第92集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第94集を見る
「(ロボットが)交響曲を書くことが出来るか? キャンバスを芸術に変えることが出来るか?」
出典:
アレックス・プロヤス監督「アイ、ロボット」
紹介 :御宗銀砂 様
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駄弁者:
「ネットが図書館を無くす?」
出典:
アレックス・プロヤス監督「アイ、ロボット」
紹介 :御宗銀砂 様
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駄弁者:
はういー、帰ッテコイ、借金ハ
免除シテヤル、どのぶぁんノ脳髄
出典:
ラリイ・ニーヴン「地獄で立往生」(中上守訳) 「無常の月」に収録
紹介 :NAL 様
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駄弁者:
「戦争は金ばかりかかって、空しいものだなぁ」
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん『ラジコン大海戦』」 「ドラえもん」14巻(てんとうむしコミックス)に収録
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
「スネ夫を殺して、ぼくも死ぬ!」
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん『ラジコン大海戦』」 「ドラえもん」14巻(てんとうむしコミックス)に収録
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
本当にそのひとを知ってしまったら、憎めるもんじゃありません
出典:
オースン・スコット・カード「死者の代弁者」(塚本淳二訳)
紹介 :水谷秋夫 様
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駄弁者:
だれだったかな──バートランド・ラッセルだろうか?──
出典:
リン・カーター「未収録作品」(日夏響訳) ウォルハイム&カー編「忘却の惑星」に収録
紹介 :NAL 様
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駄弁者:
「これは国家の主権の問題なのだよ!」
出典:
サンライズ製作・高橋良輔監督「太陽の牙 ダグラム」
紹介 :まだん 様
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駄弁者:
世間が幾本の柱で支えられているのかは知らないが、すくなくともその中の三本は、不明と無知と愚かさという柱らしい。
出典:
阿部公房「第四間氷期」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
「スーパーマンなんてね、見かけは派手だけどね。その力は岩をも砕き…」
出典:
藤子不二雄「中年ス−パーマン左江内氏 第1話スーパーマン襲名」 「藤子不二雄SF全短編」に収録
紹介 :J.J 様
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駄弁者:
いつでも誰かの笑顔のために頑張れるって,すごく素敵なことだと思わないか?
出典:
荒川稔久脚本・長石多可男監督「仮面ライダークウガ EPISODE12『恩師』」
紹介 :ぜふぃるす 様
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駄弁者:
「どんな人間でも自分の人生をもとにして,ひとつだけ長編小説が書けるはずだわ。いまはあなたも悲しいかもしれないけど,これがその小説のプロローグだとしたら,ずいぶん素敵なプロローグだと思わない?」
出典:
山田正紀「エンジェル・エコー」
紹介 :ぜふぃるす 様
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駄弁者:
サミュエル…人類の歴史上最も多くの人間を殺した科学者は誰だと思う!?
出典:
皆川亮二・七月鏡一原案協力「ARMS 第12巻」
紹介 :W^2 様
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駄弁者:
そのときダンビーは愕然と悟った――自分がいま生きているこの世界では、九月は何十年も昔に死んだのだ、と。
出典:
ロバート・F・ヤング「九月は三十日あった」(伊藤典夫訳) 「ジョナサンと宇宙クジラ」に収録
紹介 :W^2 様
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駄弁者:
ここは自由の殿堂です。絨毯につばを吐くなり、ネコをちくしょうよばわりするなり、好きにやってください!
