第99集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第101集を見る
自分の責任ではないのだから、悩むことはぜんぜんないのだ、という結果、そのコンピュータは以前にもまして優秀になった。それ以後、そのコンピュータはマヘル−シャラル−ハシ−バズを綴りがどう変化しようと間違えることはなくなった。マヘルシャラランハシシバッシュであろうと、マイケルジャクソンハミルトンブッシュであろうと、それらは同一のものだと認識できるようになった。
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神林長平「今宵、銀河を杯にして」
紹介 :春休船 様
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駄弁者:
そしてこの艦は「シーバット」ではなく、「やまと」…です。
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かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」
紹介 :nayuta 様
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歩き目で〜す
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長谷川裕一「アルキメデスは生きている!!」 「スーパーワイド・マップス」に収録
紹介 :Mr.Spock 様
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建設省高級官僚天下り先公開入札のお知らせ
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杉元伶一原作・加藤伸吉画「国民クイズ」
紹介 :Mr.Spock 様
20世紀末のバブルが終わらなかった日本は没落した米国に代わり世界の盟主となる。お城の大広間のようになった国連総会では、上座に裃で座った日本代表に対して米ソをはじめ各国代表が土下座してお伺いを立てる有様。しかし国内的には官僚支配と衆愚政治が行き着くところまで行ってしまい、改憲により国民クイズ省がおこなうクイズ番組が国権の最高機関と定められ、クイズの優勝者の希望はどんな無茶なもの(佐渡ヶ島独立とか海外派兵とか)もそのまま国の政策として実行される国民クイズ体制が確立する。
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「あなたたち、自分が可愛いって自覚ある?その問答無用の外見を利用しない手はないのよ!」
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茅田砂胡「ヴァレンタイン卿の災難」 「暁の天使たち【外伝2】天使たちの華劇」に収録
紹介 :Mr.Spock 様
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「おれの標語(モットー)は『めざせ一般市民』だからな」
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茅田砂胡「常識の問題」 「暁の天使たち【外伝2】天使たちの華劇」に収録
紹介 :Mr.Spock 様
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ウドは百年戦争が作ったパンドラの箱。質を問わなきゃ何でもある。
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高橋良輔総監督「装甲騎兵ボトムズ」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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現実を直視しろ。おれ達にはもう仮想現実しかないんだ。
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花沢健吾「ルサンチマン」
紹介 :ラインハルト 様
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人類初の恒星間旅行。
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火浦功「奥様はマジ」
紹介 :北斗 様
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「…私はパイロットじゃないわ
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ちみもりを「冥王計画ゼオライマー」
紹介 :ヘボ 様
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「吐き気がするほどロマンチックだぜ」
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THE STALIN「ロマンチスト」 「STOP JAP」に収録
紹介 :コルホーズの玉ネギ畑 様
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あなた方はいつも『自分たちには理解できない』という理由で反対するだけだ。将来のことも考えずに。
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大森一樹監督「ゴジラVSビオランテ」
紹介 :CrossBone 様
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そして私はわれらが勝利することを希望している。いやそれ以上である。私は確信している、われらは勝利するであろう。なぜなら理性は勝利するはずだからである。
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ザミャーチン「われら」(川端香男里訳)
紹介 :立神梢一 様
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やっぱりマグロなんか食ってる奴はダメだな。
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北村龍平監督「ゴジラ FINAL WARS」
紹介 :かんきち 様
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あなたはそこにいる?
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XEBEC原作・冲方丁文芸統括「蒼穹のファフナー」
紹介 :ロキ 様
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宇宙の意思が人類の無意識が終焉を望んでいるのだ!!
