SF名文句・迷文句第144集

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しかしそれも、異星人がすべて解決してくれるだろう。よその星系からやってくるほどの高度な異星人だ。きっと百万年もの歴史を持つ洗練された政治学と強力な目的遂行意識を携えており、政府のかかえる問題を永遠になくしてくれるかもしれない。

 出典: ラリー・ニーヴン&ジェリィ・パーネル「降伏の儀式」(酒井昭伸訳)

紹介 :冬寂堂 様
HP :

コメント:
 SF界の名コンビ、ラリー・ニーヴンとジェリィ・パーネルの作品から投稿します。
 ハワイにある天文台で異常な光点が発見された。それが異星人の操縦する巨大な船だったことが判明すると大統領は使節団を派遣しようとするのだが、その船に乗っている異星人たちは人類とはあまりにもかけ離れた思考を持った生物だったのだ。
 投稿した台詞は、登場人物の一人が自らの作業の煩雑さを嘆きながらいったものなんですが、なんぼなんでもそれは楽天的にすぎませんか?

駄弁者:
 下のと逆パターン。なんで宇宙人というと、神様か怪獣かの二択になってしまうんだろう。
 つまりこの人は「幼年期の終わり」のオーバーロードみたいなのに来て欲しい、と。それはそれで不満に思う人がたくさん出るでしょうが…。



みんな、こいつを生かしとくと何をしでかすかわかんねえぞ。
なにしろ宇宙人だ。

 出典: 上原正三氏脚本・東條昭平監督「帰ってきたウルトラマン第33話『怪獣使いと少年』」

紹介 :ロートル 様
HP :

コメント:
 CSで帰ってきたウルトラマン全話一挙放送を行っていたので、その中から。
 宇宙人の疑いを掛けられたリョウ少年を助けるために群衆の前に姿を現したメイツ星人・金山に向かって浴びせかけられた暴言なのですが、宇宙人が自分たちに何か悪意のあることをするかもしれない存在だと思っているのならば、彼らにとってウルトラマンとは一体何なのかと、一瞬考えさせられてしまいました。
 ウルトラマンもウルトラの星の宇宙人だというのに、ウルトラマンだけは特別なのか。

駄弁者:
 あらすじは前にあったご投稿を参照のこと。
>ウルトラマンもウルトラの星の宇宙人
 確かに、言われてみれば。
 けどたぶん、ウルトラマンは「宇宙人」とは認識されていないんでしょうね…。きっと奇跡とか天の助けがたまたまでっかい人型をしているだけとか(少なくとも、旧シリーズのウルトラマンは)。
 ウルトラマンが3分間でなく3日間存在していたら、これと似たような反応が出てくるかもしれません。



Not now.(未来だ)

 出典: H・G・ウエルズ原作・Sウェルズ監督「:タイムマシン」(映画版)

紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
HP :

コメント:
 伝統と革新のブリティッシュ・ロマンス「エマ」最終巻発売記念。
 エマさんには幸せになって欲しくて。
 いや、そうじゃなくて。19世紀末エゲレス(主にロンドン)+メイドさん=エマさん、なのは世界の基本です。きっぱりと。
 いやいや、ウエルズさんの所のエマさんはメイドさんじゃないし。
 しかもせっかく過去に戻って小細工しても死んじゃうし。
 問題解決には未来に行かないと駄目だ、と思っちゃうし。
 だからと言ってとんでもない未来まで行っちゃうし。
 いつの間にか、話がそれどころじゃなくなってるし。
 やっぱり起こった事をなんとかしようとして過去をいじくるとロクな事にならない、という事なんでしょうか?
 でもエマさんが死んじゃう事がタイムマシンを作る動機になっているんで、ここは一つ成仏してもらうという事でよろしいでしょうか?

