第82集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第84集を見る
彼は少女を見て頷いた。帰るところはどこにもない。あのとき、そんな場所は失われていた。ロボット法を犯した少年ロボットと同じ。たまたま一回きりのことを、それと気づかずやり遂げていた。
出典:
矢作俊彦「ららら科學の子」
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「お買い上げありがとうございます。わたしはパーソナルコンピューターPC−2198型です。」
出典:
新谷かおる「ぶっとびCPU」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「キルヒアイス、ミッターマイヤー提督の異名を聞いたか?『疾風ウォルフ』、用兵のスピードで彼に並ぶ者はいないそうだぞ。」
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道原かつみ漫画・田中芳樹原作「銀河英雄伝説」(コミック版)
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
女の子がなんだ。
出典:
筒井康隆「三丁目が戦争です」
紹介 :御宗銀砂 様
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駄弁者:
ウォーフ「話せば長くなる」
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スタートレック・ディープスペースナイン「伝説の時空へ」
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
痛みの感覚をなくした者に痛みなどありはしない。
出典:
水木楊「2055年までの人類史」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
節度を忘れた資本主義は理想を忘れた共産主義に等しい
出典:
秋山完「吹け、南の風」
紹介 :TAKA 様
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…タマシイはきみのものだよ。どんなに身体が壊れても、心をつぶされても、タマシイはきみのものだ。持って還りなさい。どこへでも。いつまでも安らかに…
出典:
秋山完「ペリペディアの福音」
紹介 :TAKA 様
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人間は妙なモノをつくったねえ アシュバ
出典:
佐藤史生「ワン・ゼロ」
紹介 :水谷秋夫 様
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なおえがかえってくるの。
出典:
佐藤大輔「皇国の守護者6 逆賊死すべし」
紹介 :可児歳蔵 様
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ケインにとって、戦う理由や意義など、さほど意味の無いことだ。
出典:
はままさのり「青の騎士ベルゼルガ物語 絶叫の騎士」
紹介 :J.J 様
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夢を描くのは人に生まれたから
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atsuko・KATSU作詞・angela歌「明日へのBrilliant Road」(「宇宙のステルヴィア」主題歌)
紹介 :新伴仙司 様
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「ザワークラフトとアイントプフだ」
出典:
福井晴敏「終戦のローレライ」
紹介 :好古真之 様
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「星か…この宇宙のどこかでは今もお互いの星の運命をかけて壮大な宇宙戦争が行われているんだろうなぁ…それに比べりゃ、たかが野球!まだまだ…まだまだ…!どうにでもなるさ…!なあ、宇宙よ!!」
出典:
島本和彦「逆境ナイン」
紹介 :sengoku 様
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彼女がすすめる物だ。
出典:
火浦功「あるロボットの死」
紹介 :紫苑 様
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「ごめんよ、イチ!待たせたね!!たくさん、たくさん……1000年も遅刻しちゃって……」
「いいんです。こうしてまた会えたのですから!」
出典:
藤子・F・不二雄原作「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」(コミック版)
紹介 :おおた 様
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駄弁者:
「すてき、すてき。
出典:
和田慎二「ラムちゃんの戦争」
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
「おまえのすきかってに世界を手玉にとるがよい!
