SF名文句・迷文句第36集

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「好きだ」
栗山は細い声で答えた
「何が……」 
「この星が、……やはり」

 出典: 半村良「妖星伝 人道の巻」

紹介 :冬寂堂 様
HP :

コメント:
 半村良の代表作「妖星伝」から投稿させていただきます。
 地球の生命の発生にかかわってきた「外道皇帝」と非道の限りを尽くす「鬼道衆」。そしてその動きに巻き込まれる様々な人たちの物語です。投稿した台詞は、人類のおぞましい未来を見せられ、地球の生命がお互いに殺しあう状況に作られたことを知った登場人物の最後の台詞で、絶望的な状況を知りながら、懸命に状況を改善しようとした人物だからこそ言える言葉だと思います。

駄弁者:
 先日惜しくも亡くなった、半村良の大作(全7巻)。
 ご投稿のセリフは「…やはり」の部分に重みがあっていいですね。
 …直前のご投稿が松本零士だったせいか「友よ/明日のない星と知っても/やはり守って/戦うのだ」のフレーズが頭にちらついてしまいました。



「さようなら…いつか地球でお会い出来る日をお楽しみに……」
「地球か……もう忘れかけた遠い思い出さ…」

 出典: 松本零士「銀河鉄道999」

紹介 :TOMO 様
HP :

コメント:
 はじめて投稿させてもらいます。  999の終わり、終着駅その1?5では、好きな台詞がたくさんあるのですが、一番ジンと来たのが、上の二行目の台詞です。人のいいおじさんが、地球という言葉を聞いてとても悲しそうな表情のになり言うこの台詞は、地球から遠く離れた星から出ることも出来ず、一生を終えなければならない悲壮感をとてもうまく表していると同時に主人公がいかに遠くに来たがつたわってきます。

駄弁者:
 999は、私はTVと映画(映画のノヴェライズは「宇宙皇子」の藤川桂介でした)で覚えている部分がほとんどです。
 原作マンガは途切れ途切れしか読んでないのですが、最終回の話はマンガの方が良かったなあ。鉄郎が別れ際で毅然としているし、メノウさんも良かったし。
 ところで松本零士といえば、「宇宙戦艦ヤマト」の著作権裁判、西崎氏が勝訴したそうですが…。



主よ、これが試練なら耐えましょう。悪戯ならば、呪います。

 出典: 小林源文「日米決戦2025 (RED SUN RISING)」

紹介 :みんめい書房 様
HP :

コメント:
 2025年、アメリカと対立した日本は開戦に踏み切った。手始めに、帝国海上自衛隊(!)を使い真珠湾を奇襲攻撃。続いて、コンピュータウィルスによって敵ICBMを機能停止させる。さらに、マイクロウェーブ砲搭載衛星、三胴空母、人工知能搭載戦闘機、果てはパワードスーツ(「宇宙の戦士」のやつにそっくりです。しかもニューヨークにカプセル降下して自由の女神ににミサイル発射!)を駆使して米軍を追い詰め、ついに米本土に上陸を…という、バブル期の軍事オタクの妄想を映像化したようなマンガです。「発生確率3パーセント」とタイトルの横に記されていました。なんだかなぁ…。  台詞は、日本軍との戦闘で戦死した将校の言葉。同じコマでは、ラシュモア山の4大統領の彫刻の横に、コーンパイプをくわえた日本の将軍が加わっていました。悲惨だ…。

駄弁者:
 これは絶対、作者という神の悪戯だと思う…。
 でももっとマジメなトム・クランシー「日米開戦」でも、コンピュータウィルスでウォール街を麻痺させている間に演習中の第七艦隊を奇襲、さらにラストでは日航ジャンボ機がアメリカ議会にカミカゼかましてましたしねえ。
>発生確率
 3%と言おうと30%と言おうと、このレベルでは大して変わらないような気がします。



「…SFですか……要するにU・F・O……
 ……いやさ空飛ぶ円盤《フライング・ソーサー》が近未来の地球《テラ》に着陸して
 X星人の操るキングギドラが東京タワーをへしおった時
 ミュウの乗ったガンダムが現れて――
 それがニュータイプだとシャアが叫んだ時
 イデは発動し魚住は南へ向かいタイムスリップが起きる中
 トロンがサイコ・ガンで撃たれると――これがSFだべさ
 ……問題はそれをどうやって三十二ページで描くかだが」

