第50集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第52集を見る
「(前略)…でも、これほど長い不毛のときを経ても、彼らの中には根づよく残っているものがひとつだけあった。そして、それこそが…帰りたい…地表へ、そしていつかは星ぼしの世界へ、という星間旅行者達にとっての願望の名残なんだわ……」
出典:
スティーヴン・バクスター「黄金の繊毛」(岡田靖史訳) 「プランク・ゼロ」に収録
紹介 :のほほん大佐 様
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駄弁者:
確かに これは悲しむべき 未来の話である
出典:
福原鉄平「キカイ博士ノージルV」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「ジム」スポックはそっと言った。「あなたの名前はジムだ」
出典:
ヴォンダ・マッキンタイア「スター・トレック3 ミスター・スポックを探せ!」(斎藤伯好訳)
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
天の光は全て星
出典:
フレデリック・ブラウン「天の光は全て星」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
クー!
出典:
ゲオルギー・ダネルヤ監督「不思議惑星キン・ザ・ザ」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「赤射!!」
出典:
八手三郎原作「宇宙刑事シャリバン」
紹介 :轟天雷 様
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駄弁者:
彼らは去勢牛のように性を欠いている。天使のように恥じらいも欲望もない。しかし恥じらいも欲望もないというのは人間ではない。
出典:
アーシュラ・K・ル・グイン「闇の左手」(小尾芙佐訳)
紹介 :グラニット 様
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駄弁者:
「ああ…ほかになにか必要なものはないか!?」
出典:
たかしげ宙原作・皆川亮二画「スプリガン」
紹介 :おおた 様
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駄弁者:
「(前略)しかし、<地球侵略>以後、宗教は困難な時代を迎えている。すくなくとも古い宗教はそうだ。優しい、または恐ろしい唯一神がこの宇宙を創造し、人類を特別な生物として見まもっていると仮定する種類の宗教は」
出典:
ジョン・ヴァーリイ「スチール・ビーチ」(浅倉久志訳)
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
さっき”私”が死んだ。―2、3分前の事だ。正確にいえば、5年と8ヵ月26日14時間余り前のことになる。
出典:
小松左京「虚無回廊」
紹介 :第8天使 様
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駄弁者:
俺は生まれて初めて
出典:
寺沢武一「SPACE ADVENTURE COBRA」
紹介 :安井 賢一 様
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駄弁者:
しかし、神は天にいて地を見守るだけでいい。
出典:
寺沢武一「SPACE ADVENTURE COBRA」
紹介 :安井 賢一 様
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駄弁者:
心配するな、宮本武蔵は全巻読んでるんだ。
出典:
寺沢武一「SPACE ADVENTURE COBRA」
紹介 :安井 賢一 様
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駄弁者:
とめないで……あなたのためだけに行くんじゃないの
出典:
水樹和佳「伝説」
紹介 :水谷秋夫 様
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駄弁者:
対バイオロン法
出典:
八手三郎原作「機動刑事ジバン」
紹介 :轟天雷 様
コメント:
駄弁者:
「…(中略)…ハリ・セルダンは社会科学者であって物理学者ではなかったことを思い出し、それに応じて思考方法を調整すれば、すぐに解決に到達できたのだ。」
出典:
アイザック・アシモフ「銀河帝国の興亡3」(厚木淳訳)
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
あたしが一番おそれていたこと…宿命の戦いにまきこんでしまう…あたしと同じ宿命に一也さんを…
出典:
和田慎二「超少女明日香ウェディング☆スター」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「一方に、原子力、殺人光線、宇宙船、テレビといった文明の利器がそろっていながら、いざキャプテン・ズームと悪玉クラグ皇帝の対決となると、時計の針は二世紀ばかり逆もどりしてしまうんだ。」
出典:
アーサー・C・クラーク「白鹿亭綺譚」(平井イサク訳)
紹介 :みんめい書房 様
コメント:
駄弁者:
トリップ「お怪我はありませんか?身体に足りない部分はありませんね?」
出典:
ダイアン・ケアリー「スタートレック エンタープライズ・エンタープライズ発進せよ!」(斉藤伯好訳)
紹介 :出羽 様
コメント:
駄弁者:
この『貧民通信』は、『おしん』ではありません。まして、作者の生活の実録では、決してありません。リッチな現代においては、貧乏はSFなのだという話なのであります。
出典:
いくたまき「貧民通信」
紹介 :水谷秋夫 様
コメント:
駄弁者:
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HP :
星に存在した大氷原、その地下で見つかった存在する筈のない生態系とまるで自殺するかのような行動をとる高等生物、そして発掘された数十億年前の異星宇宙船との関係は…、異星人の望郷の想いの強さにホロリとくると共に過ぎゆく時間の残酷さを思い知らされる好編、 最後のちょっとしたどんでん返しがこれまた泣かせます。
先日買った「プランク・ゼロ」、途中をとばしてとりあえずこの作品だけ先に読んでみました。
種族の思いが遺伝子に刻み込まれて何億年も続く、とはロマンチックでいて、しかしちょっと残酷な話だと思います。
それにしても、バクスターは億単位の年月を結構平気で使いますよねえ…。
しかし
夜 宇宙(そら)に銀と赤の宇宙船が飛ぶ”輝く未来”のお話でもある
HP :
ふと入った書店で出会った幻冬舎コミックスの一冊より。
宇宙人の侵略の前に廃墟の惑星となった地球。唯一の生き残りノージル・バレンタイン博士は、飼い猫の脳を移植した少女型サイボーグ「ミッケル」を造る。
ミッケルのみを話相手として孤独の日々を過ごした博士に対して、昔作って放置していた原子力ロケットNZ-5が話しかけてくる。博士を慰めようと自己進化したと言うのだ。予想だにせぬ事態に危惧の念を抱いたノージル博士は、NZ-5に対し廃棄処分を言い渡して発射する。だが一部始終を見ていたミッケルは、NZ-5は-兄は-喋れるのに誰とも話せず、寂しくはないのだろうか。と言い置いて、NZ-5の後を追い宇宙へと飛び出すのだった。
宇宙の彼方へと消えていく兄妹を望遠鏡で見送りつつ、ノージル博士はロボットに自意思など持たせたことを後悔し、服従回路を使わなくてはならないのかと思うのだった。胸が服従回路で大きかったり、熱くなったりするアンドロイド「9B」についてはその後の話。
コミックバーズで去年の秋まで連載されていた作品、らしいです。
「銀と赤の宇宙船」というレトロな未来観がなんかいいです。絵柄は…ちょっと慣れが必要かも。
HP :
1000点突破おめでとうございます。継続は力なりとはよく言いますが、言うほど易くはないんですよね。ありきたりですが、これからも頑張ってください。次は目指せ2000点?え、一気に1万点?!
さて枕詞をつけられた(笑)立場としては、区切りがいい時にはやっぱりここからですかね。
