第138集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第140集を見る
博士「タルカス!バトルモード!」
出典:
聖悠希「ファルコン50」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
「ヒューズがとんでる」
出典:
筒井康隆「日本以外全部沈没」 同名短編集に収録 『農協月へ行く』にも収録
紹介 :ぽちぽち 様
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駄弁者:
鉛色の魂がGoldに変わるとき 君の心は少年の輝き取り戻す
出典:
高見沢俊彦作詞作曲「鋼鉄の巨人」 『THE RENASSANCE』に収録
紹介 :りゅん 様
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“このクルマだ。名前だよ、プレリュード”
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神林長平「魂の駆動体」
紹介 :鈴木 様
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あの人は実用的な最期を自ら選んだのだと彼女はワイパーを作動させた。
出典:
神林長平「パズラー」 『プリズム』に収録
紹介 :鈴木 様
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「ならば人はいつ幸せになれるのか」
出典:
「クレギオン#1 遙かなるアーケイディア」
紹介 :HN 国府唯治 様
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そうだとも。これはサイエンスなのだよ
出典:
瀬名秀明「ブレイン・ヴァレー(上)」
紹介 :冬寂堂 様
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「ロボットはんたーい!」
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ヒューマン製作「リモートコントロール・ダンディ」
紹介 :さるたに 様
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我社の金庫を守るため
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伊藤アキラ作詞・茅蔵人作曲「トライダーG7のテーマ」
紹介 :さるたに 様
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「善人か悪人かなんて区分を君は普段使っているのか」
出典:
小川一水「漂った男」 『老ヴォールの惑星』に収録
紹介 :んどらもえ 様
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重要なのは個体の存続ではなく、知識と経験の存続なのだ。
出典:
小川一水「老ヴォールの惑星」 同名短編集に収録
紹介 :んどらもえ 様
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夜までこのありさま……こううるさくっちゃあ、とてもたまらないと、頭の池へ自分で身を投げた。
出典:
「落語 あたま山」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「人類救済という名目で武装した軍隊。これを例えるなら?」
出典:
伊達将範「DADDYFACE4 メドゥーサ」
紹介 :可児歳蔵 様
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ああ あれは最後の女神
出典:
中島みゆき作詞作曲「最後の女神」
紹介 :ながぴい 様
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駄弁者:
「ほら、あ〜あバラバラだ…脳みそ無いだろ
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奥浩哉「GANTZ」8巻
紹介 :in-ex 様
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理論は現実の感覚にとってかわることはないのである。
出典:
スタニスワフ・レム「ソラリスの陽のもとに」(飯田規和訳)
紹介 :泰平 様
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駄弁者:
今はむかし、宇宙にはまださしたる乱れもなく、星はみな、満天に整然とならんで、上下左右いずれの方向にもたやすく数えることができた …(中略)… そんなよき時代に、
出典:
スタニスワフ・レム「宇宙創世記ロボットの旅」(吉上昭三・村手義治訳)
紹介 :泰平 様
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遠く…離れております
出典:
:山本貴嗣「セイバーキャッツ」
紹介 :井中かえる 様
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駄弁者:
「強制賦活薬カラゲンキX=I!死にぞこないも元気になるわ!」
出典:
山本貴嗣「METALMAX MOMO」
紹介 :構造解析 様
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駄弁者:
「ターミネーターはどうして日本に上陸したんですか?」
出典:
ゆうきまさみ「最後のトクサツ」 『となりの異邦人』に収録
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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駄弁者:
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黒幕「いちいち叫ぶ必要があるのか?」
HP :
キチ○イ科学者名言集、その6
突然日本の原子力発電所(再処理施設?)を襲い、プルトニウムを強奪遷都する謎の戦車。だが防衛隊の迅速な迎撃で戦車は哀れバラバラに。しかし見よ!バラバラになった戦車は自動的に組み上がり、人型のロボットとなったのだ!危うし原子力再処理施設!プルトニウムが奪われる!
出撃せよファルコン50!!