出典:
永井豪「マジンガーZ」
紹介 :nayuta 様
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紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
「ありがたい。これさえあれば鉄人はわれわれのものだ。」
出典:
横山光輝「鉄人28号」
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
「もし ガロンをいいことにつかえば われわれはなかよく地球人とおつきあいしますが…。
出典:
手塚治虫「魔神ガロン」
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
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HP :
「少年ロボット」とはもちろん、天馬博士によって創造され、お茶の水博士によって育てられた、十万馬力の「科学の子」のこと。
(本書によれば、「ロボット法で国境を越えることを厳重に禁じられていた」アトムは、「悪漢に捕らえられ、はるか南洋の海底で奴隷労働を強いられている少女を救うために」「法を犯し、海を越えた」ことがあるのだとか)
殺人未遂の嫌疑をかけられ、中国に密航した主人公が、潜伏先の山村でヴォネガットの『猫のゆりかご』を読む場面や、三十年ぶりに日本に帰ってきた彼が、映画『Starship Troopers』を観るシーン等もあります。
BGM:「アトムの子」山下達郎
鉄腕アトムのロボット法は「青騎士の巻」に出てくるもので、
・ロボットは人間に尽くすために生まれてきたものである。
・ロボットは人を傷つけたり殺したりしてはいけない。
・ロボットは作った人間を父と呼ばなくてはならない。
・ロボットは何でも作れるがお金だけは作ってはいけない。
・ロボットは海外へ無断で出かけてはならない。
・男のロボット・女のロボットは互いに入れ替わってはいけない。
・無断で顔を変えたり別のロボットになったりしてはいけない。
・大人として作られたロボットが子供になったりしてはいけない。
・人間が分解したロボットを別のロボットが組み立て直してはならない。
・ロボットは人間の家や道具を壊してはいけない。
というものだそうで。南海の少女云々は「海蛇島」あたり?
HP :
パソコン好きの高校生高岡章はある日秋葉原の路上で怪しげな男から激安のパソコンを買うことに…喜々として持ち帰った箱を開けると中からはパソコンならぬ裸の女の子が!!しかも初期化と称してあ、あんなことを…「ヤング・アニマルーッ!」(意味不明)…(R指定じゃなかったよな (^_^;))
まだWin95が出る前の頃の作品ですが、パソコン=女性型アンドロイドの黄金パターンをはじめて世に出した作品ではないでしょうか?しかも出てくるアンドロイドの名前がNAC三姉妹(クワドラ、セントリス、パフォーマ)、アプティバ、PC−864GRだったり、こじつけのようにパソコン用語を使ったり、当時のパソコン事情をご存知の型にはけっこう楽しめます。では長寿と繁栄を。
…「エリア88」しか知らん人が見たら目を剥きそう。
PC−2198というのは、「21世紀型キューハチ」という意だったんでしょうか。いま普通にキューハチと言ったらWin98のことになってしまうのですが…。
「ではロイエンタール提督の異名は?」
「女ったらし」
「…」
「これは用兵の力量によってつけられた異名ではないぞ」
「いわれなくてもわかってます!」
HP :
月刊キャプテンに連載されていたコミック版に出てきたラインハルトとキルヒアイスの会話ですが、思わず立ち読みしてた本を落としてしまいました(笑)。生真面目が帝国軍の制服を着ているといわれる2人に、こんなコミカルな会話をさせるとはさすが道原さん!これだけ明るい2人ならあんなことにはならなかったと思うのですが…
ちなみに落とした本はしっかり見てた店員さんに買わされました。では長寿と繁栄を。
結局「あんなこと」になったところまでしか連載が続かなかったようですね、道原版「銀英伝」。
>「いわれなくてもわかってます!」
わざわざ注釈しているあたり、ラインハルトはいわれるまでわからなかった可能性が…。
ちっとも、こわくないぞ。
シンスケくんは、いつもそうおもうようにしています。いつもそうおもっていないと、女の子にまけてしまうからです。だって、女の子は、べんきょうもよくできるし、力だって、とてもとても強いからです。
HP :http://homepage1.nifty.com/mimune/
筒井康隆の児童文学の書き出しから。
序盤はいいんです。男の子と女の子のすれ違いの物語。賢くて正義感のあるシンスケくんも、強くて怖い山田月子ちゃんも魅力的です。なのに、あんな結末になるなんて。
