第74集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第76集を見る
「私は貴方が憎い。三百年お仕えしてきて、貴女はついに私の理解できない存在であった…いずこから来て、いずこへ行かれるお方であるのか?そして、我らをどこに導かれる者であるのか…貴女は我らに、いささかも話してくれませなんだ…」
出典:
吉田直「トリニティ・ブラッド リボーン・オン・ザ・マルス・3 夜の女皇」
紹介 :戸成秋来 様
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駄弁者:
夢だろーがなんだろーが
出典:
伊東岳彦「宇宙英雄物語 第8巻」
紹介 :Sunaken 様
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さよならジュピター!!
出典:
幸村誠「プラネテス」
紹介 :御宗銀砂 様
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紹介 :がんま 様
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「ハロー、コンピュータ!」
出典:
レナード・ニモイ監督「スタートレック4・故郷への長い道」
紹介 :出羽 様
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こんなもの作ってるから遺跡になるのよ!
出典:
竹本泉シナリオ「だいな▽あいらん」(セガサターン用ソフト)、「さよりなパラレル」
紹介 :JunK 様
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駄弁者:
人は働き、学び、おのれの人生を一度にほんのちょっとずつ、生きていかなければならないのだ。そうすれば、運命はおのずからそれ自身を形づくってゆくだろう。
出典:
ロバート・シルヴァーバーグ「マジプール年代記」(森下弓子訳)
紹介 :くうねるよむとぶ 様
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スペクトルマンに告ぐ、変身せよ!
出典:
「宇宙猿人ゴリ」
紹介 : Mr.Spock 様
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駄弁者:
これは遠い遠い未来の物語なのです…え、なぜですって…?我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいませんから…
出典:
実相寺昭雄監督・金城哲二脚本「ウルトラセブン『狙われた街』」エンディング・ナレーション
紹介 : Mr.Spock 様
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エロスとバイオレンスの父
出典:
早川書房編集部編・夢枕獏文「題名募集中!」
紹介 :水谷秋夫 様
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明日死ぬかもしれない体で、十年先の未来に思いを巡らせることができるのが人間だ。
出典:
福井晴敏「Twelve Y.O.」
紹介 :可児歳蔵 様
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「わたしの名は8マン!」
出典:
平井和正原作・桑田二郎画「8マン」
紹介 :kenji 様
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駄弁者:
「この星が誰のもので、あの空は誰のものかをはっきりさせるために、わたしはテロを実行します。我々がいだくべきは希望なのか絶望なのか、それをあきらかにするため、かもしれません。あるいは正気の所在を探すためなのかも」
出典:
佐藤大輔「遙かなる星3・我等の星 彼らの空」
出典著者 = 佐藤大輔
紹介 :みんめい書房 様
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駄弁者:
私どもには、特別なツアーが用意してありまして……失礼ですが……それは今、あなたがお悩みになっていることを解決してくれるかもしれませんよ。…(中略)…あなたが行ってみたい、戻ってみたい……そう思う過去の一点にお連れするツアーです。
出典:
岡崎二郎「時の添乗員」
紹介 :Mr.Spock 様
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「アール・グレイ、ホット!」
出典:
「スタートレックTNG」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「君にできなければ、他の誰にも不可能だろうと考えておるよ」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「そもそもこの遠征は専制政治の暴圧に苦しむ銀河帝国二五〇億の民衆を解放し救済する崇高な大義を実現するためのものです。…(中略)…たとえ敵に地の利あり、大兵力あり、あるいは想像を絶する新兵器があろうとも、それを理由として怯むわけにはいきません。吾々が解放軍、護民軍として大義にもとづいて行動すれば、帝国の民衆は歓呼して吾々を迎え、進んで協力するでしょう」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「巨神兵もヒドラ達も、来た所へ返す」
出典:
宮崎駿「風の谷のナウシカ 第6巻」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
