第230集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第232集を見る
ギャラクター兵士1「ひどく揺れるなあ」
出典:
陶山智脚本・西牧秀雄演出「科学忍者隊ガッチャマン 第104話『魔のブラックホール大作戦』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
ベルクカッツェ「あ、あの総裁、何かおっしゃってください」
出典:
久保田圭司脚本・案納正美演出「科学忍者隊ガッチャマン 第99話『傷だらけのG−2号』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
生体工学の神が天国から呼んでるってわけか
出典:
リドリー・スコット監督「ブレードランナー」(岩本令 吹き替え翻訳)
紹介 :汗(はん) 様
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駄弁者:
Morphology. Longevity. Incept dates.
出典:
リドリー・スコット監督「ブレードランナー」
紹介 :汗(はん) 様
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駄弁者:
「電子計算機によって指示された行動以外、恋愛も結婚も許されない。それを破る者は抹殺。これがX星の法律だ」
出典:
関沢新一脚本・本多猪四郎監督「怪獣大戦争」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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駄弁者:
な? 向けられる
出典:
岩永亮太郎「パンプキン・シザーズ」
紹介 :陸ドム 様
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駄弁者:
こいつはオキシシガーだ。一本で二〇分持つ。
出典:
寺沢武一「コブラ」
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
秋月律子「ネットは広大だけど、リアルも広大よ」
出典:
バンダイナムコ製作「アイドルマスターSP」(PSP版)
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
ボストン。あたしはアメリカ人です。でも、あたしが非常識なのはすでにご存じでしょう。
出典:
ダイアナ・ガバルドン「炎の山稜を越えて 4」(加藤洋子訳)
紹介 :山家 様
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駄弁者:
「ねぇドラえもん、ぼく、思うんだけど…
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん 『大雪山がやって来た』」
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
「大した努力もしないで、
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん 『りっぱなパパになるぞ!』」
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
本郷「無理すんなよ。お前友達っていったら俺だけだろ。」
出典:
石ノ森章太郎原作・田崎竜太監督「仮面ライダー THE NEXT」
紹介 :タカ 様
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駄弁者:
ものすごいエネルギーを消費したおかげで、私の時間の地球がきれいさっぱり消えてしまったんです。
出典:
ダニー・プラクタ「何時からおいでで」(中村融訳) 「20世紀SF3・1960年代 砂の檻」に収録
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
「わたしはハイランダーです …(中略)…そしてわたしはアメリカ人の祖先です」
出典:
ダイアナ・ガバルドン「炎の山稜を越えて 4」(加藤洋子訳)
紹介 :山家 様
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駄弁者:
「なぜなら、私はアメリカ合衆国大統領だからだ!」
