第145集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第147集を見る
大人のケンカ殺法
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有川浩「図書館戦争」
紹介 :藤間真 様
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駄弁者:
念願の図書館に採用されて、私は今―――
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有川浩「図書館戦争」
紹介 :藤間真 様
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駄弁者:
でも 私は私よ
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ニコラス・メイヤー監督「タイム・アフター・タイム」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「人類が滅亡してしまったため われわれ機械が文明を引き継ぐことになりまして………
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横山えいじ「SFX商法(終末変)」 『ハイパーゾーンVI』に収録
紹介 :首くくり 様
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駄弁者:
「教えてください ゼンガー・ゾンボルトがどういう男なのかを」
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谷和也「スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション 4コマギャグバトル 『ゼンガーという男』」
紹介 :W^2 様
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生まれたのは、君の子供なんかじゃない。
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ゆうきまさみ原案・遠藤卓司監督・とり・みき脚本「WXIII 機動警察パトレイバー THE MOVIE 3」
紹介 :砂漠の狐 様
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胎兒よ
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夢野久作「ドグラ・マグラ」
紹介 :んどらもえ 様
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「あの…航宙校志望って本気なんですか?」
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大石まさる「水惑星年代記」
紹介 :タクアン 様
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「ねぇ 「地球」ってどんなとこ?」
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加藤和恵「ロボとうさ吉」
紹介 :耀 様
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あんたはおれに親切だった。
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フィリップ・K・ディック原作・スティーブン・スピルバーグ監督「マイノリティ・リポート」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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パターン認識の問題なのよ。
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藤子・F・不二雄「流血鬼」 『藤子・F・不二雄少年SF短編集=2 [絶滅の島]』に収録
紹介 :かんきち 様
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ですが、わたしは信じています。人はすべての問題をいずれかならず解決し、いつの日かきっと、星の世界をかけめぐることでしょう
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VisualArt's/Key制作・涼元悠一シナリオ「planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜」
紹介 :営々 様
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あのひとはなにをいっていた? 俺たちの日常がどこまでも拡大するってことだろ。
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佐藤大輔「遙かなる星 2 この悪しき世界」
紹介 :可児歳蔵 様
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「ハーレクイン・バイオレンス」
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茅田砂胡「スカーレット・ウィザード 第2巻」
紹介 :OTO 様
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男がロマンを求めて何が悪い。
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柳田理科雄原作・筆吉純一郎作画「最後の空想科学大戦」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
分かってくれ、俺はもはやセブンではない。
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円谷プロ制作「ウルトラマンレオ第39話『レオ兄弟 ウルトラ兄弟 勝利の時』
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
ここまで見に来たかいがありました
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ダグラス・アダムス「さようなら、いままで魚をありがとう」(安原和見訳)
紹介 :営々 様
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駄弁者:
「ミサイルでも水爆でも一向に構わん!!」
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石森章太郎原作・中山昌一脚本・内田一作監督「ロボット刑事 第22話『凶悪ミサイルマン バドーの正体』」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
「俺はバドー最強のハグルマンだ!」
出典:
石森章太郎原作・伊上勝脚本・内田一作監督「ロボット刑事 最終回『バドー火星に死す』」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
大丈夫、あんた等は勝てるさ。
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サンライズ制作「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
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その1:自分の弱みをまず潰せ
その2:数を集めて戦力とせよ
その3:建前は巧く使いこなせ
その4:敵と同程度のサクラをしこめ
HP :
「図書館戦争」の名文句の続きです。
猟奇殺人事件をきっかけに図書貸し出し制限が提唱されました。読みたい本を読みたい、と考える少年たちと関わることになった図書特殊部隊は、少年たちに知恵を授けて公開討論会で規制派を押さえ込む準備をします。
その過程で玄田図書特殊部隊長が少年たちに教えた闘い方です。
図書館に縁の無い読者が、現実の図書館で公開討論会での闘い方を教えているとは思わないでしょうが、逆に数ページ前の「現代の公共図書館のルーツの一つは母親たちが子供に本を提供するために運営していた共同の文庫である。その役目を引き継いだ現代図書館にとって、子供に尽くすことも本分の一つだ。」という記述まで創作だと思われても困るな、と思います。
私はまた予算獲得の極意かと思ってしまいました(とくに1〜3が)。少年たちに教えるより前に、私たち自身がまず会得したいものです。
毎日軍事訓練に励んでいます。
HP :
「図書館戦争」は以前にも投稿があったので、詳細は避けます。
その1ページ目に出て来る葉書の文面です。この出だしからもわかる設定のぶっ飛びようについていけるかどうかで評価は分かれるでしょうけれど、本の雑誌2006年度上期エンタメ部門第一位に輝き、シリーズ化もされました。
設定のとっぴさが目に付きますが、結構図書館について勉強されているところがディテールから読み取れて、司書課程の担当者としては、そちらも面白く読めました。
いくつかツボに入った台詞があるのですが、まずは冒頭の名文句から投稿させていただきます。
軍事訓練ばかりで図書館業務をやってないのかと思いきや、きっちり児童サービスなんかもやっているところがすごいです(昇進テストに読み聞かせとは…)。
第3作「図書館危機」の情報ももう出ているみたいですね。
過去でも同権は主張するわ
HP :
妻を娶らば時駆けて。
と、いうより「押しかけ女房」な話ではありますが。
「H.G.ウエルズの小説「タイムマシン」と19世紀に実在した切り裂きジャックを大胆に結び付けた独創的なSFサスペンス!」とあるんですが、大胆すぎるんじゃないでしょうか?
