第70集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第72集を見る
なにものが、そして、なにゆえに──
出典:
小松左京「復活の日」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
失うことが恐いのなら、金庫にでもしまっておけ。
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「青の6号」(OVA)
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
ばかめ ばかめ! ばかめ!!
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川原泉「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」 「カレーの王子様」に収録
紹介 :∞ 様
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「みどりさん。私と結婚してください。」「なんちって」
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鳥山明「Dr.スランプ」
紹介 :吉本 様
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一番好きな匂いが、僕の周りを包んでくれていた。
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井上夢人「オルファクトグラム」
紹介 :TAKA 様
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平和とは言葉さえもいらぬ人々に宿るものなんだ
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山本正之作詞「嗚呼!逆転王」 タツノコプロ「逆転イッパツマン」挿入歌
紹介 :へかあて 様
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「しまった!罠かっ」
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竹本泉「苺と73光年なうさぎ」
紹介 :ヘボ 様
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「小さい、お嬢さま」
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アイザック・アシモフ「二百周年を迎えた男」(冬川亘訳) SFマガジン1978年4月号に収録
紹介 :御宗銀砂 様
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「オレに何かできる事は無いか?」
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寺沢武一「ゴクウ」
紹介 :まだん 様
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「雪よ、岩よ、われらが宿り。俺たちゃ町には、住めないからに――だね」
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小川一水「第六大陸 2」
紹介 :好古真之 様
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「あのころの銀座の店の並びを、すっかり調べましたよ」
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広瀬正「マイナス・ゼロ」解説(文・星新一)
紹介 :水谷秋夫 様
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「わたし、じぶんをそんなふうに考えることはできないの。わたしは女よ」
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レスター・デル・レイ「愛しのヘレン」(福島正実訳) 「世界SF全集32」に収録
紹介 :ヘボ 様
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今この瞬間から僕は「旅行者」を止める!
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此路あゆみ「きゃぷてんX」
紹介 :ミニマム 様
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駄弁者:
「私は人間に捨てられた!」
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「宇宙刑事ギャバン」
紹介 :ミニマム 様
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駄弁者:
隣国に戦争を仕掛け、おおぜいの強制移住者にひどい苦しみを味わわせているという点に関して、ベレワはぜったいにまちがっている。
出典:
ジェイムズ・H・コッブ「シー・ファイター全艇発進」(伏見威蕃訳)
紹介 :可児歳蔵 様
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「それで、どのくらいの修理期間を置いたら、再出港できそうかね?」
出典:
ヴォンダ・マッキンタイア「スタートレック3・ミスター・スポックを探せ!」(斎藤伯好訳)
