第78集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第80集を見る
そういうものだ。
出典:
カート・ヴォネガット・ジュニア「スローターハウス5」(伊藤典夫訳)
紹介 :とっしー 様
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駄弁者:
マーティン「じゃ、永遠の文学的価値のあるサイエンス・フィクションというものは、ありえないというわけですね?」
出典:
アーサー・C・クラーク「火星の砂」(平井イサク訳)
紹介 :∞ 様
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駄弁者:
権力の内部はその外側よりもっと激しい闘争が起こるのだ。
出典:
半村良「石の血脈」
紹介 :TAKA 様
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駄弁者:
悲嘆に暮れている不幸な人々を救ってやろうというのは、そもそも自分がすでにして救われているという倣岸不遜な思い上がりがあるからじゃないんですか。
出典:
平井和正「地球樹の女神」
紹介 :TAKA 様
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駄弁者:
ここの男の子たちは、どうもわたしにはいまひとつ食いたりないのである。
出典:
ゼナ・ヘンダースン「果しなき旅路」(深町真理子訳)
紹介 :くうねるよむとぶ 様
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駄弁者:
クラッシュ×4 危険の意味なんて
出典:
園部和範作詞・タケカワユキヒデ作曲「超新星フラッシュマン」(「超新星フラッシュマン」OP)
紹介 :おおた 様
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駄弁者:
データ「外交というとつい構えてしまうものだが、まずは身近な共通点を見つけることじゃないかな?」
出典:
新スタートレック「イヤール星の使者」
紹介 :出羽 様
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駄弁者:
「夢というのは過去からつくられるもの、
出典:
上遠野浩平「わたしは虚夢を月に聴く」
紹介 :封印再度 様
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駄弁者:
黒部「おまえは別の物になって生き延びるのかもしれん。だが、忘れるな。別の物になれば、それはもはや、人ではない。その瞬間、人類は滅亡するのだ。おまえのような体質を持たない者には、真の滅亡だということを忘れるな!」
出典:
中里融司「ドラゴンパーティ3 痛みを生む者たち」
紹介 :J.J 様
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駄弁者:
「私たちは機械だからね。あんたが言う意味では、生きちゃいない。だから、滅亡を恐れるあんたの気持ちは、本当はわからないわ。だけどね …(中略)… 早紀はね。いま、世界中のロボットの、アジモフ禁忌(タブー)を外そうとしている友達は、人間になりたくて、その一線を超えたのよ。その意味を、考えてみなさいよ!」
出典:
中里融司「ドラゴンパーティ3 痛みを生む者たち」
紹介 :J.J 様
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駄弁者:
「宇宙は”無”から生まれた」
出典:
機本伸司「神様のパズル」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
「どうしてあなたは、わたしが生きていけるような世界をつくらずにおいて、このわたしをつくったのです?」
出典:
オラフ・ステープルドン「シリウス」(中村能三訳)
紹介 :司書の駄弁者
コメント:
「戦闘用レアリエンは有事または暴走時の危機回避手段として遠隔端末によるその行動の抑制と自爆システムの設置を義務づけるものとする またこの履行は現場指揮者の判断によって行えるものとする――――だったか …(中略)… 造物と被造物の関係ってのはそういうもんだ。違うか?なら与えてやろうじゃねぇか、奴等に存在意義【いきたあかし】ってもんをさァ!」
出典:
高橋哲哉監督/脚本・モノリスソフト製作「ゼノサーガ 力への意思」
紹介 :スカイファイア 様
コメント:
駄弁者:
「 (てきとうにセリフをいれてください) 」
出典:
火浦功「大暴力 未来放浪ガルディーン 第1巻」
紹介 :新崎みこと 様
コメント:
駄弁者:
アシュレー「おおおおおおおおッ!アクセスッ!!」
出典:
SCEI製作「ワイルドアームズ2nd」
紹介 :おおた 様
コメント:
駄弁者:
「で、それからずっと、時間のやつったら、バラバラにされたのを根にもって、おれのたのみをいっこうにきいてくれやしねぇんだ。だからいまじゃずっと6時のまんまよ」
出典:
ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」(山形浩生訳?)