出典:
A・バートラム・チャンドラー「銀河辺境の彼方」(関口幸男訳)
紹介 :くうねるよむとぶ 様
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駄弁者:
見つけました、艦長。ええ、二人とも。
出典:
佐藤大輔「乗艦命令(レッドサンブラッククロス外伝)」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
「何千年も生きているって話しだわ……
出典:
聖悠紀「超人ロック 星辰の門」
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
「ちょっとの間だけ…いい夢を見たよ。」
出典:
高橋留美子「闘魚の里」
紹介 :nayuta 様
コメント:
駄弁者:
「私たちが恋愛関係にないのは逆に救いだわ。あなたを異性として愛していたら、鏡に映る自分の顔にシワを発見した朝から、私の世界の崩壊は始まるのよ。それがないおかげで、あと二十年はあなたの部屋に夜這いをかけられるってものね。」
出典:
津守時生「三千世界の鴉を殺し 1」
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
「それからぼくらはずうっといっしょに生きてきた…(中略)…
出典:
山田ミネコ「遥かなり我が故郷」 「冬の円盤」に収録
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
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「あなたはできますか?」
HP :http://sfr.air-nifty.com/
ロボットのサニーくんをいじめるスプーナー刑事と、サニーくんの反撃。これはもう、スプーナー警部の負け。チューリングテストとしてはお粗末でした。
ラニング博士の「ロボットはいずれ秘密を持つようになるか? いずれ夢を見るようになるか?」も印象的でしたが、今回はこっちで。
抽象的な「人間一般」と具体的な「個々の人間」を混同することで出てくる会話ですね。
サニーが意識してそうしたのかどうかは別として、それら二つを両方とも「人間」として定義してしまえるところに、この映画で起こる事件の根があったのかも。
HP :http://sfr.air-nifty.com/
近未来。ロボット会社のビルゲイツみたいなヤツがいまして、ロボット嫌いの主人公が食ってかかります。「ロボットが普及したら人間はお払い箱だ!」それに答えての台詞です。
図書館の機能がすべてネットでまかなえるとはとても思えませんが(古い情報の蓄積とか)、いくつかの機能がネットに取られたり、ネットと図書館が融合したりするようなことは、あるかもしれません。
でも、ビルゲイツもどきの口ぶりからみると、彼の時代にも、まだ図書館は現役みたいですね。
スプーナー刑事の偏見を否定する例えとして図書館が口に出されるところがミソですね。それだけ図書館の存在がアメリカ社会に定着しているということだろうと思います(…やや我田引水か)。
>図書館の機能がすべてネットでまかなえるとは
図書館の機能でロボットやネットの代替がきかないのは、古い情報の蓄積より、蓄積した情報と利用者をつなぐインターフェイス部分じゃないかと。サニーぐらいになればできるかも知れませんが…。
HP :
金星で立ち往生した時に、金星探測船相手に立往生の原因について賭けをした結果
また探測船に戻る羽目に…。
喜んでるんだろうなあ、双方。
ニーヴンのシリーズ「ノウン・スペース」に連なる一編。
宇宙船の頭脳エリックと乗組員のハウイーは金星の大気観測中、謎の故障で上昇不可能に。原因は機械の不具合か、エリックの心か、はっきりしないままハウイーは奇策に出るが──。
ご投稿は事件が解決した後、ラストのひと幕より。いいコンビです。
ちなみにこの短編、「ノウン・スペース」ものの第2短編集「太陽系辺境空域」にも収録されています。こちらは小隅黎訳。私が「ノウン・スペース」を集めた頃は、こっちが普通に書店に並んでて「無常の月」は目録落ちしていたんですが、今は逆の状態です。
HP :
この「ラジコン大海戦」というお話は、数あるドラえもんのエピソードの中でもかなり異彩をはなっていて、一度見たら忘れられない物語です。
あらすじとしては、のび太が苦労して手に入れたラジコンボートを、スネ夫のイトコであるスネ吉が作った巨大なラジコン戦艦大和が沈めて、その報復としてドラえもんがラジコン大和を乗っ取ってしまう。そこに乗り出してきたスネ吉が4機のラジコンゼロ戦で大和を撃沈。怒ったドラえもんが小型原子力潜水艦を出してゼロ戦とスネ夫たちが乗ってるボートを沈めてしまうという展開。
スケールはミニマムですが、正に“大海戦”というタイトルに恥じない戦いでした。
投稿のセリフは、最後に沈められたボートの代金を請求されたスネ吉の独白。
以前は、戦争の空しさを表すセリフとのみ受け止めてたんですが、もしかすると、戦争が世の中から無くならない理由を表したセリフだったのかもしれません。
スネ吉が金を失ってる影には、確実に儲けてる人たちがいるわけですからね。
そう思ってみると、ボートー>戦艦ー>戦闘機隊−>原潜とエスカレートしていくあたりも、いかにも「戦争」らしい。
関係ないですが、ドラえもんが大和をのっとって改造したとき、「軍艦マーチ」をBGMにして前進するというギミックをつけていました。歌詞を覚えたのはこの話からでしたね…たしか2番の歌詞。
1番は「まがねの其のふね日の本に/仇なす国を攻めよかし」あたりがNGだったのかな?