 出典: たがみよしひさ「それさえもおそらくは平穏な日々」

紹介 :ヘボ 様
HP :

コメント:
劇中の主人公、漫画家のたがみよしひさ氏が、SF雑誌(ウィングスならぬスウィング誌)用の原稿を前に悩んでいるシーンから。締め切りが重なり相当に疲れがたまっている状態での発言です。 ”実際の”たがみ氏が描いたのは「時空転移」(というか、パラレルワールドの一種)でした。

駄弁者:
 はい、元ネタ全部言える人、手を挙げてーー。なお、当たっても賞品はありません。



誰もあなたのことを恨まないし責めないから、ここにいる赤ん坊を殺してみろと言われて、そうですかと実行できる人間は、そうはいまい。それができる人間には、悪の組織の幹部への道が開かれている。

 出典: 圓道祥之「完全『世界征服』読本」

紹介 :みんめい書房 様
HP :

コメント:
 日本のSF(というか特撮)番組に登場した悪の秘密結社(ショッカー、ギャラクター、黒十字軍など)がいかにして世界征服を企み、なぜ敗れていったかを大真面目に考察した本より(絶版です)。読んでいると「ぽちょむきん」 の名(迷?)台詞が思い出されます。ただ、淡々とした文体で地獄大使やベルク・カッツェに突っ込みを入れていく点は面白いのですが、オウムを「悪の秘密結社」の実例としてあげているのにはちょっと抵抗が…(案外当たっているかもしれないけど)
 ところで、「仮面ライダー」ってSFですよね?

駄弁者:
 私は道が開けているのは幹部への道じゃなくて、単なる鉄砲玉かカマセ犬の道だと思うんですが。
「ぽちょむきん」のめい文句というと、たとえばこんなのとか。
>「仮面ライダー」ってSFですよね?  正直なところ、私は「うーん?」です。エピソードなどにもよるんでしょうが、「ウルトラマン」をSFとしてみるよりツラいものがあるのでは?。



「コーネリア、退院おめでとう。」
「…どなた?」
「…ごめん、人違いだった。」
「そうですか。」

 出典: 聖悠紀「超人ロック」(劇場版)

紹介 :ヘボ 様
HP :

コメント:
 原作の「魔女の千年紀《ミレニアム》」編(ヒットコミックス2巻)を映画化したものです。
 エスパーによる新世界建設の野望を持つレディー・カーンとロックとの闘い。
 コーネリアは、レディー・カーンの下で戦闘要員として働いていた女性で、ロックと互いに惹かれ合うようになります。
 事件が落着し、彼女が退院するその日、ロックは花束を持って彼女の下へと向かいます。しかし彼女は記憶調整を受けており、事件に関することすべて、つまりロックのことも忘れてしまっていたのでした。
 そして伝説の超人は独り市井へと戻って行き、すべて世はこともなし。

駄弁者:
 読んでいないし見ていないので、例によって勝手な想像をしてみるんですが。
 このときロックは彼女の記憶が失われているのをすでに悟っていて、それでも自分の気持ちに決着をつけるためあえて彼女に声をかけた…とかいう筋書きだったらカッコいいかなあ、と。



「いったいぜんたい誰が、そんな千光年もの宇宙ひものループを戦争兵器として使うっていうんだ。」

 出典: スティーヴン・バクスター「虚空のリング」(小木曽絢子訳)

紹介 :NAL 様
HP :
http://www3.justnet.ne.jp/~343-45/

コメント:
 戦争兵器ってのは誤認だったんですが、これや銀河系ミサイルの前には人類の叡智を結集した中性子星ミサイルなんて、塵みたいなものです。

駄弁者:
 中性子ミサイルじゃなくて中性子「星」ミサイルというのも充分すごいハズなんですが。
 銀河や宇宙ひもを武器として使うというのはでかすぎてイメージがわきません。それをやってしまうのが、90年代ハードSFの雄たるゆえん?