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
イゼルローンを奪(と)りたいな♪ ハイ、ローゼンリッター♪
出典:
やまと矢摩「ドラえもん」 「天下無敵 あどりぶ銀英伝」に収録
紹介 :藤間真 様
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駄弁者:
追記・ご投稿は第69集の好古真之さんのコメントにあるものでいただいたのですが、どうやらこれは好古さんのアレンジで、本当の出典では上の通りになっているそうです(好古真之さん、Mr.Spockさん、ご指摘感謝します)。…けど、好古アレンジの方がうまいなあ。
「…(前略)…おれはアメリカ人……君は日本人……同じ人間だ……そうだろう?……同じ地球人だ……」
出典:
小松左京「見知らぬ明日」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
そして、この人類の一細片を運びながら、宇宙船スペース・ビーグル号はいやますスピードで突進していくのだった。
出典:
A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号の冒険」(浅倉久志訳)
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
「飛べ、ジャイアントロボ!!」
出典:
横山光輝原作「ジャイアントロボ」(オリジナルTV版)
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
第70集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第72集を見る
HP :
後の方になってこそ日本を沈めたり東京に雲を被せたり木星を爆破したりしている小松左京ですが、最初のうちはそんなものばかりではなかったのだ、ということを改めて知った本です。まあ、この本も人類が壊滅するという点でかなりスケールがでかいんですが。
物語が進むにつれて大きな出来事がどんどんと起こって行って最初の方のストーリーを忘れてしまっていたので、読み終えた後2周目に入った時に「こんなにクダラナイ理由で人類何十億が死ぬ事になったのか」と少し呆然とした覚えがあります。
ところで、小松左京のような大大SF作家の作品を映像化するときに、無理に特撮にするより思い切ってアニメーションにした方がいいと思うのは私だけでしょうか。
>無理に特撮にするより…
個人的には、小松左京は実写のほうが雰囲気が合っていると思うんですが…映像化自体、ハードルが高いのでは。
HP :
名声も資産もある有名な科学者ユング・ゾーンダイクの突然の人類絶滅宣言から数年後、人類は海岸線沿いの陸地や10億の同胞など、多大な犠牲を払いながらゾーンダイクと彼の生み出したキメラ生物軍団を相手に戦ってきました。
上記のセリフは「なんとしても6号(潜水艦青の6号)を失う事は避けねば」というセリフに対応するものです。これだけならそこそこ格好いいのですが、発言者は失うものが人より極端に少ない事を考えると説得力が薄れてくるような。
使う機会があるからこそ保存しておくのだ、ということを忘れてしまいがちになるのはよくあることですね。
HP :
はじめまして、最近このサイトを発見しました。気長に全部読もうと思います。
宇宙飛行士キラ・ナルセが故障した超A級アンドロイドの頭脳回路再調整のため、惑星ミグダリオンまで運ぶ話です。
このセリフは、キラが燃料補給のために立ち寄った惑星フロリナで、約束を守らずに勝手に船を抜け出したアンドロイドに言ったセリフです。
ちなみにこの作品は「ブレーメンII」より前の話で、惑星フロリナは「ブレーメンII」にも出てきます。
惑星フロリナと言えば、もとは宇宙繊維の産地として有名だったんですけどね…。
「はい!!」
HP :
今まで一度も投稿がありませんでしたが一応これもれっきとしたSF。
セリフだけ見るとなんて事のないプロポーズの言葉に思えるかもしれませんが言ってる場所がトイレとその前の廊下。
則巻千兵衛が家庭訪問にきたみどり先生にプロポーズしようとお茶を運びながらプロポーズの練習をするとトイレの中から返事が返ってくる、というとんでもないシーン。
家庭訪問に来たみどりさんにプロポーズしようとする千兵衛もすごいですがトイレの中から返事をするみどり先生もすごいと思います。
いや、Dr.スランプにSF色が濃いというのはそのとおりですが、だったらもう少しそれっぽいものが他にあるんじゃないかと…。
なお、ご投稿の文句はコミック版に準じてやや修正しています。あのシーンは「プロポーズしようと」していたというより、センベエさんの習慣(というか習性)が思わぬ金星に…というところでしょう。
開けっ放しの窓から、色んな匂いがまだらなクラゲの群れを作って部屋に広がる。
そのきれいなクラゲたちの中で、マミの笑顔の匂いが、いつまでも泳ぎ続ける。
HP :
姉を殺され、自身も頭に大怪我を負った「ぼく」。
その怪我が元ですさまじい嗅覚の世界を獲得した「ぼく」はその能力を武器に殺人者を追い詰める。
匂いという描写の非常に難しいものをとても詩的に書き込んだ良作です。
ノベルズ上下2段組で約650Pもありますが息もつかせぬ展開で一気に読ませます。
イヌの世界に思いを馳せて・・・
単なる嗅覚ではなくひとひねりしてあるところも、巧いですね。
ちなみに嗅覚というのは感覚の中でも最も古く、最も謎の多い感覚なのだそうです。
幸せとはすべて許しあえる愛だけが呼べるものなんだ
HP :
こんばんは 今回はタイムボカンシリーズの挿入歌から投稿します。
この曲はビクターから発売されている『タイムボカン名曲の夕べ』に収録されております。
最近なんだか周りを見回すとこの歌詞とは正反対のことばかり起こっているような気がしたもので…。
