第165集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第167集を見る
よく出来た科学が魔法と区別がつかないせいで
出典:
柏森進(MOSAIC.WAV)作詞・作曲「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」
紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
充分に発達したテクノロジーは、魔法と見分けがつかない。誰がいったか、そんな言葉がある。この新世界でおれは魔法に出会うのだろうか――それをあやつることができるだろうか?
出典:
アーサー・C・クラーク「3001年終局への旅」(伊藤典夫訳)
紹介 :汗(はん) 様
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駄弁者:
八国山の噴火を機に所沢市は一気呵成に狭山湖に沈む!
出典:
伊藤伸平「所沢沈没」 『日本ふるさと沈没』に収録
紹介 :汗(はん) 様
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バアァアアアルゥオォオオオウムゥウウウウウッ!
出典:
牧野修「アシャワンの乙女たち」
紹介 :垂直応力 様
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「軍の基地に殴り込みかけるとゆーことは、米軍を相手にするとゆーことだぞ」
出典:
笹本祐一「ラスト・レター 妖精作戦 PART4」
紹介 :垂直応力 様
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本能というあやふやな見えない糸だけが親子のつながりだったんだ…
出典:
永井豪「ススムちゃん大ショック」
紹介 :水谷秋夫 様
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わしはもう歳だ。
出典:
高山文彦監督「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」
紹介 :砂漠の狐 様
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ジオンは負けるな。
出典:
高山文彦監督「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
「わしのまちがいは、二二五七年のこの狂乱の世界を描こうとしたことにあったのだ。ロケット、原子力の脅威、惑星や二重太陽への旅。だれにもできはしない。みんな試みてはいる。近代の作家たちはみんな失敗した」
出典:
レイ・ブラッドベリ「永遠と地球」(伊藤典夫訳) 『十月の旅人』に収録
紹介 :歌鳥 様
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「今夜の花火はだれが計画したの、パパ?」
出典:
レイ・ブラッドベリ「休日」(伊藤典夫訳) 『十月の旅人』に収録
紹介 :歌鳥 様
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「P・J、あんたはゲイなの」
出典:
マーク・レイドロー「パパの原発」(友枝康子訳)
紹介 :TWR 様
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バンブル「こんなのどこが楽しいんだよ、全然面白くない。」
出典:
マーヴェルサンボウプロダクション制作「戦え!超生命体トランスフォーマー『ダイノボットの逃走PART1』」
紹介 :クロスケ 様
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ヨーロッパの5分の1が水没した今時まだ山椒魚に爆薬やドリルを供給しているのは、いったい誰なんだ?世界を木っ端みじんにするもっと有力な(原文まま)機械や物質が作れないものかと、研究室で日夜死にものぐるいで努力しているのは、いったい誰なんだ?山椒魚に金を貸しているのは、いったい誰なんだ?世界の終末をもたらし、ノアの洪水を再び起こさせるために融資しているのは、いったい誰なんだ?
出典:
カレル・チャペック「山椒魚戦争」(栗栖継訳)
紹介 :TWR 様
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くらえっ、無限!パーンチ!
出典:
河森正治監督「創世のアクエリオン 第6話『想い彼方へ』」
紹介 :光速の男爵 様
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駄弁者:
無理解な発言をぼくたちは限りなく耳にしてきた。いわく「SFが通俗小説であるのは、それが科学という固定観念を前提にしているからである」(江藤淳)、いわく「科学小説という形式だけを取上げていうならば、外国の小学生が熱中するものに日本のおとなの読者がわれを忘れる時代が来るというのは、情けない話だなどというのでなしに、そんな時代は来ないのに決まっている」(吉田健一)、いわく「これだけ宇宙ブームがおこり、宇宙の神秘が続々解明されつつある今日でも、日本の大衆の多くが、そうした科学的現象に無関心であることを思えば、SFの大衆読物としての将来性は、それほど豊ではないのではないかと考えられる」(十返肇)、いわく「SFなどという人口甘味料まがいの代用品」(池田岬)……
出典:
石川喬司「戦略的SF論」 評論集『SFの時代』に収録
紹介 :垂直応力 様
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パーティの翌々日、首相が目を輝かせて大使館へやってきた。
出典:
筒井康隆「最高級有機質肥料」 『ベトナム観光公社』に収録
紹介 :垂直応力 様
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「世の中うそだらけ」
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん」
紹介 :鋼将門 様
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防ぎきれないような大質量──30グラム以上
出典:
笹本祐一「星のパイロット2 彗星狩り」
紹介 :OTO 様
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駄弁者:
影山、俺と一緒に地獄へ堕ちよう……
出典:
石森プロ制作「仮面ライダーカブト」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
玉を返せぇぇぇ!!
