第152集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第154集を見る
千雨&ハカセ「ウィンターミュート!」
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赤松健原作・新房昭之監督「ネギま!? 第7話「『あの、見えなくていいこともあると思うんですけど、見えた方がいいことっていうのもあると思うんです』 byさよ」」
紹介 :Mr.Spock 様
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メガドード書房の旅行ガイド
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氷川へきる原作・新房昭之監督「ぱにぽに だっしゅ!第23話『弱り目に祟り目』」
紹介 :Mr.Spock 様
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黒衣の男は砂漠の彼方へ逃げ去り、そのあとをガンスリンガーが追っていた。
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スティーヴン・キング「ダーク・タワー 7 暗黒の塔」(風間賢二訳)
紹介 :くうねるよむとぶ 様
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「それは?」
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ABC(米)制作「マックス・ヘッドルーム 第3話『恐怖の人体バンク』」
紹介 :歌鳥 様
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マックス「マーリイ。…マーリィ…マーリイ!」
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ABC(米)制作「マックス・ヘッドルーム 第2話『殺人スポーツ・レイキング』」
紹介 :歌鳥 様
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「どうしましょう、将軍?!」
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「スタートレック・ディープスペースナイン『フェレンギ人囚わる』」
紹介 :出羽 様
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……だがピノキオは人間になって本当に幸せになれただろうか……?
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石ノ森章太郎原作「人造人間キカイダー」
紹介 :砂漠の狐 様
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もう、だいじょうぶだ、よくやったぞ、本橋
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一条理希「ネットワーク・フォックス・ハンティング」
紹介 :AKS 様
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名前を…… 名前を教えてくれ。
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桂正和「ZETMAN」
紹介 :砂漠の狐 様
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ヒイロ「リリーナに聞いた…。歴史とは戦争と平和と革命の三拍子… 終わらないワルツのようなものだと…」
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「第3次スーパーロボット大戦α 『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』」
紹介 :完全平和主義 様
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フローラ
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H・G・ウェルズ原作 ジェームズ・ホエール監督「透明人間」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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“SHOOT”“SHOOT”“SHOOT”
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冲方丁「マルドゥック・ヴェロシティ」
紹介 :神凪御子 様
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知りながら目をそむける者は、知らずにいる者よりも罪は重い!
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かわぐちかいじ「ジパング 第10巻」
紹介 :可児歳蔵 様
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どこへ行こうと自分から逃げることはできんぞ。おまえが心のそこから欲しがっているものも決して手には入らんだろう。
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聖悠紀「超人ロック 炎の虎」
紹介 :きょん 様
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科学っぽいから みんな信じる
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柏森進(MOSAIC.WAV)作詞・作曲「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」
紹介 :SATTO 様
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心はふたつ、記憶はひとつ
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ABC(米)制作「マックス・ヘッドルーム(TVシリーズ)第1話『二つの知能を持つ男』」
紹介 :歌鳥 様
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20分後の未来
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チャンネル4(英)制作「マックス・ヘッドルーム」
紹介 :歌鳥 様
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…もう!何でもう!こんなに!毎回毎回むちゃなことするの!
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聖悠紀「超人ロック・クアドラ」
紹介 :きょん 様
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「ありがとうございます。みなさんも。とくに、深井大尉にはよろしくお伝えください。雪風にも」
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神林長平「グッドラック 戦闘妖精雪風」
紹介 :AKS 様
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「ねえ、あんたたち。京の都売らない?」
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佐々木守脚本・実相寺昭雄監督「怪奇大作戦 第25話『京都買います』」
紹介 :水谷秋夫 様
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HP :
冬寂堂様の投稿採用100件突破を記念してひきつづき新房作品から(笑)。10歳で英国の魔法学校を卒業したネギが魔法修行の一環で教師になった麻帆良学園3−Aには永久欠番(?)の出席番号1番として幽霊少女さよがいた。誰にもその存在を伝えられない彼女を哀れに思ったネギは、他の生徒に彼女を見れるようにする方法がないかを模索する。
上記のセリフはいたずらで彼女の存在すら知らない同級生のパソコンの画面にさよが現れた時に、ネットアイドル兼ハッカーの千雨とマッドサイエンティストのハカセが叫んだものです。子供番組でいきなりギブスンの「ニューロマンサー」に出てくる人工知能かよ(笑)。せめて原作者繋がりで「サーティー」の方が良かったのでは(<マテ)。
では長寿と繁栄を。
また何というか、変わったところから…。
元ネタ知っていた人は少なかったんじゃないだろうか。で、これを見て元ネタの方を読もうって人は…いないだろうなあ。
銀河温泉ガイド 改訂版
宇宙の果てのレストラン情報満載!
