第173集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第175集を見る
「仲間をたくさん殺されてるんだから、憎くなってあたりまえだろ」
出典:
小川一水「ハイウィング・ストロール」
紹介 :垂直応力 様
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駄弁者:
「もし私がこの資料の存在を十年前に知っていたら」と、彼は続けた。
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ウォルター・M・ミラー・Jr「黙示録三一七四年」(吉田誠一訳)
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
…はっ!
出典:
大石まさる「翠水惑星年代記」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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駄弁者:
「地球時間でざっと、61億3200万時間だそうだ」
出典:
佐々木亮まんが・藤浪智之原作「宇宙おてつだい★やよいさん」
紹介 :玄剣 様
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駄弁者:
「“かけがいのない”という語彙が地球にはあるそうですね。
出典:
佐々木亮まんが・藤浪智之原作「宇宙おてつだい★やよいさん」
紹介 :玄剣 様
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駄弁者:
お前には見えぬか。メタルダーの構えに一分の隙もない。
出典:
冨田義治監督・高久進脚本「劇場版 超人機メタルダー」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
阿吽の呼吸を示す仏像、千手観音の姿が、直ちにメタルダーの戦闘マニュアルコンピューターにインプットされ、記録と分析が行われ、新しい格闘技をマスターした。
出典:
冨田義治監督・高久進脚本「劇場版 超人機メタルダー」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
「敵の数、無量大数!」
出典:
今石洋之監督・中島かずき脚本「天元突破グレンラガン 第1話『お前のドリルで天を突け!』」
紹介 :唯野 様
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紹介 :山本弘 様
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駄弁者:
この世界はみな手で触れるものでできている。手で触ると、さらさらだったり、ふかふかだったり。
出典:
磯光雄原案・監督「電脳コイル 第24話『メガネを捨てる子供たち』」
紹介 :御宗銀砂 様
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紹介 :山本弘 様
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駄弁者:
わかってた。デンスケは本物の生き物じゃない。
出典:
磯光雄原案・監督「電脳コイル 第24話『メガネを捨てる子供たち』」
紹介 :御宗銀砂 様
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駄弁者:
「うんち〜〜!!」
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磯光雄原案・監督「電脳コイル」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「うむ…。私とイトウチーフは知ってしまった。と言っても、ついこの間だ。矢的、いやウルトラマン80。君には感謝している。しかし、いつまでも宇宙人である君に力を貸してもらう事に悔しさもある…。地球はやはり地球人の手で守らなければならん…!」
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマン80 最終話『あっ!キリンも象も氷になった!』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
「見るな!これは弥勒の罠だ!」
出典:
光瀬龍原作・萩尾望都漫画「百億の昼と千億の夜 (漫画版)」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
あなたのいわれることがわかりました 最後まで天童としてふるまいましょう
出典:
横山光輝「時の行者」
紹介 :水谷秋夫 様
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駄弁者:
鏡よ鏡、全宇宙で一番美しいのはだぁれ?
出典:
東映制作「電子戦隊デンジマン」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
お前がやらずに誰がやる!? お前の涙で奴が倒せるか!