「無事育てたかと? ああそうとも。だんだん愛情もました。ヴァジリアという名をつけた。わたしの母親の名だ」昔をなつかしむように含み笑いをした。「どうもわたしは感傷的な性向があるらしい――ロボットに感じる愛情もそうだが。母親にむろん会ったことはないが、名前はチャートに記されていた。まだ健在らしいから、会おうと思えば会えるんだが――自分がかつて入っていた子宮の持ち主に会うというのは気分のいいものではない。――はて、どこまで話したかな?」
出典:
アイザック・アシモフ「夜明けのロボット」(小尾芙佐訳)
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
「えらい!近頃の若いモンは楽をすることばかり考えているのに、君のような若者に会えて嬉しい!」
出典:
タツノコプロ制作「タイムボカン 第57話『ぶどう畑の宝だペッチャ』」
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
マンガを描く上でやっちゃいけないことなんて一つもない……
出典:
とり・みき「あしたのために」
紹介 :海神える 様
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駄弁者:
「我々は宇宙の或る惑星に住む生物、ゴケミドロだ。我々は、以前から地球を狙っていた。そして今、我々は地球に来襲した。我々の目的は、人類の皆殺しだ。人類の滅亡は、目前だ……」
出典:
高久進&小林久三脚本・佐藤肇監督「吸血鬼ゴケミドロ」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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駄弁者:
こうして俺たちは出会っちまった。
出典:
谷川流「涼宮ハルヒの憂鬱」
紹介 :トオコ・モリエ 様
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駄弁者:
トップガンダー「クロスランダーよ、二丁拳銃をふりまわすお前のやり方は最低だ。一発必中、これがガンマンの誇り」
出典:
伊藤寿浩監督・高久進脚本「超人機メタルダー 第17話『危うし舞!走る独眼竜トップガンダー』」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
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ギャラクター兵士2「逃げなくていいのかなあ」
ギャラクター兵士3「大丈夫だ、カッツェが逃げてないんだ」
HP :
ギャラクターによる最終作戦・ブラックホール作戦が進み、世界各地に地殻変動による大被害が発生。決死の覚悟で本部に忍び込んだジョーも銃弾に倒れ、もはや世界の運命は風前の灯。そんなエピソードの中、休息室の兵士たちの会話です。カッツェ様ついにカナリア扱い(笑)あ、ギャラクター兵士1,2,3は私が便宜上つけたものなので、シナリオとは異なりますので念のため。
ある部分で信頼されている、と言っていい…よくないか。
敗戦時の退却限定で頼りになる上官というのも始末が悪い(笑)
総裁X「……」
ベルクカッツェ「総裁、せめて一言……」
総裁X「能なし!」
HP :
失敗を平謝りに謝るカッツェと総裁Xの会話。いやせめて一言ったってほんとに一言とは(笑)話自体は死期の迫るジョーのシリアスなエピソードのはずなんですが。
罵倒の言葉を工夫する価値さえない、と言わんばかりの切り捨てぶりですが…。
けどカッツェの正体が総裁Xの作ったミュータントだったことを思えば、「能なし!」の言葉は製作者自身にかえってきてしまうんですけどね。
HP :
タイレル社長と対面したロイの最後の台詞。
寿命を4年にプログラムされているレプリカント。社長と寿命の延長方法について議論を戦わせるのですが、ロイの提示する可能性がことごとく論破されます。
社長のなぐさめと賞賛は、ロイには弔辞にしか聞こえないようで、引用のような台詞が出てきます。
これもまた、かっこいい言い回しです。ロイの人格って、けっこう文系にプログラムされてるんでしょうか。
(なお、日本語字幕や英語では、ニュアンスが少々違ってますが、ここではふれないことにします)
人間かレプリカントかを判別するテストが、感情移入能力ではなく詩心があるかどうかだったら、このロイは人間に分類されたかも…(むしろデッカードの方があぶない?)。
HP :
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が原作の、2019年ロサンゼルスを舞台とするSF映画。
シャトルを奪ってオフ・ワールドを脱走し、地球に戻ったレプリカントたち。
引用の文句は、眼球設計技師チュウのラボでの、ロイ・バティの質問。
