第262集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第264集を見る
「そなたは…そなたは、誰じゃ?」
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関沢新一脚本・本多猪四郎監督「三大怪獣・地球最大の決戦」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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駄弁者:
「神に尋ねるべき正しい質問を考え出すのは楽ではありません」
出典:
ゾラン・ジヴコヴィチ「列車」(山崎信一訳) 『時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』に収録
紹介 :司書の駄弁者
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このスペックの低い男につかまってたんだよ!
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山東ユカ「ロボ娘のアーキテクチャ」
紹介 :冬寂堂 様
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駄弁者:
「だが戦いは終わってなどいない、続くんだ!」
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「ジャスティス・リーグ 『歪められた過去 part3』」
紹介 :H・I・T 様
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駄弁者:
「──絶望することもあるだろう。これらをじっとこらえてゆくのが──」
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富永浩史「超空自衛隊 『地球SOS』」
紹介 :山家 様
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駄弁者:
帰るのだ。なんとかしてここから帰るのだ。
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光瀬龍「墓碑銘2007年」 『宇宙救助隊2180年』に収録
紹介 :静夜 様
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駄弁者:
そして、『アイ。』 あとに……アイだけが……残った。
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楳図かずお「わたしは真悟」
紹介 :水谷秋夫 様
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駄弁者:
あんたもガメラに家を壊されて大事な人を踏み潰されてみなさいよ
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金子修介監督・伊藤和典、金子修介脚本「ガメラ3・イリス覚醒」
紹介 :トオコ・モリエ 様
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駄弁者:
僕らは『ニュータイプ』という幻想で繋がった世代なのだから…
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高松信司監督・川崎ヒロユキ脚本「機動新世紀ガンダムX」
紹介 :陸ドム 様
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駄弁者:
やりもしないうちにあきらめるな!▽
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コナミ製作「パワプロクンポケット」
紹介 :ギムレット 様
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駄弁者:
「さてサトル君。私は自分の星からこの地球を見ているうちに、地球とサトル君がどうしても欲しくなったんだよ。でも私は暴力は嫌いでね。私の星でも紳士というのは礼儀正しいものだ。力ずくで地球を奪うのは私のルールに反するんだ。そこで地球人であるサトル君に了解を貰いたいと思うんだ。サトル君は素晴らしい地球人だ。どうだね、この私にたった一言、『地球をあなたにあげましょう』と言ってくれないかね」
出典:
金城哲夫脚本「ウルトラマン 第33話『禁じられた言葉』」
紹介 :るーしー 様
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駄弁者:
SFはその本来の性質からして、そのことが絶対に間違っていると証明されない限り、現実もしくは空想のいかなるアイディアをも利用していいという権利を持っている。
出典:
ベン・ボーヴァ「天候改造オペレーション」(伊藤哲訳)
紹介 :10-0 様
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ミノル「だめだね!こんな計画では!」
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長谷川裕一「機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人」
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
「わたしは、自分なんて、何の取り柄もない人間だとおもっていた。ずっとこのまま、誰のためになることも、何の役に立つ事もできずに、最後までただ何となく生きていくだけなのかなって……それは悔しいし、寂しいことだけど、でも仕方ないよねって、そう思ってたの」
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新房昭之監督・虚淵玄脚本「魔法少女まどか☆マギカ 第8話『あたしって、ほんとバカ』」
紹介 :一会 様
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駄弁者:
たしかに訓練生をしごくことしか趣味のない教官もままいる
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国際映画社制作「亜空大作戦スラングル 『怒りの悪魔島(デビルスランド)』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
年寄りの思い出は補正が激しくっていけねえ
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空知英秋原作・大和屋暁脚本「銀魂(アニメ版) 第214話『お控えなすって!』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
ふはははは あッはッはッ──ははははは
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吉永裕ノ介「ブレイクブレイド」
紹介 :アーサー・エリス 様
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駄弁者:
昔の話だ……。人間を捨てて、地球征服を目論んだ同級生がいた。結局……俺達は、あいつらを救ってやることができなかった。だから、俺はこの学校に戻って、今でもあがいてるんだよ。若さで突っ走った学生が、同じ過ちを繰り返さないようにな。それを……あいつらも望んでるんじゃないかと思ってな。あいつらの魂だけでも救ってやりたいからな。
出典:
東映制作「海賊戦隊ゴーカイジャー 第30話『友の魂だけでも』」
紹介 :メダルの守護神 様
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駄弁者:
「人が憎しみの心を持ったら犯罪ですか!