駄弁者:
 すいません、最終巻発売記念の時期は逸してしまいました。
 原作と違って(というか、原作にははっきりした動機はなかったか)、映画版主人公のタイムトラベル目的は、殺された婚約者を救うためというもの。
 エマさん助けちゃったら、動機がないのでタイムマシンが作られない…という古典的パラドックスが鍵なんですが、別に未来まで行かなくてもいいような気が…。



テレパシーで……
直接 脳に伝えていました……

 出典: 石川雅之「週刊石川雅之 第7週目 テレビショウ」

紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
HP :

コメント:
 「透視」を売りにしている(ロシア風の)お姉ちゃんと通訳の弟。
 複雑な絵柄の花札の透視を求められついに(なぜか)弟がギブアップ。
 実は透視ではなく、絵柄を見た弟が姉にテレパシーで伝えていたというオチ。だったら最初からそっちを売りにすればいいのに。
 ていうか、テレパシーっていわゆる文字データだけ伝えるんですかね。イメージじゃなくて。
 観客もなにやら釈然としてないようでした。

駄弁者:
 桜とかボウズだったらよかったんですが、雨とか桐だったんでしょうねえ…。それにしても、これって「インチキだ!」と石を投げるべきなんでしょうか。
>テレパシーっていわゆる文字データだけ伝えるんですかね
 下の「鮮やかなあの色を」でもそうですが、やっぱり思考を伝えるテレパシーは、受信者にとっては文字か音声にあたるものとして受け取られるんじゃないでしょうか。イメージを伝えるというのは…能力としてはテレパシーよりも念写の方に近い?。



「まさか、そんなことがあるもんか。われらが総統(ドゥーチェ)は本ものの戦争をおっ始めるほど馬鹿じゃない。」

 出典: L・スプレイグ・ディ・キャンプ「闇よ落ちるなかれ」(岡部宏之訳)

紹介 :好古真之 様
HP :

コメント:
「わたしはある意味で、ムッソリーニを尊敬している。この本に出てくるジーノ・モリナーリは、ムッソリーニがモデルになってるんだ。ムッソリーニはとても立派な男だと思う。彼の悲劇は、ヒットラーに影響されてしまったことだ。しかし、そういう人間はたくさんいるじゃないか。ムッソリーニだけを責めるわけにはいかない」(フィリップ・K・ディック「ディック、自作を語る 1955〜1966」@『去年を待ちながら』)
 もちろん、ムッソリーニのような立場の人間と、彼のような地位になかった人々、その両者の責任を、同列に論じるわけにもいかないでしょうが。
 確かにムッソリーニは、戦争を起こすような人間には思えないんですよね、第二次世界大戦直前のインタビューなんかを読むと。
 「確固たる信念」とやらのもとで、戦争を起こしたがる「馬鹿」も多いですが、彼はそういうタイプでもないようだし。
 ……前置きが長くなってしまいました。
 本書が「第二次大戦の直前に書かれた」点に注目し、「世界大戦という『闇』が落ちなかったら」という仮定を本書のテーマと重ね合わせ、引用文を「SFめい文句」として投稿することへの理屈づけをしたかったのですが。
[参考]
クリストファー・シルヴェスター編『インタヴューズ T マルクスからヒトラーまで』(文藝春秋)
ロマノ・ヴルピッタ『ムッソリーニ 一イタリア人の肖像』(中公叢書)
塩野七生「イタリア的な、あまりにイタリア的な」(文藝春秋『イタリアだより』に収録。ムッソリーニについての詳細なエッセイ)
BGM:「交響曲第4番イ長調『イタリア』作品90」メンデルスゾーン

駄弁者:
 前の最新作から一転して、こちらは古典的作品。アメリカ人考古学者バッドウェイは、ローマでタイムスリップし6世紀の世界に投げ出されてしまう。そこは古代ローマが落日を迎え、中世の「暗黒時代」が訪れようとしている時代だった。バッドウェイは「闇」が落ちるのを防ぐべく奮闘を開始する。…書いてるとちょっと重たそうなイメージですが、実際はかなり軽妙な作品です。あっけらかんと歴史を変えてしまうし。
 歴史の網の目の弱い「焦点」を通じて、西ローマ崩壊という「闇」が落ちる前にタイムスリップしてしまう主人公ですが…。世界大戦の「闇」が落ちる前となると、どのあたりが焦点になるんでしょうか。