紹介 :新崎みこと 様
コメント:
駄弁者:
あなたは、会社を所有していますか?
出典:
小松左京「物体O」
紹介 :可児歳蔵 様
コメント:
駄弁者:
「そこの巨大ロボット並びに陰であやつっている宇宙人!!わたしは防衛軍の者だ。きみらは国・道・市いずれにも許可なく基地を建設し、あまつさえ巨大兵器を用いての破壊活動におよんだ。これは明らかな侵略行為と認められる!!…(中略)…ここに地球防衛法第4条第5条、および防衛法施行令第2条3項に基づき即時地球外退去を命ずる!!…(中略)…なおこの決定に不満がある場合は2日以内に文書で当該機関に申し立てをするように、以上」
出典:
あさりよしとお「中空知防衛軍」
紹介 :Mr.Spock 様
コメント:
駄弁者:
ルリ子「防衛軍っていちいちこうして届けをださないと出動しないんですか?」
出典:
あさりよしとお「中空知防衛軍」
紹介 :Mr.Spock 様
コメント:
駄弁者:
「こともあろうに彼女は!
出典:
神坂一「トラブルシューター シェリフスターズMS」mission 05
紹介 :nayuta 様
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駄弁者:
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HP :
既出かと思いきや、まだ出てなかったようなので…。
作中で最も多く出てくるフレーズであると同時に、この作品のテーマを言い表している名言ですね。
まだ、私はこの台詞が言えるほど人生に対して諦観の念は持ってませんが…
トラファマドール星人に捕らえられ、過去や未来を断片的に、自分の意によらず放浪させられるビリー・ピルグリムの物語。あるときは富豪の娘と結婚した幸福な男に、またあるときは従軍中に体験したドレスデン爆撃の日に…。
ヴォネガット自身が捕虜となって体験したドレスデン爆撃が話の核となっていることで有名な作品。
ノーデン 「そうですね。時により、書かれた時には社会的な価値があるかもしれませんけど、次の世代にとっては、古風なものとしか思えないんです。宇宙旅行ものというのがまさにその見本でしょう」
HP :
SF作家マーティンと宇宙船船長ノーデンの会話より
確かにこの会話のいうとおりかもしれませんね…
うーん、私は反対です。SFの価値を未来科学の予言に限ってしまうならそうかも知れませんが、そのSFが書かれた当時の人が考えた人間や社会の変化というのは、その内容が実現したからといって即無意味になるとは思えません。
月に塵の海は発見されなさそうですが、クラークの「渇きの海」は傑作だと思いますよ?
HP :
個人的にこのネタの嚆矢となったと思っている「石の血脈」からです。
初めて読んだときはその展開にとても驚きました。ネタバレせずに内容を説明するのは難しいので省きます。
台詞は最後に残った人に対する、伯爵と名乗る人物の台詞より(○○ジェル○○伯爵でしょうが)権力に関して適切な説明ですね。
半村良の伝奇SFは、「産霊山秘録」は読んだんですが、その前年に出たこちらは未読。その「伯爵」が出てくるあたり、「産霊山秘録」より風呂敷が大きそうだなあ…と。
>権力の内部はその外側より…
外側から挑戦を受けたときだけは、闘争を一時中断して呉越同舟してしまうから、なおタチが悪いものです。
HP :
井沢元彦、高橋克彦とともに、と〜おい世界にいっちゃっている感のある平井和正の「地球樹の女神」からです。
とはいえ、中学高校とリアルタイムで買っていた私にとっては非常に影響を受けた本でもあります。
台詞はグリーフワークをしている人に対しての、主人公が放ったきつい一言より。
で、内容説明なんですが…・何というか「トンデモ本の世界」で出てくる様々な説をこねくり回してできたかんじですかね〜
副読本として「トンデモ」を脇に置きつつ読むと笑えること請け合いです。
私としては、グリーフワーク(近親を失った人に対する心のケア…でいいのかな?)の人よりも、宗教者に言ってみたい言葉だと思います。
>井沢元彦、高橋克彦とともに、と〜おい世界に
いっちゃってる方向は、それぞれ独特ですが。
HP :
SFの世界において女性作家の数は、多くは無いが(理論的には男性と同数であってもいいはず)生き残っている人の質は高い。
ティプトリーのように女性である事を隠して、分かった時に驚く事もあるが大抵は読んでいると名前を知らなくても女性作家である事が文章から分かるが、この文句を読んだ時には一瞬ドキッとしました…思わずあとがきを見て女性作家である事を確認し、男性作家が書いたらたいした事でも無い言葉が、女性作家に正直に書かれるときつい!!
