、『苛められている亀を助けて絵にも描けない美しさの宮殿へ連れて行かれて戻ってきた』ティラノサウルス。
紆余曲折のすえタレント扱いされて上野に住んだ彼(?)が失踪し、再び主人公の前に現れた時に語った台詞です。
頭脳明晰な彼は1億年が過ぎて、自分の仲間の誰にも会えないことを悟っていました。
この後、彼はウラシマの様に……
いや、こういう切ないシーンのある作品もあったんですね…と言うのはあまりにも失礼ですが。
でも爬虫類は生きている限り成長し続けるという話なので、ウラシマ並にティラノサウルスが歳をとったら、どんなに巨大化するのか…と思ったのですが。
最近の研究だと、恐竜はある時期になると成長がちゃんと止まるんだそうで。
しのはいはうみへ
どくがす、へどろ、
みんなみんなうみへすてる、おしっこも
ゴジラがみたらおこらないかな
おこるだろうな
2ねん1くみ 矢野 研(やの けん)
HP :
ゴジラシリーズでもオリジナル『ゴジラ』に次ぐ問題作『ゴジラ対へドラ』から、主人公となる少年ケンちゃんの詩です。
様々な解釈の出来る本作ですが、ケンちゃんの視点で見れば確かに『オール怪獣大進撃』に匹敵する空想的ファンタジーと見ることが出来ます。ケンちゃんの空想の物語だからこそ、ゴジラはあれだけ執拗にヘドラに挑み続けたのだと解釈することもできますし、現実にはヘドラは健在だという説もあります。
台詞は(ケンちゃんの詩は)夢と現実を結びつけ、怪獣の存在する日常を印象づけてくれました。内容の『いかにもさ』加減もグッドだと感じるのですが、いかがでしょうか。
日常味を一気に増しているのは4行目だと思うのですが、如何。
そういえば、こないだ大阪で見つかった空襲の不発弾も、海に投棄するそうです。
コロニーは後回しだとか実験機を奪うだとか……
勝手なことバッカ言いやがってェ!!!
穴開いたコロニーがどうなるか知ってんのかぁあ
空気も水も…草も…木も…土も…
全部死ぬ!死ぬんだぞ!!
連邦もォ ジオンもォ
コロニーをなめるんじゃねえぇえっ!!!
HP :
連邦軍とネオジオンの小競り合いに巻き込まれたモノトーン社(コロニー修復作業を行う宇宙の土建屋さん)の作業用MSパイロット・ダニー・エエル・ガンズの魂の叫び。
個人的にはガンダムシリーズで一番好きな主人公です。
ちなみに、彼は「ガンダム・ダリー」の愛称がつくほどのガンダムフリークで、作業用MS「Dガンダム」を自作した挙句、Dガンダムでテロリストと戦ったこともある経緯の持ち主でもあります。
このガンダムは初めて名前を聞きました。
ガンダムはプロローグでいきなりジオンがコロニーを落としてますし、連邦軍は連邦軍で、第1話早々にアムロがサイド7に穴開けてたし…。コロニーをなめてると言われるのももっともか。
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