第228集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第230集を見る
鬼頭警部「たぶん私が見たままのことをいえば、私はキチガイ扱いされるだろう。無論そんな愚かな立場をとるつもりはない。犯人は春日兄弟の名を騙った身元不明の、四人組の人間たちだった。彼らは逃走中、地獄谷に車ごと転落して行方を絶った。これが真相だ。これなら誰もが納得してくれる真相だ!」
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市川森一脚本・佐藤静夫監督「シルバー仮面 第9話『見知らぬ街に追われて』」
紹介 :土左衛門 様
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光一「お前、”シルバーの力”を試すつもりか」
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佐々木守脚本・実相寺昭雄監督「シルバー仮面 第1話『故郷は地球』」
紹介 :土左衛門 様
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そんな簡単に…だったら
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岩永亮太郎「パンプキン・シザーズ」
紹介 :陸ドム 様
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「自分の星へ帰れ、ペガ星人」
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山浦弘靖脚本・野長瀬三摩地監督「ウルトラセブン 第36話『必殺の0.1秒』」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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これは確かに 日本人にしか思いつかないわ
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都留泰作「ナチュン」
紹介 :屋良一 様
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「だまれ!ロボットとして生きたことも無いくせに!」
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手塚治虫原作・ソニーピクチャーズ制作「ASTRO BOY 鉄腕アトム」
紹介 :屋良一 様
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<おめでとうございます。『妄想銀行』は読みましたが、『過去の業績』という作品はまだです。きっと素晴らしい作品でしょう。早く読みたいです。>
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石川喬司「解説 ホシ氏の秘密」 『世界SF全集28』に収録
紹介 :冬寂堂 様
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<ほかのより早く昇進するロボットの特性とは何か>
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星新一「進歩」 『世界SF全集28』に収録
紹介 :冬寂堂 様
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歴史に残るアパッチの有名な戦士・ジェロニモは、向こうに残った次郎衛門その人で、次郎衛門が訛ってジェロニモになったのです。
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朝日放送・松竹株式会社制作「必殺仕事人意外伝 『主水、第七騎兵隊と闘う 大利根ウエスタン月夜』」
紹介 :水谷秋夫 様
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軍事力で領地を広げるのは簡単だ……
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ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ 第3話」
紹介 :冬寂堂 様
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「風流じゃの〜〜」
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ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ 第1話」
紹介 :冬寂堂 様
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「やるんだ凱!全人類の……いや、俺達の未来がかかってるんだ!!!」
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井上敏樹脚本・雨宮慶太監督「鳥人戦隊ジェットマン」
紹介 :タカ 様
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「バオー」が泣けるとしたら
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荒木飛呂彦「バオー来訪者」
紹介 :H・I・T 様
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我々は地球のために死んだ!
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「ジャスティス・リーグ『伝説の英雄たちPart2』」
紹介 :H・I・T 様
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「リセットだ」
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河野裕「サクラダリセット」
紹介 :謝怪人 様
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「馬鹿者ッ!
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小野寺浩二「超時空眼鏡史 メビウス・ジャンパー」
紹介 :TOM 様
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「忘れていたよ。
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小野寺浩二「超時空眼鏡史 メビウス・ジャンパー」
紹介 :TOM 様
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金で健康は買えないし、幸せも買えない──だが役には立つ。…(中略)…なにもかもどうだっていい、二人一緒にいられるなら。
出典:
ダイアナ・ガバルドン「緑のドレスの女」(石原未奈子訳)
紹介 :山家 様
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地上界は、これ以上汚させんぞぉおおお!
