第21集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第23集を見る
ただの空想の話になっちゃうけど
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芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
胸の傷は……
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高橋しん「最終兵器彼女」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「ほんとは、ね。いままで、一度も言ったことがないけど、最後の機会だから、言うけど。ちゃんと聞いててね」
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酒見賢一「ハルマゲドン・サマー」 「聖母の部隊」に収録
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「ここは?」
出典:
久米田康治「かってに改蔵」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
美しいものを、嫌いな人がいるのかしら?それが年老いて死んでいくのを見るのは、悲しいことではなくて?あなたは、なにも感じなかったの?
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富野由悠季「機動戦士ガンダム」
紹介 :第8天使 様
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駄弁者:
このままいって、良い農民に、安全な農民に、迷信深い農民になるか――それとももう一度征服すべきいろいろな世界を持つか。もう一度、電光を支配するか。
出典:
ニーヴン&パーネル「悪魔のハンマー」(岡部宏之訳)
紹介 :杉原行 様
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駄弁者:
「悪の作法がまるでなっとらん!! 素人相手に銃をふりかざすとは何事だーっ」
出典:
北道正幸「ぽちょむきん」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
パパに言われて、ぼくは余分の空気を一杯取りにいった。
出典:
フリッツ・ライバー「バケツ一杯の空気」(深町眞理子訳) 同名短編集に収録 「SFマガジン」1998年1月号にも収録
紹介 :NAL 様
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駄弁者:
サガミ湾の浜辺でスイッチを押せば アフリカでヒューズがとぶ 世界はひとつ!
出典:
B・スティブルフォード&D・ラングフォード「2000年から3000年まで 31世紀からふり返る未来の歴史」(中山茂他訳)
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「夢見るのは人間の権利だからだ。お前たち、機械に…。」
出典:
森岡浩之「夜明けのテロリスト」 「SFマガジン」1998年2月号に収録 短編集「夢の木が接げたなら」にも収録
紹介 :鈴木隆平 様
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駄弁者:
ドモン「俺の」レイン「私の」
出典:
サンライズ「機動武闘伝Gガンダム」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
人間の種(たね)をのこすために、誰かが犠牲にならねばならぬということが、すぐに理解できるのが、非文明的で、すきさえあれば、他人を押しのけてもぐりこもうとするのが文明的ですか?自己犠牲や、同族との連帯意識の強いのが、後進的で、個人的で自己主張を第一義とするのが、文明的ですかな?
出典:
小松左京「果しなき流れの果に」
紹介 :第8天使 様
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駄弁者:
ここでは自分の望む姿を 望む様に 演じられる でも 徹底してその姿しか見せないって言う事は 他人を不安にさせるわ 人を信用していないのと同じ事だもの。
出典:
篠房六郎「空談師」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
やっぱ ホームページはリアルタイム更新が基本よねー
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安部吉俊+gk「NieA_7 (ニアアンダーセブン)」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
メタルアルカイザー、お前は強かったよ。ただ、間違った強さだった」
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スクウェア制作「サガフロンティア」
紹介 :Pajaro 様
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駄弁者:
ロンド「見ろ さより 我が帝国の拡大のさまを」
