SF名文句・迷文句第222集

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気ぃ変わった。今変わった。

 出典: 押井守監督「機動警察パトレイバー2 the Movie」

紹介 :人外魔境地底獣国 様
HP :

コメント:
 幾つか名文句が投稿されている本作の中から、特車二課第二小隊隊長後藤警部補の迷文句を一つ。
 ベイブリッジ爆破に関与した容疑で(具体的な証拠もなく)空自三沢基地司令が警察に連行されたことから自衛隊の間に動揺と反発が広がります。警視庁は万一の事態に備え、都内の駐屯地前に警備出動を行う決定を下し、特車二課にも出動命令が出されます
 事態をさらに悪くするのが見えているので後藤隊長は第一小隊の南雲しのぶ隊長(課長代理も兼任)に向かって「出動やめようよぉ」「うちの小隊、動かないから」と不満をぶつけますが、反抗的な態度にムカついたしのぶさんは後藤隊長を放置して課長室へ引きあげてしまいます。
 で、少し間をおいてから後藤隊長は課長室に電話をかけてこのセリフをつぶやき、しぶしぶ出動することになるのでした(出動した現場で精一杯の抵抗を示しますが)。

駄弁者:
 セリフだけ見ると、夫婦ゲンカで奥さんに頭が上がらないダメ亭主の図としか…(実際、的外れでもないようですが)。



誰が滝沢明を殺したか

 出典: 神山健治原作・脚本・監督「東のエデン」

紹介 :陸ドム 様
HP :

コメント:
 主人公滝沢明(偽名)には記憶が無い。
 自分で記憶を消したらしいのだが、なぜ記憶を消さねばならなかったのか?
 その理由が明かされる回のサブタイトルです。以下ネタバレ
 主人公以外にも100億を渡されて日本を救えと言われた連中がおりまして、そいつらが何やったのかは逐一活動履歴として送られてくるのですが、その中に日本をミサイル攻撃という物を見つけた主人公。
 阻止しようにも直接ミサイル阻止を頼めばその履歴が相手にも伝わる。
 それ故回りくどい方法、不発弾発見やら地震警報やらの誤報を出し、有志と共に住民を避難させました。
 おかげでミサイルが落ちても誰も死なないという結果になりますが、そこで主人公に待っていたのは、助けてくれた事による感謝などではなく、なんで事前に知っていたのかという猜疑の視線と、「もっとすごい事が起きればよかったのに」という不特定多数の感想でした。
 多分、私も彼を殺す人間の一人だと思います。

駄弁者:
 私も、「もっとすごい事が…」とは思わないにしても、猜疑の方は感じてしまうでしょうね。
>誰が滝沢明を殺したか
 元ネタオリジナルのマザーグースより、「だ〜れが殺した クッ○ロ○ン」の方を先に連想してしまった…。



今の社会は、上の世代のオッサンが決めたルールでできているために、自分たちには絶対勝てないようになっている。だったら、オッサンたちとは別の価値観で世界を塗り替えてしまおう

 出典: 神山健治原作・脚本・監督「東のエデン」

紹介 :陸ドム 様
HP :

コメント:
 ヒロインのサークル仲間の発言で動き出したプロジェクト。それでできたのが、携帯のカメラと連動し、コメントを貼り付けるサイト「東のエデン」
 これを使う事で、既存の物に新たな価値をつけるという試みは、誹謗中傷騒ぎで失敗してしまう……というのがアニメ本編の前にあった出来事。
 まぁ、上に上り詰めた人間は、下の者の逆転劇なんか望んでいませんからねぇ

駄弁者:
 たぶんオッサンらが若いときも、同じように感じていたんじゃないかと思います。
 別の価値観で塗り替えようとした人もいれば、一部は上の世代のルールと妥協しつつ、一部で自分の価値観を挟み込めた人もいたでしょう。…後者は、アニメやドラマの主人公には向いていなさそうですが。



だが何故―君の家への道がない?

