第170集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第172集を見る
サイバトロンを倒せ!地球はデストロンのものだ!
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タカラ製作「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 情報参謀サウンドウェーブ玩具CM」
紹介 :電撃翼 様
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営業3課保地優子です
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新谷かおる「ドラゴン株式会社」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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あなたの側に、明るいけど図々しい友達がいたら
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円谷プロ制作「ウルトラマンマックス 第18話『アカルイセカイ』」
紹介 :砂漠の狐 様
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お前はもう人間じゃない!
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小中和哉監督「ULTRAMAN THE MOVIE」
紹介 :砂漠の狐 様
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ここは宇宙空間じゃない!おれだけじゃない!奴らもなれていないんだ!重力 空気抵抗 障害物!慣れない環境にとまどっているんだ!
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富野由悠季/長谷川裕一「機動戦士クロスボーンガンダム」
紹介 :TWR 様
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その辺の山中に動物が放し飼いになってるなんて思いもしなかった…。←まだちょっとわかってない
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富野由悠季/長谷川裕一「機動戦士クロスボーンガンダム」
紹介 :TWR 様
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われわれは引き揚げる――時代が時代を矯めることはできないし、歴史を変えることも出来はしない。…(中略)…大きな出来事の骨子しか残っていない歴史を読んである時代を判断するのは間違っている。もし当代にその悪徳政治がやまなかったとすれば、なにかそれを止揚できない、当代人の力の限界があったのだろう。いずれにせよ人々はみなそれぞれの時代を精一杯に生きているとともに、やッぱりいつの世でも人間に変りはない同じ気持で暮しているのだ。
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今日泊亜蘭「光の塔」
紹介 :左前 様
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よろこびは突然やって来た。
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半村良「ボール箱」 『幻視街』に収録 筒井康隆編『’75日本SFベスト集成』にも収録
紹介 :垂直応力 様
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「魔法だよ、ゆかり。魔法を使う」
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野尻抱介「魔法使いとランデヴー (ロケットガール4)」
紹介 :垂直応力 様
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彼の目はゆっくりと室内をさまよった
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P・K・ディック「あんな目はごめんだ」(浅倉久志訳) 『模造記憶』に収録
紹介 :TWR 様
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人前で泣くのは、今宵が最後です。
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サンライズ制作「機動新世紀ガンダムX」
紹介 :砂漠の狐 様
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おさらばで御座います!
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サンライズ制作「機動新世紀ガンダムX」
紹介 :砂漠の狐 様
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テトペッテンソン テトペッテンソン テトペッテンソンタントン
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佐藤雅彦作詞・映像総監督「NHKみんなのうた『テトペッテンソン』」
紹介 :水谷秋夫 様
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「いいかげんにしろ!」突然ザンベンドルフは爆発した。
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ジェイムズ・P・ホーガン「造物主の掟」(小隅黎訳)