穴場のクリケット場で優雅にバカンス
あわてず、騒がず、この1冊!
HP :
地球監視の任にある宇宙人艦長が宇宙に異変が起こったことを知ったとき、桃月学園でも10才にしてMITを卒業し高校教師となったレベッカ宮本率いる1年C組の面々が、身の回りの異常事態に気付き始める。そしていち早く地球の危機を知った校長は、MITと中洲産業大学(笑)が開発した巨大ロボでの出撃を彼女たちに命じる…
て、実は学園コメディアニメなんですが、この話と続きの第25話(なぜか1話間が空く)はSF話(?)なのでお許しください。しかも肝心の文句もセリフではなくクラスの女の子たちが読んでた旅行ガイドの表表紙なんですが、メガドード書房って…どこで買ったんだそんな本(笑)!!いっしょにイルカが入ってるんじゃなかろうかその温泉?新房作品は原作と関係ないところで、マニアなネタを連発するから気が抜けません。
では長寿と繁栄を。
ああ、これは前に掲示板の方で教えて下さった、第25話の貼り紙にのみ、妙に親近感のわく(笑)やつですね。
原作の方は1冊立ち読みして、どうもギャグにハマれなかったのですが。
HP :
作者が書き始めてから34年、日本で刊行されて多分15年、私が読み始めて10年位かかってやっと完結したのだが私がここに、もう3年もVを待っていると投稿してからでも何年かかった事やら…それでもキング自身が交通事故に合って、未完で終わる可能性もあっただけにすなおに完結した事をよろこんでいます。
名文句の部分は前回に投稿したのとほとんど同じで訳者が池さんから風間さんに変っているため微妙に違いますが原文もほとんど同じだと思います。ただ前回は巻頭の言葉で今回は結末の言葉です。
完結したんですか…良かったですね。
前回のご投稿時、もう4年も待っていると書いていた「アルヴィン・メイカー」、続きが訳されるのを期待しなくなって久しいです(泣)。
「本だよ」
「何よ、それ?」
「不揮発性の記憶メディアさ。珍しいんだぞ」
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/songbird-x/
ひきつづきTVシリーズ、こちらは第三話より。海賊放送局ビッグタイムTVの経営者ブランク・レッジと置き引き女との会話です。テレビカメラを盗んできた女に、レッジは報酬としてビデオテープを2本。不満げな女に苦笑して、さらに本を一冊上乗せするのですが…女は「よしてよ」と受け取りませんでした。
本読みとしては悲しい台詞ですが…”不揮発性の記憶メディア”という表現にはうならされました。揮発性のない記憶メディアって、ほかには石版くらいでしょうか。
石版とまでいかなくても、マイクロフィルムあたりなら、CDやDVDより不揮発性が高いと言えると思いますが…。保存環境に気を遣えば百年以上は保つらしいです。それにしても百年、二百年前の記録が平気でのこっている紙媒体、とくに和紙の不揮発性はすごい(ただ保管スペースが悩みどころ…)。
逆に新しいメディアは揮発性が高い分コピーを容易にすることで、動的に保存性を確保していると言えるでしょう。
マックス「ニュースがあるんだ。放火魔よりすごいよ。銃を持って暴れてる男がいる」
マーリイ「残念ながらそれは『ミサイル・マイク』だ。子供の番組さ」
マックス「うそ…子供が殺人を見たがる訳?」
マーリイ「(部下に)テレビに住んでるもんだから、現実とドラマの区別がない」
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/songbird-x/
TVネットワーク上に再構成された人格マックス・ヘッドルームを主人公としたTVシリーズ、第二話よりの投稿です。マーリイは報道番組のプロデューサー。『ミサイル・マイク』の殺戮を目の当たりにしたマックスは「誰もケガしてない?」と案じてみたり、番組で彼を取り上げるようマーリイを説得したり。上記のやりとりでやっと真相を知ったマックスは、重役会議に乱入して「低俗な番組は止めるべきだ」と訴えます。
