第43集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第45集を見る
「3メートルの宇宙人ってやつだな」
出典:
富永浩史「機巧天使サンダルフォン2」
紹介 : 第8天使 様
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駄弁者:
アンドロギアはただ機能を停止したのだ。アンドロギアに魂はなかった。だからそれは、壊れることはあっても死ぬことはない。死んだのは、アンクであって、アンドロギアではないのだ。もし、魂が故郷に帰ることを死というのなら。
出典:
神林長平「魂の駆動体」
紹介 :ぱる 様
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駄弁者:
神話にだまされてはいかん! 神とは古代ではありがたいものではなかったのじゃ!
出典:
諸星大二郎「暗黒神話」
紹介 :水谷秋夫 様
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駄弁者:
「電線に、電気を通すと、そこには意識が生じるんです」
「今見せているのは、奥義の一手、“武者走り”(ムシャバシリ)という技だ。精妙にして完全なバランスをたもちながら走る彼に対しては、いかなる攻撃、またいかなる防御も無効なのだ。キム、地球(テルス)には独楽(こま)という玩具(がんぐ)があるだろう。高速回転する独楽は静止して見えるが、触れるものすべてを弾き飛ばす。あれと同じことだよ」
出典:
古橋秀之「サムライ・レンズマン」
紹介 :好古真之 様
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駄弁者:
脳味噌をくれぇ!
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ダン・オバノン監督「バタリアン」
紹介 :皆月 様
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駄弁者:
虫は、もう滅びる。虫は、人間にきらわれた。土もなくなる。植物もほろびる。人間なら、石を食べても生きるだろう。なにも食べなくても生きるだろう。なにかの気体を発明して、それを呼吸するだけで生きつづけるだろう。
出典:
福永令三「クレヨン王国12妖怪の結婚式」
紹介 :御宗銀砂 様
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駄弁者:
一月後には、人類は全部コンニャク人間と化してしまうのです。
出典:
福永令三「クレヨン王国12妖怪の結婚式」
紹介 :御宗銀砂 様
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駄弁者:
長寿と繁栄を
出典:
スタートレック
紹介 :第8天使 様
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駄弁者:
笑わせるんじゃないわよ、くずども。
出典:
キャサリン・アサロ「スコーリア戦史・制覇せよ、光輝の海を!」(中原尚也訳)
紹介 :逆井未章 様
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駄弁者:
「真実ってやつは、誕生日と同じだよ。個人にひとつずつあるんだ。」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説外伝2」
紹介 :大ちゃんの妻 様
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駄弁者:
優しさを失わないでくれ。
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市川森一脚本「ウルトラマンA 第52話『明日のエースは君だ!』」
紹介 :水谷秋夫 様
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紹介 :がんま 様
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駄弁者:
ビュコック「…ヤン・ウェンリーもあなたの友人にはなれるがやはり臣下にはなれん。他人事だが保証してもよいくらいさ。なぜなら,偉そうに言わせてもらえば,民主主義とは対等の友人を作る思想であって主従を作る思想ではないからだ。…」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説」
紹介 :Crea Foster 様
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駄弁者:
僕らは人間だ。……DNAじゃない!
出典:
渡辺浩弐「BLACK OUT」
紹介 :ゆんゆん 様
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駄弁者:
「おまえのような者がこの世に存在するとは。人にせよ、ロボットにせよ秩序のための 規律は守らなければならない。」
出典:
雨宮慶太監督「人造人間ハカイダー 劇場版」
紹介 :Deus Ex Machina 様
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駄弁者:
「なるほど、岸尾さんは、自然が大切と仰りたいのですね。」
出典:
清水文化「気象精霊記5 思惑違いの流星豪雨」
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
おれたちの誓いの言葉を教えてやろうか。
出典:
ワイス&ヒックマン「冥界の門 エルフの星」(嶋田洋一訳)
紹介 :屋良一 様
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駄弁者:
「ころして、おどす。
出典:
秋津透「ハルピュイア奮戦記・第二話『翼の決断』」
紹介 :月野港 様
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駄弁者:
「あたし、うらやましいわ・・・あなたたちが・・・あなたたちが行こうとしている世界が」
出典:
J・M・ディラード「スタートレック・ファースト・コンタクト」(斎藤伯好訳)
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
軍人にできるのは時間を稼ぐことだけだ。
出典:
ジェリー・パーネル「宇宙の傭兵たち」(石田善彦訳)
紹介 :mugen 様
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駄弁者:
「あれでは感謝が足りないという気がしたら、機密保安庁をあたってごらん」マイルズはむっつり顔で勧めた。「『装備はどれだけ失くしたのかね』っていわれるのが落ちさ」
出典:
ロイス・マクマスター・ビジョルド「ミラーダンス」(小木曽絢子訳)
紹介 :mugen 様
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駄弁者:
「まんまかよっ!」
HP :
宇宙人の侵略が起こっている町で、見かけた宇宙人に関してジャックの身もふたもない回答です
とりあえず、読んだ瞬間笑ってしまいました。
UFOファンとしては、たまらない宇宙人の選択です。
実際に目撃報告があるものなので、「3メートルの宇宙人」または「フラットウッズモンスター」で検索するとどんなものかわかります。
宇宙人というより拒食症のジオングって感じです。たしか宇宙人の操るロボット説というのも、ありましたっけ?
