SF名文句・迷文句第53集

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なぜそのような出会いがまだ起こっていないのか? われわれ自身が宇宙の門口に立っているというのに

 出典: アーサー・C・クラーク「2001年宇宙の旅」まえがき(伊藤典夫訳)

紹介 :水谷秋夫 様
HP :

コメント:
 そのような出会い、とはもちろん地球外知的生命体との接触のことです。
 はたして彼の言うとおり、「真実は、例のごとく、はるかに異様であるにちがいない」のでしょうか。

駄弁者:
 門口からいつまでたっても外に出てこないから、向こうさんも飽きてしまったんじゃないでしょうか。
 …いや、SETI@homeも着実に進んでいることですし、まだまだこれから?



人間がなぜ泣くかわかった……俺には涙を流せないが……

 出典: ジェームズ・キャメロン制作・監督・脚本「ターミネーター2 完全版」

紹介 :轟天雷 様
HP :

コメント:
 宿敵T1000との決着をつけ、自らのAIチップを処分せんと溶鉱炉に沈もうとするT800。「行くな、この時代に残ったっていいじゃないか!」と、泣きながら必死に訴えるジョン。その涙を拭ってやりつつ、ぽつりと言ったT800の言葉。
 この後、溶鉱炉に沈みながらのサムズアップ(親指を立てる)につながって行きます。涙を流さない戦闘機械。ロボットだから、マシーンだから、ダダッダー♪じゃないけど、サムズアップシーンはベストシーン賞に推したい。

駄弁者:
 …けどこの後「3」で平気な顔して再登場したら、やっぱりおめー分かってへんかったやろ、と言いたくなるかも知れないです。



「たぶんな。だが、彼は知っていた」とコロリョフが静かにいった。
「ユーリが?」
「ユーリはこのマリナーのデータを知っていた。それでも旅立ったのだ、アレクセイ・アルヒーポヴィッチ」

 出典: スティーヴン・バクスター「ゼムリャー」(中村融訳) 「SFマガジン」97年10月号に収録

紹介 :好古真之 様
HP :

コメント:
 1961年の有人宇宙飛行から三年後、再び宇宙へ旅立つことになったユーリ・A・ガガーリン。その任務は(アメリカのマリナー2号の報告書によって、荒涼たる灼熱の惑星であることが判明している)金星への片道飛行。
 (ちなみにソ連の「公式発表」によると、ガガーリンの死の状況は「1968年3月27日、複座のミグ15で訓練中、モスクワの東48キロの地点で丘に衝突して死亡」というもの)
 1964年4月に打ち上げられた金星ロケット「ゾンド1号」を題材に、歴史秘話ものの体裁をとった短篇より。
 …佐藤大輔<遙かなる星>(トクマノベルズ)やアンディ・ダンカン「主任設計者」(SFマガジン’03年3月号)にも登場するセルゲイ・パヴロヴィッチ・コロリョフについては、的川泰宣『月をめざした二人の科学者』(中公新書)が参考になります。
BGM:「労働者階級の英雄」ジョン・レノン

駄弁者:
 読みました。なんか似たようなこと本当にやってそうな…。
 こういう話の場合、私は英雄的なガガーリンより、彼を犠牲にする決断をせざるを得なかったコロリョフの方に同情してしまうのですが。



「コントラクトにはこういう格言があるの──自分が哀れに思えるときのためかな?──”あらゆるものに価値がある、 さもなければ、価値あるものはひとつもない”。いやしくも、なにかに価値があるなら──そして、ほとんどの人が何かしらそれを思いつくなら──あらゆるものに価値があるとういのはじつに道理にかなっている、なぜなら、あらゆるものはほかのあらゆるものとつながっているのだから。というような意味なんだけど。」
「それはそれとして”全か無か”という考え方はあたしには逆の意味で役立った。なににも価値がなかったら?それがただ、あるがままにあるだけだったら?雀でも淫売でもイエスでも同じことよ。あらゆるものはなんの意味ももたない。 そういう見方をすれば、自分を憐れむ理由がなくなるわ。だって、自分の人生にはもともと、くその意味もないんだから。右におなじじゃない?ってなもんよ。人生にくその意味がなくちゃいけないなんてどこのどいつが言ったの?」

 出典: デニス・ダンヴァーズ「エンド・オブ・デイズ」(川副智子訳)