HP :
苦労に苦労を重ねてやっと手に入れたラジコンボートを、スネ夫にあっさり沈められてしまったのび太のセリフ。
これだけ抜き出すとスゴイセリフですけど、いじめられっ子がこういうコトを思う瞬間ってのは、確実にありますよね。
このセリフ、ほかの話でも何回か出てましたね。「ばくだんをくれ!」とセットで。
たしかに、ベソをかいているのび太の絵をぬきにして言葉だけ抜き出すとシャレにならない響きが表れてしまうような(昨今の事件を合わせてしまうとよけいに)。
HP :
カードサイトなのですから、ひとつはカード作品から投稿しなければと思いました。
実はつい先日、読み終えたばかりです。
この科白を読んだ直後は、「そんなわけねーだろ。知れば知るほど本気で嫌になる奴っているのに」と思いました。ですが、エンダーが代弁したマルカンはまさにそうした男でした。
そうか。そういう話でした。死者を代弁するということは。そしてこの小説は。
腑に落ちた時、私の中で名科白になりました。
待ってました、カード作品からのご投稿。ありがとうございます。
>「そんなわけねーだろ。知れば知るほど本気で嫌になる奴っているのに」
私もまったく同じふうに思ったものです。
そういう嫌悪や憎悪を感じる他者の側からではなく、代弁する人間の側からそのひとの「物語」を語ることができる、理想的「代弁者」だけが、この科白のような境地にたてるんでしょう。
正直、そんな境地はしんどそうなのでイヤですが。
「書物とは生活のいとも愚劣なる代用品である」と述べたのは。
この私は、その創られた金言の生証文ではあるまいか……
もっとも、つねに
「ごもっとも、だが、書物のない人生はいとも虚しい」とやりかえしてはいるのだが
HP :
文芸評論家である語り手の言葉です。
こう言えるのですから、悔いのない人生だったのでしょう。
ただ、あることを除いては。
インタビューを受けた老文芸評論家。これまでの人生で何が一番残念かと聞かれて、未来のまだ生まれてもいない作家と作品名を挙げ、それを読めないことだ、と話し始める。若き日の彼が出会った奇妙な男と、男が「五千万匹の猿」の思考実験にヒントを得て作った「ビブリアック」のことを──。
何十年かあとにこう言えるようになっていたいもんです。そのときになってもまだ、まだ読んでいない作品をさらに求める気力があるのなら大したもの。
HP :Http://homepage1.nifty.com/madannoshasyu/index.htm
テレビ連載の最後の方(もしかすると最終回?)にあった名言です。
サマリン博士の後継者としてデロイア政府の代表となったヘシ・カルメルが、
デロイア領内に駐屯する地球連邦軍が、デロイア政府に無断で部隊を動かした事に対して腹を立て、
全面戦争も覚悟の上で自軍戦闘部隊を出動させた時、ビビリまくる閣僚達に言った言葉です。
決然とこう言い切れる為政者がいたら…とは、思いません。
その主権をもって国家が何を為し何を守るのかということを忘れないうえでの言葉であればともかく。
HP :
その三本の外にも柱があるのかと問いたくなってしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。可児歳蔵であります。
この小説が提示する「断絶した未来」は、形こそ違えそう遠くない未来なのかもしれません。
外の柱というと、短慮とか浅薄とか虚仮とか魯鈍とか…(類語辞典のムダ使い)。
「走れば弾丸よりも速く、高いビルもひとっとびですか?テレビ見てました。」
「とてもとても…あの華やかさは虚像です。所詮縁の下の力持ちに過ぎん。
誰に誉められるわけでもなく………好きでなきゃできるこっちゃない。」
HP :
藤子不二雄のSF短編集のシリーズ物から。
中堅会社に努める中年サラリーマン左江内(係長)。彼の正体は助けを求める人々の声をテレパシーで聴くと仕事の合間に出動する中年スーパーマンなのだ!投稿の文句は物語の最初、佐江内をスカウトした先代スーパーマン(仕事をほったらかしてスーパーマン業に精出したため奥さんに逃げられた経験あり)が左江内と一緒に一杯やりながら屋台の親父としていた会話から。85集の趣味で世界を守るという言葉の大人バージョンと言った所でしょうか。どこかの台詞でヒーローはヒーローになったら普通の生活は捨てるというのが有りましたが、本当はどちらかに徹しなければ(ティーンエイジャーならともかく)大人の場合は身が持たないと言うのが現実なのかも。(ちなみにスーパーマンに選ばれる条件は正義を愛する心でも根性でもなく1.最大公約数的常識家 2.力を持っても大それた悪事のできぬ小心さ 3.ちょっと見パッとしない目立たなさの3つだそうです)
その条件なら、私もスーパーマンになれるか…いや、力を持つと大それた悪事はできないかわりにせこい悪事を隠れてやりそうなので無理。意外と難しい条件か?