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「これでいいんだよ、エリカ」とジモン氏はいった。「わけはあとで話すから」そうだ、そうする時間はたっぷりとある。
出典:
ウォード・ムーア「ロト」(浅倉久志訳) 『地球の静止する日』に収録
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「人間には、生来そなわったステップアップをめざす力があります。昨日よりは今日、今日よりは明日と、変化せずにはいられないのですよ」
出典:
荻原規子「西の善き魔女」
紹介 :垂直応力 様
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「人の命というものを大きく捉えれば、花綱の吊り橋を渡るよりも玉石混淆の地面を歩く利点のほうが大きいのです」
出典:
菅浩江「暁のビザンティラ」
紹介 :垂直応力 様
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褒めてやろう、貴様の戦いを。
出典:
アトラス製作「真・女神転生2」
紹介 :砂漠の狐 様
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アーサー・C・クラークが昔書いた本に「未来のプロフィール」というのがある。クラークはそこで”十分に発達したテクノロジーは魔法と見分けがつかない”という前提をたてているのを知っているかい。
出典:
ゴードン・ウイリアムズ「マイクロノーツ」(岡山徹訳)
紹介 :TWR 様
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溺れる運命の者は 結局溺れる
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ティムール・ベクマンベトフ監督「ナイト・ウォッチ」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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HP :
販促は反則ではないとのことなので、サウンドウェーブのCMより。
このCM、終盤にそのおもちゃで遊ぶ子供たちのシーンが流れるんですが、そこでサウンドウェーブのおもちゃを持った子供がこう叫ぶのです。
トランスフォーマーシリーズの特徴は、主役不在の群像劇だということ。ファン一人ひとりが自分にとっての主役を決める、「君が選ぶ、君にヒーロー!」もちろん、悪のデストロンだって主役になれるのです。
この発言は、まさにそれを象徴する一言だと思うのです。
メガトロンはともかく、サウンドウェーブが主人公というのはアリなのかなあ…。
とりあえずスタースクリームというのは、アリでよさそうです。
HP :
クレル領内スレッショルド村のドラゴン退治を済ませた(レベル4の)勇者さまが会社に戻った時のセリフです。
新谷かおるが「剣と魔法と営業OL」を描いたマンガなのですか、掲載誌の休刊によりあえなく中断しました。伏線ちゃんと張ってあったのに。
……と思ったら、なんと同人誌で続いていました(未読ですが)。本人のサイトで直販していました。見上げたプロ根性です(褒めてるんですよ)。でも、私的には「日の丸あげて」か「ジェントル萬」あたりの続きを出して欲しい。
舞台はコンピュータ上の仮想異次元世界で、不具合やバグがドラゴンなどのモンスターの形で現れる…とのこと。
ご投稿の文句とは関係ないですが、作者の公式HPで、入り口から先に進むのにためらってしまった「エリア88」ファンは多いはず(笑)。
夜に会ってみる事をお勧めします。
もしかすると、シャマー星人かもしれません。
HP :
防衛チームの基地に入り込み、名刺を渡した後に堂々と降伏を要求してきたすごい宇宙人。
WAHAHA本舗の佐藤正宏さんの演技も素晴らしく、歴代侵略宇宙人の中でも異彩を放っていたのではないかと。
>明るいけど図々しい
こういうやつ、人間としてはかなり得する性分なんだけどなあ…侵略宇宙人としては知りませんが。
俺はお前を、許さな―い!!
HP :
ビースト・ザ・ワンに体を乗っ取られ完全に自我を失ってしまった有働貴文。
婚約者だった水原沙羅に襲い掛かろうとした所を真木舜一(ウルトラマン)に阻まれ、叫ぶ真木の顔に赤い線が走り、有働は「邪魔だぁ!」と顔が獣のように変形しつつ二人はがっぷり四つに組んだまま変身。
これ以降の展開もシリーズ屈指の出来栄えだと思うのですが……なんで人気でなかったんだろ?
「お前は人間じゃない!」と言いつつ変身する自分はいったい何なんだ、とちょっと思ったりしたのですが。結局「人間」かそうでないかは、姿形ではなくモラルで決まるということでしょうか。
>なんで人気でなかったんだろ?
内容以前に宣伝の不足だったんじゃないかと…。私もここのご投稿や掲示板なんかで話題にでなければ、全く知らないまま過ぎてしまったと思いますし。
HP :
クロスボーンガンダムから続けまして。
地球圏コロニーで育った主人公トビアと木星帝国軍の兵士が初めて「地球上で」戦闘を行ったとき、微妙なタイミングのずれに気づきます。
考えてみれば、軌道上ではGのかかる向きや大きさはすぐに変わる、抵抗を感じるほどの空気のあるところでは、大気圏に飲み込まれるわけです。障害物(デブリ)は装甲で無視できるとしましょう。
地球が宇宙においていかに特殊な環境か、が伝わってくる言葉です。
コロニー内ならば、多分1Gの環境になっているだろうし、大気もあるはずですが…。それでも生の重力と遠心力からくる擬似的なGとでは、だいぶ感覚が違うんでしょう。
この辺の描写はSFマンガ家らしい発想ですね。
HP :
コロニー育ちの主人公トビアは生まれて初めて地上に降り立ち(描写からすると北米のようです)、野生の鹿と鉢合わせします。そのことを後になって思い返してつぶやきます。(作者の突っ込みつき)。
確かに、酸素濃度でさえ管理されていると思われるコロニー出身の彼にとって、人間の手が及ばない、野放しの「自然」と言う物は想像の埒外でしょうね。
そういえば初代ガンダムの導入部分で、コロニーの中を鳥が飛んでいたように記憶しているんですが、コロニー内の動物はどのぐらい管理されていたんでしょうかね?