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八手三郎原作・扇澤延男脚本「特捜エクシードラフト 第46話『魔獣を飼う美少女』」
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
「薬は注射より、飲むのに限るぜ、ゴジラさん!」
出典:
大森一樹脚本・監督「ゴジラVSビオランテ」
紹介 :鳩野空次 様
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駄弁者:
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「私は日本の警察官。そして、あなたのボディガード」
HP :
『警察・自衛隊・対策本部の名珍言集』第10回。前回と同じ、キングギドラのデビュー作より。
暗殺団から逃れる為にシークレット機で国外へ脱出し、日本を目指していたセルジナ公国のサルノ王女(演・若林映子)だったが、機内に仕掛けられた時限爆弾により飛行機は爆破。王女の生存も絶望視された。しかし王女は不思議な光と声に導かれ、無傷のまま生きており、ひょっこり日本に現れる。ただ、奇妙なことに「私は金星人です」と名乗り、ゴジラ・ラドンの出現やキングギドラの来襲、ひいては人類の滅亡まで予言し、人々を騒がせていた。王女が到着次第護衛の任務に就く筈だった進藤警部補(演・夏木陽介)は上司に願い出て、単独ながら王女の追跡と保護に努める。一方、日本各地で予言どおり怪獣騒ぎが起きる中、暗殺団もやって来て、王女をつけ狙う。実は王女は遠い昔キングギドラに滅ぼされ地球に逃れて来た金星人の子孫で、彼女の精神の奥深くには「金星人の本能」が眠っており、大宇宙創造神(おそらく金星人類の宗教)に祈りを捧げるという習慣まで思い出していた。その神への祈りの最中に、王女は殺し屋に狙撃され、弾は当たらなかったものの場所が「崖の上」だった為に足を踏み外し転落、頭部を強打した。しかしそれが幸いして金星人の人格は奥に引っ込み、元の王女に戻る。上記投稿の台詞は正気に戻ったサルノ王女と、王女を救出した進藤警部補が、初めて交わした会話である。この直後、進藤警部補は殺し屋に腕を撃たれて拳銃を崖下に落としてしまった。それ見たことか。余裕ぶってキザな言い回しを吐くからバチが当たったんだ。
ざまぁみさらせ二枚目!(ブサイク独身男のひがみ)
元祖UFOにのったオジサン以来、金星人と言えば美女に決まってます。
>「私は日本の警察官。そして、あなたのボディガード」
こんなふうに自己紹介する警官やボディガードがいたら、怪しさは金星の王女といい勝負…。
「…(中略)…人間を満足させるのも簡単ではないのですよ」
HP :
オーストリアから旧ユーゴ・東欧のSF、幻想作品を原文から訳したアンソロジーより。未来の教皇選出からチェルノブイリの汚染地域を描いた作品まで、硬軟軽重とりまぜたラインナップでした。
トリを飾っていたのはセルビア人作家のこの作品。とある銀行家が列車に乗っていると、コンパートメントに神様(一見、退役中佐っぽく見える)が入ってきて何でも一つだけ質問に答えてくれると言う。さて彼が質問をしたこととその結末は──。
星新一のショートショートを思わせる短編でした。
HP :
女子高生の江草なゆたは普通の女の子。転勤で両親がいなくなった一人で暮らしている。ところがそこにオモチャ会社に勤めていた、姉のイチ姉こと伊知子が女の子を連れて帰ってきたから、さぁ大変。
あわてながらも話を聞いてみるとまたビックリ。なんとその女の子 クォークはロボットだったのです。元々クォークは、USBケーブルに接続して簡単なコミュニケーションをとることができるおもちゃとして開発されたのですが、イチ姉が開発に参加した途端、小学校低学年ほどの女の子になってしまったのでした。
投稿した台詞は、なゆたの学校にお弁当を届けに行って、先生に捕まったクォークがなゆたと再会した時に言ったのがこの台詞。ぐはっ!いくらロボットとはいえ、このぐらいの年頃の女の子に言われると非常にツライ!!