内容は「構造、寿命、製造年月日」という無味乾燥なものなのですが、このフレーズの前に、天使がどうこうという、脈絡不明の詩(?)を朗詠していることもあって、引用部分もなにやら魅惑の響きを感じてしまうのです。
この部分もそうですが、ロイが時々名詞だけでしゃべるのが、かっこいいのです。「Yes.Questions.」とか「Men?--Policemen?」とか。
巧まずしてのことなのかどうか、韻を踏んでいるように聞こえますね。
「ブレードランナー」からは前にも詩的な名文句がありましたが(これとかこれとか)、こちらもロイ・バティのセリフでした。
HP :
『こんな侵略者はイヤだ!』第三弾。
侵略計画から個人の私生活に至るまで、全てコンピューターに管理・統御されるX星人。その女性工作員(地球潜伏名=ナミカワ/演じるは水野久美!)が地球人宇宙飛行士グレン(ニック・アダムス)の動向を探るべく接近し、監視を続けているうちに、計算違いの恋に落ちてしまった。これを「裏切り行為」と判断した上官(田武謙三)は部下に命じ、グレンの眼前でナミカワを処刑する。その方法は、熱線銃による射殺。怒りを覚えたグレンは叫ぶ。
「彼女が何をした!彼女を殺す理由がどこにあるんだ!」
その叫びに対するX星人上官の回答が、上記の台詞である。ほとんど抑揚の無い早口な語調といい、能面の様な無表情といい、実に無機質で気味が悪い。
こんなコンピューターに頼りきりで融通のきかないゴム脳野郎どもに、愛する地球を征服されたくないものだ……とはいうものの、「水野久美さんみたいな美人と確実に結婚出来るなら、地球を棄ててX星人になります!」とか言い出すヤカラは、案外多いかも知れない。
侵略対象の敵と恋に落ちたことより、計算と異なる行動をとったことの方が重い「裏切り行為」とされるとは…。
私の好きな海外SFでも、コンピュータが人の「天職」を計算して決定する世界が出てくる作品があるのですが、そこではバグによって異なる職をあてがわれた男が、人生も半ばを過ぎてから本来の「天職」に引き戻されることによって、かえって悲劇に陥ってしまいます。
…もしバグで美人と結婚することになったら、それは幸なのか不幸なのか。
HP :
匿名で陸情三課に「治安が乱れている」という嘆願書が送られてきた。
出張査察にとある領地に向かうと、そこでは領主が『ゲーム』と称して領民を戦車で追い掛け回すという猟奇に浸っていた。正面から領主に向かっていった主人公達は捕まり、『ゲーム』の的にされてしまう。
小隊長は人質として屋敷のメイド達に銃口を向けられるのですが、嘆願書を送ったのが彼女達であると察した小隊長はなぜその銃口を領主に向けないのかと問います。
相手は貴族だからそんな事とても…と言うメイド達。
そんな彼女達に自分は貴族だと明かした小隊長の台詞です。
このように「貴族」を理非無く尊貴なものとして扱う態度と、戦車が普通に存在する技術水準とは、両立するものなんでしょうか? 重工業が発達するには一般大衆の教育水準とか社会的地位が上がることが必要なのでは…。
HP :
225集のオキシガムで気がついたんですけど、こちらはまだ出てなかったんですね、以外にも。
コブラは宇宙海賊という割りには本物の海賊並に水中での活躍が多く、そこで欠かせないのがこの酸素を出す葉巻(スクリュー付きのブーツも)。
さらに、水中で会話もできるという優れものです。(そう言う突っ込みは不要ですか?)
やはり宇宙海賊であるからには、オキシシガーは宇宙船事故のときの緊急アイテムとして持っていたと思いたいところです。…酸素がつまっているんだったら、そのまま武器にも使えるかもしれませんけど。
HP :
ギャルゲー+音ゲーの「アイドルマスター」の家庭版では、有料のおまけシナリオをダウンロードできるのですが、これはPSP版のおまけ「DLC11号」から。
どっかの少佐(25集)かよ、と思った次第で投稿いたします。
こう語る秋月というキャラクターは「口うるさいしっかり者」と言う設定で、ネットで世の中を判ったつもりになるんじゃない、と画面の向こうからお説教を垂れてきます。
ゲームキャラに向かってリアルを知ってるのか!等というのは野暮の極みなので、おとなしくお小言をちょうだいしましょう。
瀬名秀明と「攻殻機動隊S.A.C.」脚本・櫻井圭記の対談が紹介されていましたが(http://robot.watch.impress.co.jp/cda/column/2008/08/28/1235.html)、「ネットは広大」のニュアンスが時代と共に異なってきているというのが面白かったです。
やはりご投稿のセリフでも元来ポジティブな「ネットは広大」だったものに、ややネガティブなニュアンスが加わっているような?