出典:
フロム・ソフトウェア制作・バンプレスト発売「Another Century’s Episode 3 THE FINAL」
紹介 :ザタンゴールド 様
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「もう……終わった」
出典:
フロム・ソフトウェア制作・バンプレスト発売「Another Century’s Episode 3 THE FINAL」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
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谷刑事「いいえ、私も見ました! 犯人はやっぱり宇宙人でした。誰も納得しなくとも、それが事実です!」
鬼頭警部「そうだ、それが事実だ。事実はわかっている! しかしその事実は、法も常識も超えてしまう!(春日兄弟に)あなたがたはもう自由だ。どこへでも行ってください」
光一「こんな恐い思いをしたことはなかった。人間社会に追われることがこんなに恐ろしいことだとはなあ」
HP :
春日兄弟の偽物による連続射殺事件が発生。人間たちの手で春日兄弟を抹殺させようとするドミノ星人の陰謀だった。自らの嫌疑を晴らそうとした春日兄弟は、彼らを追う警視庁の鬼頭警部達の眼の前で、春日兄弟に変身していたドミノ星人と戦い、光二がシルバー仮面に変身して正体を現したドミノ星人を(手近の卒塔婆でメッタ打ちにして崖から投げ落とすというかなり身も蓋もない戦い方で・笑)倒します。だが鬼頭警部の口から出た言葉は……。
と学会の本に、「古来から宇宙人とツチノコは絵のうまい人の前に出たことがない」(大意)とありました。だが知性も教養があり、犯罪者を相手にした海千山千の冷静な判断力を持つ人物の前に宇宙人が現れたら? 凶悪な宇宙人の存在より、自らの社会性の喪失を恐れてしまうのでは……。実際に目撃した人からも春日兄弟は助けてもらえない、という展開には後に見たときに唸りました。
ただ、実はこの後が問題。カタルシスのない展開と強烈な裏番組「ミラーマン」に勝てなかった「シルバー仮面」は第11話でテコ入れされ、宇宙人は巨大化して街を堂々と破壊する凶悪宇宙人ばかりとなり、春日兄弟にも津山博士(岸田森)という協力者が現れ、シルバー仮面も巨大化して「シルバー仮面ジャイアント」となり、光線技や体から取り出す剣や武器で戦うようになってしまいます。今までの苦労はなんだったんだという、名セリフが後の展開で迷セリフになってしまったというお粗末、なのであります。
今ふと考えついたんですが、鬼頭警部って意外に後でこの辺の話を回想録に書いてもうけてたりして…。
異星人に追われるよりも人間社会に追われる方が恐いというのは頷ける話で、いまリメイクされるなら(されないでしょうが)、巨大化なしの展開を見てみたいと思えます。
光二「こうなっては仕方がない。やってみる」
HP :
光子ロケットを発明したため、好戦的な地球人の宇宙進出を畏れた宇宙人や地球侵略を狙う宇宙人につけ狙われ、殺害された春日博士。その遺児の五兄弟も今また消防士に変装したチグリス星人の火炎攻撃にさらされていた。その時無言で立ち上がる二男の光二と長男光一の会話です。劇中、春日博士がどう光二を改造したのかなど、具体的な描写はほとんどないのですが(シルバー仮面自体もどんな能力があるのかがあいまいだったりして)、逆にそっちのほうがSFっぽい感じがするのが不思議です。
というか、息子は改造するわ光子ロケットは作るわ、春日博士っていったいどんなマッドサイエンティストだったんだろ……。
マッド・サイエンティストって、自分の研究成果を黙っていられないような印象があるんですが、改造した等の息子にも明かさないとは、ずいぶん奥ゆかしいマッドだったんですね。
…番組の方針変更がなければ、後から怪力以外のすごい能力が明らかになっていたんでしょうか。
だったらなんで…もっと早く…
俺明日から――なにして生きてきゃいいんだ…
HP :
物語冒頭、前線に届く停戦命令。
主人公は辺り一面廃墟の前で呆然とします。
戦争なんてたとえ勝ってても長引けばとっとと終われと思ってるモンでしょうね。
主人公も生まれが色々と訳アリなんで、他に何やったらいいのか解らないまま三年もあちこちフラフラ彷徨うことに。
突然リストラされた人の気持ちってこんなんかも
ご投稿は2つに分けていただいたのですが、連続するものとことで、了解を得た上でひとつにまとめさせていただきました。
戦争中よりも戦後の方が、混乱は大きいもののようですね。私の仕事でも古い資料を探す手伝いをすることがありますが、戦中の資料より戦後すぐの資料を探す方が難しいことがよくあります。