ちなみにクォークの名前は数字の単位ではなく、単に製作費が9億かかったからだとか。
「男のスペック」というと、いつぞやの読書会を思い出して…って、こちらでは関係なかったですね。
自分の場合、ハードウェアはそう悲観したものでもないけど、ケースがなあ…(あと、機能の偏ったソフトウェアにも問題が)。
「しかし次の総統は誰が?」
「他にいるか?」
HP :
ヴァンダル・サヴェッジ総統自ら指揮を執る枢軸軍のアメリカ本土空爆は、ジャスティス・リーグや彼らの協力を得た連合艦隊、国際航空部隊ブラック・ホークによって阻止され、サヴェッジは生死不明になります。
報告を受けた上級将校ホフマンはサヴェッジを「馬鹿な総統」呼ばわりした挙句、サヴェッジが未来の自分の忠告に従って冷凍保存していたアドルフ・ヒトラー(ちなみにアメリカの放送コードに引っかかるためか、ヒトラーやナチスといった単語やハーケンクロイツ等は本作では登場しません。)の蘇生を決定します。その際のやりとりが投稿の台詞。
ホフマンは「前の総統(ヒトラー)には問題がありましたが、もっと部下を大事にしてくれました!」とサヴェッジに露骨な不満を抱いていましたが、実際ヒトラーはユダヤ人差別や虐殺等許せない行為(僕も絶対許せません。)を行ってきた反面、アウトバーン建設事業によってドイツ国内の約七百万の失業者をほぼ0にしたり、党員を企業に送り込んで労働者の給料を搾取させないように監視させたり、勝手な実験を行ったため銃殺が決定していたフォン・ブラウンを助命したり等、現在の日本の政治家にも見習わせたいほど国民本位な政治家でもあったりします。
かくして理想の支配者を取り戻した枢軸軍は、めでたく正しい歴史―ドイツ敗戦―への道を進む事になるのです。
死者の代弁者じゃありませんが「いかなる人間も無価値ではない」、マイナス面もあればプラス面もあります(プラス面があったからといってマイナス面すべてを許すわけにはいかないでしょうが)。
もっとも政治家に独裁者を見習えと言うと、マイナス面ばかり見習いそうでうかつに言えません。
HP :
TVドラマ「JIN」で坂本竜馬の船中八策が、歴史改変により船中九策に変わっていたと思いますが、この作品では、山本五十六の「男の修行」が変わってしまいます。本来の「男の修行」には無かった上記の一文が、山本地球防衛軍司令官から主人公達に送られた手紙に書かれた「男の修行」の文中にはあったのです。地球滅亡を前にして、絶望的な状況にある主人公は苦笑と涙をこらえかねるのですが、自分でも苦笑と涙をこらえらないだろうな、と思いました。それにしても、主人公達の所属する地球防衛軍には女性の軍人も多々いるのですから、「男の修行」ではなく、「人間の修行」等になる方が自然のような気もします。
船中九策は未来人の影響がないと出てこないでしょうが、こちらは山本五十六がもう少し長生きしていたら、未来から何も来なくても付け足したくなったかも知れません。
もっとも日本が戦争で負けるより作中の絶望は規模が大きそうではありますが。
ちなみに「男の修行」は以下のような箴言です。
苦しいこともあるだろう。
言いたいこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣きたいこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが
男の修行である。
…(中略)…
しかし今度も帰らねばならなかった。今度だけは誰のためでもなかった。
おのれの墓碑銘はおのれのためにだけ記される。そして死は、トジの心からなお遠かった。
HP :
太陽系の惑星開発の初期、九度の遠征に参加し、失敗したそのほとんどでただ一人帰って来たトジ。十度目の参加になる第三次木星探査で、トラブルに遭いカリストに軟着陸を決行するも、宇宙船を失いただ一人残されてしまう。これは、その物語の最後の部分です
これを読んだのは遥か昔、高校の頃ですが、数字と横文字は天敵と言う私が唯一、一度で覚えた年号の入ったタイトルでした。たまに読み返していたのですが、大人になってから読むとまた違うんですね