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コナミ製作「アヌビス 〜ZONE OF THE ENDERS〜」
紹介 :雨跡 様
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「あんたおかしいのか?死にたがるのは間抜けだけだ。生きる理由ならいくらでもある。
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ニール・ゲイマン「サンドマン」(海法紀光訳)
紹介 :松山 様
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「大和が沈んだ…
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小沢さとる「青の6号 3」
紹介 :nayuta 様
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「父ちゃん、久しぶりだね。」
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佐藤大輔「征途」
紹介 :nayuta 様
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「これが、ヤマトだ。」
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松本零士原作・西崎義展企画「宇宙戦艦ヤマト」
紹介 :nayuta 様
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HP :
(今の時間に合わせると)こんばんは。初投稿致します。
ひょんな事からココを発見して、現在、楽しみながら読破している最中です。(^^)
それでは、今までも数点紹介のある神林作品の一つより。(本作も第12集で既出ですが)
ハード(機械)がハートを持ち、人はハードなハートを持つ神林世界の中で能天気寄りの本作。『正確な表現』を必要不可欠としたアシモフ御大のロボット(コンピュータ)と比べると優れた状況対応力だろうけど…信用できないコンピュータって嫌すぎ。冒頭部からこれか!(笑)
(一応、後に理由付けはありますが。そういう理由が無くてもなりかねんのが怖いなぁ)
この作品、主役のアムジ&ミンゴの掛け合いもさることながら、敵の酸化爆弾をノミ退治に使う様な逞しさと言うか、したたかさ(?)も良い味を出してますねぇ。(^^)
むかし一時期流行った「ファジー」機能みたいな。こうなるとどのあたりから異なるものと認識するのかという方が気になります。
>ハード(機械)がハートを持ち、人はハードなハートを持つ
巧い…!ご投稿の文句よりこっちの方が気に入りました。
HP :
極秘のうちに建造された日本初の原子力潜水艦「シーバット」、戸籍を抹消されて乗り組んだ艦長海江田は「独立武装国家やまと」を名乗り反乱、脱走します。壮大な旅の始まりです。
90年代当時話題になった問題作。「悪魔のような」と評された海江田艦長の戦術、国際政治の動き、各国軍の対応。いろいろ無理があるのは判っていますが…。
それでも、この作品はSFのヒーローたちが、サイボーグ007やマジンガーZたちが目指した夢、「世界平和」へのリアルで具体的なアプローチです。世界平和を脅かすものが、単純な悪の組織ではなくて、個々の人間が持つ欲望や、それの集合体である軍事産業や国家であることを認識した上で、「政軍分離」という具体策を示してそれの実現のために戦う。
「やまと」という名は、反乱を起こして世界の孤児になることを覚悟した彼らが、せめてもの心の拠り所にするためだったのか。それとも、沈むべきもの、捨て去らなければならないものとして付けられた名前だったのか。
ともあれ2004年現在、やまとの眠るニューヨーク沖合からほど近い高層ビルが焼け崩れ、世界平和はまだ見えてきません
前のご投稿で保留していたものですが、nayutaさんのたってのご希望で掲載(どうも私は「SF的異常現象」がないとすっきりしないのですが…)。
とはいえ「やまと」の悪魔的な強さはある意味SF的…というかスペオペ的と言えるかも。初期の頃は潜水中にモーツァルトを流すなど、演出効果もばっちりです。
HP :
事故のショックで魔法世界へ飛ばされたノブは自分の野望のために大魔術師アルキメデスにこき使われる魔女たちと出会う。虐げられた魔女たちを救うべく、ノブは大魔術師のもとへ向かう。ノブは魔女たちを救えるのか?そして魔女たちを使って達成しようとする大魔術師の野望とは?
