第25集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第27集を見る
あなた方の国アメリカやソ連にゴジラが現れたら、首都ワシントンやモスクワで、ためらわずに核兵器を使える勇気がありますか。
出典:
「ゴジラ(1984年版)」
紹介 :mio 様
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駄弁者:
なお、今回mioさんからはウルトラマンシリーズを中心に30点もご投稿をいただきました。この集では、そのうち私が独断と偏見で選んだ9点を掲載しています。
「お前の心のままに、醜い姿だぞ!」
出典:
「ウルトラセブン1999最終章6部作 第1話『栄光と伝説』」
紹介 :mio 様
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「そうとも、君たちが求めているのはわたしの頭脳だ。わたしの助言だ。わたしの知識と才能だ。君たち自身が助かりたいから。しかし、このわたしをほしいと思うか?このわたしを人間と思っているか?ちがう!」
出典:
ポール・アンダースン「タウ・ゼロ」(浅倉久志訳)
紹介 :鈴木隆平 様
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「我々は地球人がルールを作り、互いに信頼しあって社会を作っていることに目をつけたのだ。地球を侵略するのに暴力を振るう必要は無い。人間同士の信頼を奪えば良いのだ」
出典:
「ウルトラセブン 第8話『狙われた街』」
紹介 :mio 様
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基本指令
出典:
ポール・バーホーベン監督「ロボコップ」
紹介 :mio 様
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エウロパには生命が存在する。くりかえす−エウロパには生命が存在する……
出典:
アーサー・C・クラーク「2010年宇宙の旅」(伊藤典夫訳)
紹介 :NAL 様
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「怪獣は憎しみ、悪い心、汚れた気持ち、憎しみ、疑い、そう言う物が寄り集まって出てくるんです。今の世の中には醜い心、悪い心が満ち溢れています。まず、怪獣の根本を叩き潰さねば、子供達の中にも、このまま育っていけば怪獣になってしまうような子供がいっぱいいるんです」
出典:
「ウルトラマン80 第1話『ウルトラマン先生』」
紹介 :mio 様
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駄弁者:
「ねぇ、お父さん、馬鹿なオールド・ボーイどもが考えることに、私がこれっぽっちも影響されると思うんだったら、お父さんは─
出典:
アイザック・アシモフ「第二ファウンデーション」(岡部宏之訳)
紹介 :ゆう 様
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これから三十分 貴方の目は貴方の肉体を離れ、この不思議な世界に入っていくのです。
出典:
ウルトラQ
紹介 :mio 様
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「君は一体何者だ?」
出典:
金城哲夫脚本「ウルトラセブン第1話『姿なき挑戦者』」
紹介 :mio 様
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”完璧の探索”は、試みられる回数の少なくとも九五パーセントが失敗に終わりますが、”ゴミの探索”はけっして失敗することがありません。
出典:
アーシュラ・K・ル=グィン「石斧とジャコウウシ」(山田和子訳)
紹介 :奥山古倶 様
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「逃がさない。あんたはこの世で一番大切なものを、踏みにじったんだからね!」
出典:
「ウルトラマンダイナ『優しい標的』」
紹介 :mio 様
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I'll be back
出典:
ジェームズ・キャメロン監督「ターミネーター2」
紹介 :mio 様
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「これが…家族」
出典:
サンライズ制作「地球防衛家族」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「じゅーよーなのはおおむかしといまではないのよ。
