第284集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第286集を見る
「世紀の謎……ロケットやミサイルが飛ぶ時代に、こんな言葉が存在するだろうか? だが『日本のチベット』と呼ばれる東北地方の秘境に、青年科学者が発見したものは何か?」
出典:
黒沼健原作・関沢新一脚本・本多猪四郎監督「大怪獣バラン」予告編
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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「心配ありません…(中略)…私の知る限り、地球を防衛しようとして負けた人はいません」
出典:
笹本祐一「ARIEL 第23話『新たなる侵略者』」
紹介 :土左衛門 様
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問題ない
出典:
賀東招二「フルメタル・パニック!」
紹介 :ラッキー・チャンス 様
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お前だけがいつも…正しいわけじゃないぞ…
出典:
「ジャスティス・リーグ 『正義の夜明け Part2』」
紹介 :H・I・T 様
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「ピカソの生涯にはね、少なくとも3人の自殺者と2人の精神異常者がいた。原因は彼等がピカソと知り合ったからだといわれている」
出典:
本広克行演出・飯田譲治脚本・原作「NIGHT HEAD 第5話 VICTIMS -犠牲者-」
紹介 :猫玉 様
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だって、
出典:
むぎわらしんたろう・藤子プロ原案協力「ドラベース ドラえもん超野球外伝第38話『再開』」
紹介 :ギムレット 様
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エネルギー保存やエントロピーなど、持たざるものの泣き言にすぎんよ
出典:
長谷敏司「円環少女」
紹介 :首くくり 様
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部下を疑うくらいなら、裏切られたほうがましだ
出典:
国際映画社制作「亜空大作戦スラングル mission41『水底の牙城』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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くだらんSFドラマに興味は無い!
出典:
「スタートレック・ヴォイジャー 第95話『暗黒の汚染空間』」
紹介 :つかさ 様
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昔さ、ニュータイプって、モビルスーツに関してはスペシャリストが居たよな。そういうのって、大概個人的には不幸だったんだよな
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富野由悠季原作・監督「機動戦士ガンダムF91」
紹介 :クロスケ 様
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インスタント・ユービックは淹れたてのドリップ・コーヒーそのままの新鮮な風味です。あなたのご主人はこうおっしゃるでしょう。
出典:
フィリップ・K・ディック「ユービック」(浅倉久志訳)
紹介 :TWR 様
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星の人間は皆殺し?
出典:
「ジャスティス・リーグ 『正義の夜明け Part1』」
紹介 :H・I・T 様
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速男「水爆で吹っ飛ばすこと、出来ない?」
出典:
丘美丈二郎原案・木村武脚本・本多猪四郎監督「妖星ゴラス」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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「第一条!宇宙刑事はいかなる場合でも令状なしに海賊を逮捕する事ができる」
出典:
関涼子「ありす×ユニバース」
紹介 :山家 様
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「もう一度太陽を見せてくれ」とアルゾは言った。「私の創った、あの太陽を」
出典:
山本弘「太陽を創った男」 筒井康隆編『ネオ・ヌルの時代 PART 3』に収録
紹介 :好古真之 様
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気休めにも気を休めるという実効性はあります
出典:
白石琴似「機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う」
紹介 :陸ドム 様
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クロさん……、
出典:
むぎわらしんたろう・藤子プロ原案協力「ドラベース ドラえもん超野球外伝第40話『ヘタクソだけど』」
紹介 :ギムレット 様
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「……『邪神マニュアル』、中級?…(中略)…『白の書』?…(中略)…『魔導書の楽しい書き方』。…(中略)…『
出典:
逢空万太「這いよれ!ニャル子さん5」
紹介 :るーしー 様
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「文明も発達しすぎると駄目なんだなあ」
出典:
三好邦夫監督・末谷真澄特撮監督「モスラ2 海底の大決戦」
紹介 :猫玉 様
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「どこか安全な場所があったならば、まず陛下をそこへお連れして――」
出典:
M・ジョン・ハリスン「パステル都市」(大和田始訳)
紹介 :汗(はん) 様
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駄弁者:
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HP :
今回の投稿は、映画の予告編ナレーションより。
森の奥深くへ入って行く主人公、祈祷師の祝詞を聞きながら婆羅陀魏様(バラダギさま)の御神像を拝む村民、突然激しく波立つ湖面など、オカルト的な場面のカットバックにかぶせて上記投稿のナレーションが流れ、そしてその直後に『大怪獣バラン・予告編』という字幕が画面いっぱいにドーンと浮かび上がり、それで怪獣映画の新作予告だということが解るようになっている。東宝のSF映画や怪獣映画の予告編としてはやや泥臭い感じだが、観客に期待を持たせる効果は絶大だ。
それにしても……「日本のチベット」という表現が引っ掛かる。これは「都会人(つまり文明人)が滅多に足を踏み入れない地域」という意味の比喩的表現なのだろうが、現在の眼から見ると、やれ「ダライ・ラマの聖地と日本の山奥を同じ次元で語ってほしくない」とか「ちょっと部落差別みたいですよ」とか、いろんな声が聴こえてきそうでヤバい。ひょっとしたら閲覧者の中にも不愉快に感じる人がいるかも知れないが、或る意味「時代性」を感じるナレーションとしてここに紹介した(削除の申し立てがあった場合は甘んじて受けます)。
良くも悪くも昔はおおらかだったということで。
最近でもうちの近辺では某区が「名古屋のチベット」と言われると聞きますが、これはチベット仏教の寺院があるからです、きっと(本当にある)。
だいたい地球自体が宇宙の辺境扱いされているSFだって結構あるわけですし(下のリンク先のように)、そういう世界では「アンドロメダの地球」とか「大マゼランのテラ」とか言い慣わされているのかも知れません。地球人としては笑うべきでしょうか、怒るべきでしょうか…?
「原住民の人はみんなそういうんです!」
HP :
オルクスが艦長の個人的な都合で地球軌道を離れ、一人で侵略を任された地上駐在員のナミだが、そんなところに宇宙海賊が出現。頭を抱えたところに同級生の和美、由貴、エミが割り込んできて、彼女たちに振り回される羽目に……。
これは途中の由貴とナミの会話ですが、まあ実際にはそんなもんでしょうねえあははははは(乾いた笑い)。
しかし原住民か外来者かの別なく、
HP :
今回のセリフは少し趣を変えて、既に本編が完結したライトノベルの傑作シリーズから。
主人公の相良宗介は、とある事情から日本人でありながら中東のアフガンゲリラとして幼少期を過ごし、過酷な戦場に適応しすぎてしまったために、一般常識はまったくないが戦闘スキルは一人前、寝ても醒めても常に臨戦態勢を解かない人間になってしまいました。やがて傭兵となった宗介は、ヒロインである千鳥かなめを護衛する任務のために祖国日本の高校に転入し、かくして学園ラブコメとロボットヒーロー物の入り混じった物語が展開します。
引用のセリフは、既読の方ならご存知でしょうが、シリーズ第1作「戦うボーイ・ミーツ・ガール」から最終話「ずっと、スタンド・バイ・ミー」まで、何度も繰り返し登場します。基本的には宗介の非常識なまでの戦争バカぶりを際立たせる平板な口調で用いられるのですが、そうでない応用例もあります。ある時は悲惨な状況にあっても感情を表に出すやり方を知らない不器用さの表現として、ある時は宗介と千鳥、テッサをめぐる三角関係の決着を目前に控えた覚悟の表現として、またある時は衆人環視の中で千鳥にキスを迫る殺し文句として。これほどシンプルな言葉でありながら、相良宗介というキャラクターの人柄を如実に表し、状況によって実に様々な感情を呼び覚ます味わい深いセリフです。それはあたかも、初代ウルトラマンのマスクが場面によって凛々しく見えたり哀しげに見えたりするようなものでしょうか?(違う?)
>そうでない応用例もあります。
でも実際に問題なかったためしがないのは、基本も応用も変わらないのですね?