『超人ロック』で有名な聖先生の少年ヒーローモノから、初期のライバル・ジークフリード博士とその黒幕の会話です。キチ○イ科学者たるもの、様式美を蔑ろにしてはイカンと、そういうことなのだと思います。
ちなみにタルカスロボットモードには雄叫びをあげて周囲を威嚇するという、伝統的な『芸』もあります。
叫ぶ必要は、「構造上避けられない」とか「レバーがマルチ入力になる」とかあるんでしょうが、叫ばせたいがためにそういう必要性をわざわざ作るところが、キチ○イ科学者たるゆえんなんだろうなあ。
HP :
映画化記念と言うことで。
それにしても、ついにやっちゃいましたか……! 見てみたいような怖いような。相当ヤバイ(いろいろな意味で)ものにならざるを得ませんよね。
そういえば、作中に「ツイツイ・ヤッタカ」というキャラを登場させたのは誰でしたっけ? ご本人か、小松御大だったような気がするんですが。
今日書店に行ってみたら、これが表題作の短編集が出ていました。
原作通りにやるとしたら、出てくる有名人はほとんど故人なので問題ない…いやかえって問題か(実際は、コンセプトは同じながら話の流れはだいぶ違っているみたいですが)。
ご投稿の文句は、これだけでは未読の方は分からなさそうなので、以下にその後のくだりを補足しておきます。
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「ヒューズがとんでる」
…(中略)…「だって、明かりがついているじゃないか」
「そうじゃない。入国許可を得られなかったハワード・ヒューズが、密入国して自家用機で東京上空を飛んでるんだ。高射砲で撃墜したものかどうか、今、第一師団で検討している」
壁ぎわのフォードが、ぼそりとつぶやいた。「奴さん、税関の役人に賄賂をケチったな」
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ハワード・ヒューズは元パイロットで、映画産業や航空産業でも活躍したアメリカの「謎の大富豪」。初めて読んだときにはどういう人なのか全く知らず、笑いようがなかったところです。
今だったら「アビエイター」を見た人は笑えるのかな?
steel giant 目を覚ませ 汚れた街の中で 欲望の嵐を吹き飛ばせ!
HP :
二回目の投稿です。今回取り上げた作品は ALFEE(「THE]がつく前です)の曲です。この曲を初めて聴いたとき、まさに巨大ロボットが起き上がる様を思い起こしました。巨大ロボットが起き上がる、このシチュエーションにワクワク、ドキドキしない「男の子」はいないでしょう。さらにここで知った榊原機械株式会社のHPに飛びLandWalkerを見たとき僕の心の中にこの曲が流れました。本来なら同アルバムに収録されている「STARSHIP−光を求めて-」(映画版レンズマンの主題歌)か、「愛の鼓動」(同エンディングテーマ)から、と思ったのですがどうしてもこの曲が頭から離れませんでした。もっともこの曲のモデルは実はジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードをモデルにしたという説もあるようですが。
Steel giantはそれぞれの心の中のモノで、文字通りじゃなくてもよさそうなんですが、ランドウォーカーの人の場合、それがたまたまは文字通りのモノだったわけですね。
ランドウォーカーのプロモーションムービーにこの曲を…と言いたいところですが、あの駆動音のすごさからして、多分BGMはきこえないだろーな、と。
“それがどうした。名車なのか。廃車だ。医者にもいろいろある。油を売る油があってもここでは売れん。早く”
…(中略)…
“行こう。歯医者より外科の世話にならないうちに”
HP :
神林さんの作品からもう1つ。今回は迷のほうで。
元気な爺さん2人が林檎泥棒を決行。上手く盗れたは良いが、イヌには追われる、林檎の木の持ち主の爺さんは銃撃してくる、そんな中逃げていたら偶然見つけたクルマ。そのクルマをうっとり見ていた私に対する相方の駄洒落。
ダジャレでも自分たちの状況にひっかけて落とすところは、さすがにただのオヤジギャグとは一線画してます。
ところで主人公が車を作るきっかけになるこの廃車がホンダ・プレリュードだというのは、作者の趣味なんでしょうか?
