第139集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第141集を見る
「超能力を持っていると自称している人間はいくらでもいますよ。だったら、超能力を持っているタヌキがいても不思議ではないと思いますが。それに、実在が証明されていないものを出しているのは、あなただって同じじゃないですか」
出典:
東野圭吾「超たぬき理論」 『怪笑小説』に収録
紹介 :かんきち 様
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そばにくるな、俺に近づいたらお前もお前の家族も皆殺しにしてやる。
出典:
エリック・ブレス&J・マッキー・グラバー監督・脚本「バタフライ・エフェクト」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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人生にとって大切なものは全て行間にあります
出典:
新城カズマ「サマー/タイム/トラベラー 1」
紹介 :んどらもえ 様
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なるほど、反乱を恐れているのか。
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」
紹介 :いせやん 様
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「あの娘にとって体を動かすというのは、運動を意味するのではない。頭脳労働なんだよ」
出典:
葉山透「9S<ナインエス>」
紹介 :首くくり 様
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わたしは言う。わたしが知りたい理由は、知ればもっとグッドな気分になれそうだからです。
出典:
アイザック・アシモフ「キャル」(冬川亘訳) 『ゴールド−黄金』に収録
紹介 :冬寂堂 様
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「ぼくは自分で選ぶんだ!」
出典:
瀬名秀明「デカルトの密室」
紹介 :冬寂堂 様
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わたしは、皇帝と名のつく者の容赦ない敵なのだ
出典:
オースン・スコット・カード「シャドウ・パペッツ」(田中一江訳)
紹介 :N 様
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単純、凶暴、気まぐれ、それだけが地球人の三大特徴とされている。
出典:
斉藤洋「ドルオーテ はつかねずみは異星人」
紹介 :ひらがな 様
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B「ん、……ロボットが人間と同権を持てた理由は三つだ。一、技術が人に追いついたこと。二、人間が技術に順応したこと。三、社会の余裕」
出典:
高橋弥七郎「A/Bエクストリーム CASE−314[エンペラー]」
紹介 :検索の渡り鳥 様
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「アリス・プレザンス・リデル・ハーグリーブズさん?」
出典:
フィリップ・ホセ・ファーマー「果しなき河よ我を誘え」(岡部宏之訳)
紹介 :汗(はん) 様
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少しだけ真面目にきいて たった今 帰って来たわ
出典:
松任谷由美作詞「不思議な体験」
紹介 :汗(はん) 様
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「モームを置き忘れるなんて!」
出典:
スタジオぬえ原作「超時空世紀オーガス 第6話『バニシング・ポイント』」
紹介 :御宗銀砂 様
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「ああ、なんという名文句……だけど、どういう意味かな?」
出典:
広瀬正「ザ・タイムマシン」 『タイムマシンのつくり方』に収録
紹介 :んどらもえ 様
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男の子には2つのタイプがある
出典:
ジョー・ジョンストン監督「ジュラシック・パークIII」(菊地浩司 字幕翻訳)
紹介 :ながぴい 様
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えっ? ウルトラマンって死んだことがあるんですか!?
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマンメビウス 第3話『ひとつきりの命』」
紹介 :かんきち 様
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21世紀後半、人類は遂に宇宙開拓時代を迎えたが、宇宙に進出する人類を襲う、未知の危険は多かった。これは、宇宙の平和を守るために戦う、キャプテンウルトラの物語である!!