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマンレオ」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
なにをもってしても過去を消すことはできません。そこには悔悛があり、償いがあり、赦しがあります。ただそれだけです。けれども、それだけでじゅうぶんなのです。
出典:
テッド・チャン「商人と錬金術師の門」(大森望訳) 『SFマガジン』2008年1月号に収録
紹介 :司書の駄弁者
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まずは千冊読め
出典:
COCO「今日の早川さん」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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駄弁者:
ン、もう――わかってるくせに。
出典:
E・マイクル・ブレイク「テレパスのためのSF」(浅倉久志訳) 『三分間の宇宙』に収録
紹介 :んどらもえ 様
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駄弁者:
「記念企画として、“決戦・日本シリーズ、阪神・阪急の激突に参加しよう”を提案します。両チームのいまの実力からみて、今年の日本シリーズは阪神と阪急の戦い、今津線シリーズになることは、まず間違いのないところです」
出典:
かんべむさし「決戦・日本シリーズ」 同名短編集に収録 筒井康隆編『’74日本SFベスト集成』にも収録
紹介 :垂直応力 様
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駄弁者:
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「浮獣はただの生物よ。種族全体の強さは人間に匹敵するけど、憎しみを持つような知能はないはず。敬意を抱くべきだとは思う。でも同情するいわれはないわね。君の接し方はそれでいいわよ」
HP :
レシプロ機を操り空中を漂う浮獣を狩るハンター、ショーカに無理矢理スカウトされた不良少年リオとペアを組む年上の女性ジェシカの会話です。
ポイントは「敬意」ですね。日常の付き合い、仕事、スポーツから戦争に至るまで、相手に対する敬意さえあれば、あんなことにはならないはずなのに、ということは古今東西絶えることはありません。特に取引先のあの所長ときたら…………。失礼しました。
小川一水のジュヴナイルは、結構読んでないのが多いですね。評判はよく聞くのですが…これとか「強救戦艦メデューシン」とか「群青神殿」とか。
>敬意を抱くべきだとは思う。
どこかで対等な部分があると思っている相手にしか、敬意はいだけないものなのかも知れませんね。狩るものと狩られるものとの間でも、命を賭ける点では同じなんでしょうし…。
「私が行った光学の研究の大半は不必要だったのです」
HP :
全面核戦争をくぐり抜けた人類は、核の引き金を引いた科学とそれにまつわるあらゆるものを忌避するようになります。そんな中、リーボウィッツ技師は、焼け残った資料の収集に努め、その資料はやがてリーボウィッツ修道院の「大記録」として知られるようになります。人類が再び文明のサイクルを動かしはじめ、「大記録」にも調査の手が伸びたとき、広く当代一の頭脳として認められた人物は、自分の研究が単なる再発見であることを思い知らされるのでした。
十年の「無駄な努力」!
研究者として新鮮な発想が期待できるのはせいぜいが30代までと言われています。おそらく一番脂ののった時期であろう十年が全て無駄であり、さらに過去の記録が全て調査されるまで研究の進歩がない、と知ったときの絶望はいかばかりの物であったか。地元の領主と組んで、修道院の乗っ取りを図ったとしても、責められないでしょう。凡人だって無駄足はイヤな物ですから。
非凡な人ほど、こういうときのショックは大きいのかも知れません。
この作品、ヒューゴー賞受賞作というのにひかれて、まだSFをかじり出した頃に一度読んだのですが、そのときはいまいち面白さが解りませんでした。とりあえず本棚の奥から引っ張りだしてご投稿の文句の部分だけ見つけました。いま読んだら、もう少し違った感想を抱けるでしょうか。
三カ月ぶりのお休みが沈んでいく〜〜〜…
HP :
いやぁいい!大石まさるはいい!特に「翠水惑星年代記」はいい!
………度々失礼しました。
仕事が一段落し、久々の休日。なにもしないまま夕日が落ちていく。よくある事です。そう、休日は休む為にあるのです。それなのに「休みでしょ?」の言葉と共にあれやこれやと休むヒマがありません。「休みの日にこそ忙しく」とは学生時代にこそ通用するセリフであります。あぁ誰か私に休日を!
3か月ぶりというほどではないのですが、この休みは法事と、その後ぶりかえした風邪でつぶれました。
がんばれTEAM NORTH-MOAI(R)さん、がんばれ自分。仕事納めまであとちょっとだ。
「におくごせんごひゃくごじゅうごまんにち…………!