 出典: 山田太一「終りに見た街」

紹介 :土左衛門 様
HP :

コメント:
 文芸シリーズ第2弾(笑)山田太一脚本のテレビドラマ「終りに見た街」の山田氏自身によるノベライズです(ほんとはドラマ自体から出したいんですが、ソフト化されていないので)。
 国民学校時代の旧友と再会した主人公(最初の作品では細川俊之演ずるシナリオライター、リメイク版では中井貴一演ずるシステムエンジニア)は、彼の息子とともに家族ぐるみ戦時中にタイムスリップしてしまう。戦時中の生活は彼らにはかって疎開時代に経験した悪意の追体験であり、子どもたちには悪夢そのものだったが、次第に時代に染まっていく子供たちとその結末を知っている両親たちとの間に亀裂が生じ始める。
 そして、東京大空襲の日が近づき、何とか被害を減らそうとする主人公たちだが、何故か爆撃がなかったはずのところに落ちる爆弾、そしてなかったはずの巨大な閃光。
 意識を取り戻した主人公の見たものは……。
 名台詞は数々あるのですが、タイムスリップした直後、現れた憲兵たちのセリフから。
突然現れた家に通ずる道は当然ないのですが、訴えようとしても理解してもらえないその後の彼らの苦闘を象徴するようなセリフでした。
 ちなみに、本作はかって、東京大空襲追悼の日である東京都平和の日に上映されたそうです。

駄弁者:
 これ、ラストが救われなくて、あまりいい感じで記憶に残っていないんですよね……。衝撃に感じるだけ、いいドラマだったということなんでしょうけど。



メンゲレ「新条か。なんでそんなものを持っている? おまえはそんな道具を必要としない体にしてあるはずだ!」
新条「そうですね。僕は先生の傑作なんだ。ただそれだけなんだ!」
メンゲレ「ただそれだけ? それだけで十分ではないのかね? おまえは」
新条「あなたにはおわかりにならんでしょうね、死ぬまで! じゃあその傑作を、自分で体験なさるんですな!」

 出典: 円谷プロ制作・池田一朗脚本「マイティジャック 第5話『メスと口紅』」

紹介 :土左衛門 様
HP :

コメント:
 世界征服をたくらむ秘密組織「Q」と、矢吹コンツェルンが建造した空中戦艦MJ号を操るマイティジャック(MJ)との死闘を描いた円谷プロ作品です。
 外国人の整形外科医が脱税で摘発される事件が起こるが、Qはその男の正体がナチの外科医ヨゼフ・メンゲレであることを見抜き、サイボーグ計画に彼の協力を得ようとする。一方、MJの隊長・当は、同じく外科医の正体を見抜いたナチ戦犯を摘発しようとするユダヤ人委員会に協力、メンゲレを追う。彼の助手だった女医を追ったMJメンバーは、怪力をふるう青年・新条と出会うが、彼こそメンゲレの作ったサイボーグだった…。
 ラスト、怪力のサイボーグ・新条が銃を使うことをとがめたメンゲレと彼を絞殺する新条の会話。
 彼にとって、サイボーグの力ではなく銃を使うことが自分の人間としてのアイデンティティだったんですね。
 脚本の池田一朗は、知る人ぞ知る後の「影武者徳川家康」「吉原御免状」の作家・隆慶一郎。後の作品に通ずる人間性の回復がこの作品にも……というのは言いすぎでしょうけど。「にあんちゃん」などの文芸作品から「危い事なら銭になる」などのB級アクション、テレビでも現代劇から時代劇まで豪快そのものの作品をかっ飛ばしていた池田先生、SFはおそらくこれ一本ですが、機会があったらもっとやれたんと違うかなー。

駄弁者:
 まさかめい文句集で隆慶の名前を見ようとは。『影武者徳川家康』、結構好きな作品でした。
 常人以上の力をもつサイボーグが常人の持つ銃をアイデンティティにしているというのが、どこか哀しさを感じさせる設定でさすがとと思わされます。



あんなものに乗ったが最後、永遠に宇宙を漂流する事になりかねません

 出典: 「スペース・レスキュー・ポッド「2ドア・冷凍冷蔵・コンピューター・クロクマくん」のしおり」

紹介 :NAL 様
HP :

コメント:
SF兵器カタログという昔のムック本に掲載されていた
スペース・レスキュー・ポッド「2ドア・冷凍冷蔵・コンピューター・クロクマくん」のしおり
の中のこれで脱出しそこねた人への 慰めの文ですが
乗り損ねた人が、未練がましくしおりを見るとは思えません。
出典の著者はおそらく金子隆一さん。