ウルトラマンのマスクは場面によって見え方が変わるのかもしれませんが、このシリーズで出てきた着ぐるみだとどうなんだろう…。
HP :
仲間達と共に不本意ながらアポコリプスの救援にやってきたスーパーマン。
彼の予想通りダークサイドとブレイニアックは結託しており、二手に分かれていたジャスティス・リーグの内スーパーマン率いるチームはブレイニアックの要塞に囚われの身になってしまいます。
20年以上の歳月をかけて膨大な量の惑星の情報を収集し続けてきたブレイニアックは複数のボディを量産して記憶を続けてきましたが、それも限界に来たためクリプトン星人のDNAを利用した新型ボディを開発するべく最後のクリプトン星人であるスーパーマンを必要としていたのです。
窮地に陥るスーパーマン、そこに駆けつけたバットマン、ワンダーウーマン、アポコリプスと敵対しているニュージェネシスに所属する戦士オリオン――彼はニュージェネシスの指導者ハイファーザーに人質として養子に出されたダークサイドの実子――のおかげで縛から逃れ、怒りに任せて大暴れするスーパーマン達。
それによって崩壊を始める要塞からの脱出を仲間に指示し要塞内部に戻るスーパーマン、彼はダークサイドに今度こそ息の根を止める事を宣言します(クラークとしての一人称は『僕』スーパーマンとしては『私』なのですが今回に限っては『俺』!)。
自分の顔を踏むダークサイドの足をヒートビジョン(目からの熱線)で灼くなど容赦ない攻撃で怨敵を追い詰めるスーパーマン、そのまま引導を渡そうとする彼をオリオンのブームチューブ発生装置で強引に要塞から脱出させるバットマン。
「負け犬が…」無念の叫びを残して消えたスーパーマンをそう侮蔑するダークサイド。
ニュージェネシスの母星(ここもダークサイドの攻撃で少なからぬ被害を受けた)に着いたスーパーマンの抑えた怒りをこめたバットマンへの言葉が投稿の台詞。
このスーパーマンVSダークサイドの図式は続編『ジャスティス・リーグ・アンリミテッド』最終回まで持ち越されるのですが…結局スーパーマンが望んだ形での決着はつけられないまま物語は終わりを迎える事になります。
これも前回と同じく、シチュエーションを離れればスーパーマンが言われてもおかしくないような言葉ですね。
というか、ヒーローのあり方についてシリアスに問う話では、どのヒーローも多かれ少なかれ直面する言葉なのでは。
HP :
SFドラマNIGHT HEADからの名台詞がまだ出てないようなので、とりあえずSF物の定番の怪しい情報、古代の蓮の種が花を咲かせた的なものですね。連続怪死事件を追う超能力者の桐原兄弟の兄直人が次の被害者になりそうな女性にその要因となり得る「変な人」がいないか聞いた時の台詞ですが、妙にインパクトがあって忘れがたいです。
ありましたね〜。ドラマについては物語がというより、主演の豊川悦司と武田真治が注目されていた気もしますが。
>SF物の定番の怪しい情報
定番と言われるとちょっと…(笑)。怪しくてもそれ相応の根拠や理由付けがされているのが面白いSFだと思いたいです。
なにも考えて
いませんから!!