「うるさい!」
HP :
今回から一つのテーマに沿って投稿します。題して『こんな侵略者はイヤだ!』……それでは、いつもどおり「〜である」調の偉そうな文体で……。
侵略者ペガ星人の宇宙船内に侵入し、直接に警告を与えるウルトラセブン。そのセブンに対するペガ星人の反論が上記の台詞である。まぁ、いきなり船内に入り込まれてパニクったのかもしれないが、それにしても語彙の貧困な侵略者だ。まるで頑固オヤジかわがまま娘のような言い種である。こんな精神性の低い侵略者に愛する地球を征服されたくないものだ。
たしか、地球の気圧に耐えられないのに地球侵略にきた異星人ですね。
語彙や精神性もさることながら、計画性にも根本的な欠陥が…。
神の違法コピー
HP :
沖縄を舞台に神と人と海の獣について描いたSF漫画も完結しました。
で、主人公がやったことの説明がこれです。
しかし…日本人より先にローマ人(習合による?剽窃)やユダヤ人(フレームアップによるブランド化)がやっている気がしますが。
前に一度ご投稿頂いたことがありましたが…すいません、まだ読んでませんでした。
>神の違法コピー
神様の習合も剽窃もコピーも許さない、という方が宗教全体としては後発組ですね。キリスト教だって、古代ローマで流行っていたミトラ教を取り入れてますし(教祖の誕生日ってことにして)。
HP :
アトム誕生の年、2003年放映のTVアニメより。
ARRS(アンチロボット・ロボットスクワッド)隊長デルタがアトムに投げかけた言葉。
今作でのアトムは、天馬博士の失踪後崩壊した科学技術省精密機械局の廃墟の中から発見されお茶の水博士に修理される場面から始まります。
原作他にあった「サーカス」の経験が無く、保護者であるお茶の水博士からは人間と同様な自由と諸権利を保障されています。
つまりアトムは法的には人間と同等だが医学的には人間では無い「何か」であって、作中の他のロボットとは全く異なる扱いを受ける存在です。
明言はされませんが、アトムの家族はアトムの所有物のはずです。
そのアトムが、犯罪の道具として使われているロボットを破壊してでも阻止するのが役目のデルタ隊長に向かって、「そのロボット達が悪いんじゃ無い、人間の命令に逆らえないんです。」と言った時、いつも規律に忠実なデルタ隊長が、思わずアトムを殴りつけ名文句を投げかけました。その場にいたタワシ警部やお茶の水博士も息を呑むばかりでした。
持って生まれたプログラムと、人間の指示から逸脱することのできないロボットに対して責任を問うことは誤ちだと、誰よりも知っているのはデルタ隊長なのでしょう。
受付再開おめでとうございます。
さて、再評価されるにはまだ日が浅いのか、再放送も無い2003年版アトムです。
アメリカ輸出を前提に泥臭さを抜きました感がありますが、今までのアニメ版には無い新しい点もあります。アトムを人間ともロボットとも違う存在として扱っている点で、EDの夕日を受けて後ろを向くアトムとも相まって、ものさびしい雰囲気を漂わせたりします。
また、天馬博士との関係を一貫して「父と子」の物語にしたのもそれまでに無い扱いで、寧ろ原作に近いものがありました。
恵まれた立場から発せられた理想論が、汚れ仕事をやっている身としては我慢がならない、というところでしょうか。
けどアトムとしても、人間からもロボットとからも純然たる同胞として扱われず、辛い立場でもありますね。
HP :
もう一つ、星新一の全集から投稿します。
この全集に掲載されている、石川喬司氏による解説は、いわゆる作品解説ではなく、様々な雑誌に掲載されている星新一に関する感想をまとめたいわゆる「セキストラ」風なちょっと変わったもの。
投稿した台詞は、星先生の作品、「妄想銀行」が過去の業績ともども評価され、日本推理作家協会賞を受賞したとき、高校生からのお祝いの手紙なんですが……案外本当にこんな話を書いていそうだなぁ、「あとがき」なんて作品書いてるくらいだし。
解説の各章題が星ショートショート風になっているのも、ちょっとしたポイントですね。
>『妄想銀行』は読みましたが、『過去の業績』という作品はまだです
この高校生、もしわざと言っているならたいしたユーモアのセンスですが…きっと素だったんだろうなあ。
<亭主によいロボットを作らせる操縦法>
<特集・よいロボットを作る才能のある男性の見分け方、そんな男性と結婚する方法>
HP :
文明が進歩して人間の代わりにロボットが仕事をする時代、人々は人生を楽しんでい…わけではなく、会社の中でロボットたちに昇進させるための改良法を勉強しなければならない。
そのためにエヌ氏と、彼の奥さん、娘さんが読んでいた本がこれ。
…これでホントに進歩しているといえるのかぁ?