私がUFOものを好んで読んでた頃からすでにおなじみでした(もう一つのおなじみはトレンチコートのおっさんに両手つかまれてる小人宇宙人でした、言うまでもなく)。小学生時代のことなんですが。
インターネットで検索したら、なんかガレージキットまで出てたみたいです。
HP :
初めて投稿させていただきます。
この本には凄くいい台詞や言葉が多くてかなり迷ったのですが、あえてこれに。
魂が故郷に帰ることが死というくだりで、穏やかに死にたいもんだと思ったり。
初のご投稿を歓迎いたします。
「雪風」映像化の追い風で、復刊が続いている神林作品ですが、これはそれより少し前に文庫化されたものですね。
「魂の駆動体」、自動車ネタだというので、車に思い入れのない私ではあまり楽しめないかと思い、パスしてましたが…。
たたりをなし破壊と死をもたらす恐ろしいものじゃった!
HP :
洞窟で鎖に繋がれた化け物に遭遇した後、少年にじいさんはあれが神話に登場した神様だと告げます。「そんな……、鎖で繋がれた神なんて……」その後に続くセリフです。
私の日本神話観はこの作品でひっくり返りました。
神さまというのは、理不尽に襲いかかる災害などについて、被害に遭った人が無理にでも納得できるようにするための説明方法だというのが、少なくとも起源の一つなんじゃないでしょうか。
そりゃありがたくないわな。
紹介 :Conan Rock 様 → 第25集へ
HP :
「あれと同じことだよ」って…ホントですかトレゴンシーさん。
BGM:「サムライ・シンドローム」新堂敦士
なんかこのトレゴンシー、家族旅行で日本にきて禅寺なんかでウソっぱちの日本知識を得意げに教えている日本通のオジサンみたいです。
HP :
はじめまして。
ゾンビ映画ですがSFチックな設定だったのでこれを投稿させていただきました。
この映画と言えばこのセリフでしょう!
ちなみにこの映画は僕が初めて見たゾンビ映画なのですがゾンビの描写が怖かったです。知能があって、動きが生きた人間と同じくらい素早くて、爆発的増殖力で、おまけに○○○なのです(当然といえば当然ですが)。
後にも先にもゾンビ化の描写やストーリー展開がリアルで、クスッと笑えて、それでいて悲しくて怖くて、ゾンビだけでなく人間(特に軍)の恐ろしさも描いたゾンビ映画はこれだけです(あまりゾンビ映画を見た記憶は無いのですが)。
はじめまして。初投稿を歓迎いたします。
TVでやってたのを見ましたね、「バタリアン」は。それも2回ほど。タールマンとオバンバの2大スターは強烈でした。
ゾンビが人間の頭にかぶりつくときの効果音が、妙にいい響きで笑えるんですよね…。
HP :
連続投稿失礼します。12妖怪の一人が人間に同化する動機を告白するシーンから。
人間の力を絶対的に信頼し、「神さまより頼れる人間さま」と歌う彼女たち。地球が欲しいわけでも人間を奴隷にしたいわけでもない、人間と同化すれば生き残れるでしょ?、という理屈です。
余談ですが、人間離れはしていても意外と健気な妖怪達に、個人的には結構泣かされます。好みの女性も3人ほど出てきます。3人とも人間じゃないですが。
…みごとなほめ殺しだと思います。
>好みの女性も3人ほど出てきます。3人とも人間じゃないですが。
ということは、あなたもコンニャク人間になってしまうですか!?