でも…子供は見たがりますよね。殺人。
テレビの悪影響を叫ぶ意見の方が現実とドラマの区別をしていないとは、うまい皮肉だと思います。
>子供は見たがりますよね。殺人
見たがっているのは殺人じゃなくてアクションなんでしょうけどね。
「何がだね、大尉?我々が見つけたのは、ただの気球だ」
HP :
クワーク、ロム、ノーグのフェレンギ一家が乗る宇宙船「クワークの宝船」は、ひょんなことで1947年7月のアメリカにタイムスリップし、気絶していたところを空軍に囚われてしまう。危うく拷問にかけられるものの、密航していたオドーやノーグらの活躍で辛くも脱出する。
上の文句は、飛び去る「クワークの宝船」を成す術なく見送る士官と将軍の会話から。
とまあ何だかんだで、実はフェレンギ人はヴァルカン人より古くから地球と縁のある種族だったりなかったり。エルオーリア人には負けますけどね。
ちなみに、このエピソードの原題は「Little Green Men」。これは、ベルギーだかで目撃された緑色の肌で二足歩行をする謎の人間型生物の呼称で、宇宙人ではないかと言われているそうです。
ただしフェレンギ人の肌は緑色ではありません。
ロズウェル事件って、フェレンギ人が捕まっていたのか…(笑)。
このときのファーストコンタクトが一般に広まっていたら、宇宙人をカミサマ扱いすることなんて絶対無かっただろうなあ。
HP :
「ピノキオ」は人間になったところで終了し、その後どうなったかは描かれておりませんがキカイダーとは違う意味で苦悩しまくっていたのではないでしょうかね。
しかしキカイダーってのも善と悪の板ばさみになったり恩師の娘に恋心を抱いたりと十分に人間ぽかったような気もしますが。
奇麗事ばかりではないのですよ、「人間」というのは。
人形のままだったら自分が「幸せ」とか「不幸」とか感じること自体、なかったかも知れません。それが良いのか悪いのかは、さて。
キカイダーは、たしか良心回路が不完全で苦しめられたと記憶しているんですが、良心回路が完全に備わったら、それは人間じゃなくてロボットに近いのでは…?
HP :
前回が初投稿なのにはじめましての挨拶忘れてました(汗 今回は個人的には傑作なんですけど「SFか?」と聞かれると微妙(コンピューターネットワークをテーマの一つにした1996年の作品なのですが、PHSとノートパソコンによるモバイル環境が作品発表時点で近未来〜現在、今じゃ既に過去の物なので)な作品から。作品紹介は第15集で図書室のねーちゃん様がされているのでそちらを。
大地震で倒壊しかかったビルを舞台とした救出ドラマの、本筋からちょっと外れた部分から。甘えた態度といいかげんさ故に先輩から「一人前になったら名前で呼んでやる。それまでは「若造」で充分だ」と言われていた新米警備員。その厳しさが優しさゆえと気づいて甘えてしまい、その先輩を地震で亡くした事に打ちひしがれながらも、救助活動を支える無線ネットワークに発生したトラブルを解決する為に崩れつつあるビルの屋上で奮闘します。挙げた台詞は、頭を打って朦朧とする中、命の危険に晒されながらもネットワークを守り抜いたその「若造」に、救助に来たレスキュー隊員が意識を呼び戻そうとかけた言葉です。そして、彼にとって、その言葉は、先輩が生きている間はついに呼んでもらえなかった、「一人前」と認める言葉、だったのです。
…説明文長すぎる上に、多分良さが伝わらない。「読んだ人だけの特権」な台詞ですしね、これ。
阪神大震災の記憶に、まだ生々しさの色濃かった頃の作品だったのだろうと思います。
>作品発表時点で近未来〜現在、今じゃ既に過去の物
まあ、よくあることですよね。しかし10年少しで陳腐化というのは、やっぱり早い?