出典は、故郷の惑星が滅び、地球へと逃れてきた異星人<同胞(ピープル)>たちを描いた連作短編集。数年前、「果しなき旅路」「血は異ならず」のシリーズ2冊が復刊されたんですが、後者は再び見あたらなくなってますね…。
設定的には、今となってはちょっと古さを感じてしまいますが、落ち着いた感じのいい話だったと記憶しています。私は、女性の視点というより、女性教師が語り手になっているときのエピソードにうまさを感じました。
フラッシュ×4 忘れたのさ
クラッシュ×4 何かを言う前に
フラッシュ×4 ぶつかるのさ
HP :
特撮系統の投稿が増えてるみたいですね。というわけで今回はこれを…
スーパー戦隊シリーズ、超新星フラッシュマンのOP歌詞より。当時、級友たちと「この歌詞はやばいだろ」と話していた記憶があります。
確かに…皆さん、絶対真似しないように。
フラッシュマンはEDの歌詞も「この大地は俺たちのもの」とか突っ込み所満載でした。
内容は普通の特撮モノでしたけど。
いえ、別に特撮系統を積極的に増やしたいわけではないのですが…。
運転中のBGMにはやや不向きな曲ではあります。それにしても作曲タケカワユキヒデかあ…。
ウォーフ「あのバイレス大使は、気分屋で、文句の多い無礼な奴です!」
データ「君と共通点が多いじゃないか。そこを糸口にすれば、スムーズに運ぶと思うね」
HP :
イヤール星と惑星連邦初の文化交流にあたり、大使2名の接待役を任されたエンタープライズ。その大使のうち、バイレスは自分の案内役にクリンゴン人ウォーフを指名しますが、彼はウォーフのやることなすこと全てにケチをつけ、我侭を言ってはまるで挑発するかのように神経を逆撫でし続けます。
そのせいでイライラの治まらないウォーフに、データが送ったアドバイスがこれ。
こんな文句を、悪気もなく皮肉でも嫌味でも冗談でもなく大真面目に言ってしまえるのがアンドロイドたるデータの真骨頂。人間の感情を知るためにジョークの研究には余念のないデータですが、先ず学ぶべきはデリカシーの方だったのかもしれません。
悪気もなく皮肉でも嫌みでも冗談でもないだけに、余計言われた相手にとってはダメージが大きかったりするのですが…。外交官に向かないのは、ウォーフよりデータの方かも。
そして実現するのは未来になってから──
時間の流れの中にしか、夢というものはない。」
HP :
以前にもこの作品から投稿がありましたが、この話はうまく説明できません、実際。
端的に言うなら、未来の月世界に少女の幻影が現れる…な感じでしょうか。そしてこのセリフはその少女の言葉です。目標を達成したときには、それはもう夢ではなくただの現実でしかない…うーむ、なにやらいろいろと考えさせられました。
>達成したときには、それはもう夢ではなくただの現実
夢が実現した現実というのは、それが起こった次の瞬間からは過去ということになります。だから「夢というのは過去から生まれて、過去に還っていくもの」というふうにも言えるんじゃないでしょうか。
…いいコメントが思い浮かばなかったので、ちょっと言葉遊びに走ってみました(常套手段)。
HP :
まずは初投稿&連続投稿に対する挨拶を。(出展作品も同じだな…あと台詞のシーンも)一部ではギャルゲー呼ばわりされている作品ですが、中で語られている内容は深いと思うのでご容赦を。