出典:
竹本泉「さよりなパラレル」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
核融合が星を光らせる。
出典:
アイザック・アシモフ「”e”の違い」(山高昭訳) 「未知のX(アシモフの科学エッセイ9)」に収録
紹介 :mad doc 様
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教えておくれ、星のひかるわけを
それを、(何故か)アジモフ先生が、MITのピクニックに参加した際、上記の替え歌で聞いて、とても、気に入ったとのことです。
私は、アシモフの科学エッセイシリーズが大好きで、繰り返し何度も読んでいるのですが、本題はちっとも分からず、このような、さわりの部分ばかりを喜々として好みます。
駄弁者:
超科学的現象などに興味を持つのは知性の衰弱にほかならない、という。
出典:
小松左京「果しなき流れの果に」
紹介 :第8天使 様
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駄弁者:
「まわりの奴ら、親とかみんな含めてだ、そいつらがおれを、ほんのちょっとでも必要としてるからこそ、おれはいられるんじゃないかと思ってる」
出典:
GAINAX製作「オネアミスの翼〜王立宇宙軍〜」
紹介 :oo 様
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駄弁者:
TO RUN
出典:
ジョン・ヴァーリィ「PRESS ENTER■」(風見潤訳) 「ブルー・シャンペン」に収録
紹介 :mad doc 様
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駄弁者:
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でも もしかしたら私の血の中には音が流れている
…わからないこと わかる時までは この答えに しておきます
HP :
ムサシノの国で宅配業者につとめるロボットA-7M3「鷹津ココネ」は、アルファさんと出会ってから自分のルーツに興味をもって、色々調べます。
図書館など巡ってみても中々判らないのですが、ある日、世田谷町立砧児童館の寄贈品の中から「A-2」と題された針式レコードを見つけて、これこそが自分のルーツじゃ無いか、と直感しました。
どこかでプレーヤーを見つけて実際に聞いてみるまで、この想いはつづくのでしょう。
実は前のご投稿がきっかけで、3巻まで読みました(ただし全部立ち読み。気にいったんなら買えっての)。ときどきストーリーほとんど無しで、雰囲気だけで読ませる回があったりするのが面白いです。ご投稿のエピソードはまだ未読ですが。
それにしても、アルファさんといい、ココネさんといい、なんつー詩的な感覚のロボットだ。
……………
…まだ……人間の部分がある……証拠なんだ……!
シュウちゃんといる時はあたし、
「彼女」なんだ、
「彼女」なんだ、
「彼女」なんだ!
信じてよおっ!
HP :
週刊ビッグコミックスピリッツに連載中の漫画、最新第3巻より。
最終兵器となった「ちせ」のことが、痛々しくて見ていられず、別れようと言う「彼」シュウちやんに、想いのたけをぶつけるちせ。
まるで、虚無に滑り落ちていくのを恐れる「兵器部分」がわずかに残った「人間部分」に縋り付いているような叫びです。
この作品、当初の3巻完結の構想が伸びて、4巻目も出るそうで、3巻で終わっていれば2001年の星雲賞コミック部門は確実だったろうに、残念です。
2002年だと、「プラネテス」「からくりサーカス」「ミルククローゼット」等、ライバルが多いですから。
だめだ、痛すぎる…。前にご投稿があって以来、少しは気になっている「最終兵器彼女」ですが、今読んでしまうと心理的に沈没してしまいそうです。
ラストが非ハッピーエンドだったら、まず読まないんじゃないかと…。
「一度しか、言わないわよ。それも、小さな声で。もう、小さな声しか出せない」
「言うわよ・・・・・・」
HP :
先頃ハルキ文庫から復刊された短篇集から、核戦争後の一風景をえがいた掌編より。語り口は変化球ですが、ストーリーは真ん真ん中の直球です。
(この後に続くセリフも、皆さん見当がおつきになるのではないかと)
BGM:「僕と彼女と週末に」浜田省吾
「墨攻」や「陋巷に在り」で中国小説のイメージが強い酒見賢一ですが、こういうのもあるんですね。
そういえば、この人のデビュー作「後宮小説」は中国っぽいとはいえ、異世界ファンタジーでした。記念すべき第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
現物読んでませんが、あとに続く最後のセリフは、口に出されず終わる方がぜったい名シーンだと思う…。
「ひみつ国会図書館です。情報公開法に基づき各人の取り扱い説明書が閲覧可能になったのです。以前はこれを見て、あまりの自分の性能の低さや壊れやすさに失望し、ショックを受ける者が続出したため、閲覧が禁止されていたのです。あなたは見る勇気ありますか?」
HP :
少年サンデーに連載中のギャグ漫画より。ギャグ漫画は最近全般的にSF成分が高いですが、これはその中でも高い部類に属します。
日本全国民一人々々に一つずつ、漏れなく作成されている「人間取り扱い説明書」!あなたは読む勇気を持てるでしょうか?それに、分類コードではどうなるのでしょう、司書様?