このショートショートで会社に行っているロボットは定時に仕事を終えていますが、それを作っているエヌ氏は就業時間など関係なく、寝ても覚めてもロボットの機能アップを考えてなければならないんじゃないでしょうか。
技術ばっかり進歩してもなあ…。
HP :http://oikose.at.webry.info/
仕事人一行を乗せた船に超科学的現象が起こった。32年後のアメリカ・モンタナ州へタイムスリップしてしまったのだ。そこで仕事人たちはスウ・シャイアン連合軍に加わり、第7騎兵隊を全滅させた。その後、仕事人一行の一人、次郎衛門は、32年前の日本には戻らずインディアンとともに生きることを決意する。
こういう馬鹿馬鹿しい駄洒落って好きです。
中村主水役、藤田まこと氏の追悼ということでお送りします(2010/2/17記)。
「必殺!」の正月スペシャルならではのおおらかさ。外国で放映されたらどんな反応が返ってくるんでしょうか。
天草四郎の洗礼名もジェロニモですから、彼がタイムスリップしてもいけるかなあ(美少年キャラは合わないか)。
しかし文明は…
文明はそうはいかぬ…
HP :
何かすごいことを言っていますが、シャンプーハットを使う老人を見て、衝撃を受けているだけです。
ルシウスは友人で彫刻家のマルクスとその師匠と共に公衆浴場に向かいます。足腰が弱って来た師匠には公衆浴場に行くだけでもマルクスの手助けが必要だったのです。とはいうものの、個人の邸宅に風呂場は贅沢品で、(日本でも内風呂が普及するのは昭和30年代から)友人の資産で作れるものではなかったのです。
その後、浴槽に落ちた師匠のストリジル(垢擦り用のヘラ)を取ろうとして浴槽で溺れ、今度は一般家庭の浴室にタイムスリップ!そこに住んでいた老人にヘルパーさんと間違われたルシウスの運命や如何に!?
そういえば、日本と同盟関係にあるお米の国の人たちは自分たちを神聖ローマ帝国の後継者と断じているそうですが、ことお風呂に関しては日本こそローマの後継者と言ってもいいかも?
日本の風呂文化に毎回衝撃を受けているルシウスさんですが、シャンプーハットはともかくシャワーやウォシュレットまで再現してしまう彼の技術力もかなりすごい。
しかし古代ローマなら実現可能かもと考えてしまうのは、かの文明の力なのか、それとも塩野七生の読みすぎなのか…。
「ヴェスビオス火山にはナポリ湾…
ナポリ湾にはやっぱり松の木ですよね〜〜」
HP :
時に紀元128年、事務所を馘首になった神聖ローマ帝国の浴場設計技師ルシウス・モデストゥスは友人と共に公衆浴場に入ります。そこで見つけた浴槽の穴に吸い込まれ、出た先は現代日本の公衆浴場だった。われわれから見ればレトロ感覚あふれる銭湯も紀元二世紀のローマ人にとっては斬新な工夫のあふれる場でありました。ローマに戻ったルシウスは、早速銭湯を模した公衆浴場を造ったところ、これが大好評。以後、彼は風呂を通じて古代ローマと、現代日本の間を行き来します。
