第146集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第148集を見る
「諸君、いまや星々は、名実ともにわれわれのものです。うそいつわりなく、われわれのものなのです。ほかの方法では、星々を手にすることなどけっしてできなかったでしょう。死んだ太陽、そのまわりをめぐる無数の死の惑星、そこに驚きはありません──死の宇宙には。今や、シリウスはわれわれのものです。カノープスはわれわれのものです。ボストンの夜空に浮かぶ無数の太陽は、すべてわれわれのものなのです」
出典:
イアン・ワトスン「二〇八〇年世界SF大会(ワールドコン)レポート」(大森望訳) 『スロー・バード』に収録
紹介 :冬寂堂 様
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弟よ〜!
出典:
東映制作「バトルフィーバーJ」
紹介 :砂漠の狐 様
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地球なんて、まだ見たこともない星なんだ……
出典:
村石宏實監督・赤星政尚脚本「ウルトラマンメビウス 第22話『日々の未来』」
紹介 :いせやん 様
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そうだ…何の負い目があるだろう
出典:
木城ゆきと「銃夢 Last Order 第02巻」
紹介 :猫侍 様
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鏡に映らない人間はモラルも消えるらしい。
出典:
ポール・バーホーベン監督「インビジブル」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「真実とは、人が逃れられないもののことだ」
出典:
グレッグ・イーガン「万物理論」(山岸真訳)
紹介 :んどらもえ 様
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人の話を聞けェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!
出典:
XEBEC制作・佐藤竜雄監督「機動戦艦ナデシコ 第1話『「男らしく」でいこう』」
紹介 :S 様
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「あんたは完璧だ。おれたちはみんなあんたに比べられて育った。ロラナはこうするに違いない。ロラナはああするに違いない。ロラナはこう言ったろう、ロラナはそんなことはけっして言わない。まるでちょっとした女神といっしょに暮らしてるようなもんだった。しかも、何もかも茶番なんだ。親父やおふくろは、あんたが実際に何をするか、何を言うか、これっぽっちもわかっちゃいなかったんだから。まだ満足に歩けないうちにあんたを手放したんだからな …(中略)… だから、ふたりが何を言ってもそれが通った。あんたは間違いをおかすこともなきゃ、癇癪を起こすことも、食事を床にばらまくこともなかった。親父とおふくろは、あんたを祀りあげ、あんたもまわりに完璧なバブルをつくった。それが弾けるような行為は、何一つ見ずにすんだんだから」
出典:
ティモシイ・ザーン「スターウォーズ 外宇宙航行計画」(富永和子訳)
紹介 :Y 様
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「危なくないならいっしょに行きます」
出典:
野尻抱介「ベクフットの虜」
紹介 :NAL 様
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母さんがナメゴンに襲われて命を落としてからもう五年か…。
出典:
村石宏實監督・赤星政尚脚本「ウルトラマンメビウス 第22話『日々の未来』」
紹介 :かんきち 様
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すべての世界を変えられないなら一つの世界をいい方向に変えようとするのは無意味だと言うのかね?しかし、そうすると同じ理論で、全世界を変えられないなら自分自身をいい方へ変えようとするのは無意味だということになる。親切な行為は、それがあらゆる不親切を消してくれないから無意味だろうか?ひとりの生命を救うのは、どうせ大勢が死んでいるから無意味だろうか?ひとりの子供を教育するのは、ほかの大勢が無知だから無意味だろうか?そうではないはずだ」
出典:
ジェイムズ・P・ホーガン「プロテウス・オペレーション」(小隅黎訳)
紹介 :新規参入!夕月珠璃 様
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いつか逆転してやるからなぁ〜!
出典:
タツノコプロ制作「逆転イッパツマン」
紹介 :砂漠の狐 様
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さあ動け! 人類最強の防衛兵器「ウルトラマン」よ!!
