SF名文句・迷文句第328集

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俺たちも同じだよ 第三師団に入ったのは他より給料がちょいと高かった
…それだけさ でもな 健気にがんばってるあいつらを見てると…
何か俺にもできんじゃねぇかって思うんだ たとえその先がガケっぷちでもよ…
クビになったらなったでいいじゃねぇか武者小路!
そん時ゃ一緒にうまい定食屋でも開こうぜ!

 出典: 井上智徳「COPPELION 『Phase.28 男たちの決断』」

紹介 :H・I・T 様
HP :

コメント:
 渋谷109シェルターの住民救出を条件として、コッペリオンの生みの親というべきマッドサイエンティストDr.コッペリウスの逮捕を一方に指示してきた鴎外官房長官。
 頼りの三島教頭は鴎外に逮捕されしまい、その条件を飲むしかない成瀬達コッペリオンはDr.コッペリウスの命令で行動しているコッペリオン『2年生』を追跡、彼女達の入った六本木ヒルズ内部でイエローケーキ(高額の報酬と引き換えに放射性廃棄物を東京に不法投棄しているバックエンド企業)のオフィスを発見します。
 調査するうちに暗号化された極秘ファイルを発見、復元するも、それは彼女達の装備や知識で解読できる代物ではありませんでした。
 名古屋の第三師団科学研究所の技術エンジニア武者小路のプライベート回線に、メールで暗号ファイルを送り解読を依頼する成瀬、武者小路は三島教頭の部下である井伏中尉に抗議を兼ねてその事を電話で報告します。 「本官はただの雇われエンジニアです その日与えられた仕事をこなし…次の日も同じように無事にやり過ごせればそれでいい なのに…わざわざ自分から厄介ごとに首を突っ込むなんて…」
 三島教頭の逮捕に身の危険を感じてしまい、そう言って協力を拒もうとする武者小路、そんな彼に投稿の台詞を返す井伏…わずかな葛藤の後、成瀬達に全面協力の意思を表明する武者小路、以降彼らは日本政府から離反してまで救助活動を行う道を選んだ成瀬達を助けるため、自分達自身が国家反逆ともいえる行動を行う事を躊躇わなくなります。
 決してカッコよくなく、いざという時は自分達の日々の糧とそれを得る手段を失いたくないばかりに保身に走り、今に忙殺され自分達が未来に生きている事を忘れているよくいる大人達、そんな大人達がいつ突然死するかも知れない宿命を背負いながらも、残された時間を人命救助に捧げるコッペリオン達に勝るとも劣らない輝きを見せるのが本作の大きな魅力の一つです。

駄弁者:
 ご投稿のようなギリギリの判断をつきつけられなくても、そこそこまっとうな行いができるのが、平穏な世界というものなんだろうなあ。



「やめておけ。メンタル面での強化措置は、その人間のコンプレックスを引き出して、敵に対する戦意に転化するものだ。いまのお前では自滅するだけだ …(中略)… だいたい、それほど便利なものなら、わたし自身が試している。薬と刷り込みで心を強くできるならな」

 出典: 福井晴敏「機動戦士ガンダムUC 宇宙と惑星と」

紹介 :センゴク 様
HP :

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 状況の変化に追い詰められて強化を望むリディに対するアルベルトの返事。
 同じ少年に別々の女性を持って行かれた振られコンビ。間違いなくUC後半の主役はこいつらです
 正直に言えば主役よりこいつら、特にアルベルトが好きになりました

駄弁者:
 強化人間のメンタルは、アップダウンが激しくて総合的にはむしろ弱化しているように思えるんですが。
 アップ状態を実戦のときに合わせれば、目的は達せているんでしょうが、好んで措置を受けたいものじゃないですね。



ガオレンジャー、ここまで戦って諦めるのか?
俺は、いや俺たちはお前達の勝利を信じてるんだぜ!

