第263集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第265集を見る
それにしてもおかしな前置きだな。私にゃなんのことやらさっぱりわからない。
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R・A・ラファティ「悪魔は死んだ」(井上央訳)
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
ここでナブーを代表し、民主的に選ばれたナブー国元首 アミダラ女王に発言して頂きます。
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ジョージ・ルーカス監督「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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駄弁者:
「奴ら、迷路パターンを書き換えたらしいぜ!」
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国際映画社制作「亜空大作戦スラングル 第1話『迷宮の要塞』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
そうかな?
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ジョージ・ルーカス監督「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」
紹介 :アーサー・エリス 様
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僕を助けるためにそんなこと言うなよ!!
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とよ田みのる「友達100人できるかな」
紹介 :陸ドム 様
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メンチカツになる
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テレビ愛知・ウィーヴ・「魔弾戦記リュウケンドー」製作委員会製作「魔弾戦記リュウケンドー 第4話『氷結武装! アクアリュウケンドー! ABSOLUTE ZERO』」
紹介 :クロスケ 様
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駄弁者:
「岡山へ逃げた……」
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馬淵薫脚本・本多猪四郎監督「フランケンシュタイン対地底怪獣」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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人間同士、勝ったの負けたのと、そのどこが面白い。死ぬまでやってろ。国家は国民奉仕機関に徹する存在であるべきだ。権力も武力も必要無い。だがいまだそうなってはいない。おれはそんな原始的なもののために命を張る気はない。
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神林長平「グッドラック 戦闘妖精・雪風」
紹介 :静夜 様
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「わかるぞ、坊主」もと聖堂護衛兵だった隊長は、ささやいた。
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デイヴィッド・ウェーバー「反逆者の月 3」(中村仁美訳)
紹介 :冬寂堂 様
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物語に出てくる継母は強欲でよこしまでずる賢く、人を殺す傾向があるばかりか、ときには人を食らう。対する継父は、まったく退屈とはいわないまでも、注目に値するともいえない。
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ダイアナ・ガバルドン「死者から届いた日記」(石原未奈子訳)
紹介 :山家 様
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もう俺達は宇宙が誕生した時から存在する生命力の一部だ。
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「スパイダーマン エイリアンコスチュームpart3」
紹介 :H・I・T 様
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駄弁者:
我々が大統領の言葉に耳を傾けているとき、おだやかなそよ風が吹き渡って、燃えるような紅葉をそよがせ、強い太陽の日射をやわらげてくれた。晴れわたって、からりと乾いた午後だった。抜けるような青空、さんさんと輝く太陽、そして積雲が点々と綿のように浮かんでいた。戸外での祝典にはもってこいの一日である。
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ベン・ボーヴァ「天候改造オペレーション」(伊藤哲訳)
紹介 :10-0 様
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駄弁者:
俺が鉄道という許し得る世界に自分を求めた時、はじめて俺という意志を持ち、ただ単に社会に操られて老いてゆく俺以外の、俺自身というものが存在し得るのだ。俺が毎日会社に通ってサラリーをもらうだけなら、俺以外の誰かだっていいわけだ。俺の、俺だけが許し得る世界には、俺でなければならない本質的なものがある。
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山野浩一「X電車で行こう」 『鳥はいまどこを飛ぶか 山野浩一傑作選I』に収録 『日本SF全集1』にも収録
紹介 :司書の駄弁者
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容赦なく照りつける太陽。
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河嶋陶一朗/冒険企画局「サタスペリプレイ アジアンパンク GO!GO!」
紹介 :ギムレット 様
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駄弁者:
「諦めたらそれまでだ。でも君なら運命を変えられる。避けようの無い滅びも嘆きも全て君が覆せばいい。そのための力が君には備わっているんだから」
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虚淵玄脚本「魔法少女まどかマギカ 第1話『夢の中で会った、ような……』」
紹介 :るーしー 様
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駄弁者:
これはすごい、これこそ技術というものだ。ひとの発明を盗んだなどというものじゃない。天才の仕事だ。
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ロバート・A・ハインライン「夏への扉」(福島正実訳)
紹介 :ラッキー・チャンス 様
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駄弁者:
余計な事をするな!