戦争が悪いのか、それとも作者が悪かったのか。
洋泉社の絵本(1971年刊で今年復刻されたとのこと)は永井豪画。…読んでないんですがなんか非常にコワい考えになってしまうのは私だけでしょうか。
HP :
戦艦ディファイアントは、タイムスリップで23世紀の宇宙ステーションK7へ流れ着く。シスコ以下DS9の面々がそこで出会った過去のクリンゴン人は、種族の特徴とも言える額の畝も目立たず、心なしか小柄でどちらかというと地球人に近く、今(24世紀)のクリンゴン人とは似ても似つかない。
そのことについてオブライエンとベシアに問い質されたクリンゴン人ウォーフの答えが、これ。
どんなに長くてもいいから是非その謎を話してみろと思った(意地悪な)視聴者は、私だけではなかったはずです。しかし、当然ファンから指摘されるであろう矛盾に正面から挑んだというか、正面から向かって側面にかわしたというか、脚本書いた人は偉いというか。
スタートレックのレギュラー異星人・クリンゴンのメークが初期エピソードとそれ以降で大きく違うのは、ファンではおなじみのネタになってます。
マッキンタイアの映画ノヴェライズやオリジナル小説では、あれは民族差だということにしてありましたが…やっぱちょっと(かなり)苦しいな。
ご投稿の文句のような、ぬけぬけとしたかわし方のほうに愛嬌を感じてしまいます。
HP :
作品世界とオーウェルの「1984年」を比べて、語り部が言った言葉です。
「1984年」では主人公がその不自由さに呻いていますが、作品世界ではそれもない、なぜなら不自由と感じていないのだから、そう言う理論でした。
現在を未来から延々と起訴し続ける語り部は、機能停止の日までその告発を終える事はないのでしょう。
同著者の「2025年日本の死」では日本が解体してしまうし、出典作品のほうでは人類が破滅の道を辿ってしまうし。悲観的なのか、最悪の予想をあえてしてみせると言うことで逆方向に建設的なのか…。
SFというより、もっと真面目なシミュレーション小説のようです。
HP :
秋山完連続投稿です。
もし共産主義が人の手によってではなく、コンピューターによって運営されていたのなら、今日の世界情勢はまた違った物であったかもしれません。
大学でマルクス主義も学びましたが、あれはあれでそう間違った物ではないと言う気がしてましたし。
まぁ、そのためには人間が人間ではなくなる必要がありますけれども。
それはそれで、ヒトの一生としてはある意味幸福な人生でしょう。(笑)
個か種か、民主主義もバランスが難しいですねぇ。
う〜みゅ、最近コメントがブラックだなぁ〜(笑)
秋山完、私は「ペリペティア」から先のシリーズは未読なのですが、面白いですか?…相変わらずあっちこっちからのパロディのオンパレードなのでしょうか。
>コンピューターによって運営されていたのなら
運営する側だけじゃなくて、される側も制御されることが前提になってしまうのでは。
HP :
宇宙の葬祭を生業としているヨミ・クーリエ社の大司教代理である“とほほ”なティックが、臓器培養用として生育されていたクローンを送る際に贈った言葉からです。
私も枕経にこんなこと言われて逝けたらいいな。
うちは浄土真宗だったはずですが、期待できませんね。とほほ…(笑)
宇宙最大の葬祭社<ヨミ・クーリエ社>の新米祭司補・ティック・タック・フィトクロムは、とある戦いでの戦死者を弔うため、惑星ペリペティアへの途にあった。だがそのペリペティアで、かつて銀河を統一した唯一の皇帝フォークトの墳墓が発見された。皇帝の銀河支配のカギである<プリーアムブル>がそこには隠されているはず。列強国家・企業は皇帝の葬祭にかこつけて続々とペリペティアに集まりつつある。社から大司教代理に任命されてしまったティックは、護衛の戦闘尼キャルとともに、陰謀がうずまくペリペティアにのりこんだ。初手からヘマ続きで「とほほ大司教」と周囲の嘲笑を買うことになるのだが…。(読後駄弁より引き写し)
この主人公、キメるところでは普段のとほほぶりがウソのようなキメ方をするので、読んでいる側としても非常に気分が良かったです。
>浄土真宗だったはずですが、期待できませんね。
真宗だったら「阿弥陀如来にゆだねなさい」ですね、たぶん。
いったい何をつくったのかわかっているのかね
HP :
大型コンピュータ「マニアック」に潜り込んだルシャナが、コンピュータについて語った感想。ルシャナは古代インド伝説の悪鬼。アシュバは現代に転生したかつてのルシャナの仲間。
0と1の間はどんなに細かく分割しても間は埋まらない。そのオリの格子ごしに見た見慣れた宇宙、あれが奇観というものだろう、だそうです。
「ワン・ゼロ」のあらすじをまず書こう、と思いましたが諦めました。私の筆力ではできません。ともかく壮大な物語です。壮大すぎて尻切れ気味に終わったのが残念でしたが。
デジタルの格子越しに見た宇宙、という表現は巧い!
