第229集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第231集を見る
「不合格!」
出典:
小林靖子脚本「侍戦隊シンケンジャー 第六幕『悪口王』」
紹介 :山本弘 様
コメント:
駄弁者:
「びっくりするほど何もないな……」
出典:
小林靖子脚本「侍戦隊シンケンジャー 第四十五幕『影武者』」
紹介 :山本弘 様
コメント:
駄弁者:
科学者は気休めは言えんのだよ。
出典:
虎見邦男脚本・野長瀬三摩地監督「ウルトラQ 第11話『バルンガ』」
紹介 :土左衛門 様
コメント:
駄弁者:
君は洪水に竹槍で向うのかね? バルンガは自然現象だ。文明の天敵というべきか。
出典:
虎見邦男脚本・野長瀬三摩地監督「ウルトラQ 第11話『バルンガ』」
紹介 :土左衛門 様
コメント:
駄弁者:
「人間にはよ
出典:
夢枕獏原作・伊藤勢漫画「荒野に獣慟哭す 第9巻ACT:49“接触”」
紹介 :TOM 様
コメント:
駄弁者:
「朝のこない夜はない!」
出典:
夢枕獏原作・伊藤勢漫画「荒野に獣慟哭す 第3巻ACT:15“決意”」
紹介 :TOM 様
コメント:
駄弁者:
私はRYOBO230r。人々の生活を支える文化助手機です。
出典:
田中ロミオ「人類は衰退しました 5」
紹介 :TWR 様
コメント:
駄弁者:
「──一緒に生きようよ、絹」
出典:
上野遊「彼女は帰星子女 4」
紹介 :山家 様
コメント:
駄弁者:
ルンを殺さないでいてくれて、ありがとう
出典:
サンライズインタラクティブ製作「サンライズ英雄譚2」
紹介 :ザタンゴールド 様
コメント:
駄弁者:
ある種の大恋愛はカオスになりうると予想される。そこで早速「恋愛の方程式」を立てて、実際にカオスが生じるかどうかを調べてみる。
出典:
高辻正基「文理シナジーの発想・文科と理科の壁を越えて」
紹介 :TWR 様
コメント:
駄弁者:
バッカヤロウ
出典:
村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS 第3部 DRAGON ROAD 第42話『強』」
紹介 :ザタンゴールド 様
コメント:
駄弁者:
誰も傷つけない奴は誰にもやさしくない奴だ
出典:
上野遊「彼女は帰星子女 3」
紹介 :山家 様
コメント:
駄弁者:
いつか読むはずっと読まない
出典:
COCO「今日の早川さん いろはかるた」(『今日の早川さん3』限定版付録)
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
コメント:
駄弁者:
つまり理屈をこねられてこそSFであって
出典:
COCO「今日の早川さん3『定義』」
紹介 :司書の駄弁者
コメント:
動いてくれダブルオー、ココには、Oガンダムと、エクシアと、俺がいる!
出典:
サンライズ制作「機動戦士ガンダム00」
紹介 :s 様
コメント:
駄弁者:
何かを求めて戦場に来る者、その日のメシにありつくために引き金を引く物、理想のために戦う者、硝煙と死臭の中でしか生きられない俺。底は神の住処じゃない。ただの瓦礫の山だ
出典:
高橋良輔監督「装甲騎兵ボトムズ」
紹介 :立山 川水 様
コメント:
駄弁者:
「――常識的じゃない苦難が何度も押し寄せて」
出典:
川上稔「遭えば編するヤツら」
紹介 :池上啓介 様
コメント:
駄弁者:
「ガス人間だと名乗って強盗を働くやつ、これは捕まえようもあります。しかし集金を使い込んだり、公金を横領しておいてガス人間にやられたと言ってくるやつがウジャウジャ出てきています。」
出典:
本多猪四郎監督・木村武脚本「ガス人間第一号」
紹介 :ジョー・チップ 様
コメント:
駄弁者:
「ジーク、弟と仲良くしてやってね」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説 1 黎明篇」
紹介 :トオコ・モリエ 様
コメント:
駄弁者:
「そうですね、ええ、ぼくが守ってさしあげます」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説 1 黎明篇」
紹介 :仁木 様
コメント:
駄弁者:
第229集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第231集を見る
HP :
『シンケンジャー』からもうひとつ。
外道衆のズボシメシは、相手が最も傷つくような悪口を言い、その精神的ダメージを物理ダメージに変換して相手を吹き飛ばすという能力があります。
街に現われ、一般市民に「デブ」「厚化粧」「存在感ゼロ」などと言って吹き飛ばすズボシメシ。出動したシンケンジャーですが、ズボシメシに「嘘つき」「ファザコン」「一生独身」「落ちこぼれ」などと言われ、次々に吹っ飛ばされていきます(笑)。しかし、シンケンイエロー=花織ことはにだけは通じません。彼女は幼い頃から「アホ」「どんくさい」と言われ慣れていたのです。
そうとは知らないズボシメシ、自分の力を確認するため、今度は予備校に現われ、こう言います。
「不合格!」
とたんに窓を突き破って予備校生たちが外に飛び出してきて、ばらばらと地上に落下……。
戦隊シリーズ史上、ここまで非道な悪役がいたでしょうか(笑)。テレビの前の受験生の方までダメージ受けてたような。まさに外道!