出典:
東映制作「キャプテンウルトラ」初期OPナレーション
紹介 :新伴仙司 様
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食事は銃に弾を詰めるみたいなもんだ。兵士は食べたくなくても食べなきゃいけない
出典:
冨野喜幸監督「機動戦士ガンダム 第4話『ルナツー脱出作戦』」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「君が何者であっても対話が可能な限り、君は人間だからね。」
出典:
ゆうきまさみ「鉄腕バーディー 7巻」
紹介 :COS 様
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そこがテクノロジーだ
出典:
魔夜峰央「パタリロ! 95話『幸福機械』」
紹介 :K。T 様
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「宇宙人はいるっ」大矢はじたばたした。「それはもう証明されているんだ。宇宙人と会ったという人は大勢いるし、コンタクトして不思議な体験をしたという人もいる」
「ははあ、よその星に連れていかれたとか、奇妙な手術をされたとかですね」
「そうだ」
「ははは」一平は笑った。「それはね、タヌキに化かされたんです」
HP :
幼い頃に不思議なタヌキを目撃したのがきっかけで、UFOの正体は超能力を持ったタヌキが化けた文福茶釜であるという説を唱えるようになった空山一平は、テレビの討論番組で、「UFO=宇宙人の乗り物説」を主張する大矢真と対決し、もっともらしい屁理屈の数々で論破してしまいます。
「なんでもかんでも、自分につごうのいいようにこじつけているだけじゃないか」と大矢に罵られた一平はこう答えます。
「あなたをはじめ、多くの超常現象研究家のやり方を見習っているつもりですが」
いまではめっきり減ったんでしょうが、古くからのトータルをとったら、宇宙人に会ったという人の数とタヌキにバカされたという人の数は、いい勝負するのかも。
>タヌキが化けた文福茶釜
じゃあ葉巻型母船のほうはキツネの尻尾が何かか(笑)。
HP :
「過去に戻れたら」と思う事はありますか?「あの時もっと勉強していたら」とか「あの時告白していたら」とか「あの時押し倒していたら」とか「あの時意義ある撤退をしていたら」とか。
でも「こうしていたら」が結構ひどい方に転がってしまい(だから「バタフライ・エフェクト」なんですが)、最後には好きな女の子に「殺すぞ」と言わねばならならなくなったとしたら、それは良い事なんでしょうか?(一応一番良い終わり方なんでしょうけど)
今を知っているからこそ過去に戻ってやり直したい、というのは後出しジャンケンみたいなもので、どっちみちロクな結果にはならないようです。
でもやっぱり戻れるものならやり直してみたいですか?
え?私は違いますよ。「こんな人生一度で沢山だ」です。
>こんな人生一度で沢山だ
それはかなり思い切りのいい宣言じゃないかと。
何回過去を変えたとしても、そのたびにそのとき選ばなかった選択肢の方がより良いものだったように思えて、無限ループに陥ってしまう…というのが、ありそうなパターンに思えます。
HP :
主人公たち高校生5人組のリーダー格である、<お山>のお嬢様学校に幽閉されている饗子の担任教師の口癖です。極端すぎッ!!(笑) 確かに僕も本から学ぶことは多々あると思いますが、「全て」はないでしょ、「全て」は。しかも「行間」ときましたか。個人的にはこの作品の登場人物は少々極端だと思うのですが、その中でも群を抜いて極端なのはこの名もなき先生でしょう。
ひねくれもののあの人だったら「行間からはみ出したものにある」と言いそうですね(笑)。
祝・2006年星雲賞日本長編部門受賞!(ご投稿を頂いたのは受賞発表よりだいぶ前でしたが)
>全て行間に…
読書に限らず、言葉に明示していない部分のことを「行間」と表現しているのかとも思いました。
でも行間を読みとるには、表れている言葉をまずきっちり読みとれていることが前提なんだろうな…(なんか説教くさいですが)。
自分の不人気をよ〜くごぞんじだ。
HP :
この映画の敵のボスは一応はギルモア将軍なのですが、諜報機関PICAの長官であるドラコルル将軍が実に魅力的な悪役です。これはあくまで無人兵器を使った作戦にこだわるギルモア将軍に対してドラコルルが嘯いていた台詞です。
このキャラクターの良いところは安直に「勇気」とか「友情」で向かってくるのび太達をあくまで戦略と戦術でねじ伏せている所、そして最終的にもあくまで力に敗北した潔さではないかと思っています。
独裁者が反乱を恐れるのは、自己認識の如何に関わらない絶対的な習性なんじゃないかとも思いますが…。
題名を見て、コミックの方にあった「天井裏の宇宙戦争」の拡大版かと思ってしまいました…だいぶ違うみたいですね。
「天井裏の〜」はやたらと勲章を授けたがるお姫さまが出てきたり、敵の大将が「アカンベーダー」(笑)だったりと、モロすぎるパロディ作品だったのですが。
HP :
行方不明になったマッドサイエンティストの「遺産」を巡る事件の解決の為に投入されたのは普段は地下1200mに隔離されている、全身を拘束された少女。
その少女こそ、科学者の残した最高の遺産とも言える一人娘、由宇だった。
セリフは、由宇の常人離れした動きが、完璧な身体制御と周囲の把握による事を説明したもの。
身体制御がすべて頭脳労働になってしまったら、一般人だったら普通に歩くだけでも非常に厄介なことになってしまうんじゃないでしょうか。
この話の場合、頭脳の方もそれに合わせて一般人を超越しているようなので問題ないんでしょうが。
HP :
もうひとつ、ロボットと小説をめぐる物語から投稿します。小説家のご主人に使えているロボットのキャルはいつか主人と同じように小説家になりたいと思っている。それを知った主人はキャルを小説を書けるように改造をするのだが──。投稿した台詞はキャルがご主人に小説を書きたい理由を告げたときのもので、その後改良を加えられるごとに小説が上達していくキャルがなかなか面白かったです。
それにしても、先に投稿したケンイチ君にしてもこのキャルにしても「小説を書きたい」という欲求がどこから来るのか判らないのですよね。それらは彼らの意思なのか、はたまた単にプログラムからくるものか…。どうなんでしょうね?