ついでに大型コンピュータのネーミングにもニヤリ。
HP :
なんでサーベルタイガーの機嫌が良くなっただけでそんな事が分かるんですか、駒城の初姫様。
考えてみればこの微妙なファンタジー世界に生きる小さな女の子はやたら度胸があり、サーベルタイガーの牙を掴むは天竜の頭を踏んづけるは、頭の固い人間が見たら卒倒しかねない御転婆(?)です。
どうでもいいですが、この世界で我々の時代のような技術があったら、ドラゴンは戦闘機としての地位を奪われてしまうんでしょうか。
>ドラゴンは戦闘機としての地位を…
読んだことのある方には今さらですが、この作品の世界(大協約世界)は、19世紀程度の軍事技術プラス、ドラゴン(飛行機)・サーベルタイガー(軽戦車?)・魔導(レーダー・通信)という設定。
飛竜は性能的にレシプロ機っぽいので、ジェットエンジンがが登場したらその可能性はあるんじゃないでしょうか。戦車と剣虎兵は、運用のしかたによっては共存できそうですが。
そこに敵がいる。それだけで充分だった。
戦うことは、人間が本来持って生まれてきた本能だ。集団の中に二人以上の個人がいる限り、その本能は動き始める。誰もが触れられたくない最後の一線を守って戦う。それすら失った者は屑だ。そうケインは思っている。
HP :
PSソフトにもなった装甲騎兵ボトムズのオリジナル・インサイド・ストーリーから。
戦争の再開によって今の人類を根絶やしにし、無人兵器の生体コンピュータから生まれた新人類によって世界を支配させるという狂気の計画を阻止すべく戦う主人公ケイン。恋人を、同朋を殺され。自身も右足と左手首、左眼を失いながら(余談だが生身でこれほど身体的に痛めつけられたロボット物の主人公を私は他に知らない)。結局彼は計画を阻止することができず彼のいた惑星から人類はほぼ一掃されてしまう。無力感に打ちのめされ、生きる屍と化した彼はやり場の無い怒りにつき動かされ、生まれてきた新人類の赤子とそれを生み出した無人兵器に対して殺戮と破壊を繰り返すうちに失っていた戦う理由、闘争本能を向けるべき本当の敵に気がつく過程での彼の独白から。
非難が噴出しそうな台詞だが。後半の部分は(生きることも含めた)「戦い」であれば「人はなぜ戦うのか?」に対する答えの一つだと思う。同時に、守るべきものを踏みにじられたとき、自らに課した(時には生きる事の意味に直結した)目的を果たせなかったとき、いやそんな大きな物でなくとも人が絶望や挫折、敗北から這い上がるきっかけの一つはここでいう「触れられたくない最後の一線」に対する意地なのかもしれないと思う[程度にもよるが]
「戦い」を鉄砲撃ちまくることより広義にとれば、やや悲観的ではありますが、非難されるような言葉でもないように思います。
HP :
『宇宙のステルヴィア』の凄いところは地層を感じさせるキャラの配置でした。
様々な年代のキャラが登場し、思いを受け継いでいく様子を描く作品は沢山あると思うのですが、『ステルヴィア』のように年代ごとの共感や想いの連なりの存在を感じさせてくれた作品は余り記憶にありません。人類が長年共通の危機に相対する形で発展を続けていたことで、どの年代にも核となる共通体験が存在するという、ちょっと不思議な状況が成立してしまったのでしょう。主人公達の世代、先輩の世代、若い先生達の世代、その上の世代、更に最終回に登場した後輩世代と、まるでパンケーキを重ねるように積み重ねられ、地層を為したキャラクター達は、個人としてでなく、人類として世代を重ねながら想いを継承していく様子を、描き出していたのではないかと思う次第です。
夢を描くことは人としての義務であり、そして権利でもある。
胸を張って真っ直ぐ前を向いてそう主張しているような『ステルヴィア』主題歌の歌詞は、正直言って薄汚れてしまった小生には少し眩しいのであります。
名前だけしか知らなくて、今回ご投稿をいただいて初めてテレビ東京のサイトなどを見に行ったんですが。20光年先の超新星爆発による衝撃波から地球を守る、という以外と地味な舞台背景がちょっと面白な、と。
「くどいのです。くどすぎるのであります。せめて朝食には白い飯にお新香、味噌汁などを食いたいのであります」