なお、シンケンレッドが「嘘つき」「大嘘つき」と言われてダメージを受けた理由は、前述の四十五幕でようやく明らかになります。
放映されたのはは3月22日だったそうですね。受験結果はあらかた出た後ですから、傷口に塩をすり込まれる思いをした人もいたんじゃないでしょうか。
…放映が2か月前(センター試験後)だったら、それどころではなく精神的に吹っ飛ばされた人が続出したかも知れません。
HP :
シンケンレッドこと志葉丈瑠。
外道衆と戦うことを使命とする侍の家系・志葉家の十八代目当主として、彼は4人の家臣(+1人の旧友)とともに戦い続けてきました。家臣たちは彼を「殿」「殿様」と呼んで慕い、44話に及ぶ戦いを通じて信頼関係を築き上げてきました。しかし、この45話において衝撃的な事実が明かされます。
丈瑠は志葉家の人間ではなく、本物の志葉家十八代目当主から敵の目をそらすための影武者だったのです。幼い頃からずっと「殿様」を演じ続け、仲間たちをも欺き続けてきた彼ですが、本物の志葉家十八代目当主・薫(女の子!)の登場で、その任を解かれます。
真のシンケンレッドである薫は、丈瑠以上に強いうえに部下思いの優しい人(丈瑠を解任するのも、影武者をこれ以上危険な目に遭わせたくないから)なもので、丈瑠には行き場がなくなってしまいます。
人生をかけてきたすべてを失い、屋敷を出て街をさまよう丈瑠。川の流れを見下ろして、ぼんやりとつぶやくのがこの台詞。
いろんな意味で衝撃的だった回。このあたりから最終話までは、まさに「神展開」の連続で、「1年間、見てきて良かった!」と感動したもんであります。
あっ、最後はちゃんと丈瑠はリーダーの座に返り咲きますので、ご心配なく。それも、とてつもない裏技で……(テレビの前で「その手があったか!」とひっくり返りました)。
仕事一筋に生きてきた人が退職したら、老若関係なくこんな風に思うのかも知れません。子どもと一緒に見ていた父親より、孫と一緒にみていたお祖父さん世代にとって、身にしみる言葉だったのでは。
HP :
台風が来てバルンガを吹き飛ばしてくれると病院の人々を励まそうとする万城目の言葉を、神頼みの類だと否定する奈良丸博士。病人を励まそうとするんだからいいじゃないかという由利子に答えた奈良丸博士の言葉。この後一応助けてはくれるんですが、それもまた一時しのぎのものでしかなく……。どう考えても決してヒューマニズムから助けてくれたとは思えない。
しかし、気になることが一つ。20年前、バルンガの実物の提示を求められた奈良丸博士は「殺してしまった。これ以上成長を許せば人類の文明は崩壊するだろう」と答えたとのことですが、奈良丸博士は小さな胞子とはいえ、どうやってバルンガを殺せたんでしょうね?(分厚い鉛の箱に閉じ込めて冷凍して餓死させたとか?)
嘘や気休めを言わないのは他人に対しての誠実さではなく、自分の研究に対する誠実さなんですね。
>どうやってバルンガを殺せたんでしょうね?
宇宙空間を移動できる以上、低温はあまり効果がなさそうだし放射線にも強そうだし…。胞子ひとつぶぐらいなら、むしろ逆に大量にエネルギーを与えることで破裂させられるとか?