ななじゅうまんねん!?」
HP :
宇宙のエントロピー増大を防ぐ(雑多な部屋を片付け、家事を滞り無く進める)事を目的とする宇宙おてつだい派遣センター。
そこから地球の日本のとある町に派遣されたやよいさんが、ある時、体調の不良を感じて上司に調査して貰います。結果、全宇宙的に治療法の無い死病と判明。種族毎に致死到達時間が違うとの事で、死に至る時間を調べて貰ってのやり取りがこれです。
いやぁ、宇宙の病気はスケールがでかいですね。
ちなみに発症形態は『かかとのかさかさ』。冬だから仕方ない、クリームでも塗っときゃ良い、とは地球の主婦の談。
病気のスケールの大きさもさることながら、エントロピー増大を防ぐという壮大な事業を、部屋の片づけからとりかかるという落差にまいります。千里の道すぎるだろ…。
奇妙な語彙です。宇宙には代替不可な存在などないし、
あらゆる事象は等価価値をもつわけであるから、特別な存在や事象・時間などはありえない。
最初は原始社会にありがちな矛盾語彙かと思われましたが、どうやらそうでもないらしい。
この衛星を見ていると、なにやらそんな気になってきます。」
HP :
宇宙のエントロピー増大を防ぐ(雑多な部屋を片付け、家事を滞り無く進める)事を目的とする宇宙おてつだい派遣センター。そこから地球の日本のとある町に派遣されたやよいさんが、月見の席で出会った惑星調査官さんの、月を見上げての一言です。
同種族紛争に明け暮れる惑星には、聞くのも気分が悪いらしい正常化処置とやらを施す監査官ですから、色々思う所もあるのでしょう。
さて、地球に住むどれだけの人が、月を見上げてそんな気になれるのやら。
「奇妙な語彙です」から「どうやらそうでもないらしい」までは、コメント部分でいただいていたのですが、中に入れた方が面白そうなので。
月が衛星としては珍しい存在だ…というのは、SFのネタとしてときどき出てきますが(アシモフとか…ああ、マップスでもありました)、そういう表面的な「かけがえのなさ」とは別の感慨なんでしょう。
HP :
セミの鳴き声が止んだのに気づき、敵の追跡を察知した剣流星は、寺の石段の途中で結跏趺坐して待ち受けます。現れたのはヨロイ軍団のタグ兄弟でした。斬りかかろうとする弟のタグスロンを制した兄のタグスキーの台詞が投稿の文句です。流星はタグスロンが投げた短刀を手刀で叩き落しざま、メタルダーに瞬転し、決闘が始まります。
「ヨロイ軍団・豪将、兄、タグスキー!」「同じく弟、タグスロン!」と名乗りを上げるタグ兄弟に、律儀に「メタルダーだ!」と名乗り返し、落ちていた木の枝を拾って構えるメタルダー。
「そんなものが我ら兄弟の必殺剣に通用すると思うのか」と言うタグスロンに「戦ってみればわかる」と言い放ち、言葉通り枝でタグスロンの腕を打ち据えて薙刀を弾き飛ばします。しかし、その直後にタグスキーの剣が枝を弾き飛ばします。
素手のメタルダーを追い詰める兄弟の剣。メタルダーは逃げたように見せて戦場を絶壁の上に移します。崖を背にして敵を背後に回らせない捨て身の体勢を取ったのです。
メタルダーの拳がタグスロンを打ち倒しますが、タグスロンは倒れながらも短刀でメタルダーの足の甲を地面に縫い付けます。下半身の動きを封じられながらもメタルダーは千手観音から編み出した拳法でタグスキーの斬撃を捌き、レーザーアームで斬り捨てて勝利します。
ヒーローものというより、剣豪ものみたいなノリですね。後ろから斬りかかってきた敵の剣を、鍋のふたなんかで受けとめそう。
HP :
病に倒れた帝王ゴッドネロスのメタルダーを倒したものに帝国を譲るという言葉を受けて、ネロス帝国全軍団員によるメタルダー狩りが始まります。
機甲軍団、戦闘ロボット軍団、モンスター軍団の総攻撃から逃れて、とある寺に辿り着いたメタルダー。そこにあった仏像を見た途端に「左正拳は上、中、下段の防御に使う。右の開いた手は相手への攻撃に使う…」などとつぶやきながら奇妙なポーズを取り始めます。その時に流れた政宗一成のナレーションが投稿の内容です。
改造による強化が不可能なメタルダーは、人間の武道家が修行を積むことで奥義に開眼するかの様に、経験によって戦闘マニュアルを進化させることで強くなるのです。
「そうだ 京都、行こう」……特訓しに。
しかし見ただけで開眼できるなら、わざわざ出かけて仏像を見なくても、格闘技の本などを読んで座学するだけでも強くなれるのでは?