駄弁者:
 レスキュー・ポッドというより、豪華な宇宙葬用棺桶という感じがプンプンと…。



「百合子ってヤプラナ人ですか?」
「いや日本人だ」

 出典: 竹本泉「ねこめーわく 6」

紹介 :山家 様
HP :

コメント:
 この作品がSFか、と言われると、少し悩みますが、過去に投稿例もあるので、目をつぶっていただいて。
 この世界で、私にとって謎だったのは、猫や宇宙飛行士達が日本語をしゃべっているみたいで、異世界人の百合子が意思疎通を行うのに支障が無いことでした。普通、世界が違えば、言語も違い、意思疎通が困難なはず。その謎が、第6巻でようやく明かされます。何と、たまたま最初に宇宙飛行士の1人が帰還したところでヤプラナ語が話されており、それで宇宙飛行士がヤプラナ語を話した結果、ばらばらだった猫の世界の言語はヤプラナ語に統一されました。そして、ヤプラナ語をしゃべれる人間を召喚しようとしたところ、百合子が召喚されたそうです。では、ヤプラナ語と日本語はどういう関係にあるのかは、謎のままなのですが。
 それにしても、言語が統一された猫の世界では、世界中の意思疎通も楽でいいだろうな、と英語に苦しんだ私は思ってしまいます。ちなみに、宇宙飛行士は8ヶ国語が必須だそうで、未来の人間世界では、言語が全然統一されていないみたいです。

駄弁者:
 「ヤプラナ」の「ヤプ」の語感で、なんとなく日本と関係がありそうな感じもします。
>宇宙飛行士は8ヶ国語が必須
 トルコ初の宇宙飛行士候補(…嘘だったみたいですが)が8か国語を話せるというのが元ネタでしょうか。



わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です

 出典: 宮沢賢治「春と修羅 序」

紹介 :汽笛 様
HP :

コメント:
 こちらも詩から。
 同じく有名な出典です。
 宮沢賢治はSF的思惟に溢れている、と個人的には思っているのですがあまり納得はしてもらえません。
 彼自身農学者なので科学には詳しく、彼の詩にはそこから生まれた言葉が多く存在しています。

駄弁者:
 「銀河鉄道の夜」「グスコーブドリの伝記」が前にも投稿されています。
>宮沢賢治はSF的思惟に溢れている、と個人的には思っているのですが
 私は同意しますよ? 専門からくる科学的な知識や用語が、童話や幻想と結びついたときそうなるんだと思います。



万有引力とは
引き合う孤独の力である

 出典: 谷川俊太郎「二十億光年の孤独」

紹介 :汽笛 様
HP :

コメント:
 詩の方からも投稿しようと思いました。
 有名な詩ですので知っている方も多いかもしれません。
 最後の一節はこのように締められます。 「二十億光年の孤独に
 僕は思わずくしゃみをした」

駄弁者:
 4000以上のご投稿の中でも、詩からのご投稿は珍しいです。
 詩にはまったく不案内な私でも知っている有名な作品。ご投稿の節の前にある火星人のくだりが好きです(「(或はネリリし キルルし ハララしているか)」というあたり)。



すると兵士のひとりは、「勇気」と書いた紙片を、燃料ぎれの戦車の車体にはりつけて、軍曹を冷笑した。
「さあ、これで、この戦車は燃料ぎれでも動くでしょうよ」

 出典: 田中芳樹「七都市物語 『ペルー海峡攻防戦』」

紹介 :トオコ・モリエ 様
HP :