HP :
投稿は二つまでということで,もうひとつ。
特撮からです。
クウガは私の中では仮面ライダーシリーズというより,別格扱いです。
ストーリー。スタッフのこだわり。メッセージ。大人が見ても鑑賞にたえるものだとおもいます。
中でも一番心に触れた,五代の恩師である神崎先生のことばです。
この物語の中心となるテーマです。
私的には、仮面ライダーのイメージはストロンガーまで(無理してもスーパー1まで)で構築されてしまっているのですが。
復活したライダーは付き添いで見る大人までターゲットに取りこんだのが巧いところなのかな、と。
HP :
はじめまして,昔からSFとミステリにはまり,ずっと読み(見)続けてきたものです。
しかし,ここの皆様の投稿をみまして,自分が見てきたのは一部でしかないなぁと感じております。
最近,このサイトを知りました。こんなサイトを探していたんですよ!これからもちょくちょくお邪魔したいと思います。
一応,90集まで目を通しましたが,出てないと思います。
山田正紀のなかで個人的にはベスト1です。(好きなのは,他にもたくさんありますけど)
ここ以外にも好きな文はありますが,この物語を象徴しているような気がするので,これを挙げます。
はじめまして。お褒めにあずかり恐縮です。
ビッグバン以前から存在する「超空間」を高速で移動する巨大人工物<カクテル・グラス>の謎を解明するため、培養槽チャイルドの「ぼく」と冒険家・香青玉は超空間へ突入する…。
山田正紀は「神狩り」「宝石泥棒」など少ししか読んでいなくて、この作品も未読ですが、ご投稿のセリフはいい感じ。
今がつらくても、それはプロローグであってハッピーエンドの伏線なのだと考えれば先に進む気力も湧くというもの。…ずっとプロローグのリライトを繰り返す人生にならなければいいのですが。
ダイナマイトを作ったノーベルでも、原子爆弾を作ったアインシュタインでもない…
答えは”進化論”のダーウィンだ!!