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東映制作「仮面ライダーアギト 第12話『湖の激突!』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
愚かな戦いをやめ今すぐここから逃げるんだ、気力と妖力は光と影、正義と悪
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東條昭平監督・杉村升脚本「五星戦隊ダイレンジャー 第50話『行くぞォォッ』」
紹介 :クロスケ 様
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駄弁者:
宇宙に行って直接止めればいいんだよ!
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Sammy原作・岩崎良明監督・伊藤美智子脚本「快盗天使ツインエンジェル(アニメ版) 第12話『最終決戦!みんなの笑顔を取り戻す!』」
紹介 :Y 様
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駄弁者:
君の気持はよくわかる。いいかね、君は三日間一生懸命ネズミの世話をしたね。そうしているうちに、あんな小さな動物にも必死で生きようとする気持ちがあることがわかってきた。この怪獣の子供も、必死に生きようとしているんだよ。生きるためには食べ物を食べなくちゃあならない。それは人間だって、ネズミだって昆虫だって、みんな同じだね。この怪獣の子供は、何も殺したくてネズミを殺したんじゃないんだよ。自分が生きるためには仕方がなかったんだよ。……時には許さなきゃならないことがあるんだよ。つらいことだが、それが本当の勇気じゃないのかね。
出典:
今村文人脚本・鈴木利継監督「ファイヤーマン 第29話『撃つな!怪獣だって友達だ』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
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HP :
普通なら「お前が言うなー!」とツッコむ所ですが、相手がラファティなら仕方ありません。
ネビュラ賞候補にもなった、ラファティの本邦初紹介長編の「前口上」より。
BGM:「メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』 S.514」リスト
「フィネガンズ・ウェイク」のパロディだそうで、元ネタがすでに理解力を越えているのにそれを下敷きにした作品を、しかもラファティが書いたとあっては(私はこの人の作品がときどき理解できない…というかときどきしか理解できていないような気がする)、ギブアップせざるを得ません。
まあサンリオSF文庫なので、読む気はなかったけどたまたま手に入った、なんてことは無さそうですが。
HP :
「民主帝国」は成立するか?という話題があったので、これならば、と思い投稿。
そう、「王族」に「立候補ー当選」してもらえばいいんじゃなかろうか?と。
ん?「当選」したから「女王」になったのかなってそれじゃキャンペーンガール(レースクイーンとか)扱いですよね。
>「王族」に「立候補ー当選」してもらえば
それは、たまたま当選者が王族なだけの大統領制なんじゃないでしょうか…。いや、任期が終身だったらそうでもないのかな?
「そのようね!」
「操縦できて嬉しい?」
「快感!」
「ねえ、もうちょっと丁寧に操縦できないの?オタク」
「要塞と一緒に爆発しちゃってもいいならそうするがね」
HP :
以前から対立していた2つのランドベース「ルリオン」と「ブロントロス」。犯罪組織クライムはブロントロスにデマを流し、対ルリオン用の要塞を建造させた。クライムの表の顔「クライム・カンパニー」は軍需産業の大部分を掌握しているため、戦争が起こればより大きな儲けになるのだ。
