第91集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第93集を見る
この宇宙は正義か?
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小松左京「結晶星団」
紹介 :たかし 様
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駄弁者:
これで満足か?…… 秩序を… 世界を滅亡させる… それがお前の目的か?……
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フロムソフトウェア製作「ARMORED CORE」
紹介 :J.J 様
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駄弁者:
ああ 灼熱の爆風が吹き抜けて
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ザ・バックホーン「レクイエム」(映画「CASSHERN」挿入歌)
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
潮也…あの
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桑田乃梨子「海が呼んでるかも」 「真夜中猫王子」2巻に収録
紹介 :御影渦音 様
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駄弁者:
どうやらイワンは自分が阿呆なだけではなくまわりの人間まで阿呆にする湿ったテレパシーの場を作り出しているらしい。
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ロイス・マクマスター・ビジョルド「戦士志願」(小木曽絢子訳)
紹介 :あるい 様
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駄弁者:
生まれく叙情詩(せりふ)とは 蒼き星の挿話
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桑田佳祐作詞・作曲「愛の言霊」 『Young Love』に収録
紹介 :阿部ピロシ 様
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駄弁者:
父親「池の睡蓮の葉が一枚浮かんでる。その葉が毎日二倍に増えて池の表面を覆っていく…池の全部が30日で覆われるとして…池の半分が葉で覆われるのは何日目のことだ?」
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小山田いく「合歓(ねむ)リポート」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
我々(科学特捜隊)の任務は、戦うことではない!
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円谷プロ・脚本金城哲夫他脚本「ウルトラマン」(第8話、第24話、第38話など)
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
正義の地方公務員だ!
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ヘッドギア原作・ゆうきまさみ原案「機動警察パトレイバー」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
そうか、地球はこんなものにまで好意を抱いているのだ。地球はどんな物でも受け入れてくれるのだ。
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フィリップ・K・ディック「去年を待ちながら」(寺地五一・高木直二訳)
紹介 :朝の銀狐 様
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駄弁者:
海は、青い光を除くプリズムの色を吸収し、残る青だけをあらゆる角度に反射して、あたり一面を見事な藍色に染めていた。
出典:
ジュール・ヴェルヌ「海底二万里」(荒川浩充訳)
紹介 :朝の銀狐 様
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駄弁者:
<everything is ready/I don't lose/trust me... Lt.>
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神林長平「グッドラック 戦闘妖精・雪風」
紹介 :泊瀬瑞綺 様
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駄弁者:
誰も助けない代わりに、自分もまた、決して誰にも助けを求めない覚悟を持つことだ。そしてまた、助けるのであれば、助けた相手に殺される覚悟をして、助けることだ。
出典:
沖方丁「マルドゥック・スクランブル 排気」
紹介 :あるい 様
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駄弁者:
SAMON攻撃隊は少数精鋭、我ら4人のみ!
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柳田理科雄原作・筆吉純一郎作画「空想科学大戦」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
BACK TO THE FUTURE!
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ロバート・ゼメキス監督「BACK TO THE FUTURE」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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駄弁者:
LTDT…ライト・テレストリアル・ディフェンス・チームとは、地球をかる〜く防衛しちゃう、勇者達である。
出典:
河崎実監督「地球防衛少女イコちゃん」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
「きみのとっておきの超能力…何と呼んだらいいか分からないが…
出典:
藤子・F・不二雄「エスパー魔美『カッときてグサ!!』
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
「剣鋭介に批評の権利があれば、
出典:
藤子・F・不二雄「エスパー魔美『くたばれ評論家』」
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
貴官には是非とも国家の望む英雄になっていただきたい。そのためならばどんなお手伝いでもしてさしあげよう。
出典:
佐藤大輔「皇国の守護者6 逆賊死すべし」
紹介 :J.J 様
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駄弁者:
ガラック「真実というものは、目を見れば分かるものです。口に出して言うような真実なんて、どこにもないんですよ。だから私は、真っ直ぐ布を裁つ仕立屋って仕事が、心から気に入ってるんです」
出典:
「スタートレック・ディープスペースナイン『戦慄のカーデシア星人』」
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
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HP :
初投稿です。
正義かどうかなんて分かりませんが、こういう「ものの見方」もあるのか、と印象に残っています。
水晶の形に星が並ぶ「結晶星団」、その中心にはあるゆる観測データが矛盾する「謎の暗黒」がある。探検隊員のアイは、考古学班の逡巡や現住異星人ムム族不可思議な挙動をよそに、「謎の暗黒」へと突入する。そこで彼が出会ったものは、この宇宙で存在することを拒否され、星団に閉じこめられた「可能性」の混沌だった。
ご投稿の文句は抹殺された「可能性」が叫ぶ、異議申し立ての言葉。確かに、あらゆる可能性が存在するすることを許しながら、それが生き延びることは許さない宇宙は残酷なのかも知れません。
ラストの展開もさることながら、ムム族の設定や脇役で出ている異星人の探検隊メンバーも面白かったです。
我々は必要だった… だからこそ我々は生まれた…
人は秩序無しには生きていけない… たとえそれが偽りの物であってもだ…
生き残るがいいレイヴン… …我等とお前… そのどちらが正しかったのか?…
お前にはそれを見届ける権利と義務がある…
HP :
大破壊と呼ばれる最後の国家間戦争によって地上から人類が地下都市に移住し、国家に代わって企業が全てを支配する世界を部隊にアーマードコア(AC)と呼ばれる戦闘ロボットを駆使して合法・非合法を問わず様々な依頼を遂行していくレイヴンと呼ばれる傭兵達を主人公にした人気ゲームシリーズ1作目から。物語の後半、次々と過酷な依頼をこなしていく内に企業間の勢力バランスを崩し。結果的に世界を支配していた2大企業を共倒れさせてしまった主人公を抹殺すべく送られてきた刺客を倒した後。最後にたどり着いた傭兵斡旋機関レイヴンズ・ネストのメインコンピュータが語った真実。実はレイヴンとは世界の復興を行なうべく作り出されたネストのコンピューターがその原動力となる企業の行き過ぎた競争を修正するための存在であり。世界の趨勢を左右するほどの力を持ってしまった主人公を危険視し抹殺を企てたというのだ。上の台詞は主人公の手によって破壊されたネストのコンピューターが最後に残した言葉。生き残る為に戦い続けた主人公の行為をただ断罪する訳でもなく、淡々と語られた問い…(すいません、この部分文字化けしてました:駄弁者)…この後に浮かぶ“この時、再生の時代は終わりを告げた…”というテロップも渋くて好きです)
シリーズ化され、今では「月刊アーマード・コア」という専門情報誌まで出ている人気タイトル。
ただ断罪するわけでもなく、とはいえ、「生き残る為に戦い続けた主人公」に対し、秩序を滅ぼすのが目的かとは、いささか不当な気もします。生きている人間には秩序やそれをもたらす存在は必要なんでしょうが、その秩序のために犠牲を強いられる立場の人間にとっては…。
遂に正しさも翻り牙を剥く
俺たちは咲く場所を選べはしない
HP :
シングル『夢の花』に収録。
(映画のサウンドトラックにも収録されていますが、個人的には、大人の哀愁漂う「夢の花」、激情の中に不穏さを醸し出す「針の雨」を経て、「序・破・急」の勢いで「レクイエム」へと至る、シングルヴァージョンをおすすめしたい処。「雨」「花」など、いくつか共通するモチーフも見られますし)
映画「CASSHERN」は未見ですが、少なくともこの曲の使われるバトルシーンは、暗黒感あふれる光と闇の黙示録的映像にちがいありません。
…って、映画本編ではインスト(歌なし)仕様!? 信じられないオチだ(笑)。
(せっかく「華奢(きゃしゃ)なヒーロー」「華奢な心臓」といったダジャレっぽい歌詞を、サビに持ってきているというのに!)
BGMの対象としてオススメしたい作品:「The SoulTaker〜魂狩〜」(監督/新房昭之、シリーズ構成/関島眞頼)
私も映画は観てませんし、この曲もご投稿の部分は聴いていませんが(ネット公開の試聴版には入ってなかったので)、「遂に正しさも翻り牙を剥く」という歌詞はちょっと気になるところです、どんな含意で歌われているのか。
>映画本編ではインスト仕様
それはむしろダジャレっぽい歌詞がNGの原因だったのでは…。
ゴメンね…その
気持ちはうれしいけど
…でもやっぱり ホラ
DNAちがうし
HP :http://members.ytv.home.ne.jp/egakim_k/index.html
ふられるにしても、もちっと言われようがあると思うのですが、
絶滅危惧種はかくも孤独なのでした。
本当にDNAが障害なのか?