アシモフにとっては、何かを書きたいという欲求は、もう自明以外の何者でもなくて、理由付けする必要を感じなかったということなのかも…。なんせ第1法則すら揺らいでるほどですから。
HP :
ロボットと小説をめぐる物語から投稿します。ロボットによる殺人という「ロボット三原則」を知っている人間には衝撃的なシーンから始まり、知性とは何か、人間とロボットの違いとは何か、を小説を書くロボットのケンイチとその製作者の尾形とを交互に語らせることで物語は進むのですが、まるでこちらがチューリングテストを受けているかのような錯覚を感じました。
投稿した台詞は終盤、ロボットのケンイチが事件の首謀者からのある提案への返答への理由から、この部分を読んだときケンイチ君の決断に感動したものです。ケンイチはその後、改めて尾形に小説を書くことを話すのですが、彼らこの先どんな話を作るのでしょう。
私が読む前の先入観としては、もっとロボットロボットしたのを想像してたんで、このケンイチ君の性能の高さには正直とまどいました。それだけに、それでも消えない「人間とロボット」の違いが表れているのが面白かったです。
「ロボットの側から描写したフレーム問題」が描かれているのも本書の読みどころの一つですが、ケンイチ君ほどの高性能でも、やっぱり逃れられないもんなんですかねえ…。
HP :
はじめまして。いつも楽しくサイトを拝見させていただいています。
名文句は記者会見でのピーター・ウィッギンの言葉から。バトルスクール出身者や両親との会話では皮肉を混ぜたような言い方しかしないピーターが、きちんと自分の意志を表明した場面です。
アシルに出し抜かれ、ほとんど初めての挫折を経験してから、この記者会見で改めて所信を表明するまでの流れで、ピーターはただの頭のいいガキから政治家に脱皮できたような気がします。
と、同時に、抑圧的な相手に完全と立ち向かう姿勢の表明は、カードが「シャドウ・オブ・ヘゲモン」の後書きで唱えていた「歴史が高度に個人的な理由で成立」しつつある場面とも言えるのではないでしょうか。
アシルの策略を、両親の活躍で危うくかわした後の演説からですね。自分がしてやられたことを率直に認め、それでも覇者(ヘゲモン)として事態に立ち向かうことを表明する場面です。
私としては、ピーターには「エンダーのゲーム」でのようなアンファン・テリブルぶりを維持して欲しかったですが…。しかし、ピーターと両親の描き方については、カードの巧さが出ている部分でもあり、これはこれで魅力的かとも思います。
もっともピーターが「皇帝」という言葉で表現している中国や、ロシア・イスラムなどの描き方については…。カードファンとしては控え目に苦笑するだけにとどめておきましょう。
HP :
(いろんな意味で)SFの宝庫、児童文学の棚から。
タイトルはどっかのRPGの魔法の名前みたいですが、これ、異星人の名前です。あ、宇宙に住んでるわけじゃないので「宇宙人」って言うと叱られます。ネズミに。
オレンジに光る洗面器を二つ合わせたようなUFOを、お約束のように小学生が拾い、中には精神生命体の異星人がいるわけです。
こいつが何かするには動物に憑依しなきゃなりませんで、自分が乗っ取られると困るので主人公の男の子は学校で飼ってるハツカネズミをこっそりかっぱらって乗り移らせ。そうして始まる、SFテイストに満ちた小さな冒険の日々。
宇宙人をなんとか故郷に帰してあげようと頑張る男の子と、地球人を下等生物と見下し、やたら小生意気な理屈をこねつつも結構ウマが合ってる宇宙人の対比がおかしい佳作です。
この本今手元にないので記憶に頼って書いてますが、概ねこんな感じです。今調べたらなんか品切れっぽいので読むには図書館探すしかなさそうですが。
さて、名ゼリフはドルオーテが自国で、“下等生物”地球人と関わってはならない理由として教えられた地球人の三大特徴。彼は当初、アタマの2つしか憶えてなくて3つめはど忘れしてるわけですが、その3つめこそ我らが地球人の、『クズではない残り10%』ではないでしょうか。