出典:
アルファシステム「高機動幻想ガンパレード・マーチ」
紹介 :屋良一 様
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「人間の直観は」と手を休めずに少佐は言った、「精密ではないが正確だよ。めったに故障しない」
出典:
神林長平「戦闘妖精・雪風」
紹介 :ごろえもん 様
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駄弁者:
「まあ、万が一地下基地の存在が発覚したところで、ここは私有地だ。捜査令状なしには警察といえども侵入は不可能だ…どうした、なにをこけている」
出典:
笹本祐一「ARIEL(4)」
紹介 :新崎みこと 様
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足もとの深い岩間で、そのウランの一片は、ついに成就できない結合を求めてぶつかりあいはじめていた。そして、島は夜明けを迎えるために身を起こした。
出典:
アーサー・C・クラーク「幼年期の終わり」(福島正実訳)
紹介 :新崎みこと 様
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駄弁者:
「こりゃ見習わなければ」といったのがSF作家。当時SFは氷河期とかいわれ、本の表紙にSFという文字を入れるのを版元が嫌ったという。「舶来の文化が定着するにはこういう試練を乗り越えねばなりません。毒々しい色の文字でSFマークを入れるべき。支援の意味からも、この会は<背赤後家蜘蛛の会>にしよう」
出典:
堀晃「背赤後家蜘蛛の夜」 井上雅彦・監修「異形コレクション ロボットの夜」に収録
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「彼らはどこから来たのか?闇路からだ。彼らはどこへ行くのか?墓場だ。
血が彼らの血管を脈うたせるのか? 否、夜の風だ。」
出典:
レイ・ブラッドベリ「何かが道をやってくる」(大久保保雄訳)
紹介 :新崎みこと 様
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HP :
ゴジラ生存を公表し、直後のアメリカ、ソ連の大使を招いた会議で、非核三原則を遵守すると言い、それを日本のエゴイズムだと批判された三田村首相(演・小林桂樹)が。自国の原潜を撃沈したゴジラへの報復と言うのは建前で、結局はソ連もアメリカも自分の国の実力を誇示したいだけである。それを見ぬき、両国の最高責任者と話し合うことで日本国内での核使用を回避した三田村首相。今の日本にもしゴジラが現れたとしたら――現在ロシア、アメリカともやりかねない連中が政権を握っている中、日本のためここまでできる政治家はいるだろうか。
とんでもないのはアメリカ大使で、爆発は最小限に抑えるから核を使わせろと言出し、ソ連に至っては核攻撃衛星の照準をゴジラに合わせ、さらにミサイルを発射させた。
核で生まれたゴジラを核で倒せるはずが無いと、いつになった気づくことやら……
>あなた方の国アメリカやソ連にゴジラが現れたら〜
こないだニューヨークには現れてましたが。
ところで「ゴジラ」関連のページをいくつか回ってレビューを読んだところでは、この84年版、辛い評価が多いんですよね…。
HP :
ウルトラ警備隊員を操って同士討ちを図るが、それをダンに妨害され、彼に乗り移ろうとするもウルトラセブンである彼には憑依できず、正体を現し巨大化したヴァルキューレ星人に向かってダンが叫ぶ。
しかし本当はこれは許されないセリフだろう。異星人の姿は彼らの住む星の環境に従って進化の結果作られたもの。他の星の生物の主観で美醜が決められていいはずが無い。M78星雲の恒点観測員であるウルトラセブンにもそれはわかっていたはず。だが、ダンはそう叫ばずにはいられなかった。その宇宙人は、彼の親友フルハシを殺したのだから――
このときヴァルキューレ星人が地球人には非常に美しく見える異星人だった、という設定ならもう一段深いところにいけたかも。
HP :http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6722/index.html
果てしなくヒートアップしていくストーリーに衝撃を受けた作品です。どこまでも加速していく宇宙船の運命に加えて、内部の人間同士の関係もなかなか興味深く、今回はこの台詞に注目してみました。
恒星間宇宙船の優秀な乗員の中でも最も優れた頭脳を持つと言われる天文学者のニルソン。しかし彼は粗暴で下品で、多くの人から嫌われています。彼の悲観論を正そうとした主人公たちに彼がぶつけた本音が上の台詞でした。才能だけでは自尊心は身につかないのですね。