「天の光はすべて敵、ですか」
HP :
私の知る限りアニメ史上空前のインフレを(あくまで計画的に)起こし、しかも物語をちゃんと決着させたと高い評価を受けた傑作アニメ「天元突破グレンラガン」からの名台詞です。
以下ネタバレ。
最初は十数メートルのロボット同士が1対1の戦闘をやっていたこの作品ですが、最終的には全宇宙の命運をかけて全長数万光年はあるロボット同士が銀河をぶつけ合って戦うまでにインフレします。ここまで話を広げると大抵は収集つかなくなるんですが、この作品は見事に着地した稀有な例外となりました。
そして改めて第1話から見直してみると、なんと本編開始45秒後に投稿したやりとりが飛び出してくるんですねえ。ちなみにこの部分は、明言はされていませんが、主人公たちが誤った道を選んだバッドエンドルートのエピソードという解釈が主流です。
そして、最終話のサブタイトルと、その回で主人公が最後に言う台詞が「天の光は全て星」。最終話サブタイトルをSF作品から引用するのはガイナックスアニメの伝統ですが、今回は一際痺れます。
臆面もなく無量大数なんて数字を出すハッタリといい、第1話冒頭と最終話ラストシーンをつなぐ伏線といい、実に印象的な台詞だと思い、投稿いたしました。
HP :http://homepage3.nifty.com/hirorin/
終了したアニメからもうひとつ。
第1話冒頭、たった1隻で膨大な敵と交戦中の宇宙戦艦(超銀河ダイグレン)内でのオペレーターと副官の会話。無量大数(10の68乗)って(笑)……しかもフレドリック・ブラウンかよ!
これを聞いた瞬間、「このアニメは傑作になる!」と予感したもんであります。この後の艦長(シモン)の「時空間ごとねじ切ってやる」という台詞もシビレます。
ちなみに最終話のサブタイトルも「天の光はすべて星」ですが、これは脚本の中島かずき氏の「GAINAXのアニメの最終話はSFのタイトルでなくてはいけない」というこだわりだそうです。ああ、確かに『ナディア』も『エヴァ』もそうだったな……。
昔、アシモフの科学エッセイで、全宇宙の素粒子の数を計算したのがあったと記憶していたので、無量大数より少なかったりしたら笑えるな…と思い確認してみました(「陽子で数える」(『地球から宇宙へ』に収録))。
それによると…観測可能な宇宙の陽子・中性子・電子数は3.4×10の79乗ということです。文字通り天の光すべてが敵になってしまいそうですが。まあ、言うだけ野暮の骨頂。
>最終話のサブタイトル
『星を継ぐもの』はいつでも手に入りますし、『世界の中心で〜』もエヴァのおかげで復刊されましたが、『天の光はすべて星』はいまだ絶版のまま。これを機会に復刊…とは、さすがにいきませんね。
これからは手で触れるものだけを信じて生きていこう。手で触れられないものはまやかし。
だから、この悲しい気持ちも、きっとまやかし。ほんとは悲しくなんかない。
こんなつらい気持ちも、きっとすぐ忘れる。だってまやかしなんだもの。
本当に?
本物ってなに? 手で触れられるものが本物なの? 手で触れられないものは本物じゃないの?
今、ここにあるものは何?
間違いなく今、ここにあるものって、何?
胸の痛み。
今、本当にここにあるものは、この胸の痛み。
これはまやかしなんかじゃない。
手でふれられないけど、今信じられるのは、この痛みだけ。
この痛みを感じる方向に、本当の何かがある。
HP :http://sfr.air-nifty.com/
電脳ペット、デンスケを失ったヤサコ。
ほかにもいろいろあって、ヤサコのお母さんは、これを機会にメガネをやめて「生きている世界」に戻ってくるように言います。いけすかない友達の天沢さんも「メガネで見えるものはまやかし」「手で触れられるものだけを信じる」ように言っていました。ヤサコも、一度はそうしようとします。
ヤサコの直面している問題は、ある意味、とても大切な、普遍的な問いかけだと思いますが、いい歳してアニメやSFにうつつを抜かしていると、別の意味に聞こえてくるんですよね(苦笑)。
HP :http://homepage3.nifty.com/hirorin/
終了記念です。