僕が倒す最初の悪の名を。
HP :
「正義の味方」に憧れ、正義の味方になるという夢を実現させようとするも、天城高雅が目指したのはどこか矛盾に満ちた、微妙な(?)正義の味方でした。
桂正和って、久しぶりに名前を見た気がするなあ(私が見てないだけでしょうが)。
「正義の味方」になるためには、正義を脅かす「悪」が不可欠とは、感覚的にはよく分かる…けど本末転倒の典型ですね。
雰囲気は違いますが、だいぶ前に砂漠の狐さんからご投稿をいただいた迷文句を連想しました。
ゼクス「マリーメイア・クシュリナーダの言葉か…」
デュオ「…だがよ、ぐるぐる回るワルツじゃ先に進めないな」
ゼクス「そうだな。そして、革命は大いに結構だが、戦争は賛成出来ない」
カトル「では、平和と改革の二拍子…マーチにしませんか?」
ノイン「行進曲か…それなら前へ進める」
トロワ「悪くない発想だ」
五飛 「俺達が戦争を潰していけばワルツはマーチとなるというわけか」
ヒイロ「俺達はそのマーチの指揮者にはなれないが、その道をならすことはできるだろう」
ゼクス「新たな時代という道を造る…。それが我々の役目だな」
HP :
投稿が前回より長文になり失礼します。
完全平和主義を唱えて滅ぼされたサンクキングダム王国、王子ミリアルド・ピースクラフト(ゼクス)は、復讐の為モビルスーツに搭乗し戦い、自らその思想を受け継ぐ資格がないと、王女で妹であるリリーナ・ピースクラフトに託します。
そしてリリーナは、人類に和平と非武装化を説き続けるわけです。
ですのでここでいうマーチの指揮者とはヒイロやゼクス達ではなく、リリーナのことを言っています。
αシリーズ完結編の中では完全平和主義という理想はバサラやミンメイ達の協力もあって達成できるわけですが、現実世界は…通用しないでしょうね。
再投稿していただいてありがとうございます。
最初のご投稿では、名文句の最後の2行がなく、またコメントもごく簡単だったため、「兵器に搭乗している人間が言う「戦争を潰す」手段は、「完全」平和主義とは程遠いものになるのでは」と、返したのですが。的はずれではないにしても、言わずもがなのことだったようですね。
私は失敗してしまった
私は神の領域に踏み込んでしまったのだ
HP :
神様は透明な生物なんか作らないと思うけどな。
そんな事はさておき
こないだ見た「インビジブル」、原案がウエルズの「透明人間」だそうで、はてどんな話だったかなと遅まきながら鑑賞(って小説は読まんのかいっ!)
いやぁ、気分はすっかり年末年始深夜のTV鑑賞でした。
(当時)最新鋭のSFX!
(当時)スピード感溢れる演出!
(当時)あっと驚く結末!
果たして我々は70年後どんな映画を見ているんでしょうか?
3D?
脳内上映?
匂い付き?
それとも「完璧な疑似体験」?
失敗して「神の領域」とは、まあよくも言ったり、という感じですが。
>脳内上映? 匂い付き? それとも「完璧な疑似体験」?
そこまでいったらそれは「映画」とは別のメディアでは? 映画は映画で今と大きくは変わらない2次元の映像+音声に踏みとどまるんじゃないでしょうか。
HP :
マルドゥック・スクランブル以前を描くこの作品。
前作では最強の敵としてバロットの前に立ちはだかった男、ディムズデイル・ボイルド。何故彼は虚無へと堕ちたのか?
結末が決まっているだけに、登場人物はそのほとんどが悲劇的な死を迎えていきますが、中でも私がいちばん切ないなと思ったのが、これです。
スクランブル09の電子戦担当であるウィスパー。ところが戦闘の最中、敵の電子戦のプロにハッキングされ、メンバーに関するあらゆる情報を引き出されてしまいます。イースター博士は八方手を尽くしてハッキングを阻止しようとしますが、すでに手遅れ。パニックに陥る博士の携帯に着信したのが、上記の台詞です。
このメッセージを受け取った博士は最後の決断を下すのですが……
イースター博士がウィスパーを「弟みたいだ」と言っていただけに、本当に切ないです。
「マルドゥック・スクランブル」では人を食ったようなドクターが、その前日譚である「〜ヴェロシティ」では全然違う性格だったのは、ちょっと驚きでした。なぜ彼が変わったのか、変わることを選んだのか…は、確かに切ない話です。
でも、自分のあり方を変えることができないだろうボイルドやウフコック(彼は姿は千変万化ですが)よりも、このドクター・イースターはある面でタフだとも思えました。
HP :
第二次大戦中に未来を知り、日本に訪れる運命を変えようと企てる男の台詞。
ですが、だから行動を起こして良いのかとも言えます。
ちなみに、学校でいじめを見過ごした経験のある私としては、全く別の意味でギクリとさせられました。
>だから行動を起こして良いのか