カークが、一度は永遠に失ったと思った大事なものを取り戻した瞬間の描写です。まー死んだ人間が生き返って純SF考証的にはどーたらこーたらと異論色々あるシーンではありますが、カークがここに辿り着くまでの道のりはその考証ほど安易ではありませんでした。たった一人の友の命を取り戻すために引き換えたものは、惑星連邦での彼の地位と彼の艦エンタープライズ、それに息子デイビッドの命。声を詰まらせた瞬間のカークの胸の内は、おそらく余人には量りがたいものがあったでしょう。単純にハッピーエンドとは言い難い物語に、後のシリーズにも連綿と受け継がれているSTなりの哲学といったものが感じられます。
”奇数番は駄作”の定評の(?)あるST映画シリーズですが、そういった”STらしさ”はむしろ奇数番の方に濃く出ているような気がします。
前の戦いで艦を守って死んだ、スポックが生きていた。体は惑星ジェネシスに、そして心は船医マッコイの中に…。スポックの父サレックからこのことを知らされたカークは命令を無視して愛船エンタープライズを強奪、部下たちとともにジェネシスへと向かう。そして大きな犠牲を払いながらも、スポックを彼の故郷ヴァルカンへと戻すことに成功したのだった。そしてカークは、心身が再融合されて間もないスポックと対面する…。
やはりスタートレックから来ると嬉しいですね(えこひいき)。たいがい知っているのでコメントを思いつきやすい、という実利的なものもありますが…。
「ミスター・スポックを探せ」、私がハヤカワ文庫で読み始めた頃はこれが最新作で、4が出るまでこれがラストエピソードになるのだとばかり思ってました。だってエンタープライズ自爆するし(当時はまさかEまで続くとは…)。
映画も(奇数番としては?)悪くないと思うのですが、私は映画よりも先に読んだマッキンタイアのノヴェライズが非常に好印象でした。映画ではうかがえないサイドエピソードや裏設定が満載で、これを読むと読まないでは見方がかなり違ってくると思います。
なお、ご投稿のほうは、前後にカークとスポックの描写が入っていたのですが、やはり山場はこの一言だろうということでピックアップしてみました。映画ではこの言葉を聞いたエンタープライズの面々がスポックを笑顔で囲むんですよね。
HP :
反則御免。「書名そのもの」の投稿である。自分としてはSF史上最も優れた表題だと思うので。
宇宙をめざす男たちの希望、葛藤を描いた物語…ということなのですが、こんな有名作品をまだ読んでなかったりします。
題名は、星野之宣も「2001夜物語」で借用していましたね。
HP :
西暦1986年ソビエト社会主義共和国連邦で作成されたSF映画「キン・ザ・ザ!」地球を遠く離れた世界、キン・ザ・ザ星雲の惑星プリュクにおいては全ての物事はただ二つの言葉「クー」と「キュー」で表現される。辞書によると「クー」の意味は「キューでないこと」「キュー」の意味は「クーでないこと」だ、ふとしたことから迷い込んだ主人公はこのキューな世界でクーに生き延びようとする。歌を歌いながら。
「マーマ、マーマ、どおしよをー、冬が来るよ、寒い冬がくるよ」
まさか5年後にホントに寒い冬が来るとは思わなかったんだろうな。
「1000点をふりかえって」でちょっと催促した形になってしまいましたが…再来大感謝!
出典のほうは、よく知らない作品なんでウェブの批評見に行ったら、みんなクークー言っていて結局よくわからない…キュー。
灼熱の太陽エネルギーが、グランドバースのソーラーシステムにスパークする。
増幅された太陽エネルギーは赤いソーラーメタルに転換され、シャリバンに赤射蒸着されるのだ!!
HP :
わが国に「戦隊」でもなく、「改造人間」でもない、「宇宙刑事、メタルヒーロー」という旋風を巻き起こした作品、「宇宙刑事シャリバン」より。
本当はギャバンから行くのが定石なんですが、あえてシャリバン。
「設定のギャバン」、「ストーリーのシャリバン」と言われるように、ほかにも泣けたり、カッコいい台詞が目白押し!
必殺技の「シャリバンクラッシュ」の美しさなんて、自分には表現できません。
ただ、母艦のグランドバース・ロボットモードが、どう見ても駅で弁当売ってる売り子さんにしか見えない……
メタルヒーローというより、メッキヒーローなんですね、要するに。
ギャバン、シャリバンの「蒸着」もシャイダーの「焼結」も実際の工業用語なんですが…彼らがポーズとともに発するとなんか全然違うなあ。
たまには私らもカッコつけて「貸出!」とか(そりゃ小松由加子「図書館戦隊ビブリオン」…)。
HP :http://kiltrog.hp.hoops.co.jp/