 出典: 「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」

紹介 :ザタンゴールド 様
HP :

コメント:
 かつて自身の強大な力に耐えきれず、自らを封印したラクシャーサ。彼はガオレンジャーのイエロー、ブルー、ブラックから『戦士の魂』を吸収して復活を果たす。戦意喪失してしまった3人とホワイトだったが、先輩戦士達との出会いで復活した。
 等身大戦でダメージを負ったラクシャーサは巨大化して街を襲う。ガオレンジャーも精霊王(巨大ロボ)ガオマッスルで立ち向かうが、ラクシャーサの強大な力に敗れてしまった。あまりの力の差に絶望しかけるガオレンジャーの前に、歴代レッドのマシンを引き連れてガオライオンが出現。超獣戦隊ライブマンのレッドファルコンが発した投稿の台詞を皮切りに、一斉攻撃を開始した。
 このシーンで登場したマシンは以下の通り。個人メカが無かった時代のレッドは自分が乗っていたマシン、それも無かった時代のレッドは母艦に乗っている。
バリドリーン(秘密戦隊ゴレンジャー・アカレンジャー)
スカイエース(ジャッカー電撃隊・スペードエース)
バトルシャーク(バトルフィーバー隊・バトルジャパン)
デンジファイター(電子戦隊デンジマン・デンジレッド)
コスモバルカン(太陽戦隊サンバルカン・バルイーグル)
ゴーグルジェット(大戦隊ゴーグルファイブ・ゴーグルレッド)
ダイナマッハ(科学戦隊ダイナマン・ダイナレッド)
バイオジェット1号(超電子バイオマン・レッドワン)
ジェットチェンジャー1(電撃戦隊チェンジマン・チェンジドラゴン)
タンクコマンド(超新星フラッシュマン・レッドフラッシュ)
マスキーファイター(光戦隊マスクマン・レッドマスク)
ジェットファルコン(超獣戦隊ライブマン・レッドファルコン)
ターボGT(高速戦隊ターボレンジャー・レッドターボ)
スカイアルファ(地球戦隊ファイブマン・ファイブレッド)
ジェットホーク(鳥人戦隊ジェットマン・レッドホーク)
守護獣ティラノサウルス(恐竜戦隊ジュウレンジャー・ティラノレンジャー)
気伝獣・龍星王(五星戦隊ダイレンジャー・リュウレンジャー)
ゴッドサルダー(忍者戦隊カクレンジャー・ニンジャレッド)
スカイフェニックス(超力戦隊オーレンジャー・オーレッド)
Vファイヤー(激走戦隊カーレンジャー・レッドレーサー)
デルタメガ(電磁戦隊メガレンジャー・メガレッド)
星獣ギンガレオン(星獣戦隊ギンガマン・ギンガレッド)
レッドラダー(救急戦隊ゴーゴーファイブ・ゴーレッド)
Vレックス(未来戦隊タイムレンジャー・タイムレッド)

駄弁者:
 字面だけでみてしてしまうと、名文句というほどのインパクトは感じられませんが…。
 ご投稿の文句より、コメントの歴代メカ列挙の方がすごいと思ってしまいました。バリドリーンは、超合金持ってたなあ(バリブルーンも)。



「今日は危なかった。…(中略)…トリューニヒトに会った時嫌悪感が増すばかりだったが、ふと思ったんだ。こんな男に正当な権力を与える民主主義とは何なのか、こんな男を支持し続ける民衆とは何なのかとね。…(中略)…我に返ってぞっとした。昔のルドルフ・フォン・ゴールデンバウムやこの前クーデターを起こした連中は、そう思い続けて挙句にこれを救うのは自分しかいないと確信したに違い無い。まったく逆説的だが、ルドルフを悪逆な専制者にしたのは全人類に対する彼の責任感と使命感なんだ」

 出典: 田中芳樹「銀河英雄伝説 2 野望編」

紹介 :るーしー 様
HP :

コメント:
 以前投稿した長編小説からの名文句です。
 救国軍事会議によるクーデターを鎮圧したヤンは、記念式典でクーデター中安全な場所に隠れていたトリューニヒトと握手をする羽目に陥ります。
 苛立ちつつも式典をこなして帰宅直後に徹底的なまでに手洗いを行い、一息入れたところでヤンは今回の名文句を口にするのでした。
 動機・目的の正しさが必ずしも過程・結果の正しさに繋がらないという名文句は今までにも投稿されてきましたが……。

駄弁者:
 「銀英伝」のご投稿に「以前投稿した」なんてコメントつけなくてもいいですよ…。
 しかしヤンのような抑制的な人ばかりでも、トリューニヒトの類が大手を振って歩くのを止められなくなってしまうので、そこが加減の難しいところなんでしょうねえ。理想的には、責任感と使命感をもった人の独走を防ぐのが、制度の役割ということになるんでしょうが。



星々をまたにかけ、宇宙狭しと駆け巡る
世界を結び、人と人とを繋ぐ俺たちスター・トレーダー!
しかしてその実態は、住所不定のぼーとぴーぷるだろ!