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマンダイナ最終章1(第49話)「新たなる影」」
紹介 :砂漠の狐 様
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「片付いた」
出典:
テリー・ギリアム監督「未来世紀ブラジル」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「ちゃんとした文章で考えてくれないと。それもしっかりした映像で」
出典:
竹本泉「わきあがる想い」 『よみきり▼もの』4巻に収録(▼はハートマークです)
紹介 :さるたに 様
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「科学とはときに孤独なものだ」
出典:
ジョン・ザコーアー&ローレンス・ゲイネム「プルトニウム・ブロンド」(斉藤伯好訳)
紹介 :冬寂堂 様
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時々思うよ、
出典:
五臓六腑作・画「働け!株式会社日キャラ商事」 『日経キャラクターズ2006春』掲載
紹介 :OTO 様
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世界の運命は、こんな若造などに好きにさせるものではない。
出典:
横山光輝原作・今川泰宏監督「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 Last Episode 大団円〜散りゆくは美しき幻の夜」
紹介 :可児歳蔵 様
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我々ウルトラマンは、決して神ではない。
出典:
小中和哉監督「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」
紹介 :かんきち 様
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よく見ろ。目つきが悪い。真っ赤な偽物だ。
出典:
小中和哉監督「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
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HP :
時に2080年、文明の崩壊したアメリカで世界SF大会が開かれました。参加者数は四百人程度とはいえ、海賊や人攫いの危機をかわし、さまざまな苦労をしながらこの大会に集まってきたのでした。
投稿した台詞は大会のゲストが行ったスピーチで、科学的事実に束縛されたSFを暗に批判しているような台詞が前にあります。
しかしSFファンというのは(自分のその一人とはいえ)、ものすごい人種だとつくづく思い知らされます。たとえ科学文明が衰退しようと、隕石が落ちてこようとSFファンはどこかできっと、SF大会を開いていることでしょう。あ、でも飛行機便がなくなっちゃうとダメかも(笑)
オープニングが、会場に辿り着けなかった参加予定者への黙祷から始まるという、文字通りSFに命をかけた大会。文明と科学がなくなったらなくなったで、それこそSFにとって好都合と言ってしまえる、心身共にタフな参加者のお言葉です。
>科学的事実に束縛されたSFを暗に批判
これだけ短く、軽い作品の中にもピリッと風刺をきかせてみせるあたりは、さすがというか、らしいというか。
こういう状況だと日本でのワールドコン開催はちょっと絶望的ですね。文明崩壊前に開けそうでよかったです(笑)。
HP :
戦隊シリーズの3作目にあたる「バトルフィーバーJ」ですが、この作品で特筆すべき点はシリーズ初の巨大ロボ登場にあると思います。
これは当時の子供たちにもバカウケだったようですが、巨大ロボが登場するという事は当然敵である悪の組織、エゴス教からも巨大な対戦相手を出す必要があります。
今でこそ倒された怪人が復活巨大化して戦隊ロボと戦うのが基本となっていますが、この時点では倒された怪人と全く同じ姿かたちをした巨大な弟が戦っていました。
上記のセリフは兄である怪人が倒された時の断末魔として弟を呼ぶ叫び言葉なのです。ちなみに怪人が女性だった場合は当然と言えば当然なのですが「妹よ〜!」と叫んでおりました。
ま、子供たちにとってはそんな事は正直どうでも良かったのだと思います。巨大ロボが活躍してくれればそれで。
倒された怪人が復活巨大化よりは、巨大な兄弟の方がまだ理屈が通っている? 五十歩百歩のような気もしますが…。
それより母さんを、ちゃんと連れて帰ってくれよ
HP :
遭難した貨物宇宙船の宇宙生まれのクルーの言葉です。
宇宙生まれの彼にとっては地球の土を踏む事より死んだ母の骨を地球に納めることの方が大切だったのでしょう。彼が無事地球に着いていたら「青い空か、落ち着かないな……」とか言っていたかもしれません。
出典は宇宙船の危機に際し、身を挺して船を救った若者のセリフ。地球への途上それを目にしたウルトラマンメビウスは、地球での仮の姿をこの勇敢な若者のものとし、彼の父でもあった船長を訪れる。それは優しさの表れではあったが、しかし残酷な行為でもあった。
あらすじを見ただけで言うことじゃありませんが、なかなかいいドラマにまとまっているようです。
人はいろいろ言い訳を探す。でも、生きることに理由は必要ない。
HP :
ザレムにてサチュモド(巨大ロボット)と闘うガリィが、危機に陥ったとき放った台詞。
なぜ自分は生きているのかという問いに対して出た答えです。
たびたび見かける銃夢からの出典ですが、やはり良い台詞がおおいですね
本当はこのセリフの通り理由など必要ないのかもしれませんが、それでもやっぱり理由を求めたくなるのが人情というものだろうと思います。
上のように言い切れる人間は、強いんでしょうけど…。
HP :
悪役がとっても似合うぞケビン・ベーコン!