投稿したのは登場した時のアルキメデスのセリフですが、ばかばかし過ぎて思わず笑ってしまいました。見ないと解らないと思いますが目玉の被り物をした絵も脱力ものでナイス。次のコマでは作者が編集者から「プロの使うギャグか〜!!」と殴り倒されてるし(笑)。新人時代だけあって長谷川先生もまだ若かった?では長寿と繁栄を。
>「プロの使うギャグか〜!!」
というかむしろ、プロになってしまってからでないと恐くて使えないのでは。
HP :
投稿のセリフは国民クイズのTV放送中のCMですが、いや〜ここまで情報公開が進めば理想的な社会ですね(笑)。では長寿と繁栄を。
10年ほど前にモーニングで連載されていた作品。今でもコミックの復刻版は手に入るようです。
まあ思いっきり欲望を肯定した社会みたいですから、天下り先の公開は積極的に望まれたことだったんでしょう。
HP :
学園祭の模擬店で喫茶店をすることになった第7班の班長ファビエンヌ嬢は売上アップのための秘策を思いつく。それは班の男子2人(リィとシェラ)にメイド服でウェイトレスをさせることだった。
この班長さん高3にしてこの商魂は只者ではない。「問答無用の外見」には思わず納得(でも本のカバー絵は怖すぎ(笑))!2人の正体(戦の神と殺し屋?)を知るものなら命がおしくて言えない事を本人に向かって力説するとは…知らないというのは恐ろしいことですネ。では長寿と繁栄を。
只者ではないのは商魂だけか?やや特化した需要のみ満たしているような気がするのですが…。
HP :
デルフィニアから元の世界(共和宇宙)に戻り、今はシェラと2人で一介の男子中学生に身をやつしているリィ。ある日彼の武術の腕を垣間見た寮長がなぜ実力を隠すのかと問いたのに答えてのセリフです。デルフィニアでは1人で敵の城を粉々にした無敵の戦女神、共和宇宙に戻っては相棒ルゥと2人で首都星系を壊滅させかけたお方が口にしても全然説得力無いですよ(笑)。
では長寿と繁栄を。
「デルフィニア」単独だったら、さすがにここには合わないかと思うのですが、いつの間にか世界観が連結してしまってるようですし、まあいいかというところで。
>めざせ一般市民
彼女(?)らにとっては最も困難なクエストに違いない。
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
装甲騎兵ボトムズの予告は、それはもう名セリフの宝庫で、できれば全部書きたい位です。
その中でもトップクラスなのがこれです。私が初めて秋葉原を見たとき、このセリフが(銀河万丈氏の声で)頭の中を駆け巡りました。(歳がバレるってもんですね。)
初めて入ったお店などで発言したりすると効果的ではないでしょうか?
たしかに汎用性あるみたいです。「インターネットは米ソ冷戦が作った〜」とか。ネットのあっちこっちでアレンジ版見つかるし。しかし、
>初めて入ったお店などで発言したりすると
これは嫌な顔されるんじゃないですかね。
HP :
2015年。2004年現在とそれほど変わらないが、IT技術だけ、それもVR技術やAIが飛躍的に進歩した近未来。人々は、現実そのもののリアリティを持ち、アクションゲームから美少女ゲームまであらゆるジャンルを内包した、超巨大オンラインゲーム「アンリアル」(※同名のPCゲームとは無関係)にハマリ狂っていた。
その容姿ゆえに30歳になっても女性に縁のない主人公・坂本拓郎は、同じくもてない男である友人・越後の誘いで、PC一式とAIキャラ「月子」を購入。だが、AIキャラは「必ず自分に好意を持っている」という設定のはずなのに、なぜか月子は「他に好きな人がいる」と拓郎に言い放つ。
『所詮俺は仮想現実でももてないんだ』とあきらめかける拓郎に越後が言った台詞、それが上記の台詞です。
恋愛自由主義の現代、モテる者とモテざる者の格差は広がる一方。ひたすら虐げられ、人間扱いすらされず、もはや現実世界に救いを見出すことが出来ない、そんなモテざる者の『ルサンチマン』がこもった、この作品を象徴する台詞です。
この作品、モテない人間なら血の涙を流すであろう台詞や場面が目白押しです。この台詞に少しでも心動かされた方は、ぜひご一読を。
ふつうそこまで縁がなければ「もてること」の価値自体を否定するようになると思うんですが。
いや、自分がそうだというわけではなくて。…どうせあのブドウは酸っぱいに違いない。
パイロットは一人。
宇宙船が目的の星に近づき、冷凍睡眠から目覚めてみると、顔に落書きがっ!