ブロントロスが作った要塞は何重ものセキュリティに守られているが、特徴的なのは内部が迷路構造になっていることである。この迷宮内でわずかでもスピードを緩めれば敵味方問わず撃破されるシステムになっており、制御システムがある中心部に辿り着くにはブロントロス内のコンピュータから迷宮のデータをコピーしてマシンの自動操縦システムにインプットするしかない。クライムはブロントロスの士官に化けた工作員を送り込み、視察という名目で内部に侵入。要塞を掌握してしまう。しかし、ブロントロスも馬鹿ではない。実はクライムの陰謀を疑っており、要塞内に極秘に取り付けられた監視カメラで異常を察知、ゴリラの出動を要請する。ゴリラはスラングルがおとりとなり、射撃の名手ジェットとトレッカービークルの操縦に長けたスーパースターを内部に潜入させた。
無事工作員を殲滅し、爆弾を仕掛けた2人。だが、工作員が死の間際に迷宮の構造変換スイッチを入力したため、自動操縦システムが使えなくなってしまい、スーパースターがトレッカービークルを操縦、迎撃装置はジェットが破壊しながら出口を目指すことになった。爆発までのタイムリミットがあとわずかという状況でジェットとスーパースターが交わしたのが投稿の会話。
要塞と一緒に爆発する前に壁にぶつかって爆発しそうだから言われているんだと思いますが…。
>「ねえ、もうちょっと丁寧に操縦できないの?オタク」
セリフの内容には関係ないですが、まだころ頃は「オタク」という呼びかけが普通にされていたんですね。そういえば「マクロス」で使われていたのが語源だっていう説もありましたっけ。
HP :
ブルーレイリマスター盤の「コンプリートサーガ」もはや発売から一ヶ月が経とうとしているわけですが、未だに金がなく手が出せないアーサー・エリスです。
今回はそんなスター・ウォーズから一言。
ジオノーシスの闘技場に追い詰められたパドメ、アナキン、オビ=ワンを救出すべく集結したジェダイ騎士たち。ジェダイの約200人に対し、何千ものドロイド軍を有する通商連合。ニモイディアンと共に高みの見物に興じるドゥークー伯爵の前に、メイス・ウィンドゥが登場します。
そしてジェダイ騎士達の行動を「多勢に無勢だ」と評するドゥークーに対し、メイスが投稿の一言。
…10倍以上の数の差に対し「I don't think so」と言い切れるメイスさんマジパネェ。
でも、後々の話を考えるとこれも「ジェダイの驕り」だったのでは、と思ってしまいます。実際多くのジェダイが数の暴力の前に失われたわけですし。
次の話をまだ観てなかった段階でも、「いや、もうちょっと作戦考えようよ」と突っ込みたくなりましたよ、あのシーンは。
シリーズ通じて敵の方がどう考えても賢い、というのは何回リマスターしても変えようがないんですね…。
君の気持ちなんか分かるよ!!!
友達なんだから!!!
HP :
直行の監視を担当している宇宙人・道明寺さくらはある日、裁判にかけられる。
サンプルである直行への過度の協力から監視者として不適正ではないかと告発されたのだ。
証人として一緒に呼ばれた直行は、有罪となった彼女に与えられる罰が無に帰す、元々彼女が存在しなかったパラレルワールドへ移行するという、人道的とか言っておきながら殺すのと大差ない刑に異議を唱える。
その世界ではそもそも直行はサンプルに選ばれて無いだろうと言われてもなお、直行は彼女が罪を犯す事になったのは、彼女に助けを求めた自分のせいだ、呼べば必ず助けてくれると知っていたからだと言い張る。
さくらはこんな未開人に我々の心が理解できるはずが無い、早く閉廷を、と言います。
そこでの直行の台詞です。
これを聞いたさくらの目には涙が…
友達、かぁ…
とある辞典ではFriendshipとは、天気のよい日は二人ぐらい乗れるが、悪い日には一人しか乗れない船のことを言うそうですが、せめて物語なかでは嵐の日も二人乗り(百人乗り?)を維持してほしいものです。たとえ宇宙船でも。
>元々彼女が存在しなかったパラレルワールドへ移行する
古代ローマで最も重い刑はその人が存在した記録をすべて破棄する「記録抹消刑」だったそうです。これはその究極発展バージョン?