コメント:
 で、権力者達が「先の放言」をしていた頃、戦場の兵士達は、補給計画の不備から「泥水すすり草をかみ」寒さに震えていました。おまけに武器弾薬、燃料、医療品の類まで不足しています。「寒さと疲労と不平不満で動こうとしない」兵士達に向かって、ある軍曹が「勇気を出して立て。立って戦え!」と怒鳴ります。それに対して、一人の兵士が起こした行動が、投稿の文句です。皆さんのご感想は、如何でしょうか。私は、いえ、やっぱり、次の言葉の引用に代えさせていただきます。
「われわれは愚かな指導者を持ってしまったものだよ。国民にこんなものしか食べさせられないのに、戦争なんかに勝てるわけがないじゃないか。」(花咲アキラ 画 雁屋哲 作 「美味しんぼ」より 第二次大戦中の某国の「食事」を食べて驚く人々に、当時「その食事」を食べていた、「その料理(油を採った後の大豆かすを、塩だけの味付けで煮たもの、その他)」を作った方の言葉。詳しくは「美味しんぼ」をご覧下さい。)
 それにしても今からでも遅くないから、これから起きる戦争で、補給計画の不備から戦場で飢え、乾き、病、寒さ、暑さ、武器弾薬や医療品の不足に苦しむ兵士達が一人もいなくなりますように。ナポレオン一世のロシア遠征から二百年近い歳月が経っているのですもの、これ位望んでも「不可能」というわけではありませんよね?

駄弁者:
 ご投稿のセリフのような皮肉なノリは、この先生の作品をよく読んでいた頃、一番気に入っていたところでした。
 それから少々時間がたった最近では…やっぱり嫌いじゃないノリですが、言われた軍曹も寒さと疲労は同じようなものだろうし、理不尽と分かっても怒鳴らなければならない立場は辛かろうな、と思ったりもします。



「血と泥にまみれ、戦友と助けあって死線をこえた経験が、彼らを人間的に成長させるでしょう」
「さよう、人間を鍛え教育するのに、戦場ほどよい場はありませんな。飢えるのも汚れるの貴重な経験です」

 出典: 田中芳樹「七都市物語 『ペルー海峡攻防戦』」

紹介 :トオコ・モリエ 様
HP :

コメント:
 SFは、センス・オブ・ワンダーだ、ってことで。
 今回も投稿のテーマは「くたばれ軍事ロマンティシズム」です。しつこいと思われますか?でも、これには「個人的な体験」があるのです。
 中学生の時、一度私は昼食を抜いてクラブ活動をしました。その理由は「戦場での飢えとはどんなものか、実体験してみたい」というものでした。(今書いてても恥ずかしい。)で、結果は、というと。
 一度で懲りました。あのときの「胃の内側から、包丁で胃壁を間断なく斬りつけられるような痛み」は今でも思い出せます。「もう二度とするもんか。」と思いました。「腹が減っては戦はできぬ」という言葉の正しさを思い知らされた気がします。 で、投稿の文句は、前回投稿した「冬が早く来すぎた故に負けた」とされる戦争を指導した権力者達が「盛大な祝宴の最中」に言った言葉です。(「彼ら」とは、戦場の兵士達のことです。)皆さんは、どう思われますか。私の感想は、次の言葉の引用に代えさせて頂きます。
 「山本七平『私の中の日本軍』によると「敵のかばねと共に寝て泥水すすり草をかみ」というこの歌詞そのままの状況を呈していたルソン戦線では、思わずこの歌を口ずさんだ他の兵士に「やめろ!こんな歌を作ったやつは殺してやりたいくらいだ」と怒鳴った兵士がいたという。」(ウィキペディア 父よあなたは強かった より)

駄弁者:
 言ってる立場の人間が飢えたり汚れたりする経験を決してしようとしないのは、「銀英伝」や「創竜伝」以来の田中作品の定番ですね。
 現実でここまで分かりやすく口にすることは少なかろうと思いますが、口にしないだけで行動は大して変わらない、ということは…残念ながら多いんでしょう。



戦争に正義も悪もない、ただ互いに正義がぶつかり合い、血を流すだけだ。

 出典: サンライズ制作「機動新世紀ガンダムX」 「機動新世紀ガンダムX 26話次回予告」

紹介 :T2 様
HP :

コメント:
 主人公たちが民族紛争と独立戦争を抱えた国にいた時の予告。
 どっかの教えて板に、「戦争に勝った方が正義なんでしょうか?」と書かれていたのを見て思い出した文句。
 勝った方から見た歴史が後世に残る率が高いという意味では正しいかと。もっとも、最近では戦争に勝っても正義とは見てもらえないものですがね…。

駄弁者:
 あるいは正義も悪も両方ある、というべきでしょうか。立場を変えれば互いのレッテルを交換可、という形で。
>最近では戦争に勝っても正義とは見てもらえない
 だとすればちょっとした進歩ですね。もっとも、戦争の当事者はやっぱり正義を名乗っていることが多いと思いますが…。