まあウエルズ先生も未来(現代)に来て奥さん連れて帰れたらそりゃもう大満足でしょう。でもよくもまぁこんな気ィ強そうな女房、、、いやなんでもありません(遠くを見る目、、、。)。
1893年。H・G・ウェルズは自ら発明したタイムマシンを友人に披露する。だがその一人、スチーブンソンがタイムマシンを奪って未来に逃走。実は彼の正体は巷を騒がせる切り裂きジャックだったのだ。スチーブンソンを追ってウェルズも未来──20世紀に。そこはウェルズが夢みた理想の社会ではなかったが…。
嫁取りはともかく、20世紀を眼にしたウェルズが失望してしまうというのはありそうかなあ、と。
マンガの担当もそのまま引き継ぎました」
「引き継ぐなよー!!」
HP :
年代が一定以上のSF者には挿絵や短編マンガ等でお馴染み「横山えいじ」氏の、ショートSFより。
とあるマンガ家が目覚めると、周囲は廃墟と化し、自分以外の人類はもはや滅亡した様子。締め切りも無くなったと開き直り、もっぺん寝てしまおうとした時にやって来たのは一体のロボット。
そのロボットが開口(?)一番に語ったのがこのセリフ。
実利性の失われた伝統芸能とか技能の継承とか聞くと、ナゼかこの話を思い出してします。
横山えいじの他のマンガでは、編集者の一団が、小説の原稿をとるために作者を追っかけて、幾世代にもわたって宇宙を旅しているうちに記憶が風化してしまい「伝説の人物が聖なるゲンコーをもって現れたとき、われわれは救われる」という言い伝えに変わってしまっている…というのがありましたが。
こっちのロボットさんは担当を引き継いだ「マンガ」とは何なのか、ちゃんと認識しているんだろうか(笑)
「うむ 初志貫徹!!信念を貫き通す男だ 故(ゆえ)に不器用な生き方をしてしまう面もある それでいてケンカっぱやくてお人よし 義理には厚いが涙にゃもろい ドジでおちゃめでおっちょこちょい──」
「もういいです」
HP :
s様の文句に異論を唱えるだけではなんですので、久々に
様々なロボットアニメ(例外もありますが…)のロボットたちが競演するゲーム”スーパーロボット大戦シリーズ”
そこには、本来、それぞれが主役を張ってるキャラ達をスパロボシリーズのシナリオにまとめあげるため、結束ひもかコンクリートの鉄筋のごとき働きをしていた、”バンプレストオリジナルキャラ”たちがいた。
そのオリジナルキャラだけで再構成されたのが、ネタ元「スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション」なわけなんだが…メンバーのキャラクターが濃すぎるって(笑
まぁ、その中でもおそらく人気の高さと問答無用さ加減では、一、二を争っているのではないかと思われるゼンガー・ゾンボルト氏(29)が、ろくな前触れも無く敵に寝返ってしまったもので、元上司の彼のことについて、少し前に彼の元へ配属されたナンブ・キョウスケ(22)が、以前、同じ特殊戦技教導隊にいたギリアム・イェーガー氏(自称27)から情報を得ようとしてるとこなんだけど…
ちなみに、4コママンガのネタ元のゲームにはこんなシーンはありませんし、公式設定ではないはず…まぁ、当たらずと言えども遠からずといったところでしょうか(笑
久々のご投稿、ありがとうございます。
感想掲示板のほうにもゼンガーのフォローが入っていて、よくよく愛されてるキャラなんだなと感心しました。
…ご投稿の文句を見て「敵に回すと恐ろしいが、味方にすると暑苦しい」キャラなのでは、と思ってしまったりもしましたが。
生まれてきたのは、怪物だ!