とりあえず、出来の悪いヒラとしては、上役の取説を閲覧希望。
分類番号…とりあえずNDCは適用できるのだろうか?カルト教祖…169、三国志オタク…222、アメリカSFファン…933.7とかいうぐあいに。
HP :
言わずと知れた、機動戦士ガンダムより。アムロとララァのはじめての出会いのシーンから。
当たり前の事を言っているのに、強く印象に残ったセリフです。ガンダムにのめり込むきっかけを作った、セリフでした。
ガンダム出典のご投稿はたくさんありましたが、ファースト・ガンダムからはこれが初めてだと思います。私が全エピソードをテレビで見たガンダムはこれだけなんで、ちょっと嬉しいですね。
ご投稿のセリフ、たしかサイド6で瀕死の白鳥を眺めているシーンでしたっけ。
このシーンの謎めいたララァは印象的でした。…しかしあとから考えてみると、単に話のきっかけをつかみたかっただけの少年の言葉に、素でツッこみをいれたらあかんがな、とも。
私はいくぞ。
HP :
なんか農家の人たちに殺されそうな文句ですが…ここでは「農民」は科学技術に背を向けた人たちのメタファーだと思います。作中では文字通り農民なんですけどね(^ ^;
「科学技術=悪」という短絡的な図式が公理のようにまかり通っている世相を見ると、道行く人々に片っ端から「悪魔のハンマー」でも読ませたくなります。かえって逆効果かな。なにしろ、「輝ける人類の希望、原子力発電所」って話ですからね。
臨界事故が起きても、コンコルドが墜落しても、サリンが撒かれても、それでもやっぱり科学技術は社会の血肉であり、ヒトという種の延長された表現形の一部です。科学技術を否定するのは、ヒトそのものを否定することとほとんど等価です。
だから、大勢がいかに逆風であろうとも。たまにはちょっとブルーになる日があっても。それでも、せめてSFファンぐらいは科学技術の夢と未来を信じ続けましょう。
信じ続けましょう……同著者(+1)の「天使墜落」に出てきたSFファンたちのように?
「悪魔のハンマー」は未読ですが、科学技術に対するスタンスは「天使墜落」でも、やはり同著者の「神の目の小さな塵」「神の目の凱歌」でも同じようです。プロパガンダっぽいところをのぞけば、どれも楽しめる作品でした。
科学技術が招いた「悪」を人の手で解決しようとするなら、やはり科学技術が必要なはず。「科学技術=悪」で思考停止するのは、無責任ですね。
HP :
月刊アフタヌーン連載中の漫画より。
新生ゲルニッカー軍団首領が、ゲルニッカーの名を騙って暴虐を働くテロリストの犯行現場の実況中継を見て憤って一言。さすが、一介の戦闘員から悪の組織の首領になりあがった人の言葉は身に沁みます。
「飛べ!!イサミ」(byNHK)に出てきた「黒天狗党」幹部の銀天狗の名台詞「正しき悪の道理あり。」を思い出してしまいます。
素人相手に銃を振りかざすのは不可でも、子供をさらって戦闘員に洗脳するのは可。悪の組織の倫理観は複雑です。
しかし、組織の首領も下積み時代は覆面かぶって「イー!!」って、やってたんですかねぇ…。
HP :
「ビッグ・タイム」を読んで、わけがわからず途中で放り出し、「闇の聖母」を読んでつまらなさに、やはり放り出し(ヒロイック・ファンタジーとブラウンしか読んでない頃でしたから、今読めば評価は変わるかもしれません。)
それ以来ライバー大嫌い人間だったんですが、SFマガジンに再録されたこの小説を読んで、「SF読んでてよかったー」と突然ライバーに対する認識が変わった一作でした。