 出典: 「妖精航路」

紹介 :陸ドム 様
HP :

コメント:
 以前やる夫スレからの投稿があったのでこれを。
 船1隻だけの零細宇宙輸送業者。船長が仕事の打ち合わせで久しぶりに街に下りて、取引相手の会社に出向いたら、街で迷子になったという話をクルーに言うと、あれれ行動範囲が港か船の中だけじゃね?ということに気づいてしまった…という。
 世知辛ぇー

駄弁者:
 インターネットを通じて世界を股にかけて活躍していても、身体的にはただの引きこもりと変わらない…というのに似てる?
 なんか小川一水の短編にも似たニュアンスの話があったような…これか。



知っているデータから照合して
近いものから概算するというか?

 出典: 長谷川裕一「機動戦士クロスボーンガンダム ゴースト」

紹介 :クロスケ 様
HP :

コメント:
 以前投稿した「クロスボーンガンダムゴースト」より
 クロスボーンガンダムによってザンスカールのサンドージュを退けはしたが後に現れた増援から逃れ、かつてはザビ家の居城だった「ズム戦争博物館」に立てこもるフォントと木星の男カーティス・ロスコと連れの少女ベル。
 コロニーを脱出する為にフォントとベルの乗機として博物館の中で唯一稼働する式典用のザクを使うことにする。ザンスカールMSとカーティスの戦闘中新たなMSが乱入してくる。それはザンスカールと同じデータを狙う木星の別派閥の部隊「サーカス」(一騎当千のMSの開発を目的とした少数精鋭部隊「サウザンド・カスタムの略」)の「デスフィズ」だった。瞬く間にザンスカールを細切れにし、フォントのザクにも迫り来る
 しかしその攻撃は2度も外れる。まったくど素人のフォントの操縦で避けられるはずはないのに何故か…?そしてふと思いついたフォントは自分のハンドメイドAIにまったく情報の無いMSと敵対した場合はどうするかと尋ねる。
 現行のMSに70年以上前の機体「ザク」のデータなど入っている訳もなくデスフィズのコンピュータは18mのザクを現在の一般的なMSのサイズである15mと想定しており実際よりもザクが近くにいると錯覚してパイロットは間合いをとっていたのだった。そしてフォントはそれを利用しゲルググ(のガワだけ)を相手にぶつけ隙を作り出した。

駄弁者:
 大人と子供ぐらいの身長差と考えると、錯覚するには差が大きすぎないかと感じますが…そうか、等身だけでなくパーツ全部が幅も奥行きも小さくなるから、人間の大人と子供より見分けがつきにくいのか。



パーティで好きなだけ飲んで酔っ払っても、翌日の二日酔いの心配は無用。
また解毒剤を飲めばしらふに戻ることができ、車を運転して帰宅できる飲料とのことです。

 出典: 「いくら飲んでも二日酔いにならず数分でしらふに戻り擬似的な「酔い」を感じさせる飲料開発中」  『GIGAZIN』2013年11月18日号

紹介 :TWR 様
HP :

コメント:
 SCIENCE FICTIONではなくSCIENCE FACTですが、ニュースサイトより投稿します。
 インペリアル・カレッジ・ロンドンのデビット・ナット氏がアルコールの代替品を開発中のとの記事です。
 酔っぱらっても酔い覚ましの薬を飲めば、一発で酔いが覚めるというのがなんとも星新一的です。
 掲載時までリンクが生きてればいいのですが。

駄弁者:
 おお、シンセホル(「新スタートレック」に出てくる合成アルコール)だ。新STでは酒類はシンセホルが基本で、本物のアルコールはレアか下手すれば規則違反という設定でしたが、現実もそうなっていくんでしょうか。
 二日酔いにならないのはありがたいけど、数分というのはちと物足りない。



「わかってる、生命科学の下準備だろ」
「それだけじゃないわ、地球を離れなきゃならない子供を世話しているの。
 わからないでしょ? 子育てに教科書なんてないんだから」

