第10集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第12集を見る
その時になってホルパフははじめて顔をかれのほうに向け、それでも声は高めずに、同じ調子で、三度同じ文句を繰りかえした。
出典:
スタニスワフ・レム「砂漠の惑星 第8章・敗北」
紹介 :W^2 様
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駄弁者:
あやめ「ところで、このVー2号って、なんだかミサイルみたい。」
出典:
あさりよしとお「まんがサイエンスU ロケットの作り方おしえます 」
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「そんなカホな!」
出典:
ラリイ・ニーヴン「リングワールド」(小隅黎訳)
紹介 :怒りのだいまじん 様
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駄弁者:
「わたしも暗殺されたい!」シーザーはすすり泣いた。「これはあんまりだ!」
出典:
ロジャー・ゼラズニイ「ドリームマスター」(浅倉久志訳)
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
周防が太刀を右手に持ち替える。そして、ふりかぶる。彼は何も約束しなかった。ただ黙って手をさしのべ、
出典:
新城カズマ「狗狼伝承『流斬少年スオウ』」
紹介 :冴久
様
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駄弁者:
「きっと成功するわ。
出典:
ウルトラセブン 第3話 『湖の秘密』
紹介 :冴久 様
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駄弁者:
彼にはルークのようなフォースはないが、同じくらい重要なものがある。自分の能力に対する信頼だ。
出典:
クリスティン・キャサリン・ラッシュ「スター・ウォーズ/新反乱軍」(富永和子訳)
紹介 :テンダーのゲーム 様
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駄弁者:
「俺はサルラックの好みにあわなかったらしい。」
出典:
トム・ヴィーチ原作 キャム・ケネディ画「スター・ウォーズ/ダーク・エンパイア」(石田淳訳)
紹介 :テンダーのゲーム 様
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駄弁者:
「未来への切符は・・・いつも白紙なんだ」
出典:
内藤泰弘「トライガン(1)」
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「働いたことを覚えていないんじゃ、全然楽しくないじゃないですか。」
出典:
竹本泉「てきぱきワーキンラブ」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「わたくしの推定によりますと、追ってくるTIE戦闘機は全部で二一八機、それぞれ二基のレーザー砲を連射していますから、彼らが一度に発射するレーザー弾の数は──」
出典:
ケヴィン・アンダースン「ダーク・セーバー(スター・ウォーズ:『カリスタ三部作』第二部)」(富永和子訳)
紹介 :テンダーのゲーム 様
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駄弁者:
「たとえ銀色ではなく、異星人を撃滅する光線兵器をそなえていなくても、ロケットはロケットなのだ。素晴らしい仕事だぞ」
出典:
佐藤大輔「遥かなる星[1]パックス・アメリカーナ」
紹介 :好古真之 様
コメント:
駄弁者:
「一、本は保存のためではなく使うためにある。二、本を利用する道は万人に開かれねばならない。三、すべての本をその読み手に。四、読者の時間を無駄にするな。五、図書館は成長する有機体である。図書委員ならこの五つの法則を覚えておきたまえ」
出典:
小松由加子「図書館戦隊ビブリオン」
紹介 :好古真之 様
コメント:
駄弁者:
「…レンズを帯びる者は、随時に裁判官となり、陪審員となり、また、刑の執行官となることを依頼されるかもしれぬ。どこへ行こうとも、いかなる陸地、水域、空中、または宇宙空間でも、われらの島宇宙の中であるかぎり、彼の言葉はすなわち法律である。」