HP :
魔物が出現する町「あけぼの町」に配属された新人刑事の鳴神 剣二は喋る剣「ゲキリュウケン」に選ばれリュウケンドーとなりあけぼの署の秘密部署SHOTの一員として町の平和の為に戦うのだった
魔物「ジャマンガ」の目的は人々を脅かして哀しみや恐怖のエネルギー「マイナスエネルギー」を回収し封印された大魔王グレンゴーストを復活させることにあるのだがSHOTが魔弾戦士リュウガンオ―で魔物に対抗したことで人々への脅かしはエスカレートしていったさらに二人目の戦士リュウケンドーが現れたことで魔物の攻撃はどんどん大規模になっていく
このまま力に力で対抗していくのでは町への被害が増えるばかりではないかとSHOTオペレーター左京 鈴は危惧する
剣二も(自分がSHOTであることは隠しつつ)抵抗に比例する魔物の凶暴化について遊びに行った肉屋に相談する、肉屋は自分の商品のコロッケに例え「近所のスーパーがウチのコロッケに対抗し肉を増やしてこっちも負けじと肉を増やしてを繰り返したらどうなる」と問う、もちろん答えは原価無視の赤字での共倒れだが剣二の返答は投稿の台詞…
結局この回ではリュウケンドーのモードチェンジ「ファイヤーリュウケンドー」に対抗し炎を操る魔人が現れ炎と炎がぶつかり合い火の粉が空に舞いそれが降り注いで町中の家屋が火事になってしまうのだった…
この戦いを収めたのは新しいモード「アクアリュウケンドー」の水の力。
結局左京の悩みは解消されぬままこのエピソードは終わる
戦いが避けられぬのなら効率よく動いて早急に終わらせるのが被害を最小限に抑える方法か…
しかしコロッケにいくら肉をいれてもメンチカツにはならないぞキャベツも入れないと(そうじゃない
軍拡競争のあまり本質を見失ってしまうことの例えとしては面白いんでしょうけどね、メンチカツ。
>この戦いを納めたのは新しいモード
それこそ肉に加えてキャベツも入れた真のメンチカツ化に他ならないんじゃあ…。
「ほぉ、すると管轄外ですね」
「おい『助かった』って顔するんじゃないがぁ」
HP :
『警察・自衛隊・対策本部の名珍言集』第11回。今回も警察官の台詞。
広島の国際放射線医学研究所付属病院で保護されていた「放射能に耐性のある巨人」が、病院から脱走して行方をくらました。巨人は広島県内の数ヶ所で目撃された後に、隣の岡山県へ逃げたらしいとの通報が広島県警に寄せられる。上記の台詞のやりとりは、その通報を聞いた時の広島の警察官二人の会話。自衛隊と違って警察は都道府県ごとに動きまわる地方公務員なので、管轄区域から出てしまえば「あとは知ったこっちゃねぇ」てなもんである……いやいや、ちょっと待て。これほど一般市民に不安と恐怖を与える存在ならば、いっそのこと「全国指名手配制度」を適用して対処すべきなんじゃないのか?
ところで、最後の「するんじゃないがぁ」というのは広島地方の方言なのだろうか?
関東男児(あずまおとこ)の私にとって、広島弁といえば菅原文太主演の『仁義無き戦い』シリーズで聴かれる様な「わしゃ○○じゃけんのぉ」とか「○○してつかぁさいや」とかいうイメージしかないのだが……。
重大事件の追跡なんかは県警同士で協定を結ぶとかして、県境ではい後はよろしく、としないようにしてると思いたいんですが…。指名手配しても管轄外には違いないので「あとは知ったこっちゃねぇ」のは同じだったりする?