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマンレオ 最終話『さようならレオ! 太陽への出発』」
紹介 :砂漠の狐 様
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駄弁者:
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よく出来てない科学も、魔法と区別がつかない
HP :
秋葉系音楽ユニット「MOSAIC.WAV」の曲の歌詞から。
疑似科学を痛烈に皮肉った歌詞が笑えます。
日本トンデモ本大賞2007の会場でこの曲が流され、爆笑の渦を巻き起こしました。
ここまで膾炙していれば、誰が言ったか分からなくなった後でも言葉は残りますよ…1000年後までとはいかなくても。
出典は2回目の登場。トンデモ大賞2007の特別賞というのには、笑いつつも納得。
よく分かってない人が魔法と区別をつけないせいで、よく分かっていたはずの人もいつしか区別がつかなくなってしまう…なんてことは、ないですかね。
HP :http://homepage1.nifty.com/beHungry/
千年の時を経て、発見・回収・蘇生された、ディスカバリー号乗組員フランク・プールの未来見聞録および新たなる冒険の物語。
引用の文句は、あの木星探査から千年が過ぎたと知らされたフランクが、多少の知識を仕入れたあとで頭に浮かべた、期待と不安のいりまじった台詞。(文庫P.51)
「誰がいったか」って、そりゃクラークに決まってますやん!とつっこみをいれつつ、TPOから言ってもこれ以外考えられない見事な自家言及だと関心しました。
テクノロジーの価値は、魔法みたいなことが魔法使いだけじゃなく、普通の人でもあやつることができるようになることにあると思うんですけどね…。
「2001年」「2010年「2061年」と読んだけど、「3001年」は未読だったりします。
>誰がいったか、そんな言葉がある
1000年後に自分の名前が覚えられていないとしているあたりが、ほどよい奥ゆかしさと言うべきか。
HP :http://homepage1.nifty.com/beHungry/
どうも、ご無沙汰です。
さて本題ですが、タイトルと、引用した田所博士の台詞が、話の概略をほぼ言い表しています。
火山でもないのになぜ噴火する? 所沢市より狭山湖のほうが小さいぞ!
といった、つっこみどころ満載のギャグSF漫画。紹介したい迷文句がいっぱいで、どれを選ぶか迷いました。大笑いしました。
>所沢市より狭山湖のほうが小さいぞ
この作品で(というかこのアンソロジーで)、そういう小さいことを気にしたら負けです。
この本買った人は、沈没地に自分の地元が入っていないことで、結構がっかりしたことでしょう(岐阜もなかったしな〜)。
HP :
朝日ソノラマ店仕舞い記念(便乗その2)
あとがきによりますと「吉屋信子が伝奇小説を書いたら」というところからスタートした単純明快勧善懲悪戦闘美少女学園物小説。ヒロイン二人がバアル・オームの戦士に変身して<絶対悪>ドゥルジと戦います。で、その度に上記のように雄叫びを上げるわけです。一定の年代以上の特撮ファンには説明不要でしょう。(できるだけ大きなフォントでお願いします)
…当然、変身には二人の友情バロメーターが一定値を越えることが必須ですよね?