…(中略)…
「このくどさは、いずれ艦の士気阻喪(そそう)を招くかと思われます」
「くどいくどい言うな。調味料がドイツのものしかないんだから、しょうがないだろうが」
HP :
「本格ガンダム小説」の呼び声も高い力作から、「戦場の真実」の一端を突いたセリフを。
やはり日本は、ドイツと同盟を結ぶべきではなかったのでしょう。
(日独防共協定の立役者のひとりたる、アプヴェア(ドイツ国防軍情報部)のカナリス提督に含むところはありませんし、親日家のムッソリーニを泥沼の戦争に引き込んでしまったことについては、日本人としていささか後ろめたさを覚えなくもないのですが)
蒋介石の政治担当官が、リッベンドロップ外相を通じてヒトラーに打診していた「中独日同盟」が実現していれば、まだしも話は違っていたかも知れませんけどね。
BGM:「イエローサブマリンがやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」ムーンライダーズ
このめい文句のニュアンスで三国同盟を語ってしまうと、イタリアを同盟に引き込んだのはパスタかラザニア目当てになってしまいそうなんですが…。そっちも朝食としてはくどいですが。
HP :
先に投稿があった「無謀キャプテン」より数年前の「全力学園」を舞台にした「逆境ナイン」より
校長に廃部を言い渡された「全力学園」野球部部長「不屈闘志」は、廃部を回避する為に「甲子園で優勝」を宣言する。 その証拠として、甲子園ベスト8の「日の出商業」を「10日以内に練習試合を申し込んで叩きのめします!!」と校長に約束する。
この日からいつもの3倍の特訓が始まったが、試合3日前の段階でバタバタと5人の部員が脱落した。
不屈:「戦えるのが俺を入れてたったの4人…ふふふ…」
そして星空を見上げてからの台詞
宇宙戦争と野球の練習試合の対比というか落差を捉え、前向きに「どうにでもなるさ…!」と言い切れる所が凄い…
なんか全然SF関係ないと思うんですけど。
>前向きに「どうにでもなるさ…!」と言い切れる所が凄い
というか、宇宙戦争が既定の事実化しているところも凄い。
で、その試合の結果も元祖「宇宙戦争」の「細菌で全滅」なみのギャフンオチだと思うのですが…。
きっと素晴らしい物にちがいない。
HP :
産業用ロボットが恋した相手はCMタレント。
テレビで笑顔が見られたと喜び、声が聞けたと幸せに浸る。やがて仕事が疎かになり、廃棄処分が決まったロボットの唯一の心残りは、大好きな彼女がテレビで熱心にすすめる品物が一体何なのか、それが解らないことでした。
機械と人間の恋愛は私の好きなテーマです。プラトニックな関係が良いですね。
ロボットの気持ち、解るなぁ。やっぱり惚れた相手が好きなものは、自分も好きになりたいと思いますもんね。
でもまあ、この場合は大して美味しくも無いと評判のカップラーメンでしたけど…
作り物のロボットが画面の中のタレントに恋をするのでは、「機械のと人間の恋愛」というのと若干ニュアンスが違ってくると思うのですが…ま、それはおくとして。
たぶんロボットの場合、それがどんな味であってもそれが素晴らしい味なのだと定義できることでしょう。この点、人間の男より純粋と言えるかも。
HP :
82集はドラえもんの投稿が多かったですね。
映画は見てませんが、大長編ドラえもん大全集なる本が出てまして、4の方にワンニャン時空伝が掲載されてました。
自分はこのシーンでぐっと来ました。
イチ達に会いに行ったが、事故で1000後の世界に着いてしまったのび太達。
で、やっとイチと再開したときのやりとりがこれ。
しかし、遅刻のギネス記録更新だな…などと考える自分が…
この話、短編が元になってますね。
短編あらすじ−前半部は映画と大体同じ。で、イチ達のその後を見にイチ達の時代から、ずっと後の時代に行く。氷河期で地球に住めなくなり、宇宙に旅立っていくところだった。その後、現代でのび太の顔をしたスフィンクスみたいな神像が発掘される。
という話でした。
歴史に干渉しまくり…タイムパトロールは何をしている?裏で黒い取引が行われているのか!?