一見人間、しかし実は海棲哺乳類最後のひとり…が主人公なんだそうです。
ホモ・アクアリウス説ですか。
HP :
「戦士志願」の主人公マイルズが従兄弟のイワンの鈍さに対するコメントです。人に考えが引っ張られることってありますよね?蛇足ですが、私の中でのマイルズのイメージは魔夜峰央のパタリロです。(ファンの方ごめんなさい)
伝染性の天然ボケというやつでしょうか。そこまで言われなきゃならないほど阿呆なキャラだという印象はないんですけど…。確かにいいとこの坊ちゃんらしい大まかさはありますが。
>パタリロ
いや、意外と面白い見立てだと思います。しかしそうなると、デンダリィ隊はタマネギということに。
夏の旋律(しらべ)とは 愛の言霊(ことだま)
HP :
サザンは好きな曲が多くありますが、この曲はSF味が濃厚ではないかと。
「ヤーレンソーラン」や「エンヤコーラ」「かごめよかごめ」等、意味はサッパリだけど妙にパワーのある言葉が羅列された歌詞。
そして最後のラップっぽいところの「今は滅びた星の光なのに 見つめるままに夢に見るたびに 涙ぐむのは何故なのか そして僕は何処から来たのか」。
私達にはもう意味が理解できないけれど、何億年も前に星から放たれた光に心を動かされるように、古い言葉に惹かれることがある。そんな言葉の魅力を「愛の言霊」と言っちゃうセンスはスゲーな、と思いました。時間的にも空間的にも、気の遠くなるようなスケールを感じた歌です。
>意味はサッパリだけど妙にパワーのある言葉
意味が残っていないからこそ、純粋に言葉の響きがもつ力だけが伝わってくるのかも。
今の言葉がそのような伝わり方をするかどうか。意味を残す手段が多くあるだけにかえって難しいように思います。
合歓「…29日目ね」
……(中略)……
父親「お前が消えたころがその29日目だったんだよ、クックックッ。」
……(中略)……
父親「まだ汚染はわずかだ…まだ半分だ。まだ間にあうとみんな思ってた。」
HP :
中学生の合歓は地震のショックで10年後の世界に跳ばされてしまいます。その頃の日本は公害で荒廃した国へと変わり果てていました。なぜこんなことになったのかという彼女の問いに彼女の父親が答えたセリフです。さて今の日本は何日目でしょうか?公害もさる事ながら財政や健保や年金に関してはすでに29日目を過ぎてるような気もしますが…・
では長寿と繁栄を。
>さて今の日本は何日目でしょうか?
いっそ31日目ぐらいと考えて、新規まき直し図るほうが何かとうまいこといくんじゃないでしょうか。
HP :
ウルトラシリーズにおける特捜チームは様々に複製され、MATやら帝国華激団やら国土やらTOPやら、ありとあらゆるメディアにその後継者を見ることが出来る。だがその神祖たる科学特捜隊は、少なくとも戦うための組織ではなかった。
台詞はムラマツキャップがたびたび口にしていた訓辞だが、その通り、『ウルトラマン』では怪獣が出現したことが直接通報され、その結果として科特隊が出動したことは数えるほどしかない。異変を調査し、窮地にある人々を救助する、それが科学特捜隊の任務だった。
…それはある意味で、非常に幸せな時代だったのかも知れませんけど。
国際科学警察機構の日本支部、という設定だったみたいですね。「一般の警察では手に負えない異変、怪事件の捜査」を扱うということで、とくに怪獣専門と限っていたわけではなかったようなのですが…。
でも怪獣以外の異変を調査しているのも、見たことないような。
HP :
特捜チームは円谷作品以外では主に、『ウルトラマン』の亜流である“対怪獣戦闘用巨人”ものではなく、巨大ロボットモノや戦隊モノにその後継者(パロディ)を見出すことが可能です。特に『ウルトラマン』の直撃を受けた世代がスタッフの中心になりつつあった80年代から90年代において、特捜チームを模した亜流科特隊が幾ばくか見られます。
『パトレイバー』はその中でも比較的、特捜チームテイストを正しく消化した作品です。