 出典: スティーヴン・ホプキンス監督・アキヴァ・ゴールズマン脚本「ロスト・イン・スペース」

紹介 :猫玉 様
HP :
http://ameblo.jp/puneko

コメント:
 宇宙家族第二弾、と言うかリメイク版です。
 旧作の正味三話分ぐらいをリメイクしており、旧作のシリーズ化されたあとのある意味の気楽さは皆無。
 というか、パラレルでも宇宙家族ロビンソンで全滅エンドの世界は見たくなかったような…、旧作でもかなりゆるく出発数時間前まで試験してたりしました(そんなギリギリまで準備していたのでドクタースミスは降りる機会を逸した)が、新作においても前日まで、普通の生活をしているという…。
 ただ、旧作と違って宇宙へ行く事への葛藤を描いているのがいいところ(ただ、親父…ロビンソン博士が家族で宇宙へ行くのを選んだ理由が、仕事で忙しくても家族で居られるからという…)で、そんな前夜に娘ペニーは家を出て地球での最後を楽しみ、息子ウィルもそれに起因して問題を起こしており、そんな家庭を1人で預かった母モリーンが夫ロビンソン博士にぶちまけた台詞です…。どう考えても博士がKYすぎる気が…。

駄弁者:
>仕事で忙しくても家族で居られるから
 日本だったら確実に単身赴任パターンですね。「宇宙出稼ロビンソン」。
 こっちのドクター・スミス役はゲイリー・オールドマンなんですね。エキセントリックだけど、TV版のようなバラエティ路線にはちょっと似合わなさそう。



賞賛や労いであっても、妥協や甘えであってはいけない、か。
つまり、「頑張らなくていい」って言葉は、人から言われるから意味がある言葉で、自分から言い出したら終わり、ってことなんだろう。

 出典: 望公太「異能バトルは日常系のなかで 4」

紹介 :山家 様
HP :

コメント:
 確かになあ、と思いました。人に向けてもいいけど、自分に向かって言ってはいけない言葉、逆に自分に向けてもいいけど、人に向かって言ってはいけない言葉。そういう言葉ってあるなあ、と思わされました。「頑張らなくていい」という言葉は、確かに人から言われるから意味がある言葉で、自分から言い出してはダメな気がします。逆に「頑張れ、頑張れ」というのは、自分を励ますのに言う言葉であって、他人に「頑張れ、頑張れ」というのは下手をするとその人を追い詰めてしまうことがあり、人に向かって言ってはいけない言葉の気がします。そんなふうな言葉は他にも数多ある気がしました。
 ちなみにこのめい文句には前ふりがあり、ヒロインの1人が祖母の口癖が「立派な人間になりなさい。そうすればきっと、立派じゃなくてもいい、って言ってくれる人が現れるから」だったという話をして、祖母の真意はめい文句だったのではいか、という話につながるのですが、分かりにくくなるので、上記のめい文句にしました。

駄弁者:
 「がんばらない」というタイトルのベストセラーがあったけど、あれも確かに患者ががんばらなくてもいいようにする話であって、自分ががんばらないという話じゃないもんなあ。
 けど、自分に「頑張らなくてもいい」とまでは言わないにしても、他人がそう言ってくれるのをどこかで期待してしまう、弱い自分も自覚しています。



さて、元テストパイロット、元保険外交員、元オモチャのセールスマンのスーパーヒーローに、求人はあるかな?

 出典: デニス・オニール作・ディック・ジョルダーノ画「THE KILLING OF AN ARCHER!」(関川哲夫訳)『グリーンランタン/グリーンアロー』に収録

紹介 :H・I・T 様
HP :