絵柄から受ける印象に反して、実は仮想現実を扱った本格SFだった『電脳コイル』。緻密に練られた設定、電脳メガネが可能にする奇想天外なaugmented reality の世界は、まさにクラークの第三法則そのもの! 中でもグッときたのが24話のこの台詞。
ヌルに襲われたイサコは意識不明。小さい頃からいっしょに育った電脳ペットのデンスケは「死亡」。心に傷を負ったヤサコは、すべてを「まやかし」と思いこんで忘れようとする。デンスケは最初から存在などしていなかった。手でふれられないものなど「本物」ではないのだと。
でも、彼女は気づく。自分が今、抱いている感情を「まやかし」と切り捨てることこそ、現実逃避であるということに……。
手でふれられるもの、リアルなものがバーチャルなものより「本物」だというのは、実は大いなる錯覚なんじゃないのか。本当に大切なものは手でふれられないものじゃないのか……という認識の変革は、まさにSFならではでしょう。
2008年の星雲賞メディア部門最有力候補。未見の方は再放送でどうぞ。
御宗銀砂さんからは「手で触れられないものは本物じゃないの?」までの前半部を、山本弘先生からは「本当に?」以降をご投稿頂いたのですが、連続しているので合わせて掲載することにしました。
まやかしか本物かということになると、神経を通じて脳がとらえたイメージという点では同じなので、メガネで見たものがまやかしなら、触れるものでもまやかしじゃないかという懐疑論に陥ってしまいそうです。
>未見の方は再放送でどうぞ。
あちこちから勧められるので、悔い改めて再放送は見てみようと思ってます。
だから、死ぬときも痛くなかったと思う。
だからわたしも痛くない。データが消えただけ。
それだけ。だから…
HP :http://sfr.air-nifty.com/
ヤサコは小学6年生。デンスケはヤサコの電脳ペット犬です。ヤサコはデンスケが大好きです。
現実と電脳空間を重ねて見せる「メガネ」が普及した電脳コイルの世界。電脳ペットもただ見えるだけでなく、服や装飾品に仕込まれたパーツが人間の位置や動作を解析し、撫でたり抱いたりすることができます。ただし触感のフィードバックは無いので、触れることはできません。
本物らしく見えるように、電脳ペットにも死がプログラムされています。また、コンピュータウイルスや他のトラブルにより、電脳体が壊れてしまうことがあります。でもそれは、あくまでもバーチャルな「死」です。
人でもペットでも、身近なものの死に際して、せめて最後が安らかであるようにとは、だれしも望むことだと思います。
そう望むということ自体、すでに相手がデータでないことの証なのですが…。
HP :
大きなお友達に人気の国営放送アニメから(笑)。主人公の妹京子が何かにつけて叫ぶセリフです。何を見ても指差してこう叫ぶのがマイブームのようです(^_^.A。
もちろん某怪力ロボット少女のオマージュでしょうが、夕飯時の教育テレビで連呼させるとは…・ゴールデンタイムに連呼した元祖やヤオイ展開をしたパ○リロに並ぶ快挙ですね<マテ。それにしてもほとんどこれの連呼しかセリフのない声優さんは気の毒だ・゚・(ノД`)・゚・。
では長寿と繁栄を
終了記念ということでご投稿をいただいたので(上参照)、この際ですから順番とばしで。
>夕飯時の教育テレビで連呼させるとは…
いやあ、絵本なんかでも結構出現率高いと思いますよ。わかやまけんの「こぐまちゃん」シリーズの文中に出てくる「まだですかまだですよ こぐまちゃんはまいにちうんちをします」など、美しい文章の例に挙げられるほどですし。…しかし、子どもが連呼するのは、やっぱりやめさせたい(笑)。
「広い意味では地球人も宇宙人です。宇宙人同士力を合わせて敵に向かうのは当たり前じゃありませんか。」
「いや、君の方に事情がある事も知ってしまった…。ウルトラの星に戻らなければならないのだろう?それに今度の戦いで君は傷付いてしまった…。もう…80に変身しないでくれ……俺は行くぞ!」
HP :
地球防衛組織UGM(Utility Government Members)のオオヤマ一樹キャップと矢的猛隊員(正体はウルトラマン80)の会話。