出典:
E.E.スミス「銀河パトロール隊(レンズマンシリーズ1)」(小西宏訳)
紹介 :N/A 様
コメント:
駄弁者:
憎しみだけでは人は殺せない。怖いから殺すのよ・・・・・・
出典:
冬目景「羊のうたB」
紹介 :好古真之 様
コメント:
駄弁者:
自分自身でぶつかってみれば方法はかならずあるもんだ。
出典:
ロバート・A・ハインライン「銀河市民」(野田昌宏訳)
紹介 :おりま 様
コメント:
駄弁者:
「でも――本気だったらもっと嬉しかったな」
出典:
笹本祐一「カーニバル・ナイト(妖精作戦シリーズ第三巻)」
紹介 :芒ヶ原蓬 様
コメント:
駄弁者:
太陽が沈むのを待ってモーデルがたずねた。「どんなふうでした?」
出典:
ロジャー・ゼラズニー「フロストとベータ」(浅倉久志訳)「キャメロット最後の守護者」に収録
紹介 :Okawa 様
コメント:
駄弁者:
「何故私たちの邪魔をする、何故!私たちはただ生き延びたいだけなのにッ」
出典:
伊藤明弘「ジオブリーダーズ 5巻」
紹介 :りんご 様
コメント:
駄弁者:
SFの長い歴史は、もっと強烈な驚きに満ちた世界を、何度も生み出してきている。こと想像力の表現方法に関する限り、活字は無敵の力を秘めているのだ。
出典:
瀬戸川猛資「夢想の研究 活字と映像の想像力」
紹介 :好古真之 様
コメント:
駄弁者:
「最大出力が必要だ」
HP :
おくればせながら、SF名文句・迷文句集200点突破おめでとうございます。
「人類と理解しあうことのできない存在を前に人はいかなる行動をとりうるか?」を扱ったレム三部作の中で一番マイナーと思われる「砂漠の惑星」から。
内容については、皆様、少し前に発表された司書の駄弁者様の書評をご参考のほど(笑)
自分でが書こうとしていた要約と比較してしばらく落ち込んでしまいました(笑)
決して頑迷なわけではないのだが、部署の専門家の進言にもかかわらず、断固として決断をひるがえさないホルパフ「船長」が実に渋い!
しかし、この作品、崇高なテーマも凄いが大気圏内で反物質兵器(!)を撃ちまくってるんだけどいいんだろうか……
ハイスピードの200点突破はW^2さんのご貢献も大きいわけでして、ありがとうございます。それと、お褒めにあずかったようで、もう一つありがとうございます(「読後駄弁」のここですけれど)。
名文句のホルバフ船長、「冷静にして沈毅」を地でいく人です。部下には慕われるより畏れられるタイプですね。私は語り手役だったロハン副長も好きです。有能な船長の下で苦労してます、この人。
フォン・ブラウン「ミサイルだよ。アルコールと液体酸素を燃料にして、300kmをマッハ4・5で飛ぶ・・・ 人殺しの道具さ。」
あやめ「月へ行きたいんじゃなかったの?」
HP :
原子物理学者が(核兵器という)「十字架」を背負っているように、ロケット開発者も「原罪」を背負っているんですよね・・・。
なお、日本のロケット開発については、「まんがサイエンスW いとしのMr.ブルー」のカラーグラビアと冒頭の二編を御参照ください。
・・・前回「めい文句」に送らせていただいた、「遥かなる星」の紹介文について、少々補足を・・・。
「ソ連」側のロケット関係者たちは、体制側の道具であることを強いられつつも、「ツィオルコフスキー先生の後継者」を自認するロマンチストであり、「日本のロケットフリークたち」は、宇宙を目指すためなら手段を選ばない、巨大国家プロジェクトの推進者チームでもあるのです。
結局、宇宙開発は政治とは無縁ではいられないのでしょう。
・・・私が言葉足らずなため、誤解を招くような表現をしてしまったことを、お詫び申し上げます。
BGM:「Mr.Moonlight」ビートルズ
SFの名文句とはちょっと違うようですが、前の「遥かなる星」の名文句と併せて読むと、また違った感慨が…。
火薬も飛行機も核も、軍事目的なしではこうも早く発達しなかったでしょうし。
第1次世界大戦関係の本で読んだのですが、社会福祉制度も兵士が出征した後の国民の生活を維持するために始められたという側面があるそうです。
それで戦争が正当化されるわけではないにしろ、物事の進展を加速する効果はたしかにあるということでしょう
。
HP :
リング・ワールドの主人公君の口癖だが、だがしかぁし(怒)、こんなわけのわからん台詞(邦訳中にはどういう意味かは書いてある)をゆるせるかぁ!!