作者自身のユートピア観を、自覚的に投影しておきながら…この一言。
彼らとはむろんゲセン人です。
解釈はいろいろできると思うんですが、ああ、突き放してるな、というのが正直な感想。
「優れた作家」は対象から距離をおくことができます。
「優れたSF作家」は対象から距離をおかなくてはいけません。
私が持っているハヤカワ文庫版では「恥じらい」の部分は「醜さ」と訳されていました。
これは逮捕された語り手のゲンリー・アイが、更生施設でケメル(性行動)を抑制されたゲセン人を見たときの言葉ですよね。ゲセン人としての自然なあり方を許されていない人々を見ているのですから、作者自身のユートピア観を突き放して表現したところというのとは、ちょっと違うと私は思うのですが。
「出席日数……」
HP :
1000点突破おめでとう御座います。
それといまさらかもしれませんが、明けましておめでとうございます。
今回、スプリガンより迷の方を投稿させていただきます。
あらすじ――
遥か昔、進みすぎた科学により滅んだ古代文明が存在した。古代文明の残した一枚のプレートには、危険な遺産をどうか封印してくれとメッセージが刻まれていた。そのメッセージを受け、危険な古代遺産を封印する組織『アーカム』が設立された。そしてアーカムの最上級エージェントを、宝を護る妖精の名を取りスプリガンと呼んだ。
主人公は高校生でありながら、トップクラスのスプリガン御神苗 優。ストーリーは発掘された遺産絡みで起こる事件、また遺産を狙う様々な組織との争奪戦を描いたもの。神話の神々や武具もこの遺産の事と言う設定。
この台詞の状況は仕事のせいで出席日数も危ない上に、冬休みがパーになってしまった、優の台詞。作戦実行に際して何か必要なものは…の問いに出席日数、生々しいな。
最近は不登校の学生へのケアが手厚いので、安心して仕事に励んで下さい。
「<インベーダー>に直面して、そんな信仰を守りとおすのはむずかしいわ」
「そのとおり。<インベーダー>は全能の神を面目まるつぶれにさせた」
HP :
まあ、インベーダーの侵略があるかどうかはさておき、人類の活動拠点が宇宙空間へと移行(地球という「ゆりかご」からの巣立ち)する過程で、中華思想的宇宙観=一神教は、変容を余儀なくされるのではないか、という気がしています。
ヴァーリイの<八世界>シリーズ「風」長篇(あとがきで著者みずから「シリーズとの矛盾〜? 知らんな〜?」みたいなことを書いているので)より。
BGM:「Crime of god〜神様はいないのかい?〜」林田健司
確かに変容はするでしょうが、きっと形を変えてしぶとく生き残るんじゃないかと思います。インベーダーは人類の傲慢さを罰するための黙示録の使者だとかなんとか。
「八世界」での人間のあり方、とくに短編「イークイノックスはいずこに」に出てくるシンプとの共生体などのように、根本から変化したあり方のほうが、既存の宗教にとっては脅威なんじゃないでしょうか。
そういう既存の宗教や社会の仕組みを覆してしまう世界観を構築するという点で、ヴァーリイはカードとは対極的な作家だと思うのですが、SFマガジンでは「作家の肖像」で二人まとめて特集してました(94年9月号)。ちょうどこの「スチール・ビーチ」と「ゼノサイド」の翻訳刊行が重なったということもあるでしょうが、あえて正反対の作品を書く二人を並べてみた、と捉えるのも面白いかも。
HP :
ある日、地球から5.8光年離れた場所に直径1.2光年、長さ2光年の円筒形物体が出現した。まだ恒星間航行の技術を持たない人類は自意識を持った機械「人工実存」をその物体に送り込んだ。
といった話の冒頭の一文なのですが、いきなり「私」が死んだなんて書かれていて、一気に引き込まれました。
実際には、開発者が死んだということなのですけど。その開発者が死んだというひとつの出来事が主人公(といっていいのか?)にとっては2,3分前のことであるのに、地球では5年以上前に起こった出来事であるということで、恒星間の距離を感じさせる演出はすごいなと思います。
現在3巻まで出ているんですが、早く続刊出ないかなあ…
1・2巻が1987年で、3巻が2000年…。続きが出るかどうかはかなり悲観的になりそうです。「日本沈没」も第2部があるはずだったそうですし、「首都消失」もなんとなく尻切れトンボっぽかったし、小松左京の有名長編は、意外と完結しきれていない作品が多い?