雨は降っていなかった。それでも彼女はワイパーを止めなかった。
目の前の視界が濡れていた。
HP :
少々FTの感じも混じっている作品ですが。
制御体と呼ばれるスーパーコンピュターがすべての世界。その制御体に認知されない犯罪者?を刑事が追っていますが、本性をあらわにした犯人に返り討ちにされてしまいます。それを直感的に知った刑事の妻の様子。
悲しさがよく伝わるような表現だと思うのですが如何でしょう?
一見強固に見える「現実世界」のもろさが背景になっているあたりは、この方の十八番でしょう。
ご投稿は名文句というよりは、味のある名シーンだと思います。ドライになろうとしてなりきれない…ちょっとアレンジしたら歌詞になりそうな。
「なれないと思います。いつまでも」
HP :
いまでは絶滅寸前の郵便で行うマルチプレイヤーゲーム、「クレギオン」シリーズの第1作の中にあったという台詞。人類の希望だと思われた計画がダメであるとわかったときのやりとりです。自分はこのシリーズの途中からしか参加していませんでしたが、それでも知ってるぐらい参加者には有名でした。
野尻抱介氏の小説と同じ名前だと思われたかもしれませんが、実は野尻氏自身がこのゲームのスタッフで、おそらく上記の台詞も氏による物と思われます。
人の心を操作できる「共感者」たちは、ロストテクノロジーを用いて人の争いをなくそうとする。だがその計画は、かえって人を滅ぼすことになると知らされる…。ご投稿の文句は失望した「共感者」リーダーの問いかけと、その答え。
初出がゲームだとは知っていたんですが、メールゲームだったんですね。
HP :
瀬名秀明の第二長編から投稿します。アブダクションや臨死体験といったオカルトから脳科学の情報までぎっしり詰まった読み応えのある作品でした。投稿した台詞は、主人公が勤務する、ブレインテックの所長北川の台詞から。
案外、マッド・サイエンティストというのは卓抜した科学技術や世界征服のような野望を抱くような欲望ではなく、まず無邪気な性格であることなのかもしれません。
読んだのはもうだいぶ前ですが、内容が7割方脳についてのハードSFで非常に読み応えがあった覚えがあります。…最後はちょっと突っ走り気味だったような覚えも?
>マッド・サイエンティストというのは
卓越した科学技術のほうはともかく、世界征服などの野望や悪事は目的ではなく手段か、下手したらもののついでというところなんじゃないでしょうか。
手段としての悪事を否定しないあたりは「無邪気」と言えば言えそうです。
「ロボット出て行けー」
HP :
初代プレイステーションのロボット操縦アクションゲーム「リモートコントロール・ダンディ」より、ロボットへ対する付近住民の台詞です。
本作はラジコン感覚で巨大ロボットを操縦するというリアルなプレイ感がウリのアクションゲームですが、本作の「リアル」は操作感覚だけに収まりません。
敵の怪ロボットは、放っておくと街を破壊し続けます。
又、プレイヤーのロボットも操作を誤れば付近のビルに激突し、何度もぶつければその建物は崩壊します。
「で、被害は誰が補償するの?」
それは、街を守りきれない守護者、そして実際にビルを破壊した本人、すなわちプレイヤーに損害賠償が請求されます。賠償を払い切れなければ破産してゲームオーバーとなります(実際は、ある程度の救済措置がありますが)。破産に至らなくても、周囲への被害が大きくなれば付近住民の不満は大きくなる一方です。そして不満がある程度大きくなると、投稿した台詞にあるようにロボット追放の運動が起きてしまいます。
身もフタも無い事を言えば、このイベントが発生してもゲームバランス的には大した影響は無いのですが、プレイヤーへの心理的ダメージは非常に大きいです。
「すまん、俺が悪かった! 次は頑張るから!」
「てめえら勝手なこと言ってんじゃねえ! 誰が街を守ってやってると思ってんだ!」
…このイベントをどう受け取るかは、プレイヤー次第ですが。
住民の不満や反対運動があってもゲームに大きく影響しない…というあたりに、なんとなく現実味を感じてしまいます。
このゲーム、「暴走野郎」のレビュー(こじまさん、直リンクご容赦)を通してしかしらないんですが、別の名文句をついコメントのネタにつかってしまってます。
いや 地球の幸せ守るため
HP :
小学生の社長が父親の形見であるスーパーロボット(宇宙人からの貰い物)を駆り、有料で地球の平和を守るというロボットアニメの主題歌の一節です。
…というか、歌詞が全編この調子なので、いっそ1〜3番までの歌詞を投稿したいところですが、とりあえず一部だけ。
しかし、作中では「一回の出動につき百万円の報酬」という設定だった(はず)ですが、今では幾らぐらいが適当なんでしょうかねぇ
公的任務を民間に委託している話と考えると、立場上シャレにならないものを感じてしまったりもするんですが。
>「一回の出動につき百万円の報酬」
ロボットのエネルギーとかメンテ費用は考えないとしても、ちょっと安すぎません?