アナライザー:「ココガコノワクセイノチュウシンデス」

 出典: 松本零士原作・西崎義展企画「宇宙戦艦ヤマト2」

紹介 :T2 様
HP :

コメント:
 見たいような、かなり見たくないような実写版も間近なヤマトより。
 文句はテレザート星の海に着水した後、徒歩で(!)歩き続けた末のアナライザーの一言。
 大人になってから見て、「惑星の中心まで歩いて行けるんかい!」とツッコミを入れてしまったシーン。
 大体、ヤマトでさえ端から端まで行こうと思えば大変だろうに、白色彗星の中から現れた都市帝国(少なくとも衛星サイズ?)にも白兵戦を仕掛けてるし……。
 毎回あれだけ派手にやられて、補修用の資材とか人員とかはどうなってるのかと首を捻りたくなる事が多すぎですが、それを感じさせない勢いがあったんですよね。きっと。

駄弁者:
 言われてみれば…。この部分はスルーして見てしまってました。
 白色彗星の都市帝国は、Wikipedeiaによると直径15キロで都市の高さが10キロとあるので、なんとか徒歩で心臓部まで行けそうですが、テレザート星ってどれぐらいの大きさがあったんでしょう。地球上と同じような白兵戦をやっていたので、普通の惑星ぐらいはあったと思うのですが。
 ところで、ご投稿の出典は「宇宙戦艦ヤマト2」の方なのか、それとも映画の「愛の戦士たち」の方でしょうか。一応2としておきましたが、間違っていたら教えて下さい。



ずっと知りたかったことがある
“日々人が月に降りた時──” 私の顔は笑っているだろうか
それとも泣いているだろうか
それがどっちか 今わかった──

 出典: 小山宙哉「宇宙兄弟」

紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
HP :

コメント:
 いわゆる「嬉し泣き」ってヤツですねこれは。でも弟が月に降りたらそりゃあもう泣く程嬉しいに違いありません。自分もそれを目指しているなら特に。
 実生活ではなかなかエモーショナルな場面には遭遇しなくなりましたが、これは自分の「青春」成分が少なくなってきたせいなのか、、、

駄弁者:
 自分も目指しているならば、その涙は100%嬉しさからではないんじゃないかな──と思ってしまうのは、根性の狭い読者の邪推なんでしょうか。



「うおおーっ、ダ・ヴィンチぶっ殺ーす!!」
「ちょっと! どういう事ですか、南雲博士!」
「この年ダ・ヴィンチは著書『眼球概論』の中で、眼球の屈折の欠陥と強制する方法を記述している。それから379年後、1887年オーゲン・フィックがダ・ヴィンチの理論を発展させ『あるモノ』を発明する。その『あるモノ』こそ『コンタクトレンズ』!! そう! ダ・ヴィンチこそ眼鏡の宿敵・コンタクトレンズの原理の発明者なのだー!! 奴さえいなければコンタクトは生まれない。そして青い地球はめがねっ娘の楽園……。殺るしかねー!!」

 出典: 小野寺浩二「超時空眼鏡史メビウスジャンパー」

紹介 :るーしー 様
HP :

コメント:
 ロボ娘萌えの元祖ロジャー・ベーコン、めがねっ娘の聖女ジャンヌ・ダルクと投稿してきた萌えと歴史のめがねっ娘ギャグ漫画から。
 この回で南雲一文字博士一行がやってきたのは1508年・ミラノ。実はこの時代に、南雲博士がどうしても許せない不倶戴天の敵がいるとの事です。
 その敵こそレオナルド・ダ・ヴィンチ。実物こそ技術が追いつかず作っていなかったものの、名文句にあるようにコンタクトレンズの理論を作った人物なのです。
 そこでダ・ヴィンチ抹殺を企むも、助手・硝子に反対されて断念。しかしコンタクトレンズの理論の開発を看過する事もできず、ダ・ヴィンチにめがねっ娘の素晴らしさを語りに行く……というのがこの回のあらすじです。
 タイムスリップがあるSF作品の多くには時間犯罪者が登場しますが、こんな理由で時間犯罪を行おうとするキャラクターは類を見ないでしょう……。