まあそれはおくとして、冒頭の奇妙なシチュエーションでぐっと人を引きつけるやり方は、「果しなき流れの果に」に出てくる白亜紀末に鳴り響く電話もそうでしたが、この方一流のものがありますね。
喜んで人を殺す
HP :
今度は怒りの台詞。
「コブラ」によらず寺沢武一の主人公が怒りを爆発させる時はほとんど愛する女性を殺された時。
ドミニク・ロイヤル(何故か銀河パトロール隊)を無残に殺された時に襲ってきた刺客に対して放つ台詞。
この後、コブラの凄まじい復讐戦が始まります。
実は「コブラ」はTVで観ただけで、それもあんまりよく憶えていないんです(すいません)。一番憶えているのはラグボールのやつかなあ。この名文句の、悪の帝王サラマンダーとの対決を描いたエピソードも、少しみたような記憶があるのですが。
HP :
次は名台詞。
女性の額にルビーがある惑星の略奪を目論む傭兵部隊「地獄の十字軍」。そのなかにもぐりこんだコブラはルビーの正体を知ることになる。
それは、かつて神のごとく君臨した古代火星人が人口爆発で滅亡寸前になった惑星の人口制御のためにルビーを使っていたのだ。
その装置を停止するときの台詞。
一度見て下さい。カッコいいシーンですから。
「神なんていない、そんなやつは神ではない」というよりもずっと味があります。
…けどもたまには私に御利益をくれたっていい。
HP :
「コブラ」より。まずは迷台詞。
コブラがソード人(ロングソードの形で念力で甲冑を操る)の船に捕らえられ、幽閉されていた前代の王を助けて今の王を倒そうとするのだが……
王の「剣を使ったことはあるのか」に対するコブラの台詞がこれ。
だから何とかなるわけじゃないんだが(でもコブラは何とかしてしまうのだが(笑))
今年の大河ドラマが終了したあかつきには、日本全国剣豪だらけですね…。
でも……あなたのためだけに待っているから……
HP :
進化してしまったディエンヌは人類を救うためにジロウと別れます。ジロウが必ず後から来ると思いつつ。セリフはこの後、「わたしは待っているから ずっと ずっと 何千年でも 何万年でも 何億年でも」と続きます。
当時、大変なSF漫画家が現れたと思ったものです。
「樹魔」と続編「伝説」でワンセットの物語。生物を進化させるエネルギー体「ジュマ」を内にとりこんだジロウとディエンヌは、二人で暮らすささやかな幸せを望みながら、それも果たせず永遠の時に引き裂かれてしまう。一人残されたジロウの「ぼくの精神はもう狂うこともできない」という呟きが悲痛でした。
私はどちらかといえば、ハッピーエンドで終わる「樹魔」の方が好きなんですけど。
第一条 機動刑事ジバンは、いかなる場合でも令状なしに犯人を逮捕することができる。
第二条 機動刑事ジバンは、相手がバイオロンと認めた場合、自らの判断で犯人を処罰することができる。
第二条補足 場合によっては、抹殺することも許される。
第三条 機動刑事ジバンは、人間の生命を最優先とし、これを顧みないあらゆる命令を排除することができる。
第六条 子どもの夢を奪い、その心を傷つけた罪は特に重い。
第九条 機動刑事ジバンは、あらゆる生命体の平和を破壊する者を、自らの判断で抹殺することができる。
HP :
これは、人を愛し、正義を守る、若者と少女の心のドラマである…!!
どうも。HNを変更してシャグラットから轟天雷(ごうてんらい)にしました。
では迷文句紹介を。
ファンの間では、「特撮版ロボコップだ」などといわれている作品。以下は大まかなあらすじです。
セントラルシティ署の刑事、田村直人は、ある日犯罪組織バイオロンに襲われた五十嵐博士、孫のまゆみを救おうとして生命を落とすが、「ジバン計画」のドナーに選ばれ、機動刑事ジバンとして蘇った。バイオロンあるところ必ずジバン現れ、悪の野望を粉砕するのだ!
そして、その敵組織「バイオロン」を取り締まるために国家上層部によって取り決められたのが、件の「対バイオロン法」というわけです。
劇中、機動刑事ジバンが警察手帳を掲げてこれを言うのですが、よくよく見てみると……ジバン抹殺しまくりやんけ、とか、子供の夢を壊すのが重罪なら、大人の夢はどうなんだとか。
だけど、オープニング曲はかっこいいです。
BGM「機動刑事ジバン」
この条文を適用したジバンの初任務は、自分を逮捕することなんじゃないでしょうか。
そもそも第三条と第九条、矛盾してません?