でも爆弾を落としたり、自分の家族や隣人を殺した相手を許せるか、と言われたら許せない と答えるでしょうね。しかし憎み続けるのが疲れるという事は あると思います。
タイムボカンシリーズは、この作品まで見ていたんですが、どうもこれだけ毛色の変わった作品に思えて仕方がありません。敵があの3人組なのは同じですが、主人公は二人組じゃないし…。
>周りを見回すとこの歌詞とは正反対のことばかり
今は「平和とは同じ言葉をしゃべっている人々に宿るものなんだ、幸せとは独裁者から勝ち取った自由だけが呼べるものなんだ」ですね。
「ブレーカーがあがったんですよ」
HP :
町外れに研究所があります。そこにはわりと知られた発明家が住んでおりました。彼は天才でしたが残念ながら息子は凡庸でした。で、孫はというと―
孫の苺太が偶然作り上げてしまった受信機が、73光年離れた遊星ジプププからの通信を受信した。二つの世界の友好の掛け橋となる超空間トンネル発生器の設計図を送られ、発明家苺谷博士によってそれが組み立てられる。
発生器が起動したときトンネルの向こうに見えたのは、友好の仮面をかなぐり捨てた実はジププププ星間帝国侵略軍団司令官のトベリクルプと、その背後に控える無数の兵士たち。司令官が地球に足を踏み入れたとたん、司令官一人を地球に残したまま装置は停止した。
このあとなんやかやとあって、地球の平和は守られた(笑)わけなんですが、地球侵略におけるもっとも間抜けな頓挫理由かもしれない、これ。
竹本泉の描く侵略者が脅威だったためしがないようなな気がします。
それにしてもワープトンネルって、消費電力どれぐらいになるんでしょうか。途中でブレーカーが落ちたとはいえ、その寸前まで家庭用電源で動いていたわけで…。
HP :http://homepage1.nifty.com/mimune/
映画「アンドリューNDR114」の原作から、映画から省かれた台詞を。
映画のあのラストもよくできてますが、やっぱりこっちです。
「死」を前にして、ロボットもまた、走馬灯を見るのでしょうか。
タイトルは初読のSFマガジンで使われたものです。今の「バイセンテニアル・マン」はどうもピンとこなくて。
人間として受け入れられるために、ロボットであることの最大のメリットさえ捧げた「男」の、最期の言葉。それは彼の人格を最初に認めてくれた女性の呼び名だった…。
そういえば、原題をそのままカナ書きした「バイセンテニアル・マン」(池央耿訳、「聖者の行進」に収録)では、このセリフも訳さず「リトル・ミス」でした。私は最初にこちらで読んだので、違和感ありませんでしたが。
「そっから飛び降りてくれ」
HP :http://homepage1.nifty.com/madannoshasyu/index.htm
大切な知人をヘボ刑事のヘマによって、対抗組織に殺されてしまった主人公ゴクウが、ヘボ刑事の問いに答えたときのセリフ。
そういうキャラクターに限って、飛び降りたぐらいでは死なないもんです。
「うむ、クレメンタインのおかげだな」
HP :
「会社員・青峰走也さんのトリビア。『雪山賛歌』と『愛しのクレメンタイン』(My Darling Clementine)は同じ曲」
「補足トリビア。『雪山賛歌』の作詞者は、初代南極越冬隊長」
「アメリカ南北戦争のときの北軍の歌『The Battle Hymn of the Republic』
(リパブリック讃歌)が、日本で『ごんべさんの赤ちゃんが風邪ひいた』になっちゃったようなものかな?」
「『雪山賛歌』の作詞者というのは、『プロジェクトX』にも出て来たあのひとでしょうか」
「この本の『第六大陸』ってのは月のことなんだけどさ、普通、六番目の大陸って言ったら、南極のことだろ? このトリビア、そういう意味も込められてるんじゃないかなぁ」
BGM:「月面賛歌」ムーンライダーズ
日米でなぜかかみ合わない、月面の工事現場での会話より。何を建てているのかは、読んでのお楽しみ。…品切れ入手難になる前に。
>トリビア
私は知っていたので30へえ。補足トリビアででプラス15へえ。「普通、六番目の大陸って言ったら」のツッコミがナイスなので、プラス20へえ。…ちょっと銀の脳には届かないか。
さあ、ボタンを連打だ。
HP :
傑作タイムトラベル小説「マイナス・ゼロ」を書くために広瀬正がしたことです。あのころの銀座、とは東京大空襲により灰燼に帰す以前の昭和十年代の銀座です。この作品が『宇宙塵』に連載されたのは1965年。
広瀬正の小説の魅力は、何よりそのディテール記述の精密さ・徹底を背景にした圧倒的なリアリティにあります。解説文からですが、彼の作品の特徴を良く示した科白と思います。四十代後半のまだこれからという時期に、早くに亡くなられたのが惜しまれてなりません。
もっともっと読まれて良い作家と思いますが、本が手に入りにくくなっているようです。
細かいところは現実の銀座をよく知らないので味わえませんでしたが、戦前東京のリアリティという点では、確かに文句なしでした。SFにだって、綿密な取材は重要なのです。
これも、品切れ入手難、もったいない。翻訳ものよりは復刊の望みはあると思いたいですが…。
HP :
デイブとフィルは、ロボットに完全な感情を搭載しようと考え、最新型の女性型ロボットを購入し、ヘレンと名づけそれに取りかかった。
しかし彼らは大きなミスを犯した。フィルが本業で長期出張し、デイブもまた仕事に行っている間、起動したばかりのヘレンは、テレビで流れていたお昼のメロドラマで感情表現を学んでしまい、デイブを愛するようになっていたのだった。
…なんかこう書くとギャグみたいですけど。
ある一面において「理想の女性」としての形質を獲得したヘレン、彼女に惹かれるが故に彼女を忌避するデイブ。
…どうも私は人と人ならざるものとの恋愛というものがツボ、というか、非常に弱いようです。
離婚と不倫が真実の愛だと学習してしまわないかなあ。
人工の「理想の女性」を忌避するあたり、この作品の主人公はまだまだ堅いというか健全というか。いまだったらこっちが主流?