追記・TOMさんのご指摘を受けて、ご投稿の文句を修正しました。2番の「我社の社員の給料が いや世界の平和がかかってる」でもいいんですが…。
「少なくともあんたは善人だと思っていた」
「馬鹿な。私と君の快不快がたまたま一致しているだけじゃないか。私たちに限らず、誰とだってそうだろう」
その時おれは、大きな不幸にもてあそばれている自分が、同じぐらい大きな幸運にも恵まれていると気づいた。
HP :
惑星パラーザ。
巡航偵察中に事故に遭い、この星に着水してしまったタテルマ少尉。すぐに助けが来るだろうと楽観視していたが、どうやらそうでもなさそうなのだ。パラーザの表面積は8億400万平方キロもある上、陸地がない。しかも夜が訪れないために星座も見れない――つまり、自分がどこにいるのかを特定する術がないのだ!
幸いパラーザの海は飲むことができ、しかも栄養があるため餓死の恐れはない。また、通信手段もあるために孤独に怯えることもない。はたしてタテルマ少尉は生還できるのか? これは、通信機の対話を頼りに生きる希望を抱き続けた男の物語である。
「男泣きの傑作」という言葉が何よりも相応しい本作は、小川一水さんの1つの象徴であり、日本SF史に刻み込むべき名編だと思います。タワリ中尉にゾッコンな人も多いはずです(僕もその1人)。
投稿させていただいたのはタテルマ少尉(あえて少尉)とタワリ中尉の会話から。ここだけ見ると「?」と思われるかもしれませんが、読んでいてこの会話に遭遇した日にゃあ泣きますよ、ホント。「友情」とは、こういうことを言うのかもしれません。
底抜けポジティブ超大作、万歳!!
コメントだけで見ると、終始シリアスな話を想像してしまいそうですが、むしろ最初は「宇宙一のんきな遭難」という感じの軽い話です。それがだんだんと変わってくるあたりが妙味。
タワリ中尉には、私も泣かされました。
HP :
惑星サラーハ。
それは3日で恒星を一周する摂氏1200度の木星型のガス惑星(ホット・ジュピター)である。だが、そんな恐るべき環境の中にも知的生命体が存在した。彼らは十万キロワットの電磁流体推進でマッハ5を出し、千年の時を生きることができる。そして何より、個体の存続よりも知識と経験の存続を重視する種族であった。そんな彼らに突然、種族の危機が訪れる。残された道は、史上最も巨大だったヴォールが見たという、遠い遠い星にある……。
天文学の最新の発見を題材にしたハードSFの傑作です。彼らの生態系やサラーハの環境など、読んでてワクワクし、最後の一行が深い余韻を残します。
僕はSFを読み始めて日が浅いのですが、地球の生態系とは掛け離れた知性体が主役の作品はこれが初めてだったので、物凄い衝撃を受けました。特に自分が死のうとも、知識や目的が受け継がれればよしとする彼らの習性には驚きます。これぞハードSFの1つの醍醐味でしょうね。
私たちのような生物は、遺伝子を存続させるのが重要なのですが、ヴォールたちはそもそも繁殖しません(「生命」の定義を書き換える必要さえあるかも)。そうなると私たちにとって「遺伝子」にあたるのが、ヴォールたちには「知識と経験」だということになってくるんじゃないでしょうか。
HP :
古来日本には奇想天外な話が沢山あります。「ウラシマ効果」の浦島太郎の話もそうですが、この「あたま山」もなかなか負けていません。
ちなみにサクランボの種は中々芽が出ません。ましてや枝を延ばしたからといって桜の木にはなりません。(…論点が違う?)