こんな静かな朝はまたとなかったじゃないか。このキチガイじみた都会も休息を欲している。ぐっすり眠って、反省すべきこともあろう。
HP :
土星ロケット・サタン1号が墜落する事件が発生。落下地点をセスナで取材した万城目と由利子だが、その帰途セスナの燃料がゼロになってしまい、どうにか帰還した二人と一平はエンジンに奇妙な「生物」を発見。だがその生物は周囲のエネルギーを吸収して巨大化、落下した自動車で一平が重傷を負ってしまう。巨大化した生物にエネルギーを吸収された東京は機能停止してしまうが、万城目と由利子はその生物をかって発見した科学者・奈良丸博士がいたことを知る。対策を尋ねる二人ですが、奈良丸博士の言葉は意外なものでした。
かつて山田風太郎は「人間臨終図鑑」の吉良上野介の項で、赤穂浪士に茶会の日付を教えながら吉良の前で茶を立てている宗匠を「確実に死を待つ人間を見据える一個の魔人」と表現しましたが、眼前の地球の危機を見据えながら平然としているこの奈良丸博士にも同じものを感じました。以前ゴジリスト中小路様が「ゴジラ」の山根博士の危なさを指摘されましたが、まだしも山根博士は眼前の悲惨さに対する感受性がありました。しかし奈良丸博士は特にそれにも心を動かされず、ただ淡々と事態を見つめているだけ。私はアブなさではこちらの奈良丸博士の方が一ケタ違うような気がします。
私の記憶に残っているのは出典の「バルンガ」より、その原案となったというロバート・シェクリィ「ひる」なんですが…(読んだ記憶が比較的新しいもので)
最後に太陽に向かったバルンガが、翌日太陽を食い尽くしたとしても、この博士は淡々と「自然現象」を受け入れそうです。
長所となり得ぬ短所はなく、
短所となり得ぬ長所もない」
HP :
本作のラスボスと思われる存在、薬師丸法山。
薩摩のお留流であった武術の宗家に生まれ、全長2メートル近い日本刀を振るう。
野獣を超えた力を持つ独覚兵の集団“死者部隊(ゾンビスト)”を束ねるリーダーでありながら、彼自身は生身の人間です。
にもかかわらず、独覚兵や、全身武装のサイボーグ、防弾耐刃のアーマーを着こんだプロ兵士集団などを一刀のもとに両断する、最強の武人です。
投稿のセリフは、彼が敵組織の長、チャン・キンを捕えた時のものです。
精神攻撃を得意とするチャン・キンに対して、「なまじいいアンテナをもってるから、ちょいと強い電波を送られるとたちまち目いっぱい受信しちまうのさ」と、続きます。
そう言えば、これより以前、御門と対決した時も、彼に対して闘い方をレクチャーするような言動がありました。
自分の強さに絶対の自信を持っている…というより、自分と相手の“性能”をこれ以上はないほど的確に把握する能力を持っている、ということなのでしょう。
法山に言わせると「戦場では誰でもやってることだ。お前が戦場を知らんだけだよ」と、なるようですが。
いずれにせよ、強く、信念を持ち、ユーモアのセンスまで上等な、魅力的な敵役です。
実はこの漫画、いいところで掲載誌が廃刊となったため、この巻で第1部完、俺たちの戦いはこれからだ状態でストップしています。
続きが読めるといいんですけどね〜〜
この話の場合は対人戦ですが、もっとちょっとした性格程度の話でも、逆に国家や文明クラスの大きな話でも、長所と短所が裏表とは普遍的に言えることですね。
「…そうですね」
「ただ問題は、
人の一生より長く続く「夜」は
ざらにあるっちゅうことだな」
HP :
マヤ族に伝わる風習から発見された“Dウイルス”は、人の持つ遺伝子を活性化させ、進化の可能性のすべての選択肢をひとつひとつ体現していく。
その結果として、野獣を超える力を発揮できるようになった生物を、生体兵器として“商品化”しようとするプロジェクト。
そのプロジェクトにより生まれた被験体を“独覚兵”と呼ぶ。
というようなバックボーンで、現状では独覚兵最後の被験者にして、外見上は人間とは変わらないが人間を大きく上回る身体能力と感覚能力を持つのが本作の主人公、御門周平です。
独覚兵として目覚めた時、“知識”以外の記憶をすっかり無くしていた彼に、唯一味方となってれた女性、赤石摩耶。
独覚兵の造反グループに拉致された彼女を救うため、悲壮な覚悟で敵の本拠地とも言える場所に乗り込もうとする御門に対し、とある格闘技好きのベストセラー作家が送った、激励?の言葉です。
この言葉を受けて御門は、目の前にあったジンギスカン鍋に顔面ダイブするというリアクションをかましてしまうのでしたw