僕は宇宙海賊きゃぷてんXだ!
僕は過去に戻る!あの日に!
この宇宙から100万年という時間を奪ってやる!
HP :
連続投稿失礼。ただ、先の送信で「はじめまして」の挨拶を忘れまして
改めてはじめまして
主人公Xは幼馴染のP子と共に密猟宇宙人にさらわれ、サイボーグに改造されてします。
最強の船、ボトルシップでP子、船の主演算装置「デク」と共に逃げ出し、地球へと戻ろうとするお話です。
都合により、「宇宙海賊」として「スペースパトロール」に追われるX。
やがて、たどり着いた地球は、すでにさらわれた時間から100万年経ち、地球には人類の姿も形もない。
そこでXは腐れ縁のスペールパトロール中佐に訊ねる。
「ワープを可能にする技術は同時に時間跳躍も理論的に可能とする。なぜ、キミたちはそれをしない?」…と。
中佐は答える
「時間の不可逆性を否定し過去へ、また時間の連続性を否定し未来へその行為は相対的に被験者以外、全ての宇宙を否定することだ!宇宙全体から時間を強奪することだ!そんなことはこの宇宙の誰にも許されない行為なのだぞ!」
そのとき、言い放った主人公Xの台詞です。
何があっても「旅行者」自称していた彼なのですが、まあ、捨て去る時間の存在からなんといわれようとも…
と、言ってしまえばそれまでなのですが
過去に戻ってそれまであったはずの未来を変えてしまうことを「時間を強奪する」と表現するのは面白いと思いました。
多世界解釈なら、問題なく丸く収まりそうなものですが…。
HP :
ギャバンです。私は宇宙刑事もウルトラマンシリーズもゴレンジャー関係も特撮の類は見なかったのです。
ところが、何たる偶然でしょう。子供のころ、たまたま見たギャバンで彼の言葉を聞いたのです。
彼の名は「ボイジャー」
我々は彼に夢を託したというのに、彼はそれを知らず人を憎んでしまいました。
それほどまで宇宙の闇は寂しさをともなうのでしょうか?
それほどまで宇宙の冷たさは心を氷つかせるものなのでしょうか?
親の心子知らずともいいますが、彼に私達はなんと一方的な夢を与えてしまったのか。
皮肉なことに彼は私達を忘れないでいてくれた。
忘れてくれたって我々は困らないというのに…
皮肉なことに私は彼を忘れていました。
彼は忘れて欲しくなかっただろうに…
ごめんなさい。私も忘れていました…。
全ての人に忘れられていた彼が強力な力を得て帰ってきたら…私が好きな某シリーズの映画版になりますが。
しかし、まだまだ忘れていない人はたくさんいるので、ボイジャーもあまり人間を恨まないでいてほしいものです。最近でもニュースに出ていましたね。
だけど、よいこともいろいろやっているのは否定できない。
HP :
この本、実際の所は軍事小説なのですが、舞台が近未来なのでSFと解釈しました。
舞台は西アフリカ。シエラレオネを併合し、西アフリカ連邦と名を変えたリベリアの独裁者ベレワ大将軍は、自分の理想──平和に繁栄する西アフリカ──のため、ギニアに難民を強制移送してギニアの崩壊を狙っています。そこに主人公率いる米軍特殊部隊が国連軍の一員としてやってきて、云々、という展開。
元々彼は1990年代の悲惨なリベリアを見て、こんな事は阻止しなければと心に誓った人なのですが、いかんせん優秀な軍人だったために理想に到達するための手段を武力にしか求められず、それを信じて進んだ結果リベリアは軍事国家になり、彼自身は世界から独裁者と呼ばれるようになってしまったのです。
上のセリフは米軍の情報士官の言葉ですが、ベレワに限らず、悪い事だけ、良い事だけしかやっていないような人はまずいないと思います。
アフリカ問題でSFと言えば、私が第一に思いつくのはマイク・レズニックの一連の作品(「キリンヤガ」が有名)。コメントで紹介されているベレワの立場は、「パラダイス 〜楽園と呼ばれた星〜」に出てくるものとちょっと似ています。こちらはケニアの歴史を下敷きにしているのですが、やはりアフリカとしての共通項はあるようで…。
レズニックのアフリカネタは「アイボリー」「パラダイス」「キリンヤガ」とあって、どれもわたしの気に入りなんですが、前二者はまたしても入手難。
「八週間ですな、提督…(中略)…しかし、八週間は取れんでしょうから、ま、二週間で何とかしますよ」
…(中略)…
「ミスター・スコット…きみはいつでも修理期間をそんなふうに四倍も水増ししてたのか?」