「でしょーな」
「今度は月どころじゃなくて、木星軌道あたりまで放り出されるかもしんねェぞ。それでもやるか?」
「やる」
榊はあっさり断言した。
「やると言ったら絶対やる。米軍だろーが地球征服を企む悪の秘密結社だろーが、やるっつったらやる」
HP :
朝日ソノラマ店仕舞い記念(便乗その1)
最近は「小川一水を作家にした一冊」としても名高い妖精作戦の最終巻より。「イリヤの空、UFOの夏」もここからプロットなんかを借りてるわけですが、一番重要な共通点は「大人の事情なんか知ったことか」と暴走気味の若者の情熱じゃないか、と30代後半のおっさんは思います。
ちなみに有川浩「レインツリーの国」でも主人公とヒロインを結びつける小道具として、冒頭に登場します。
「店仕舞い記念」にはやや時期を失してしまいましたが、ご容赦を。
>暴走気味の若者の情熱
たぶん暴走はしないだろう自分の敗北感に気付いたときが、この手のものを読む時期が過ぎ去ってしまったときなんでしょうか。あるいは、そういう展開に高揚感ではなく微笑ましさを覚えたときとか。
…私の場合、20代前半ですでに敗北していたような気が…。
そしてその糸が切れた!
もはや子をそだてる理由はなにもない!
HP :
永井豪、1971年作。
親が子を、大人が子供を殺し始め、それが当たり前でニュースにもならない世界を描いた衝撃作品。
子殺しや虐待のニュースが急増したように思える昨今、よく思い出す漫画です。好きな作品では全くありませんが、忘れ去ることができません。
題名からはちょっと想像できない、小さい頃に読んだらトラウマになって残るんじゃないかという内容でした。
親が子を思う「本能」がなくなってしまったのに、子が親を慕う「本能」の方は失われていないというのは、この世界にとって悲劇なのか、せめてもの救いなのか…主人公にとっては、まぎれもなく悲劇ですが。
子殺し・虐待の一方で親殺しのニュースも多い現実世界の昨今は、どちらの「本能」も失われがち?(…報道の偏りもあるかもしれませんが)
それに、このコロニーが気に入ってるんでな……
HP :
サイクロプス隊による試作ガンダム奪取は失敗に終わり、生き残ったのは新入りのバーニィ一人だけとなってしまいました。
チャーリーは彼に急いでコロニーから脱出するよう勧めます。
騒ぎが落ち着いてからの方が安全だと言うバーニーィにチャーリーは衝撃の事実を打ち明けます。 それはサイクロプス隊の作戦が失敗に終わった場合、グラナダの艦隊による核攻撃でガンダムをコロニーごと破壊するというとんでもないモノでした。
バーニィの「あなたは逃げないんですか?」という問いに対するチャーリーの返答がこのセリフです。
最終的に連邦軍の活躍によってグラナダの艦隊は降伏、コロニーは救われたのですが……
この作品はアニメ版よりも小説版の方が好きです。 だって、バーニィが死なずにすんだんだもの……
>アニメ版よりも小説版の方が好きです。
ガンダムの小説版と言えば、御大自ら筆をとったファーストガンダムが、ほとんど別作品並みに展開が違っていて、ある意味衝撃的でした(こっちは逆に主人公が死ぬし)。
ああ。
このコロニーはいいとこだな、チャーリー。
HP :
サイド6(リボーコロニー)で稼動試験の行われている試作ガンダムを奪取、もしくは破壊すべくコロニーに潜入したジオン軍の特務工作部隊・サイクロプス隊でしたが、彼等は自分たちがすでに捨て駒である事を薄々感づいていました。
軍の協力者でシュタイナー隊長の旧友であるチャーリーの「俺だったら逃げるがね、この戦争はもうすぐ終わる」というセリフが哀しく響きます。
それでも、全てが分かっていながら己の任務を遂行していったサイクロプス隊は真の軍人たちだったのではないかと。
「俺だったら逃げるがね」というのが人間味のある言葉に響くとすれば、そうせずに「真の軍人」として責務を全うするのは、非人間的なことなのかも知れません。
個々の隊員がというのではなく、そうさせる国家なり組織なりが非人間的なんでしょうが。
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/songbird-x/