HP :
ジェイミーとクレアの娘ブリアナは20世紀のアメリカに生まれ育ち、実父に会い、母と再会するためにタイムトラベルし、数年を過ごします。そして、娘が先天性心臓病にり患していることが分かったことから、20世紀に夫ロジャーや息子や娘と共に帰還することを決めるのですが、その直前、異母弟に偶然会います。
弟が、真実(自分が実は元犯罪者の厩番(ジェイミー)と男爵の娘の子であるのに、表向きは男爵の娘と伯爵の嫡出子となり伯爵を含む3つの爵位を継承している)を知らずに伯爵となっていることを知ったブリアナは、弟に真実(本人には真実を知る権利がありますという主張)を告げようとして、ジェイミーの友人でもある弟の後見人に、それを止められる(知らないことで皆が幸せなのですから、真実を知らせる必要はありませんという主張)のですが、その際、弟の後見人に、あなたは一体どこの生まれか、と聞かれ、上記のように答えます。20世紀のアメリカ人と18世紀のイギリス貴族の会話がかみ合わないのは、当たり前かもしれませんが。それにしても、この一言で、弟の後見人がブリアナの言動に納得するとは。当時のボストンはイギリス貴族にとって、どんな存在だったのか、と思います。
なお、結局、ジェイミーもブリアナの主張に反対し、素性を明かさぬまま、ブリアナは弟ともう一度会って、20世紀に旅立つのですが、きっと弟も内心気付いたのでは、と思うのです。何しろ、ブリアナと弟は大変よく似ていると描写されていますから。
たぶん「でも、」は「だから、」としても、相手は納得したんじゃないでしょうか。
もう少し、うまくなってから、練習した方が…」
HP :
公園に大雪山の一部を持ってきてスキーの練習をしていたのび太くんが、一向にうまくならないので、ドラえもんに言ったセリフ。
すごい形相でにらまれて、慌てて練習に戻りますが、のび太くんの気持ち、わかるなぁ、と思います。
すごい矛盾してるんだけど、ふっとこんな風に考えるときって、確実にあるんじゃないでしょうか。
このセリフを見て心から笑える人って、実はスゴイ人なんじゃないかなって思います。
いや、自分でもそう思ってしまうことがあるからこそ、この言葉で笑えるんだと思います(大人だと特に)。
その意味では、矛盾したセリフだと素で首をかしげるような人がいたら、それこそスゴイ。STのミスター・スポックあたり有力候補かな…。
ある日突然
えらい人になれると思う?」
HP :
お酒を飲んで醜態を見せるパパを見て、自分はそんな大人にならないと決意をするのび太くん。
「立派すぎる決心は、きっと三日坊主になるから」やめときなというドラえもんの忠告に腹を立てて、立派になった自分を見にタイムマシンで未来に向かいます。
でも、未来ののび太くんも、自分のパパと同じような醜態をさらしていました。
文句を言うのび太くんに、未来ののび太くんが返したのが投稿のセリフです。
かなり、耳がイタイセリフでありますw
ところで、この後「なおったのは近眼だけ」というセリフがあるので、こっちの未来では眼鏡がなくなっているようです。
でも、この未来ののび太はこの夜こそ酔っ払っていたけど、しっかりとしずちゃんと結婚してノビスケも真っ当に育てているみたいだし、大人として上出来な部類だと思うんですよね。 …最悪のパターンだと「会社つぶれ 借金とりおしかけ記念」の写真が撮られることを考えると(やっぱ奥さんがよかった?)。
一文字「そういうお前もな。」
HP :
初代仮面ライダーに原作設定を加えつつ、現代風にアレンジした「仮面ライダー THE NEXT」。ラストバトルの終了後、リジェクション(簡単に言うと改造手術による副作用)に苦しみながら去っていく一文字隼人に本郷猛が言ったセリフです。
ライダーや怪人のデザインの他にも、本郷が情けない教師だったり、一文字が高級クラブで飲んだくれていたりと様々に現代的なアレンジを加えていましたが、個人的にはこのセリフが最も現代的だと思いました。
こういうキザなセリフは失礼ながら藤岡弘さん達がいっても似合わないような…(笑)
まえに「THE FIRST」からのご投稿もありましたが、ちゃんと続きも出ていたんですね。
友達いないから仲間が欲しくて風見四郎を改造したんだろうか…とかコメントしようと思ったんですが、確認してみたらこの映画ではV3もショッカーが改造してました。
HP :
お手製のタイムマシンで時間旅行したのは良かったんですが…。
ある発明家が時間旅行機を動かすために消費したエネルギーの為に地球があっさり消滅してしまうというお話です。しかも移動した時間が驚く無かれ、ねたばれ:一八分。
時間旅行の困難さを考えれば、これだけのエネルギー消費の方が何となく納得できる、かな?
ゼラズニイ、エリスン、ディレイニーと重量級の名前が続く短編集のなかで、ぽつんと知らない名前、それもわずか3ページのショートショートが。詳しいことは分からないがショートショート中心に5年ほど名前がみえる方だそうで。米版星新一になりそこなった?