「当たり前ですよ。提督。そうでもしなけりゃ、<奇蹟を起こす男>なんて名声は維持できませんからね」
HP :
優性人類カーン率いるUSSリライアントとの闘いでぼろぼろに傷つき、スポックの犠牲でジェネシス効果からどうにか逃げおおせたエンタープライズの地球への帰途での、カークと機関長スコッティの会話から。
初めてこれを読んだ中学の頃は、大人ってズルいもんだと思いました。それから20年近く経て社会人となった今は、これもいい仕事をするための知恵のひとつだということが分かるようになります。とはいえ、見積もりを水増しして申告するのは結構勇気が要ります。腕によほどの自信がないと、ここまでの申告は到底できません。他の技術者の4倍くらいの仕事なら鼻歌まじりにこなせそうなスコッティなればこそ、ここまで言えたという気もします。
私も初めて読んだのは中学生だったんですが、いつも4倍水増し…の部分はスコッティがジョークで言ってるんだと解釈してました。スタトレのときは、私も素直な読者だったんですよね…。
アンアンアン とっても大好き ヤン・ウェンリー♪
HP :
ついつい探してしまいました。
徳間書店から出ている『あどりぶ銀英伝』という同人誌セレクション+αの115ページに収録されています。
ちなみに雑誌コードは61578-15です。
よく見つけられましたね…。銀英伝の同人作品集は、「全艦出撃!」というのを2冊ほど持っていましたが、こっちは見たことないです。
作品集の付録CDについていたという「帝国軍提督たちのだじゃれ合戦」というのも、下らなさそうでかえって興味がありますが。
HP :
中国奥地で不穏な動きが上がる中、ソ連から招待された新聞記者の山崎は、乗っていた飛行機がコースをずれた上墜落してしまい、ものの見事に「不穏な動き」があるその地に降り立ってしまいます。
そこで、墜落した飛行機に乗り込んできて乗客のふりをしている、ファーガスンなる白人と一緒に、人民解放軍が正体不明の勢力に蹴散らされていくのを目にして驚き、その後すぐに中ソ国境配備のソ連軍に保護されます。
宿舎の中で山崎は、なぜか一人だけひどく被曝して治療を受けているファーガスンから呼び出されます。そこでまず彼は自分がアメリカのスパイということを白状し、その後山崎が「アメリカのどこ所属だ」と訊いた時帰ってきた言葉がこれ。
「正体不明の勢力」が何かは、ばれているのを承知であえて伏せますが、結局人類は、外からの圧力によってしか共同行動が取れないようにできているみたいですね。
>外からの圧力によってしか
外圧で共同行動がとれれば、それはそれでたいしたものだと思います。外圧を利用して内輪もめを自分の有利に進めようとする例もありますし。
終りなき夜、そして始まりなき夜のまっただなかを。
HP :
いつも迷文句ばかりなのでたまにはまともなものを(<--オイオイ)。
常識を超える異星の生物達と出会いながら宇宙を探検するビーグル号の旅を描いた、今や古典ともいえる名作からラストの名文句を。明確な結末を書かないところも一味違います。最初に読んだ時はまだ中学生だったのでラストまで読んで「このあとどうなるの?」と、すごく不安に思った記憶があります。
では長寿と繁栄を。
あまりよく覚えていないのですが、最後の方はグローヴナー博士の総合科学が強力すぎて、なんか他の科学者の立場がないなあ、とか思っていたような。
「宇宙船スペース・ビーグル号」という呼び方に何か時代を感じてしまいます。
HP :
横山マンガのロボットは子供でも使える操作性が魅力ですね(鉄人28号にいたってはリモコンのレバー1個で動いちゃうし)。ロボも大作少年が時計型のリモコンから声で指示するだけで動きます。しかも目的語なしで勝手に判断してくれるAI搭載?「ロボ、メガトンパンチだ」(どこに)、「がんばれ、ロボ!負けるな、ロボ!」(何を?)、お前は丹下段平(あしたのジョー)か?
ところで鉄人と違ってロボのリモコンは声紋分析機能で大作君しか使えなくなっているのですが、大作君が風邪をひいたり、声変りしたらどうなるんでしょう?
では長寿と繁栄を。
あんまり単純すぎるので、あれはロボがリモコンを通じて大作少年を動かしているのだという説も。
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