「イティハーサ」の水樹和佳子がマンガ化しているんですね。
「百億千億」も萩尾望斗のマンガ版が有名だし……光瀬龍と少女マンガ、意外と相性いいんでしょうか。
HP :http://oikose.at.webry.info/
その機械、真悟は、母マリンの言葉を父サトルに伝えるために長い旅をしました。
「サトル、ワタシハイマモ、アナタガ、スキデス。マリン」
サトルが伝えられたのはそのうちのたった二文字、「アイ」。
鬼才・梅図かずお、SF恐怖漫画のラストには、意外にもヒューマニズムに溢れる演出がありました。
さて、またネタ切れとなりました。投稿間隔を空けて粘っていたんですが、もうすっからかんです。もっとも、駄弁者様が投稿中断期間を設けなかったら、一年以上前にこうなっていたと思います。
原則として原典にあたることにしていました。がきデカを読みに赤坂図書館へ行ったのもいい思い出です。神宮球場に野球を見に行くついででしたが。ちなみに「おれの血は他人の血」は投稿後に中古で手に入れました。内容を忘れていたから、また無我夢中で読んでしまいました。
それでは、SFへのアイだけを残して、私もいったん立ち去りましょう。次に投稿出来る日までごきげんよう。
最後にいただいたご投稿は、全然知らなかった作品でした。これは読んでみたい…。
>それでは、SFへのアイだけを残して…
投稿を再開された149集から5年にわたってコンスタントに、ヴォネガットからFSSまで、幅広いご投稿ありがとうございました。お休みされるのは残念ですが、また復活の日をお待ちしています。
HP :
SFは、センス・オブ・ワンダーだ、ってことで。
「言葉に詰まる言葉」続き。今回は「平成ガメラ三部作」の第三作の予告編から。両親と飼い猫をガメラに奪われた(と思っている)少女の言葉です。ガメラを憎む少女は、偶然発見した謎の生物にガメラを殺させようとします。そのせいで、大変な被害が出るのですが……。ところで。
これをご覧の皆さん、皆さんだったら、この少女に、どんなことを仰いますか?私の場合は……「無言」です。私は、この少女の言葉に何も言い返すことができません。何故なら、少女の「大事なものを無碍に奪われた人間の悲しみや憎しみ」の前には、私程度の人間が「憎しみの連鎖が云々」「自分の大事な人を殺されたからといって、その復讐のために犠牲者が出てもいいのかよ」という「正論」を吐いても少女を納得させるどころか、簡単に跳ね返されてしまいそうだからです。(誰ですか、「だから『言葉に詰まる言葉』なんだろ」ってツッコミ入れてるヤツは。)それに、自分が少女と同じ立場になったとき、少女と同じように考えない、という保証もないので……。だから、本当に何も言えません。
皆さんだったら、どうされますか?ね、駄弁者さん。
下の「特捜エクシードラフト」と似た感じですね。
まあ、私も無言になるしかないとは思うのですが。ただ、この言葉を実際に聞くシチュエーションを想像すると、言う側にたって詰め寄る立場ではなく、言われて立ち往生する立場にシンパシーを感じてしまいます。たとえ相手を納得させられないと分かっていても、「正論」を盾に行動しなければならないというのは、それはそれで辛い立場ではないでしょうか。
HP :
月のマイクロウェーブ送電施設に遺伝子レベルにまで分解され、保管されていたファーストニュータイプ『D.O.M.E』
彼が再び始まった戦争の当事者達、新連邦、革命軍のトップと第三勢力の主人公達を招き、人々が求め続けた『ニュータイプ』とは一体何なのかを語った台詞です。
以下全文
「ニュータイプを神と等しく崇拝する者。封印し、力を利用しようとする者。かつて力を持っていた者。
みんな、それぞれに『ニュータイプ』という言葉を捉えている
そして、それがまた、次の戦争の銃爪となろうとしている…。
でもそれは、ある意味では仕方が無い事かもしれない」
この後に投稿の文句が続きます。
当時のガンダムシリーズを取り巻く状況をパロディにしたこの作品、15年たっても状況に一切変化無し…