ああ、こんなことばかり考えて、素直に感動できない…自分の心が汚れていることを実感してしまった…
思えば、第1作「のびたの恐竜」も短編が元でした。映画版の最後でやはりタイムパトロールが出てきてたんですが、やはり何もしてなかったような記憶が…。
こんな大きな着せ替え人形持ってるの、あたしだけよ。」
HP :
いや、蛇足なのは判ってますがつい”オチ”が欲しくて。おまけのロボットは「姫(プリンセス)」
ラムちゃんは小学生の女の子。おじいちゃんは大科学者で家の地下に大きな研究所を作って研究しています。孫がかわいいおじいちゃんは、誕生日に巨大なロボットをラムちゃんにプレゼントしました。ここまでは「マジンガーZ」とよく似たシチュエーションですが、貰った孫の反応は…
まあ、スーパーロボット「姫(プリンセス)」も、ワンピースひらひらさせて空を飛び、敵から火炎放射で服を燃やされて
「キャアア…・ ディオールノ1点モノガ!!(一体いくらするんだろう)」
と騒ぐメンタリティの持ち主ですから、まあいいのですが。
一応世界平和のために出動したりしなけりゃならないようですが、そんなことよりかっこいい男の子ばかり気にしています。戦う時は失恋の八つ当たり、というパターンで悪役はひたすらみじめ。その悪役たちも、まれに見るかわいそうな、けなげな人たちで…中年の男性は見ない方がいいかもしれません。
科学の巨大な力でも、絶対勝てないものがあると良く判る作品です。
訂正。状況となりゆき、プラス物欲でした。
マシンの怪物マジンガーZがおまえにのぞみどおりの力を かしてくれるのじゃ」
HP :
最後は言わずとしれた”空にそびえる鉄の城”「マジンガーZ」
この作品から巨大ロボットはSFアニメとして復権し、以降連綿と作られ続けて行くことになります。
天才科学者 兜十蔵を祖父に持つ兜甲児は大地震で重傷を負った祖父から死の間際に巨大ロボットを譲り受けます。両親を自分の研究で死なせてしまった孫へのお詫びの印とか…。よせばいいのに軽率にマジンガーを起動させてしまった兜甲児はお約束通り暴走させます。そこへ表れたかわいいロボットと操縦者に扱い方をレクチャーされ、ご都合主義に攻めてきたあしゅら男爵と機械獣によって正義の味方になれました。良かったですね。
表題のせりふは死ぬ直前の兜十蔵博士のもの。マジンガーZの製作コンセプトがよ〜くわかります。一応甲児君も巨大な力の持ち主になることに迷いというか、考えるふりをしますが(永井キャラは悩むのが苦手です)、悪人になるほど鬱屈があるわけでなし、さやかさんも喜ぶので正義の味方になりました。これ以降、Drヘルのクレタ島の世界遺産(候補)と、毎週武器を使ったタッグマッチを興行することになります。死の恐怖や私生活上の悩みもなさそうだし、脳天気に巨 大な力を振り回し、敵を叩きつぶす兜甲児の姿はまさしくヒーロー(いい意味でも悪い意味でも)でしたね。
HP :
事故で息子夫婦(甲児の両親)を失い、その罪滅ぼしの為に孫である甲児にマジンガーZを作ってあげた兜十蔵博士ですが、完全にイっちゃってます。
そもそも「罪滅ぼし=巨大ロボットの建造」という発想自体がおかしいのではないでしょうか。
日本のロボットアニメの元祖はマッドサイエンティストの元祖が登場する作品でもあったという訳ですな。
…いやひょっとしたら使う人間の方にも生得的な善悪はなく、あるのは状況となりゆきだけなのかも。
HP :
2作目は”ビルの街にガオーン”の「鉄人28号」