御門周平以外の独覚兵たちは、人間の形態を捨てて野獣に近い姿形になっており、非常に強力。事実上、御門は現在の独覚兵の中でも最弱と言っていい能力しか持っていない。
その状況で、敵の独覚兵が何人いるかわからない場所に敢えて忍びこもうとする御門への、先生なりの激励だったようです。
尤も、御門と別れたあと先生は、キス釣りに行っちゃったみたいですがw
夜明けが見えても見えなくても、人は歩き続けていかなければならないんですね。
力強い励ましのあとでこう落とされるのはキツいな……合っているだけに。
ところで「とある格闘技好きのベストセラー作家」って、どう考えても原作者自身なんですが。
HP :
いつのまにやら第5巻でてました。
今回は私の学校時代が語られます。人口が減ったために、教育機関は全寮制となっていました。新入りの「わたし」は先輩のいじめによって宿舎の自室の鍵を隠されてしまいます。途方に暮れていたところにやってきたのが、寮のお手伝いロボットでした。
文化助手機ですって。ここに集う人ならもうおわかりのアレですよ。
更に困ったことには作品の後半はどう考えてもWで始まる某RPGのパロディだし。
ライトノベルのボリュームゾーンはティーンエイジャーのはずじゃなかったのか?この作品の読者層はどこに設定してあるのか不思議でしょうがないですよ。
新訳では「おそうじガール」になっていたアレですな。
>この作品の読者層はどこに設定してあるのか
3巻でスタートレックのパロディが出てくるあたり、○ーティーンよりは○ーティが狙い目だと思えるんですが…。
…(中略)…
「……私は、望の、そばにいたい」
HP :
現代日本を舞台とした高1同士(厳密にいえば、彼女は宇宙人とのハーフですが)の愛の告白とそれを受け入れる会話としてはありきたりかもしれませんが、宇宙人との関係からこのカップルが世界各地からのテロリストの襲撃を受ける可能性が高い背景を考えれば、お互いによく決断できたなと。
短い科白ですが、その背景を考えるほど、お互いに言葉を長くするほど、却って気持ちが通じなくなる気がして、科白が短くなったのだろうな、と思いました。
名文句集に入れる言葉としては、背景を考えなくてもありきたりでないフレーズの方が有り難くはあるんですが。
しかし「そばにいたい」ならともかく、「一緒に生きよう」とは、高校生が発する言葉してはありきたりとは言えないか…。
HP :
サンライズのロボットアニメ、ヒーローアニメのキャラクター達が共演するゲーム「サンライズ英雄譚2」から。このゲームの舞台である「惑星サンライズ」は、物質を破壊する性質を持つ雲海に囲まれているために大陸間の交流がない。そのため、それぞれの大陸に独自の文化が生まれている。
ゲーム前半の敵であるオメガ・フォークロスは、雲海を越えることができる新造艦「ノルスタン」をクラウディア大陸から奪う。ノルスタンには主人公カンジ・アカツキの恋人ルン・フォレストが乗っていたため、カンジは同型艦「アスタンテ」での追跡任務に志願する。
アスタンテとの戦いの末、ノルスタンは撃墜された。黒幕であるレドロス・ビンズヴァンカーに失望されたオメガはノルスタンを修理し、アスタンテに特攻して破壊することに成功する。しかし、ビンズヴァンカーの存在を察知したクラウディア軍の新造艦「アスタンテU」がアスタンテを追ってきており、カンジ達はそれに乗艦することになった。出発直前、オメガが捕虜になっていることを知ったカンジが、彼にかけたのが投稿の台詞。罵倒を受けると思っていたオメガは、この言葉に驚いた。
惑星サンライズの大陸(文化の元になっている作品 主要人物)
クラウディア(機甲武装Gブレイカー カンジ・アカツキ)
テラ(機動戦士Zガンダム カミーユ・ビダン)
ブレイブ(勇者王ガオガイガーFINAL 獅子王凱)
クレセント(機甲界ガリアン ジョルディ・ボーダー)
バイストンウェル(聖戦士ダンバイン ショウ・ザマ)
アストラギウス(装甲騎兵ボトムズ キリコ・キュービィ)
ペンタゴナ(重戦機エルガイム ダバ・マイロード)
グラドス(蒼き流星SPTレイズナー アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ)
※これ以外にも参戦作品は多数あるが、キャラクターと機体のみで世界観は再現されていない。
雲海に覆われているのに惑星の名前がサンライズとは、これいかに?