読者をなめてんのか!!!
原文で読んでないのでこれが訳者の訳のせいなのか、原作者の下らん思いつきなのかは知らないが、このせりふは作品の世界をぶち壊すに十分なふざけたせりふだ!
最後まで読んだがこのせりふのせいでまったく楽しめなかった。残念無念
マイナス名文句、というのもあるわけで。
訳者あとがきによると、原文は「Tanj」、「There ain't no justice」を略したスラングだそうです。これの意訳「神も仏もないものか」を略して「カホな」としたとのこと。訳者もどうするかかなり迷ったようですが…。
私はあまり気にせず読みました。アイディア的には面白い作品だと思いますし。
もっとも、ニーヴンは長編より短編の方が好きですね。
レンダーは――一本の指の目に見えない動きで――広場と、議員たちと、歯をむき出したアントニーの死骸をばらばらにひきちぎり、黒い袋の中に詰めこんだ。しんがりに退場したのはシーザーだった。
HP :
冒頭のワンシーンから。「(マーク・)アントニー」は「マルクス・アントニウス」のことでしょう。
チャールズ・レンダーは精神分析医。彼の仕事は「ロボット子宮を用いて夢の世界を形作り、患者の神経症的風景の中に分け入ってゆくことで、その異常性を治療する」(裏表紙の解説より)こと。
ゼラズニイお得意の、神話性にいろどられた物語世界に放り込むには、まさに適役?
BGM:「幻想即興曲」ショパン
シーザー暗殺(?)の場面を借りて、行われる精神治療とは、どんなものだったんでしょうか。ゼラズニィは面白そうなのが多いのですが、今となってはなかなか手に入りにくくて…。
カエサルがすすり泣く姿、というのはいまいち想像しにくいかも知れません。…とくに塩野七生なんか読んでいると。先日読み終わった佐藤賢一「カエサルを撃て」の、「中年の危機」まっただなかで、ハゲを気にするカエサルも、なかなか斬新で面白かったのですが。
──(修羅の道か)どこか遠く、夕暮れの奥底で、誰かがつぶやいたかと思うと、──
少年と、彼が抱き寄せた少女の姿は、なくなっていた。
かすかに、鉄の焦げるような臭いを残して。
HP :
長くてすみません。
時空を切る力を持つ、時念者と呼ばれる一族。その最後の生き残りである、たった14歳の少年が、出会いと別れを繰り返しながら、過酷な旅を続ける話です。
ただし、読んだだけではSFって感覚はまったくありません。投稿しておいてなんですが。しかしタイムトラベラー=時念者、タイムパラドックス=石動、などタイムトラベル物としては、純和風SFとして読める珍しい作品です。
SFだ、と考えて読めば非常にSFらしい作品だ、ということでしょうか。そういうボーダー上の作品って結構多いですね。
投稿の名文句だけ見たところでは伝奇っぽい印象です。SFと伝奇、というのもはっきり区別できないものだと思いますが。
地球人の男性はかわいい子に弱いってことがわかったのだもの」
HP :
少女に変身して、ウルトラ警備隊の基地に入り込んだり、あまつさえ"ウルトラ・アイ"まで盗んでのけた、ピット星人の去り際の台詞です。考え様によっては政府と密約結ぶより確実な手かもしれませんね。
地球人の残りの半分を敵に回す事、必至ですが(笑)。
ちなみにピット星人はこの台詞をはいた直後に、ウルトラセブンの光線により、円盤ごと木っ端微塵にされました。
ところで『ウルトラセブン』知ってますよね…?