旧日本帝国陸軍によって開発された、戦争のための秘密兵器です。実物はそのときの開発データを元に謎の研究者によって作られました。第1部では正太郎君たちと、悪の組織PX団との間で鉄人の争奪戦が繰り広げられます。暴走した鉄人によって多くの警官や民間人が死んでいくのですが。
冒頭のせりふは敷島博士に操縦機(リモコン)を作ってもらった正太郎君の言葉。「ぶきみなロボット」「おそろしい怪物」といいながら、それを自分のものにするのに何のこだわりもない正太郎君のスタンスがわかります。正太郎君にとって、鉄人はあくまでも道具であり、使い方を間違えなければそれでいいのであって、「巨大ロボット」の存在の意味など悩む必要などないのかもしれません。そういえば、普段正太郎君は鉄人を庭に立たせておいたり、転がしておいたり、いいかげんな扱いしかしてないような…。
ところでショタコンの語源って、正太郎コンプレックスいうのは本当でしょうか。改めて読み直してみると「正太郎君」ってとんでもない存在ですね。半ズボンのネクタイ姿で、拳銃は携帯する、車やヘリコプターは操縦する、「少年探偵」っていう職業まで持ってるし…。
これもやはり問題は力そのものより使う人間、というメッセージが表れているんじゃないでしょうか。主題歌もガオーンのあとには「良いも悪いもリモコンしだい」というのがあったそうですし。
>悪の組織PX団
名前を聞いたときには基地で横流しでもやってそうな組織名だと思ったものですが。アルファベットの2文字の組織名が好みだったんでしょうか?BF団とか。
しかし もし わるいことにつかえば…。かくごされたい。」
HP :
今回は、巨大ロボットのルーツを特集します。
1作目は手塚治虫には珍しい巨大ロボットが主人公の「魔神ガロン」
手塚マンガには巨大なロボットが、「鉄腕アトム」をはじめ数多く登場します。しかしそれらは何れもロボットのバリエーションの1つとして扱われており、「巨人」をストーリーの柱に据えたのはこれが数少ない例でしょう。この作品のプロローグでも巨人の伝説が述べられており、曰く巨人はあるときは人間の敵であり、あるときは人間の救い主であると…。
ガロンは宇宙人から送られてきた試金石です。ある日、後楽園球場に隕石として落ちてきたガロンは東大の科学者の手によって組み立てられます。
組立はできたもののいっこうに起動しないガロンに苦悩する科学者は、ある日送り主である宇宙人に拉致されて、上記の文句を聞かされます。
ガロンにはピックという名の頭脳があります。ピックなしで起動したガロンは悪魔か災厄のように暴れ回ります。ピックは人間の赤ん坊の姿で地球に送られ、善良な両親と兄によって育てられました。ピックを中に納めたガロンは人間に奉仕するものとして活動するのですが…。
人間の姿をした巨大なもの。「力 power」のもっとも判りやすい形です。巨大ロボットとは「科学の力」の巨大さをストレートに表現したものと言えるかもしれません。ピックなしで暴れ回るガロンの姿に、科学の暴走を表した、と見るのは考えすぎでしょうか…。結局ガロンは捕獲されて裁判を受け、死刑判決、解体処分判決を受けます、ピックとともに。
戦争という巨大な力の狭間を生きてきた手塚治虫にとって、巨大な力というのは、常に2面性を持ったものとして捉えていた、という気がします。
力そのものには2面性どころか「いいこと」も「わるいこと」もなく、使う人間の問題だということなんじゃないでしょうか。
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