HP :
昭和75年。東京湾にとある輸送機が墜落し、それと同時に謎のレイバー襲撃事件が頻発するようになります。城南署の刑事である久住と秦の二人は事件の謎を追っているうちに一人の女性が捜査線上に浮かび上ります。彼女の名は岬冴子。東都生物研究所の主任研究員である彼女は米軍からの依頼により生物兵器「廃棄物シリーズ」を創り出し、あろうことかその13体目には小児癌で亡くなった娘の癌細胞を融合させていました。東京湾に墜落した輸送機から脱走した廃棄物13号は成長してレイバーや人間を襲い、久住と秦も湾岸工区で13号に襲われます。
事態を重く見た警視庁は特車二課第二小隊を中心に自衛隊と合同で殲滅作戦を展開、その現場に来た冴子は秦に13号は娘が新しく生まれ変わった姿と言いますが、秦はただの怪物でしかないと告げると「私にとってあの子の名前は一つだけよ!」と完全な狂人っぷりを発揮、最後は秦の手を振り切るかのように身を投げました。
母親としての立場からしても、あまりにもやった事がむご過ぎるので同情の余地は無いでしょう。
母親というのは、子どもの細胞までを(しかも命を奪った癌細胞を)、その子の一部だからと愛することができるものなんでしょうか。…例えその姿が似ても似つかない怪物だったとしても。
胎兒よ
何故躍る
母親の 心がわかつて
おそろしいのか
HP :
「これを読む者は、一度は精神に異常をきたす」とまで伝えられる夢野久作の『ドグラ・マグラ』は、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、中井英夫『虚無への供物』と並び称される、日本アンチミステリ三大巨篇のひとつとして、今なおミステリファンの尊敬と畏怖の念を集めて止みませんが、実はSFファンにも大変人気があるらしく、'06年オールタイム・ベスト国内長篇部門で第22位に輝いておりマス。
随所に散りばめられた奇説。破天荒な逆転につぐ逆転。作中作『キチガイ地獄外道祭文』『地球表面は狂人の一大解放治療場』『絶対探偵小説 脳髄は物を考えるところに非ず』『胎児の夢』『空前絶後の遺言書』が畏怖すべき真相を晒した後、さらに夢野久作が仕掛けた途方もない無限の罠! ……といったトコロでしょうか。とにかくその奇説の蘊奥を究めた奇書っぷりは美事と云うほかありマセん。
名文句は本書の巻頭歌であり、又、【作中に出てくる『ドグラ・マグラ』】の巻頭歌でもあります(これが意味することは……)。胎児に母親の心が分かるとは一体!? それは本書を読めばおぼろげに理解できたように思えるヨウな思えないヨウな。とにかく、巻頭歌だけあって本作を象徴していうことは確かです。
サてさテ、形だ毛でもこの本を読み終え田んどらもえハ、イつ精神に異常をき足すの出しょう科……?
ナ煮? もうお前はSAWなっテいるッて???
