第163集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第165集を見る
祖母の家を解体してみたところ、床下から大量のフロイトが出てきた。
出典:
円城塔「Self-Reference ENGINE」
紹介 :垂直応力 様
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怪しくはないわけだよ、…何を怪しがるんだ?
出典:
松本人志脚本・監督・主演「大日本人」
紹介 :新伴仙司 様
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怪獣ってのは俺たちの常識を超えているから怪獣なんだ
出典:
古怒田健志脚本/監督「ウルトラマンダイナ第21話『発熱怪獣3000度』」
紹介 :ディッセ 様
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メガトロンかい!?まさかそんな、うわああーーっ!!
出典:
マーヴェル・サンボウプロダクション制作「トランスフォーマー ザ・ムービー」
紹介 :電撃翼 様
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王は妊娠したのだ
出典:
アーシュラ・K・ル=グイン「闇の左手」(小尾芙佐訳)
紹介 :TWR 様
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父と子の愛憎が
出典:
東映事業部「超電磁マシーンボルテスV DVDボックス販売告知」(声:市川治)
紹介 :新伴仙司 様
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私の子の父親になってもらえないかしら
出典:
聖悠紀「超人ロック オメガ」
紹介 :きょん 様
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人間をあまり舐めない方がいいと思いますが。
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円谷プロ制作「ウルトラマンメビウス 第46話『不死身のグローサム』」
紹介 :砂漠の狐 様
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精霊エネルギーの、高まりを感じるぅ……!
出典:
東映制作「仮面ライダーJ」
紹介 :砂漠の狐 様
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スポック「やるね」
出典:
「新スタートレック『潜入!ロミュラン帝国』後編」
紹介 :冬寂堂 様
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「お母さんはね、<スター・トレック>のMr.Spockになるんだよ」
出典:
ボブ・ウォード「宇宙はジョークでいっぱい」(野田昌宏訳)
紹介 :冬寂堂 様
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ボクは あの先に
出典:
大石まさる「環・水惑星年代記」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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メンデレーエフ先生が去ってしまわれた…
出典:
川原泉「笑う大天使」
紹介 :水谷秋夫 様
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「もーダメ!! 死ム!」
出典:
藤子・F・不二雄「T・Pぼん『マラトン大会戦』」」
紹介 :ラウ 様
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「じゃあ……あなたは、気が狂っているんだ」
出典:
小松左京「失格者」 『地には平和を』に収録
紹介 :可児歳蔵 様
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このあとはビースト。 チャンネルはこのぱぱで
出典:
「トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス」
紹介 :砂漠の狐 様
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えぇ――― お前さんも宇宙人の仲間じゃないかぁ。
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマンマックス 第24話『狙われない街』」
紹介 :砂漠の狐 様
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山王国(ナノスランド)における葬儀は通常「竜葬」の形式をとる
出典:
所十三「白亜紀恐竜奇譚 竜の国のユタ」
紹介 :屋良一 様
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力だけが強さなんかじゃない
出典:
SCEI製作「サルゲッチュ」
紹介 :トールモカ 様
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「次回!! 涼宮ハルヒの憂鬱 第1話────」
出典:
谷川流 原作・石原立也 監督「涼宮ハルヒの憂鬱 第1話『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』」
紹介 :野分 様
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駄弁者:
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問い返されると思うのであらかじめ繰り返しておけば、発見されたのはフロイトで、しかも大量に出現した。フロイトという名の何か他のものでしたなんて言い逃れることはしない。フロイトという姓のフロイトであって、名をジグムント。
強面だ。
HP :
内容の要約が難しいので、帯に書かれた飛浩隆氏の紹介を引用します。
「〈ソラリスの海〉が実は単一の生命ではなく無数の固体からなっていて、しかもその境界線で海同士がわけのわからぬ会話を交わしていたとする。本書は、そんな波間から吊り上げた会話の断片集といってよい。」
いや、ほんとにそんな話でして、その断片というのが「母親のおなかの中にいたときに、未来から銃弾を食らった少女」とか「雑多なものが滅多矢鱈に生えてくる家」とか「未来方向に急速旋回したら自分自身に攻撃しそうになる」とか「アルファ・ケンタウリ星人を名乗る好々爺めいた人物が、巨大知性体群をのっとってファースト・コンタクトしてくる」とか、ことごとくバカ話です。
たしかに強面ですねえ…あの顔は。
私もまったく同じところを自前投稿したいと思ってました。全編とって狐に頬をつままれっぱなしの一冊でしたが、とぼけた味ではこのエピソードは一頭地を抜いていると思います。
驚くにしろ困るにしろ、ピントがずれまくっている一家の面々がまた楽しい。
HP :
何というか、微妙な出来の『大日本人』から。
怪獣退治の専門家たるヒーロー・大日本人が存在する日本の社会と大日本人の日常を奇妙なリアリズムで執拗に描いた、松本人志らしいお笑い悲劇。
一般には『怪獣』と呼ばれるべき『巨大なケモノ』を、大日本人だけが『獣(じゅう)』と呼んでいる。台詞は、その真意を問われて大日本人がインタビュアーに放った一言。
奇異な目で見られ続ける一生、華々しい過去も存在価値も社会への帰属意識も次第に薄く、希薄になっていく。巨大で奇異だというだけで『怪しい獣』と呼ばれて阻害される怪獣たちにこそ、大日本人はシンパシーを感じていたのかもしれない。だとすれば彼らを、『獣(じゅう)』と呼ぶのは止むを得ないにしても、『怪』をつけることには強い抵抗がある、と感じました。
でも本当はこの『大日本人』は喜劇だったはず、小生に、こんな思索にふける余裕があるというのは出来の微妙さを証明する事実なのかなぁと思ったりして。
大佐藤にとって「獣」の相手は日常の仕事なんだから、常識を超えていない、すなわち「怪」ではないということになるわけですね。
追記:新伴仙司さんから以下のコメント補足をいただきました。
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早い話、この台詞は大佐藤の遠回しな自己弁護だと思います。
『獣』は訳のわからない連中だが、奴らは別に怪しくはない。だから『獣』と戦っている自分も、特に怪しいものではない。ちょっと特殊な仕事に従事しているだけの、一般的な人間の一員である。
大佐藤は言外にそう言っているのだと思うのです。
『大日本人』の主人公・大佐藤は器の小さい文字通りの小市民で、家族からも近所からも仕事上の付き合いのある軍の連中からも疎外されています。そして世間一般からは『獣』の同族程度に認知されており、だからこそ大佐藤は『獣』を『怪獣』とは呼びたくないのです、無論それは、自分を怪物だとは思いたくないからです。
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HP :
体温2500度(後に3000度に上がる)の怪獣に対してのコメント。
全く持ってその通りである。
ちなみに怪獣怪獣の体温が上がったのは、風邪を引いていたからというオチ。
上のご投稿からの連想で、順番とばしで掲載させていただきました。
しかし、ここで常識を超えているのは、体温3000度の怪獣そのものもさることながら、そういう怪獣の体内で繁殖できる風邪のウィルスのほうだと思う…。
HP :
初代トランスフォーマー劇場版より、デストロンの野心家、航空参謀スタースクリームの最期です。
デストロンは大規模な拠点攻略作戦を実行に移し、それは順調に進んでいたものの、増援を引きつれ現れたコンボイ司令官と破壊大帝メガトロン様が相打ちとなり、瀕死の重傷を負ってしまったため、やむを得ず撤退しました。その帰り道、デストロン兵士たちを自分に乗せていた輸送参謀アストロトレインは、エネルギー残量が足りないので積荷を軽くしてくれないか、と中の人に要請します。で、この減らすべき「積荷」として選ばれたのが、傷病兵たちでした。そして、抵抗できず次々と宇宙空間に放り出されてゆく傷病兵たち。このとき、リーダーの座を狙うスタースクリームは、これに乗じてメガトロン様まで捨ててしまうのです。
こうして、見事にリーダーの座を奪うことに成功し、意気揚々と戴冠式を挙げていたスタースクリームなのですが、なんとメガトロン様はまだ生きてました。デストロンの傷病兵たちは、星食い惑星ユニクロンによって拾われ、強化再生されていたのです。メガトロン様の生まれ変わった姿、ガルバトロンを中心に、彼らは戴冠式に殴り込みをかけてきました。そして、ガルバトロン様のビームの直撃を受け、スタースクリームはなすすべも無く消し炭となってしまうのです。やっと掴めた「新破壊大帝スタースクリーム」の栄光は、本当に短い間(フィルム内でも1分足らず!)でした。
それまでのレギュラーキャラがバタバタ死んでゆく本作ですが、超人気キャラであった彼まで…。
機会あるごとに首領追い落としの策略をめぐらせ、事破れたら即「お許しください、メガトロンさま!」。…三下のテンプレートに忠実な、ある意味貴重なキャラでした。
今度の実写映画版でも登場するようですが…ずいぶん雰囲気が違うなあ。
HP :
どこがSFだ、とお考えのあなた!