スピード違反ならともかく、全長20メートルの巨人を追っかけている警官にしてみればホッとした顔ぐらいは大目に見てほしいところでしょうが。
HP :
とりあえずFAFを退役して地球に帰った零が、帰った早々シドニーで日本軍の強引な勧誘(?)を受けて言った言葉。いかにもブーメラン戦士らしい言い草だけど、言っていることはしごくまっとう、思わずうなずいてしまいました〜。
零の実感は前半にこもっていて、国民奉仕機関うんぬんはついで臭いと思いますが、実際に非人間、それもコミュニケーションすら確立しがたい相手と戦っていた人が言うと説得力があります。
「食べて寝て死ぬ以外は幻想」という零みたいな手のかからなさそうな人ばかりだったら、奉仕する側も楽なんだろうけどなあ。
「よく、わかる。戦争の“栄光”なんて言うやつらは、こんな光景は見たことなどないんだ。ちくしょうどもめ」
HP :
最近ちょっとハマっていた作品から投稿します。
あらすじに関しては、先に投稿してらした山家様にお任せする(名文句239集)として、主人公のトントン拍子、というかなし崩し的に出世していくさまと、迫力ある戦闘シーンが印象的な作品ですが、最終作ではナポレオン戦争前後ばりの陸戦が行われます。
投稿した台詞は教会軍を激戦の末に倒した後の戦場で、皇太子ショーンが倒れた時、部下のティボルトが言ったなぐさめの言葉から。
確かに我々は幸いにも70年近く、こんな「悲惨な栄光」を知らずに、日々の生活を送っています。
できましたら、このような「栄光」を知らずに、人生を送れますように。
悲惨な光景を知らない人が「栄光」を口にするというのが一番ありそうなんですが、悲惨さも経験したはずの人が、都合よく忘れて栄光ばかり記憶に残してしまう、なんてこともあるんじゃないかと思えてきました。
ナポレオン戦争と言えば長谷川哲也のマンガ『ナポレオン 覇道進撃』で、エジプト遠征の悲惨さを骨身に感じていたはずの退役兵が、勲章をもらったとたん「エジプトは最高でした!」と言いだすくだりがありました。あれは極端で笑えましたが、真実の一端をついてもいたんじゃないですかね。
HP :
私の好きなアウトランダーシリーズの外伝の2冊目です。クレアは出てきませんが、ジェイミーは重要な脇役として、この作品にも出てきます。
主人公のロード・ジョン・グレイは、作品の冒頭で母が再婚するに際し、母の再婚相手やその家族と初めて会うのですが、その際に上記のような思いを抱きます。私もあらためて思い返したのですが、国内外を問わず物語の継母は結構、主人公が思うような性格が多い気がします。その一方で、欧米の継父は余り物語に出てくること自体が少ないうえ、余り具体的な描写がないことが多いと思います。これって、欧米では、やはり父の方が印象が薄いからなのでしょうか。日本の場合だと、源氏物語の桐壷帝等、物語では善良な継父が多い気がするのですが。
子どもをいじめる継母は責められる対象ですが、継父の場合はそれが家父長権の一部なのでことさら話題にならない…なんてことはないでしょうか。さすがに食らっちゃダメでしょうが。
パーカー、お前が逃した物は大きい。
我々は長い歴史を生き抜き、豊かな知識を蓄え、何百万もの文明を見てきて学んだ。
生命の秘密は色々あるが、何より大切なのは一つしかない、それは…生き残る事!
だから我々はブロックと共に生きる事にしたのだ!
HP :
スペースシャトルをニューヨーク市街に墜落させた謎の不定形物質。
シャトル乗組員を救助したスパイダーマンのコスチュームに付着したそれは、ピーター(スパイダーマンの本名)が眠ってる間に真っ黒なコスチュームに成長します。
身体能力は更に強化される、原液をいちいち補充しなくてもクモ糸が出る、ピーターの意思に応じて警官の制服や高級スーツに瞬時に変化する等、いたれりつくせりなこのコスチュームをすっかり気にいったピーターでしたが、同時に非常に攻撃的な性格になり、ヴィラン相手とはいえ殺人に躊躇しなくなり(幸い未遂で終わった)、そしてコスチュームに勝手に自分の体を動かされた事からこのコスチュームに不審を抱き、知り合いの(リザードというヴィランに変身した際スパイダーマンに助けられた)科学者コナーズ教授に助けを求めます。
コスチュームを分析した結果―それは感覚と知能を持った共生生物であり、やがて宿主を完全に乗っ取ってしまう事実に戦慄しながらも、コスチュームに思考を制御され始めているために破棄を拒むスパイダーマン。