HP :
前回に続いてドラベースより。
敵になったグリえもん(以降グリ)はドラーズのデータを持ってるんですが、グリが抜けた後に入ったチビえもん(以降チビ)のデータだけは有りません。
様子を見るためど真ん中を投げた所、二球ともチビは見逃してします。続いて三球目にド真ん中を投げたらチビは『必殺すいか割り!!』と叫びながら上からぶっ叩く。
しかし打球はぼてぼての投手ゴロ楽に処理してアウトかと思えば、チビは足の速さを生かしてセーフに。それを見てグリは『めちゃくちゃな打撃理論』と驚き、解説のポコえもんは『チビさんにデータは通用しません』としゃっべった後上記の台詞をはきます。
そのコマのチビの凛とした表情が面白くつい投稿してしまいました。
やっぱどんな話でもデータを使う理論派は天然が天敵なんですね。
正確に解説するなら、「なにも考えていない」から「データが通用しない」のではなく、考えずに行動した結果がランダムだからデータが通用しないということなんでしょうね。なにも考えていないだけなら行動の傾向はかえってデータに出やすいと思うので、ある意味稀有な才能じゃないかと。
だからそんな才能を持っていない常人は、マネせずちゃんと考えて行動しましょう(笑)。
HP :
魔法の国からやってきた小学生の女の子と担任教師の恋の物語、でもありますが…
偏った世界秩序ゆえに神と魔法が存在する数千の魔法世界から
自然現象だけで成り立つ地球は地獄、観測によって魔法を消去する地球人は悪鬼、と蔑み恐れられていた。
その地獄に罪人として堕とされ、敵対魔導師100人討伐という完遂者無き重罰を課せられた少女と担当係官のニセ教師コンビによる過酷な魔法バトル小説より。
セリフは、魔法を「便利だ」と評した係官に応じた魔法使いからの一言。
身一つでこの世界の法則を越えられる立場ならこその言葉、ですかね。
しかしこれ、送る前にジャンルでかなり迷ったのですが近年定番の擬似科学っぽい魔法法則モノなんで、ギリギリセーフかなと自己完結しまして。
エネルギー保存則やエントロピー増大の法則を越えるのを「便利」のひと言で済ませる係官も、豪傑なのか無頓着なのか。
学校図書館にこの作品のファンがいて、登場人物がかなり辛い目に遭うので読むのがキツい話だと言っていました。『あなたのための物語』を書いた人なら、さもあろうと思います。
HP :
犯罪組織クライムに亜空連合軍の作戦情報が漏れるという事件が頻発。調査の結果、スパイの疑いのある人物として亜空連合軍総指令マッカードの副官リョウ・ジンの名が浮上した。キャプテン・チャンスはマッカードにそのことを報告したが、マッカードは証拠が無いことを指摘した上で投稿の台詞を言い、報告を信じようとしない。マッカードにはかつて部下を裏切り者として処刑した直後にその部下が無実だったことが判明したという苦い過去があり、それ以来簡単には部下を疑わないようになっていたのだ。
実は本物のリョウはクライムに捕らわれており、スパイ活動をしていたのは変装したゲルハルト長官だった。ゲルハルトの真の目的は目障りなゴリラ・チームを叩き潰すことであり、わざと自分の正体がばれるように仕向けてゴリラに自分を追わせる。そのまま対ゴリラ用に罠を設置したオーシャンベースでゴリラを殲滅しようとするが、ジェットとドーリィに救出された本物のリョウが自分も死ぬことを承知で基地の動力炉を破壊したために失敗に終わるのだった。
信じていた部下が裏切っていなかったという点で本質的には正しかったんでしょうが、しかしその部下がニセモノだとも疑ってなかったということで…上司としては功罪半ばというところでしょうか。
HP :
相も変わらずキャプテンプロトンの白黒ホロデッキを楽しむトムとキム。悪の皇帝、ケオティカはついに最強の殺人ロボット(声:ニーリックス)を呼び寄せるが、そこに乱入してしまった際のドクターの台詞より。いやアンタが言っちゃいかんだろう。
ていうかドクター、まず色をどうにかしなさい。
もちろん、スタートレックはくだらなくないんです(笑)。
>ホロデッキを楽しむ…
エンタープライズのように、気に入らない上司を悪役にして楽しむ不届きものがいたら……島流し状態のヴォイジャーだとシャレにならなさそうです。
HP :