タイムパラドックスとか以前に、単純かつ致命的な問題が…。
>時間旅行の困難さを考えれば〜
作った本人が泰然と納得してますし、いいんじゃないでしょうか。相方のスミス氏は、ちょっと異論があるようでしたが。
HP :
アウトランダーシリーズ第6部の日本語版完結にあわせて投稿します(最終部では、ナポレオン戦争が舞台でジェイミーとクレアの孫が主人公の予定だとか、後何部続くのか。ロマンス小説というより大河小説です。)。
米独立戦争勃発に伴い、ジェイミーは米側民兵として家族や仲間を引き連れて参戦します。そして、英軍側にも米植民地在住の民兵がおり、その中にハイランダーがいることから、ジェイミーは内応を疑われるのですが、それに対する答えです。この時、多くの人が、何を守るべきかを迷った末、最も大事なもののために戦ったのだろうな、と思います。そして、疑った側は知らないことですが、ジェイミーの愛娘ブリアナは20世紀生まれのアメリカ人なのです。ジェイミーの答えは、実は二重の意味が込められていていい答えだな、と思います。
この場合、表の意味の方が人に感銘を与えそうです。
おお、と感動する周囲から隠れて「実はそのまんまの意味なんだけど」と舌をだしてみる様子を想像してしまいました(奥さんに後で突っ込まれたりしてたり)。
紹介 :春休船 様 → 第154集へ
「お嬢さんにヴァジリアという名をつけた」
HP :
みずからの「感傷的な性向」を認めるファストルフ博士が、こういうことを言ってのけるのが面白いというか。
はたしてこの母親に対する思いというのは、感情の産物なのか、それとも逆に理性によるものなのか。
惑星オーロラの文化を考えるうえで、興味深いサンプルです。
BGM:「歌劇『家庭戦争』D.787より序曲」シューベルト
セリフの前後だけざっと読むつもりが、結構あちこち読み込んでしまいました。
>どうもわたしは感傷的な性向があるらしい
「子どもが母親を慕う」というアナクロニズムに則ってみる…という頭で考えた感傷であって、やっぱり「感情の産物」とは違うんじゃないでしょうか。
恋愛やセックスまで様式化されているらしいオーロラですから、感傷も形から入ってしまうのでは。
HP :
とある探し物で過去に跳んだ木江田博士と丹平たち。メカブトンが辿りついた街では、人々はナマケモノの神を崇拝し、昼寝ばかりしていた。だがある少年だけは、祖父の遺した畑をひとりで一所懸命に耕していた。周囲の大人たちがみんな怠けている中で、なぜ君は働くんだいという丹平の問いに、少年は人間は働かなくちゃいけないんだと答える。その言葉に感動した木江田博士は少年の肩を抱き、上の文句を口走ります。
”近頃の若いモンは”は古代エジプトの粘土板から連綿と受け継がれてきた由緒ある文句ですが、タイムトラベル先の過去の世界で出会った少年相手の言葉となると、はて”近頃”っていったいいつを指すのだろうとつい考え込んでしまいました。
・・で考えてたら夜眠れなくなったので、久しぶりにお邪魔します。
こないだ江戸時代初めごろの老人の手記を読む機会があったのですが、やっぱり「近頃の若いモンは〜」のフレーズが。時代も地域も問わない、万国共通の名(?)セリフです。
何やってもいいんだあ〜!!
HP :
とり・みきの半自伝漫画より。
吾妻ひでお作品に出会い、SFの何たるかを理解し、タキタ氏をバラバラにしながら叫ぶ一言です。
こちらの名文句集を読んでいて、それSFっていうかただ好きなセリフ羅列してるだけじゃん、って思うことが多いのですが、その都度この一言を思い出して納得することができます。
第144集以来のご投稿、ありがとうございます。
>それSFっていうかただ好きなセリフ羅列してるだけじゃん
う、ちょっと痛いところを…。「SF作品に出てくる、SFとは関係のないセリフ」も「非SF作品に出てくる、SFっぽいセリフ」も両方OKにしていると、どうしてもそうなってしまうんですよ。
HP :
『こんな侵略者はイヤだ!』第二弾。松竹が、その永い社史の中でたった一本だけ作ったSFホラー映画より。
人間の脳内に寄生し、その人間を吸血鬼に変えて自由に操る侵略者、ゴケミドロ。そのゴケミドロが地球人女性(兵器メーカー社長夫人)の脳を借りて発した宣言が、上記の台詞である。侵略者の宣言でありながら「地球に来襲した」とか「人類の滅亡」とか、何故か地球側の視点に立った表現が散見される。正しくは「地球を襲撃した」、「人類の殲滅」と表現し、視点を侵略者側に統一すべきだろう。