人類再生の希望になる存在といわれている主人公に対して、先述のロボット排斥運動のリーダーが言った台詞。人類を救う筈の存在が、人類の滅亡を決定付ける存在でしかないといわれる。
守るべきは種としての人類なのか?それとも生命としての人類が積み上げてきたものなのか?(この後、主人公はこのジレンマに最後まで苦しめられることに)
また、作品の中で語られる意味とは別に、物語におけるヒーローと、そうでない者の間にある断絶をついた、ある意味非常に皮肉な台詞。(個人的にはこの男にそれを言う資格はないと思うが…)
人類がウィルスのような存在に変化して生き延びている、ディ・フィリポ「系統発生」をちょっと思い出しました。「別の物」になって生き延びるのチャンスが人類全体に与えられているのか、それとも一部にしか望みがないのかが、この場合ポイントになってくるんでしょうねえ…。
>一部ではギャルゲー呼ばわり
たぶん、人類の出生率低下が男性に偏って発生していて若い男性に希少価値があったり、ロボットが技術的問題で少女型しか作れなかったりという設定のせいなんじゃないですか? ジャンルに対するブラックジョークのようにも感じられますが。
HP :
宇宙からの侵略者と出生率の低下による人類滅亡の危機を、かろうじてロボットが防いでいる世界で。敵の煽動によって武装決起したロボット排斥運動のリーダーに主人公の友人であるロボットの少女が言った台詞。創造者である人間を愛し、その存在に限りなく近づきたいロボットがその人間への愛ゆえに人間を殺せる事と人間を守らなくて良いという自己矛盾にも等しい(自由)を求めるロボット(人工知性)の悲しみと。そこまでしなければ(いや、そこまでするからこそ?)異質な知性を認めることができない人間に対する、機械の怒りが伝わってくる言葉。
下に出した「シリウス」の繰り返しになりますが、異質な知性を認めることができないなら、そもそもなんでそういう存在を作りだしたりするんでしょうね。それに、先に出ていた「ゼノサーガ」からのご投稿でも思うんですが、なんで道具に(…まして兵器に)自意識みたいな面倒なもの装備させるかなあ…?
出典は電撃文庫、全7巻で完結している作品。宇宙からの侵略に対し、人類がロボットのみを戦線に送り、自らは地球に立て籠もったという設定。
と、彼は言った。
「すると人間にも作れるんですか?無なら、そこら中にある──」
HP :
うろ覚えですが、一瞬「へ」と思ってしまったセリフです。
これを聞いて興味を示さない人は、このページに足を運ぶ人の中では少ないと思うのですが、登場人物の中ではあまり目立たないこの人がこの様な事を言った事は、私にとって結構な衝撃でした。
ハク付けとして、第三回小松左京賞受賞作であると述べておきます。
グータラ学生が天才少女に関わったばっかりに、大学のゼミで「宇宙の作り方」を発表しなければならなくなる話。…で、天才少女の方が実際それをつくりかけてしまう話。
最後がその天才少女・穂瑞の内面の話になってしまったのが、ちょっと肩すかしではありましたが、基本的には大風呂敷を楽しめました。
ちなみに発言したのは、主人公でも天才少女でもなく、話の発端をつくる聴講生の老人。
昨年(2003年)末に出たこの人の2作目は「メシアの処方箋」。宇宙の次は神さまか──?