コメント:
 半年間グリーンアローと共にアメリカ中を放浪し、自分の信じてきた正義の意味を問い直し、恋人キャロル・フェリスとの仲を再燃させたハル・ジョーダン(グリーンランタン)。
 ですが、そのおかげで貯金を使い果たしてしまったハルは、生活の糧を得るべく投稿のセリフを呟きながら求人の広告欄に目を通すのでした。
 歴史や規模はレンズマンに劣らないグリーンランタン隊ですが、キニスンが所属している銀河パトロール隊等と違って『任務解除』のような特権はありません。
 日本のヒーロー以上に『戦いつつも働いて生計立てなければならない』アメコミヒーロー(スパイダーマン等は常に生活費に困っている)は、下手をするとアイアンマン(商売敵のオバティア・ステインの罠にはまり、会社をはじめとした全財産を奪われ、アル中のホームレスにまで落ちぶれた)やハルの友人のグリーンアロー(やはり億万長者だったが、部下に全財産を騙し取られた)の様に大企業の経営者であっても油断できません。
 元の職業のおかげで定住所すら持てずホテル暮らしを続け、働いていても給料明細は記憶に残らないほどの金額でしかないハルの次の就職先は果たして…これが載る頃には就職シーズンだと思いますが、現代社会では学校を卒業して就職するより再就職先を探すのがはるかに困難なのです。
 だから就職先が見つからなくても挫けないでくださいね後輩達。

駄弁者:
 まっとうな就活にスーパーヒーローであることは何の足しにもならないどころか、むしろ足を引っ張る要素に。スーパーマンは冴えなかろうと大手(?)新聞の記者として生活しているんだから、スーパーじゃない部分でも大したものなんだろうなあ。
 …この面では、バットマンが一番恵まれた身分では?



「我が星は今――滅亡の淵に立っている …(中略)… この地球よりはるかに進んだ文明を持つ我が星だが、文明が高度に成長した時……、我々は一瞬で全ての生命を死滅させられる程の科学を手にしてしまった。それが使われるのを避けるため……滅亡を逃れるため我々の取った方法は、感情を捨てる事。感情を持たない知的生命体となる事で、感情のぶつかり合い……暴力や争いは無くなった。人と人が争う事の無い平和な世界が生まれた …(中略)… しかしそこから生殖機能の退化が始まった。強く反発する事も無くなった代わり、強く結びつく事も無くなってしまった。このままでは近く我らは滅びるだろう」

 出典: あかほりさとる原作・桂遊生丸作画「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」

紹介 :るーしー 様
HP :

コメント:
 以前投稿した恋愛漫画からの名文句です。
 はずむ達の学校生活を観察すべく、教師として学校に入り込んだ宇宙人。
 その目的は、母星滅亡の危機を救う鍵となる恋愛についての調査。
 今回の名文句は、その経緯を説明した台詞です。

駄弁者:
 ヴァルカン人に倣って、発情期(ポン・ファー)でも作ればいいんじゃないでしょうか。



許せ、お前達は『力』を持ちすぎた

 出典: 上原正三脚本「帰ってきたウルトラマン 『二大怪獣の恐怖 東京大竜巻』」

紹介 :新伴仙司 様
HP :

コメント:
 『まりかセヴン』のニャンゴロスの話しが話題になっていました。
 どういう理由か、東京に上陸した夫婦怪獣シーモンスとシーゴラス、特に率先して破壊活動をする訳ではないが、存在するだけで東京からは人が逃げ出し、経済的にも国際的にも放置することは出来ない。だが二大怪獣は身の毛もよだつ凄まじい能力を持っており、安易に攻撃を加えた人間側は凄まじいしっぺ返しを喰らっていた。
 だがだからこそ、人々の生活の営みのすぐ側に怪獣を放置することは出来ない。
 怪獣攻撃隊MATチームは、二大怪獣が単に彼らの自然の営み(^^;)のままに東京に滞在していることも、無闇に刺激すれば東京など無くなってしまいかねないことも承知の上で攻撃を仕掛ける。
 上空から対怪獣攻撃機MATアローで攻撃を仕掛ける寸前、郷隊員は小さくつぶやく。
 『帰ってきたウルトラマン』において人類が怪獣を攻撃しなくてはならない理由を端的に表した名台詞だと思いマス。

駄弁者:
 ニャンゴロスの場合、力を持っていようといまいと怪獣の存在自体が害悪になってしまっているので、それよりは怪獣の力が退治する理由になっているシーモンス、シーゴラスのほうが悲劇性は少ないように感じますが……。でも人間の都合で怪獣が害悪になっていることに、変わりはありませんね。



人体こそは宇宙の生み出した最も優れた芸術品であり、あらゆる生命に優先する存在である。マシンキャリバーが人型なのも、そのためである。

 出典: 海法紀光「翠星のガルガンティア 少年と巨人」

紹介 :クロスケ 様
HP :