同短編集よりもうひとつ。時代の変化についてゆけなかった小説家の嘆きです。
自分の、そして同時代のすべての作家の才能に絶望した主人公は、タイムマシンによって過去の文豪を連れてくることを思い立ちます。白羽の矢が立ったのはトマス・ウルフ。
三百年前の作家の”新作”を読みたいがために、タイムマシンの開発から始める──という、ブラッドベリ以外はまず書かないであろうおはなしです。果たして計画は成功するのでしょうか……。
長年にわたって執筆を続けているブラッドベリは、まさにこんな気分なのかも知れません。が、時代の変化などものともしない魅力が、彼の作品にはありますね。
たとえどんな文豪であれ、自分の生きていた時代から離れたところで傑作が書けるのだろうか…と、読んだ人の多くが考えたんじゃないかと思います。…でも「狂乱の時代」だったら、1938年に亡くなった作家より、20世紀末から21世紀初頭に生きていた人の方が向いているんじゃないかとも。
「それがわかればな」
HP :http://members.jcom.home.ne.jp/songbird-x/
ブラッドベリの短編集から投稿させていただきます。「休日」は、植民地となった火星のとある一日の終わりを描いた作品です。子供はふざけあいながら、大人たちは飲んだくれながら、夜空を見上げて”花火”を待ちます。……どうやら某作品の原点となった短編のようですので、そちらをお読みの方は”花火”の正体が判ってしまうでしょう。
酔って思い出話に花を咲かせる大人たちと、無邪気に花火を待つだけの子供たちの対比は、ちょっと「パーキー・パットの日々」を思い出させます。
前に同じ短編集に収録されていた「対象」からのご投稿があったときに読んだのですが、今回も再読。
ご投稿の文句の少しあとのところで、子供が「今度はいつやるの?」と尋ねますが、私は「ひょっとしたら近いうちに」というような答えが返ってくるような気がしてなりませんでした。
HP :
新興住宅地に住む主人公一家は隣が自衛用ミサイルを買ったのに対抗して、原発を設置しちゃった!悪のりとブラックユーモアでつづるパロディSF。
これが書かれた80年代は、主人公がゲイであることを告白→家族仰天という出来事やドラマが多かったらしく、それを逆手に取った一言です。
両親が告白(宣告?)→なに言ってんだ→そういう風に育てたんだ→そんな馬鹿な!、いや考えてみると・・・な展開。手元に本は残ってないのですが、このせりふは印象的で未だに覚えています。
家庭用原発つくる前にオランダに移住すればよかったのに(笑)。
この作品は私も読んだことがあるはずなんですが(たしか大学時代)、話を全然覚えていません。たぶん、ご投稿のようなユーモアがピンとこなかったせいだろうと思います。
この人の他の作品も読んだことが…あ、『80年代SF傑作選』に収録されている「確率パイプライン」は、レイドローとルーディ・ラッカーの共著なんですね。ラッカーしか意識してなかった…。
カーリー「今面白くしてあげるわよ」
バンブル「あっ何す…アハハハハハ、面白いなー」
スパイク「何をしたの?」
カーリー「彼のバランスサーキットをオフにしたのよ」
HP :
今度の映画が大変楽しみなトランスフォーマー(デザインが慣れるまで時間かかりそうですが)から。
サイバトロンのバンブル(今度の映画じゃロボット側の主役だそうですバンブルビーって名前ですけど。)が地球人の友達スパイク、カーリーと遊園地のコーヒーカップにのっている場面でのひとコマです。何げ無いシーンのようですが(カーリーがトランスフォーマーの回路を簡単にいじれるくらい機械に強いというのが伏線かもしれませんが。)
戦士として生きるトランスフォーマー達(サイバトロンは元々工業ロボットですけど)にとっては戦う為に必要な装置が、生きていく中の楽しみというものを阻害してしまっているというのはなかなかに考えさせられる所ではないかと思います彼らはいったい何を求めて900万年以上戦争を続けているのか…(エネルギー争奪は戦争の途中からでてきた問題ですし。)まーバスケやアメフトをしたり台所ロマン劇場に夢中になるあたり楽しむという感覚がある分、まだいいとは思いますが。