「くだらん」ダン・オアが言った。「戦争中の立場は正しかったといっても、ドイッチャーはトロツキストだ。トロツキストなんて屑だよ。そんな連中をスターリンが何人殺そうと、気にもならないね。まだ殺したりないくらいだ。生き残ってる連中が、ナチの残党や、ウクライナの国粋主義者や、アメリカが元いたキャンプから追い出したNTSなんかといっしょになって、ペトログラートの傀儡政権で大臣になったりしてるんだから」

 出典: ケン・マクラウド「人類戦線」(嶋田洋一訳)  SFマガジン'05年8月号に収録

紹介 :好古真之 様
HP :

コメント:
 SFマガジンの「宇宙戦争」特集より。
 トロツキー(ナイスメガネ)びいきでドイッチャーFAN(いわゆる〈トロツキー三部作〉(新潮社→柘植書房)とか『非ユダヤ的ユダヤ人』(岩波新書)とか)の私にとっては、ちょっぴりカチンときてしまうひとことですが。
 まあ、スターリンの「一国社会主義論」に代わって、トロツキーの「永続革命論」がソ連の国是になっていたとしても、それで人類がより幸福になっていたとは限らないですからねぇ。
 ところで、スターリンが1963年まで生きていた(コーカサス山地の司令部が米軍に包囲され、バルチザンは、ほぼ全滅ののち降伏。そのときスターリンが走って逃げようとして、米兵に背中から撃たれたんだそうで)ということは、マレンコフ・モロトフ・カガノーヴィチといった〈老親衛隊〉や、ジューコフやヴォロシーロフといった軍部の重鎮も、粛正で壊滅状態? だから自らゲリラ戦を指揮しなければならなかったんでしょうか。
BGM:「兵士たち」ツィンマーマン

駄弁者:
 2006年の星雲賞海外短編部門受賞作。スターリン死すの報を父と共に聞いていた少年は、長じて左翼思想に染まり「人類戦線」と称する地下活動に参加するようになっていた。イデオロギー対立で混迷を深めていく世界では「先進高々度爆撃機」が円盤形の影を投げかけていた──。
 しだいに崩壊に向かっている文明社会やそれを背景とした主人公親子の反目など、基本的にシリアスな話なのに…円盤形「爆撃機」のパイロットが身長2メートルの金髪美人だったときは、思わず吹き出した後「これって実はギャグ話だったんだろうか」と考え込んでしまいました(いや、全体としてはやっぱりシリアスでしたよ、終盤急展開ですが)。
>老親衛隊や軍部の重鎮も…
 この世界ではモスクワに核が落ちてるようなので、そのときみんなまとめて…とか。ベリヤとかフルシチョフとか、しぶとく生き残ってそうですけど。



死ぬ善人よりも、生き残る外道の方に価値があります。

 出典: 神野オキナ「封神機伝マカリゼイン」

紹介 :首くくり 様
HP :

コメント:
 神を名乗り周囲に絶大な破壊を撒き散らした「融災獣」の、核攻撃による撃退から十年。
 砕け散った欠片は個別に成長し、「融災体」として新たなる人類の脅威となっていた。
 セリフは、融災体封印の為に作られた人型機械のパイロットが同僚に語った、責任に対する心得の言葉より。
 失敗が許されない任務に臨む自らの心構えとしてならともかく、他人に強要するのは問題アリかと。

駄弁者:
 他人に強要するんだったら、逆に「死ぬ善人」こそ価値があるというのも、問題大ありでしょう。



仕事をするのが嫌だ。

 出典: 菅浩江「おまかせハウスの人々」  同名短編集に収録

紹介 :ぽちぽち 様
HP :

コメント:
 職場の昼休みに読んでてひっくり返りかけると同時に、思わず膝を打ちそうになりました。
まぁ! なんて直截な!
「インパクトと汎用性」双方を見事に満たしている文句です。名文句か迷文句かはわかりませんが。

駄弁者:
 いや、そこまではっきり言われちゃあ…。
「インパクトと汎用性」より、「それを言っちゃ〜おしめ〜よ」の系列では?