コメント:
 翠星のガルガンティアの前日譚小説より
 初等教育試験を終え、将来の職業適正をはかる為の新たなクラスにて授業を受ける幼き日のレド、もうすでに分かりきった内容に退屈する
 その内容とは、宇宙には二通りの生物がおり、ひとつは生まれた環境にあわせて変化し適応するが変化したところで環境に隷属していることには変わらない「隷属型生物」と、もうひとつは完成された存在であり、自身は変化せずに道具によって環境を征服し、さらなる開拓をする「開拓型生物」つまりは人類であるということ。
 最初は何気なく本作を読んでおりましたが、のちにTV本編で物語が進むにつれこの教育や兵器を人型にすることのこだわりは肉体を環境に適応させ、人であることを捨てた「イボルバー」を蔑んだ人類銀河同盟の前身である「コンチネンタル・ユニオン」の思想があったのだと解りました。

駄弁者:
 「開拓型生物」となるには人型である必要があるんでしょうか。十分に複雑な脳とか汎用性の高い手・指は「開拓型」に関係ありそうですが、人の全身が必須ではないような気がします。



「イオリアNo14応答願います、聞こえますか?任務終わりました…。
 全て計画どおり…どうしたらいい? これからどうしたらいいか言えるもんなら言ってもらおうじゃないか。
 この“遠足”に付き合ったら、あといくら出す気だ」

 出典: アントン・M・リーダー監督・シモン・ウィンセルベルグ脚本「宇宙家族ロビンソン  第1話『宇宙船出発』」(山田実訳)

紹介 :猫玉 様
HP :
http://ameblo.jp/puneko

コメント:
 宇宙家族と検索すると別の宇宙家族ばかり、ドクタースミスであったら嘆かわしいと嘆くであろう現状を打破する為に、元祖宇宙家族ロビンソンよりドクタースミスの第1話の台詞です。
 アルファケンタウリへの宇宙移民第一号であるロビンソン一家は、某国スパイのドクタースミスの妨害により宇宙船ジュピター2号は宇宙の迷子になってしまう。
 初期話数では悪役然としていたドクタースミス、第一のポカ。工作に時間をかけすぎて逃げ遅れる。
 辛うじて、船内に潜んで大気圏離脱からハイパードライブによる飛行に入るまでの衝撃に耐え、安定した所で通信するものの、手遅れで通じる訳もなく…そんな哀愁漂う彼の台詞です。

駄弁者:
>検索すると別の宇宙家族ばかり
 そういえば、元ネタのほうはこれが初登場なんですね…。「スタートレック」と並ぶ海外SFドラマの先駆けですが、私はこちらはよく知りません。日本版「ロビンソン」の「ここは惑星0番地」は観てた覚えがあるけど…。
>初期話数では悪役然としていた
 バラエティ路線になった後の方のエピソードでは、ほぼ主人公格だったとか。



「……どんな力を持っているかよりも、その力でなにをするかが大事ということか」

 出典: 望公太「異能バトルは日常系のなかで 4」

紹介 :山家 様
HP :

コメント:
 確かにそうですね、と肯いてしまいました。強力な異能力の持ち主である文芸部の4人の女性部員たち。文芸部員全員で部室の掃除をすることになるのですが、物質や空間を自由自在に作り出せる異能の持ち主は、ブラックホールを創造することで掃除をしようとし(ゴミどころか地球も消滅しそうな気が)、それを慌てて主人公が止めるわ、地火風水光の五属性を自在に操り、町1つを簡単に水没させることができる強力な異能の持ち主は、その力を乾いた雑巾をいつまでも最適に濡れた状態にすることに使って拭き掃除をするのに使うわ、という有様でした。その有様を見て、主人公が上記のように独白するのですが。これって、本当に主人公のいうとおりだと思います。それにしても、部室の掃除でこれほどのことになるとは、日常系といいつつ、非日常の固まりのような気がします。

駄弁者:
 使いようによっては町内水没や地球消滅が可能な能力となると、「その力でなにをするか」より「なにをしないか」の方が大事になってきそうな気がします。…とりあえず、掃除用のブラックホールを落っことして地球の中心を食われたりしないように(そういうSFありました。掃除用じゃなく発電用だったけど)。



泣いてる女の子がいるんだもん
こんな時くらい魔法使いにならなくちゃ…!