平衡感覚が戦闘用だとコーヒーカップがつまらない、というのには納得。昼メロを見ているときも何かの回路をオフにしているんでしょうか。
私の場合、逆に仕事中にオフにしたい回路がいくつかあったりします。
──知ってる。すべての工場、すべての銀行、すべての国家がそういうことをやっているんだよ。
HP :
古典から送ります。
スマトラ近くのタナ・マサ島で見つかった大型(1.6m)の山椒魚。
二足歩行をし、知能を持つそれらは見せ物として、そして、労働力、兵力として、世界に受け入れられていきます。その過程で人間世界のやり方を学んだ(作中では「文明の階段を登」った)山椒魚は「民族自決」・「生活圏の確保」といったスローガンを掲げて人間に戦いを挑みます。
山椒魚の脅威を何に置き換えても(環境問題でも、核やミサイル拡散でも)、今の時代に通じるこのやりとり、人間の進歩の無さをつくづく感じさせます。
ここでの山椒魚は、アフリカ人やアジア人など植民地支配を受けた国や人の姿が重ねられているように読めました(たしか山椒魚=日本人説もあったような)。
支配から解放された人間は、かつての支配者と同じ道を歩んだりしますが、この山椒魚たちは人間に勝利したのち、どうなるんでしょうか。人間のような愚かさは持ち合わせていないとしても、学んだのが人間の「文明」であれば、結局は…。
HP :
創世のアクエリオンを象徴する必殺技。通常は威力や打撃数を想像させる無限という言葉をこの技ではその射程を表すという意表をついた攻撃であり、その初出である第6話においてそれをまじまじと見せ付けたのがこのせりふ。
攻撃を常に紙一重によけ続ける敵ケルビム兵、それを倒すために戦闘中に編み出した必殺技。その攻撃はパンチの体勢のまま腕が伸びていき、敵を追いかけて打ち込んだまま雲を越え、大気圏を越え、衛星軌道を越え、ついには弛みを残したまま月の地表に叩き込んだという、射程距離38万キロを越えるパンチという他に類を見ない必殺技であったりする。
後に無限クロス、無限ビンタといった技が発展系として出ますがその基本形として提示させていただきます
イデオンの無限ミサイルは弾数が無限っぽかったけど、こっちは射程ですか…。
この作品、今度劇場映画が公開されるそうですね。
HP :
1977年に出版され翌年の日本推理作家協会賞を受賞した評論集より。投稿した「戦略的SF論」は1963年10月初出です。こうした無理解・逆風を乗りこえて我々が当たり前に読んでいる数々の傑作があるわけです。ただし同じような認識でいる人がまだまだ沢山いるようにも思います。
棒でつつかれたり、石をぶつけられたりした時代?
読むものを選べば、「科学という固定観念を前提」という批判が出るはずはないんですけどねえ。むしろ「科学」に対する批判からSFがはじまっているという見方さえあるのに。
ご投稿の文句の中では、十返肇は他とはややニュアンスが違っているように思います。むしろ大衆の方に矛先が向いているようで。
「大使、あなたの排泄物を頂戴しました。今日はそのお礼に伺ったのです」
「何ですと。わたしの排泄物をどうしたというのです?」
「大使。地球の人の排泄物というのは、われわれミトラヴァルナ人にとって最高級有機質の、いわば贅沢品に近い上等の食べものなのです。そこで、ここへ来られた地球の大使の排泄物は、首相であるこの私が役得として頂戴することになっているのです」
HP :
本当はこの後に続くミトラヴァルナ人による排泄物に対する賛辞を書かないと、この作品の破壊力は伝わらないのですが、延々と続いて長い上に、サイトの品位が疑われるようなことになると管理人様に申し訳ないのでやめておきます。
植物から進化した異星人が住むミトラヴァルナの大使を拝命した外交官。前任者たちはみな栄養失調になって帰り、自閉症で入院してしまっているという。着任した彼はミトラヴァルナ首相をはじめとするお歴々の大歓迎を受けるのだが、その理由とは? …まあ、ご投稿のようなわけなんですが。
>排泄物に対する賛辞
「全体を見れば黄褐色ではありますが、淡紅色、濃褐色が複雑にからみあい…(以下略。しかし虫持ちですか…)」。