ひと目でわかる屁理屈も、もってまわってもったいぶった屁理屈も、屁理屈という点でかわりはない。
出典:
小松左京「日本アパッチ族」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
「気にするなよ。だれもあんたに弁償しろなんていわないよ」
出典:
谷甲州「ヴァレリア・ファイル5」
紹介 :NAL 様
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駄弁者:
「なあに。これよりでっかい人間をさばいたことだってあるんでさぁ」
出典:
梶尾真治「奇跡の乗客たち」 「黄泉びと知らず」に収録 「SFバカ本だるま篇」にも収録
紹介 :NAL 様
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駄弁者:
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HP :
SFにあまり詳しくないにも関わらず、半年ほど前からお邪魔させて頂いていたのですが、思い切って初投稿を。以後、よろしくお見知りおき下さいませ。
背景は大災厄(アルマゲドン)で文明が滅んだ遠未来。異種知性体である吸血鬼(これを長生種、あるいは真人類と称します)と人類(別称・短生種)の闘争が続く暗黒の時代―教皇庁から迎えた二人の密使を巻き込んでの皇帝暗殺計画が起こる。
名文句はこの暗殺計画を企てた大諸侯、ティグリス公スレイマンの最後から。
結局は失敗に終わり、死に逝こうとしている彼に向かって「何故わざと狙いを外したのか」と問う皇帝に対する彼の答えです。皇帝暗殺に臨んだ動機は皇位簒奪ではなく、三百年の長きに渡り真意を明かす事のなかった『長生種全ての母』への猜疑心だった…作品は遠未来の帝国内の反逆という非日常を舞台にしていますが、意外とこういう母子関係、現代のそこら辺にも溢れていそうで頷けます。哀れむべきは彼か、それとも皇帝か。どちらが悪いとも私には断言できそうにありません。
では、失礼します。
三百年の十分の一に満たない母子関係でも、破綻をきたす例はいくらでもありますからね(百分の一でもあるか)。
何百年も生き続ける専制君主って、なんか「デューン・砂漠の神皇帝」みたいだなあ…と。もっともこっちは300どころか、3500年。
宇宙は私のものだーーー!!!
HP :
出版社を移動してやっと完結したスペオペオマージュ漫画から悪の天才科学者劉紅竜のセリフ。
作品はSF、スペオペ元ネタの宝庫でどっかでみたことあるようなセリフが目白押しだったりします。その中から紅竜が物語の最後に吐いたセリフがこれ。「真なる太陽系」の秘密が明らかになった後にも世界征服にこだわるあたりサイコーです。
そこに征服すべき世界があるのなら、胡蝶の夢でもなんでもOK、と。
ところで、キャラクターを紹介するのに「天才科学者」とだけ書かれるより、「悪の天才科学者」の方がおさまりがいいように感じられるのは、ヘンでしょうか。
HP :http://homepage1.nifty.com/mimune/
人類、ついに木星到達。
そのあまりの巨大さ、雄大さに、負けじと主人公が放った台詞です。
……すぐに「来たばっかじゃーん!」とツっこまれますが。
HP :http://www.zaurus.mydns.jp/
木星を目前にした星野親子の大ボケ台詞(笑)
にしても、まさか、最終回で小松左京ネタに走るとは思いませんでした(爆死)
つか、ハチよ、どこでそんな古典読んだんだ?(笑)
(劇中の時代なら、既に古典の域だと思う)
きっと来るだろうと思ってました、このセリフ。
内容はおくとして、あの状況で漫才ができる人間のバイタリティはある意味感動的です。
>どこでそんな古典
ハチ、本読まなさそうですしね…。3巻で父ゴローが放り込んでいた「コレクション」の中に無重力セックスのくだりがあったのかも。
HP :
23世紀では絶滅しているクジラを捕獲しに過去のロサンゼルスへとやってきたカーク以下エンタープライズご一行。その中でスコッティは、ある目的のためにこの時代のコンピュータを操作することになります。ところが、普段(23世紀で)やっているように呼びかけても机の上のマッキントッシュは素知らぬ顔。そう、ここは20世紀、コンピュータはまだそこまで発達していません。隣にいたマッコイがそれに気づき、すかさずマウスを差し出します。受け取ったスコッティは、”ああ、そういうことか!”といかにも腑に落ちた様子でにっこり笑うと、マウスをマイクのように口元にあてて、上の迷文句を一言。
とことん音声認識に慣れきった未来人・スコッティの逆カルチャーギャップをユーモアたっぷりに描き出した迷(名?)シーンであり、スタートレック世界の常識と現実の常識が心地よく交わった一瞬でした。
当時見に行った映画館でも一番ウケてたシーンでした。
しかしこの後スコッティはちゃんとキーボードを使って操作してますので、23世紀でもキーボード入力は生き残っている模様。そりゃ、詳しいコマンドは音声入力では面倒でしょうし。
HP :
2作品に出てくる、竹本氏お気に入りのフレーズです。
どちらの作品でも、1.5頭身くらいのずんぐりむっくりした恐竜のような像がずらりとならんだ、奇妙な遺跡に主人公が迷い込んだときのセリフです。…別に古代人も、遺跡にする目的で遺跡を作ったわけじゃないんでしょうけどね(笑)。
ちなみにその像、「トロール」という妖精(?)として氏の他の作品中にたびたび出てきています。
※作品名の「▽」は「ハートマーク」の代用です。
ゲームもあったんですね…。
>こんなもの作っているから
たとえばこういうのが遺跡で残った日には、私らだって滅んだ後なに言われるかわかりませんけどね。
HP :
マジプール三部作は派手さはないがなぜか私のお気に入りで、新マジプール三部作が早く訳される事を願います!