こんな国語能力の低い侵略者に、愛する地球を征服されたくないものだ。
寄生生物だから、思考も宿主の脳を借りて行われるため、視点が人間主体になってしまう…というあたりの理由付けでどうでしょう。
それより、もうちょっとましな自称を考えた方がいいのでは…(彼らの言葉では高貴な意味があるのかもしれません)。
しみじみと思う。偶然だと信じたい、と。
HP :
SFは、センス・オブ・ワンダーだ、ってことで。
御無沙汰してます。トオコ・モリエです。
遅くなりましたが、SF名文句・迷文句集投稿再開おめでとうございます。そして、ありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
で、再開第一回目は「SF・男と女」。「男と女」と言えば「出会い」。で、まずは、このサイトと出会わなければ読むことはなかっただろう、谷川流の小説から。
少々夢見がち(?)なところを除けば(第169集の駄弁者さんのコメント参照)ごく平凡な少年。自分の「力」(第156集参照)に気付かないまま、自分が「世界にとって取るに足りない存在」であることに苛立っている少女。だが、二人が同じ高校の同じクラスになり、少年が少女の前の席に座ったとき、物語は始まった。
投稿の文句は、その「少年」キョンが「少女」涼宮ハルヒの有名な「自己紹介」(第160集参照)を聞いた後でのキョンの感慨。確かに、この後キョンが巻き込まれることになる諸々の出来事を考えると、むべなるかなとしか言いようがありません。もっとも、私の見たところ、キョンは、この「出会い」を口で言うほど後悔しているわけではなさそうです。あるいは「後悔できない」のかも知れませんが。
しかし、もしもハルヒの前の席に座ったのがキョンではなく、ほかの誰かだったら、と思うにつけ、「出会い」というものの摩訶不思議さを思わずにはいられません。陳腐な感慨ですが。(好古真之さんだったら、こんなとき、「BGM:『縁』中島みゆき」と、短く、かつ、的確な表現をされるのでしょうね。)でも、実際の人生において、こんな「出会い」があったら……
少し後の巻では、過去に遡って出会う伏線を作ってしまってるんで、「偶然の出会い」の発端がいつのことなのか、少々怪しくなっているような気がします(彼女の「能力」の前に偶然があり得るのか、ということもありますが)。
クロスランダー「ほざくな!ヒットマンはどんな汚い手を使おうが敵を倒せばいいのだ!」
HP :
南米のテロ組織と手を組んで動乱を引き起こした功績が認められ、爆闘士から暴魂に出世した戦闘ロボット軍団のクロスランダーは、部下の2体の軽闘士(クロスランダーに失敗した作戦の責任をすべてなすりつけられて強闘士から格下げされた)、ゴブリットとデデモスを操り、さらにモンスター軍団の雄闘ガマドーンと結託してメタルダーを追い詰めます。
危機に陥ったメタルダーを救ったのは、かつてメタルダーとの闘いの中で友情を育んだ戦闘ロボット軍団の元暴魂、孤高のスナイパー、トップガンダーでした。ガマドーンとの対決をメタルダーにまかせ、クロスランダーと対峙するトップガンダー。闘いの美学を貫くトップガンダーと勝つためには手段を選ばないクロスランダー。同じガンマンロボットでありながら、正反対の性格の2体の意地がぶつかります。ヒットマンとしてはクロスランダーの方が正しいような気もしますが。
勝負に敗れて銃を撃ち落とされるクロスランダー。それを見たゴブリットとデデモスはクロスランダーを裏切ると見せかけてトップガンダーに近づき、銃を奪おうとします。その隙に頭部の隠し銃でトップガンダーを狙うクロスランダー。ゴブリットとデデモスを盾にしてその攻撃を防いだトップガンダーは、落ちていたクロスランダーの銃で頭部を撃ち抜きます。まるで汚いものであるかのようにクロスランダーの銃を投げ捨てると、「この卑怯者め!」と叫んで素手でクロスランダーをボコボコにするのでした。
この回からトップガンダーは完全にネロス帝国を裏切ってメタルダーと共闘するようになります。個人的にはキカイダーとハカイダーのような宿命のライバルでいてほしかったので、少し残念です。トップガンダーについては160集、161集、210集を参照。
うーん、二丁拳銃っていうだけならカッコいいと思うんですけど。それに象徴される手段の汚さが、トップガンダーの美学に合わないということなんでしょうか。
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