投稿した台詞は、ルシウスの設計した銭湯に入った人たちの会話から。日本ならさしづめ「富士山には駿河湾、駿河湾には三保ノ松原」といったところでしょうか。ちなみにルシウスは日本人のことを「平たい顔族」と呼んでいるのですが…。悪かったな。彫りが浅くて(笑)
日本とローマ帝国の時を越えた邂逅(風呂限定)。書店で見て気になっていたところだったので、ご投稿を機会に買って読みました。浴衣をトーガ風に着こなすルシウスさんが素敵です(長さは足りたのだろうか)。
>ヴェスビオス火山にはナポリ湾
噴火でポンペイが埋もれたのはこの話の50年前ですが、風流を感じられるローマの人たちはなんてタフなんだ。
HP :
ジェットマン最終回のラストバトルでレッドホーク=天堂竜が敵を取り押さえたときに、自分ごと攻撃しろとブラックコンドル=結城凱に言った言葉です。
私の書き間違いではなく本当にこう言ってます(笑)。
本当に最後の戦いで「人類の未来」ではなく「俺達の未来」、しかもジェットマンの中で最も「正義のヒーロー」らしい性格だった竜が言ったこの言葉。
戦隊ヒーローでも革新的な存在とされているジェットマン。
その特徴が端的に表れた名文句だと思います。
鳥人のヒーローというと、私は(私の世代は、といっても大丈夫だと思いますが)科学忍者隊の方を連想してしまうのですが、彼らのセリフだったら「全人類」と「俺達」の位置は逆になっていたでしょうね。
どっちに共感するかと言えば、やっぱり鳥人戦隊のほうですけど。
彼は今まちがいなく泣いていた!
HP :
JoJoネタはNGだと書いてあったので少年時代それ以上に好きだった作品から。
某国の支援により生物兵器の研究開発を行っている秘密組織ドレス。脱走した主人公育朗少年は体内に寄生した寄生虫「バオー」の影響で戦闘生物「バオー」に「武装現象」する能力を身に着けていました。
彼を処分するために派遣された刺客の一つマーチン(「バオー」を生み出した環境で育った戦闘用マンドリル)と「バオー」の戦闘現場を買い物帰りの母子連れが目撃。飼い主の命令を受けたマーチンは母子を殺害を殺害します。その光景をなす術もなく見せられた「バオー」の心を代弁するナレーションが投稿の台詞。
抵抗一つできず殺された母子の悲しみの「におい(「バオー」は生物の感情や生命の動きを「におい」という形で触覚に受け取ります。)」を感じとった「バオー」と育朗の潜在意識は初めて合致し、マーチン達の「におい」を止めるべく戦いを挑む。
それまで単なる防衛本能のみで戦ってきた怪物が主人公にふさわしい戦士となる瞬間をどこか詩的に表現した名台詞だと思います。
これはだいぶ前に読んだことがあるなあ…(ジョジョの方はあまり読んでないのに、なんでだろ?)
ちょっと記憶があやふやなのですが、このシーンのときは、まだ「におい」に対する快/不快の反応だけで動いているように読んだと思います。宿主の少年の潜在意識と合致したのは、もうちょっと後じゃなかったでしょうか。
今度も出来るはずだ!!