「いまどうしてるの、デイヴィー?生計は立ってるの?」
(銀行強盗をやってね。)
「えっと、銀行の利子がはいるんだ。うまくやってるよ」

 出典: スティーヴン・グールド「ジャンパー −跳ぶ少年−」(公手成幸訳)

紹介 :NAL 様
HP :
http://www3.justnet.ne.jp/~343-45/

コメント:
 6年ぶりに再会した母と子の会話。こんな説明で納得してしまう人達ってどこか変です。
 テレポートができる青年の話、手っ取りばやく、銀行からお金を持ってきて生活始めたには、驚きました。

駄弁者:
 突然テレポート能力を使えるようになった少年が、ニューヨークに出て成功し、彼女ができて、事件に巻き込まれて大冒険をするという、まあ王道的な物語。
 テレポートとタイムスリップの違いはあれど「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を連想させる軽快なノリが魅力といえば魅力の作品でした。…私はそんなにハマりませんでしたが。
 この作者の作品はこれと、あと「ワイルドサイド」と2連チャンで出ましたが、後が続いていませんね…。



──長官は絶好調だった!!
なぜなら今日25日は獅子座生まれの長官にとってのラッキーデー
 …(中略)…
東京湾の精霊達も鬼神の再来をたたえ
よくわからん援助をおしまなかった!!

 出典: トニーたけざき「岸和田博士の科学的愛情」

紹介 :ユウ 様
HP :

コメント:
またマンガですいません。
しかも長いです…。
適当な所で割愛してください。
岸和田博士は、ツッコミ所満載で好きでした。

駄弁者:
 マンガは歓迎ですし、長いのもたまにはいいもんです。
 しかしこのめい文句、ズラズラと続きすぎで、どこがヤマなのかわかりません。どう割愛していいものやら。
 絵と一緒に出せるとまた違ったふうに読めるのでしょうが。いつもながらマンガ出典の辛いところです。
 とりあえず全文はこちらの掲示板で



「急性カラダ爆発っての」

 出典: 「アルフ」

紹介 :ヘボ 様
HP :

コメント:
 NHKで放送された海外のドラマ。
 犬と熊とのあいのこのような宇宙人、アルフを主人公にしたコメディーです。たしかこれはアルフがダイエットにはげむというエピソードから。
 アルフの種族は体重が増えても外見が全く変わらず(その分体内の密度は増す)、そのまま体重が増え続けると、ある日体内からの圧力に外皮が耐えられなくなって…。
故郷の家の壁だかカーペットだかの模様は、アルフのおじいさんがそうやってつけたものだそうです(笑)。
 そういえば、アルフの吹き替えは所ジョージさんでしたね。個人的には割りと合っていたのじゃないでしょうか。昔「ハワード・ザ・ダック」では首をかしげましたけれども。

駄弁者:
 いかにも洋モノらしいブラックユーモア。こういうのも結構好きです。
 急性カラダ爆発というのは何となく華々しいですが、これの慢性版って、地獄の苦しみなんじゃないでしょうか…。



星見「忘れないで 私は…いつでもあなたの後ろにいる。そして…必ずわたしを救って!それが 銀河を守るということと同じ意味だとしても」

 出典: 長谷川裕一「マップス 第10巻『旅立ちの前に』」

紹介 :出羽 様
HP :

コメント:
 宇宙の命運をかけた最後の決戦に臨む主人公・十鬼島ゲンに、それまでずっと一緒に銀河を旅してきた君塚星見はこの台詞で別れを告げます。そして、もしゲンが敵に破れたら真っ先に潰されるであろう地球に、その身を置きます。彼女を救うためにゲンが力のすべてを出せれば、地球も、そして宇宙も救われる、だからそのための人質となることを選んで。
 宇宙全体を背負うより身の回りの命を思った方が力が出るというのは、一見矮小な印象を与えるかもしれません。しかし、どれほど大きな志を持とうとも、人一人、実感できる範囲はたかが知れてます。それでも、その中で全力を尽くせば周囲が連鎖反応を起こして波紋が広がり、やがては波濤となって銀河全体すら動かす力になる…それが生命のダイナミズムなのでしょう。
 個人の力は有限ですが、その影響は無限にもなります。少しズレますが、そういう人間の足跡を辿るのは歴史の面白みのひとつでもあります。

駄弁者:
 宇宙などという抽象的な概念ではなく身近な人のために命を懸けるというのは、矮小なんかでは全然ないでしょう。
 もっとも歴史のことを言うならば、そういう素朴な郷土愛、同胞愛を利用した戦争も少なからずあるように思います。「生命のダイナミズム」というのには、私はちょっと違和感を感じてしまいました。