けど、別の星とか次元世界というより、雲に隔てられた別の大陸という方が、面白い気はします。
HP :
これは小説ではないことをお断りしておきます。
著者は、社会を発展させるためには文理の壁を越えて進まなければならない、今までは生命倫理のように理科に文科の視点を持ち込んできたので、逆に文科に理科の視点を持ち込むべきと考えました。そこで、優れて文科の問題である恋愛をカオスで扱ってみるというのです。
この発想が普通じゃない。まさにセンスオブワンダー!
恋愛は刺激を受ければ増進し、放置すれば消失する。そして対象の魅力は感情の累積に応じて増減する。これらのパラメータを男女それぞれの気持ち、愛憎という4次元を持った連立微分方程式に流し込むと、(-X,-Y)からはじまって(X,Y)で収束する引き延ばされた蚊取り線香のような曲線のグラフとして表されます。
著者の脳みそをかち割って中身を見たくなりますね。
ついでにこの人は「恋愛というカオス」という本で、このネタを更に発展させているそうです。
そんでもって毎日が同じ形の繰り返しでも全体を見ると複雑な形をなしている結婚生活はフラクタル…とか?
>恋愛は刺激を受ければ増進し、放置すれば消失する
外から力が加わらなければ等速運動を維持するという保存則は、あてはまらないんですね、面倒なことに。
テメエ何やってんだよ
なにが「より強く…」だ
俺たちはまだ勝っちゃあいねえ!
HP :
「仮面ライダーSPIRITS」より、仮面ライダーストロンガーこと城茂の回想シーンから。
城北大学の学生だった茂は親友の沼田五郎とともにアメフトに励んでいた。ある試合のとき、沼田が考案した作戦「STRONGER(ボールコントロールに優れる沼田が全力でボールを投げ、機動力に優れる茂がダッシュしてボールに追いつきタッチダウンする)」を実行するが、ギリギリで茂が追いつけず失敗。その試合は負けてしまった。
試合後、沼田はSTRONGER(より強く…)を今の自分たちに相応しい言葉だと語り、「”今日は”負けたが次は勝つ!!」と意気込んだ。
しかし、沼田は秘密結社ブラックサタンに改造された挙句、失敗作だとして破棄されてしまった。沼田の遺体を見た茂が叫んだのが投稿する台詞である。このあと、茂は復讐のためにあえてブラックサタンの改造手術を受け、仮面ライダーストロンガーとなった。
こないだやっとこさ出典をざっと読みしたんですが、ストロンガーの城って、結構斜に構えたキャラだったんですね。小さい頃見てたはずなんですが、覚えてませんでした。
というか、技や敵の怪人は覚えがあるのにドラマ部分は全然記憶なしとは、しょうのない子どもだったんだな、自分…。
HP :
幼馴染に告白された主人公は、彼女のことは嫌いではないが、ただそれだけなのに気が付き、どうすればいいのか、親友に相談します。何とか幼馴染を傷つけまいと悩む主人公に、親友はそう答えます。
確かに、誰も傷つけまいとすると却って皆を傷つけてしまいますね。そう考えつつも、誰も傷つけたくない、と私も考えるわけで。傷を少しでも小さくできればいい、と考えつつも逆効果になることもありますし。
私が昔好きだった『サイボーグ・サイボーグ』という歌で「ガラス越しなら過ぎゆく人に/きっとやさしくなれる」というフレーズがあるんですが、誰も傷つけない優しさとは、そんなガラス越しのものなのかも。
まあしかし、ガラス越しですませておいた方がたいていラクなんですよ、哀しいことに。
HP :
今日の早川さんも巻を重ねて「3」になり、付録にかるたが付きました。
いろいろ心に突き刺さるモノがありましたが、中でもコレが一番です。
そーです。「見るに追いつく録画なし」であります。
更に今では底値安定したため大量購入した「LD-BOX」もあるし、正に「墓場までもっていくのか」と問われそうです。
でもこれは、SFに限らずコレクターであれば誰でも抱えている問題ですよね?