 出典: 華々つぼみ「コドクの中のワタシ」

紹介 :土左衛門 様
HP :

コメント:
 こッ、これは「コドク・エクスペリメント」四コマ版……? →んなわけあるか
 ごく普通の女子高校生・中野真由は、転校先の学校に向かう途中拉致され、強制的に「特別クラス」に編入させられる。そこにいたのは半人前の超能力少女・瑞歩、獣人少女・ミイ、触手もちの宇宙人少女・ぐれ子、吸血鬼の末裔・リズ(ただし世代を重ねているのでほぼ常人と同じ)……、おまけに性格設定がロリコンの女性型アンドロイド・あんこまで加わり、彼女たちに振り回される真由の学校生活が始まった…、という「まんがタイムきらら」連載作品。いやあ意外なところに意外なSFが隠れているもんですねえ(棒読み)
 ある日、真由以外の一般人と過度の接触を禁じられている規則を破ったものがいる…と担任教師から警告されるクラスの面々。超能力者の瑞歩が、公園で知り合った女の子・まほの遊び相手になっていたことが分かり、「魔法」と称して超能力まで見せていたことで大目玉を食らう彼女だが、特別授業としてクラス全員でお母さんが妊娠中で構ってもらえないまほの遊び相手をすることに。だが、まほを迎えに来た母親に陣痛が始まり、切迫早産の危険が。ぐれ子の円盤もすぐには使えず、あんこの超スピードで運んでは母体に影響があり、瑞歩はテレポーテーションを使うことを決意する。
 作中、瑞歩は多彩な超能力を持っているものの(テレポート、念力、発火、発電、テレパシーなど。種類だけなら絶チルの3人をはるかに超える能力を持っていることになります)いずれも精度がイマイチなのが定番のギャグなのですが、今回ばかりはその能力が役に立ち(思いっきりばれてるような気もしますが)、見事にお母さんを救うことに成功します。うん、かっこよかったぞ瑞歩ちゃん、おじさん応援しちゃうよ(笑)。

駄弁者:
 女の子は超能力少女と名乗るより、魔法少女と名乗りたいんもんなんだろうか…。そりゃ最近話題になるのは魔法少女の方が多いと思うけど。



40年もアイスクリーム・カーに乗りっぱなし、その方が悪夢さ。
それを思えば、世界を再建するくらい容易いもんさ。

 出典: 「ジャスティス・リーグ 『伝説の英雄たちPart2』」

紹介 :H・I・T 様
HP :

コメント:
 40年前、スーパーヒーロー・チーム『ジャスティス・ギルド』の奮闘もむなしく、世界大戦で崩壊、廃墟と化したある平行世界。
 戦後に生まれたミュータントの超能力で、1950年代を彷彿とさせる平和な世界に見せかけられたこの世界にやって来たジャスティス・リーグ達は、ミュータントに殺されかけた ところをジャスティス・ギルドに救われます――自分達が40年前に戦死しており、自分達がミュータントの超能力で実体化した想像の産物にすぎず、ミュータントの打倒が自分達の消滅につながる事を知りつつも、最期までヒーローとして戦った彼らによって――。
 ミュータントの最期と共に無残な廃墟へと戻った街、それを見渡すジャスティス・リーグ達の元へとやって来る街の住民達。彼らはミュータントの超能力に抗うことができず、40年間『窮地をジャスティス・ギルドに救われる一般市民』を演じさせられていた戦争の生存者でした。
 街を廃墟にした事を詫びるリーグのメンバー、ここには悪夢だけだと言うグリーンランタンことジョン・スチュワートに対するアイスクリーム売りの言葉が投稿の台詞。
 想像の産物に過ぎなかったジャスティス・ギルドが本物のヒーローへと変わる展開と並んで、このエピソードを傑作にしたドン底での揺るぎない希望に満ちたこの言葉。お世辞にも見通しが明るいとは言い難い(時代的にも個人的にも)からこそ言いたいこの言葉。
 そう、大地震と大津波、放射性物質により環境レベルで深刻な被害を受けたとしても。
 誤ってパソコンのディスプレイを後ろから踏んづけて半壊させて、12万以上の修理予算を請求される事態が起きたとしても…。