紹介 :カウントゼロ 様
HP :
http://www008.upp.so-net.ne.jp/CountZero/

コメント:
 自分の人生になにがしかの意味があると考えていた私にとっては、ガーンと頭を殴られたようなセリフでした。カウントゼロの人生にくその意味もないんだから。人生にくその意味がなくちゃいけないなんて、あんたバカ−?てな感じです。
『あらゆるものに価値がある、さもなければ、価値あるものはひとつもない』なんて、妙に説得力があるなあ、なんて思ってしまいました。言葉としては、当たり前のことを言っているだけなんですが、人の考え方、感じ方しだいで、あらゆるものに価値があると思ったり、この世の中に価値あるものなんて何もないと思うかもしれないなあ。みなさんもそう思いません?

駄弁者:
 人間の精神がアップロードされた仮想世界<ビン>を舞台とした物語。「天界を翔ける夢」に続くシリーズ第2作よりのご投稿。ちょっと長すぎるかと思ったんですが、前半後半ともに捨てがたかったのでまとめて掲載です。
 意味とか価値なんぞはそこにあるものじゃなくて、自分で見つけるものだ、というところでしょうか。…正直口にするのは恥ずかしかったりしますが。



データを設計・製作したのは、地球における著名なロボット工学とサイバネティクスの専門家、ヌニアン・スン博士である。スン博士は、アイザック・アシモフの描いたポジトロニック・ブレイン(陽電子頭脳)の実現を目指したが、初期の試みは失敗に終わった。

 出典: 「The Official StarTrek Fact Files 1」

紹介 :Mr.Spock 様
HP :

コメント:
 StarTrekの公式歴史書(?)に登場するとはさすがアシモフ博士!投稿数第3位は伊達じゃない。ということはデータはダニールのご先祖様…?でも陽電子頭脳って普通の電子頭脳とどう違うの?極性が逆転するだけで、対消滅反応対策で確実に大型化しそうだけど…ご存知の方ぜひお教えください。ちなみにデータ少佐の解説ページにはマルチテクニックの解説はありませんでした(笑)。ぜひ増補改訂版を望みます…図解入りで…。
 では長寿と繁栄を。

駄弁者:
 買ってしまいました、私も。とうとうスタートレックも週刊百科が出るようになったかと、ちょっと感慨。
>対消滅反応対策
 データがポジトロニックブレインをオーバーロードさせたら、ボーグだろうがドミニオンだろうが吹っ飛ばせる最終兵器になるんじゃないだろうか。んな危ないもの、よく船に乗せてたな…。



死神さ、お前を地獄に送るためにやってきた

 出典: 八手三郎「宇宙刑事シャリバン」

紹介 :おおた 様
HP :

コメント:
 宇宙刑事はシャリバンが一番好きでした。
というわけでギャバンに続いてシャリバンからも投稿。
 といっても、シャリバン放映時、幼稚園児だった私は細かいところを覚えていない。覚えているのはOPの歌(なぜかフルコーラス)、シャリバンクラッシュ(かっこいいけど必ず太陽がバックにくる不思議な技)ガマガエルの化け物、そしてこの台詞…なぜ?
 えー、確かレイダーという敵側の台詞だったと思いますが…こんな台詞が心に残ってるとは、我ながら嫌な子供だ…

駄弁者:
>こんな台詞が心に残ってるとは
 いや、よくあることですよ。私も幼稚園(あるいは入園前?)に観ていた「宇宙鉄人キョーダイン」で憶えているのが、敵の機雷型ロボットの口癖だった「ダイキライ〜!」だけです。よりによってこんな頭悪そうな台詞だけ…。



お墓参りにいきましょう…

 出典: 八手三郎「宇宙刑事ギャバン」

紹介 :おおた 様
HP :