偶然、戦闘の現場になった教会の鐘の音を浴びせられて(共生生物は超音波や大音量の音が大の苦手だったのです)分離したコスチュームは、スパイダーマンを逆恨みして彼をつけまわしていたエドワード・ブロックに寄生して生き延びます。
共生生物と意思も人格も肉体も一つとなり、共生体『ヴェノム』となったブロックがスパイダーマンに語りかけた言葉が投稿の台詞。
地球なんて原始惑星(光線銃やロボット兵器くらいはある)を簡単に征服できる知性と特性を持ちながら結局『自分だけが生き残る』事しか考えにない上に、自分を捨てたピーターに執着したりブロックの復讐心に強く反応したりする所が、『壮大な背景と生い立ちを持つが所詮原始生物に過ぎない』を地で行く潔さを感じさせます。
岩本隆雄『星虫』や、古くはハル・クレメント『二十億の針』など、共生生物とうまくやっていける話もあるんですが、そういい事ばかりはないようで。
>ピーターに執着したりブロックの復讐心に強く反応したり
やっぱり共生生物だから、宿主の特性に影響されて執着心や復讐心にとらわれてしまうんじゃないでしょうか。
だがそうなったのもむしろ当然のことなのである。
HP :
ふいのにわか雨から国の存亡に関わるような大旱魃まで、古来から人間は「天候」に悩まされてきた。正確な長期気象予報があれば、いや、出来ることなら毎日の天候を自由にコントロールできれば…。深海採鉱業を営む主人公ジェレミー・ソーントン三世の父にとってはそれはまさに重要な問題だった。そしてここに、一人の男がいた。天候のコントロールなどという夢のような考えを実行しようというその男の名はテッド・マレット。気候学研究所に所属する若手の気象学者である。彼の研究について聞きつけた父に送り込まれたジェレミーと彼は意気投合し、同じ研究所の所員で数学者のプリシラ・バーネフェルト、化学反応を専攻するモンゴル人のテューリ・ノヨンと共に天候制御を目指して立ち上がる。技術的な課題、頑迷な研究者たちからの妨害にいやがらせ…そして襲いかかるハリケーン・オメガに対する息詰まる攻防戦!科学的事実とその延長線上にある想像力を駆使して描く異色SF。
…はい、というわけなんですが、この話がどうなるのかは上の名文句を見てもらえば一目瞭然なんですよね。その点新しく読もうとする人の楽しみを奪うことになってしまうかも。
それにしてもこの作品が書かれた1966年にはまだこういうことが可能だと(言い換えれば、自然は今は無理でもいつかは人間の手でコントロールできるようになる、その程度のものだと)思われてたんですよね。でも現実には地球の天気をまともに予測・制御しきるようなことは難しい、と。自然の懐はそこまで浅くなかったわけです。それによく考えると気象を完全に制御しちまったら普段の暮らしはむしろ貧しくなりそうだ。サプライズやカオスがない=面白みが無い、だと思いませんか、皆さん?
小学生時代に読んだドラえもんの本で天気管理装置が出てきていましたが…今では地球の天気ではなく脳が天気なものとして扱われそうです。
>気象を完全に制御しちまったら
個人的には出勤時間の豪雨は避けてほしいところですが。そんな勝手を聞いていたら気象以前に利害関係の制御が不可能なことに。
HP :
日本のニューウェーブSFの旗手だった方の初期作品。ニューウェーブと呼ばれる作品はどちらかというと苦手ですが、これは面白かった。
信号の変化と音、火花が見えるだけで直接目には見えない謎の「X電車」が出現し、日本各地を移動する。鉄道マニアだった語り手はX電車を追ううち、その進路を予測する専門家みたいなものに祭り上げられるが…。
投稿の文は語り手の男の鉄道趣味に対する思い入れより。そこまでシリアスに自分の存在意義を趣味に求めたりはしないにしても、基本的には頷けてしまいます。
少女は汗を拭い、まるで親の仇を視るように太陽をにらみ付ける。
すると、その視界を巨大な影が覆った。
鮫だ。
何故か鮫が空を飛び、彼女に襲い掛かろうとしている。
少女は、慣れた手つきで手元の獲物を握りしめると、その巨大な質量の塊……マグロをふりかぶって、飛来する鮫を殴りつけた。
HP :
最近パワポケばっか投稿していたので今回はサタスペというTRPGからです。
サタスペは日中戦争、大東亜戦争が無くナチスが健在の世界で犯罪組織が支配する無法都市『大阪』を縦横無尽に駈け巡ります。
投稿の文句はサタスペの日常の一場面です。