いわゆる「ふたなり」で無い限り妊娠するのは「女王」か「王妃」なのです。
つまり、「王」が妊娠する?→別世界(この作品では両性具有者の世界)!、で有ることを一言で説明してしまうのです。
この手際の良さには脱帽です。
私がこの作品を読んだのは、傑作との評価が確立されてからなので、もともとこれが両性具有の人々の話だという予備知識をもってました(多くの人がそうでしょう)。しかし、この作品が刊行されてすぐに読んだ人は、どのあたりでそれに気付くのでしょう。…2章目の説話が入るあたり?1章目で何か様子が違うと悟る人は、相当鋭い人なんだろうと思います。
必殺の天空剣が
銀河の未来を切り開く。
超電磁マシーン ボルテスV
DVDボックス
誇り高きボアザン貴族の生き様を、存分に楽しむが良い!
HP :
『販促』から持ってくるのは『反則』ですか?
なんちゃって。
…すみません。
ドラマ優先型ロボットアニメの元祖とも云うべき『超電磁マシーンボルテス?X』のDVD化を告知するCMより、市川治さん、渾身のナレーションです(ちなみにドラマ優先型ロボットアニメの本家は『UFOロボグレンダイザー』とゆーことで)。
『ボルテスV』については語ると長くなるので省略しますが、劇中『悲劇の青年貴族』プリンス・ハイネルを演じた市川さんが声を当ててくださったことで、ハイネル自身が自らの生き様を誇るがごとき、心に響くCMになったと感じました。
今のドラマ優先しすぎ型ロボットアニメ・隆盛の状況を生んだきっかけは、恐らくプリンス・ハイネルの、市川治さんの気品を感じさせる声なのだと思います。
まあお久しぶりでもありますし、販促でも反則扱いはなしということで。
>超電磁マシーンボルテスV
小さい頃、超合金を欲しがったらコンバトラーVを指して「前にも同じの買ってあげたやろ!」と親に言われた記憶が。正直ドラマの方はほとんど憶えていなかったりします。
>プリンス・ハイネル
シャアに先行する美形敵役のルーツ…で合ってますか?