HP :
今回はSF作家のめい文句と云うことで二題。まずは『日本一のスチャラカSF作家』こと火浦功氏。『ハダカのね〜ちゃん』発言で有名な高橋留美子女史とは小池一夫劇画村塾の先輩後輩になりますね。
で、上記のめい文句は後書きから。日がなこんなことばっかし考えてるらしいです、このヒト。
しかし、実際にこんなシチュエーションに遭遇したら怖いだろうなぁ。額に『肉』とか、地球人に読解可能な有意記号だったら尚更。
…そう言えば、逆のパターンで寝てる人間型宇宙人の顔に落書きしたらエラいことになったてぇネタをどこかのアニメで見たような。
>額に『肉』とか
犯人がウンモ星人(「王」のマークのUFOで有名?な宇宙人)だったら、同ネタなのか真面目なメッセージなのか悩むところです。
部品"パーツ"なの」
HP :
父の死とともに、平凡な中学生秋津マサキの人生は一変する。
父が死の間際に残した言葉、「氷室博士」そして「ゼオライマー」。折りしも氷室姓を名乗る女性が彼に接触してきた……
やっと自由になる時間が取れるようになりました。
うーむ、スパロボ参戦記念で投稿するはずだったのが新作掲載記念にすら遅れてしまうとは…
ごぶさたです。
ゼオライマー…だいぶ前に一度別の方からご投稿をいただいていた記憶が。
>私はパイロットじゃないわ 部品"パーツ"なの
メンテに手間掛かりそうだし、耐久性悪いし。技術者にしてみれば載せずにすむならそうしたいパーツなんじゃないでしょうか。
HP :
前略 SEX PISTOLSのジョニー・ロットンは"No future"と、"GOD SAVE THE QUEEN"で吼え、我らが遠藤みちろうは遅れること4年、こう喝破してすべての思想は半旗と断定。
ここで投稿していく場合に、僕が従うべき3つの規則を表明する必要ありますね。
・第一に、投稿する歌詞は予言したものであること、少なくとも予言しようとしたものであること。
・第二に、投稿する歌詞はSFの要素があるべき。
・第三に、投稿する歌詞はSFのテーマそのもの。
もっとも元ネタの3原則は(重みはあるものの)すべて従うべきであるのに対して、この3規則はどれか従わなければならないと云う差異はありますが。
今回引用しためい文句は、明らかに第3条を満足。
SFの目的が"sence of wonder" であるならばすべてアンチテーゼになり、それはいくらかの思想・思考を括弧に入れることにならざるを得ず。
"No future" の理由・原因として表明されたこの言葉は、すべての主義者をロマンチストだと、つまりすべての主義は括弧に入れるべきという定義。
それはある意味メタSF。
もっともいまは僕自身、ロマンを持つのが人間だと認識がありますが、真っ先に槍玉に挙げてるのがアナーキストであり、このLPの聴き手であるスターリニストも、「ゴキブリみたいに数だけ増やし 手拍子取り出す」と、つまり当時から何枚も上手だったわけ。
ついでに言及している主義者たちを一覧しましょうか。
アナーキスト オポチュニスト
コミュニスト スターリニスト
モラリスト ヒューマニスト
ナチュラリスト ジャパニスト
草々
いったんは保留したご投稿ですが、コメントを変えて改めてご投稿をいただいたので。
「3つの規則」のうち、第一はまあ要らないかなあ、と。SFと未来予測はイコールではないですし。
HP :
突如として芦ノ湖に出現した巨大植物ビオランテ。
それは白神博士が五年前にサラジアでテロに会い亡くなった愛娘、恵理加の細胞を組み込んだバラと、ゴジラ細胞を融合させて作り出したものでした。
芦ノ湖のほとりでビオランテを見つめる博士にテレビの取材班がつめより、『あの植物は博士が作り出したものなのか』と問いかけます。
それに対し、博士はこの台詞を取材班に投げつけます。
確かに、クローン人間問題などに代表される『人道的問題』といった発言にはこの、『理解できない恐怖』といったものが垣間見える場合があります。
未知のものに対する思考停止的な否定については、この博士にも批判する権利があると思うのですが……「将来のことも考えずに」とは、他人のことを言えないのでは。結局怪獣を作ってしまったわけですし。
HP :http://fnow.zive.net/
ソヴィエト文学の異端者ザミャーチンのアンチユートピア小説。
その結びの言葉。文体が非常に独特。上記情報は岩波文庫版。
上記の文句は、「単一国」(イメージはソヴィエトなんでしょうけど、いまだと北朝鮮チックでもある)への反逆者たち一派に一度は協力しながらも最終的には逮捕され「理性を裏切り」「インスピレーションという正体不明の転換の発作に見を任せたときのみ創作できた」「員数構成員」(ナンバー)との戦いに勝利するだろうとの「私」こと「D-503号」の最後の「覚書」です。