わしは死ぬためにこの島に来たようなものじゃが「生きていれば腹も減る」

 出典: 諸星大二郎「孔子暗黒伝」

紹介 :雅蘭堂 様
HP :

コメント:
 さりげなく深い。じつに真実。

駄弁者:
 えーと…まあ、伝奇SFだと言われれば、そんな気も。
 呉智英が、白川静「孔子伝」と並べて紹介していたのが出典作品を知るきっかけでした。
 それにしても、もう少し「深い」説明があってもいいんじゃないかと(何か最近、似たようなことばかり言ってます)



だって、自分の信じる赤と他人の赤はもともと違うものなのだ、と思い知ったから。

 出典: 菅浩江「鮮やかなあの色を」  『おまかせハウスの人々』に収録

紹介 :ぽちぽち 様
HP :

コメント:
 子供の頃からずっと思っていたことをそのまま言葉にしてもらった感じでした。もっとも、思っていたのに一番近いのは、これよりも前に出てくるせりふのほうです。「サンプルを引っ張ってきて、私が見ている原色の赤はこの色だ、といくら主張しても、他の人も物心付いた時からその色味を原色の赤だというふうに呼んでいたんだから、比較対照もむつかしいしね。結局、他人の見ている赤が自分とどう違うのかってことは、目玉をとっかえでもしない限りは判りようがないのよねえ」(引用が長くてすみません)
 それを知るためには、テレパシーでもだめだろうな、なんて考えたものです。テレパシーが言葉や思念を伝えるものであるならば。全感覚を共有することができない限り、「私の赤」と「誰かの赤」が本当に同じであるかどうかは確かめようがない。どのように感じているかを共有するすべはない。
 ほんとうは、音だって同じことが言えるんですよね。自分にとって心地よい音が他の人にも同じように聞こえているのかどうかはわからない。波長だとか波形だとかは分析できても、どのように聞こえているかは、個別の脳の問題で。
 それを寥しいととるか救いととるかは、そのときの心持次第だったりもするのですが。

駄弁者:
 そんな場合、人の「赤」はそれぞれ違うけど、そのどれでもない「赤」のイデアがどこにある…と信じられれば、安心できることがあるのかも知れません。私にはちょっとムリそうですが。



「私は回答します。あなたの提示した前提条件には誤りがあります。現在この星系に存在する人類の個体数は一一です」

 出典: 古橋秀之「タツモリ家の食卓」

紹介 :唯野 様
HP :

コメント:
 ド派手なギミックで読者を魅了する古橋秀之のほのぼの(?)SF作品から。
 宇宙最強の野生生物(ただ宇宙を泳ぐだけで、その余波でダイソン球がバンバンぶっ壊れる)<リヴァイアサン>の幼生体を、それとは知らずに保護してしまった地球人の主人公。リヴァイアサンを追ってネコ型宇宙人やら生身で宇宙戦闘艦を破壊する金属人間やらがやってきて一大事……というところにやってきたのが、「最大多数の人類の生存とその幸福への支援を目的とするシステム」を自称する<キーパー>です。
 キーパーはリヴァイアサンの危険性を鑑み、太陽を超新星爆発させてリヴァイアサンを地球もろとも焼却処分すると宣言。60億の地球人を巻き添えにして何が人類の生存とその幸福への支援だと憤る地球人に対してのキーパーの返答が、投稿した文句です。
 キーパーの定義する人類とは、「キーパーと意思疎通できること」「恒星間航行が可能なこと」を同時に満たす必要があるのですね。生まれた恒星系から一歩も出られない生命体など、銀河規模の視点から見れば生きようが死のうが影響無いので、キーパーは相手にしてくれない、というわけです。こういう立場から人類の定義をしたSFというのは珍しいのではないかと思い、投稿させていただきました。

駄弁者:
 紹介には「SFホームコメディ」とありますが…ホームになんちゅう大物を詰め込んでるんだ、この人は。
>「キーパーと意思疎通できること」「恒星間航行が可能なこと」
 私らも動物を見るときに「人間と意思疎通できること」「地上で行動できること」を基準にしてしまっていることがありますが…。



郁絵「…最近はロボット退治の仕事は全然入りませんわね」
専務「あぁ、そう言えばそうですなぁ。言ってみれば、お得意さんでしたから……」
木下「2ヶ月前のロボットが最後になりましたね」
郁絵「何が目的で暴れていたのかわからないけど」
木下「妙なロボットでしたねぇ」
専務「まぁ、仕事の減った分だけつらいけど」