警視庁特殊車両二課パトロールレイバー中隊…略して特車隊。名前からしてまさに科特隊の直系の子孫ですね。
台詞はTVアニメ版の中盤(どの話か特定できませんでした)頃、遊馬か太田のどっちかが、自分たちについて語った言葉だと思います。微妙な存在感、微妙な誇り、そして微妙な憐憫…。科学特捜隊の後継者達はこれから更に、空想と現実の間の微妙な位置を占め、存在を主張していくのでしょう。
「地方」とはいえ警視庁といえば東京都。
果たして県警クラスの予算でもレイバーって賄えるもんなんでしょうか。
HP :
コメント(必須) :
そしてこちらが後者にあたる文章であり、その中でも私が一番好きな物です。
主人公が自殺の為に買った薬の重さを手の上にのせて計り、地球の引力を感じながらの言葉です。
余談ですが、太り気味で悩んでいた友人に「それだけ君は地球に好かれているんだよ」と言ったら笑いながらどつかれました。
服毒自殺から投身自殺に宗旨替えしてしまいそうです。
重力=愛情とするならば、衛星はつかず離れずの距離を保ったパートナーで、落ちてくる隕石は熱烈なキスというところでしょうか。
キスで恐竜が絶滅したことになるわけですが。
HP :
主人公アナロックス博士が朝起きて、ノーチラス号の甲板から海を見渡している時の地の文章です。
SF「小説」の魅力に「ロマンチックな出来事や美しい情景を硬質で科学的に描写する事」と「化学反応や自然の法則などを詩情豊かに表現する事」という二つがあると思います。
このセリフは当然前者にあたります。ジュール・ヴェルヌの小説はむしろ全編このような描写に彩られていますが、その中でも妙に印象に残ったセリフ。恐らく初めてこの小説を読んでいた時、ちょうど学校でスペクトルについて習っていたからでしょう。
ヴェルヌはきっと美しい海を見ていたんでしょうね。
私が小さい頃みていた海は、緑や赤のスペクトルもときどき反射していたような…。
コメントにあるSFの二方向の魅力は、たしかに言い得ていると思います。
雪風は自分の言葉でそう表示してきた。用意はいい、自分は負けない、わたしを信じろ、大尉、と。
HP :
前回の投稿があまりにもアレでしたので、真面目にSF作品から。
「雪風」ネタでの投稿は結構多いようですが、ここは零ではなく雪風本人(?)の名台詞です。
手元に単行本がないので細部は違っていると思いますが…ジャムの送り込んできた使者との交渉決裂→戦闘、となった場面での「彼女」から零への言葉。
こいつは最強の殺し文句だ、と初めて読んだ時思いました。
言うのが雪風で、言われるのが零だからこそ、なんでしょうけれど。
モニタディスプレイに表示される言葉は硬質で無機的ですが、会話をしている零はきっと別の感じ方をしているのでしょう。
私は、この場面より次の章、零の命を楯にとって敵と対決する雪風の行動を、零自身が認めたときの「thanks」の一語に感動したものです。
ガンヘッドみたいに饒舌ではありませんが、これはこれでいいでしょう?
HP :
最近話題となった本から、主人公はあるビジネス(悪事)のために焼き殺されそうになった。若干15歳の少女娼婦(イタイ設定)その少女が改造手術を受けて、なんにでも変身し、何でも作れるネズミの力を借りて、「なぜ私なの?」という疑問を解決すべく、戦うお話です。上の名文句は、事件の鍵となる犯人の記憶を込めた特製チップを手に入れるため、カジノに乗り込みブラック・ジャックに挑んだときの相手のディーラーが主人公への「質問」の50%の答えです。実生活でも誰かを助けるようなことがあると思いますが、上のようなせっぱ詰まった状況でなくても、生かせる言葉だと思います。ちなみに100%の答えは、「相手を即座に殺すこと」です。
ちょっと前によく聞いた「自己責任」という言葉を、ハードボイルドに表現しているようにも感じます。
100%の答えは、実生活で生かさないようにしましょう。
千機いっぺんに4人で飛ばせるかぁぁぁ!