品位はともかく、たしかに途中では切りにくいですな。首相の描写もさることながら、消化不良の…を相伴にあずかった外務大臣の語りもすごかったです。
HP :
なけなしの小遣いで100円と50円のアイスを1個ずつ買いに行ったのび太だが、ジャイアンにアイスの代金を誤魔化されたことに気付く由もない単純、能天気、お人好しの三拍子を気に掛けたドラえもんが、あることないこと疑わずにいられなくなる「ギシンアンキ」なる錠剤を飲ませてしまったからさあ大変!…という文句が掲載済みのドラえもんのエピソードから(「ギシンアンキ」は厳密にはドラえもんが勝手に飲ませた)。
なんだかんだ言って話は道具よりこのサブタイトルと険悪な目つきののび太の方がインパクトがあるでしょう。
ちなみに漫画で錠剤だった「ギシンアンキ」「スナオン」は水田わさびアニメでは「ギシンアンコ」(壺入りの餡子)「何でも信じるコ」(缶入りの汁粉)に変更されていました。
たしかに、あの目つきでジャイアンに難癖をねじ込むのび太は迫力あったなあ…。
>「ギシンアンコ」
やはりドラッグで性格が変わるというのはイメージ的にアウトだったんでしょうか。でもアンコではややインパクトが薄れるような。
HP :
最近、出典のような近未来の宇宙を舞台にした作品を気に入って読んでいます。(プラネテス、MOONLIGHTMILE、ロケットガール、パスポートブルーなど)
現在の延長上にあるので、ひょっとしたら未来にこういうことが起こるかもしれないという気持ちにさせてくれます。(多くの作品はどうしても別世界物語として読んでしまうからです)
文句は、彗星への競争航行中に流星群に遭遇することになったのですが、宇宙船の外壁はごくわずかな質量の衝突しか防げないという文章からです。実際の宇宙船(自分が見たのはISSですが)でもあまり大きな衝突は耐えられません。
上記の作品内でもスペースデブリの脅威が書かれており、現実の問題ともなっています。
願わくば、アルナイト8型のような事故が起きませんように。
蛇足1:最近このページで紹介されたことのあるワイルドアームズ2をやっているのですが、紹介の通り色んなものがてんこ盛りで実に面白くて笑えます。(第45集おおた様ありがとうございます。)
蛇足2:今年のGWにつくば宇宙センターに行くことができました。ISSのモジュールの一部も見れました。老若男女の区別なく楽しめますので、ぜひ行ってみてください。(多分行ったことのある方も多いでしょうが…)
探知してかわすには小さすぎ、防ぐには大きすぎる「1インチの悪魔」…とは、小川一水『第六大陸』でも出てましたね。
HP :
再登場した時には何故かすっかりやさぐれてしまっていた矢車想でしたが、仮面ライダーザビーよりも仮面ライダーキックホッパーの方が個人的に気に入っています。
また、仮面ライダー1号&2号を彷彿させる影山(パンチホッパー)との地獄兄弟の活躍は他の作品でもネタにされる事があり、人気の高さが窺えます。
「地獄兄弟」というネーミングそのものも初期ライダーのセンスを彷彿とさせるような。
HP :
ウルトラシリーズ史上最初で最後と思われる、防衛組織の壊滅。
その立役者である円盤生物と彼等を指揮したブラック指令。
単一の敵組織が毎回怪獣を送り込んでくるパターンというのも結構珍しかった気がします。
バリエーション豊富な円盤生物を次々と呼び出し、レオを襲わせるブラック指令の不気味な存在感もまた際立っていたのですが! 子供達に嬲られ、当時子役だった杉田かおるに腕を噛まれた拍子に持っていた水晶玉(円盤生物を呼び出すのに使用)を落としたと思ったら、何故か溶けて死んでしまった最期は余りにも情けなかったのでは……
ウルトラマンレオが変わり種だったというのは、「ウルトラの星」出身でないこととか、初期には光線を持ってなかったことで覚えていたんですが。
>単一の敵組織が毎回怪獣を送り込んでくるパターン
ウルトラマンAのヤプールがこのパターンの先行例にあたるのでは。
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