そんなことはさておき
いや、さすがグロいのやらせたら天下無双のバーホーベン、期待に違わずグチャグチャ(ではないな、「正確に」が正しいかも)な映像を出してくれます。
男だったら一度は夢見る「透明人間」(思えばこれもウエルズ)、欲望を人知れず満たすにはこれ以上ない条件ですが、末路は結構悲惨です。
常に人に見られている事によってモラルが確立していく、というコトなんでしょうけど、誰ですか「マリア様がみてる」なんていう人は?
「神様がご存知だ」とか「天知る地知る己知る」が歯止めになるぐらいなら、そもそも最初から透明能力を悪用しようとしませんよね…。
そこでモラルを保てる人間が主人公ではそもそも物語にならない、ということもあるかも知れませんケド。
HP :
『宇宙消失』『順列都市』と並んでイーガンの“主観的宇宙論もの”に属し、その集大成であろう『万物理論』からの投稿です。
2055年、すべての自然法則を包み込む単一の理論“万物理論”が完成されようとしていた。3人の物理学者がそれぞれの万物理論を人工島ステートレスにて発表しようとするが、その前にカルト集団と世界に蔓延する謎の疫病が立ちはだかる! やがて主人公はカルト集団のひとつ《人間宇宙論者》から、この宇宙のとてつもない“真実”を知るのだが……。
あまりに奇抜でとても信じることができないものでも、それが“真実”なら決して逆らうことはできない。《人間宇宙論者》のひとりが放つこの台詞には僕の心に響きました。(もっともジャーナリストである主人公は直前に「真実とは、人が楽勝で対処できるもののことだ」と云っていますがね。こうなると、マスメディアの情報は何が“真実”なのか……と思ってしまいます)
>「真実とは、人が楽勝で対処できるもののことだ」
きっとTOE(万物理論)によって変容した「アレフ」後の人間は、真実に楽勝で対処できるようになるんでしょう。それが一体どんな感じの物なのかは、この「万物理論」を読んでも…よく分からなかったりしますが。
マスメディアの情報は、人間が真実に対処するための助けになるべきものなんじゃないかと。実際そう機能しているかどうかは別として。
HP :
ナデシコの台詞でもっとも有名なのはバカばっかだが、オレ的にはこの台詞も忘れてほしくない。
セリフの主・アキトが何を言おうとも、「アキトは私のことが好き!」にしか結びつかない、幼なじみユリカへの絶叫。…名文句?