コメント:
 宇宙刑事シリーズからもついに投稿がきましたか。というわけで自分も…。
 宇宙刑事三部作から初代のギャバンを投稿させていただきます。
あらすじ
 宇宙犯罪組織マクーの魔の手が地球へとのびた!マクーの魔の手から地球を守る為、銀河連邦警察から宇宙刑事ギャバンが地球へと派遣される。「蒸着!」の叫びとともに(本当に蒸着によりメタリック加工された)コンバットスーツを転送装着しマクーと戦うギャバン!
 で、この台詞ですが、ギャバンの行方不明の父親が実はマクーに捕まっていた事が判明。太陽光から無限に莫大なエネルギーを得る技術を作ったギャバンの父は、兵器利用を目論むマクーに捕まり、協力を拒んだため拷問を受けていた。 やっと助け出した父親は、すでにボロボロになっており…。
 父親と思い出話に花を咲かせるギャバン…
死んだ母の話になり…(幸せそうに母と遊ぶ、幼き日のギャバンの回想シーンが挿入)
母の事を語る父に、ギャバンは涙声でこの台詞を…
そして、父はゆっくり目を閉じ、二度と開くことはなかった…
このシーンでは思いっきり泣いてしまいました…
こういう話には弱いので…

駄弁者:
 つまり「あなたのお墓参りに行きましょう」ということだったのですね。
 いかん、どうも続けてコメントがやさぐれている…。私も放映当時観ていたら大泣きしていたところだったでしょうが。



「だれか<スター・トレック>のテーマ音楽のテープを持っていないかな?」

 出典: ロバート・J・ソウヤー「イリーガル・エイリアン」(内田昌之訳)

紹介 :石神 様
HP :

コメント:
 初投稿させていただきます。
 少し前から、こちらのサイトを見させていただいていたのですが、名文句の数々に興味をそそられ、ここ数ヶ月、私自身も皆さん紹介されておられるSFを読むようになりました。完全な理解は難しいながらも、自らの似非科学者的知的好奇心を満たしては満足しております。
 さて、投稿の文句はイリーガル・エイリアンから。以前、みんめい書房様が、物語のクライマックスにかかわる名台詞を投稿されていますが、私が気に入ったのはこっちのほうで。
 エイリアンとのファースト・コンタクト直前、エイリアンの降下船が今まさに降りてくるのを空母の甲板上で待ち構えている時の台詞で。
「国家を流すこともできますが」
「国連の歌はありませんか?」
「わたしが知るかぎりではありません」
 と受け答えが続いた後の台詞で、アメリカではスタートレックがSF文化の基盤の一つとなっているんだろうなあ、と改めて感じさせられました。
 日本でも、なんかこういうSF者の共通言語になるようなになるような作品はないかなあ。

駄弁者:
 ソウヤー一流の小ネタはこの邦訳最新作でも健在。
 ここで相手がどうせ知らないからといって「スターウォーズ」テーマとか「インペリアル・マーチ」では、やっぱりマズイんでしょう。
>SF者の共通言語
 私らの世代的には「ガンダム」あたりはそれに近いものがあるんじゃないかと思いますが、これはそもそもSFじゃないとおっしゃる向きもありますしね…。



俺はエクシードラフトの大熊拳じゃない。一人の人間としてそいつを許すことはできないんだ!

 出典: 八手三郎「特捜エクシードラフト『拳のラブストーリー』」

紹介 :轟天雷 様
HP :

コメント:
 多様化する犯罪から人々を守るために、3つの魂が炎となって燃えた!これは、明日の地球に愛と優しさを求めた、特別救急捜査隊の物語である!!
 どうも。
 今回は自分が小っちゃいころ激しく燃えた、レスキューポリス三部作のトリ、「特捜エクシードラフト」より。あのころは純真だったな……大人になったら本気で特別救急警察隊とか、特別救急捜査隊とかに入りたいって本気で思ってたっけ……
 で、今回の台詞です。
 いつも明るく、「能天気」と評されることもある大熊拳。いつものように拳がSRED本部に出勤中、ふと出会った少女、真弓ちゃん。彼女からラブレターをもらい、うきうきして得意のホットケーキを焼き、約束の場所で待つ拳。
 しかし、真弓ちゃんは約束の場所に向かう途中で父親を仲間に引きずり込もうとする人間たちによって事故を装い殺されてしまいます。デートをすっぽかされたと落ち込む拳の前に、サイボーグとなった真弓ちゃんが現れ、トライジャケット(いわゆるパワードスーツ)のデータを盗み出します。
 そんなことを信じたくない拳は真弓ちゃんを追いかけ、隊長の叶隼人、同僚の村岡耕作とアジトを突き止めます。そこで真弓ちゃんがサイボーグにされていることを知り、愕然とする拳。
 拳の必死の呼びかけに真弓ちゃんは本来の自分を取り戻し、拳をかばったために今度こそ本当に絶命してしまいます。 悲しみにくれる拳の心に、「その娘はもともと死んでいたんだ」という真犯人の言葉が火をつけます。怒りを込めて銃を真犯人に向ける拳。止めに入る隊長と耕作に対し、通信機と特捜手帳を置き、拳が叫ぶのがこの台詞。
人を救う立場の人間が、「許せない」と叫んだとき、拳の心は如何程のものだったのでしょうか。
 話は変わりますが、多様化する未来型犯罪をたった三人で対処して、よく過労死しなかったもんだな。時速3000kmのパトカーとか所持してたし。