たとえば、愛することとか。
理屈じゃないことこそ地球人の魅力。
そのまま主人公の少年に取り憑いていたら「二十億の針」(あるいは「星から来た探偵」)なんですが。
ご投稿の文句のように思っていたドルオーテが少年とのちょっとした冒険を経て、地球人のそれ以外の資質も認めていくという、お約束ながら微笑ましい展開。…もっとも「凶暴」以外は撤回してくれないみたいです(笑)。
ご投稿の文句の確認・修正のために図書館で借りてきてざっと読んでみたのですが、主人公の両親(とくに父親)がチョイ役ながらわりといいキャラだったり、ドルオーテが神社を見て、自分の星の昔の飛行場に似ていることを発見したり…という本筋以外の部分を楽しんでしまいました。
A「あー、二つは分かる。まず、ニューロン・ドーム(つくりもの)は、自然脳と生成過程が違うだけで、機能的には同じってこと。んで次が、人間も改造でスペックアップができるようになって、ロボットへの劣等感がなくなったってことだろ、でも、なんだよ、その最後のシャカイノヨユーってのは」
B「人たり得る物(マシンアダム)を生むことを技術が可能にしても、それを受け入れるだけの余裕が人間社会の側になければ、その存在(カレ)は封殺される、ということだよ。今は幸い、そうじゃなくなった」
HP :
この二人B(ボギー)とA(アンディ)の前の会話にもあったとおり、たいていのSFではどちらかが支配したりされたりが多い。ではそうでない世界とは。A/Bエクストリームシリーズの第一作目の本作品がそれ。ロボットと人間が同権を持ってます。ではそうなったに至る社会の条件とは、ロボットが人権を持つために必要なものとは何なのか。それを見事説明した一文です。むろん本作品独等の世界観が背景にあるのを念頭の上にではありますが。
理由の二には、ちょっと首をかしげてしまいました。「人間も改造でスペックアップができるようになって、ロボットへの劣等感がなくなった」ということですが、ロボットへの差別は、劣等感から起きるより、自分が彼らの創造者であるという優越感から起きる方が多いんじゃないかなあ、と。
あるいは、その理由でロボットへの差別がなくなった社会では、代わりの差別対象(例えばスペックアップができない人間とか)がいたりしないかなあ、とか。…出典を読んでいないせいでしょうが、どうも斜に見た世界観になってしまいます。
「はい!」
「腰をおろさせてもらいます」
HP :
石器時代から二十一世紀初頭までに生きたすべての人類が、長大な河のほとりに復活した。誰が、何のために、いや、そもそもどうやって? 主人公リチャード・バートンが仲間とともにその謎にせまる。リバーワールド・シリーズ第一巻。
引用したやりとりは、二十世紀のアメリカ人作家ピーター・フリギットが、ハーグリーブズ夫人を名乗る女性とかわしたもの。目の前にいる男女二人が、ともに十九世紀の歴史上の人物である、探検家バートンと「不思議の国のアリス」のモデルと気づいて、ピーターは呆然。その様子が、自分を知っている人に会えてうれしそうな「アリス」と対照的でおかしい。
リバーワールドは最新のVFXで映像化してほしいSF的創造物のひとつですが、一同が素っ裸で目覚める冒頭は、そのままではさしつかえありそうですね。みんな二十代に若返っているというのも、絵にしづらいかも。
「リバー・ワールド」ですか…昔からシリーズものは好きだったんですが、これは読み逃して久しいです。邦訳はご投稿のほか『わが夢のリバーボート』『飛翔せよ、遥かなる空へ(上下)』(一瞬「スコーリア戦史」かと思ってしまった)、『魔法の迷宮(上下)』 の4タイトル6冊、未訳の続編もあるとのこと。
>映像化
どうやら映像作品があるみたいですが…アレックス・プロヤス製作総指揮?「アイ,ロボット」みたいに原作と全然違う話なんだろうなあ。
どこまでも廃墟のような 街並を歩いていたの
行く先も日付もいらず なぜかしら淋しくもない