駄弁者:
 アイディアだけならコンタクトのほか、ヘリコプターやオーニソプター、計算機まで「発明」していた人ですが…それだけでコンタクトの発明者として消されるのは、時間犯罪の善悪以前にちょっと気の毒かも。
>こんな理由で時間犯罪を…
 『クロノアイズ』のジャギイさんとタメが張れますね。



首相に「ギャフン」と言わせる:¥60

 出典: 神山健治原作・脚本・監督「東のエデン」

紹介 :陸ドム 様
HP :

コメント:
100億でどこまでの事ができるのか?と主人公が試した結果がコレです。
こらまた随分安いなぁ
でもこれで支持率が10%アップとかいうんだから…

駄弁者:
 それで支持率が上がる首相なら、アップしなくても何とかなりそうな気もします(現実の首相は、少なくともここ数代の方々は厳しいでしょうね)。



ノブレス・オブリージュ。今後とも救世主たらんことを

 出典: 神山健治原作・脚本・監督「東のエデン」

紹介 :陸ドム 様
HP :

コメント:
100億円やるからそれで日本を救って見せろとかいう無茶な話から。
100億を使うための窓口、コンシェルジュのジュイスが要求を受理した時の台詞です。
でも救世主って無理矢理やらされる物ではないような気がするけどなぁ

駄弁者:
 「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」の監督、初の完全オリジナル作品とのこと。
 100億というのは個人としては考えられない額ですが、国を救うとなるとちょっと少ないんじゃないかなあ…。自治体ひとつなら、なんとか。



「相手が信用できるかどうか見きわめる唯一の方法は──」
「──相手を信じることです」

 出典: J・M・ディラード「スタートレック6 未知の世界」(斎藤伯好訳)

紹介 :司書の駄弁者
HP :

駄弁者:
 下のご投稿を見て、思い出した一節です。宇宙連邦と宿敵クリンゴン帝国との和平を妨害する陰謀を、辛くも防いだカークたち<エンタープライズ>の面々。和平会談の後、「それでも心からクリンゴンを信じることはできない」という乗組員に対し、カークとスポックの返答がこれ。
 まあ実際そう理想主義的なことばかり言ってはいられないのかも知れませんが、それでもまずはそこから始める──というのが、私の大好きな「スタートレック」でした。



「歩み寄ることはできるさ」

 出典: 夏海公司「葉桜が来た夏5」

紹介 :山家 様
HP :

コメント:
 主人公達の奮闘により、やっとの思いで、アポストリと日本政府との全面戦争は回避され、平和がもたらされました(そのために、主人公達の周囲の日本人やアポストリも精一杯奔走したのですが)。それを受けて、ヒロインは、主人公に尋ねます。アポストリと人間は、もういがみ合わないでいられるのかしら、と。それに対して、主人公は、「いや」と答え、上記のように続けます。結局のところ、お互いにわかっているのです。この平和は仮初めのものだと、でも、平和をもたらそうと努力し続け、それを保とうとすることはできると。ライトノベルらしからぬエンディングだとつくづく思いました。

駄弁者:
 こういう、割り切りつつも諦めないという態度が、大は外交から小は人付き合いまで、大切なんだろうなと思います。
 …けど自分は、よくて前半までしか実行できてないのですが。



「俺とおまえ、二人ならやれることは倍になる。人間とアポストリの共存も、おまえが評議員になる夢も、俺達二人の日常も。全部全部手に入れられる。だから―」
…(中略)…
俺を手伝え、葉桜。俺は俺の義務を果たす。だからおまえはおまえの仕事をしろ」

 出典: 夏海公司「葉桜が来た夏5」

紹介 :山家 様
HP :

コメント:
 ここまで、率直に愛の告白ができるのはいいな、と思うのです。実は、敵の弾丸の雨が降り注ぐ中での愛の告白で、この後、主人公はヒロインを置き去りにして、敵の首領を捕まえるために飛び出していき、ヒロインは首領を逃がそうとする敵兵の集団に、ただ一人で立ち向かう状況になるのですが。でも、お互いの夢を実現するための愛の告白として、素晴らしいと思います。

駄弁者:
 愛の告白と言うには、ちょっと甘みが足りないような気もしますが(甘さがどうこう言ってられる状況でもなさそうですが)、信頼をおくパートナーへの言葉としては、なかなか良い言葉だと思います。



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