HP :
ある日突然、世界に奇妙な閃光が走る現象が頻発し、ついで奇妙な円盤が襲来して、工場地帯を中心に世界各地を焼きまわり始めた。主人公たちはどうにか対抗しようと策を練るが圧倒的な力の差の前にほぼ無策、それでも敵の本拠地に乗り込むことに成功する(というか、乗り込んでとっ捕まったのですが)
そして襲来したのは、はるか三十世紀の未来人だということを知る。放射能で地球の環境は劣悪、人類は醜く退化して退廃、そんな未来にした過去の人間を恨み、そんな未来を変えるために『最後の手段として』過去に復讐に来た三十世紀人が、現代から撤退することを決めたときの台詞が上記の部分です。
しかしこの小説、書かれたのが昭和37年というだけあって、2050年にもなってないのに火星人が出てきたり金星人や木星人の話が出てきたり、技術が異常に進歩してたりしています。更に組織や考えがかなり軍国めいていたり(なんせ原爆抱いて特攻したりするんですから)、女性関係とかそこらへんのモラルが甘かったりと突っ込みどころは後を絶ちません。
実は上記の台詞も、『現代の罪を皆に代わって詫びる』と割腹自殺した柴田大佐に感銘を受けた未来人司令が言った言葉。それぐらいで撤退するなら過去を滅ぼそうとするなと小一時間問い詰めたい気分です。
それでも、話は本当に面白い。もうずっと昔にこんな話が書かれていたというのが純粋に凄いなあ、と思います。
昭和37年という年代のせいではないと思うなあ…。
私の場合、切腹に感動する30世紀人という違和感に引きずられて、話の面白さが割り引かれてしまったクチです。
>「やッぱりいつの世でも人間に変りはない同じ気持で暮しているのだ」
そうかなあ…。根っこの感情はともかく価値観なんかは、千年先にはどう変わっていても不思議はないと思うのですが(千年前と今より、今と千年先の方が変わっている度合いは大きいんじゃないかと)。
四角い私の体の隅に、丸くしなやかなものがひとつ、サッと入って来た。
あ……。私は生まれてはじめて体に迎えいれた快感に痺れた。丸くしなやかなものは、素早く、しかも正確に私の体を満たしはじめた。満たしたものの重みが増すにつれ、私の快感も登りつめて行った。
そのときの、息つくひまもなく次々にこみあげて来る歓びを、私は忘れられない。底がすき間なく埋められ、ジワジワと上へ登って来るのだった。そして遂に私は一杯にされた。完全に満たされたのだ。
HP :
とてもそうとは見えないでしょうが、ボール箱(今の言い方だと段ボール箱)に蜜柑が詰まって行く様子を、ボール箱の主観で描写したものです。「満たされたい」という欲求はボール箱の本能だそうな。半村良といえば戦国自衛隊か伝奇物のイメージが強いですが、こんな変なのもあります。
申し訳ありません、18禁の出典はお断りして…いやいや、ボール箱に欲情するほうが問題なんです、たぶん。
HP :
燃えて萌えるハードSF、8年ぶりの新作刊行記念。
書下ろし中篇の主役は最先端技術と精霊とケチャップが同居する宇宙飛行士、マツリ。魔法?を使って宇宙船の中に飲茶セット(電熱ポット含む)を持ち込んだりもします。ただしマツリの場合、魔法を使ってもいい場面、使ってはいけない場面、使うべき場面をきちんとわきまえてます。
個人的にはこういう天然ボケだけど頭はいい(回転が速い)キャラって好きです。「涼宮ハルヒ」の鶴屋さんとか。
いつもながら、刊行とは大幅にずれてしまって申し訳ありません(まあ、8年のブランクに比べれば…)。
科学技術を信頼していると魔法は使えない一方、アニミズムを信仰していても、やり方さえ間違っていなければ技術は使えてしまうわけで。
小惑星探査機「はちどり」が出てくるエピソードですが…元ネタのほうも、回収できるといいですね。
HP :
主人公がふと手に取ったペーパーバック、そこには異星生物による地球侵略を伺わせる記述があった…。
上の文は異星生物を描写したもので他にも「彼の目は人から人へと移動していった」、「映画館の前でわれわれは二つに分かれた」、「あいつには骨がない」、「彼は彼女の唇をうばった」等恐るべき実態が描かれてゆきます。
「唇を奪った」で判るように慣用表現を文字通り受け取ったら、いかれたユーモアの漂う短編が出来ました、というところですか。ディック一流のユーモアセンスがうかがえます。
「目が肥える」「目がすわる」「目は口ほどにものを言う」
…日本だったら異星生物による地球侵略より先に、鬼太郎の親父が連想する人の方が多数派でしょう。