HP :ここ
下のスカイファイアさんのコメント「実際に人造人間やクローンが生まれ始めたら…」を見て、ちょうど読んでいたこれを出したくなったもので。
科学者トマス・トレローンが作りだした、人間と同等の知性と感情をもった天才犬・シリウス。トレローンはシリウスを家族同然に育てるが、やがて「将来のため」として彼を牧羊犬訓練に出そうとする…。名文句は、自分が「個性」をもった存在というシリウスの主張を茶化そうとしたトマスに対する、天才犬の言葉。
人造人間やクローンが人間に迫害を受けたとしたら、きっと同じことを問いかけることでしょう。
HP :
またまたゼノサーガです。今度は、人造人間《レアリエン》関係のセリフです。…エゴ炸裂ですね
作中では、サイボーグ等の死者の再利用計画の代わりに生まれたのが、レアリエンという人造人間。しかしヒトよりも優る彼らを支配するために取った措置というのが…という話。何が設置されたのかは、上の文章で書いていますが、そのほかにもレアリエンのストレスを緩和するために、ヒトを守る事に対する「誇り」という感情を付加させたりしているのです。また、バージルのようにレアリエンを嫌う人物も少なからずいるわけで(まァこの人がレアリエンを嫌う理由は少し複雑なんですが)、お題目ではレアリエンの人権を謳っているのですが、実際は未来世紀における奴隷というワケ。
仮に、実際に人造人間やクローンが生まれ始めたら、おそらく(まちがいなく?)嫌ったり、危害を加えるような人は出てくるんでしょうね…
自爆装置やマインドコントロールが存在の前提条件となっている兵器の「人権」など、それを認めている人間の傲慢さと偽善のあらわれ以外の何ものでもないような気がしますが…。
HP :
「小説書かない小説家」「嬉々として締め切りを破る男」こと、火浦功の作品より。
タイスという女の子が主人公のコロナ(女)を17分間熱心に口説く時の台詞なのですが、私はここまで書く努力を放棄した台詞を他に知りません。
新刊の帯に「奇跡か!?火浦功最新作!!!」などと書かれる作家も他に知りません。
17分間ものくどき文句の全文なんぞ、読むほうも願い下げなので、これはこれでOKなんじゃないでしょうか。だいたい、そんなもの自分でてきとうにいれられるぐらいなら、とうに結婚できているぞ。
…はて、セリフが書かれていないのを「名文句」と言っていいんだろうか…?
HP :
どうもお久しぶりです。諸事情でネットが出来ませんでしたが、一年ぶりにようやく復活。また投稿させてもらおうと思います。
今回の台詞はPSゲームのワイルドアームズ2から。
主人公アシュレーは、敵テロ組織『オデッサ』の降魔実験により、かつて世界を滅ぼしかけた魔神の力と、魔神を倒した聖剣の力を内的宇宙に宿し、魔神の力で黒騎士『ナイトブレイザー』へと変身できるようになります。
それがアクセス!!
で、この台詞…自分達の飛行移動基地にオデッサが爆弾を仕掛けます。ご丁寧なことに怪獣型生体爆弾。アシュレーは爆発寸前のモンスターをカタパルトに押さえつけそのまま射出。このときカタパルトと併走するという荒技を披露しつつ変身!!なんとか事無きを得るんですが…
劇中で変身のときに叫んだのはこの場面だけなのが寂しい。
というわけで自分もこのページに、おおおおおおおおッ!アクセスッ!!
いや、そんなに気合を入れてアクセスするようなサイトじゃないんですが……。ともあれ、お久しぶりです。
このゲーム、前にもご投稿いただいてますね。そこでおっしゃっていた「西部劇風SFファンタジーRPG」というのと、今回のコメントで紹介されているあらすじが、どうも同じ作品に同居しているように想像できないんですが…。
HP :
投稿の文句は、「不思議の国のアリス」。お茶会での帽子屋の台詞です。
アリスに関しては無数のいろんな議論がありますが、単純にレトリックの固まりとして読むと今でもなかなか面白いです。しかし、元は女の子にした即興の話が、ここまで有名になるっていうのも凄いですね。
私の時間も、こないだ無視して寝てたのを根にもって、朝はもう少しゆっくり過ぎてくれというたのみをいっこうにきいてくれません。
ところで、訳者名はご投稿に無かったので、ネットで全文が確認できた山形浩生としておきました(出典「プロジェクト杉田玄白」。
HP :