クロスボーンバンガードに占領されたフロンティアIVに潜入したシーブックは敵に見つかり追われる、襲撃を受けた際コロニーに残っていた父レズリー・アノーに助けられ脱出するがその時に負った傷が原因でレズリーは亡くなってしまう。
単独行動に出た結果だと周りの大人たちが叱責した際の連邦軍パイロットビルギット・ピリヨ少尉の台詞。
ガンダムの主人公というのは大抵の場合家庭環境に問題があったり、親を早くに亡くした孤児だったりという人が多いです。
しかし、それを言われた当のシーブックに関しては母親が仕事にかまけ過ぎて家を出ていますが父は妻の仕事を理解し妻の分もシーブックとその妹を愛し育て、母親とも後に分かり合うことが出来、まともな親が登場しないことが多い富野ガンダムの中でも珍しい家庭です。(ジュドーは両親が出稼ぎに出ていて劇中にまったく出てこないので不明です)
本人も「F91」の後に宇宙海賊になって戦い続け片手を失ったりするも、最終的には愛する女性と家庭を持ち静かに暮らし波乱万丈ながらも恵まれた主人公と言えるのではないでしょうか。
「パイロット特性のある人」がニュータイプの着地点でしたが、着地にもどうやら失敗しています。
>恵まれた主人公
他は、ライバル道連れに行方不明だったり、精神障害になったり、家庭環境はよかったはずなのに銃殺刑になったり…。ああ、ジュドー君は彼女と一緒に木星に行きでしたね(その後は知らないけど)。
驚いたな、サリー、ぼくはいままできみの作るコーヒーを、まあまあだと思ってた。だが、こいつは、いける!…(後略)
HP :
ユービックの各章はCMのキャッチコピーから始まりますが、コレはひどい。
奥さん褒めてない。せいぜいが買い物上手。離婚の元になっても文句が言えないレベル。
このあと2人は離婚調停のために「ユービック法律事務所」に向かうことになるのかも知れません(残念ですが、法律事務所のCMは出てきません)。
何だかよくわからないけど買うといいらしい、それがユービック。
…後略された部分にある「使用上の注意を守ってお飲みになれば、安全です。」が、何か習慣性がありそうな感じでコワいです。他のCMにも「取扱い上の注意を守って〜」や「説明書をよく読んで使えば安全無害」の免責が必ずついているんですよね。
――いいじゃない。
HP :
突如ウオッチタワー(ジャスティス・リーグ本部の宇宙ステーション)内に発生するブームチューブ(異次元宇宙フォースワールドで用いられている個人単位で使用できる超長距離空間転移装置)ホール。
そこから出現する惑星アポコリプスの独裁者にしてDC世界最大の悪の支配者ダークサイド。
かつてダークサイドの息子という偽りの記憶を与えられた上で洗脳され、アポコリプスの惑星侵略の尖兵――地球侵攻の際には意図的にSマークの旗を持たされた――とされた過去を持つ故、怒りをむき出しにするスーパーマン。
クリプトン出身の人工知能ブレイニアックのアポコリプス襲撃に対し(あくまで尊大な態度で)ジャスティス・リーグに救援を要請するダークサイド。
ブレイニアックにデータを採集された惑星と住人は情報の独占のため『消去』されるのみ、ですが洗脳されていたとはいえ地球侵功の指揮を執っていた事から地球人の信頼を大幅に失墜(『鉄腕アトム』におけるお茶の水博士にあたるブレーン、ハミルトン博士もこの時スーパーマンから離反していった)死闘の末ダークサイドを打ち敗ったにもかかわらず、この独裁者に依存する事しか知らないアポコリプスの民の姿を見せつけられていたスーパーマンは投稿の台詞を発言、普段の彼を知る仲間を驚かせます。
仲間達――特にバットマン――の強い異議と非難を受け、渋々アポコリプス救援に向かうスーパーマン――これが何らかの罠である事を半ば確信しながら――。
最も典型的な正義の味方であるスーパーマンとはいえその博愛の精神は無限でない事を示した衝撃の場面、それに対して普段チームから距離を置く一匹狼バットマンが正論を吐いて諭すという珍しい場面が展開されます。
果たしてアポコリプスでスーパーマン達を待つものは…次回に続く。
>一匹狼バットマンが正論を吐いて諭す
これまで掲載したご投稿からのイメージからだと、逆じゃないかと思えますね。
田沢「爆破ねぇ……難しいんじゃないかなぁ」
速男「じゃ、地球が逃げるんだな」
智子「逃げる? どぉやって?」