新シリーズ以前に旧作を復刊しないと。今だとアンソロジー「伝説は永遠に」収録の「第七の神殿」しか新刊では読めません。「ヴァレンタイン卿の城」に「教皇ヴァレンタイン」、古本屋ではちょくちょく見るんけどね。
HP :
宇宙猿人ゴリの地球侵略を阻むため遊星ネビュラ71から派遣されたスペクトルマンは、変身するたびに遠いネビュラ71の上役の承認がいるのでした…これぞ元祖サラリーマン・ヒーロー。う、う、う、身につまされるのォ〜!しかもガオガイガーはチームだからまだ仕方ないが、こちらは僻地への単身赴任なのに…宮仕えの悲しさよ(泣)。
それにしても、タイトルが敵役の名前ってのはいかがなもんでしょう?しかもゴリと戦う組織が「公害Gメン」だし…(さすがにまずいと思ったのか、両方とも途中で名前が変わりましたが)
では長寿と繁栄を。
許可なく変身して左遷された先が地球だったという可能性は。
>公害Gメン
汚染物質扱いされる宇宙猿人も気の毒。
HP :
人間同士の信頼関係を地球侵略の最大の障害と見たメトロン星人は、宇宙ケシの実入りのタバコを使って人間社会の崩壊を謀る…実相寺&金城の最強タッグによる辛辣なテーマと映像美、そしてこのブラックなナレーション…「セブン」の中でも屈指の名作です(個人的にはあぐらをかくメトロン星人が好きです)。ところで初回放送からすでに30年以上たちますが、未来はまだまだ遠いようです。
では長寿と繁栄を。
このエピソードからは前に1度ご投稿をいただいたことがありますね。
しかし、宇宙人に狙われるぐらいの信頼関係が築かれるのと、喫煙の習慣が根絶されるのとではどちらが先か…(どうも後者がかなり優勢)。
HP :
SF作家のリレー・エッセイ「題名募集中!」から。夢枕獏のエッセイは、ただひたすら愛娘を可愛い可愛いと書き綴るばかりの親馬鹿文章。ですが、何やらインパクトのある御本人のキャッチコピーにもなっていました。
父の娘への溺愛は、エロス入っているかも知れませんが…バイオレンス?