「一目見て『げげっなんだこいつは』と思わせた時から恋が始まるのよ!恋がぁ!!」

 出典: 永野のり子「Si-Fhiもーしょん!」

紹介 :へかあて 様
HP :

コメント:
 またまた送らせて頂きます。
 永野のり子先生の初期短編集のなかの、『バーストKISS五秒前!』からです。
 この短編集はマッドサイエンティストの男の子とフツーの女の子のラヴコメディなのですが、主人公の少女達がグループデートをすることになり、彼女の友達が『なんか女王様っていうかグルーピーっていうか』と自分の服装を評されたときのせりふです。
 まねする勇気は私にはありませぬ。

駄弁者:
 戦術的にはあながち誤りではないような気もしますが…。
 しかし、始まったものがどういう終わり方をするかは、保証の限りじゃありません。



あなたは彼女が人間に対して抱いていた信頼を絶えず壊し続けてきたからなのよ。
もし人間の基本法というものがあるとしたら、あなたはその法律によって罪を問われなければならないのよ。

 出典: シオドア・スタージョン「夢見る宝石」(永井淳訳)

紹介 :へかあて 様
HP :

コメント:
 主人公のホーティが、義父のアーマンド.ブルーイットに(女装してだまくらかして)復讐するシーンのせりふです。
 個人的にアーマンド.ブルーイットは『夏への扉』のベルとならんで『SF作品ワーストキャラ』に入ります。  このアーマンドのように人の弱味につけこんでセクハラするオヤジにはこんな台詞を言ってやるのは いかがでしょうか。女性の皆様(^∪^)

駄弁者:
 このセリフだけで効くようなオヤジなら、そもそもセクハラをするなどプライドが許さないだろうと思う…というのが一男性としての意見です。
 SFのワーストキャラを挙げていらっしゃったので、私だと何があるかな…と考えてみたんですが、有名な作品では思いつきませんでした。カード作品なら「消えた少年たち」でてくるキャラクターなんか、結構最悪な人物が揃っていたんですが。



ありふれた夢を見た。わたしに名前がある、という夢を。ひとつの名前が、変わることなく、死ぬまで自分のものでありつづける。それがなんという名前かはわからないが、そんなことは問題ではない。名前があるとわかれば、それだけでじゅうぶんだ。

 出典: グレッグ・イーガン「貸金庫」 短編集「祈りの海」に収録

紹介 :冬寂堂 様
HP :

コメント:
 グレッグ・イーガンの短編集の中から投稿させていただきます。台詞はある一定の期間、特定の人間の体に転移する男の物語の中からで、冒頭と最後に出てきます。最初は物語を象徴するものとして、最後は主人公が自分自身の人生を切り開くことを決めたときに。
 グレッグ・イーガンの作品は初めて読んだんですが、設定がしっかりしていて、非常に読みやすい作品で、人気が出るのも分かる気がします。

駄弁者:
 自分に決まった名前がある、という普通ではあまりにも自明のことが、この短編の主人公にとっては「夢」として語られることなんですね。私はこの話のラストもさることながら、彼がいかにして成長し、これまで生きてきたかを語るくだりが好きです。こんな状態で生きてきたら、自我を確立する前に発狂してしまうんじゃないか、とも思うのですが。



「墓地は人類の行く先々にできる。死者への想像力が働くかぎり、それは無用のものとはならない。どんな銀河の辺境においても、死体はただの物体ではなく、人生という名の物語の容れ物だ。」

 出典: 中井紀夫「遺響の門」

紹介 :NAL 様
HP :

コメント:
 おととし出版された、中井紀夫久々のSF長編の書き出しです。
 どんな内容かってーと、今から読むところなのでわかりませんです。
 お墓まいりなど無駄と思っていても、お墓まいりしなかった事で故人が天国で不自由することがあったらと思うと、いそいそとお墓参りしてしまいますなあ。

駄弁者:
 中井紀夫は一昨年の復刊フェアで出た「山の上の交響楽」を読んだだけですが、あれは非常に面白かったです。演奏に一万年かかる交響楽の話や電線の上で生活する人たちの冒険譚とか。
 ところで、名文句の「死体は人生の象徴だから墓地は無用のものではない」というのは、この世での墓の役割で、一方NALさんが言っている「お墓参りしないと死んだ人が天国で不自由する」というのは、あの世での役割であるわけで。「墓」の意味というものをまともに考えだすと、なかなか複雑な問題になるんじゃないかという気がします。