未読の方はぜひ読んで、この言葉の意味を確認してもらいたいと思うのですが(題名とセリフ見ればわかるわいと、おっしゃるかもしれませんが)。
そのSFマガジンももう手に入らないし、どこかで本にして出版してもらえないものかなあ。
私もSFマガジンM499号で再録されたのを読んだクチです。極寒の地球で、液化した空気を少年がすくいに行くという内容もさることながら、タイトルの付け方が絶品ですね。
499号が出たのはもう3年近く前だし、短編集の方はサンリオSF文庫だし…。どうも入手は難しそうです。こういうときは図書館を利用することにしましょう(宣伝)。いや、サンリオの方は図書館でもなかなかないですが…。
HP :
1987年にパーソナルメディア社から出た変形版の本より。
イギリスで未来学者とSF作家が組んで執筆した小説というよりは啓蒙書、アフターマンの同類です。その中から珍文句。
22世紀半ば世界送電網の完成を祝って日本の俳人・リューサンが詠んだ句。当時のソ連首相のお気に入りで、酔っ払うとしばしば口ずさんだと言う。
…元の日本語ではどうなるのだろう、この句は。
イヤな一体感のもち方だなあ…。
元の俳句…作ってみようとしばし考えたのですが、どう考えても五七五におさまりそうにありません。
「そうでしょうか?」ファーストはだれにきかせるともなくいった。
HP :
お久しぶりです。二度目の投稿です。
知的職業の存在理由を奪った人工知性体メディットに挑むテロリストたちですが、返り討ちになります。なにもかもメディットに奪われた男が最後に言う台詞がこれですが、メディットはあっさりそれを否定するのでした。そして、宇宙の根本原理を知った機械の夢とは・・・。
森岡浩之さん、作品は大好きです。大好きですから、早く星界の戦旗第3巻出してください。日本のSFファンがみんな首を長くしてますよ〜。
久々のご投稿を歓迎いたします。前は「エイダ」からのご投稿でしたね。
ご投稿の作品を読んだときには、「星界」の人はこういうのも書くのか、意外に思った覚えがあります。雰囲気が全然違ってましたので。
ちなみに私は「星界の戦旗」は3冊揃うまで待とうと思って、まだ読んでいません。…早いとこ出してくれないと、前作「星界の紋章」の話を忘れてしまいそうです…アニメも終わったのに、どうなってるんでしょう…。
ドモン&レイン「この手が、真っ赤に萌えるー! 幸せっ!掴めとっ!轟きっ!叫ぶーー!」
ドモン&レイン「石破っ!」ドモン「ラブ!」レイン「ラブ!」
ドモン&レイン「天驚拳ーーー!」
HP :
Gガンダムのコクピットから飛び出して、空中で二人踊りながら名セリフを叫ぶと、Gガンダムから月程もあろうかと言う「ハートの王様」が飛び出して、今にも地球を飲み込もうとしていたデビルガンダムを宇宙の彼方にぶっ飛ばしてしまう。とゆー、ロボットアニメ史上もっとも壮絶な必殺技炸裂シーン。
こんなものを見た視聴者が、その後「エヴァ」のラスト如きで何で大騒ぎしたのか、私には理解しかねます。
「Gガンダム」というと、けったいなガンダムがわんさと出て格ゲーやってるアニメ、という程度の認識しかない私。
もうこうなるとSF性がどうとかガンダムのイメージがどうとかいう線を越えてしまっています。すでにロボットアニメの枠さえ越えているような…。
見た人、爆笑するか脱力するかのどちらかだったのでは?