「犬も食わない」とか「砂を吐きたくなる」とか形容される状況ですわな。
HP :
「生存者の探索」等に描かれていたアウトバウンド・フライト計画そのものについての小説、「外宇宙航行計画」からの投稿です。
ジェダイ・マスター・ジョラス・シボースは巨大な収納コアに6隻のドレッドノートという戦艦を接続した「アウトバウンド・フライト」という船で共和国が存在している銀河系のとなりの銀河系へと調査に向かう「アウトバウンド・フライト計画」を提案し、それを実行しようとしていました。そんな中、彼がその計画について話し合うためにパルパティーン最高議長のオフィスに向かった帰りに、ジョラスのパダワン(弟子)であるロラナ・ジンスラーは、1人の男が彼女を観察している事に気づきます。彼女はそれまでにも何度もその男に観察されており、その男が彼女に対して敵意を抱いている事をフォースを通して感じ取っていたのです。
しばらくしてジョラスとロラナがアウトバウンド・フライトに搭乗したとき、ロラナを観察していた男がコルサントの技師の1人としてアウトバウンド・フライトの整備に訪れていた事からロラナは彼女を観察していた男の正体を知ることになります。なんとその男はロラナの弟のディーン・ジンズラーだったのです。
ディーンはロラナに、彼女が幼い頃にジェダイの訓練を受けることになった後、ロラナの家族がどうなったのかを話し始めます。ジェダイ聖堂で電子機器の整備や修理をしていたロラナ達の両親はロラナから遠ざけるために解雇されてしまい、聖堂から追い出されていたのでした。そしてなにより、ディーンが許せなかったのは彼が両親を困らせるたびに両親が勝手に想像した「完璧なジェダイであるロラナ」と比較されていた事だと言うのです。そして、彼がロラナを観察していたのはロラナが本当は完璧ではないことを確かめるためだったようです。
出典は「エピソード1」より5年後、「エピソード2」との間を埋める物語より。
ご投稿のセリフや状況を見る限り、ロラナが完璧であることを望んでいたのは両親以上に、そう言われ続けていたディーン自身だったんじゃないかと勘ぐってしまいます。
それにしてもジェダイが絡む悲劇って、ただの家庭問題か教育問題に過ぎないんだろうか(映画のアナキンがグレたのもそんな気がするし)…。
HP :
「危ないから母さんはここにいたほうが──」というと
「危ない!?」とくるし。
「あ、そうじゃなくて、その、なんていうか」と取り繕うとこうくるし。
どうしたらいいんやろうねえ。
「クレギオン」シリーズの第7作。ミリガン運送の見習い航法士メイは家族への手紙に「安全かつ健全な毎日」と書いていたのだが、そのうち両親が本当に訪ねてきてしまうハメに。間の悪いことに次の仕事先は戒厳令下の惑星ベグフットだった…という話。
危なかろうと安全だろうと、自分の仕事場に訪ねてこられるのは勘弁してもらいたいところでしょうが。
HP :
火星から地球へスペシウムを輸送する宇宙船の船長が息子に向かってつぶやいた一言。そうか。いるのかナメゴン。火星怪獣だもんね。
さらりと何気なく、旧作ファンサービス? 見ている子どもたちの親の世代でも、「ウルトラQ」が思い出の作品だという人はあまりいないんじゃないかと思いますが。
…実は火星の運河はナメゴンの群れが這った跡だったとか。
ウィンスレイドは言葉を切り、しばらく夜の森のしじまを満たす虫の鳴き声に聞き入った。
「むしろその反対なのではないだろうか。小さなことが大切なのだ。生活の場における個人的な行為にこそ価値があるのだ。普遍的真理とか宇宙的原理とか、そんなものは哲学者と神秘主義者に任せておこう。そういうことはどうでもいいんだ。」
HP :
はじめまして。つい最近こちらを拝見しまして、面白いサイトさんだと思いました。早速、いまマイブームのホーガン氏の作品から投稿させていただきます。初っ端から長文で申し訳ないですが。
作品内容は以前別の方がコメントしていたので割愛させていただきまして、抜粋は物語の終盤、プロテウス作戦の総指揮官ウィンスレイドが学者から、平行宇宙の歴史を変えても、それは無限にある世界のたった一つを救ったに過ぎず、結局は無意味なことではないかという問いに対しての答えから。
理想論。でも人として、絶対に忘れたくない言葉だと思う。とくに現代では。
はじめまして。お褒めにあずかり恐縮です。
ホーガンで平行宇宙と言えば、だいぶ前に「量子宇宙干渉機」を読んだのですが、こちらでは世界を救うよりも自分にとってよりよい世界に移り住んでしまいます。
無数のうちのたった一つとはいえ世界を救った「プロテウス・オペレーション」に比べて、同じ作者の作品でもこっちはいささか意気地がなかったなあ、と。
HP :
ギャグアニメの金字塔である「タイムボカンシリーズ」で一番のお気に入りである本作。