のこりの半分については、美少年でも用意してもらうことにして。
ウルトラセブンは当然知っていますが…?ダイナとかガイアしか見たことないという人もいるんでしょうか。
少し前、偶然その新しいやつを見たんですが、いまだに科特隊(?)のコンピュータがテープをパンチアウトしてるのを見て爆笑してしまいました。
HP :
スター・ウォーズネタが続きます。ところでこれはウェッジ・アンティルス(新表記:アンティリーズ)将軍の台詞なんですが、みなさんは彼をご存じでしょうか?一応、旧三部作には総出演でEp5ではルークの代わりにAT−ATを倒したり、Ep6でもレッド・リーダーとしてデス・スターUの破壊に後見している人なんですが・・・・
やたらとジェダイとフォースがもてはやされるSWですが、ちゃんと非ジェダイの人も頑張っているんだということで送ってみました。
「ジェダイの逆襲」でミレニアム・ファルコン号に伴走していたXウィングのパイロットなんて、ファンでなくては覚えてないんじゃないかと思いますが…(私が知っているのは小説版を立ち読みしたから)。
しかし、名文句の方はいいと思います。自分への信頼というのは、考えようによっちゃフォースよりずっと貴重ですよ。
HP :
Ep6ではサルラックに食べられ、あっさりと死んだかと思われたフェット様でしたが実はその後で脱出していました。そしてジャバ殺しの報復にナメクジお化けのハット人がハンとレイアに賞金をかけたもので、恰好のカモとばかりに再び追跡・・・・
それにしてもサルラックに偏食の気があったとは驚きです。多分、強がっているだけで本当は必死になってブラスターでサルラックを内側からぶち抜いたんでしょうが・・・・ しかし、フェット様が言うとさまになるから不思議です。そう思うのは私だけ?
やっぱりスターウォーズにもあるんですね、「実は死んでいなかった」パターン。
ちなみに「サルラック」というのは映画「ジェダイの逆襲」に登場、ジャバ・ザ・ハットに捕らわれたルーク一行が生け贄にされかけた、砂漠の巨大生物です。ボバ・フェットはここで少しだけ登場した後、巣穴に落とされてたような…。
ところでテンダーさん、名文句の紹介よりボバ・フェット・キャンペーンを優先させちゃいませんか?
HP :
「DEEP SPACE PLANET FUTURE GUN ACTION!!」なコミックから、主人公ヴァッシュ・ザ・スタンピード(←不殺の男)の言葉。
どちらかというと私の考え方は、「テロ牧師」ウルフウッドのそれ(「おんどれは汚い 自分の手は汚さんくせに綺麗事ばかりぬかすんや」from「トライガン・マキシマム」(2))に近かったりするのですが、上のような言葉も忘れちゃイカンよな、と思います。
ちなみに、「トライガン(TRIGUN)」は「3つの銃」の意。
BGM:「吹けよ風、呼べよ嵐」ピンク・フロイド
スペオペはもともと西部劇を宇宙に打ち上げたようなもんですから、ガンアクションとの相性はいいかも知れませんが。
名文句だけ見たところでは、なんかハインラインのジュヴナイルにでてきそうなセリフですね。
HP :
コミックビームで連載中の漫画から、未来のすぐやる課「その他省」の職員「クリャリャ・エダルト・ンゴロンゴロ」君が、「仕事の効率が上がる薬」の被検体となって、その薬の実態が「眠っている間に夢遊病状態で仕事をする薬」であることを知っての感想。
ふつー、そこまでして仕事をするのは嫌だとか、疲れるとか思わないだろーか?
作者自身も良く「エダルトって・・・」というコメントをつけているが、これではラブコメをやるという最新4巻での目標達成は当分無理なような気がします。
…果たしてワーカホリックとラブコメというのは両立できるもんでしょうか?