その「行動」が、起こる結果予想から目をそむけて行われることだってあるでしょうし…。とくにタイム・パラドックス関係だと、行動の結果がマイナス方向に作用しそうな気がしてなりません。
「超人」か。
HP :
惑星マイアのエナ市に義理の家族と共に暮らしていたロック。だがエナ市は突然落ちてきた爆弾によって消滅した。犯人は炎の虎と呼ばれている女宇宙海賊アマゾナ。しかしそれは依頼された仕事を片付けている上での事故だった。犯人を捜していたロックはアマゾナが仕事の依頼人によって殺されかけ、彼女にとっての家である船も家族である仲間達も失ったことを知り、憎しみではない感情を持つようになる。ロックもまたエナ市の生き残りであるということからアマゾナとともに命を狙われるが、アマゾナの命を救い彼女の復讐を成就させる。全てが終わり、アマゾナに手を差し伸べるロック。僕たちを受け入れてくれるところへ行こうと。だがアマゾナはその手を振り払い、自殺としか思えない死を迎える。ロックを危険人物として監視していた銀河連邦軍情報局のバレンシュタイン長官は、アマゾナの死とロックが行方をくらましたことを聞き、彼方にいる彼に向かって、呼び掛けるのであった。
バレンシュタインという人物は前作『コズミック・ゲーム』で登場しそちらでは悪役としか思えなかったのですが、このセリフを見るとロックの一番の理解者なのではないかという気がしてきます。彼の求めているものは『ドリームマスター』という短編で出てきますが、そのあまりのささやかさと不可能さに泣けます。なおこの作品はラジオドラマになりCDに収録されて売られましたが、そこではこのセリフのあとに「孤独なものだな」と付け加えられていました。
最後の『「超人」か。』の呟きに、哀しげな深さが感じられます。
「孤独なものだな」の追加は、ドラマCDで聞く場合は必要かも知れませんが、読むとなるとちょっと説明的に感じてしまうかも知れませんね。
HP :
ネット上で電波ソングといわれるジャンルの曲を歌っているユニットです。
宗教や言い伝えによる迷信は一応経験則による知識だと思うのですが、科学を謳った迷信(ニセ科学)はそれらよりもずっとたちが悪いと思うのです。
ダウンロードして聞いてみました。…なんか妙な感じで耳に残ります。
ご投稿の部分より少し後の「理屈じゃ解けない不安な気持ちに 白黒つけてトゥルーと言いたい」というあたりも、うまく心理を突けているんじゃないかと。
>科学っぽいから みんな信じる
正真正銘の「科学」より、「科学っぽい」のほうが世間での信憑性は高くなってしまうんじゃないかとさえ思えます。
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/songbird-x/
こちらはイギリス版ではなく、アメリカABCテレビ製作のTVシリーズより。オリジナルよりもマックスのキャラが飛び抜けていて面白いです。
花形リポーターのエディスン・カーターは、自分の所属するTV局”ネットワーク23”の陰謀を暴こうとして失敗、事故に巻き込まれて重傷を負いました。人気リポーターを失うことを恐れた23は、お抱え研究員の天才少年ブライス・リンチに対策を命じます。ブライスの案は「エディスンの人格をコンピューターに移し、CGで再現した姿を番組に流す」というものでした。ところがエディスンは頭を打って混乱していたため、人格の転移は不完全、性格もオリジナルとは異なるものとなりました。こうして生まれたのがマックス・ヘッドルーム。エディスンが気絶する寸前に見た”高さ制限”という文字を、自分の名前だと勘違いしてしまったのです。
投稿の台詞は、回復したエディスンがマックスの記憶から証拠の映像を入手しようとする場面より。第三話あたりからはオープニングにも使われて、物語のキーとなる台詞です。
性格が違うのに記憶は共通した存在…というのは、想像すると恐ろしいものがあります。しかもあんなおしゃべり野郎とは…。実際マックスもブライスに「これがエディスンのファーストキス」とか見せてるし。それがネットワーク上に住み着いて、世界中どのテレビにも自由に出入りするわけです。この状況で平気な顔してるエディスンの神経は並じゃありません。
普通だったら、記憶と人格とは不可分なんでしょうけどね。過去の自分の記憶があるからこそ今の人格があるんだろうし、逆に自分で自分に納得できるよう、記憶の方を編集改変していることだってあるだろうし。そう考えると、ヴァーチャルなものだろうと心が2つである以上、記憶が1つであることはないんじゃないかと思えます。
この辺のネタだと、グレッグ・イーガンあたりが巧い短編を書いてくれそうです。
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/songbird-x/
まだ投稿がないようで、ちょっと驚きました。