「でかい?きっとアメリカ製だ」
「オイオイ」
「コレずいぶん精密にできてるなー生き物とは思えないや」
「精密か じゃ違うな…」

 出典: あさりよしとお「宇宙家族カールビンソン」

紹介 :優 様
HP :

コメント:
 最近このHPの存在を知りました
 随分と古い漫画ですみませんが是非加えて欲しいです。
 原住民達が、巨大バクテリオファージに遭遇した時の一連の会話です。
 読んだ時、電車の中で笑いを堪えるのに苦労したのを今でも思い出します。

駄弁者:
 それじゃあ日本製だ…と言えたのはきっとこのマンガが出たての頃の話で、今は韓国製か台湾製か…。



体がいっぱいあるよー!
体がいっぱいあるよー!

 出典: 二瓶勉「BLAME!」

紹介 :遊 様
HP :

コメント:
 サイバーパンクコミック 『BLAME!』のヒロイン シボさんのセリフです。
 この一言でファンになった人は多い!

駄弁者:
 2回続けての絶叫リフレイン。
 BLAME!からのご投稿は2回目(1回目はこちら)。
 この方、ミイラ化状態で幽閉されてしていたのが、後に新しい女性の体を手に入れたんだそうです(ファンサイトの受け売りですが)。



「助けてくれー!!助けてくれー!!」

 出典: カート・ニューマン監督「蝿男の恐怖」

紹介 :ヘボ 様
HP :

コメント:
 ええと、ストーリーについての説明は、いりません・・・よね。
 蝿を研究していた自分の夫を、プレス機にかけて圧殺した妻の独白、という形で物語は進んでいくのですが、この台詞は、妻の告白を聞いた後、庭の片隅で見つけた「もうひとりの蝿男」のシーンから。
 初めてこの映画を見たとき、このシーンがものすごく怖かったんです。
 いちおう、ネタバレになるんでこれ以上詳しくは言えませんけど。

駄弁者:
 物質電送機の研究をしていた男がハエと融合してしまう、有名な作品。
 この文句は映像こみでないと真意がわかりませんね。
 「融合」というわりには頭しかハエになっていなかったじゃないか、という批判はかなり強力だったのでしょうか、リメイク版「ザ・フライ」では、きっちり体中ハエになってました。こっちのほうは、ラストがなかなか感動的でしたね。



二人は掌をを打ち合わせて小躍りした。「ふわふわだあ! ふわふわがまた出たー!」

 出典: 野尻抱介「ふわふわの泉」

紹介 :のほほん大佐 様
HP :

コメント:
 ご存じヤングアダルトの皮を被った(わりと)ハードSFからもってきました、夢の新素材「立方晶窒化炭素」を偶然生成してしまった科学部二人組が苦心惨憺の再現実験の結果ようやく成功した時に言う台詞、何というか共感度120%です。この作品の科学技術とか人の未来等に対する盲信ではない前向きな姿勢は好感が持てます。
 追記、「ふわふわの泉」と「夏のロケット」は学級文庫や図書館の児童文学コーナーあたりに置いてお子様達の洗脳につかえそうな…ゲフン。

駄弁者:
 よし、今度学校図書館に異動になるようなことになったらやってみよう…。なんとなく生徒のごく一部にのみ大好評、という結果に終わるような気がしますが。



おれにはきみたちアンドロイドのそのあきらめのよさががまんできない

 出典: フィリプ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」(浅倉久志訳)

紹介 :たまうら 様
HP :
http://page.freett.com/tamaura/

コメント:
 追いつめたアンドロイドにリックが言ったセリフです。
 まあ、自分で追いつめといて何をいうか、という感じではありますが。
 リックがそう感じるのは、その点の違いこそが、人間ならではの価値であるからではないでしょうか。

駄弁者:
 この作品での人間とレプリカントの違いは、物事に感情移入する能力の有無ということにあったと覚えています。絶望的な状況を冷静に受け入れてしまうのは、自分自身にさえ感情移入することがないからなのでしょうか。
 もっともリックの場合、人間(であるはずの自分)とレプリカントの差を見つけるのに必死になるあまり、こういう言葉が出たんじゃないかという感じもします。



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