人の大きさで遊ぶ所など、星野之宣氏の「宗像教授異考録」あたりのネタになりそうですが(桃太郎で古代文化を掘り出すなど、目からウロコでした)、次元的に遊ぶ所は山田芳裕氏の「度胸星」に通ずるものがありそうな気がします。
SFと言うにはちょっと外れそうですが、外国人作家の作品だったらこのシュールさは「奇想コレクション」か「異色作家短編集」には入りそうな気もしますし、たまには良いかということで。落語ネタってのも珍しいですし。
落語と言えば、おととし岐阜でSF大会やったときに「空想科学寄席」でやってた「死神」、これは妙なところで理屈の通っているあたりが、わりと親和性が高いんじゃないかと思いました。
「えっと……鬼に金棒ですか?」
「ご冗談を。キチ……いえ、パラノイアに刃物と言うべきですわね」
HP :
久しぶりに軽い方向性の本から。
救世軍が武装してなくて本当に良かったと思いましたが、最近の本にはやはり、どこぞの米の国を意識した気のある言葉がやはり多いですね。
米の国に限らず、軍隊や戦争に大義名分はつきものですが。大東亜共栄圏とか世界革命とか。もっとも恐いのは「名目」に宗教が絡む場合でしょうが。
救世軍は組織や用語に軍隊を取り入れただけで、鉄砲よりラッパのほうで名高いようです。
まぎれもなく 君を待ってる
ああ たとえ最後のロケットが
君を残し 地球を捨てても
HP :
中島みゆきの曲から1つ…
たしか、こんなSFがあったはずだ。
クラークの「太陽系最後の日」かな?
太陽がノヴァ化するため、人類が地球を捨てて宇宙に旅立つ日。
でも、それでも地球に残留を希望する人は必ずいるでしょう…
幼い日に見た最後の夢が、自分を残して地球を去るロケットの夢だったというのは、ちょっとイヤですが(笑)。
>たしか、こんなSFが
この間再読したところだったので「日本沈没」のラストを連想してしまいました。
田所教授に続く人は、意外と若い人に多そうな気がする…。
最後の一人とは会話をしてみたかったらしい
こいつは僕の知識と言語を得た
僕はずっと隠れていた
あの装置で姿を消せることが解って
最後に仏像が弱ったとき、後ろからやってしまおうと思って
僕はあっさり殺られて食われてしまった
気が付くと僕は仏像になったいた…」
HP :
その日死んだ者が「転送」されてくる黒い球のある部屋「ガンツ」。そこに呼ばれた者はロクな情報も与えられないまま、再び「転送」された場所で「星人」という黒い球ガンツがターゲット指定する目標と無理矢理戦わされることとなる。電車にはねられバラバラになって死んだはずの玄野と加藤が受ける三回目のミッション…敵の星人は仏像の姿をしていた……
これ以上書くとネタバレの行き過ぎなのでさすがに控えますが、今まで圧倒的な無言の暴力をふるい続けてきた敵がいきなり饒舌になる場面でした。場合によってはすべてがブチ壊しになり兼ねない演出でしたが、ここではキッチリ不気味な雰囲気をかもし出していて大満足です。マンガのフキダシを無理矢理まとめると変な感じです…
仏像の姿をした宇宙人とバトルとはまたシュールな。
>すべてがブチ壊しになり兼ねない演出
沈黙のまま迫ってくるわけのわからない相手のほうが、確かに恐怖感をあおるのには向いていると思いますが…。
ところで文章のつながり方にちょっと違和感があるのも、不気味さを演出する一環でしょうか?