また新しいガンダムが始まってるみたいですが、今のガンダムを取り巻く状況って、どうなっているんでしょう。
もう「ニュータイプ」に対するこだわりも相当薄くなっているんじゃないかと想像するんですが。
「才能」なんてものは、
人生が、全部終わったあとで
初めてわかるものなんだ!▽
HP :
遂に今年のパワポケ14の情報が出てきましたので、記念としてパワプロクンポケットからの投稿です。(パワポケは初代から毎年欠かさず発売してます)
これは仲間である佐藤君が主人公に自分は才能がないから野球部に必要な人じゃないんじゃないかと悩んでたのを打ち明けたます。
すると主人公は佐藤君を殴り、上記の台詞をしゃべったのです。
この台詞は初めて見たときドスンと来たものがありました。
やっぱいいですパワポケは。
ちなみにこの台詞の後二人で夕日に向かって走り出しますが背景はどう見ても夜中でした。
あ、SF分ですか大丈夫ですよ。
シリーズ1作目のこの作品でも悪の組織が人体改造してますし。
ちなみに次回作の14は何を考えてこうなったのか少年野球で魔球を使う「燃えろ! 魔球リーグ編」です。
いや、才能の有る無しは人生のわりと早い段階で分かってしまうと思うんですよ…。
しかし、野球(だろうとなんだろうと)に必要とされる才能は何種類もあるでしょうし、よしんば才能がなくたって必要とされる人材にはなれるはず。
>SF分ですか大丈夫ですよ。
あんまり大丈夫じゃないと思いますが、よしとしときましょう。才能の無さに絶望した佐藤君が人体改造に走ったり…しないか。
HP :
アキコの弟・サトルの前に現れたメフィラス星人。その目的はサトルから地球侵略承諾の言質を取る事にありました。
サトルがそれを拒否すると地球人が現在直面している問題を克服した星での永遠の命を餌にしますが、それも拒否されます。
その後サトルの救出に向かったウルトラマンとの戦闘でもほぼ互角に渡り合うものの、「宇宙人同士で戦ってもしょうがない」と撤退します。
しかし地球を去る直前、「私は諦めたわけではない。いつか私に地球を売り渡す人間が必ずいるはずだ」と言い残すのでした。
放送から約45年、再度心に挑戦された時地球人はその誘惑を跳ねのけられるのでしょうか……?
>力ずくで地球を奪うのは私のルールに反するんだ
たいへん紳士的でけっこうなんですが、そこらの子どもが言ったからというのを地球譲渡の根拠にしようというのは…。
メフィラス星人のルールというのがどんなだったのか、具体的に聞いてみたい(笑)。
HP :
まさに言いえて妙。でもこれに従うと、「宇宙戦争」なんかは今の世の中ではSFと言えないんじゃ…。あ、書かれた当時は証明されてなかったからいいのか。
あるいは、「絶対にないということを証明する方法は無い!」とか言えばどんな作品もSFと呼べるということなんだろうか。SFというものを考えさせられる一文だと思います。
(内容に関しては、近日中にこの作品からもう一つ名文句を投稿させていただく予定なのでまたその時にでも。)
ベン・ボーヴァは名文句集初登場ですね。個人的には、作家としてよりSF誌の編集者として記憶しています。オースン・スコット・カードが「エンダーのゲーム」でデビューしたときの『アナログ』編集者がこの方なもので(短編版「エンダー」が収録されている『無伴奏ソナタ』の序文も書いてました)。
>そのことが絶対に間違っていると証明されない限り〜
間違っていると証明されていても、ひとつ前提を変えることで構築される世界観や物語に筋が通っていればOKじゃないかと。そうするとファンタジーと区別がつかなくなりそうなのが、面白くもありそうで、このサイトの管理人としては悩ましいところでもあるのですが…。
トビア「なぜです!他に方法がないんですっ!いざとなったら命をかけたってやり遂げてみせます。ぼくらにF99をください!」
ミノル「命がけは前提だ!!軽々しく口にしないでくれたまえ。トビアくん!」
HP :
木星からのレーザー攻撃「神(ゼウス)の雷」を阻止するために、動き出したクロスボーン・ヴァンガード。通常では3ヶ月以上かかる移動を短縮するために、サナリイからミノフスキー・ドライブ装備のMS、F99“レコードブレイカー”を借り出すために月に向かう。計算上は150時間で到達できるからだ。