ロシアの作家は個性的(個性的過ぎて受け付けない人もいると思いますが)で非常に好きです。多分まだでてないと勝手に想像して投稿させていただきました。(すいません、まだ多すぎて全部は読み終わっていないのです)
蛇足ですがA&Bストルガツキィ兄弟も(まだ2作しか読んでいませんが)大変面白いです。
いちおう図書館で借りてみたんですが、斜め読みでなんとかなるほど簡単な話では到底なく、巻末の解説を読んだだけです。
ザミャーチンの名は70年近くもロシア文学史から抹殺されてきたとありましたが、どんな政治体制であれ、自国の文学作品を自国の人間が親しめないようなことはあっちゃいけませんよね。
HP :
X星人に操られ、世界各地を襲う怪獣たち。南極で眠りから覚めたゴジラと真っ先に戦うのはハリウッド版ゴジラにそっくりなジラ(GODZILLAのGOD抜き)。
ゴジラに秒殺されたジラを見て、X星人の指揮官が呟いた一言です。
いや、ダメにした理由は食性とはもっと別のところでしょう…。
この映画、酷評されているかと思えば意外と好評価のところもあって複雑です(話のスジは単純そうですが)。
HP :
久しぶりに投稿させていただきます。
さて、今回紹介したい台詞はご存知の方は少なくないと思います、現在放送中の『蒼穹のファフナー』から『フェストゥム』の少女・皆城乙姫の台詞です。
『あなたはそこにいますか……』これに対して『YES』と答えれば同化され、『NO』と答えれば消滅されるなんとも理不尽な台詞ですが、劇中ではこの言葉をただの『言葉』としてではなく、『キーワード』として捕らえられている感じが個人的にします。
そこにいることによって変わっていくことが怖くなった真壁一騎に向けて乙姫は問う。一騎は一騎を想う少女・遠見真矢の説得により、逃げることではなく戦うことを決めた、そんな台詞です(直接関係はないのかもしれませんが)。
山本弘氏がSF大会企画「SF者の本棚ライブ」でツッコミを入れまくっていた作品…という覚え方は良くないんでしょうね、きっと。
>『YES』と答えれば同化、『NO』と答えれば消滅
なんか都市伝説か学校の怪談みたいな話だなあ…。
HP :
最終兵器アーマーンを使い太陽系を消滅させようとするノウマンの一言
もうちょっと名文句の背景説明がほしいところですが。
まあ、大宇宙の意思に存亡を気遣っていただけるとは、人類も出世したもんです。
それが人生よ。」
HP :
前回の「マーヴルズ」に続いて今回もアメコミの「サンドマン」からです。これは「夢」を司る精霊サンドマンを主人公にしたダーク・ファンタジー的なコミックです。
上のセリフはサンドマンの力で不老不死になった男、ロバート・ガトリングが家族の死、魔女狩り等の悲惨な目にあいサンドマンから「それでもまた生きたいと望むか?死の安息を求めたくはないか?」と尋ねられた際に答えた言葉です。
こういった「不老不死になった人間」をテーマにした話だと最後は何があっても死ねない自分に絶望してしまい死を願う、というのがありがちですがこのガトリングはけして死を望みません。彼は死を逃れえぬ運命だと言う人々を笑い、死などくそくらえだ、生きる理由なんぞいくらでもある、と言い切ります。サンドマンによって本当に不死になった後もその思いは何百年たっても変わりません。
生きる理由とは何か、と問われるとなんだか大げさな理由を考えてしまいがちですがうまいものを食べたい、おもしろいゲームがしたい、SEXしたい等も立派な生きる理由でありそんなものは世の中にいくらでもあるんですよね。人生に絶望して自殺する人は世の中に大勢いますが彼らにこの言葉を聞いてほしいものです。
ダーク・ファンタジーでも小説のほうで名前を覚えていました。「キング・ラット」のチャイナ・ミーヴィルとともに、「異次元を覗くホームページ」の加藤隆史さんが推薦していたのも、私にとっては印象が強いです。SFマガジンでも2、3回短編が紹介されているようです。
不死を肯定的にとらえると言えば、グレッグ・イーガン「ボーダー・ガード」(「しあわせの理由」に収録)もそうでした。「死すべき運命」を口にする人を「悲劇主義者」と皮肉っていましたね。
それも、もとの位置にほとんど同じ所らしい…」
HP :
「青」は、太平洋の船舶の安全を守る国際組織です。海底にある本局にはあの「ノボ」がおり、各国の潜水艦が所属しています。6号、くろしお号は日本の潜水艦、伊賀艦長に率いられたポンコツです。