 出典: サンライズ制作・星山博之脚本「無敵ロボ トライダーG7 最終話『飛び出せ!若社長』」

紹介 :新伴仙司 様
HP :

コメント:
 こちら宇宙のナンでも屋・竹尾ゼネラルカンパニーの最終回より。
 この最終回は既に敵のラスボス・ザグロンに勝利した後の状況を描く、エピローグになっており、したがって発進の場面はあるが戦闘シーンはない。
 地球を経済的に植民地化しようと企んでいたロボット帝国は、ロボット同士の戦いに敗北していることを重要視、作戦司令官のザグロン自らがトライダーG7と決戦に及ぶ。だが仲間の期待を一身に背負ったトライダーは逆転勝利、マザーコンピューター『シグマ』への信頼が揺らぐことを恐れたザグロンは敗北の事実を隠し、地球を『無価値』な惑星と報告して侵略を放棄する。
 かくて2ヶ月、侵略ロボットが出なくなって竹尾ゼネラルカンパニーは仕事が減って大弱りだった。どうやら地球では誰一人侵略の事実を知らないまま、ロボット帝国との戦いは終わってしまったようだ(“云ってみればお得意さん”ってあぁた)。敵・味方が一切咬まず(例外が一・二度あり、程度)、にもかかわらず合理主義のロボット帝国と義理・人情の人間の対比が清清しい佳作でした。時々こんなほのぼの・ゆるゆるとした作品を見るのも、いいモンだと思いますよ。

駄弁者:
 ほのぼの・ゆるゆると言いつつ、敵さんの撤退の仕方が妙に世知辛いです。
 事実隠蔽はトップの代替わり後なんかにだいたいツケが返ってくるんで、やめときましょうよ(いや、シャレにならないですから、本当に…)。



カメが空を飛ぶとはのう…!

 出典: 湯浅憲明監督「大怪獣ガメラ」(1965年)

紹介 :海神える 様
HP :

コメント:
 細かい設定などあまりない素敵な初代ガメラです。
苦心の末に怪獣ガメラをひっくりかえすことに成功して
「あとは餓死を待つばかりだ」
と喜ぶ人類だったが、その眼前で火を吹いて空へ舞い上がるガメラ。
それを見た科学者の台詞です。
 カメが空を飛んだからといって、白痴のようにポカーンと口を開けて見つめるようではどうしようもありません。
 特撮映画の科学者たる者いかなる時でも理性を失わず、ちょっとはたじろぐ人間味も失わず、解説も観察も欠かしてはなりません。それを再認識させられる台詞です。

駄弁者:
 「カメだからひっくり返せばいい」とか「ギャオスをおびき寄せて巨大回転台で目を回せる」とか、発想が柔軟なのか安直なのかよくわかりません(笑)。



おねいちゃんのH!!
あーハイハイ四カ月よ

 出典: 大石まさる「水惑星年代記」

紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
HP :

コメント:
 いやぁいい!大石まさるはいい!特に「水惑星年代記」はいい!
 ………失礼しました。
 軌道エレベーター勤務の茉莉ちゃんがプロポーズされたのは「遅延0」の通信方法が実用化された最初の会話の時でした。  普通の電話だと思っていた茉莉ちゃんはついおめでたの事を彼に報告するのですが、その「歴史的な」会話は世界にニュースとして配信されたのでした。
教訓 大事な事は直接言おう。

駄弁者:
 プロポーズした方は、歴史に残すつもりだったんでしょうか。…勇気あるなあ。



もし今、すごく辛いと思うなら、これからは辛くならないようにすればいい

 出典: 石森プロ制作「仮面ライダー響鬼」

紹介 :ゴンベッサ 様
HP :