なつかしい名前を呼べば いく重にもこだまが返える
飛行機じゃなくて 流星じゃなくて
眩むような白い光 空低くとび交っていた
HP :
これまで、SFアニメの主題歌も含めてさまざまな、SFを感じる歌を聴きました。中にはストレートにSF用語をちりばめた歌もありましたが、そういったものよりむしろ強くセンス・オブ・ワンダーを感じたのが、この歌です。オカルトと取られかねないあやうさもありますが、映画『2001年宇宙の旅』やマレイ・ラインスター『宇宙からのSOS』の一場面を連想する私としては、これはSFであると断じさせていただきます。
私はご投稿の文句の前半部で都市伝説っぽい連想をしましたが…。最近読んだ中ではチャイナ・ミエヴィル「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」(SFマガジン2006年3月号に収録)あたり。消えたり現れたりする「野生の街路」を探し求める奇譚でした。
HP :http://sfr.air-nifty.com/
時空転移を予知したグローマの面々。ついでにチラム軍もやってきて、すわ一大事と撤退モード。ところがこのどさくさに、看護ロボットのモームを「置き忘れて」しまいます。
劇中「置き忘れちゃったみたい」って言うんですが、完全にモノ扱いなんですね。たぶんモームには、危険を冒して取りに帰るほどの、経済的な価値は無いんでしょう。買うときも、腕が抜けるボディが凹むと、さんざん値切ってる。
そしてモーム自身も、そのへんをよーくわかってる節があります。
でも、主人公、桂木圭は、モームを助けに行くんです。名文句はそこから取りました。
「!」がいいんです。「仲間をモノ扱いすんな、ゴラァっ!」って感じで。
たしか「マクロス」の後にやっていた作品ですよね。ほとんど見た記憶がありませんが…。前作にくらべて、少なくとも商業的には成功しなかったんじゃないかと思います。
けどなぜかジョン・クルート「SF大百科事典」には「ヨーロッパと日本のTV番組」の項にマクロスとともに挙げられていたりします。続編「オーガス02」の画像つきで。実は海外のファンには評価が高かったりする?
HP :
ムテン博士という偉〜い人がタイムトラベルについて演説をしますが、その中で「パストビジョン」という装置が使われます。この装置は、ある場所に残っている記録や痕跡から過去を読み取り、立体映像(音声付き)で当時こんなことが“あっていただろう”ことを再現するものです。周囲の意見をしりぞけ、ムテン博士はパストビジョンをタイムマシンの一種と断言します。
で、これを使って1932年東京浅草・電気館で上映された『月形半平太』を観ます。その映画の中の弁士の台詞「晨鶏(しんけい)ふたたび鳴いて残月薄(あわ)く、征馬しきりにいなないて行人出(い)ず……」を聞いた博士のお言葉が、投稿させていただいた迷文句です。
時々僕にもあります、ここはおそらく名文句なんだろうけど前後の話が理解できていないがために意味がイマイチ掴めないことが……って、それはただ読解力がないだけ(^^;) ムテン博士とは全然違う(泣)。
しかし、時は移ろい変わり行くもの。数百年後、このサイトに載っているめい文句ははたして(パッと見て)理解されるのか!? たぶん、意味は分かってもらえなくても、その雰囲気はきっと伝わるはずです。そう、時を越えても響くもの、それ即ち「名文句」なり!
古い名文というのはいまいち意味が分からなくても、音読してみると何となく快いというのが結構あると思います。名文句というより名調子と言うべきなのかも知れませんが。
このサイトのめい文句について言えば、ご投稿のセリフとは逆に「意味さえ分かれば名文句かも知れないのに…!」と残念に思うものがちらほら。
天文学者になりたい者と―
宇宙飛行士になりたい者だ
HP :
話的には取り立てておもしろくもないシリーズ3作目ですが、このセリフは好きです。
あなたはどっち?