HP :
ファンタジーシリーズの一編ですが古典的侵略SFを周到しています。
人間女性の姿になった12人の妖怪達。彼女たちは結婚をトリガーにして配偶者と同化。以降1日ごとに倍々ゲームで同族を増やし、一月ちょっとで全人類に取り憑くことができます。
児童向け故のストレートな文脈もまたよし。
実際何日かかるのか計算してみようかと思いましたが、意外と面倒くさそうなのでやめました。
図書館の長椅子で寝そべっている若いのを見ていると、もう半分ぐらいコンニャク人間と化しているような気がしますが…って、なんかじじむさいこと言ってるし。
HP :
スタートレックをほとんど見ていない身としてはちょっと恐縮ですが。このセリフについては、なぜかあの手の形といっしょに覚えていました。
なぜか、ほかの映画にも出ていることがあるので、スタートレックは偉大ですね。
スポックらヴァルカン星人の挨拶の言葉。原文は「Live long and prosper」。映画版のTV吹き替えでは「長く生き、健やかに暮らしてほしい」というふうに訳されていたこともありました。考案者は「狂気の季節(TV邦題「バルカン星人の秘密」)の脚本を書いたシオドア・スタージョン。
片手を軽く上げ、親指、中指、薬指で二つのV字をつくった手のひらを相手に向けるという動作とともに発されます(…うーん、言葉で説明すると難しい)。結構できない人も多いみたいです。レナード・ニモイ「わたしはスポック」によると、カーク役のW・シャトナーもできなかったとのこと。
HP :
お久しぶりです。大変長らくご無沙汰しておりました。前回から半年以上の月日を経てしまいましたが、投票させていただきます。
第一巻「飛翔せよ、閃光の虚空へ!」の帯にあった<アメリカ版 星界の紋章>という語に惹かれてこのシリーズ4作品を読みました。星界とはほとんど関係ないと思いましたが、内容的には非常に楽しめました。
敵対するスコーリア王圏とユーブ帝国のそれぞれの後継者が恋に落ちた挙げ句、すべてを捨てて駆け落ちしてしまうという驚きの結末に終わった一巻から十数年後。傀儡皇帝にするため、急に拉致されてしまった夫を救い出そうと、自らも王圏へ戻って王位を継いだ主人公ソズが帝国に向けて吐いた台詞です。
このシリーズは女性が強く、時には恋愛の主導権さえ握ってしまう所が楽しいです。勿論テレパスが不可欠である王圏の仕組みと王圏のサイボーグ戦士の生態や、人の苦しみを快楽と感じるユーブ人との間に起こる争いも興味深くはありますが。SFと、恋愛小説を融合させる作者はめったにいないと思われます。今続きが気になるシリーズの一つです。
なんとも力強くストレートなお言葉です。スコーリア戦史の3作目からですね。
「アメリカ版星界の紋章」というのはツカミのためのあおり文句で、まああまり本気にとることはなかったんでしょう。
ハヤカワではこれと「オナー・ハリントン」、「シーフォート」が交替で出てますね。…どれも読んでませんけど。
HP :
外伝の2巻は、ユリアンのイゼルローン日記。生徒ユリアンが、師父ヤンのお言葉を書き留めているという趣きで、名文句の宝庫でした。
外伝の4巻で主題となるブルース・アッシュビー提督についてヤンが語るセリフですが、歴史家志望のヤンの面目躍如ですね。
実生活でも、実感する事が多いですね。皆、一人一人自分の物語を持っているということを。若いうちは自分の物語だけが真実だと思っていたのですが。
ところで、この時ヤンが食べていたエビのコキールは「電気羊亭」の自慢料理でした。
ご投稿をいただいたのはすごく久しぶりなんじゃないでしょうか。
「真実」や「正義」に対するこういう考え方は「銀英伝」でも「アルスラーン」でも「創竜伝」でも、田中芳樹の作品すべてに通底してあるんじゃないでしょうか。「アルスラーン戦記」にもナルサスの「正義とは太陽ではなく星のようなものかもしれません。星は天空に数かぎりなくありますし、たがいに光を打ち消しあいます」という言葉がありました。
>「電気羊亭」
…それは本物のエビを使ってるんでしょうか!?電池とか入ってたりして。
弱い者をいたわり、互いに助け合い、
どこの国の人達とも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。
例えその気持ちが何百回裏切られようと。