発売記念に順番飛ばしでもうひとつ。私も限定版で買いました(付録を実際に使うとは思えんけど…)。
いや、読む気はあるんですよ。でも読む前に次に読みたい本が出たら、やっぱり買ってしまうじゃないですか。それがほんのちょっと続いて延期になってしまっているだけでして。…ここで言い訳してどうするんだ。
かるたの中では「変な人ねという陰口すらも心地よい」にニヤリ。そう言われるのが歪んだプライドになってしまうのが問題だ。
マニアってのはその上にさらに積み重ねた知識
や理屈・屁理屈でもってSFかそうでないかを
決めているわけだな
HP :
遅れましたが、3巻発売記念に。
ジャンル外の小説家C・マッカーシーの「ザ・ロード」がSFとして扱われることが「手放しで喜べない」とおっしゃる早川さんへ、国生さんから鋭いツッコミが。いいじゃないですか、理屈をこねたって…。論争は時と場合と相手を選んでほしいと思うけど。
しかし、3巻で一番共感を覚えたのはこのセリフではなく、「既読と未読の間」の岩波さんのセリフなのでした。嗚呼。
HP :
現状のガンダムシリーズTV版最新作(UCはOVA、三国はSDによりノーカン)より、後期主人公機を気合で起動したシーン。
…前の主人公(キラ)は必死こいてOS書き換えて起動したのに比べると、このガンダムは凄いな…まるでMFのやうだ
冊子のマニュアルを読みながら緒戦をクリアしていたアムロに、んなことできるわけがないと文句を付けていたこともあったけど、こっちの「できるわけがない」はちょっと方向が違うなあ…。
ところで「MF」はGガンダムの「モビルファイター」の略でいい? これだけ直観的に分からなかったんですが。
HP :
第21話「遡行」(脚本:鳥海尽三)より、同話ラストでのキリコ・キュービィのモノローグ。クメン王国に落ち延び傭兵部隊アッセンブルEX−10に所属してからも地獄の真っ只中を駆けるキリコ。カン・ユーの独断によって、隠密行動を優先せずビーラー・ゲリラの巣食うラモー寺院(アンコール・ワットそっくり)をやむなく攻撃し、同寺院は灰燼に帰した。
『ボトムズ』関連の書籍やサイトでたびたび引用されるので投稿をためらったが、「神」という言葉は同作品での重要な”柱”でもあり、最終回での伏線でもあるのであえてこの場で紹介したいと思った。
現実の世界――アフガニスタンにおいても武装勢力タリバンがバーミヤーンの石仏を弾薬庫として使った挙句に何の躊躇もなく破壊するという暴挙に出ているが、前述したセリフから「神」とは決して超越的な存在などではなく、「人」にとって都合のいい手段でしかないのかと思わずにいられない
>武装勢力タリバンがバーミヤーンの石仏を…
いや、破壊した人々にとっては、神は超越的な存在なんでしょう。むしろ超越的だと思ってるからこそ、神の偶像と称するものをを許せないという理屈さえ言えてしまいます。
神を信じていない人間の方が、あのような遺産を破壊することについては躊躇うんじゃないでしょうか。
「でも主人公は仲間とそれをクリアしていくよ?」
「幾度となく挫折を感じたりもして」
「だけど希望は無くなるようなものじゃないよ?」
「誰にも理解は得られないかも知れないけれど」
「でも、読む人は解っているよ?」
「たとえエンディングがハッピーではなく、アンハッピーエンディングだったとしても」
「読んだ人は、自分ならどうするかと思うし、続きを自ら書こうとしたり、それ以前に――」
良子が己の胸に手を当てる仕草が聞こえた。
微笑の気配があり、
「読めば、――読めば必ず何かを想うよ?」
…(中略)…
「こういう話≠ナいいと思うか?」
うん、と良子が答えた。
「こういう話≠オか読みたくないよ。――それ以外の、堅実だったり、真面目な話は他の本でも読めるもん」
HP :
救いようのない駄話、親には笑われ書店では裏表紙をレジに出すような本、友人が来たら隠したくなるような話(ライトノベル)についての対話です。主人公の小説家がクライマックスで妹と自身の生業について会話しているのですが、「俺、こんなんでいいのかなあ」という逡巡と、「いや、これでいい! これがいい!」という開き直りが、やり取りから読み取れます。掲載された電撃別冊ノベルとこの小説についてはやや解説が必要なのですが本旨でないので割愛。