しかし、F99による木星攻撃計画を検討したサナリイのパイロット教官ミノル・スズキはこれを却下する。
戦争をやりに行くわけだから命がけは前提ですよね。あまりにも当然の言葉。
さらにこのあとにきちんと理由が語られています(到達後の行動が考慮されていないこと、同一機種では有効な作戦が展開できないこと、機体とパイロットの絶対数が少ないこと、そして終了後の生存率が限りなく0に近いこと)
ただこれを語ったスズキ教官はベテランのスゴ腕テストパイロットとはいえ実戦経験ゼロ。そんな人が撃墜数が軽く2桁を超えるトビアを諫めるものだから、妙なおかしみが生まれていまいます。血気盛んな若者と枯れた大人が対照的に描かれた名場面。
命がけであることを理由に穴のある作戦を通すことはできない、ということで若者と大人というよりプロ意識の差という感じもします。たしかにプロ的な固定観念にとらわれない思いきりが、いい結果につながることだってあるんでしょうが…。かと言ってプロを軽んじていいことにはならないと思うんですよね。
「現実は随分と違ったね。まどか、君は望むなら万能の神にだってなれるかもしれないよ」
HP :
今まで、この作品で何度も投稿させていただきましたが、初の主人公、鹿目まどかの台詞です。まどかは一度は、魔法少女になろうとしたのですが、憧れた魔法少女、巴マミの無残な死を目の当たりにしてなるのを諦めます。その後、親友のさやかは魔法少女になりますが、さやかは過酷な現実に追い詰められていきます。台詞は魔法少女になる事で叶えられる願いでさやかを助けようとする場面でのキュウべぇとの会話です。
まどかは台詞の通り、自己評価は低めですが「人を助ける」ことに強い憧れをもっていて、魔法少女になって、人間に危害を加える魔女と戦えるのなら、それだけで願いが叶うとまで言うような子です。諦めた後も、ずっと自分の臆病さを責め続けていました。だから、さやかのためなら、キュウべぇ曰く「魂をささげる」ことになっても構わないと決意するのですが……。まどかの言葉は極端だと思いますが、よくも悪くも中学生らしくて好きです。問題なのは、このアニメが大の大人でも判断できない問題を、容赦なく中学生の女の子にぶつけてくる作品なことですが。
時期的に、日本SF大賞ノミネート記念ということになってしまいました。
>わたしは、自分なんて、何の取り柄もない人間だとおもっていた〜
でも仕方ないよね、と諦めてしまえるあたりは中学生らしくはないような。
キュウべぇとしては、中二病的な思い込みするような主人公なら都合がよかったんでしょうか(そんな魔法少女は、あまり見たくないですが…)。
今日の教官はその典型的な札付きだ
それにしても13回目だ
中にはお前が少し我慢すれば済んだケースもあった
だがなぁ、組織に必要なのは規律だ
一人の射撃の天才にできることはたかが知れている
お前にはここを無事に卒業してスペース連邦正規軍の士官コースに進んでもらいたい
それが俺の最後の頼みだ
HP :
ゴリラの一員で射撃の名手のジェット。彼の回想シーンから。
彼はかつてスペース連邦正規軍の士官候補生だった過去を持つ。当時のジェットは教官相手によく暴力事件を起こし、13回もの独房入りを経験していた。教官が権力を使って士官候補生を過剰にしごこうとするのに我慢がならなかったのだ。
ジェットの理解者であり、彼をかばっていたオムニ教官。ジェットも彼のことは慕っていた。しかし、ジェットが首都ギャラクタウンから派遣された教官を殴ってしまったことで、オムニ教官は責任を取って士官学校から去ることになった。台詞はジェットの独房を訪れたオムニ教官の言葉。
ハートマン軍曹方式は、どう考えても天才向きじゃないからなあ…。
結局教官の願いは叶わなかったということなんでしょうが、組織に必要な規律を身につける代わりに、才能が失われてしまったかも知れません。
年はとりたくねーもんだ
HP :
私には珍しく「汎用性」の迷セリフかな?