ドシリアスな展開とサラリーマンの悲哀、そしてシリーズ初の「悪の勝利」があるという点が他の作品よりも際立っていますね。
上記のセリフは後期OPのラストでクリーン悪トリオの一人であるコスイネンが叫んでいるものですが、この直後に三冠王(後半から登場する巨大ロボ)の三冠アームガン(要するにビームライフル)に真上からかぶせられるようして撃たれるというアニメ史に残る凄まじいシーンとなります。
流石に何をしても死なないギャグアニメの本領発揮といった所ですが、毎回笑ってもいたのでこれはこれで良かったのでしょう。
>流石に何をしても死なない
服だけがなぜかボロボロ(ただし器用に要所は隠して)になるんですが。
HP :
ウルトラマンという存在自体が奇跡とも言える超人によって毎回怪獣を撃退してもらっているという事に歯がゆさを感じていたTPC(地球平和連合)のゴンドウ参謀は過去に封印されていた「F計画」を極秘に推進します。
「F計画」とは前作「ティガ」でイービルティガに変身したマサキケイゴのデータを基にティガの地で破壊された石像を再構成し、これを人類に従うウルトラマンとして作り出すと言う恐るべき野望でした。
計画は成功し、人造ウルトラマン「テラノイド」が誕生しましたが、心を持たない只の人形であった彼はすぐにエネルギーを使い果たして敵である謎の生命体スフィアに体を乗っ取られ、超合成獣人「ゼルガノイド」として人類の敵となってしまいました。
本末転倒という言葉がこれ程見事にハマった例は他にありません。
「本末転倒」というより「ミイラ取りがミイラ」の方が合っているのでは。
自分たちでコントロールできるもので防衛を…という考え方はあながち間違っていないと思うのですが、手段が安易に過ぎたと言うところでしょうか。
「そのようです 片付きました」
HP :
チョイ役でもかっこいいぞデニーロ!
そんな事はさておき
「『未来世紀ブラジル』を見たのか。それとも光の羅列を眺めただけなのか。」(いやぁ、思わず使いたくなるフレーズですなぁこれ)。
ていうか押井氏の作品にも通ずる「夢オチかいっ!」的な映画は久しぶりに見ました。しかしこれをSF映画とすると「ジェイコブズ・ラダー」あたりもSFになってしまいますねぇ。
コンピュータが管理する役人たちに支配された近未来(?)の架空国家。情報省の小役人がはたき落とした虫が、タイプライターで入力中の人名「タトル」を「バトル」に変えてしまったことから大混乱が…という感じらしいのですが、あらすじをみてもいまいちピンときません。やはり「光の羅列」にひたってみないと分からないものか。
「え?」
「あと誤字もだめ」
…(中略)…
「――っていうかその超能力、全然役に立たないーっ」
HP :
第144集のテレパシーネタを読んでて、これを思い出しました。
人の思考を映像イメージで読み取れるエスパー少女の話なのですが、この超能力が実に微妙。
記憶があやふやだったり、きちんと整理されたイメージでないと、意味不明な映像しか読み取れないため、実用性は皆無だったりします。
ちなみに物語冒頭の序文↓もこんな調子だったり。
「エスパー!! ――とかいう言葉にも昔は甘美な響きがあったりしたのだけど、今はもうまんがにも出てこない。
いや出てこないからって存在自体が無しになったわけじゃないんだが」
テレパシーで伝えることができるのは言葉なのかイメージなのか、と考えていたんですが。これだと文章を文字化して正確にイメージしないと伝えられないと言うことに…。ハードル高すぎます。
いったん書くなりプリントアウトするなりしたものを、ゆっくり読み上げれば、なんとか伝えられる?
「そいつは知らなかったよ、ランディー」
HP :
主人公のザカリー・ジョンソンは地球最後の私立探偵、コンピュータのハーブを相棒に婚約者の妹であり超能力者でもあるキャロルを秘書にして探偵事務所を営んでいる。そんな彼の元にあるとき大企業の女社長から依頼を受ける、亡夫が自分に内緒で作っていたアンドロイドが逃亡したので発見し、機能を停止して欲しいというのです。
主人公が「地球最後の私立探偵」という時点で既にSFなんですが(そんなことになったら一体どうやってアメリカ人はミステリを書くつもりなんだ?)そのほかにも超能力者やマッドサイエンティスト、クローンなど古きよき時代のSFネタをうまく処理したなかなか面白い作品です。
投稿した台詞はザカリーが着用している装甲を調整してもらいに行った科学者が新兵器の解説用ホログラムを起動させようとしてうっかり乳房が三つある美女を呼び出した時のやりとるから。まぁ、行っていることは正論だと思いますし、人の嗜好に口出しはしませんが。そういう美女は我々の手には余るんじゃないでしょうか?