九州の南原市に出現した冷凍怪獣マーゴドン。UGMは攻撃を開始するが、あらゆるエネルギーを吸収するマーゴドンにミサイルやレーザーは通用しない。一時帰還した隊員たちは、冷凍怪獣であるマーゴドンの体は堅く脆いという弱点を発見。戦闘機に吊るした巨大な鉄球で怪獣を打ち砕く「ジャイアントボール作戦」を立案した。ところが、あまりの冷気に鎖の一本が破断し、戦闘機が一機墜落。基地で待機していた矢的猛隊員は、同じくウルトラマンである星涼子隊員と共に変身しようとする。そこにオオヤマキャップが現われ、上の言葉をかける。その後、UGMは80の力を借りずにマーゴドンを撃破した。
元祖ウルトラマンの最終回でも、ゼットンを科特隊が倒すくだりは結構好きなので、こういう展開はいいんじゃないかと思います。
しかし、タイトルはなんとかならなかったんでしょうか…最終回なのに。
HP :
30年ばかり前、黄金期の週刊少年チャンピオンに連載された漫画版「百億の昼と千億の夜」、そのクライマックス弥勒の心理攻撃に晒された阿修羅王の叫びです。前編通して泣きそうな顔の阿修羅王が見れるのはこのシーンだけ。
それはともかく、私はこのセリフがなんとなく心に残りまして、今から12年前、とあるアニメ番組で水色の髪の少女がパン咥えて走ってくるのを見た瞬間、つい叫んでしまいましたよ。
どっとはらい。
原作のほうでも心理攻撃のくだりはありましたが、セリフは違っていましたね(別の部分かも知れませんが)。
>とあるアニメ番組で…
12年たった今でも学園エヴァのスピンオフが見られるあたり、相当強力な心理攻撃だったと思われます。
そしてこの人たちの心のささえとなりましょう
HP :http://oikose.at.webry.info/
時の行者と天草四郎との会話からです。時の行者は未来から来たタイムトラベラー。島原の乱の始まりに出くわした彼は、天草四郎時貞に会って話します。変えられぬ未来、島原の乱の結末。
そして天草四郎は自分の未来を知った上で、行者の頼む通り天童としてふるまい、農民たちの心の支えとなることを決意します。
変えられぬ過去を知って過去に現れて、出来ることはなんでしょうか。時の行者のように、せいぜい悲惨な運命にある者を励ますくらいしかないのでしょうか。
過去を変えられなくても悔悛と償、赦しがあれば充分…とは下で私が出した投稿ですが、考えてみれば、これは自分にかかる運命についての言葉ですよね。人が悲劇に陥るのを知っていてそれを止められないのは、場合によっては自分の運命を甘受するより辛いかもしれません。
HP :
1975年に登場した「ゴレンジャー」を皮切りに“戦隊ヒーロー”というジャンルが確立されて37年。
依然として戦隊ヒーローの活躍が終わる気配はありませんが、悪役たちも文字通り“悪役”という形でその人気を支えている側面も多々あると思います。
そんなシリーズにおける悪役の中で不朽の光彩を放つのがヘドリアン女王。
「電子戦隊デンジマン」に登場した悪役「ベーダー一族」を束ねる偉大な女王である彼女は美しいものが大嫌い(セリフと矛盾してはいますが……)で絶望や悲しみといったモノが大好き。
地球を故郷ベーダー星のようにヘドロまみれの星にしてやろうと侵略を開始しました。
デンジマンにやられたベーダー怪人たちの墓前で嘆き悲しむ顔を見せたり、全幅の信頼を寄せる腹心のヘドラー将軍との絆の深さ等、とても情に篤い女王でした。
デンジマンの次作「太陽戦隊サンバルカン」にも登場している(2作品に跨いで登場した悪役はシリーズ史上彼女だけ)のでその人気の高さが窺えます。
演じられた曽我町子さん(私は当初、黒柳徹子さんが演じているとばかり思っていました)は残念ながら06年5月に亡くなられましたが、彼女の名が戦隊ヒーローファンの記憶から無くなることはないでしょう。
>黒柳徹子さんが演じているとばかり
それはそれで面白そうですが…ユニセフ大使の名を借りて、彼の地の子どもを戦闘員に仕立てる極悪女幹部を想像してしまいました(罰当たりな)。
この地球を救えるか! みんな必死に生きてるのに挫ける自分を恥ずかしいと思わんか!!
やるんだ! もう一度やるんだ!!