さて文中に鮫が空を飛んでいますが、それについてはマンチさん(冒険企画局所属のグラフィックデザイナー)曰く「ルールブックのどこにも、鮫は水中でしか行動できない、とは書いてない」らしいです。
へー、鮫って空飛べるんだー。(棒)
良い子はマネしないようにしましょうね。
そうそうマグロはちゃんとした武器です。
>鮫は水中でしか行動できない、とは書いてない
いるんですよねー、注意したらそんなことはどこにも書いてないとと開き直る人。今度「ご歩行の際は右足と左足を交互に前に出してください」とでも張り紙しといてやろうか(おっと私怨が)。
「ほんとなの……? 私なんかでも、本当に何かできるの? こんな結末を変えられるの?」
「もちろんさ。だから僕と契約して魔法少女になってよ!」
HP :
以前にも何度か投稿された、ダークな魔法少女アニメからの名文句です。
廃墟と化した都市でビルの屋上から少女と人型の異形との激闘を眺め、その様子に嘆き悲しむまどか。
彼女の足元に現れた不思議な生物・キュウべぇは、荷が重すぎたと言いつつも少女もそれは覚悟の上だったと言います。
今回の名文句は、それに続くキュウべぇ・まどかの会話です。
「諦めたらそこで試合終了だよ」という名文句(非SF)にもあるように、諦めたらそれまでなのは事実です――事実なのですが、この場合は……。
「僕と契約して魔法少女になってよ」は応用例含めてよく見るんですが、セリフの前段はこうなってたんですね。
…諦めたらそれまでなのは事実ですが、諦めないための手段と対価は慎重に考えましょう。
HP :
「夏への扉」って、冷凍睡眠とタイムマシンが登場する冒険譚の側面と、最強の男ダンとリッキィのラブストーリーっていう面でとらえられる事が多いですが、その一方で技術屋であり発明家でもあるダンの生き様を描いた物語でもあるんじゃないかと思います。21世紀の同僚チャック、無能な技師長マクビー、そしてタイムマシンを生み出した物理学者トゥィッチェル。主人公を取り巻く理系の登場人物たちの扱いを見ると、この作品にとって科学技術が単なる舞台設定以上のものであることがわかります。引用したセリフは、タイムパラドックスのせいで自分が発明したという自覚がない製図機、「製図家ダン」の特許書類を一瞥してのもの。何かの設計開発に携わる者なら、自分の作品を一度はこんな風に言われてみたいと思いませんか?
ラブストーリーとして捉えるというより、あれはダンのやつロリコンのくせにリア充とは許せんと捉えられている気もしますが、それはともかく。
技術者に限らず、自分の成果を手放しで評価してもらえるのは理想ですね。…けどこうまで真正面に言われたらちょっと引いてしまうんじゃないかと思うのは、私が卑屈なせいでしょうか。
…人間がみんな自分と同じだとは思わないほうがいい
HP :
記憶喪失の青年、津上翔一(仮面ライダーアギト)。彼の過去を知っていそうな三浦智子という女性と街で偶然出会った翔一は後日改めて会う約束をするが、智子は何者かに殺害されてしまった。翔一は智子の交友関係を調べ、篠原佐恵子という女性が自分のことを知っているのではないかと思い会いに行く。
同じ頃、父の変死の原因を探るために遺品の手帳に書かれている人を訪ね歩いていた葦原涼(仮面ライダーギルス)も佐恵子に会いに来ていた。しかし、佐恵子はフェリーボート「あかつき号」に乗ったあとから何故か心を閉ざしており、翔一の記憶のことも涼の父が手帳に彼女の名前を書いた理由も話そうとしない。翔一は「世界はこんなに美しく素晴らしいのだから、自分の殻に閉じこもるなんてもったいない」と説得しようとしたが、涼はそれを止めて投稿の台詞を言った。
ちなみに翔一も記憶喪失状態で発見された当初は自分の殻に閉じこもっていたが、ある日何気なく見た空の青さに感動して明るい性格になったというエピソードが後に語られている。
私も葦原涼と同じふうに止める側にまわりそうです。前向きな人の相手って、しんどい時がありますし。
気遣ってばっかりでは物事がすすまないというのも、その通りなんですけどね。
この世のものが全て二極から成り立つように気力と妖力もまた表裏一体、元はひとつなのだ…
ひとつの力をふたつに分けお互いが争いながら永遠に生きてゆく…これすなわち人間の宿命なのだ
妖力が滅べば気力も滅び、気力が残れば妖力もまた残る…全ては虚しい戦いなのだ
勝負は永久に着かない…去れ!去るんだ!