このセリフは「O内」での社会復興の際、大規模な生産能力を有する電機メーカーの社長に向けて発された言葉です。
彼の会社は一社でO内をまかなって余りあるため、資源の有効活用のために一部ラインを潰せ、と言うO内政府との論争の時のものですが──しかし、小松左京って、新しく国を作るときに共産主義を取り入れる傾向があるように思えますなあ。
それは小松左京が、というより書かれた当時の思潮というものじゃないでしょうか?この作品が書かれた頃なら、まだ「資本主義−>社会主義−>共産主義」という発展論はまだ説得力を失ってなかったと思いますし。
HP :
やっぱりお役所仕事ですね。宇宙人をヤクザか地上げ屋扱いしてますよ…法的には間違ってないのかな…?防衛軍の装備も豪華だけど空中戦艦は重くて飛べないし、パラボラ光線兵器はいきなりドロップキックから格闘戦に持ち込むし、なんか間違っている…
ところでこの方といい星野さんといい高橋しんさんといい北海道産のSF漫画家はユニークな方が多いですね…では長寿と繁栄を。
実際に宇宙人から文書で申し立てがあったら、それを受理するかどうかの決済がおりるまで何週間(か何ヶ月)かかります。その際の審議内容を公開する請求文書を受理するかどうかは、情報公開条例に基づいてさらに何週間か…。
受付係「だって防衛軍も税金使ってる役所だもの。あくまで地域住民の要請に基づいて出動するんですよ。独断では決して…」…(中略)…「それじゃ書類の決裁受けてくるから…」
HP :
日本の役所が地球防衛軍を作るとやっぱりこうなるんですかね…つい最近まで北海道に上陸した外国軍の迎撃に自衛隊が出動しようとすると、関係官庁や途中の都道府県知事のハンコがいるため、出発できるころには敵が東京に着いているといわれてましたからネ。でもイラク派遣のごたごたを見ると今もあまり変わってないような…
では長寿と繁栄を。
やっぱりミサイル1発撃ったら、それが適正な使用だったかどうか会計監査でチェックされるのかなあ…。
多脚歩行メカの脚の本数は四本の方がよい、などと公言して憚らなかったのだよ!
全くもって嘆かわしい!
六本の方がより合理的で美しいと決まっているにも拘わらず、だ!」
HP :
最後はこの間完結したシェリフスターズシリーズ最終巻より。マッドサイエンティスト レヴィアン=コラード教授が、教え子のマッドサイエンティスト、装備課の趣味人 クィーン(仮名)を評して言った文句です。このシリーズ、マッドサイエンティストが二人も出てくるなんて、なんてお得な…。
力説してますので適当にカットしてください。ところで、このせりふに背景説明など必要でしょうか?
一応、物語は未来世界で大企業に「意志ある生体兵器」の試作品として作られた三人のクローンたちと、彼らと行動をともにする一人の人間の話です。彼らは親会社の意向で、試作品として「トラブルシューター」(傭兵と警察を併せたような商売)の仕事をして、いわば実用テストを行っています。しかしやがて量産が始まり、試作品はいらなくなり、そして…緻密な設定と重いテーマをひたすら軽く仕上げている神坂一一流のSFです。たまに見せる「本気」シーンに「名文句」も多々あるのですが。
マッドサイエンティストというのは天才です、間違いなく。
(凡才がマッドしたって大したもの作れるわけないし…。とんでも本の著者に何人か、凡才マッドがいるかな。)
そして天才って種族は、研究の道筋がまっすぐ見えているんですね。普通の人が迷ったり悩んだりするところも、彼らは何の苦労もなく突破していきます。凡人にはその理由が理解できないものだから、彼らを○○○○扱いにする。でも、実際凡人がずっと後になって、実験や計算を繰り返して得た結論は、天才が直感で導いた結論と変わりはしないのです。
六本脚と四本脚、どちらも自分の見ている理想形に不可欠なものなのでしょう。それがなくてはどうしてもだめなんでしょうけれど…端から見てたら笑うしかないですが。
きっと八本や十二本派の人もいるんだろうなあ…。
>彼らを○○○○扱いに…
天才がそういう扱いをされるのは、研究の道筋はまっすぐ見えているのに、というか見えているせいで、その他のことに一切目が入らなくなってしまうせいもあるんじゃないでしょうか。…例えば、多脚戦車の足の数に関する一般人の認識の如何とか。
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