HP :
太陽の異変により、地上から脱出していく人類。残された老人と、脱出する人を選抜する役目を担った青年が、南太平洋の島でオーロラを見ながら交わす会話から。
この文をはじめて読んだとき、思わず読み返してしまいました。
何か、今、この時代を示しているような気がして。
西欧文明についての批判とも思えますね。…つまりは近代への批判なのですが。
「日本沈没」のラストで沈む日本に残った田所教授のシーンを連想しました。地球と日本のスケールの違いはありますが、イメージは相似しているような。
HP :
月刊アフタヌーンで去年の暮れ前後編で掲載された漫画より。
あるネットワークRPG内のダンジョンの奥底で、どこまでもヒーローとして振舞う「シバ」に対し、自分の安っぽい罪悪感から自由になることができない「ラベル」は問い掛ける。
殻しか無いこの世界で、その見せ掛けはどこまで真実か、あるいは塗り固めた虚構こそが全てなのか。シバは答えないが、あるいは彼は、彼について作り上げられた伝説を引き受け、演じることでかつての振る舞い(PK=プレイヤーキラー、他人の持ちキャラを破壊する者)を償っているのかも知れない。
現実の世界でも、程度の差こそあれ同じことは言えるでしょう。ネットワーク内の方が虚構が作りやすい分、問題が鮮明になっているだけで。
現実の方だと、自分で作った虚構を自分自身も信じ込んでしまうことだってしばしば…。
HP :
そんなに力強く言い切らいでも・・・と思う、予備校の友人・小松ちあ紀の台詞。
彼女はその台詞どおり、常にパソコンを携帯しモバイル更新に勤めている。
う、なんか耳にイタいお言葉…。
しかしリアルタイム更新なんぞ心がけて、もし課長に見つかったら、私は即「司書じゃない駄弁者」になってしまいます。…実はたまに図書館から修正アップしてますけど。
HP :
7人の主人公によるショートストーリー集といった感じのRPG、サガフロンティア。メカから魔法までごったまぜの世界観は独特で非常に好感が持てます。
これはそのうちの一つ、レッド編(特撮ヒーロー風のストーリー)の中で、レッドが強敵メタルアルカイザーを破った時の台詞です。
このメタルアルカイザー、敵でなおかつ機械なんですが、昔のサムライみたいな性格で、連戦で疲弊したレッドを対決前に回復させるよう作り手に要求したりします。かっこいいぞメタルアルカイザー。私としては、君は倒したくなかったよ……。
ところでこのサガフロンティアですが、SF好きにはちょっと違った楽しみかたがあります。このゲームのアイテムだの魔法だの技(サガフロにはそういうものがある)だの、幾つかSFの名前がついているのです。
「禅銃」という銃や「ハイペリオン」という重火器。
「ヴァーミリオンサンズ」「ミラーシェイド」これは魔法。
装備品の「ゴールデンフリース」に種族の「ラモックス」
極めつけはメカ専用の音波攻撃「無伴奏ソナタ」
一体誰がつけたんでしょうか?
2ではSFチックな世界ではなくなり、普通のファンタジー系の世界になってましたがSFネタだけは変わらず出てきます。ラスボスの打ってくる攻撃が「スタークエイク」「世界の合い言葉は森」「ゼノサイド」……。
内容的にはちょっとSFというにはツラいと思うのですが、ちょっと「違った楽しみかた」の方がが面白いので。
「禅銃」なんて、最終兵器なのでは。しかも音波攻撃「無伴奏ソナタ」…クリスチャン・ハラルドスンが浮かばれない…。武器に使うなら「ソングマスター」の方じゃないだろーか。聴いた人がみんな自殺衝動に駆られるという。
(拡大する球状空間の表面だけが支配域であるイメージ)
さより「拡散じゃないの?」
ロンド「直径は広がっている」
さより「なんか あんたたちも 苦労してるのねー」
HP :
元、竹書房の月刊ガンマに掲載され、今は角川コミックスから全四巻で出ている漫画より。ええい、侵略者が被征服民に同情されてどーする!な、台詞。
ロンドたちトカゲ型宇宙人「とかげ人」は「巣の父」というリーダーに率いられて、あちこちの星を征服して廻り、自分たちの香り高い文化を宇宙の隅々まで広げる崇高な行いをしているつもりなのですが、「何故か」いつも原住民の反乱が起きて追い出されてしまいます。彼らには自分達のしていることが侵略だとか嫌がられる、という事が理解できないんですね。
ちなみに、とかげ人はいくつもの竹本作品に同様の設定で、出てきます。最新コミックスであるメデアファクトリーのフラッパーコミックス「トランジスタにヴィーナス」第1巻にも登場して色々複雑なお家の事情をさらしています。
「直径は広がっている」の言葉がなんか悲しいですね…。
でも、地球人が宇宙に進出してそこに発展途上の異星人がいたら、とかげ人とあまり変わらないことをやるんじゃないかと思ってしまいます。
屈性が蔦をからませる。
レイリー散乱が空を青くする。
ぼくが君を愛するのは、分泌ホルモンのせいさ。
HP :
本歌は、以下の、あちらでは、良く知られた感傷的な詩の替え歌だそうです。
教えておくれ、蔦がからまるわけを
教えておくれ、空が青いわけを
教えておくれ、ぼくが君を愛するわけを
元MIT学生リチャード・C・レヴァインの作とのことです。きっとこの人もてないんだろうなあ…。
「アシモフの科学エッセイ」は私もひととおり読みました。たしかに本文より前フリが面白かった憶えがあります。
アシモフの短編「当世風の魔法使い」(「サリーはわが恋人」所収)がこの歌を小説じたてにしたような作品でした。化学者が作ったホレ薬が騒動を巻き起こす話。
だが、見まごうことなき事実を、鼻先に突きつけられたらどうするんだ?