駄弁者:
 虚像の繁栄より、何もなくても自分の力で未来を再建できる希望が重要とは、いかにもアメリカ人らしい気概だと思います。
>12万以上の修理予算
 世界を再建するよりはマシかもしれませんが、個人レベルでは十分深刻ですとも…。



ちっちゃな地球に住み飽きて 宇宙旅行の渡り鳥
恋も名誉も 義理も人情も みんなバーイバイ

 出典: 水島哲作詞・叶弦大作曲「宇宙旅行の渡り鳥」

紹介 :TWR 様
HP :

コメント:
 ラジオを聞いていたらとんでもない曲が聞こえてきたので投稿します。
 日活映画「ギターかかえた一人旅」(’64年)の劇中歌だそうです。
 ちょうど米ソ宇宙開発競争の真っ最中だったからかも知れませんが、こんな歌良く作ったもんですよ。歌は小林旭です。

駄弁者:
 映画の方は「新・ギャンブラー・シリーズ」ということで、別に宇宙旅行関係ないみたいですね…残念。
 ガガーリンやアームストロングのその後のエピソードなどを見ていると、地上に戻った宇宙飛行士は普通の人以上にこの世のしがらみとはバイバイできなさそうで、なんとも世知辛い。



当博物館の務めとは、人々が自ら問うことを助けることなのです…この世をどんな世界にしたいのか、と

 出典: 「中日春秋」  『中日新聞』2013年11月15日朝刊コラム

紹介 :陸ドム 様
HP :

コメント:
 今回はいつもと違い、実現してしまったSFチックな技術について。
 先日私の家で取ってる新聞のコラムに、イギリスの博物館に3Dプリンターで作られた拳銃が展示されたと書いてありました。
 これはその理由として主任学芸員が答えた言葉だとか。
 確かにこれは、使い方によってはとても恐ろしいことになりますね…。

駄弁者:
 コラムでは誰でも知っている「ドラえもん」が引き合いに出されていましたが、私はニール・スティーヴンスン『ダイヤモンド・エイジ』などで描かれる、ナノテクで何でも作れる世界を連想しました。ナノテクノロジーとは当面関連薄そうですが、家庭用や公共で開放されている機械を使って好きなものを作り出せるというイメージなんか、そのままじゃありません?



「ここにいても時間の無駄だ。俺は残された時間を悔いの無いように使う」
「残された時間って……、お前諦めるのか!?」
「あと6時間だぞ! やり残している事をやっとかなきゃ、それこそ諦めがつかないんだよ!!」
「お前にしちゃいい事言うじゃねえか! そうだよ! やりたい事やっとこうぜ!」
「私も!」
「ちょっと待ってよ……、そんな簡単に諦めていいの?」
「そうだ! 死ぬ準備をするなんて、そんな後ろ向きの姿勢で残された時間を過ごすのか?」
「最後の最後まで希望を捨てないのがメガレンジャーだろ!?」
「馬鹿! その最後の最後に駄目だったらどうするんだよ!」
「そんなのわかんないじゃない!」
「わかんねえからやっとくんだろ!!」
「耕一郎、千里、お前らやり残した事は無いって言うのか? メガレンジャーとしてじゃない、遠藤耕一郎、城ヶ崎千里としてだ!」

 出典: 小林靖子脚本「電磁戦隊メガレンジャー 第16話『激ヤバ!オレたち死ぬのか?』」

紹介 :るーしー 様
HP :

コメント:
 前回投稿した名文句に登場した、メガレンジャーからの名文句です。
 ネジレ獣・ドクガネジレの猛毒鱗粉により、メガレンジャーを含む多数の人々は余命24時間のカウントダウンが開始されます。
 解毒剤の調合も行き詰まり、苛立ちと不安から衝突する5人。
 そして健太・瞬・みくの3人は思い残す事が無いように過ごすと言って去っていくのでした。

駄弁者:
 死を前にして思い残すところの無いようにとは…共感は持てますが、名(迷)文句というにはあまりにも普通すぎるやりとりではないかと思えます。るーしーさんとしてはどういう点で感じるところがあったのでしょうか。
 ヒーローでもこのような苛立ちや不安を示すということに意味がある、と考える?



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