コメント:
万引きを通報したら逆恨みされ、不良少年にボコられてしまった明日夢。
ヒビキさんが、そんな明日夢(「少年」)を励まして言った言葉です。
全文は――
「少年はさ、何も悪いことしたわけじゃないから、今すごく辛いと思うんだ
でもね、すごく辛くても、それが現実なんだよ
正しく生きてても、傷つけられたり、踏みにじられたりする
けどね、少年の人生は、少年のもんなんだよ
もし今、すごく辛いと思うなら、これからは辛くならないようにすればいい」
明日夢(鍛えるってことですか)
「まあ生きてりゃさ、何度も転んで、そのたんびに傷を作ったり、あざを作ったりすると思うんだよね
そんなとき、心だけは強く鍛えておかないと、自分に負けちゃうじゃないか
自分が信じたことを信じて、生きていってほしいなーと思うんだ」
といった感じです。
 この名言があまりに心に強く響いてしまったもので、先日、ちょっとした失敗で落ち込んでいた部活の後輩♀に「今、辛いなら、今度から辛くならないようにすればいいんだよ」と使ってしまったほどです。
修行僧みたいなこと言いますね、と返されましたw
(彼女と似たり寄ったりの変人の俺が言うのも何ですが、彼女の言動は全く読めません。修行僧って何……)

駄弁者:
 傷つくのを「辛い」とも思わなくなってしまうのは、心が鍛えられたんじゃなくて、鈍くなったということなんじゃないかと思います。「辛くならないように」とは「辛さから逃げないように」と言ってるころになるんじゃないかと。
 …出典を知らずに聞いたら「修行僧みたい」というのは当たっているように思います。



我が名はゼンガー、ゼンガー・ゾンボルト、悪を断つ剣なり!!

 出典: バンプレスト製作「スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション」

紹介 :s 様
HP :

コメント:
クロちゃんの次はスパロボです。(結局、こんなんばっか。)
なぜ外国のSFとか日本の難しめSFから引っ張らないのかと聞かれたら、「知らない」と答えよう。自分にとってSFとはロボットと宇宙人なのだ。
まあ、高 校 生 が 解 る の は こ れ 位 だ し な 。
 あ、俺はGガン見てシリーズにハマリ、初代Gに向かって、殴れよ!と突っ込んだクチだったりする(無論お気に入りの機体{MS全部含めて}はゴッドガンダム}。

駄弁者:
 開き直りなさんな。もったいない。
 あと、私ほか出典を知らない人向けに多少はご投稿の文句の説明も欲しいところ。
追記・W^2さん(お久しぶり)のご指摘を受け、ご投稿の文句を改訂しました。もし間違っていたらご教示下さい。



五百年前までは地球が丸いなんて誰も考えた事もなかったんだよ。
だから、初めて船乗り達が海の向こうに大陸を探そうとした時も、誰もが不可能だ、夢物語だと言った…。
百年前、初めて人が小さな飛行機で空を飛ぼうとした時も・・・、初めて人が宇宙を目指そうとした時も…、やっぱり、誰もが夢物語だと言った…。 実現するまではいつも…夢物語だったんだよ…。
それでも…多くの名も無い者達が、夢物語に憧れ、命を落とし、夢を継いできた…。
私達建設クルーがジェルミナVの事を「時の娘」と呼んだのは…、自分達が夢を継ぐ者の一人だって言う、誇りがあったからだよ。
ムサシ…、あんたもそうじゃなかったの?
人間が…地球で生まれた怪獣と、可能な限り一緒に生きていこうとする…。
そんな話、今は夢物語かもしれない・・・。けどあんたは、それがいつか実現すると信じてきたんじゃなかったの?

 出典: 原田昌樹監督 太田愛脚本「ウルトラマンコスモス 第14話『時の娘(後編)』」

紹介 :
HP :

コメント:
<コメントは紹介の方のご要望により削除しました。(駄弁者)>

紹介 :ザタンゴールド 様
HP :

コメント:
 「ウルトラマンコスモス」の主人公、春野ムサシは怪獣との共存を目指し、怪獣保護を目的とした組織「チームEYES」に所属している。
 あるとき、邪悪宇宙生命体ワロガによって凶暴化した古代怪獣ガルバスを保護しようとするが、失敗。ライフラインが一時的に麻痺するという損害を出したため、世論は怪獣を殲滅すべきという方向に傾いてしまった。EYESは出動停止処分を受け、ガルバスは防衛軍が担当することになる。
 怪獣との共存なんてしょせんは夢物語だったのかと落ち込むムサシに、レニという女性がかけたのがこの言葉。レニは宇宙ステーション「ジェルミナV」の建設クルーだった女性である。

