読後駄弁
2004年読後駄弁7月〜8月


・瀬名秀明編著「ロボット・オペラ」,光文社,2004.6


・栗本薫「グイン・サーガ95・ドールの子」,ハヤカワ文庫,2004.6


・アンリ・トロワイヤ「イヴァン雷帝」,中公文庫,1987.1


・川北稔「ウォーラーステイン」,講談社選書,2001.9


・F・ブローデル「都市ヴェネツィア」,岩波書店,1990.3


・竹下節子「キリスト教」,講談社選書,2002.9


・澤井繁男「魔術との出会い 〜いま再びルネサンスを〜」,山川書店,2003.3


・山本弘「トンデモ本?違う、SFだ!」,洋泉社,2004.7


・ジェイムズ・P・ホーガン「揺籃の星」(上下),創元SF文庫,2004.7


・栗本薫「グイン・サーガ96・豹頭王の行方」,ハヤカワ文庫,2004.8


・井上真琴「図書館に訊け!」,ちくま新書,2004.8
 主として大学生を対象に、文献探索と図書管利用の基本を紹介したもの。
  第2章で紹介されている(専門書の)選び方のポイントや、第5章のレファレンス実例が、私には面白かった。
 大学図書館が話の前提になっているので、公共図書館ではそのままには当てはまらないところもあるが、図書館に勤める側としても使い道は大いにある。日頃の業務でつい端折ったり忘れたりしがちなレファレンスの基礎を再確認したり、自明のものとして使っている用語やツールをどう分かりやすく説明するかの参考にしたり(図書館はゴーマンと言われないために。少なくともゆえなきゴーマンにならないために)。

・根本彰「情報基盤としての図書館」,勁草書房,2002.4


・ロジャー・ゼラズニイ「アンバーの九王子」「アヴァロンの銃」「ユニコーンの徴」「オベロンの手」「混沌の宮廷」(真世界シリーズ),ハヤカワ文庫,1978.10-1981.12


・奈須きのこ「空の境界」,講談社ノベルス,2003.11


・デイヴィッド・イーリイ「ヨットクラブ」,晶文社,2002.6
SF大会の「SF者の本棚ライブ」で山本弘氏が紹介していた「タイムアウト」が一番面白かったが、その他「面接」「G.O’Dの栄光」などもなかなか。前者は昇進の面接でぶしつけな質問に答えていくうち、しだいに狂気の世界にはまっていく男の話、後者は自分を神だと信じている男が新聞広告で自分と同じような人間を募ってみると…?という。上品な奇譚集といった感じ。

・小林泰三「ΑΩ」,角川ホラー文庫,2004.3


・内田樹「寝ながら学べる構造主義」,文春新書,2002.6


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