ああ、結婚相手が訪れたときバイオレンスになるのか。
HP :
米港暴走賞が擁する米軍の総兵力は2000年度時点で約138万人、兵装数知れず。
その中の在日米軍の兵力は2000年度時点で約52000人、兵装数知れず。
対するテロリスト「12(トゥエルブ)」の兵力は1名、兵装はPCウイルス「アポトーシスII」並びに兵器「ウルマ」×1。
米国防総省の負け。
「アメリカが負けた」と言う只それだけで買ってしまった本ですので、「川の深さは」と「亡国のイージス」の間の掛け橋になる本であると言う事に私が気が付いたのは読破してからでした。
物語の最後に近い場面、「辺野古ディストラクション」の後に、捕まったお偉いさんの言葉を護衛艦≪あさぎり≫の艦長が粉砕したのがこのセリフです。
しかし、「川の深さは」から3部作と「終戦のローレライ」を読んだけど、この人の特徴の一つである「戦闘若年」が2人登場したのはこの作品が唯一だよなあ。
そういう人間なら、十年後のために明日死ぬこともできるというものでしょうが。
なかなかそういう人間にはなれないし、なりたいかと言われても保留したくなるところではあります。
HP :
「鉄椀アトム」や「鉄人28号」があるなら、と思い投稿します。
コミック版でもアニメ版でも、姿をあらわして「なにものだ」と問われ、この文句をいうのがお約束。
もっとも、内容的には(人間から)ロボットになってしまった元刑事東の苦悩がシビアな作品です。
もちろんSFコミック、アニメとしても古典的傑作です。(どこか完全版を復刊してほしい)
捜査中に殉職した刑事東八郎(ええと…まあいいけど)はロボットの電子頭脳に人格・記憶を移され、エイトマンとして甦った…。元祖ロボコップですね。
電子頭脳を冷却するためにタバコ型の冷却剤を常用するという設定があるらしいんですが、これは今だとクレームがつくかも。
HP :
キューバ危機から始まった核戦争により崩壊し、東西に分裂したアメリカ。生き残り、覇権国家として君臨する日本に一矢を報いるべく、東アメリカ軍の青年将校が日本の国家的プロジェクト、トラック宇宙港破壊計画を強行する。しかし彼は知っていた。日本人が地球を見捨て、国を挙げて宇宙に脱出しようとしていることを…
というわけで急襲部隊の指揮官となった彼の台詞がこれ。心境は理解できなくも無いし、この将校自身も立派な軍人として描かれているのですが、今の国際情勢を考えると、アメリカ人がこんな台詞を言うこと自体一種のブラックジョークになってしまったなぁと、一抹の寂しさを覚えます。それとも、テロという行為自体につきまとう寂しさなのでしょうか…?
火星への有人探査という話もありますが、やっぱり「誰のものかをはっきりさせるため」にいくんでしょうか。
HP :
宇宙人から時間旅行技術を与えられた時尾は、彼の旅行代理店を訪れた過去にわだかまりを持つ人々を過去を探す旅へといざなうのだった。一話完結で人間ドラマを描くSF漫画界のショート・ショート(死語かな?)の達人、岡崎二郎先生の傑作から。
では長寿と繁栄を。
この作品は(作者も)初めて知りました。
過去を知って救われることも多そうだけど、おぼろげな記憶のままにしておいた方が良さそうなことはもっと多そうだなあ、と。
HP :
「発進(Engage)!」とならぶピカード艦長のキメ台詞。なぜか怒ったような口調で言うのがポイントです(笑)。それにしてもピカード艦長の部屋にはすぐに紅茶の出せる食料合成機があり、シャトー・ピカードと言われるほどワインやブランデーが揃っている。前出のヤン提督が聞いたらきっとうらやましいがるでしょうね(個人的にはユリアンがいれてくれるシロン産の紅茶の方がよさそうですが)。
では長寿と繁栄を。
ピカードの好みがオレンジ・ペコだったら、だいぶ雰囲気変わっていたでしょう。
ところで、あの食料合成機は、食器も一緒に合成していたように見えるんですが…。故障中は陶土が隠し味の紅茶やほんのりいい香りのティーカップが出てきてたんじゃないでしょうか。
HP :
本文にもありましたが古い伝統を持つ殺し文句ですね。ヤンのようなひねくれ者でなければ思わずだまされてしまいます(笑)。
ところですでに攻略案のあったヤンが受けたのはともかく、シトレ元帥や同盟政府は何を思って3個以上の艦隊で過去6度も失敗した要塞攻略を寄集めの半個艦隊にやらせようとしたんでしょう?ヤンが魔術師ならシトレ元帥は預言者…?まさかフォーク准将と同じ誇大妄想狂?考えると夜も眠れません。
では長寿と繁栄を。