イギリスの放送局でショー番組の司会としてデビューした”タレント”、それが人工生命体マックス・ヘッドルームです。フィクションではありません、実際に番組で司会してたんです。
彼の誕生秘話を描いたドラマが製作されましたが、諸事情あってTVではなく劇場公開となりました。そのドラマの冒頭で、また後にアメリカで制作されたTVシリーズの冒頭でも表示されるクレジットが”20分後の未来”。どんな未来かといいますと…。
世界はTV局によって支配され、どうやら国という概念もなくなったようです。人々はTV中毒状態、辺境の廃墟にすら街頭テレビが転がっています。一日中つけっぱなし、そもそもオフスイッチが存在しません。選挙さえもが視聴率によって行われる有様。
なんとも人をバカにしまくった設定ですが、これを考え出したのも他ならぬTV局。いかにもイギリス人らしい発想です。
「サンティアゴ」は私にもなじみ深い作品だったのですが、こちらは…すいません、ご投稿をいただいて初めて知りました。
確かに皮肉っぽさが英らしい…しかしテレビ漬けの未来って、ちょっとブラッドベリの「華氏四五一度」が入っているのかな、と思いました。
HP :
スーミンからロックへ。 敵基地内から逃走を計ろうとしていると、機関砲を備えた敵機が追いかけてきました。こちらには武器がありません。さあどうすれば逃げられるでしょうか。ロックが出した答えは、銃で撃たれた傷の上を仲間に思い切り殴ってもらい、その痛みをテレパシーで敵パイロットに伝えるというものでした。痛すぎです。恋人が真っ青になってとがめるのも当然です。ロックの作戦は大成功で、撃たれたと思い込んだパイロットはパラシュートで脱出したのでした。 ロックの無茶は自分より仲間を助けるためではあるのですが、恋人としては辛いことでしょう。出来るだけ無茶はしないという約束を取り付けたスーミンですが、すぐそのあと、より危険な敵との対決にロックを送り出すこととなるのでした。
ロックに限らず、スペースオペラや冒険物の主人公の恋人には共通の叫びでしょうが…。彼女(あるいは彼も?)の思い通りにならないのも、また共通の展開。
>その痛みをテレパシーで敵パイロットに
さすがにロックぐらいになると、痛みで集中力を切らして相手に伝えられない、ということはないみたいですね。
このやり方で「むちゃなこと」でないようにするとなると…。仲間に脇の下でもくすぐってもらって、その感覚を相手に伝えて相手の集中を殺ぐとか?緊迫感のカケラもなくなりますが。
HP :
特殊戦に来た頃は機械の様な無感情な桂木少尉がJAMとの接触で大きく変化(成長?)の、特殊戦を離れる時の別れの挨拶です。着任時の挨拶とは言えない様な発言とはうって変わってまともな挨拶。これを何故「SF名文句」に挙げたか。「雪風によろしく」。人工知能を持つとはいえ、戦闘機と言う機械へ向けた、あまりにも平凡な別れの言葉。なんか滑稽で、だからかな。自分の心に、奇妙に染みました。
私が最後に読んだのはだいぶ前になります。SFマガジンでは第三部が出ていますから、待っていればそのうち単行本も…?
>あまりにも平凡な別れの言葉
平凡な言い方が、かえって雪風がただの機械ではないという意識の表れになっているように思えます。
「なんですか」
「京の都を売って下さいな」
HP :http://oikose.at.webry.info/
京都の寺院で仏像が次々と消える事件が起きた。SRI、警視庁と京都府警は合同で捜査を開始する。SRIの牧(役:岸田森)は、仏像研究の権威、藤森教授を訪ね、そこで仏像に魅せられた助手・美弥子(役:斉藤チヤ子)を知る。その後、牧は京都のゴーゴー喫茶で「京の都売らない?」と踊る若者達に声をかけていく、美弥子の姿を見たのだった。
怪奇大作戦の傑作、「京都買います」の一場面です。実相寺昭雄監督の映像美で知られる作品であり、追悼の意味でお送りします。
科白としては当時流行りのゴーゴー喫茶に唐突に現れ、京の町を買おうとした美弥子の言葉が最も印象的でした。
最後に藤森教授が呟きます。
「かわいそうに。仏像たちは、また騒音とスモッグの街で観光客の目に晒されていく……。運命や……運命かも知れんなそれが……」
放映は1969年。高度成長と公害の時代でした。思い返せば私も、仏像は観光客としてしか見たことがありません。
このエピソードを「怪奇大作戦」のベストとするファンも多いとのこと。しかし、ゴーゴー喫茶というのが時代ですな…。
「高度成長と公害の時代」は「低成長と環境問題の時代」へと…本質的にはあんまり変わってないような気もします。私も観光客としての見方しかしてませんね(三千院の千手観音などには圧倒されるけど…)。
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