この小説に出てくる宇宙論は現在では過去のものとなっていると思いますが、SFとしては不朽の名作でしょう。とにかく全体を通して熱い熱いSFの真骨頂が感じられる作品です。皆さんも是非ご一読を。
減速装置の故障で止まることのできなくなったラムジェット宇宙船の運命を描いた、ハードSFの傑作。私も熱中して読みました。ラストは「え、本当にそこまでいくの!?」と驚くばかり。
主人公の不屈さが印象に残る作品ではありますが、しかし彼以外の、弱さを見せるキャラクターの方に親しみが…わきはしませんでしたが、なんか頷けるものがありましたね。
ただ、私はこのニルスンへの対処に主人公カップルがとった行動には、読んでていまひとつ納得いかなかった記憶があります。
HP :
地球人の半分が吸っていると言う煙草に大脳新皮質を麻痺させ、闘争本能を促進する宇宙芥子の結晶をしこみ、侵略を狙ったメトロン星人のセリフ。ところで、なまじ宇宙艦隊なんかを率いてくるヒューマノイドタイプの異星人より、日常から侵略を狙うウルトラシリーズの宇宙人の方が怖いと思うのは私だけでしょうか。
だからタバコは体に良くないということですね(<−ぜったい違う)。
第一条 公共への奉仕
第二条 弱者の保護
第三条 法の遵守
HP :
この指令に反せぬ限り、ロボコップにロボット三原則は通用しない。強盗のマシンガンの銃身を捻じ曲げてラリアットで食品冷蔵庫に叩きこもうと、女性にナイフを突きつけた強姦犯人の足の根元の間のものを粉砕しようと、立てこもり犯を市庁舎から殴り出そうと。
日本にもこんな奴いないかな……
わざわざ指令を3条にしているあたり、やっぱりアレのパロディなんでしょうねえ…。
関係ないですがこの映画では、ときどき挿入される近未来のCMが、私にはなかなかウケました。
HP :http://www3.justnet.ne.jp/~343-45/
SFだけが発することできる名セリフです。…現状では。
エウロパに不時着した宇宙船<チェン号>から、主人公(かな?)ヘイウッド・フロイドの乗り組む<アレクセイ・レオーノフ号>に向けた必死の通信。
エウロパでもどこでも構いませんが、ぜひSFだけではなく現実でも聞いてみたい言葉です。
HP :
1980年代、丁度いじめや学生の自殺が続発し出した頃作られたウルトラマン。そのウルトラマンの地球での姿は教師と言う斬新なものでした。
いまさらながら身につまされるこのセリフです。今の日本の子供は大多数がこうではないでしょうか。信じたくありませんが。
わたしがリアルタイムで見ていたウルトラマンはこのへんが最後かも。あんまり印象に残ってはいないんですけどね。
当時の子供が「怪獣」に例えられるなら、現在はきっと「超獣」クラスかも(ウルトラマンAかい…)。
あ、ちくしょう」
HP :
「第二ファウンデーション」の、「アーカディア編」(勝手にそう名付けました。本当は別の名前があるのに…)の、最初に近いアーカディの迷台詞です。
これさえも神秘的に書ける音声転写機って一体なんなんだ(笑)。ともかく、彼女の性格が強烈に出ている台詞だったと思います。この本を初めて読んだときは中二(今18才)で、「ファウンデーションと地球」までいっぺんに読んだんですが、ここが一番おもしろかったですね・・・少なくとも当時は。今でも面白いですけど。コンピュータがパンチされてようが(笑)。
ところで、彼女の性格(キャラそのもの?)って「ネメシス」のマルレイネにすっごく似てますよね。マルレイネはアシモフの娘さんのロビンがモデル(それと、ウォンダ・セルダンも)らしいですが、彼女はどうなんでしょう?
…あれ、でもこのころ娘さんは生まれてたっけ?(汗)まぁいいか(爆)
「ファウンデーション」第3部、主人公の少女アーカディアが音声入力のタイプライターでレポートを書いている途中、ついモロローグを発声してしまっていたという、まあありそうな小エピソード。
私がファウンデーションを最初に読んだのも同じ年頃だったと思います。
ちなみに私が気に入ったのは2巻のミュールでした。…ゆうさんの命名にならうなら「ベイタ編」?
コンピュータの入力と出力の技術のギャップは…まあ、笑って見逃すとしましょう。
私が読んだのは創元の厚木淳訳で、こんなふうになっていました。比べてみるのも一興かと。なお名前は「アーケイディア」でした。
−−−
「ねえ、お父さま、ばかな男の子たちがどう思うか、それがあたしにちょっぴりでも影響するとお思いなら、なんて
「あらまあ」
−−−
うーん、「アーカディア」より「アーケイディア」の方がだいぶおしとやかかなあ…。
HP :
わが国のテレビ特撮を切り開いた記念すべき言葉。四十歳以上の方はこれを聞くとあの曲が蘇ってくるのでは?