比べるのもおこがましいですが、現代のライトノベルを取り巻く状況は、かつてSF黎明期に先人諸兄の抱えていた葛藤に近いものがある気がします。
成田悪悟、有沢汚水、藤原祐朋、おかゆまさこ、高橋876号…と、登場人物名を挙げればあまり解説はいらないような気もするんですが、どうなんでしょう(私の場合、ググらずに元ネタが分かったのは2人だけでしたが)。
「あいつが何もしなくてもですよ、ただ生きているだけで大変な社会不安を作り出しているんですよ。」
HP :
何としてもガス人間を抹殺したい警察に対して、科学者は「藤千代と平穏に暮らせれば何もしないんじゃないの?」みたいなことを言う。それに対する警察側の答えがこれ。
『ガス人間』は、最初の方の「これほど完璧な現場保存はないだろうな。」とか名セリフが多いのですが、これも人間そのものに対する絶望感が滲み出ていて唸らされます。
>公金を横領しておいてガス人間にやられたと言ってくるやつがウジャウジャ…
ああ、それは絶対出てくるでしょうねえ…。なんだかんだ言っても世の中厚かましい奴の勝ちです。
この警察の言動は非人道的なのでしょうが、つい説得されてしまいそうなリアリティが感じられます。
HP :
少女には、弟がいた。弟の友達に初めて会ったとき、少女は、弟を愛する姉なら誰でも弟の友達に言うような言葉を、その友達にかけた。その「言葉」が「弟の友達」の運命を変えることになるとは知らずに……。
投稿の文句は、このサイトに私が巡り会う切っ掛けとなった、「SF遅筆作家」田中芳樹の代表作品から。「少女」アンネローゼが「弟」ラインハルトの「友達」ジークフリード(ジーク)・キルヒアイスに言った言葉です。いやー、こんな何でもない言葉が、一人の人間どころか(小説の中だけとはいえ)歴史を変えることになるなんてなー。「小説だよねー、フィクションだよねー」と思うべきか、それとも「実際の歴史にも、こんなことがあるかも知れない!」と思うべきか。それは、さておき。
「運命の出会い」という言葉があります。でも、この姉弟と出会ったばかりにキルヒアイスが辿った「運命」は、端的に言って、生やさしいものではありませんでした。アンネローゼが「自分は罪の深い女だ。」と言うのも、むべなるかな、としか言いようがありません。
それでも、この小説をお読みになった方なら御存じでしょうが、キルヒアイスは決して「あの出会い」を後悔したことは、ただの一度もないでしょう。そういうのが「運命の出会い」というものなのだと思います。良くも悪くも。
ところで、駄弁者さん、実際の歴史にも、こういった、「何でもない一言が『何か』を大きく変えた」ということは、ありますか?私は、不敏にして知らないんですが……。
掲載順では順番飛ばしになるのですが、下のご投稿があったので、並べて載せてみたくなりました。守りきれずに残された者の言葉と、守って死んだ後に残された者の言葉ということで。
>「自分は罪の深い女だ。」
彼女はキルヒアイスの想いに当然気づいていたでしょうし、彼に感謝もしていただろうけど、積極的に応えるつもりは、ひょっとしたら無かったのかもしれません。それにもかかわらず彼が「昔の誓いを守った」ことに、一層罪の意識を感じているのではないか。たぶん2回目か3回目ぐらいに読み返したとき、そう思ったものでした。
>「何でもない一言が『何か』を大きく変えた」
ごめんなさい、私もぱっとは思いつきませんでした。探せばいろいろありそうな気がするんですが…。
HP :
はじめまして、仁木と言います。頑張って一から読みましたが第100集で挫折しました。
一巻の最後、ユリアン・ミンツがヤン・ウェンリーとの会話の中で口にした言葉です。他愛もないおしゃべりで出たこの言葉が、四年後に回想され「自分は役たたずの能なしの嘘言家(うそつき)だ!」に繋がることを思うと、私は読むたびに切ない気持ちになります。
最初はただ、微笑ましい言葉だと思ったんですけどね……。
たぶんユリアンの後悔は一生尾をひくものだったでしょうが、作中で陰性の描写がほとんどなかったのは読んでいるものにとっては救いでした。
ユリアンはヤンの日常生活を十二分に守ってきたじゃないか…などという茶化し混じりのなぐさめは、さすがのヤン・ファミリーにもできなかったでしょうが。
名文句トップに戻る