たとえ新連邦の支配を受けても、貴方様は我ら民族の代表です。
HP :
新地球連邦に全面降伏する事となったエスタルド共和国。
首席補佐官のルクスは主席であるウィリスの安全を保障するためにエスタルドは自らの傀儡国家であり、戦争責任は全て自分にあるように装うとウィリスに告げるのでした。
シリーズの中では認知度がかなり低いと思われるガンダムX。
それでも、眼を凝らせば戦争の渦中で命を捨ててでも自らの信念を貫き通す“漢”は確かに存在しているのです。
こちらは60年前と…重ならないか。
>シリーズの中では認知度がかなり低い
私も一番よく知らないガンダムです(今となっては知っている作品の方が少ないです)。
Wikipediaなどに掲載されている情報だけ見ると、コンセプトとしては面白そうだと思えるのですが。
HP :
新地球統合連邦政府が武力による地球権の統一を宣言したのに対し南アジアの小国であったエスタルド共和国は反発。隣国であるガスタール、ノーザンベルの両国と同盟を結んで対抗します。
しかし、ノーザンベルは新連邦軍に攻められ降伏、それを見たガスタールはエスタルドとの同盟を破棄して新連邦と手を結びます。
孤立してしまったエスタルド内では議会による降伏派と軍部による徹底抗戦派とに別れてしまいますが優柔不断であった主席のウィリスは明確な答えを出す事が出来ず、首席補佐官のルクスの判断により降伏が決まります。
しかし、どうしても降伏を受け入れることが出来なかったエスタルド軍の最高司令官であるリー・ジャクソン将軍は独断で出撃。
主人公等が駆けつけようとするも間に合わず、彼は壮絶な最後を遂げました。
60年前にも、終戦の日に特攻した将官がいましたね。こちらは手放しに賞賛するわけにはいきませんが…。
こういう時の動機というのは、国に対する忠誠なのか、死なせた部下への責任感なのか、自分個人の意地なのか、ちょっと分からないところがあります。
HP :
一度聞いたら忘れられない魔の曲、テトペッテンソン。
この曲のアニメをみるたびに、銀河英雄伝説の艦隊運用を思い出すんです。本歌はフランス語だそうですが、佐藤雅彦氏の歌詞がドイツ語っぽいし。
ですので、私はあの直方体群らは宇宙空間を飛んでいると思っています。ですから、この曲はSFです。
銀英伝がアニメ化されると聞いたとき、何万隻単位の艦隊戦をどう表現するのかと思っていたんですが、スクリーンに表示される四角や三角という、ありがちながら上手いやり方に納得した記憶があります。
しかし、そういう切り口でくるとは思いませんでした…(笑)。
HP :
私のイメージではMr.マリックと松尾貴史とデーブ・スペクターを足したのがザンベンドルフなんですがいかがでしょうか?
大衆を騙すのが仕事のザンベンドルフですが、騙されるのは我慢ならないようで、しかもそれが「不当な搾取」に利用されるとあっては爆発しても(物理的には爆発しません)当然の事です。
「種の起源が違っても同じような歴史を辿る」とはとても思えませんが、なんか作者が楽しんで書いている様子が微笑ましいです。
私のイメージでは、もう少しオカルティックな風格のある感じかなあ。
出典作品や主人公ザンベンドルフについては、だいぶ前にいただいたときや、続編「造物主の選択」から出したときのコメントを参照のこと。今回のセリフは、搾取に利用されることそのものではなく、そのようなことに積極的に荷担していると誤解されたことに対して、怒りを爆発させたシーンですね。
登場する機械文明が、人間の文明にそっくりなことへの違和感は、私も感じました。それに「未開な文明を導いてやる」という傲慢さが多少鼻につきはしたのですが…。
とはいえ、異星探査船のロボットが、どうしてそのような「生態系」を作るに至ったのかを描くプロローグは面白かったし、ザンベンドルフのキャラクターも良かったし、ラストは痛快。足し引きすれば、やっぱり好きな部類に入る作品です。
HP :
カミさんを助手席に乗せて遠出などをした時、「置き去りにしたろか!」と思う事はありませんか?私はあります。「天然」なのか「わざと」なのか、考えなしの発言を連発した日にゃ「次の車にゃボンドカーのように射出座席を装備しよう!」と心に誓ったりしたものです。(売ってません)
でも、いくらジモン氏の「綿密な計画」でも、核戦争を生き抜くのは無理なんじゃないかなぁ。
ペーパーの私は、そうなったときはせいぜい置き去りにされないようにしたいと思います。…弱っ!