それにしてもこのウルトラQと言うのは全く馬鹿にできません。SFと名のつくありとあらゆるテーマが三十分の中に詰まっているのですから!X−ファイルやアウター・リミッツ、トワイライト・ゾーンも真っ青なできです。DVD化が進行中なので、是非御一見をお勧めします。
私、Qは一度もみたことがないんですよね。バルタン星人の前身とかピグモンの親玉みたいなのが出ていたのは知っているんですが。
「ご覧の通りの風来坊ですよ」
「名前は?」
「名前?……そう、モロボシ・ダンとでもしておきましょう」
HP :
わが国が永遠に誇るヒーロー、ウルトラセブンの名シーンの一つ。クール星人の攻撃からウルトラ警備隊のフルハシ・ソガ両隊員を救ったウルトラセブン=モロボシ・ダンの自己紹介?これが三十年後にもう一度繰り返されるのです。
名セリフだらけの初期ウルトラシリーズ。これからもちょくちょくアップしますので。
「〜しておきましょう」って、怪しすぎるぞ。よく警備隊に入れたよな、こんなの…。
HP :
ふらり、がら。こんにちわ。
引用は70年代の講演記録(たぶん)より。
例のスタージョンの法則についてひとくさりのべたのち、「いったいどれくらいの量の本が、書かれている間に当の作者によって屑と考えられているか?」ときて、上記の文に続きます。
ま、当たり前といっちゃ当たり前のことですけど、少し身が引き締まりますし、勇気づけられたりもするので、好きな言葉です。
「石斧とジャコウウシ」はエッセイ集「夜の言葉」に収録されています。
おやま、ずいぶんとお久しぶりです。第4集以来ですね。
スタージョンの法則は「SFの90%はクズである──ただし、あらゆるものの90%はクズである」(「晴航宇読」(RIKIさん)より「SFの法則」より無断引用)というもの。
…残り5%の記憶があるからこそ、読み続けられるというものです。
「なんだい?地球の平和かい? それとも正義って奴かい?」
「乙女の純情よ!」
HP :
まさか二十世紀も終わり頃になってこんなセリフを、しかもウルトラマンで聴くことになるとは夢にもおもわなんだ。ちなみにこのウルトラマンダイナと言うドラマのメインテーマは、人類の限りなき前進。全編に渡って根性だとか気合と言う言葉が一杯です。
きょうび乙女より益荒男の方がよっぽど純情なような気もします。
HP :
地獄で会おうぜベイビーがあるなら外せない。
はて、これはどの辺で出てくるセリフだったでしょうか。
「3」が出てこないところをみると、戻ってこれなかったのかも…。
ちなみに「地獄で会おうぜベイビー」は第15集で出てました。
HP :
今年始めから三月までWOWOWで放映されていたアニメより。時は現代、所は千葉県船橋市の多分西船橋にある団地に住む大地家は崩壊寸前だった、今日も朝から離婚届に判をつけと迫る聖子と、しどろもどろの守、その間にはさまれる子供たち。
その一家に突然、宇宙からのコンタクト!曰く「地球は狙われている!君等は地球防衛家族として悪い宇宙人から地球を守るのだ!叫べ!地球大変身!」
一回の出動ごとに約一千万円の手当が出ると聞き、慰謝料の足しにでもなるかと飛びつく聖子。だが、アイテムを使用する毎に経費が差っぴかれていくため、出動する度大赤字。遂に謝金は三億を超えていき、家族の崩壊度も正比例して増していく。
そんな一家を監視する監査官の呟く言葉がコレです。作中で三度それぞれ異なるニュアンスで使われました、一度はあきれ果てて、一度は絶望的に、そして最後は憧れをこめて。
さてはて、大地一家に明るい明日はあるのでしようか。
教訓:
大地家側「うまい話にとびついてはいけない」
監査官側「事前調査は慎重に」
といったところでしょうか。しかし、借金も3億も溜まればかえって借り手側の立場の方が強くなるような気もしますが。
そこからつづいてね、おーきくひらかれていく時のためにがんばることなのよ。
むかしはただのおもいでなの。 いまは一時のこしかけなのよ。
じゅーよーなのはむかしにもいまにもないの。
あしは、むかしといまから、どこかに走っていくためについているのよ。
だからどこかにいかなきゃいけないのよ。」
HP :
プレイステーションのゲームより、9歳の少女「東原ののみ」の言葉。
すでに半世紀以上も人類の存亡を賭けて謎の存在「幻獣」と戦っている世界。熊本にある学徒兵部隊「5121小隊」に「ののみ」は所属している。彼女は超能力者を人為的に作り出す実験の被検体として産み出された子供だったのだが、これ以上成長できず、力も示さない失敗作として廃棄処分され、「手がかからず、大きくならないので愛玩動物にうってつけ。」という理由で部隊に払い下げられたのだ。だが、彼女は戦場の中で友を得、プレイヤーに希望を語る。
このゲームは一回々々プレイの成績しだいで、次にプレイヤーズキャラクターとして択べるキャラクターが増えるのですが、私は遊び始めたばかりなために「ののみ」まで操作できるかは判りません。