HP :
故郷の星獅子座L77星をマグマ星人に滅ぼされ、故郷によく似た星・地球を第2の故郷として平和に暮らしていたおおとりゲンことウルトラマンレオ。
山口百子という恋人を得て、勤務している城南スポーツクラブの子供たちに慕われているゲン。「地球は僕の故郷」「人間を愛している」をくどいほど繰り返し、言葉の上だけでなく本当の意味で地球人になろうと彼は必死に頑張っていました。
その彼にMACの上司であり先輩ウルトラマンであるモロボシ・ダンは、ならば自分の力でその故郷を守れ、とゲンに使命を課します。
宇宙警備隊員どころかM78星雲人ですらなく、「ウルトラマン」と呼ぶのも憚れるほど弱く、物語当初は敗戦を重ねるゲンにダンは冷たく突き放します。第2の故郷が大切ならば何としてでも勝て、負ければ再び故郷を失う、と。
ダンによって毎回のように行われたムチャクチャな特訓の甲斐もあり、ゲンは次第にうまく戦えるようになっていきますが……
ウルトラマンでスポ根をやるというのは、レオのコンセプトだったそうですが、子ども側としては、いまいち地味な印象を拭えなかったように思います。
そういえば、前のご投稿に「帰ってきたウルトラマン」でスポ根やっているのがありましたね。
HP :
テッド・チャンの最新邦訳より。
バグダッドの商人フワード・イブン・アッバスは、取引相手への贈り物を探している最中、不思議な店にたどり着く。店の主人バシャラートは、フワードに「歳月の門」──一方からくぐると20年後のその場所に抜ける門を見せ、その門を通った人々の話を語り出した。そしてフワードもまた…。「千夜一夜物語」の語りを模した時間SFです。
仕掛けとしてはそう凝ったものではないし、物語も驚く展開にはならないのですが、語り口になんとも言えない味のある作品でした。やっぱり時間ものには切ない話がよく似合う。
話はそれからだ
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
「バグ取りのコツは?」 「まずは千個潰せ 話はそれからだ」
「巧く売込出来ないんです」「まずは千軒訪問 話はそれからだ」
「彼女が出来ないんです」 「まずは千人(以下略)
そんな事はさておき
月に10冊読むとして、100ヶ月(8年4カ月)中学高校時代は72ヶ月(6年)、720冊…。それ以降はあまり熱心じゃなかった…。
…やばい、早川さんとお話出来ないかもしれない…。
出典はこちらで合ってますか?
>話はそれからだ
うーん、まあスタート地点には多分なんとか立ってるか…。
しかし「千冊読め」と言っているそばから「貴様がスタージョンなどとは片腹痛いわ」(「今日の早川さん『受け継がれる伝統』」コミック版では『大いなる遺産』)などとも言い出すので始末が悪い。
HP :
これがこの作品のすべてです。
「これは意味不明な小説なんかじゃありませんよ…(中略)… ただ、わかってる人が読めばってだけのことさ」といったところでしょうか。一読、ひょっとしたら僕はテレパス(=テレパシーを使える人)なのではなかろうか、という淡い期待(?)を打ち砕かれました。
噂によればこの作品、テレパスには「ン、もう――わかってるくせに。」と見えるみたいですが……どなたかそう見える方います?(なんちって)
ちなみにこの作品、「テレパスのためのミステリ」「テレパスのためのゴシック・ホラー」「テレパスのための父が子に語る世界歴史」など複数の姉妹作があるのですが、いずれも文章は同じです。
…嘘ですごめんなさい。
「南海がおる」と、太っちょの取締役が大声をあげた。
「君は、南海が勝てんと言うのか」
「いえ、そうは言いませんが、優勝は難しいと思います。阪急の実力が……」
「な、な、なにを、南海を馬鹿にするか」
HP :
嗚呼、昭和は遠くなりにけり。阪急ブレーブスも南海ホークスも(おまけに近鉄バファローズも)今はなく、西宮球場は取壊され、今津駅は両方とも高架になり線路は途切れ、オチで使われた西宮北口駅のダイヤモンドクロスも消滅し、とどめは阪急・阪神の経営統合です。時のうつろいは残酷なもんですなぁ。今のほうがSFとして読めるかも知れません。
作品の初出は1974年。阪急は上田監督のもと翌1975年に初めての日本一になるなど黄金期、阪神は1964年に優勝したあと1985年にフィーバーを起こすまでの低迷期、そして南海最後の優勝は1973年でした。ご参考まで。
阪急・阪神の優勝が濃厚なその年のプロ野球。スポーツ新聞は特別企画として、日本シリーズに勝利した方の電車が、阪急・阪神両電鉄を接続している今津線を通じて、敗者の路線を凱旋走行するというイベントをぶちあげた。はたしてその結果は…。
ちょっとなつかしい作品です。読んだのはたしか中学の頃でした。その後大学時代に西宮北口駅の近くに住んでいて、あれが例の今津線か…などと思っていたものです。実際にはほとんど利用することはありませんでしたが。
南海は…大阪球場も今はショッピングモールになってしましたしねえ。
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