駄弁者:
 「一人の人間として」と言ってても、その手にもっている銃はエクシードラフトのものじゃないのか、などというツッコミは、こういうときは心に秘めておくべきでしょう。
>時速3000kmのパトカー
 「空想科学読本」で槍玉にあげられていた、恐怖の殺人マシーン「バリアス7」のことですね(私、これを通してしか知らないんですが)。地上車がマッハ2.5で走るとどうなるか…。とりあえず過労死より先にGによる圧死を心配しましょう。



生きて帰ってきたら、タダじゃ、済まさん

 出典: ジョン・カーペンター監督「Escape from L.A」

紹介 :Deus Ex Machina 様
HP :

コメント:
 記憶に頼って書いたため、再現性が少しアヤシイのですが、スネーク・プリスキンが大統領に対して切った啖呵を記載させていただきました。この作品のキメ台詞ならやはり、「Call me snake」とラストシーンの「やっと人間に戻れた。」がイチ押しですが、スネークの反骨精神が出まくっている、この台詞が好きです。
 好きと言えば、この映画、モロB級の、好き嫌いがはっきり分かれそうな作品です。スネークの、いい意味での、でたらめな活躍とノリ(B級だから当然)がすごく好きなのですが(潜水艦でLAへ上陸、バイクを強奪、笑えるバンコク方式でのクイック・アンド・ドロー、バスケにサーフィン、ハングライダーでの強襲、ヘリをまた強奪、大統領への報復?、細かいことは抜きにして突っ走るスネークが光っています)駄弁者さんはどうでしょうか?

駄弁者:
 近未来ロスが舞台(ただし地震で孤島と化している)の、SFアクション。
 観てないので分からないのですが、多分そういうノリの映画は「しょーもな!」とツッコミ入れながらも実は結構楽しんでいる、というところではないかと思います。



「It's SHOW-TIME!」

 出典: ポール・マイケル・グレイザー監督・リチャード・バックマン原作「バトルランナー」

紹介 :ヘボ 様
HP :

コメント:
 この時代、殺人ショー「ランニングマン」が、人々にとって最高の娯楽であった。そして今宵、殺人の濡れ衣を着せられた一人の警察官が「ランニングマン」へと挑む…
 恐らくこの映画で一番有名なセリフかと思われます。「さあ、ここから主人公の華々しい逆転劇ですよ、皆さん溜飲を下げましょう」というのを観客にわかりやすく説明しています、というのは穿った見方でしょうが。
 テレビなどで放送される時には「ショータイムだ」となりますが、ここは原語を生かした方が格好いいのになあと思ったのでした、当時。

駄弁者:
 テレビで観ました。レジスタンスが「ランニングマン」の真実を明かすために製作した再編集映像が面白かったのを覚えています。ショーの映像を随所に使って、逆のメッセージを伝えるような仕掛けになってました。レジスタンスの面々、かなり皮肉なユーモアセンスの持ち主だったようです。
 出典の原作ですが、ご投稿は「S・キング」となっていましたが、いちおう名義はリチャード・バックマンということで。もうばれてしまって久しいとはいえ、本人、隠したがってたようですし…。



プロフェッサーX「Physics!」

 出典: ブライアン・シンガー監督・スタン・リー原作「X−MEN」

紹介 :出羽 様
HP :

コメント:
 目の前で、少女が閉まったままの扉をするりと通り抜ければ誰でも驚きます。たとえ自分自身もミュータントであるローガンことウルヴァリンであっても。そんな彼の驚きに対する、プロフェッサーXの洒落た説明がこれです。
 字幕では「物理だよ」となってました。確かに、トンネル効果とか聞いたことありますけど、この一言で済ませるセンスは凄い。(笑)
 一応ジョークなんでしょうけど、私は笑うより感心してしまいました。

駄弁者:
 プロフェッサーXのことを、誰も「艦長!」と呼ばないのが不思議でなりません。STで当たりをとってしまった人が他の作品に出ると苦労するんだろうなあ。
(「X−MEN」を出したら私のコメントがこっち系のネタになることは、予想済みですね?)