しかし、この言葉に接したとき、私は彼女を操作しゲーム内のキャラクター達を励ましてやりたいと真剣に思ったものです。
ついにきましたか、ガンパレ。
「暴走野郎」の掲示板が一時期これ一色になっていて、だいたいどんなゲームかは知っているつもりですが…わたしはやっていません。プレステもってないし。もってたらハマっていたような気もしますが。
ご投稿のセリフは…9歳のセリフですか、これ。エンダーの同級生かと思ってしまいました。
HP :
人間と機械知性(非人間知性)の関係をテーマにすることが多い著者らしいせりふと思います。
このせりふから、人間を機械として客観視する視点を持つことを教えられた気がします。実際、直観(直感ではない)は、大筋において正しいことが多い。精度は低いですけど。
「戦闘妖精・雪風」は、最近読んだばかりです。最初「人間対異星人」というありきたりの構図に見えたものが、だんだんと「人間対人間のつくった機械」に変わっていくあたりが、さすがこの著者の作品ですね。あと、ドッグファイトの無機的な描写も気に入っています。
続編「グッドラック」は未読ですが…。
「いえ、あの、そーゆーもんだいじゃなくて…」
HP :http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/8597/
もう一つだけ。番外、日本征服を企む悪の秘密結社を演じるハウザーとナミの会話です。この腰砕け感が好きじゃ。
一転してこっちは「迷」の方ですね。
しかし、ここに投稿される「悪の秘密結社」のセリフはどうもボケがかかったものが多いようなのは気のせいなのでしょうか…?
HP :http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/8597/
先日投稿したものです。もう一つ、大御所のSFから好きな1節を投稿させて頂きたいです。
「幼年期の終わり」。後半の盛りあがりが圧巻なこの作品の、ニューアテネ島が自爆するシーンです。おそらくこの本で最も詩的な1節ではないかと。
どこにも滅びを思わせる言葉がないこの一文が、実はどんなシーンを隠しているかと思うと、やはり巨匠の文章の凄さを感じさせられます。
この作品は私も好きです。たしか最初に読んだクラーク作品で、中学生の時分だったと思います。
私は、ニューアテネから「最後の子供たち」が脱出し、親たちがそれを見送るシーンが、一番印象に残っています(ご投稿のセリフが出る少し前の部分だったでしょうか)。あれはほとんど名画と言っていい趣があると思っています。
HP :
やはりこの手のテーマ・アンソロジーには、アイザック・アシモフへのオマージュは外せませんね。
そんな訳で、アシモフのミステリ連作集『黒後家蜘蛛の会』(創元推理文庫)ネタです。
版元を光文社文庫へと移して二冊目の『異形コレクション』より。
BGM:「オハイオ殺人事件」ザバダック
それではおっしゃるとおり、「SF」の文字は色を変えてみましょう。
「異形コレクション」は短期間で次々と出ましたね。ホラーを基本としながらSF色がかなり強いのも面白いところ。
で、ネタの方のアシモフ「黒後家蜘蛛の会」は、私も持っています。友人同士の作家や弁護士らが毎回事件の推理を競う「黒後家蜘蛛の会」。しかし、いつも見事に答えをだすのはメンバーではなく老給仕ヘンリーだった…。
面白い話が多いですが、なかにはトリックよりも知識の披露に終始してしまっているエピソードもあって、やっぱりアシモフはミステリよりはSFとか科学エッセイの方が向いているな、とも感じたものです。
HP :http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/8597/
初めてお邪魔致します。実はまだ10集程しか目を通してないので、ひょっとすると既出かも知れませんが。大御所の一柱と思われるブラッドベリが少ない気がしたので、やはり私の海外小説好きのルーツである「Something wicked this way comes」から挙げさせて頂きたいと思います。この作品は、SFというよりはファンタジーかも知れませんが。異世界と現実との接触、というテーマの作品では金字塔では。訳文ですら名文です。
上記は、チャールズ・ハロウェイがジムとウィルに、ダーク氏達の正体を語っているところですね。
田中芳樹や神林長平も好きなんですが、やはりブラッドベリ。最近秋山端人の「猫の地球儀」にはまりましたが…。
たしかに、アシモフ、ハインラインあたりと比べるとブラッドベリ作品からの名文句は少ないですね。読んでる人は多いと思うのですが。ひとつのセリフだけを切り出すのが難しいのでしょうか。
ご投稿のセリフは、訳の方の功績もかなり大きいと思います。
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