それが私の最後の願いだ。
HP :
ウルトラマンA 最終回。
初めて聞いたときは、エースの素晴らしい言葉にただ感動していました。
今は違う感想を持っています。
「蜘蛛の糸」を書いた芥川龍之介は仏の慈悲を信じていたでしょうか。
「走れメロス」を書いた太宰治は無償の友情を信じていたでしょうか。
ならば市川森一は。
何百回も裏切られ、それでも何も失わない人などいません。それを踏まえた上で書かれた脚本でしょう。
敢えてこう書かずにはいられなかった市川森一の心情はどんなものだったのでしょう。
HP :
ウルトラマンA最終話「明日のエースは君だ!」の、ウルトラマンA(と言うか、北斗)の言葉ですが、当時よりも今の時勢で聞く方がインパクトがあったりします(^^;
今の日本人には、耳の痛い台詞なんじゃないですかね。
エースの敵ヤプールに追われていたサイモン星人は北斗(エース)と子供たちにかくまわれる。だが、実はサイモン星人の正体はヤプール自身。守ろうとする子供たちの目の前で、北斗はサイモン星人を撃つ。「もう優しさなんか信じない」となじる子供たちを前に、北斗は最後の変身をするのだった。ご投稿は怪獣(超獣でしたか)を倒した後、エースが子供たちに残した最後のセリフ。
こういう話だったとは、憶えてませんでした…見てたはずなんですが。「何百回裏切られようと」のところに非常に重いものを感じます。
…(中略)…
チュン「民主主義に乾杯!」
HP :
自由惑星同盟最後の戦い「マル・アデッタ会戦」でのチュン参謀総長の台詞。実は,ビュコック元帥の台詞は,全部あるとより生きるのですが長すぎるすぎるので一部だけにしています。民主主義を説くビュコックとそれに殉じる自由惑星同盟良識派軍人達。彼らがラインハルトへ与えた影響は,大きかったのではないでしょうか。
個人的にも,今日(08/15)だからこそ言いたい台詞です。
原作ではセリフの間にいくつか描写が挟まっているのですが、OAVからということなので、セリフのみ追っています。
民主主義云々の点でラインハルトに影響を与えたことについては、私は少々疑問なのですが(「老人の毅然たる態度ほどには、そのことばはラインハルトに感銘を与えはしなかった」という文もありましたし)、Crea Fosterさんは「ビュコック、ヤン、ユリアン達が少しづつ積み重ねた努力は,ラインハルトの判断へ影響を与えたと思う」ということです(引用ご容赦)。
HP :
初投稿になります。
父親のエゴによって天才音楽家として作られた青年(達)の悲痛な叫びです。
はじめまして。初投稿を歓迎いたしします。
ご投稿の「BLACK OUT」は1999年に深夜ドラマで放映されたもののノヴェライズ。警視庁の科学捜査部に嘱託で入った大学講師とFBI帰りの女捜査官のコンビが事件に立ち向かう。「日本版X-FILE」などという言い方もされてますが…。
作られた天才音楽家と聞くと、どうしてもクリスチャンやアンセットを連想してしまう、ああカードファンのサガ。
「くだらん。誰が作った規律だ?俺はそんなモノを受け入れた覚えはない。」
「私は正義。秩序を守る者。正義の名のもとにおまえを処刑する。」
「確かに貴様が正義なら、俺は悪だ。」
HP :
私の人生の師、「ハカイダー」の一番心に響く台詞です。この台詞のおかげで私の人生の価値観は180度変わりました。
ハカイダーと言えば「人造人間キカイダー」の名脇役ですが、この劇場版は「キカイダー」とは関係のない別の作品。
イメージとしては「確かに貴様が正義なら」ってとこでニヒルな笑みを浮かべそうなんですが、ハカイダーは笑わない(というか、笑えない)だろうなあ…。
「いや。オレは気象学に従事する者として、災害のカラクリを堪能しているだけだ!」
HP :
都市化や砂漠化と集中豪雨被害の関係についての鮮やかな解説の後で余計な一言。
この作品エネルギー収支についての説明があればハードSFになるんですが、何方か気づいてますか?
気象学者や地球環境学者のホンネ? 最近は本当にいろいろ堪能できて満足でしょう。
…いまインドや中東欧あたりで口にしたら本気で命が危ないと思いますが。
「わが命を汝の命のために。わが死を汝の命のために。わが命を汝の死のために。わが死を汝の死のために」と言うんだ。
本当にこう誓いたいか?