難攻不落の帝国軍要塞・イゼルローンの攻略を一少将にすぎないヤン・ウェンリーに命じたときの、同盟軍元帥シドニー・シトレの言葉。「可能だと思うのか」というヤンに対してシトレが返した殺し文句です。
あえて解釈を試みるとするなら、上層部から(というかトのつくおじさん)の政治的圧力でそうせざるを得なくなったが、シトレはヤンの「魔術」にダメもとで望みを託した…といったところじゃないでしょうか。どうせ充分な兵力が用意できないなら、できるだけ傷が浅くて済むように寄せ集めの半個艦隊にしたということも考えられますし。シトレ元帥のキャラはそういう老獪さも備えていたと思います。
HP :
自由惑星同盟による帝国領遠征直前のフォーク准将の演説です。はじめて読んだ時は「いまどきこんな事言う奴はいね〜よ」と思いましたが、人間はいつまでたってもこういった自分勝手な思い込みや主観と客観の取り違えから抜けられないようですね。悲しいことに今年も同じような論理に基づく議論が米国のネオコンやアルカイダや日本の国会で、そして日本道路公団で行なわれたようです。
では長寿と繁栄を。
第1巻黎明篇より、帝国領土侵攻作戦の会議中、慎重論を唱える人々に対する、作戦参謀フォークのお言葉。ここで座が白けるあたり、まだ健全さが残っていたというものでしょう。
国会や道路公団については、言っている当人が自分の言ったことを信じているのか、非常に疑わしいと思います。…フォーク君の場合は100%本気ですが、彼はまあ、病気でしたから。
「来た所へだと?どうやってだ。 こいつらは人間の心の闇から来たのだぞ!」
HP :
風の谷の姫(この時点では女王?)ナウシカと、土鬼諸侯国の神聖皇兄ナムリスの会話。
──なんですが。
ナムリス、お前が言うな。言った言葉の意味するところは同意できるが、発言者と言葉の釣り合いは取れてないぞ。
しかし、土鬼諸侯国の政治体制がどの様な物なのか物凄く気になります。何しろ皇帝が2人いるという状況だけでまず異常でしょう。
更に見る限りでは枢密院みたいなものも皆無だし、だいたい皇弟ミラルパ、陣頭指揮とりすぎ。あんな皇弟でよく雑多な民族を抱える超巨大帝国が100年も保てたものです。
「人間の心の闇」については、あの兄弟は専門家じゃないでしょうか。兄の「虚無」と弟の「妄執」、それぞれ別方向に心の闇の原寸大見本みたいなものでしたし。
>土鬼諸侯国の政治体制
共同皇帝というのは、ローマ帝国なんかだとわりと出てきますよ。ナムリス、ミラルパの兄弟はそれぞれ帝国の軍事的権威と宗教的権威を分担していたように見えました。ヒドラ主力の軍事力と不死者としての神秘的カリスマがあれば、結構無茶ができるのでは。
HP :
「鉄食人種は共産主義者である」と言う、いかにもな話についての木田福一の見解。ちなみに、その話と言うのは2つの根拠から成り立っていて、それは「アパッチ族→アメリカインディアン→『レッドマン』」と「共産主義→ソ連→スターリン→『鉄の人』」と言う物なのですが。
小松左京様、まさかこれ、どこぞのバーで駄洒落として組み上がったものなんかじゃないですよね。
いやなんつーか、屁理屈というより連想ゲーム…。「スターリン」から「鉄の人」がちょっと高度だなあ。
HP :
「無茶なことをいわないでくれ。そんなことをしたら、この船はドック入りしなければならなくなる。下手をすれば、二度と航宙できないかもしれないんだぞ」
ハイジャック犯にこう抗議する宇宙船の船長さんも、あー言ってもらえれば気はまぎれるかも。
要求が通ったあかつきには、自分たちが弁償してやる、と言えば積極的な協力が得られるかも。
出典作品は1987年から90にかけて角川スニーカー文庫で刊行された後、99年に中公C・Novelsから再刊。中公Cのイラストは士郎正宗だそうです。インターネット普及前の作品でありながらリアルなネット描写に定評あり。
HP :
「次はフィレ肉の部分なんですが、こりゃあ出刃を使った方がいいかなあ」
とか言いながら、包丁で手術をする板さん。
崖崩れに巻き込まれたバスに乗っていたのは重傷の老人、腕にケガをした医者、そしてさすらいの料理人。医者の指示で料理人がメス…でなく包丁をとることになったのだが…? いかにもカジシンらしいシチュエーションです。
収録の短編集「黄泉びと知らず」は映画化もされた「黄泉がえり」のアナザーストーリーが収録されたもの。それまでカジシンを読まずに「黄泉がえり」の雰囲気を期待していた人がこれに当たったら、どう思うんだろうなあ…。「バカ本」のほうは問題ないだろうけど。
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