かぶき町を狙う華陀率いる戦闘種族・森羅の大群を侠客・泥水次郎長と二人で殲滅した銀さんだが、ついに疲労困憊で華陀を逃がしてしまう。「俺たちの若いころにはもっと……」といいかけた次郎長に銀さんが言い返したセリフです。(ちなみに、次郎長は天人(異星人)との攘夷戦争の初期に参加しており、銀さんや桂の先輩にあたります)
原作(308訓)では「年寄りは思い出補正が……」なのですが、アニメのほうが的確な気がしてこちらにしました。
3丁目のなんとやらじゃないですが、つい我々も昔の悪いところは忘れちゃってるところがあるかもなあと、笑いながらもちょっと背筋が寒くなったりして。
汎用性はありますねえ…ひょっとしたら年齢と関係なくあるかも。
しかしまあ、自分の都合のいいように補正がかかる脳の仕組みというのは、けっこう大したものだと思います。
やったぞッーー!! ジルグーーー!!!
HP :
六部作という壮大なスケールで映画化され、可動フィギュアまで発売されたのに、どうも知名度の低い不遇の名作、ブレイクブレイドの最新刊(10巻)より。
全ての人間が「石英」を操る魔力を持つ異世界を舞台にしたファンタジー&ロボットSFな世界観で、主人公ライガット・アローは地中より発掘された古代のゴゥレム(人型兵器)「デルフィング」を操縦できてしまったがために、友人ホズルの治めるクリシュナ王国と、大国アテネスとの戦争に巻き込まれていく…という筋書きの第一部。
10巻は第一部のクライマックスに当たり、クリシュナ王都に攻め込んできたアテネス軍を単身迎撃すべく出撃したライガットは、敵の将軍『戦争の天才』ボルキュスとの一騎打ちにもつれ込みます。
ボルキュスはライガットの友人ジルグの仇であり、ライガットは自分を救うためにあえて身代わりとなってボルキュスに処刑されたジルグの仇を討つために戦いを挑んだのです。
経験値の差に圧倒されながらも、亡き友人のが乗り移ったかのようなライガットの操縦でボルキュスの駆るゴゥレム、ヒュケリオンは戦闘不能となり、ライガットはボルキュスの眼前に剣を突きつけます。
クリシュナの国益につながるため、ライガットには「ボルキュスを殺すな」という命令が下ります。しかし、ボルキュスの「ジルグは、身代わりと知っていて殺した」という発言で彼は「ジルグは弄ばれた」という事を知ってしまい、怒りのままに命令を無視して剣を突き立ててしまうのでした。
「知って、いたのか----知っていて---------しねッーーー!!!」
そして、剣を突き立てた後にライガットは高笑いと共に投稿のセリフを高らかに叫び、直後、涙を流しながら放心状態になってしまいます。
「復讐」とはやはり報われないものなんですね…別漫画ですが、某シリアルキラーが「陰気なライフワーク」と言ったのもうなずける気がします。
近年では急に悟ったようになってしゅんとなる主人公も多い中、激情のままに復讐をやり遂げたライガットには久々に衝撃を受けました。まぁ、前の巻の時点で「俺はボルキュスを殺したい」と言っていたので、おもいっきり予兆はあったのですが。
作者さん、そろそろライガットをいじめるのはやめてあげてください…。
すいません。私も全然知りませんでした。
>近年では急に悟ったようになってしゅんとなる主人公も多い中〜
とはいえ、ご投稿のセリフやコメントからの印象では、主人公の激情を肯定的に描いているのではないようす。しゅんとなるまでは時間の問題という気がします。
HP :
ゴーカイブルー=ジョー・ギブケンの先輩シド・バミックをバリゾーグに改造した張本人である宇宙帝国ザンギャックの科学者ザイエンは、バリゾーグ量産化計画のために地球のスポーツ選手を拉致する作戦を立てました。ジョーとアイムはライブマンのイエローライオンだった大原丈と出会い、ボクサーをさらおうとしたザイエンと小競り合いをした時に彼が落とした端末を見つけたジョーは、もしかしたらバリゾーグをシド先輩に戻せるかもしれないと淡い期待を抱いていましたが、復興した科学アカデミアで分析した結果、元に戻せないことが判明し、落胆したジョーに丈が言った台詞です。
丈はかつてライブマンとして、武装頭脳軍ボルトに入った3人の友(月形剣史、仙田ルイ、尾村豪)と戦いながらも彼らを救おうとしましたが、結果的に尾村豪を除いて誰も救えなかったという後悔から、3人と同じ過ちを犯す生徒を出さないように科学アカデミアで頑張っていました。
残酷な事実を突きつけられても、時には断腸の思いで受け止めなければならないということを実感させる台詞でもあります。
ライブマンは1988年ですか…。当時視聴していた父親世代は嬉しいところかも知れませんね。今大ファンの子供たちが、こういうのを見て過去の戦隊を遡って見ようとする動きはあるんでしょうか。
あなたも! あなたも! あなたも! 人を憎んだ事はないんですか!