は葉は。主シろ井ジょークです根。ははハ。歯派刃覇波。……
この作品が最初に刊行された松柏館版(昭和10年刊)の復刻があったので、せっかくだからと借りてみました。…旧字体だとおどろおどろしさもひとしおです。
この「巻頭歌」が含まれている本と一緒に紹介されている、精神病者の「作品」の中には「火星征伐の建白書」なんかが入ってますが…ちょっと読んでみたかったりして。
「本気ですよ。学科の点はまだ足りませんが、適正がありますからね 彼は!」
「適正って?」
「宇宙を見上げて歩く事以外は考えられない! その情熱です!」
HP :
古き善き懐かしき文明を描く、大石まさる氏の連作集よりの言葉です。
宇宙開拓期でありながら、天体望遠鏡で宇宙に夢を馳せる主人公を表しています。
この連作集は非現実的ではありますが(文明の良いトコのみ)自然と文明と宇宙が共存する素晴らしいSFとなっております。
空を見上げて歩いてばかりというのは、天文学者あたりに対する皮肉であることが多いと思うのですが(たいてい足元の穴に気が付かないのがオチ)、この場合は最高の褒め言葉なんですね。
「地球は太陽に最も近い惑星だ! 「月」って衛星を一個従えてる
太陽系中にいる全ての生命体は地球から生まれたって伝説があるが
今は誰も住んでない
太古の神々と古代遺跡が眠る 青く美しい惑星だよ」
「…へぇ〜〜〜っ なんかしんないけど すごそうだ〜!」
HP :
はじめまして。最近SFに興味を持ちググっていたらこちらのサイトにたどり着きました。
どのコーナーも分量が多く、まだまだ読みきれそうにないのですが動物好きなので「おまけの干支せとら」だけは即読んでしまいました。
動物の出るSFってこんなにあるんだな〜と感動する傍ら、五種類の干支を網羅する漫画「ロボとうさ吉」がなかったので、思い切ってこちらに投稿させていただきます。
上記のやり取りは第二話の主人公ロビンと相方うさ吉のもので、この物語の世界観が初めて提示された場面です。
この漫画は、第一話の時点で地球が既に滅んでおり、その後何万年もかけて様々な獣が人類として進化した宇宙を舞台にしています。最近の少年漫画では珍しいスペースオペラで、現在は第一部の終盤。まだまだアラもありますが、これからがとても楽しみな作品です。
連載は、もう第一部が終了してしまってますね。今さらながら遅くなってすみません。
>「おまけの干支せとら」
多分、他にも入っているべき作品がたくさんあるんだろうと思います。
「五種類の干支を網羅する」とは、ネットで見たかぎりだと、メインの兎と、あと犬に猿にネズミに…もうひとつはなんでしょう?
2分待って警報を鳴らす。
HP :
自分の未来は大丈夫かトム・クルーズ!
そんな事はさておき
「ヤバくなったら逃げる」のがデフォルトな国アメリカ。通報すべき同僚も逃亡を促す発言をしています。
私も隣のヤツには親切にしておこうと思います。
情けは人のためならずってことで。
>自分の未来は大丈夫かトム・クルーズ!
本人はサイクロ人に侵略されても大丈夫と思ってるのかも知れませんが(よりによってサイエントロジーだもんなあ)。
新人にとっては十字の図形がひどく不快な心理的反応を引き起こし……、苦しいわ!
HP :
初めて読んだのは小学生の時でしたが、吸血鬼が十字架を怖がる理由が合理的に説明できてしまうことに驚きました。
この作品がリチャード・マシスンの「地球最後の男」の本歌取りだと知ったのはそれから十数年後。その結末のあまりの違いに驚きました。
住人が幼なじみも含めて吸血鬼と化した町。主人公は「吸血鬼」を倒すため木の杭を手に街に出るが…。タイトルの「流血鬼」が誰に向けられた言葉なのかがポイントですね。
>リチャード・マシスンの「地球最後の男」の本歌取り
作中の人間が吸血鬼化する原因「マチスン・ウィルス」の名は、ここからですね。
HP :
PS2版も発売されたキネティックノベル(ゲームと違って選択肢がない)より。
宇宙開発の失敗と資源枯渇によって始まった大戦争により人類が衰退しきった近未来、
貴重物資をあさるために無人都市へ侵入した主人公は、プラネタリウム解説員のロボット「ほしの ゆめみ」に出会います。
彼女が語る記念投影「宇宙に羽ばたく人類の夢」の一幕。このノベルで一番盛り上がるところだと思いますね。
ここを読んだとき、映画版「渚にて」のラストシーンで無人の広場にかかっていた垂れ幕「兄弟たちよ、まだ時間はある」を思い出しました(後になって考えてみれば、込められている著者の意図が全然異なっていると判るんですが)
この台詞に限らず、使われているネタは、懐かしいというか…どこかで読んだようなものばかりですが、多分わざとやっているんでしょう。王道ってやつですか? それともオマージュ?
Keyと言えば「Kanon」「Air」「CLANNAD」など、泣けるシナリオに定評がある美少女ゲームの代表的ブランド。出典作品は年齢制限なしのもので、PC版はダウンロード販売されています。
とりあえず体験版やって(読んで)みました。廃墟になったデパートのプラネタリウムで「お客さま」をもてなすゆめみとのやりとりは、笑いと痛々しさが同居する感覚が味わえます。
>王道ってやつですか? それともオマージュ?