(ジェンダーフリーの理想を目指すアメリカで、こんなセリフが許されたのもおもろい)
珍しく映画館で見た作品だったんですが…ティラノサウルスより大きい肉食恐竜!という謳い文句でスピノサウルスが出ていたことしか覚えてないです(たしか肉食というより魚食いだったはずですが)。
>男の子には2つのタイプがある
間違いなく天文学者のほうでした。やがてSF作家になりたい極少数派の第3タイプになってたり…。
HP :
かつてタロウとゾフィーを倒したことがある火山怪鳥バードンの同種の別固体が出現。3話にして早くもそんな強敵を出すか。
バードンがウルトラマンの命を奪ったことがある怪獣だと知った女性隊員の台詞です。
オイラは初めて観たウルトラマンがコスモスという若い人にゼットンの話をしたときにまったく同じことを言われました。
旧シリーズしか知らない(それもかなり古い記憶)ので、強い怪獣と聞いて思い浮かぶのは「ウルトラマン」のゼットンと「帰ってきた〜」のベムスターと、「タロウ」のバードンなんですが。ルーキーがいきなり倒してしまうんですねえ…。
しかし「死んだことがある」というのも妙な表現です。歴代ウルトラマンって、個別認識されてなかったんだろうか。
HP :
西暦2067年、太陽系はかつてのアメリカ西部を思わせる開拓時代を迎えていた。
人類防衛の要たる宇宙ステーションにあって数々の人類社会の危機を救ってきた宇宙の英雄、それがキャプテンウルトラだ。今日も太陽系の何処かで危機を伝えるウルトラサインが打ち上げられる。キャプテンは宇宙人ジョーとロボットハックを引き連れ、愛機シュピーゲル号を駆って現場に急行するのだ。
国産スペースオペラとしては初めて(初めてだよね)太陽系内と外宇宙では必要速度が異なることを映像で描いた『キャプテンウルトラ』です。これぞ人類の英雄!といったムードぷんぷん出巣。こんな問答無用なヒーローは、既にSFの世界にすら死滅し、現在ではゲーム世界のごく一部にのみ生き残っています。
個人的にはあらゆるオープニングナレーションの中で一番格好良いと思っています。
私がOPナレーションで大好きなのは元祖スタートレックのやつなので、全体的な調子や「これは〜である!!」のフレーズがなんか似てるな〜と思ったのですが、「キャプテン・ウルトラ」の放映は1967年、「宇宙大作戦」が1969年なので、こっちが先輩なんですね。
似ていると言えば、呼ぶときにサインを出すというのは別のキャプテンに似ているような…。
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
仕事に追われ、食欲がないと嘆く後輩共にサラリーマンの心得としてこのセリフを食らわしてやりましょう。
でも長年弾と割り切って食事してると、TVなどでグルメ番組を見ても「食べたい!」という衝動が生まれません。ていうか「これ一品でラーメン10杯食えるじゃん!」という「ラーメン単位」発言をして女房に睨まれています。
物語もまだ序盤、ホワイトベースの面々の中で数少ない正規軍人リュウ・ホセイが、アムロに語った言葉。
この場合、弾丸の性能はおいしさではなく栄養価ではかられるんでしょうねえ…。
…(中略)…
「メギウス警部、警部は人間ですよね?」
HP :
まず状況の説明を
1 バーディ(宇宙人)が薬物の投与によって獣化(変身)するようになった少年を検査するときに言った台詞。
2 上司(昆虫型宇宙人)に検査を後悔しないかと問われた時のバーディの答え。
妙に気に入っている台詞、他の種に人権を認める基準にはちょうど良い、でも人類同士でも意思疎通できない場合があるし何処までが対話かが問題になるが。
「エンダー」ファンとしては、ラマンとヴァーレルセを引き合いに出したいところ。
現実は、対話が可能かどうかを試して「人間」か否かの基準を判断するより、「あいつらは同じ人間じゃない」と決めつけて対話をはなから拒絶する…という方が多くなってしまっているのかも。
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/ban.s/top.htm
はじめまして。随分と前から読ませて頂いております。
出典は、もはやジャンル不明の漫画「パタリロ」から。
部下たちに、不潔で掃除をしない事を怒られた主人公パタリロが、しばらくして豆粒ほどの機械を部下に飲ませる。「胃から血管を通って脳に到達し、不快を快感へ情報をすり変える」「これで不潔や掃除が不快じゃなくなって問題ない」と説明、部下に「胃からどうやって血管に?」と聞かれて、答え言い切ったのがこの台詞。
ファンタジーでのワンダーが魔法なら、SFのワンダーはテクノロジーな訳でしょうか。この後、ホラーともファンタジーともつかないオチに行く所が、パタリロがパタリロたる所以ですね(笑。
「豆粒ほどの機械」がナノロボットの塊で、養分が吸収されるのと同じルートを通れるなら、胃から血管に行けるなあ、とか考えたのですが…この作品相手にそんなこと考えてもしょうがないですね。
そういえば「パタリロ」、もうだいぶ長いこと読んでいないです。
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