HP :
謎の巨大ロボットを撃退した際の大爆発により、パラレルワールドへ飛ばされたグリーンランタン他4人のジャスティス・リーグ(以下J・L)。そこはグリーンランタンが子供の頃ファンだったスーパーヒーローのコミック「ジャスティス・ギルド(以下J・G)」の登場人物が人物が実在する世界でした。
宿敵インジャスティス・ギルドに挑むJ・Gに協力するJ・Lでしたが、戦いの中J・LのホークガールがJ・G全員の墓を発見してしまいます。
実はこの世界での40年前(J・Lの世界ではJ・Gの連載が終了した年)に世界大戦が勃発、戦争を止めるために立ち上がったJ・Gは全員死亡。廃墟と化した世界を戦後に生まれたミュータントが超能力で戦争が起こる前の平和な町に見せかけ、わずかに生き残った人間をその中に閉じ込めて古きよき平和な生活を演じさせていたのです(J・Gは黒幕が超能力で生み出した役者兼意思をもつ小道具みたいなものです)。
J・Lによって正体を暴かれた黒幕は超能力でJ・Lを圧倒、J・Gの面々は黒幕を倒せば自分達が消滅してしまうと知ったので手を出せません(チームの中には愛し合う男女もいるのです)。
そんな中J・Gのリーダー、ストリークが叫んだのが投稿の台詞。
「牛乳を飲もう」等、古きよき健全な正義の味方としての台詞ばかり発してきた彼の血を吐くような言葉は、偽りの世界で世界で正義の味方という役を演じていた虚像が本当の人間にしてヒーローに生まれ変わった瞬間であり、J・G最後の戦いの火蓋を落としたのです。
スーパーマンやバットマンらがチームを組んで戦っているという、アメコミならではの作品より。
本物よりも、それを演じ続けてきた者の方が本物らしくなるというのはありそうなことですね。けど、やるせないラストなんだなあ…。
たった一言。
それだけで、世界は、三日分死ぬ。
HP :
咲良田という能力者の町に住む「記憶保持能力」を持つ浅井ケイが「時間をリセットする能力」を持つ春埼美空と、とある事件に立ち向かう。
このセリフは浅井ケイが春埼美空に時間をリセットすることを指示した時のもの。
時間を巻き戻す能力は数あれど、「世界は、三日分死ぬ。」と言う表現に衝撃を受けました。
時間を巻き戻せるけど本人は記憶を保持できず、別の能力者がそれを補完する…という制約の仕組みがいいですね(ゲームのシステムとそのプレイヤーということか、とも感じましたが)。
今年に入って出た2巻は予知能力者が出てくるそうで。過去を何度もやりなおせる人間と予知能力者がどう絡むのかが面白そうです。
戦争をしてるヒマがあったら、
めがねっ娘を愛でようじゃないか!!」
HP :
メビウス号の未来予測により、近未来には近眼が予防できるようになるため、眼鏡が無くなってしまうことが判明。絶望した南雲博士は、助手の硝子くんを強制的に降ろすと、爆発するメビウス号と共に、いずこかへ消えてしまいます。
2010年の世界に戻った硝子くんを待っていたのは、明治時代に飛ばされた南雲博士によって改変された世界。すべての人類が眼鏡をかけることを義務付けられた、めがねっ娘の楽園となった世界だった!
南雲博士は未来の技術で巨万の富を築くと、それをすべて眼鏡のために提供。総理大臣になって「すべての国民は眼鏡をかけること」という法律を制定し、自身は世界中を周って眼鏡の素晴らしさを人々に伝えます。時には、紛争が続く危険な国にまで。
そこで熱い涙とともに投稿のセリフを叫び、世界中に平和と眼鏡を広げたのでした。
なんとかの一念と言いますが、なにか一つのことを極めるというのは、こういう事を言うのだなぁと、心から感動…しませんか?w
じゃあ近眼の予防の方はできなくしてしまったんですか? 世界平和ほど壮大ではないですが、結構身近な人類の夢だと思うんですが。
眼鏡は、愛でているのはいいんですが、使う側としては、曇るし、ずれるし、夏の暑いときには耳の裏にあせもができるし…。
私の目的は、手に入れる事ではなかった。
満ち溢れさせる事だ!!」
HP :
大変ご無沙汰しております。毎日覗いてはいたんですが、投稿はすごい久しぶりです。
さて、「めがねっ娘萌え」を原動力にタイムマシンを発明し、眼鏡の歴史を見る旅を続ける南雲一文字博士。
今回出会ったのが、かの有名な印刷技術の発明者、ヨハネス・G・グーテンベルク。彼が印刷技術の開発に没頭するきっかけとなったのは、少年の頃に見た、本を読む女性が持つ、“知”の美しさでした。