HP :
パロディ防衛組織第2弾は日本科学攻撃隊SAMON、『空想科学大戦』シリーズに登場し、宇宙の侵略者モドキングを迎え撃つ軍事組織だ。富士山麓に機知を持ち、怪獣が出現すれば専用ジェット機で出撃し、怪事件を解明する。だが『空想科学大戦』の世界はお約束の通用しない世界、SAMONも様々な珍騒動を巻き起こす。
台詞は、東京湾上に新たに建設された、戦闘機千機を擁する超巨大要塞に危機が迫った際の、SAMON隊長アサハカ・ボケツの叫びから。猫柳田博士が千機の戦闘機を早く発進させろと勧告すると、アサハカは遂に逆切れして怒り出す始末。
レーザー戦闘機千機規模の基地だって、宇宙からの侵略者が現れている以上、過剰な火力とは思わない。だが運用できないのでは宝の持ち腐れ、意味がない。作品世界が要求するスペックと、設定で対処できる範囲は必ずしも一致するとは限らない。世界規模で侵略を進めるショッカーがご町内で仮面ライダーと対決せざるを得ないのも、蠍座から来襲した侵略者が江戸幕府を襲ってしまうのも、侵略ロボットが必ず味方ロボットの迎撃範囲内に襲来するのも、全てこの、必要条件と十分条件の不一致が原因なのだ。
パロディだからこそ指摘できる、『特捜チームの本質』である。
…見る者も、そして作る者も、パロディを舐めちゃいけないと云うことだろう。
ハコものや備品はそこそこ揃えてくれても、運営費や人員はケチられるものなんですね、どの世界でも…(違)。
HP :
星の数ほどSF映画はあるけれど、観客に向かってタイトルを叫ぶ(しかも指差確認付)主人公はなかなかいない。
しかもハッピーエンドなマッドサイエンティストはそうそういないんじゃないだろうか?
この映画で、「1985年の大統領は誰だ?」というドクの質問にマーティーが答えたところ、「ロナルド・レーガン!? あの大根役者の!?」と本気にしなかったというくだりが、なぜか印象に残っています。
シュワルツェネッガーが州知事になるのとどっちがより信じがたい話なのかなあ…。
HP :
いや、「かる〜く」と言われても、という感じですね。
『ウルトラマン』はとあるジャンルの作品のスタンダードとなり、その結果この世には科特隊を始祖とする防衛やら救助やら調査やらのチーム(特捜チームと表記します)が無数に存在することになりました。今回はその中でもパロディ的側面を備えた組織に関する迷台詞を。
これは“可愛い女の子の微笑みは世界を救う”と言うコンセプトで製作されたOVA『地球防衛少女』に登場した地球防衛組織LTDTの、端的で率直で、しかも抜群に適切な解説です。
彼らLTDTの存在意義はつまり、主人公であるイコちゃんの活躍の背景となることです。LTDTが存在することで、イコちゃんは怪獣と戦ったり宇宙人を追っ払ったり、そんな任務に精励することが可能となります。つまり、作品の世界観を過不足なくカバーし、主人公の活躍に便宜を図る、そのために設定された方便が、特捜チームなのです。
しかしその“過不足なく”というのは非常に難しい。必要な部分を必要な規模で描く、と言うことはSFでも、でなくても大切なことだと思うんですが、云うは易く、行うは難し、と言ったところなのでしょう。
実はこのLTDT、人材面でも装備面でも非常に充実しており、本家ウルトラの特捜チームに比しても全く遜色なかったりします。SFを楽しむための大前提がその作品の持つ説得力だとするなら、LTDTは世界一の特捜チームの一つなのかも知れません。
あ、アニメじゃなくて実写だったんだ…。
>ライト・テレストリアル・ディフェンス・チーム
カルい地球人を守る隊、かと思ったんですが。
ギリギリのどたんばで、うそみたいな偶然が起きて、道が開けるという…
きみのそんな力を、ぼくは何度も見てるんだ」
HP :
もうひとつ、『エスパー魔美』から、高畑くんのセリフです。
獣のような暴力性に心を支配された男を何とか救おうとする2人ですが、どんな手段を使っても男の暴力性を止めることができません。
「もうどうにもならないわ」
という魔美の言葉に対して「もう少し待ってみよう」という高畑くんの返答がこれ。
で、結局なんとかなっちゃうわけですが…
この力は、なんと呼べばいいんですかねぇ。やっぱり“神の手の力”としか言いようがないのでしょうか(笑)
そう言えば「スランプ」という話でも、魔美はヘマばっかりしてるけど結局最後はうまくいって、高畑くんに、
「ひょっとして、そのヘマこそきみの最大の超能力かもしれないよ」
とか言われてました。ほめてないよ、それ(笑)
>ギリギリのどたんばで、うそみたいな偶然が起きて、道が開けるという…
「ティーラ・ブラウン遺伝子」みたいなもんですな。
ぼくにだって怒る権利がある!!