HP :
セス・ハーンからロックへ。
セスは物理学博士で解説書を書いていたのですが、読む人間がいなくなったことからテレビ界に入ったというユニークな女性。仕事の成果も自分が死ねば全て忘れ去られてしまうと考え、もっと確かなものを残したいと考えて選んだのが子供。優秀な遺伝子を求めて銀河中を捜し、35人もの子供をもうけ、36番目のターゲットとして目をつけたのが銀河一のエスパー超人ロックの遺伝子というわけです。
すべての子供がみな優秀とはいかなかったとロックに語っているのですが、その子はどうなったのでしょうか。仕事の成果と子供を同列に並べている時点で女性としてというより、人間として間違っている気がします。
もちろんロックは遺伝子の提供を断りますが、諦めていなさそうなのが恐ろしい。全作品の中で最凶の女性かもしれません。
ロックに遺伝子提供者になってもらうより、前のご投稿にあった彼の友人のように、直接彼の記憶に残してもらったほうが、自分の仕事を残すには確実なんじゃないかと思いますが。
>読む人間がいなくなったことからテレビ界に入った
それは読むものメインで仕事をしている身としては聞くのがちょっとツラい…。
HP :
罠だとわかっていながらグローサムに戦いを挑み、あっさりと氷漬けにされてやられてしまったメビウス。
会心の大勝利に鼻息を荒くしているグローサムにメフィラス星人は「ウルトラ兄弟もそうですが人間達も新たな対策を練ってきますよ」と諫言するものの人間を舐めていたグローサムは全く聞く耳を持ちません。
最終的に彼はメビウスでもゲスト出演のセブンでもなくGUYSの隊員、すなわち人間に倒されてしまったので、お約束としてはこんなモンじゃないかな。
こういう口調で話すメフィラス星人自体、人間もグローサムも含めて自分以外の存在を舐めているんじゃないかという気がしますが…。どうでもいいですけど「卑怯もラッキョもあるものか!」なんて口走っていたのと同じ種族とは思えない。
HP :
仮面ライダー史上最初で最後と思われるライダーの“巨大化”
ファンの間では賛否両論だったようですが、私は賛成派です。
いやぁ、巨大化ってロボットの変形・合体と並ぶ漢のロマンだと思うんですよ。
何より必殺技のジャンボ・ライダーキックの迫力が素晴らしいです。
出典は1994年に劇場公開された作品。
巨大化ってのは、変形・合体以上にSFとしては理由付けに苦労するところなんですが(まあ漢のロマンってのはたいてい同じ)。Wikipediaを見ても、仮面ライダーの巨大化にはかなり軋轢があったみたいですね。
…私の場合、「さぞ広大な採石場が必要なんだろうな」という感想が一番に来てしまいます。
デイタ「どうも」
HP :
もう一つ、スタートレックから投稿します。
任務を中断し、第234宇宙基地に呼び出されたピカード艦長にブラケット元帥はその理由を告げられる。連邦の著名な大使、スポックが消息を絶ち、ロミュラン帝国内に潜入しているというのだ。もし彼が亡命するのなら、連邦は計り知れないダメージを受けてしまう。スポックを追い、ロミュラン帝国に潜入したピカード一行はついにスポック大使と対面。そこでスポックはロミュラン帝国にいるわけを知ります。彼はロミュランとヴァルカンの再統一を目指し、自らの意思でロミュランに潜入したのです。しかしそれは、ロミュランによる謀略だったのだ。
投稿した台詞は、スポックの潜伏先に侵入してきたロミュラン情報局員たちをヴァルカン・タッチで倒したデイタとスポックの間のやり取りですが、会話のそっけなさが二人(?)の性格をうまく現していると思います。
そういえば、「STX」で連邦とロミュランの関係も改善されたようですが、案外、スポックも連邦に戻る日も近いのでしょうか?
逆にヴァルカピンチがロミュラン人に及ぼす生理学的特性について、冷静沈着かつ空気を読まない議論を繰り広げても、それはそれでこの2人らしいとも思えます(笑)。
「STX」の続きでスポックの立場がどうなるのかは気になるところですが、次の映画はどうやらTNGの続きではなく、時代を遡るそうなので…。
HP :
今更ながらなんですが…。以前、Mr.Spockさんが送ってくださっためい文句のお返しがようやく見つかったので、投稿します。
時に1978年。NASAが実施した第八次宇宙飛行士募集により、6人の女性が選ばれました。そのうちの一人、シャノン・ルーシッドの旦那、マイケルが三人の小さな子供たちに「お母さんの新しい仕事」を説明するときに使ったのがこの台詞。
子供達に宇宙飛行士の説明する際にキャラクターが使われるとは、さすがにスター・トレックはニューロマンサーとは知名度が段違いですね。それでは、長寿とはん…、いえ失礼します。
お返しということなので、順番をとばして早めに掲載させていただくことにしました。
>「お母さんはね、<スター・トレック>のMr.Spockになるんだよ」
子供たち、大喜びだったでしょうね。
…眉毛や耳までなってしまったら、大喜びの前に大泣きしたかもしれませんが。
女性スポックではなく女性カークだったら、子供の前に夫が泣きそう。
行ってみたいんだ
HP :
いやぁいい!大石まさるはいい!特に「環・水惑星年代記」はいい!