今あいつは極限の自己嫌悪地獄に陥っているんだろうよ、
いかに自分が無力でくだらない存在かを知ったのさ。
なんてったって自分が心底尊敬しあこがれていた男を
自分の身を守るために撃ち殺したんだからな。

 出典: うすね正俊「砂ぼうず」

紹介 :SF妄想人 様
HP :

コメント:
 核戦争後の砂漠を描いた僕の好きな漫画『砂ぼうず』からです。
 マッドマックスをよりリアルに下世話に描いた感じがします。
 この漫画を読んで自分も図太くずるがしこく生きてやろうと思った作品でもあります。
 ある意味社会の厳しさを教えてくれる良い漫画です(笑)。

駄弁者:
 まだ核戦争も起こっていませんし、関東も砂漠化していないようですので、とりあえず図太くずるがしこいのも、ほどほどに。



ブロウクン・マグナム それは 史上最強の ロケットパンチである!!

 出典: サンライズ「勇者王ガオガイガー」

紹介 :屋良一 様
HP :

コメント:
 名セリフの多いガオガイガーから、あえて珍セリフを一つ。何故「珍」か、当作品中にはロケットパンチを放つロボットはガオガイガーだけであり、作品世界においてかってロケットパンチを放ったロボットが在ったとの表現も無い。つまり、これは作品外の全ロボットアニメ史上において最強だというメタな表現なのである。
 現に、今度出る「スーパーロボット大戦」のCMでロケットパンチの装備されたロボットが勢ぞろいして一斉にロケットパンチを放つシーンがあるが、ガオガイガーのブロウクン・マグナムは一際迫力がある。実際、木星の衛星を粉砕しているし。
 ちなみにロボットアニメ史上最も理不尽なロケット・パンチは鋼鉄ジーグのナックルボンバー。一番意外性があったのは∀ガンダムでコレン・ナンダーが使ったロケット・パンチであろう。

駄弁者:
 射程距離が数センチと言われるマジンガーZの元祖ロケットパンチ(「空想科学読本2」参照)とは、えらい違いです。
 そういうレベルで史上最強でもいまいち自慢にならないんですが…。



それは重力子放射線射出装置!!?

 出典: 二瓶勉「BLAME!」

紹介 :みどり 様
HP :

コメント:
 再度シボさんの台詞。重力子(確か、まだ見つかってないですよね)を放射する放射線の射出装置(銃)のこと。
 いつも思うんですが、よく舌をかみませんねこの人(笑)

駄弁者:
 見つかってたらえらいことです。統一理論が完成してしまいます(いや、適当に言ってるんですが)。
 で、その射出装置となると…バクスターの「ジーリー」ものに出ていたスターブレーカーみたいなもの?どうやったら携帯できるように作れるんだろう。
 なお、みどりさんからもうひとつ「BLAME!」で頂いていますが、「重力子(以下略)」ネタで重なっていたので、一方だけ載せることにしました。



「シボさん、これ、東亜重工に入る前にあんたの遺体から救出した情報の塊。なんでか知らないけど、あんた生き返っちゃったみたいだから、もう取っておいてもしょうがないんだけど。」

 出典: 二瓶勉「BLAME!」

紹介 :みどり 様
HP :

コメント:
 再会した女性科学者シボ(主人公霧亥の同行者)と電基漁師(づる達の集落を守るパワードスーツとレールガンで武装した戦士)づるの会話。この「情報の塊」とは、遺体から取り出して保存した脳(の一部)のことで、これを使って技能や人格を再生できる。現在は保存技術しか残っていないが、彼らは遺体から取り出した「情報の塊」を大切に保存し、「いつかは再生できる」という未来への希望としています。(シボが生き返った理由は非常に複雑怪奇なので割愛させていただきます)

