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「実は、ずっと前から、この新研究所を密かに作っていたのだ。みんなには心配かけて済まなかった」
出典: ダイナミック企画・東映動画制作「UFOロボグレンダイザー 42話」
紹介 :RH 様
HP :http://whiterook.hp.infoseek.co.jp/
コメント:
ダイナミック系アニメネタが続いているので私も参加します。
マジンガーシリーズ三番目の作品より。敵の罠にはまって湖からグレンダイザーが脱出できないでいる間に、拠点である研究所が敵の攻撃を受けてほぼ完全に破壊されてしまった。これで終わりか、と思ったその時、新研究所の建物が瓦礫の下から現れて、設置された対空迎撃システムが動きはじめた。何とか勝利して戻ってきた戦闘チームを前にして、指揮官役の宇門博士が平然と言ってのけた言葉がこれである。
マジンガー世界といえば、一作目の兜十蔵博士は別荘の地下で密かにマジンガーZを作っていたし、二作目では死んだと思われていた兜剣造博士がサイボーグとして甦り、科学要塞研究所とグレートマジンガーの両方を人知れず作っていた。三作目のグレンダイザーの宇門博士は、フリード星から逃れてきたグレンダイザーをこっそり隠しただけで、自分ではロボットを作っていない(そもそも宇宙科学者であってロボット工学は専門外)。しかし、番組中盤で見事に、あの世界の「博士」に恥じない技を見せてくれた。人里離れた別荘の地下や駿河湾の外れで密かにモノを作るのはまあ何とかなるかもしないが、戦闘チームも所員もほぼ毎日出勤してきているはずの研究所の地下でロボットより遙かに規模のでかい新研究所を密かに作る、しかもスイッチ一つで瓦礫の下から生えてくるギミックを仕込むというのは、かなり難易度の高い作業ではなかったかと……。しかもこの回、新研究所のコンピュータシステムの立ち上げをぶっつけ本番でやっている。大人になってから改めて見てみると、プログラマ経験者としては、途中でエラーが出て止まったらどうするんだと、ガクブルな光景でもある。
すごいロボットを作った人、というの非常にわかりやすいが、宇門博士の才能は一見地味なだけに子供にはちょっとわかりにくいかもしれない。研究所壊滅のあと劇的な反撃、というのは燃える展開であることは確かなのだけれど。
駄弁者:
主役メカとエンディングの「ただ一輪の花のために デュークフリードは命をかける」しか覚えておらず、RHさんのサイトにある紹介で改めて(というか初めての感覚で)話を知りました。マジンガーシリーズの3番手という認識もなかったなあ。
>かなり難易度の高い作業
そもそもこっそり一人で作っていた様子。所員とか戦闘チームは必要なんだろうか?