「CLANNAD」でも、担当しているシナリオのモチーフに「たんぽぽ娘」を使ったとか。いい趣味しているなあ…けど元ネタ新刊で読めないんだけどなあ(河出「奇想コレクション」の刊行予定にはあがってますが)。
そうだよ、わからんか。毎朝、味噌汁飲んで納豆喰ってる俺たちが、箸と飯椀をもったまま太陽系宇宙を支配する、そういっていたんだよ。
HP :
日常の永遠なる拡大をめざして。
佐藤式未来世界では、いつも日本は有能で経済的な官僚主導の宇宙開発が行われています。そのフロンティアとは言いがたい最前線に立つ若手技術者達は、彼らの上司に壮大な計画を持ちかけますが、すげなく却下され説教されてしまいました。その意味を考えた彼らは、恐るべき結論に達してしまいます。
まったく、とんでもない。地味に見えて、すさまじく壮大な計画。立ててみたい気も少しはしますが、この世界は日本以外が悲惨です。
なんか太陽系にちゃぶ台置いて、梅干し代わりに小惑星をつまんでいるイメージが…。
HP :
作中からではなくあとがきからですが、かなり笑えたので投稿いたします。
著者は「スカー〜〜」では「ハーレクイン・ロマンス」を書きたかったとありますが、たいていの人がこれを聞くと、5秒間止まるそうです。友人に相談したところ、「そうね。(あなたは)ハーレクイン・バイオレンスなら書けるかもね」というありがたい助言をしてもらったそうです。「ロマンス」と「バイオレンス」、どっちが面白いでしょうか。
「ロマンス」と「バイオレンス」どっちもいけると思うんですが、このシリーズでバイオレンスなしのロマンスを書けるんでしょうか。
『めざせ一般市民』をモットーにしなければならないキャラがいる時点でかなり厳しそうなんですが…。
ただの『お仕事』に体張れるかってんだ。
HP :
宇宙からの侵略者・モドキングが地球を襲う。立ちはだかるは我らが日本科学攻撃隊・SAMON!だがそこは科学の壁が立ちはだかる世界。空に、陸に、海に展開される破天荒な爆笑バトル!そして遂に戦場は宇宙!日本科学攻撃隊宇宙へ!
5年ぶりに発行された『空想科学大戦』シリーズ最新刊にして最終巻(予定)からSAMON隊長アサハカ・ボケツ魂の叫びです。第92集などでの迷台詞が有名なアサハカ隊長ですが、この言い分には小生もシンパシィを感じました。
もしかしたらアサハカ隊長のロケットは、ロマンを噴射して飛ぶのかもしれません。
でもそのロマンをもってしても、科学の壁を越えられない、越えてはいけないのがこの作品なんですよね。
HP :
ババルウ星人の策略により、地球とウルトラの星が衝突するという危機が発生しウルトラ一族の長老ウルトラマンキングはダンに帰郷するよう勧めます。
しかし、ダンは第一の故郷よりも第二の故郷である地球を選択しました。
MACの上層部が迫りくる星をウルトラの星とも知らずに爆破しようとした時、ダンはMACの隊長として作戦の実行を決断します。 それを責めるゲンに対してダンが告げた言葉です。
おそらくダンは、仮に地球とウルトラの星が助かり、ウルトラアイが修復されセブンに戻る日が来たとしても、ウルトラの星には戻らない覚悟だったのでしょう。
この時点でウルトラセブンは死に、地球人モロボシ・ダンが誕生したのではないでしょうか。
そういえば、ウルトラマンレオにはモロボシ・ダンが出ていたんでしたね(見てたのに、すっかり忘れていた)。
ウルトラの星を破壊することを決断した時点で「地球人モロボシ・ダン」が誕生した、と考えるのはちょっと悲しいです。元の故郷を全否定しないと、新しい地に受け容れられないとされているみたいで…。
彼はすでにして地球人となっており、その結果としてウルトラの星を破壊する決断に至った…と考えたいところです。
HP :
ラストで出てくるマーヴィンの台詞です。私はここ読んで泣いてしまいました。
反語で皮肉を言っているようにも、素直な気持ちであるようにも読めてしまうところも彼らしい。
銀河ヒッチハイク・ガイドシリーズの3巻と4巻はパワーダウンが著しかったですけど、彼の活躍(?)で救われていたなぁ…
慢性鬱病ロボットの言っていることと思うと、続きにどういう言葉があるのかと勘ぐってしまいますが…。
>彼の活躍
4巻読んでませんが、それ以前の巻ではどの人間キャラよりまともに活躍していたような。…愚痴こぼしながら。
HP :
『ロボット刑事』からもう一言、今度は主人公Kの台詞です。
営業をことごとく邪魔する警視庁科学特別分室に手を焼いたバドーはKを直接狙い、戦いの中でKの母親(?)マザーが撃沈されてしまう。逆上したKはKにとどめを刺すべく出現したバドーの戦闘ロボットミサイルマンに上記の台詞を言い放つ。
逆上してるよ、頭に血が上って自棄になってるよK!