夢遊状態で仕事をしたことはさすがにないですが、夢で仕事をしたことはあります。頭の中でNDCが渦巻いてやがんの。「働いても仕事が片づいてないんじゃ、全然楽できないじゃないですか」
HP :
この作品でも性懲りもなくミレニアム・ファルコンは敵に囲まれまくっています。
その時のC−3POの“有り難い”現状分析ですが、例によって途中で中断されています。相変わらず状況を把握していないドロイドです。
映画「帝国の逆襲」のときと同じようにソロかレーアにスイッチ切られてしまうわけですね。
アンドロイドのいらんこと言いはもはや伝統かもしれません。スタートレックのデータもそうですし。
HP :
ケネディとフルシチョフが起こした第三次世界大戦後の世界で、ソ連と宇宙開発競争をはじめる、日本のロケットフリークたち。
ちなみに、引用した会話は「戦前」(1962年10月以前)のもの。話しているのは、1944年のドイツでフォン・ブラウンに会ってきた元陸軍中尉の自衛官(ミサイル担当)と、アメリカのパルプSF雑誌のコレクターである父親(元軍人)。
BGM:「罪と罰」ザ・ハイロウズ
「ロケットはロケットだ」といいつつ、結構こだわっている様子の親父さん。
「ソ連と日本のフリークの競争」と聞いて、ファンと公権力が対決というパターンがニーヴン(他)「天使墜落」と同じかな、と思ったのですが、好古真之さんによると、この話のソ連側のロケット関係者は、『体制側の道具であることを強いられつつも、「ツィオルコフスキー先生の後継者」を自認するロマンチスト』で、一方日本のロケットフリークは『宇宙を目指すためなら手段を選ばない巨大国家プロジェクトの推進者チーム』という設定だとのこと。
HP :
(図書館の本をねらう)悪の組織と戦う、(アルバイト感覚の)正義の味方(高校生)の話。変身に必要なのが図書館利用者カードで、掛け声が「貸出!」だったりします。図書館学を修めた人なら、高校の名前や登場人物、技の名前にもピンとくるハズ。
デビュー作「機械の耳」の評判が良いので、ついつい集英社コバルト文庫に手を出してしまった去年の私。
「実は○○○○○」の雛子さんが好き。
ちなみにU巻では、一風変わった先生たちの生態(笑)が読みどころ。がんばれ照山紅葉(てるやま・もみじ)先生!
BGM:「2色だけのパレット」丹下桜
SF名文句ではなくて、図書館学の名文句ですね。司書ならみんな知っているランガナタン(3世に非ず)の「図書館五法則」。
「ビブリオン」は去年の夏、行きつけのサイトで話題になったことがあって、私も読んでみました。話はどうもとりとめがなくて、いまいち、いまにだったのですが、司書講習経験者にはニヤリとさせられるところもあります。まさかライトノベルでランガナタンの名前を見るとは思いませんでした。
私は冒頭にある主題歌の「うなる鉄拳、督促状」のフレーズが好きですが。
HP :
レンズマン就任の際のホーヘンドルフ中将の訓示の一説です。レンズマンに与えられた権限なんかを述べているくだりですが、絶対正義的な響きが熱いです。
「レンズマン」は中学のとき図書館で借りて読んでました。懐かしいです。
ひとつの敵を倒したらその背後にさらに大きい敵がいて、の王道パターン。今考えるとちょっと単調な気もしますが、読んでいるときはそれこそが良かった。
主人公のキムボール・キニスンより、異星人キャラが好きでした。「リゲルのレンズマン」トレゴンシーとか。
ご投稿の文句は、威勢のいいときのアメリカらしい響きですね。
HP :
ちょっと三島で谷崎なカンジのマンガ。タイトルは(中原)中也?