HP :
結婚式での誓いの言葉。
「それは……あまりロマンティックとは言えないな」「おれの出身地はロマンティックな場所じゃない」
さすがにドラゴンが雑魚キャラだったと言う所だ。
ドラゴンランスが復活したんだから、これも翻訳再開してほしいです。
おー、屋良一さんだ。お久しぶりです。
「ドラゴンランス」は知ってますけど(翻訳がまずかったということも)…。
要するに「同じ墓に入ることを前提におつきあいして下さい!」って言ってるような気がしたんですが、「同じ目的を抱いている者としとての同志の誓いに近い」のだそうです。
ひとは、ふるえあがる。
でも、ころすものは、ころされる。
よい、やりかたでは、ない」
HP :
主人公のマリアと母親が経営していた孤児院の9人の子ども達は、マリアの父親が最後の最後で見つけた生体宇宙船ハルピュイアに乗って惑星破壊砲で崩壊した故郷の惑星を脱出。マリアの父親の所属していた星間組織で今後の説明をマリアの後ろから聞いていた子ども達の会話から抜粋。
世界最初の宇宙飛行士のライカ犬の情報を求めて彷徨っていたら、偶然このサイトを見つけておもしろかったので私も投稿してみたくなりました。秋津さんの本は文章の表現が独特なので好きなのですが、一通り見ても全然無かったので自分のお気に入りを投稿しました。
ライカ犬で検索ですか?…ああ、これで引っかかったんですね、きっと。
秋津透って「ルナ・ヴァルガー」しか知らないです(しかも読んでないです)。これの初版が出たのはもう10年以上前だから、他にもいろいろあるんでしょうが…。
リリーは優しく言った。
…(中略)…
「わたしはきみたちがうらやましい」と、ピカードは言った。
「こうして新たなフロンティアへ最初の一歩を踏み出したのだから」
HP :
21世紀半ばに時間跳躍してボーグによる歴史の改変を防いだピカードと、その時代の住人である女性リリィとの別れ際の会話です。
リリィの台詞は、未来へ憧れる人間の素直な気持ちです。そしてピカードの台詞は、スタートレック世界で描き続けている”未知に挑み、未来を築き上げるバイタリティ”を表現していると言えるでしょう。同時にそれは、未来は”今”を生きる人間達が作るものなのだという呼びかけでもあるように思います。
”過去”の女性と”未来”の艦長との短い会話が、”今”の大切さを表現している、なんて言うとワープ3くらいで跳躍した解釈かもしれませんが。
この作品は先日DVDを買って見なおしました。リリィもよかったけど、やはりボーグに捕らわれた過去をもつピカード艦長が冷静な判断を下せなくなるところを描いているのが一番印象的でしたね。
>「わたしはきみたちがうらやましい」
この辺りの会話がモチーフになって今アメリカで放映されている「ENTERPRISE」ができたんでしょうか。
HP :http://suzuka.cool.ne.jp/sgtrpg/
ラリー・ニーブンと一緒に「神の目の小さな塵」などを書かれた、ミリタリーSFの第一人者、ジェリー・パーネルのミリタリーSFの傑作、宇宙の傭兵たちからの1シーン。
独立したばかりの植民惑星で反乱を煽動した敵をたおした主人公達傭兵部隊に新大統領が「我々の世界を救ってくれた」という感謝の言葉に対し「黙れ、そんな言葉は聞きたくない! 私は何も救っていない」と言った後に続く台詞です。その後に「私はハドリー(植民惑星の名前)を救っていない。それは君の仕事だ」と叫びます。
正直内容的には、見事に民主主義を否定するような台詞は出てくるし、矛盾に満ち溢れ悪くなる一方の未来描写、そして、1960年代のような戦闘シーンと問題てんこもりではありますが、その中に潜むミリタリーSFの素晴らしさを感じることができるならば名作と言える作品です。
「時間を稼ぐ」ことだって非常に貴重な役割なのですが、それ以外のことができると信じ込んでしまった軍人さんは、たいていロクなことをしないようです。
ジェリー・パーネルがかかわっている作品は、「神の目の小さな塵」やその続編「神の目の凱歌」などを読みましたが、この人単独の作品はそう言えば読んだことがないです。つい「宇宙の傭兵たち」と「地球からきた傭兵たち」をごっちゃに考えてしまうのですが。
HP :http://suzuka.cool.ne.jp/sgtrpg/
L・M・ビジョルドのヴォルコシガン・シリーズの最新作(2002年8月現在)、ミラー・ダンスからの1シーン。
死にそうな目に会いながらも不可能とも思える任務をこなしてきた機密保安庁のマイルズ中尉が普段どんなことを言われているのかが解る一節でした。
ああ、私も買ったんですがまだ手をつけていません。とりあえず前エピソード「親愛なるクローン」から復習するつもりです。
>マイルズ中尉が普段どんなことを言われているのか…
まあ、言われるだけのことをしでかしてる方ですし。任務で死にそうな目にあうマイルズもご苦労様ですが、彼を部下として使わねばならない機密保安庁のイリヤン長官も、神経性胃炎で死にそうになってるような気がします。
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