出典の作品は、最終戦争で街を離れることになったジモン氏が、事態を認識しない妻や息子に業を煮やして…という話。お気に入りの娘だけは手放さないあたりが、題名の元ネタともあいまって、なんとも嫌あな感じのするラストです。続編「ロトの娘」は、SFマガジン1967年10月号に掲載されているそうですが…ううむ、読んだものかなあ。
ちなみに『地球の静止する日』は、映画化された作品を集めたアンソロジー。他にブラッドベリ「趣味の問題」、スタージョン「殺人ブルドーザー」などが入っています。
「それが悪いことなんですか?」
フィリエルが声に不審をこめると、吟遊詩人は頭をふった。
「いいえ、悪いことではありません――しかたのないことです」
HP :
ファンタジーのふりをしたSF、その2
ある日突然、女王の血筋であることを知った少女フィリエルの物語。話の骨格は少女マンガみたいですが、その世界設定はれっきとしたSFです。例えば「花に変わるほど華麗」「体色は光沢のある青、緑、紫」なのに「顔半分を下に落としたようにあごが開く」「あごの内側はなんだか毒々しい赤紫で、奥のほうに尖った舌がうごめいている」「あごの上下にびっしりとよく尖っている歯が並んでいる」「昆虫、クモ、トカゲ、蛇を自分で捕まえて食べる」ユニコーンなんてのが登場するのはファンタジーじゃないでしょう。
この世界では、自然科学に関する知識や技術が異端とされていて、なぜ異端かということがこの世界の成り立ちと密接に絡んでいます。吟遊詩人は女王と賢者の目として諸国を廻っている、体制側の人物(?)なので「しかたのない」という感想になってしまうわけです。
>例えば「花に変わるほど華麗」(以下略)
それは予備知識なしに想像すると、むしろドラゴンっぽいものになってしまいます。
HP :
ファンタジーのふりをしたSF、その1
大森望「現代SF1500冊 乱闘編」によると「設定はオースン・スコット・カード『反逆の星』並みの本格SF。冬の時代を生きるSF作家が書きたいものを書くためにはいかに仮装すべきかのお手本のような小説」だそうです。初版はログアウト冒険文庫で1993年。
投稿の文句は、女ばっかり単性生殖で増えていくより突然変異でも多様性を持ったほうがいいという話なんですが、なんせファンタジーのふりをしてますのでご覧のような言い回しになります。
これは読んでいないのですが、こないだ創元で復刊された「ゆらぎの森のシェラ」のことを考えると、ファンタジーのふりをしたSFというのにも頷けます。しかし、
>『反逆の星』並みの本格SF
というのは、微妙な表現かも…。むしろあっちがSFに仮装したファンタジーと言えるのでは。
そして…… 悲しんでやろう、貴様の最後を!
HP :
私の頭が悪いだけだったのかもしれないが、難解なストーリーだった女神転生シリーズ。
「北斗の拳」の一歩手前のような荒廃した未来が舞台で、主人公はコロシアムで戦っている戦士という設定だったと思います。
細かい点は憶えていませんが、主人公のコロシアムでのライバルだったレッド・ベアーのセリフだけは強烈な印象だったのか、よく憶えていますね。
結局、主人公に負けるのですが。
近未来が舞台でも悪魔とか魔法が普通に出てきているのはどうかと思ったんですが、このゲームの源泉になっているOVAの「女神転生」は、前に1回掲載しているので、今回はとりあえず掲載。
コンピュータで悪魔を召還するという発想が面白かったんですが、この辺は受け継がれている?
HP :
これは迷文句ですかね。
深刻な食糧危機に見舞われた近未来の地球。世界は食糧をはじめとするあらゆる資源を世界食糧管理(WFC)によって管理されていた。
上記のせりふはWFCの特殊実験に関わる人々のやりとりのなかで出てきます。
原書(マイクロ〜)が出版になったのが77年、そのときすでに「未来のプロフィール」はSFの古典としての地位を占めていたのでした。
さすがは、クラーク。天晴れ!…おや?
「クラークの三原則」がきちんとした形で入っている「未来のプロフィル」改訂版は1973年刊行。4年で古典の仲間入りですか…。
ところで邦訳の「未来のプロフィル」は改訂前のが底本で、三原則が入っていないという話を聞いたんですが、どうなんでしょうか。実物が手元になくて確かめられなかったんですが。
転落する運命なら 転落する
HP :
「それを言っちゃあ おしまいよ」的なセリフですね。
「人は流れに逆らい、そして力尽きてながされる」のが人間なんですが、「運命(未来)」の見える人達(人じゃないか)は「なにやってんだか」って思うんでしょうね。
で、この「ナイト・ウォッチ」シリーズは三部作だそうですが、残りもこの調子なのかなぁ?
セルゲイ・ルキヤネンコ原作のSFファンタジー。ロシアではかなりの人気だったらしいです。
「マーフィーの法則」みたいですが、なんとなく表現が暗いような。
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