あなたも、一度も殺したいほど誰かを憎んだことはありませんか!」
HP :
フリーのルポライターが惨殺された。取材先の黒い噂をひろっては相手から金をゆすり取るという、悪徳ライターだったらしい。
だがそれは、謎の奇病で10年間も意識が戻らない娘を守るために、月に200万円もかかる生命維持装置を機能させ続けるためだった。
取材先である黒い企業、真壁重工が捜査線上に浮かびあがった途端、井上という男が自首し、通りすがりの殺人だと言い張る。明らかに鉄砲玉だが、証拠がない。
母親は意識のない娘に向って、父親を殺したのは真壁重工なのに逮捕されないのが悔しいと愚痴る。その途端、炎の魔獣が現れて、井上と真壁重工の社長を炎の中で八つ裂きにした!
娘は指一本動かせない状態の中で、いつしか超能力が育っており、父親を殺された憎しみが形となって容疑者に襲いかかったのだ!その娘を逮捕しようとしたエクシードラフトの面々に、母親が胸倉をつかまんばかりにして言ったのが、投稿のセリフです。
確かに娘は、被害者に指一本触れてはいない。ただ、父親を殺した犯人を憎いと思っただけだ。主人公の叶隼人は、「人の心の中まで裁くことができるのか」と悩みます。
ストーリーはその後、娘が便利な殺人マシーンとして悪の集団に拉致され、それを助けようとするエクシードラフトという流れになります。
善でも悪でもなく、ただただ娘を守るために正義のヒーローたちにつかみかかっていく母親の姿は実に強烈で、今でも印象に残っています。
殺意をもつだけでは犯罪にならないでしょうが、意図するしないに関わらず被害者が出ている以上、警察がそれを止めようとするのは当然…とは言わないまでも、仕方がない。
母親の行動もまた当然なんですが、もし自分が勘違いで無実の人を犯人だとそしっていたら…とは考えなかったでしょうか。
HP :
抗核エネルギーバクテリア弾を、ゴジラの口の中に撃ち込む事に成功した直後の、権藤一佐(峰岸徹)の台詞。一瞬、「普通は逆でしょ?」という突っ込みが頭をよぎりましたが、そこはあくまでも「普通」の話。ゴジラのように表皮がとうてい普通とは言えぬ程に硬く、血管の構造もよく分かっていない(?)相手には、やはり口の中に撃ち込む方がより効果的なのは想像できる、としても…。
敵に背を向けた状態から振り向きざまの一発…人間対人間のガンファイトなら決めどころでもありましょうが、巨大怪獣相手では何ともマヌケ感が否めず、直後にビルごと葬られるに至って、哀れ上記の決め台詞も迷文句として記憶される事になってしまいました。
学生時代に京都市内の映画館でこの映画を観ていた時、この場面を観た小さな男の子が、
「あのオッチャン、アホや〜!」
と叫び、期せずして客席内には笑い声が響いていました。個人的にはこのボウズの一言をめい文句に推したいところですが、そうもいきませんわな。
「G細胞」を巡るサスペンスでストーリーを引っ張ってゆくアイデアは秀逸だと、当時は思いましたが、その後のいくつかの作品では、逆に「G細胞」のアイデアにストーリーが縛られてしまった印象もありました。真に、シリーズを持続させるというのは難しいもの…。
せっかく壮絶な殉職シーンのはずが…。子どもの素直な一言は、ゴジラの一撃よりダメージがでかいかも知れません。
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