敵対する犯罪組織マックスは「青」の機能を喪失させることで、海上流通を混乱させ世界経済を握ることを目的としています。
そのマックスが「青」本局襲撃用に準備したのが怪獣赤ハゲと、潜水戦艦ヤマト・ワンダーです。青6はヤマトと激闘を繰り広げ、沈められてしまいます。
マックスの本局襲撃を瀬戸際で凌いだ「青」は、伊賀艦長に新鋭艦「青6II世」をゆだね、反攻に送り出しました。しかし、その任務はヤマト攻撃ではなかったのです。
伊賀艦長はWW2の日本帝国海軍、潜水艦艦長の生き残り。この作品の頃には現役の自衛官の中にもずいぶんそういう人たちがいたとききます。
作品の中で伊賀艦長の「大和」への想いが語られます。その姿が消えた時、日本という国が永遠になくなってしまったような…。
悲惨な負け戦だったWW2で、世界最大、最強の性能を持ちながら軍事技術の進歩の前にその力を発揮できず、むなしく南の海に沈んでいったあの戦艦の名前は、大和民族にとって永遠のロマンなのかもしれません。
>大和民族にとって永遠のロマン
今回のテーマのをひっくりかえすようなので何ですが、実際のところ海軍の直接関係者を除いて、戦艦大和に象徴的な意味合いを感じていた人というのは多かったんでしょうか?「世界の三大無用の長物」という評価も有名ですが…。
戦後に作られた神話的な要素も、けっこうあるんじゃないかと思ったりします。
HP :
架空戦記は除くつもりでしたが。
弟の名前が「進」、兄の名前が「守」、それぞれの奥さんの名前が「雪子」と「サーシャ」ときたら。そしてそれぞれのシーンで登場する「やまと」。やはり、あの作品のオマージュなのでしょう。
レイテ湾突入成功で侵攻の遅れたアメリカ軍。その結果、北海道で2つに分かれた日本。現実の日本とは異なる、同じ民族同士の国家と敵対する戦闘国家、日本が描かれています。
その日本の中で、戦艦「大和」は超甲警備艦「やまと」になり、護衛艦「やまと」となって、朝鮮戦争と連動した北海道戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争と戦い抜きます。
藤堂家の男たちは、父が「大和」の砲術長と「武蔵」の艦長として、弟が艦長として、兄が敵対するもうひとつの日本のパイロットとして、関わっていきます。
セリフはベトナム戦争時、艦砲射撃をする「やまと」を見た進のもの。
戦争の是非はともかく、この作品の中での「やまと」は、日本人が戦艦「大和」に託した思いそのままに、日本の守り神として存在しています。
藤堂家…たしか「ヤマト」の地球防衛軍司令長官の名字が藤堂だったかと。
ご投稿の文句は「やまと」に対する思いというよりは、その砲撃の姿に乗り組んでいる父をだぶらせているというふうに感じられました。
「宇宙戦艦」のほうだったら、完結編の島大介が死ぬシーンで、「ヤマトはいいなあ…おふくろの腕の中にいるような気がする」というセリフがあったように記憶しています(正確なセリフかは自信なし)。こっちは母親か。
HP :
初代は独立戦争当時の帆船、WW2を闘ったビッグEは7代目、原子力空母は8代目、宇宙を往くあの船は何代目でしょうか?アメリカ人にとっての「エンタープライズ」は、アメリカそのものを表す思い入れのある艦名のような気がします。
日本にとってのそれは、間違いなく「やまと」。
nayutaです、こんにちは。今回のテーマは「やまととともに」。
SFの中で闘った「やまとたち」を特集します。
最初はあの「ヤマト」
ガミラスの遊星爆弾によって干上がり赤茶けた海。そこに突き出した赤錆た鉄の塔に爆弾が迫る。必死に発進準備をする新米ども。何とか間に合って爆弾をかわした瞬間、主砲が一閃。爆炎の中から表れる勇姿。思い入れたっぷりの沖田艦長の言葉。
この瞬間、全ての理屈や論理を越えて「ヤマト」が好きになりました。
いや、理性ではいろいろ言いたいこと(謎の第3艦橋や波動砲やら、そもそもせっかくかわしたのに何で撃つ!)もあるのですが、それでもあの星の海を往く戦艦の勇姿は、日本のかなりの数のSFファンの原風景でしょう。
WW2の「大和」もあれが初代ではなかったはずですけどね。ざっと見たところでは、日清戦争に参加した艦名にも「大和」の名が…あんまりぱっとしませんが。
>せっかくかわしたのに何で撃つ!
というか、だったらかわす前に撃った方が話が早かろうに。…あ、話が早くなっちゃマズイのか。
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