………重ね重ね失礼しました。
さて。
奨学金への高い壁も、親身になって世話してくれる病弱な女の子への思いも、彼の「魂の叫び」を止める事は出来なかったようです。
そうです!「少年は荒野をめざす」のです!ていうか、荒野を目指すには色々大変なんだなァと思う訳であります。
でもね少年。その姿を見てくれる人がいるってことは、すごく幸せな事なんだよ。
以前いただいた「水惑星年代記」からのご投稿(これとこれ)は、今回のめい文句の出典を読んだときに触発されて、とのこと。
舞台が海面上昇した惑星だというのを読んで、題名は「冠水惑星物語」のシャレだろうか、と思ってしまいました。
追記:TEAM NORTH-MOAI(R)さんよりご指摘がありまして、このご投稿が触発されるに至ったのは、「水惑星年代記」ではなく、154集「プラネテス」と155集「MOONLIGHT MILE」だったとのこと。…早とちりしてしまって失礼いたしました。
HP :http://oikose.at.webry.info/
笑う大天使(ミカエル)も周期律表が出てくるくらいですから、サイエンスなフィクションなんでしょう。
メンデレーエフ先生の話をした後に行われた怪しげな薬品実験のせいで、主人公の女子高生三名は怪力を得ます。その怪力のおかげで大和撫子お嬢様誘拐事件が解決。でもその後、主人公たちは怪力を失います。その時の三人の感慨から。
この科白には妙に微笑ましいものを感じました。私自身、周期律表が好きなのでお送りします。
メンデレーエフの力で超人的な怪力が出るんなら、「水平リーベ(以下略)」の呪文を唱えると通常の1.5倍ぐらいの力が出る…という御利益ぐらいあってもよさそうなものですが。
ちらっと読んだことがあるような気がしますが、たしか目つきの悪い黒犬が出ていたということしかおぼえていない…。
「まだ死んじゃだめ。 アテナイ市民があなたの知らせを待ちわびているんだから。 もう少し生きてて」
HP :
初めて投稿させて頂きます。
タイムパトロール隊員見習い時代、主人公並平凡は、紀元前490年のマラトン平野にて、アテナイ軍とペルシア軍の合戦時における人命救助を受け持つのですが、その際、凡は親切心、と言うかお節介から、アテナイ軍勝利の報を伝える伝令フィリッピデスを眠らせてしまい、歴史改変の危機を自ら作り出してしまいます。
で、その打開策として、凡当人が伝令役を代行し、アテナイ市までを走る事となるのですが…
上記の台詞は、武具に身を固め、最初のマラソンを体験する事になった凡が漏らした弱音と、それに対する、パートナー、リーム・ストリームが切り返した文句です。
歴史に狂いを生じさせない為、凡には、アテナイ市に到達した直後仮死状態に陥る薬まで打たれており、文字通り「死のロード」を行なう事になったのでした。
つまり、ここで持ち出されている「死」とは、リアルな意味での「死」であり、生命活動の停止そのものを指す語に他ならないのですよ。
なのに、この場面は、台詞の崩し方もさる事ながら、作画のコミカルさも手伝って爆笑ものでしたね。不謹慎ながら。
そして、無事(?)、伝令の役目を終えて息絶え、仮死状態のまま埋葬された凡を回収して、リームは平然と(と言うか、むしろ楽しそうに)、「どう? 一度死んだ気持ち」などと尋ねて来たりします。
…この二人、以前に一度、野牛の角にかかって、それぞれ一回ずつ死んだ事があるんですけど…
まあ、無理が通れば道理引っ込むと言うか、どんなタブーも一度乗り越えてしまえば、それまでの倫理観なんか簡単に引っくり返るものなのかも知れませんね。
では、長文失礼致しました。
リアルな意味での「死」であっても、後から生きかえることができるのだから、これについてはあまりタブーでもなければ倫理観にも抵触しないんじゃないでしょうか。