駄弁者:
 大海に出たり空を飛んだりすることと、人間と怪獣の共生を目指すこととは、同じ夢物語と言っても困難の質がだいぶ違うのでは(海や空、宇宙に冒険する場合は、夢をもった人以外の命がかかることが少なかったから…ということもできるでしょうし)。
 海や空への夢は多くの人が望んでも技術的にかなわなかった夢ですが、怪獣との共生は、技術よりもそれを望む同志を作るということの方が夢なんじゃないかと思えます。



…未来の…
旦那様……
なんです……

 出典: たかしげ宙原作・DOUBLE−S作画「死がふたりを分かつまで 2巻」

紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
HP :

コメント:
 前回「どうやら申し込まれているのは結婚ではなく護衛らしいのですが。」と言われましたが、予知能力者の「彼女」が垣間見た未来の旦那様が盲目の「彼」だったというオチ(というにはまだ早いか)らしいです。
 しかし「予知能力者」というのも結構つまんないでしょうね。人生最大の賭けであるところの「結婚」の成否が見えちゃうんだから。(もっとも「悲惨な未来」しか見えなかったらそれはそれでつまんない。)

駄弁者:
 「未来」が一つだけ見えるのだったらまだしも、とった選択肢によって異なる複数の未来が全て見えてしまうとしたら、つまらないどころか疲れ果ててしまうんじゃないでしょうか。
 そういえば昔(の作品で)、そんな感じで皇帝の位を捨てて砂漠に放浪の旅に出た主人公がいたような…。



公平じゃないもん。もう未来はないの?まだ始まってもいないのに……

 出典: アン・マキャフリー&マーセデス・ラッキー「旅立つ船」(赤尾秀子訳)

紹介 :鈴木 様
HP :

コメント:
 この本は宇宙船の"脳"として働く女の子とその相棒との活躍を書いた話です。
 上記の台詞は、原因不明の病気に感染し全身運動麻痺になってしまった少女(ティア)の独白です。人の前では元気な姿を見せようとしていても一人になると弱気になりこんな台詞が出ていまいます。また彼女は生命維持や自分の意志で物を動かす為に大きな機械に繋がれています。そのところも考えるとこの台詞心に重く来ます。

駄弁者:
 「歌う船」に続く、シリーズ第2作より。
 「歌う船」のヘルヴァが先天的な障害で宇宙船の脳である<殻人>(シェル・パーソン)になったのに対し、ティアの方は後天的な病気でそうなってしまう。そんなところからご投稿のようなセリフも出るのですが、それでも全体としては非常に前向きな話だったと思います。
 「歌う船・TNG」とも評されシリーズ中でも人気の高いこの作品、私も結構好感をもっていますが…実はそれより「歌う船・DS9」こと第3作「闘う都市」を読み落としているのが気になっていたりします。



どこの世の中に半ズボンはいた名探偵がいると思うのよ!?
どーしてあんたみたいなのが金田正太郎なのよっ!!
常識的に考えておかしいでしょう!日本の警察はどうしてこんな子供に
いつまでも鉄人なんてあんなでかいオモチャ預けっぱなしなの!?

 出典: 横山光輝原作・長谷川裕一画「鉄人28号・皇帝の紋章」

紹介 :Mr.Spock 様
HP :

コメント:
 続いての「それを言っちゃ〜おしめ〜よ」は長谷川版「鉄人28号」から。世界各国の巨大ロボットがナチスの秘宝を求めて日本に集結する。そのことを警告するために遠き北欧から日本へやってきた少女アリスは鉄人の操縦者である探偵・金田正太郎を探すのだった…。
 常識的に、相手は大人と思い込んでた(新聞の誤植記事で青年探偵と勘違いしてた)アリス嬢がやっと正太郎に会えた時のセリフですが、学校にも行かずに自動車乗り回して拳銃ぶっ放してる不良少年に今更そんなこと言っても…ほら保護者も警察署長も見て見ぬふりしてるし(笑)。
 では長寿と繁栄を。

駄弁者:
 それが日本の伝統だ、とでも言えば納得してもらえるんでしょうか。
 …しかし、大人だったら預けておいてもいいってもんでもないような。



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