キーワードは「家族」と「奇病」でしょうか。引用したのは、主人公・一砂(かずな)の姉、千砂(ちずな)のセリフ。
・・・・・・冬目景(とうめ・けい)作品の中では、「黒鉄(KUROGANE)」や「ZERO」の方がSF度が高いのですが、本作の伝奇的な雰囲気(と、八重樫さん)も捨てがたいもので。
BGM:「楓」スピッツ
このセリフの逆、恐怖感だけでなら、憎しみがなくても人は殺せるかも知れないな、とふと考えました。
自分をとりまく世界への不安と恐怖だけで、ゆきずりの殺人を犯せてしまうように。
HP :
初めまして。おりまと申します。ハインラインはとても好きで、特に初期の作品は、主人公の少年が自分探しの中で成長していく姿に勇気を与えられます。ところで、ハインラインを映画化するなら、ぜひ「夏への扉」にして欲しいと「スターシップ・トゥルーパーズ」を観て思ったのは、私だけでしょうか。(いえ、あれはあれで、見方によっては非常に面白かったのですが)
こちらこそ、はじめまして。
ぶつかってみれば、ってそんな簡単なモンじゃないんだよ、とシニカルになることは簡単ですが、一度もぶつかってみたことがない人間が言っちゃいけませんね。
「夏への扉」の映画、ですか。「スターシップ〜」みたいに中身がまったく別物になってしまった「夏への扉」だったら、見たくないですけどね…。
HP :http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/9759/
舞台は東京郊外の全寮制高校。超能力者の力を欲する超国家組織から、この学園に一人の少女エージェントが転校生として送り込まれます。一方、以前この超国家組織によりクラスメイトを拉致されて連れ戻した経験のある学生たちは、転校生の素性を怪しみ、彼女を偽装デートへと誘い出します。しかし彼女がテレパシストであることを、学生たちは知る由もないのでした……。
一介の高校生が超国家組織と丁々発止渡り合うというのはご愛嬌として、このシリーズ、活きのいい学園生活や学生気質などの描写が個人的に気に入っていたりします。
この台詞の主である少女は有能なくせにどこか痛々しさを感じさせる魅力あるキャラクターとなっており、彼女が媒介となって作中に現れるリリカルな情感は「タイム・トラベラー」から自分のSFが始まったという作者の面目躍如といったところでしょうか。
笹本祐一と言えば、「星のパイロット」「ARIEL」の両シリーズが思い浮かびますが、こんなのもあるんですね。
言われたら固まってしまいそうなセリフですが…。淋しそうな調子がポイント高いです。
「日の出に似ている。あれのさかさまだ」
「なにか特別なものは?」
「ない」
HP :http://www.terra.dti.ne.jp/~okawa/
ゼラズニーの中篇では私の最も好きなフロストとベーターからです。
人間になろうとしたコンピューター・フロストが、人間の目と同じ構造のサイバネティックス・アイを作り上げて、人間らしく美しい夕焼けを鑑賞しようとしたシーン。この後、フロストは人間になれるのか、ゼラズニーらしい論理的でなおかつ詩的なラストシーンが待っています。
ハード的に同じものを持っていたとしても、それで「夕焼け」が見えるわけじゃ、やっぱりないんですね。フロストがラストでそれを見ることができたのか、すごく気になってきました。しかし、新刊じゃよめないんでしょうね…。
HP :
えー、今回は漫画から。
こういう謎や伏線が多いのって好き。んでもってコメディとシリアスがうまく融合してるのも。マニアックなのも。
上記の文句は、厚生省の対化け猫特殊部隊『ハウンド』の新人が作戦中、一騎討ちになってしまった相手から極限状態で言われた言葉。この科白を見て思った。
もし、実際に私たちと同じような知性も感情もある異種族が目の前に現れ、しかも同じ世界・社会に存在しようとしたら私たちは、私はどうするだろう。理解しようとする前に戦い始めてしまったら?それを考えるとエンダーの代弁の凄さが分かる気がした。それと罪の悲しさも。
その異種族が「生き延びたい」がために、私たちの存在が脅かされねばならないなら…、やはり戦わずにはいられないでしょうね。しかし自衛のためだったからと言って異種族を滅ぼしたことが免罪されるわけではない、というのがエンダーの厳しさ、悲しさだと思います。
互いが生き延びるために、脅かしたり、戦ったりする必要がないことを示すために、エンダーの「代弁」はあるのでしょう。
ところで、化け猫対策は厚生省の管轄なんですか。…すると、やっぱり出先機関は保健所!?
HP :
好古真之(よしふる・さねゆき)です。こちらの方には初めて投稿させていただきます。なにとぞよろしくお願いします。
さて、瀬戸川猛資(せとがわ・たけし)氏は、巧みな語り口で知られるミステリ評論家であり、独自の視点をそなえた映画評の書き手であり、「SFらしいSF」のよき理解者でもありました。・・・・・・過去形で書かなければならないのが残念ですが。
BGM:「(Just Like)Starting Over」ジョン・レノン
Da・Benchではすでにお会いしてますが、はじめまして。ご丁寧にありがとうございます。
「活字は無敵〜」というのがいいですね。マンガもアニメもいいですが、私も最良のSFというのはやっぱり活字にあると思っています。
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