あいつはけなした!
ぼくは怒った!
それでこの一件はおしまい!!」
HP :
『エスパー魔美』はまだ出てなかったみたいですんで、久方ぶりに投稿でございます。
この言葉は、名ゼリフというか、人生の指針ですね(大げさな(笑))
魔美のお父さんは売れない絵描きさん。性格温厚なんですが、この日はえらく荒れています。自分の絵が雑誌でこきおろされたことに怒っていたのでした。
モデルをつとめた魔美も逆上し、その剣鋭介に対してちょっとした仕返しをします。
その後、剣鋭介を“悪い人”と言った魔美に対してパパはこう言います。
「公表された作品については、見る人全部が自由に批評する権利を持つ。
どんなにこきおろされても妨げることはできないんだ。
それがイヤなら誰にも見せないことだ」
で、「でもさっきはカンカンに怒ってたクセに」という魔美の言葉に対する返答が投稿のセリフです。
特に最後の「それでこの一件はおしまい!!」と言い切れるところがスゴイなぁと思います。
なかなかこうは言い切れないですよ、僕みたいな心の狭い人間は。いつまでもウジウジしちゃったりしてね。こんなセリフをサラリと言える人間になりたいものだと思う、今日この頃です。
藤子・F・不二雄自身のスタンス、というかそうありたいという理想像だったんではないでしょうか。
「ぼくは怒った!」と「それでこの一件はおしまい!!」というのはセットでなければならないでしょう。けなされて激怒できるぐらい常に自分の作品に誇りを持っていることも重要。
だから。
お願いだから。
御国のため、どうか、立派に死んでくれ。
HP :
かくして、佐脇俊兼少佐率いる独立捜索剣虎兵第11大隊は駒州軍司令官代理。新城直衛少佐の命により壊滅する事になったのであった…合掌。
今回はコミック版も出た(皇国の守護者)から。この台詞を読んだ時には不謹慎にも笑ってしまった。佐脇少佐……能力でも人格でも決して悪い人ではなかったのに。敵に回した相手が悪かった。
改めて見ると新城ってとんでもない人ですよね。敵国の姫君を○○にするわ、自国の要塞を××するわ……もし<大協約>世界の歴史家が新城の伝記を書いたとしたら。1.支離滅裂になる2.極悪非道の大犯罪者として書かれる 3.どんな苦難でも最大級の戦果を上げた奇跡の英雄として書かれるの3つだと思うのですがどうでしょうか?(2は個人的に読んでみたい気がする)
国家は、死せる英雄こそもっとも尊ぶ。逆賊死すべし、英雄も死すべし。
気にくわない奴を完全に合理的な理由で死地においやってウキウキとした笑みを浮かべる主人公、というのはなかなかに斬新な趣向というか。
><大協約>世界の歴史家が新城の伝記を書いたとしたら
まあ、作者自身がこの新城の物語を最後までちゃんと書いてくれたら、あらためて考えるとしましょうよ。
HP :
カーデシア占領時代のDS9(テレック・ノール)の司令官ガル・デュカットがカーデシア星の政府高官に仕掛けた陰謀を、DS9唯一人のカーデシア人ガラックが見事に暴き、その計画を頓挫させます。その後、デュカットとガラックの間に因縁を見て取ったDrベシアは、ガラックにそのことを質問しますが、返ってきた答えは上の文句でした。
常に笑みを絶やさず人当たりも良いガラックですが、こうやって飄々と相手を交わす巧みな話術の中に、時折底知れない凄味を感じさせることがあります。その凄味とつかみどころのなさ、という点では、保安主任オドーのライバル(?)であるクァークでさえ足元にも及びません。
この後、ガラックはベシアに「テーブルの上のパンくずを集めるように細かい事実をつなぎ合わせれば真実は分かる」と言葉をかけますが、これがアドバイスにも脅しにも聞こえる二面性が、私にはたまらない彼の魅力です。
…と言っているガラックの目をみて真実が分かる人は(地球人だろうとカーデシア人だろうと)、よっぽどのやり手なんじゃないかと思いますが…。
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