この作品とか「コラプシウム」とか、今年のハヤカワ文庫はなんかちょっと毛色の変わったのが出てるな…と思いつつ、手に取るに至ってません。なかなか愉快そうな話なんですが。
>我々の手には余るんじゃないでしょうか?
それ用に自分の腕を一本追加するぐらいのことはしそうな感じ。
で、ボケネコ先生最近STじゃなくてこういうの訳しているんだ、そういえばアスプリンのお騒がせ中隊もそうだしなあ…と思いつつ、検索してみたら。
斉藤伯好氏、今年(2006年)の8月にご逝去。全然知らなかった、ショ、ショックだ…。
日本ほど、小さい頃から世界平和を叩き込まれる民族は他にないのではと…
HP :
単行本などではないのですが、とても印象に残ったので投稿いたします。
特撮ヒーロー物(ウルトラマン・仮面ライダー・戦隊シリーズなど)がネタの四コマ漫画なのですが、その中で子供たちがこのような番組を見て育つことに対しての言葉です。
誰しも小さい頃に、この手の番組を見ていると思いますので。
叩き込まれるのは「正義は勝つ」とか「悪と戦え」であって、世界平和じゃないんじゃないかなあ…。
けどそういうことを宗教抜きで教えられるのは、ある意味貴重か。
全ては我々BF団と貴様ら国際警察機構とで、決着をつけるものだ。
違うか!
違うか!!
違うかぁっ!!!
……なぁ、戴宗。
HP :
ええ、投稿に当たって、文句に関連したあらすじを。先達の誰もされていないようなので。
古典的な世界征服に向かって邁進する秘密結社BF団と、彼らに対抗して作られた国際警察機構がしのぎを削る、来るべき近未来。BF団は地球静止作戦と称して、10年前に開発され現在では世界のエネルギーをまかなうシズマドライブを全停止させ、旧エネルギー資源の独占によって世界を屈服させようとしていました。
しかし、BF団最高幹部「十傑集」の1人“衝撃のアルベルト”は、その作戦目的と指揮系統に疑問を抱き、ついに真相を突き止めるのですが……
ちなみに、最後の「戴宗」とは彼の不倶戴天の敵にして最大の理解者、国際警察機構の“神行太保・戴宗”(故人)です。
衝撃のアルベルトと戴宗の名文句と言えば、ずっと前にもこういうのがありました。
アルベルトの名セリフにもかかわらず、結局この作品では国際警察機構とBF団の決着はつかないまま終わってるんですね…。「ジャイアントロボ」は今度新作アニメが出るそうですが、このOVAとは全く別の話になるみたいだし。
どんなに頑張ろうとも、救えない命もあれば、届かない思いもある。
HP :
かつて自分が倒した宇宙凶険怪獣ケルビムとの戦いの際に、一人の少年が心に深い傷を負っていたことを知り、苦悩するウルトラマンメビウス=ヒビノ・ミライ隊員に初代ウルトラマン=ハヤタが言った言葉です。
苦悩する者にとっては必要な慰め。…けどそれを全面的に受け入れてしまったら彼は「正義の味方」じゃなくなってしまうんじゃないでしょうか。辛いところです。
HP :
ザラブ星人が化けたニセウルトラマンメビウスが町を破壊するのを見て驚く隊員たちへのサコミズ隊長の冷静なツッコミです。初代の時はもっとあからさまに目つきが悪くても誰も気づかなかったんですけどね。
ウルトラマンメビウスの世界は、前にもウルトラマンが来て戦っていたというから、初代の時と違って見る側もウルトラマン慣れしているんだろう…とも考えられますが、単に「昔はおおらかだった」で済ませる方がしっくりくるような気もします。
ザラブ星人も「昔の地球人はもっと素直だったのに」とお嘆きかも知れません。
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