むしろ、フィリッピデスを眠らせずに伝令をまっとうさせ「史実どおり」死に至らしめることが、タイムパトロールとしては正しい…ということのほうが、倫理観の逆転と言えるのではないかと思います。
HP :
短編集「地には平和を」から。
ある辺鄙な集落におかれた通信社の記者は、そこで鬼さわぎと殺人があったと連絡を受けて集落に向かいます。そこは山間の貧しい集落で、以前も鬼が出たなどという騒ぎが時々起きていました。
しかし、連絡をとった集落の青年は、その殺人は被害者が「鬼を見ることができなかった」ことが原因らしい、と言うのです。
集落に向かってみると、そこでは住民達が見えない相手を拝み、聞こえない演説に喝采していたのです。そして同行した青年にも「鬼」が見え始め、ついに彼は記者を狂人呼ばわりする……そのシーンでの言葉です。
あからさまにオカルトな始まり方なのに種明かしは見事にSFというこの話ですが、私はこの一言が印象に残りました。
「全ての人間が、一たす一は三というとする。するとそれは、正しいことになるのじゃよ」
これは推理小説のセリフなので投稿できませんが、何か同じものを感じています。
隔絶された山村で「鬼なんかいない」と言った人を村人たちが迫害したら、村人の方が糾弾されるでしょうが、海の向こうの大都会で「神なんかいない」と言ったら…?
この短編の面白いところは、ご投稿のところからもう一歩進んで、単なる集団幻想の恐怖物語に終わっていないところですね。
“このまま”でしょ!
HP :
前番組が終了した後の5秒CMにおけるコンボイとチータスのやりとり。
完全に漫才ですよね。
普通に人間がやっている漫才だとすれば、たいして出来がいいネタとは…。
こういうのはやはり、やりとりしているキャラが映像で見えていてこそ面白みがあるわけで、言葉だけでは「名」も「迷」も感じにくいですね。
低脳化して環境を破壊して礼儀も知らない人類を、物好きに守る必要もなかろう〜
HP :
ウルトラセブン第8話「狙われた街」の完全なる続編。
セブンのアイスラッガーで真っ二つにされたメトロン星人が生きていたのには驚きでした。
それにしても、何で侵略宇宙人にモラルの事をどうこう言われなきゃならないのでしょうか。地球の人口60億全員が環境を破壊して礼儀も知らない訳ではあるまいし……
そういうのが60億のうちほんの一部であったとしても、残り大勢がそれを止められていない以上、「人類」をひとまとまりとしてみれば批判される余地はあるわけですが。
しかしまあ、タバコに宇宙ケシを混ぜて人類を支配しようという異星人にモラルを口にされたくないというのは、確かに。
亡骸は防竜提の外に送り出され(恐)竜に捧げられる
自然界から糧を得て生きた者は最後には自然界の糧となる
肉も骨も余すところなく全て竜や獣の糧となり
なにも残らないため山王国に墳墓は一切ない
竜の棲む山々が
そして大自然そのものが墳墓の代わりとなり
祈りの対象となっている
HP :
脳内で「新日本紀行」のしっとりしたナレーションにふきかえてお読みください。
週刊少年チャンピオンに連載中のSF漫画より、主人公の祖父の葬送シーンのナレーションです。
何等かの理由で6550万年前、大絶滅を目前に控えた白亜紀末期に時を越えて移住した人類。何時か滅亡する事を確約され、ひたすらその預言に従っていきる人々・国々。
その内の一つ山王国(ナノスランド)は今で言うロッキー山脈南部を領土とする、平均身長1メートル程の矮人族(ナノス)の国で、人々は恐竜を使役し山の掟に従って生きる最も保守的な種族です。
その文化を僅か1ページで表現しぬいた良いエピソードです。
この作品もっと注目されて良い力作ですが、まだ出ていませんでしたので、ご紹介までに。
作者のブログを見ると、心底書きたかった作品である事がわかります。