そのときも、それから目をそらし、背理であるから、というので、現代の科学では説明できないから、というので、強引に否定し、無視し去るのが、知性的なのか?
HP :
まずは、おくればせながら、400点突破おめでとうございます。
この作品は、1965年にSFマガジンで連載していたものだそうです。
今から30年以上前の作品でありながら、今に通じるものがあるというのはすごいことだと思います。
今までの常識で考えられないことが起きたとき、否定してしまうのか、それともそれが説明できるような理論を構築するのか、科学者としては、難しいところでしょう。
でも、それが自分の目の前で起き、トリックでないことが明白なときに強引な理由をつけて否定してしまうのは、自分の今まで積み上げたものに対する裏切りのような気がします。
今まで説明できなかったものが、理論的に説明できるようになって行くのが科学だと思いますから。
私は日本SFは最近まであまり読んでなくて、この「果しなき〜」も去年読んだばかりなのですが、「なんでもっと早く読まなかったんだ!」と思いました。時代・次元を越えて展開する物語と、一転して静かなラストシーンが印象的でした。
>トリックでないことが明白なときに強引な理由をつけて否定してしまうのは…
同感です。しかし、超科学現象は肯定する人もしばしば理由付けが強引なことがありますからね…。
HP :
さて、どの場面で誰が言ったか、分かりますか?
人類初の宇宙飛行を実現するため奮闘するシロツグたち。しかし宇宙に行けたところで、世の中が変わるわけでもなく、貧しい人々が豊かになるわけでもない。しかもロケット開発にあたっていた博士は実験中事故死してしまう。自分のやっていることはムダなこと、ひょっとしたら悪いことなのではないかと落ち込みかけているシロツグに、同僚のマティ(…でしたっけ?)が言った言葉。
これ、私も好きなシーンです。
PRESS ENTER■
HP :
ヴァーリイで、もう一つ、書かせて頂きます。
読んだその時は、読後感の悪さしか、残らず非常に不愉快な気持ちになったのですが、現在、正常な精神状態に戻った後に読み返すと(ルナシティーの復旧作業中です)、非常に深い愛の奥行きと、西洋人の”フランケンシュタイン恐怖症(この作品の場合、ロボットにではなくコンピューターに、対するですが)”を見事に癒合させた作品の印象的なシンボルと映りました。
隣家に住む男が謎の死を遂げた。死体の第一発見者となった主人公は、この男がコンピュータを使って自分の存在を消し、実際にはない金をコンピュータ上で支払って生きていたことを知る。事件を追うコンピュータ技術者リサ・フーと主人公は恋仲となるが、事件の核心に近づいた二人にも危機が訪れる。
ご投稿の文句は被害者のコンピュータ・ディスプレイに表示されているメッセージ。無機質な恐怖を醸し出しています。
ラストでの主人公の行動には鬼気迫るものがありましたね。
ところで、それっぽくフォントを変えてみたんですが、どうですか?
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