HP :
今回の二つ目の文句は「ARMS」における諸悪の根源、キース・ホワイトのとりあえずは遺言ともいえるセリフから
出典内には、アドルフヒトラーの関係を語っていますが、「オレ達は、正しく優れているんだから、間違っているお前達をどうにでもしてかまわんのだ」的な考えの根拠とするのに、都合よく曲解した『進化論』は実に使い勝手がよい為、ファシズム・共産主義体制・自由主義体制を問わず、様々なレベルで様々な悲劇を生み出し続けた(orている)わけで…
ダーウィン自身は最後まで、進化という言葉が持つに至ったイメージ、ある存在がより優れた正しく素晴らしいものに移り変わっていくことである、という幻想を払拭しようと努力していたはずなのですから救われない。まぁ、一番救われないのは、間違いなく、実際に地位・財産生命等を一方的に奪われてしまった、数も名も知りつくすことのできぬ犠牲者たちなのですが…
諸悪の根元はダーウィンではなくダーウィニズム(それも適用を誤った)なんですから、甚だ不当な言葉だとは思いますが…。「evolution」とか「進化」という言葉が生むイメージも、マイナスに作用したかも。
HP :
どうもお久しぶりです。またよろしくお願いします。
久しぶりすぎて、書きたいことが全然書けやしないんですがとりあえず
この作品の世界、いろいろ問題はありそうですが、ミス・ジョーンズのような存在を49ドル95セントで購入できるというのは、ある意味素晴らしいところではないか、と。
ロミオとジュリエット(アメリカ版)よりも、ミス・ジョーンズを実現して欲しかったなぁ(笑)
ごぶさたしておりました。
学校教育がなくなり、シリアル会社が提供するテレビ教育とテレ教師が普及した時代。ダンビーは古道具屋に展示されていた時代遅れのアンドロイド教師に惹かれ、それを購入する。子どもの教育と妻の家事手伝いに…という名目は、早々に破綻してしまう。アンドロイド教師ミス・ジョーンズは当節流行りのテレビ教育と古典の改作…西部劇にリメイクされた「ロミオとジュリエット」や「イリアス」を、真っ向から受け付けないのだった。彼女を返品するよう、ダンビーは妻に迫られるのだが──。
、まあ…ある意味メイドロボもの? 恋心より、郷愁のほうが濃い感じですが。ご投稿の文句は本来の「ロミオとジュリエット」のセリフをミス・ジョーンズと語りあっているところを妻に見つかったダンビーのモノローグ。蛇足ながら、アメリカの新学期は9月から始まります。
HP :
銀河辺境シリーズ正編15冊外伝8冊を読み終えての感想は、やっと終わったという思いとこれでもう読めないのはさみしいとうい思いが半々である、まじめにいい味を出している時と作者の我がままで適当に書いてあるのが混ざっていると私には思えました。
この投稿の名文句も私には大していいとは思いませんが、余りに頻回に出てくるので銀河辺境シリーズにはこの言葉という事で!
シリーズものは好きなのですが、これは全然読んだことがないです。意識したときにはすでに新刊書店では見あたらなかったのですが…。23冊もあったんですね。
>絨毯につばを吐くなり、ネコをちくしょうよばわりするなり
乾杯のときの言葉ということですが…。つまりは「無礼講」でってことですか。
HP :
また佐藤大輔に戻ってしまいましたが。
レッドサンブラッククロス新書版の巻末にある短い外伝の1つです。海軍で事務屋をしている大尉の「わたし」は、通りがかった酔っ払いの海軍軍人を自分の部屋に一晩引き取る事になる。彼は週末ごとに巡察に絡んでいる事で有名だったが、それは戦時中のある出来事に関連していた。一笑に付す「わたし」の元に、恐怖の足音が──、というようなストーリー展開になりますね。
名言かどうかは私も迷ったのですが、数年来凍っていなかった背筋が急速冷凍されたように覚えたので投稿します。なぜ数年間で最高の恐怖がこの短編作品なのかは後でじっくり考えてみることにして。
どうもSFというよりストレートな怪談話のような雰囲気が…いや、読んでないから勘違いかもしれないですが。
そういえば私、SFを読んでいて恐いと思った記憶があまりないです。恐いと思ったことがないわけでもないでしょうから、そういうのがあまり長く尾を引かない質なのか。
小林泰三「玩具修理者」のラストとか、ハーラン・エリスンのこれとかは、結構背筋にきそうなのですが。
付き合った女性の数は100人や200人じゃないわね……
でも、あなたの方が先に年老いて死ぬのよ。」
HP :