駄弁者:
 「情報の塊」とは言い得てますねえ。
 保存していつかは再生できる、というあたりはエジプトのミイラっぽいノリですが。



「だったら、あと4メートル程足りんな」

 出典: 岩尾奈美恵「キャプテンアリス」

紹介 :安井 賢一 様
HP :

コメント:
 宇宙海賊をやっている美少女「アリス」とその相棒のウサギ人間?の「タイム」の冒険を描いたマンガ。だが、アリス達は彼女の生まれ故郷である惑星ZURをめぐる陰謀に酔うと文字通り『虎』になる「ハルキー博士」や妙に料理のうまい戦闘ドロイド「エース」と共に巻き込まれていく……。
 台詞は燃料補給ステーションで、軍の特殊部隊がタイムを抹殺しようとして深さ500メートルの落とし穴に落とした後、無傷で特殊部隊のアジトに現れたタイムに「まさか!!あの高さから落ちたのに!?」とお約束(笑)を言う隊員に「あれで殺したつもりだったのか」の次にタイムが言う台詞です。
 しかし、このタイム。胸を刺されても死なないわ、強化サイボーグと素手で渡り会うわと、ウサギの皮をかぶったターミネーターとしか思えない程の強靭さを誇っております(笑)。

駄弁者:
>ウサギの皮をかぶったターミネーター
 うげ、ついシュワルツェネガーのバニースーツ姿を想像してしまった…。晩飯前なのに…。



「この速度は、カシオペアAのような超新星の爆発風先端に『波乗り』して得られる速度と等しい」とフリーマンは記している。
フリーマンは、神が創造に用いた巨大なひとふでと、そのスピードを張り合ってみたかったのだ。熱狂する宇宙のサーフライダーというところだろうか?

 出典: ケネス・ブラウワー「宇宙船とカヌー」(芹沢高志訳)

紹介 :好古真之 様
HP :

コメント:
 フリーマン・ダイソンが考案したふたつの宇宙船、「保守的なもの」と「楽観的なもの」のうち、「楽観的」なほうの説明より。
 いわく、水爆推進の宇宙船で、推進プレートから蒸発損失してゆく物質の粒子風を放出、光速度の3%以上の速度で、100年間に1パーセク(約3光年)進む船。1958年公表。
 「スペースコロニー計画」への参加や「ダイソン球殻(スフィア)」で知られる物理学者の父親と、17歳で家を飛び出し、カナダ沿岸の樹上の小屋でひとり暮らすエコロジストの息子、ふたりの生き方を追った評伝より。
BGM:「(fly higher than)the stars」sugi&reo

駄弁者:
 核パルスロケットというやつですね。核兵器の有効かつ手っ取り早い廃棄方法ということも考えていたのでしょうか。
 それにしても、超新星の爆風でサーフィンとは、また豪勢な表現です。



…なあ、お嬢さんよ。軍隊と警察の違いがわかるかい?軍隊は、敵軍に降伏してもいいんだ。そのための国際条約まである。だがな、警察は違うぜ。警察は決して犯罪者に降伏しちゃいけないのさ!

 出典: 皆川亮二作画・七月鏡一原案協力「ARMS」

紹介 :みどり 様
HP :

コメント:
 謎の軍隊によって包囲され、外部から遮断された街で市民を守るために戦う刑事さんの台詞。この巻の見せ場は、三人のARMSの覚醒シーンなんですが、個人的には、有り合わせの装備(やくざから押収した火器や機動隊の装甲車)で軍隊に立ち向かう警察官達が一番カッコ良かったりします。

駄弁者:
 おお、カッコいい!「何ものにもとらわれず、何ものをも恐れず、何ものをも憎まず」(警察官の服務宣誓より)を地でいく見事なお言葉です。
 もっとも降伏はしないかわり自ら犯罪者になる警察官もちょくちょくいるようですが…。



それぞれが大切にするもの中には、それぞれの正義が宿る。
これは根本的はすれ違いだ。

 出典: 菅浩江「風のオブリガート」

紹介 :NAL 様
HP :

コメント:
 というわけで、コンタクトも無事切り抜けられたのでした。
 ところでカードが好みそうな小説だなーと思うんだが、どうだろう。

駄弁者:
 カードだったら、コンタクトを切り抜ける前に、悲劇的な最後を遂げる人がでたり父親の不倫をあばかれたりするのが必須ですが。
 関係ないけど、カードは今年も出ないのですかねえ…。



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