人と恐竜の足跡が一緒に写っている「化石」を示して「人と恐竜が共存していた!」とマジに主張されたら苦笑するしかないのですが、しかしそういう状況が本当にあったとしたら人間の文化は(そして恐竜の生態は)どうなっていたか…とマジに考えるのは非常に楽しいと思います。
>大自然そのものが墳墓の代わりとなり
盆の勤めを怠っていると、墳墓のほうからお供えを狩りに来るんでしょうか(マジに考えるのは、と言いつつこの程度)。
HP :
1999年ともう随分前ですが当時はCMが一日中流れるくらい一世を風靡した大人気作品でした。偶然にも知能を手に入れ悪の心まで手に入れてしまったサルを主人公が捕獲するゲームで、所々コメディタッチであったりポリゴンの可愛らしさからも幼稚だからと一歩退いて自分は兄弟がプレイするのを見ていたのですが主人公・カケルがボスザル・スペクターに放ったこの台詞だけは今も何故か忘れられません。「力さえあれば世界が征服できるんだ」みたいな台詞だったと思います、丁度最後の戦闘の前にスペクターがそう言って、返した言葉でした。倒すのではなく捕獲するゲームでしたのでこの主人公の台詞は巷で今も出回る敵を殺して先へ進めるゲームではないという作品テーマだったのではないかと今では思います。「強さなんか」という「強さ」を卑下した言い方にも当時小学四年生の主人公と同年代であった自分は心打たれました。
ゲームの名前は知っていたんですが…。SFだったのだろうかとしばし考えてしまいました。ヘルメットによって知性化したサルが、タイムマシンを使って歴史改造計画を…なんて書くと、何か別の話みたいですね。
>力だけが強さなんかじゃない
人間界の「ボスザル」連中にも分かってないのがちょくちょくいることを思えば、サルにはちょっと難しい言葉なのかも…。
「違う! 涼宮ハルヒの憂鬱 第2話。涼宮ハルヒの憂鬱I」
HP :
お久しぶりです。
色々なギミックと高いクオリティでさんざん話題になった本作品ですが、録画したまま放ったらかしにしていたファイルを今さらながら引っ張り出して見てみました。
いや、良かった。今はもう遠くなってしまった青春の雰囲気がとても心地良かった。
特に後半の「サムデイ イン ザ レイン」とか「ライブアライブ」とか。
また、特別でありたいと足掻くハルヒの青臭さとか、平穏な日々を望みながらもハルヒに振り回されるキョンの怠惰とかも、とても懐しい感じでした。
本作品は作品の時系列をシャッフルして放送しており、高校生の自主映画を丸々再現した『朝比奈ミクルの冒険(第11話)』から始まるというなかなか悪夢のような構成となっています。次回予告時にハルヒが物語の世界の順番で、キョンが視聴者の世界の順番で話数を言うのですが、これがそのままハルヒとキョンの立ち位置になっていて面白いですね。ハルヒが物語の中心であり世界を代表する存在なのに対して、キョンが物語の干渉者であり世界を観る視聴者を代理する存在という対比関係がここに込められているように思えました。
SFからメタフィクションからラブコメから青春から、色々な要素を煮込んだ特濃シチューのような作品でしたが、たまにはこういうのも良いですね。
第117集以来のご投稿、再来頂けて嬉しいです。
いきなり小説2巻目の話からアニメの第1話をつくるというのは、なかなか大胆な試みだったんじゃないかと思います。
劇中「自主制作映画」『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』、ちょっとだけ見てみたんですが、小説で読むよりずっとなんて言うか…イタい出来で、キョンや朝比奈さんはどんな顔をしてこれを見たのかと想像すると笑えます。
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