ロボット刑事として常に冷静で穏やかな態度を崩さないK、それは言うなれば『血も涙もない善人』を地で行く、非人間的なキャラクターだったといえます。そのKもマザーが、敬愛する芝刑事が生死不明となったときには逆上し、頭に血が上って自棄になっています。『ロボット刑事』ではそんなロボットの人間味が随所に表現され、小生はその点に強く心惹かれます。
ふだんが「血も涙もない善人」だからこそ、ここぞというときの激情が魅力的に映るんですよね。
「K、お前はバカだが素晴らしい奴だ」
「見事だK、世界一のロボット!俺は、俺はバドーとともに死ぬぞ!!」
HP :
変身ヒーローシリーズの異色作、『ロボット刑事』からお送りします。
世の悪漢達と手を組んで犯罪ロボットをあやつるRRKK(ロボットレンタル株式会社)バドー、警視庁は科学捜査分室を結成、ロボット刑事を導入してこれに対抗した。あらゆる犯罪に“手を貸す”バドーの陰謀に立ち向かうロボット刑事は親友新条刑事や機械嫌いの芝刑事とともに、『人間』的成長を遂げていくのだ…。
最終回、追い詰められたバドーは自らの企画で地球を滅ぼさんとする。バドー最後の戦士が最強のロボット・ハグルマンだ。ハグルマンはバドーの計画通り、Kを牽制して翻弄する。だが火星を舞台に最後の決戦に臨んだKはハグルマンを圧倒する。
Kとハグルマンは都合三回対戦しており、上記の3つの台詞はそれぞれ初対面、二回戦、最後の決戦でのKへの呼びかけ台詞です。最終回に至って文字通りの『歯車ロボット』を登場させ、自由意志をもって仲間のために戦うKと対戦させた伊上先生の発想にまず驚かされます。その歯車ロボットが次第にKに、Kの真摯さに心引かれ、最後には潔く敗北を認めてボスとともに散る皮肉。その数奇な運命に圧倒されます。
『ロボット刑事』はけっして成功作とは見なされていない作品ですが、そしてその最終回には肩透かしを食らったという否定的評価が定着していますが、それでもこれだけのメッセージ性を感じさせ、ここでは触れていませんが十分なアクションにサービス精神も備えているのです。単純に「昔はよかった」などとは云えないことは十分理解していますが、やっぱり色々と考えてしまいます。
「バドーとともに死ぬぞ!」とは、組織のハグルマとしてボスに殉ずる、ということかと(ご投稿の文句だけ見て)思ったんですが、実はボスと無理心中するぞってことなんですね…。
何たって俺は、不可能を可能にする男だからな!
HP :
死んだと思われていたキャラが実は生きていたというシチュエーションはアニメ等ではお約束ですが、最近ではこのムウ・ラ・フラガが当てはまるかと思います。
死んだと思われた後に敵に記憶を改ざんされて当初はかつての仲間たちや主人公の前に立ちふさがる存在として登場していましたが、記憶を失いながらも恋人の存在や決めゼリフは忘れておらず最後は全てを取り戻して元の鞘へと収まりました。
ちなみにこの作品は主人公が主役から最後の敵へと「降格」するという非常に珍しい展開だったので、そういった意味でも印象に残りました。
記憶より口癖や決めゼリフの方が重要…と考えると、キャラクターというのも悲しいものです。
現実にあったら、記憶はないのに口癖などは昔通りというのは、本人にとってより周囲にとって切ない場面じゃないかと。
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