伝説のエスパー、できないことは何もないとまで言われる超人ロック。それがどういう訳か、ある事件で知り合ったISCの士官候補生、ミラ・ファニールとデートを繰り返しているのです。
セリフは、ファニールの先輩の女性士官のもの。不老不死の人間との恋愛をここまで端的に指摘した文句もないでしょう。
「シワ」ひとつで崩れる世界を持つ女性と、それを承知の上で柔軟にしなやかに受け止める女性と。
でも、ロックほど恋愛が似合わないキャラクターもいないかも…。
いままで何百人とつき合っていようと、いま現在ワタシが唯一無二の一番ならばそれでいい!…とかいう覚悟というか思いこみがあれば、結構いけるのかも。
…それにしても不老不死ネタを4つ続けても、不老不死で幸せになってそうなものが一つもない、というのがいとあわれ。
「その夢の中に、鱗はいた…?」
「ああ、おれの女房になってたよ。」
「あたしも…同じ夢を見たよ…」
HP :
時は戦国。少女鱗は病気の父親の代理で、海賊衆を率いて瀬戸内海で稼業に精を出していました。ある日浜に流れ着いたホトケは、翌日生き返って墓から這い出してきました。人魚の肉を食べて不老不死になった青年、湧太と鱗の戦いが始まります。
普通の人間に戻るために人魚を捜していた湧太は、残虐な海賊である逆髪衆の人魚狩りに利用され、鱗が囚われの身になります。
普通の人間に戻れたら…。全ての戦いが終わって、夢が叶わず島を去っていく湧太を送る船の上で。
不老不死の寂しさが胸に迫るシーンです。
「人魚」連作の、これは確か二作目でしたか。読んでませんが、三作目はアニメで少しみたような…。
HP :
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惑星バーミリオン駐留、宇宙軍陸戦部隊第3大隊第4中隊に赴任してきたのは、中隊長と副官の二人連れでした。第1等勲章を3つも授与された中隊長は、実は戦艦の艦長からの降格人事。奇跡のような殊勲は破綻ぎりぎりの作戦の結果。おかげで2人は昇進と降格をジェットコースターのように繰り返し、ここに辿り着いたのでした。
全ては長身長髪、素顔では見る人を硬直させるほどの超絶美形にして強大な超能力の持ち主。優れた指揮官にしてカリスマのように人望を集めるやんちゃ坊主。ルシファード・オスカーシュタイン大尉の責任です。付き合わされた副官は、黒豹のような身のこなしを持つ華やかな美人、ライラ・キム中尉。士官学校の同期にして、これまた、ただものではない人。
ルシファは、実はラフェール人の両親を持つ不老不死の体質です。ライラは年老いる地球人。
互いに強く信頼し合い、相手の長所も短所も知り尽くして、結構二人連れの人生を楽しんでいるようなのに。
やはり、女性にとって不老不死というのは絶対越えられない障害なのでしょうか?
投稿のセリフは、ルシファに言ったライラの言葉。言われた方としては…
男性にとっては、女性の不老不死というのはあんまり障害となっていないようで(例えばファイブスター物語の騎士とファティマとか)。
男と女の身勝手は、同じ身勝手でもやや方向性を異にしているような気がします。
故郷を失ってただ ただただ2人ぼっちだったので…」
HP :
時の流れに置き去りにされ、終わりなき旅を彷徨う。1パターンなセリフですが、それが似合う人々。
こんにちは、nayutaです。今回のテーマは「不老不死の人々」。
メトセラや、エマノンは他の方にお任せして、少し古い少女漫画から。
大学生の小松原君は、98回目の漫画持ち込みを没にされ、さらにあこがれの彼女にも振られて落ち込んでいました。そこに現れた変なやつが彼にささやきます。「地球人を滅ぼそう」
下宿に帰ると、親友の山田君が火星を見て泣いておりました。
かけていた暗示が解けて彼らは思い出していました。彼らは12000年前、熱核戦争でお互いに滅ぼしあった火星と金星の生き残りでした。地球に駐留していた火星人と金星人のたった二人の生き残り。
投稿のセリフは彼らの「これまで」を説明したモノローグ。
漫画も、あこがれの彼女も思い出に変えて、彼らは下宿を去っていきます。
ふと思ったのですが、不老不死が前提になっている生物種の記憶ってどうなっているんでしょう? 数千年ぐらいでパンクしたりとか…。
出典作品のような記憶の封印は、あるいはパンク防止のため古い記憶が圧縮保存されていて、なにかのきっかけがないとそれが解凍されないというような役目を果たしているとか。
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