数十年後、印刷技術は完成しますが、出資者のヨハン・フストに、その技術のすべてを取り上げられてしまいます。
しかし、彼はニカッと笑うと「それでよし!」と叫びます。
「どんどん本を作って、儲ければいい! それでこそ、本は、知は、世界中に広がるだろう!」
そして、驚くフストに投稿のセリフを投げかけるのでした。
南雲博士からの表彰状と、伝説の“漢呑み”を交わしたグーテンベルクは、初恋の人に印刷した聖書を一冊残し、いずこへともなく、旅立って行くのでした。
前は第167集…2年以上ぶりですね。久々のご投稿、ありがとうございます。
媒体を問わず活字に満ちあふれている現代を目にすれば、グーテンベルクは感涙にむせぶことでしょう。
…あるいは感涙は、本を読む知性に溢れた美女が満ちあふれているのを見たときでしょうか(まあ15世紀よりは増えているに違いない)。
HP :
この作品の主人公は、英国軍内部の情報漏えいを捜査することになり、捜査する内に従妹の婚約者がそれに関わっていることを知ります。最終的に、この婚約者は婚約を破棄し、ある女性(ネタばれにつき反転、実は彼女はオーストリアのスパイの妻で、彼は婚約前から秘密裏に交際しており、作中で彼女は子どもを殺した夫を射殺し、彼を頼ることになります)と共に一緒に海で死んだことにしてインドへ旅立つのですのですが。この婚約者がその女性のことをどう思っているのか主人公に話す際の科白です。確かに金で健康も幸せも買えません。でも、二人で一緒に暮らすには役に立ちます。更にこの婚約者がインドへ旅立つために、財産のほとんどを投げ売ったことを考えれば、何とも意味深な科白に思えます。
「──だが役には立つ。」と断ってるあたりが微笑を誘います。
「お金で買えない価値がある。お金で買えるものは〜」って、おなじみのCMを思い出しました。
HP :
ACE3の敵勢力の一つであり、異世界バイストン・ウェルから来た勢力、サコミズ軍。それを率いている男サコミズ・シンジロウはもともと地上界の人間だったが、バイストン・ウェルに召喚され、ホウジョウ国の王となった男だった。久しぶりに地上に戻ってきたサコミズ王は、地上が自分がいた頃と何も変わっていないことに絶望し、地球連邦軍を倒そうとする。
地球連邦軍の基地で主人公たちとホウジョウ軍が戦っていたとき、宇宙ではネオ・ジオンが5thルナを地球に落とそうとしていた。ロンド・ベル隊の奮闘も虚しく落下を始めた5thルナ。それに気付いたサコミズは、この言葉とともに特攻。地球を守ったのだった。
バイストン・ウェルと言えば富野由悠季『リーンの翼』、小説が再登場してますね。
「終わってない!!」
「どちらかは否定される。そのことはわかっていたはずだ」
「そんなの……知るかよ」
「……」
「俺たちは違うだろ!!俺は俺だ。君は…君だ!」
「……。そうか……。なら……ここからはお前だけの道だ」
HP :
様々なロボットアニメがクロスオーバーするゲーム「Another Century’s Episode(以下、ACE)」から。
地球とパラレルワールドの地球をワームホールで繋いでいる装置「バルドナ・ドライブ」を利用して二つの地球を破壊しようとする男、ベルクト。主人公バレル・オーランドは、ベルクトが自分に対し異様なまでの憎しみを抱いていることを知り、その理由を探ろうとする。
実は、バレルはバルドナ・ドライブの開発者バルドナ博士の息子であり、博士が行方不明になった(実はもう一つの地球に跳ばされていた)事故に巻き込まれていた。そのときに生まれたもう一人のバレルこそがベルクトの正体であり、唯一の「両方の地球に存在している人間」でもあった。しかし、博士はベルクトを息子だと認めようとはせず、自分の世界へ帰るためにもう一つのバルドナ・ドライブを建造する。さらに、博士が息子をバルドナ・ドライブの起動キーに設定していたことで新連邦(もう一つの地球を支配している勢力)に命を狙われ、世界の全てを憎悪するようになったのだった。
台詞は最終決戦後のベルクトとバレルの会話。この後、ベルクトがどうなったのかは明かされていない。
起動キーうんぬんの特殊事情がなくても、平行世界の自分(それも自分よりは不幸じゃなさそうな自分)をみたら、憎悪とまではいかなくても嫌悪は抱いてしまうものなのかもしれませんね。
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