HP :
「ファウンデーションへの序曲」の冒頭でハリ・セルダンが数学者となっているのを見て「あれ?」と思ったのですが、数学って少なくとも自然科学ですよね?まさか直接血が繋がっていないとはいえ自分のご先祖様のことを間違える第一発言者とは思えないし、これって初期3部作の根幹に関わる重要なセリフなのにアシモフさんあえて無視したんでしょうか?このこと考えると夜も眠れません。
では長寿と繁栄を。
名文句は元祖3部作のラスト、最後の謎の種明かしがされるときのセリフです。
セルダンの心理歴史学というのは人間の集合を対象とした統計学をとてつもなく発展させたもののように思えるので、社会学者であり数学者である、としても矛盾しないのでは。
むしろ私は「歴史学」という名称のほうに違和感を感じたものですが、Mr.Spockさんは「心理」の方により違和感を感じるとのこと。
いやあああっ!!
HP :
名(迷)文句1000点突破おめでとうございます。
\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/ <−−−万歳三唱
願いどおりに自然が味方をしてくれる特殊能力(空もとべる!)で自然の精霊(とも)として自然の秩序を乱す悪者と孤独な戦いを続ける少女明日香。彼女が愛しあう一也との結婚を決意し、やっと幸せを掴もうとしたそのときに現れる新たな強敵。一也との結婚を望みつつも自然を守るための宿命の戦いに巻き込みたくないと思う心の葛藤の叫びが上記のセリフです。
出典が少女漫画なので知らない方も多いと思いますが「スケ番刑事」の原作者和田慎二先生が短編シリーズながら20年以上続けている先生のライフワークともいえる作品です(2003年1月現在もコミックフラッパーで新シリーズをやってます)。
では長寿と繁栄を。
これが男のヒーローだったとしたら、葛藤はより少ないのかも知れませんね。戦いに巻き込まないためにわざと冷たくして別れるとか、やや自己陶酔の入った展開になりそうですが。
HP :
SF馬鹿話の傑作として知られる「白鹿亭」から。引用したのは「軍拡競争」で、B級特撮番組(というかスペースオペラ)のご都合主義を徹底的にからかった部分です。たまにTVで昔の特撮番組を見ていると、クラークならずとも、ついついこういう無粋な突込みを入れたくなるものですが、それを言っちゃあおしまいよという気も…(やはりスペオペはいまだにヒロイックファンタジーから脱出できていないのだろうか?などと小生意気なことをつぶやいたりもしてみます。気に障ったらごめんなさい…)
あえて脱出しないところにも良さはあるわけで。
だからスペオペはダメだ、というのではなくて、そういうのばかりが「SF」と思われるのが嫌なんですよね。
アーチャー「ああ、なんとかそろっているようだ」
HP :
明けましておめでとうございます。本年最初の投稿になります。今年もよろしくお願いします。
さて、どんな技術も使い始めは怖いものです。しかも、それが一度身体をバラバラに分解した後、遠く離れた場所でもう一度組み立て直すなんて物騒なものならなおさらでしょう。
スタートレック世界ではおなじみのビーム転送ですが、「エンタープライズ」の時代は最初のシリーズより遙かに昔、転送技術の信頼性なんかありません。アーチャー船長にしてみても、緊急脱出の必要がなければ転送の被験体第一号になんざなりたくなかったに違いありません。
幸いこの時は転送装置はうまく働き、船長は窮地を脱しました。もしここで失敗していたら、カークやピカードの時代の歴史も変わっていたかもしれません。
…しかし、転送から実体化した時に内臓が足りなかったりするといやですねぇ。お腹を押したらぺこっとへっこんだりして。
この時代の次の世紀になってからでさえ、転送装置嫌いの医者がいるぐらいなのだから、いかに綱渡りなことだったか知れようというもの。…しかしこういう緊急事態がなかったら、転送装置は長く物資輸送専門に使われていたかも知れませんね。
>転送から実体化した時に内臓が足りなかったりするといやですねぇ
映画第1作(の、少なくともノヴェライズ)には転送事故の描写がありましたが、なかなかシャレにならないスプラッタなことになるようです。
東京は野菜が高いです。
HP :
漫画家志望の貧乏人を主人公にした4コマギャグ漫画、「貧民通信」コミックスから。1980年代の作品なのですが、このまま不況が続くと、当時はSFだった貧乏が身近な現実になるかもしれませんね。
さて、感慨にひたる間もなく、千とんで一つめです。
「人類が今日描いた夢は、明日きっと実現するのです」…昨日描いた悪夢もまた然りか!?
出典の作者のHP、復刻の短編マンガなんかも掲載されていて結構楽しいです。
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