HP :
”ソラリス”最終章より。
まちがいなく前世紀最高のSFのひとつ。
レムは亡くなりましたが、その作品は必ずやこれからも古典として生き続けていくことでしょう。
物語のラストでソラリスの「海」に直接手を触れるシーンから。
量子論や相対論の話の途中にこの言葉が入っていても違和感がないだろうなと、ふと思いました。頭じゃわかっていても、やはり現実の感覚にどうしても引きずられてしまうわけで。
HP :
「宇宙創世記ロボットの旅」冒頭の一節より。
遅まきながら、巨星の死去を悼んで。
今はむかし、宇宙がまだ上下左右整然と並んでいたころ。ロボット宙道士トルルとクラパウチュスは行く先々の星で、そこを支配する王や皇帝からさまざまな難題をふっかけられる。それを切り抜け、あるいは逆手に取っていくふたりの、機知と奇想の物語。(読後駄弁より)
コメントに「遅まきながら」とありますが、掲載はさらに遅くなってしまいました。もうすぐ発売のSFマガジンでもレム追悼特集ですので、そのタイミングには間に合ったということでお許しを。
この作品、私は「ソラリス」「砂漠の惑星」を読んだ後でとりかかったせいか、意外と軽く読めてほっとした記憶があります。軽くと言っても、結構深いんですが…。
ご投稿の名文句が入っているエピソードの訳題は「哲人『広袤大師』の罠」ですが、原題はどんなのだったんでしょうね?
この数十年 人は広がり続けてまいりました
HP :
山本貴嗣先生の作品からのが何故無い、ということで、一つ投稿しました。
この「セイバーキャッツ」の舞台は事実上一つの無国籍近未来都市に限られており、背景世界もはっきりしたことは語られていないのです。しかし、(おそらく)宇宙の大植民時代と、それに伴うある「宝」の拡散について語るこのセリフが一つあることで、私は作品世界の広がりを感じました。
何故無い、というものが2連続なのですが…別の所ででも話題になったんだろうか。
出典はSF漫画というより、未来を舞台に借りた武術漫画(それもかなり本格的な)のようです。中国武術の衰退も語られているとのこと…タイトルの「セイバーキャッツ=サーベルタイガー」はそれを絶滅動物に喩えている?
「副作用あるけど 今そんなこと言ってらんないっしょ とにかく飲んで!」
HP :
インパクトと汎用性っスか、難しいっスね。
強制賦活薬と書いて「オーバーローダー」コープス・リヴァイヴァーの一種。
攻殻1.5の「LAST PAST」には「晴天一撃」という「一時的に超人になれるクスリ」が出てきますが、「カラゲンキX」の方が「薬局の入り口の所に張ってある店主手書きの朱文字ビラ」っぽくていいかも。
歳を重ねると、こういう「本当に効く怪力乱神」があればいいなぁ、と思うのであります。
名前のインパクトでは、風邪薬に今一歩及ばないようですが。
>店主手書きの朱文字ビラ
昔は駅の売店にもあったような気がしますが、最近あまり見かけません。…でも地方新聞の広告にはその親戚みたいなのがちらほら。
「うむ!ロボットには帰巣本能があるんだよ。」
「そんなァ!」
「部品が日本製だったんだろう。」
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
せっかく納品した機械がいつの間にか戻ってきた事はありませんか?
精根込めた機械です。帰巣本能があっても不思議じゃありません。
でも「ターミネーター」が名古屋あたりに里帰りされても三菱重工の人は困るだろうなぁと思うのであります。(いや日本でターミネーターを作るとしたら三菱じゃないかな?と。)
作中では「ターミネーター対ランボー」の企画書が出てきます。
「ランボーで一般客、ターミネーターでSFXファン。さらにカントクを本田猪四郎氏(原文ママ)にやってもらえば、古くからの怪獣ファンを呼ぶことができます。」…だそうです。読んだ当時は笑っていたのですが、「フレディVSジェイソン」や「エイリアンVSプレデター」などを見るとそうそう間違った発想ではないんですね。
>せっかく納品した機械がいつの間にか
いや、それは本能じゃなくて(笑)。
ターミネーターでなくても、御用済みになった廃車が本能のままに帰ってきたら、豊田市あたりはかなり難儀するでしょう。
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