HP :
気力を使うダイ族の血を引くダイレンジャーと地球征服を目論む妖力を操るゴーマ族との戦いは終焉を迎えようとしていた
敵本陣ゴーマ宮に乗り込み、命を落とした道士嘉挧の仇を討とうと奮闘するダイレンジャー、さらに休戦を破ったことで三度地球に襲来しゴーマ宮を破壊する大神龍
今にも崩壊に巻き込まれそうになる中嘉挧の仇であるゴーマ16世を襲名したシャダム中佐(実は嘉挧は皇位継承権を持つゴーマの人間で自分がゴーマ16世となり地球征服をやめさせようとするが同じく皇帝の血を引くシャダムとの一騎打ちに敗れる)を追い詰めるがその時ダイレンジャーの面々に嘉挧の魂が呼びかける。
この時は言葉の意味が分かららずリュウレンジャー亮はシャダムを倒しゴーマは滅び、大神龍は宇宙へ去りダイレンジャーは解散した
しかし50年後に自分の孫たちと復活したゴーマの戦いが始まったことで亮は嘉挧の言葉の意味を悟ることになる。
しかし勝負がつかないから、虚しいからといって、その場の危機をほっとくわけにもいかんでしょうし。
HP :
Q:地上を焼き尽くす威力を持ったレーザーを装備している人工衛星が敵の手によって起動されました。敵を倒して制御装置も押さえましたがその仕様上、一度起動してしまったら人工衛星を止められないようになっているようです。どうすればいいでしょうか?
A:こうしてください。どうやって宇宙に行くか?そんなの知りません。
行けばいいとあっさり言ってしまえるぐらい宇宙が身近になったのは基本いいことなんでしょうが、技術者や研究者はイラッとするときもありそうな気がします。
HP :
怪獣スペーグスが出現するが、大人しいスペーグスはほとんど暴れることもなく姿を消し、SAFは捕獲して研究できないかと考える。その頃、SAF隊員志願のタケシ少年がSAF基地に押しかけ、粘る彼に海野隊長は実験用の小動物の世話を任せるが、基地に地下から侵入した小型怪獣がネズミを食べてしまう。怒って怪獣を殴打するタケシに、海野隊長は子供のころ自分の金魚を食べてしまった猫を空気銃で撃ってしまったが、その猫が金魚を仔猫に与えようとしていたことを知って後悔したことを語り、この怪獣にも生きる権利があると諭すのだった。ところが、スペーグスが出現した時の土砂崩れで壊されてしまった工場の人々が怒ってその小型怪獣を射殺してしまう。その時、再度スペーグスが出現するが、今度は打って変わって狂暴化して暴れまわる。小型怪獣はスペーグスの子供だったのだ……。
SAFは特撮ものの防衛隊中ほとんど例がない、5人中3人までが博士号取得者という科学者集団です。特に、海野隊長は海洋学者であり、人間の自然破壊には厳しい目を向けることも多く、攻撃前提の防衛隊とは一線を画していました。というわけで、SAFってゴジリスト中小路さんご投稿の山根博士や妖星ゴラスの園田博士にとっては理想的な集団かも。
とはいうものの、その小型怪獣が少年を襲ってたらさすがに海野隊長も射殺せざるを得なくなるでしょう。意外にこの話、深い内容を描いているのかも……というのはちょっと考えすぎか。
>その小型怪獣が少年を襲ってたらさすがに射殺せざるを得なくなるでしょう
生きるるためには仕方がなかったんだよ、と言ってもスペーグスの親怪獣には通じないでしょうね。
そういうのを許せる…許せなくても少なくとも怒りや憎悪を抑制できるのが、人間が怪獣と一線を画す所じゃないかと。
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