速男「どこかにでっかいロケットを据え付けて、宇宙船みたいに飛ばす」
智子「バカねぇ、そんなこと出来っこないじゃないの」
速男「だってゴラスを吹っ飛ばすか地球が逃げるか、この二つに一つしかないじゃないか」
HP :
世界に類を見ない、極めて破天荒な東宝SF映画より。
JX-1隼号の遭難により、迷走した赤色矮星ゴラスが太陽系に急接近中であることが判明した。しかも、地球と衝突するのはほぼ確実という計算結果が出ている。もはや日本一国で対処出来る事態ではなく、田沢博士(演・池部良)と河野博士(演・上原謙)は関係各省庁をまわって国際的対策本部の立ち上げを呼び掛ける。しかし政治家や官僚の腰は重く、かくなる上は国連科学委員会を通じて科学者主導の対策本部でも設置するかと思い立つ。で、ついでに意見をきこうと園田博士(演・志村喬)の家を訪問し、何やら難しい話が始まったのだが、そこへ園田博士の孫である速男(演・坂下文夫/高校一年生くらいの少年)が口を挿む。上記投稿の台詞は、その時の速男の意見と、それに対する姉の智子(演・白川由美)のリアクション。
速男君の気持ち、解るなぁ……これぐらいの年頃って、大人の話に首突っ込みたくなるよね。それにしても「人類が脱出する」のではなくて「地球が逃げる」という発想、柔軟を通り越して大胆である。もっとも、この場合『地球最期の日』の様な「衝突する赤色矮星の周囲を居住可能な惑星が回っている」という都合の良い設定ではない為、どうしてもこういう発想になるのだろうが。
この直後、最高齢の園田博士が「いいかげんにしないか!」と速男をツッコミ倒し、若輩の科学者である田沢博士が「いや、速男君の言うとおりだ」と感心して頷く。こうして一人の少年の思いつきから、地球の軌道を変える為の「南極ロケット建設計画」は始まるのだった……と、まぁこの様に「少年の発想を大人が採用する」というパターンは大映の『ガメラ』シリーズではよく見られるが、東宝映画では非常に珍しい。そういう意味も込めて、投稿してみた。
東宝では珍しいのですか。何となく怪獣映画にはよくあるパターンじゃないかと思っていました(でも確かに記憶があるのはギャオスの回転作戦でした)。
…(中略)…
「第二条!自らの判断で海賊を処罰することができる。第二条補足!場合によっては、抹殺することも許される!」
HP :
以前、「這いよれ(以下略)」で似た科白を投稿しましたが、もっとすごい科白がありました。ニャル子でさえ、一応?被疑者の権利は認めていたのですが、この作品では、被疑者の権利は全くなく、宇宙刑事(警察官)に海賊と疑われただけで、問答無用で言葉通り抹殺されても文句は言えないようです。火のないところに煙は立たない、という言葉がありますが、あんまりだと私は思います。
ちなみに、この世界設定と言うのは、主人公が、パラレルワールドの同一人物と入れ替わったら、行った先の世界では21世紀初頭には人類は恒星間の超光速航法開発にとうに成功していて、人類は宇宙に進出しており、自分は宇宙海賊船の船長だったという話です。そして、宇宙刑事に追われ、投稿の科白を宇宙刑事が主人公に言うのですが、本当に宇宙刑事の方が、宇宙海賊より極悪だと、主人公のみならず私も思いました。
法律名は当然「対
あとは「宇宙刑事は自らの判断で被疑者が海賊か否かを決定することができる」の条文があれば完璧です。
HP :
処刑前の主人公の願いを聞き入れたばっかりに、ひどい目にあうスコルピオの皆さん。「見かけは気味の悪い節足動物」でも、案外お人よしの集団だったようです。
「『冥土のみやげ』は与える側の死亡フラグ」という経験則は、スコルピオの文化には存在しなかったようで。
BGM:「太陽が生まれる場所」吉岡亜衣加
筒井康隆主宰のファングループ「ネオ・ヌル」の短編集より。初出は1977年の「NULL」復刊7号だそうで、まだデビューされる前の作品。
原爆テーマの映画で「太陽を盗んだ男」というのがありましたが、それより前に別格のスケールで「創った男」の話があったんですね…。
HP :
ユニコーンのアニメではチョイ役、というか台詞も無い名無しザコAにスポットを当てた外伝漫画のジオン残党軍・通称『袖付き』編から。
機付長という、一つの機体の専任整備士とパイロットやその周辺を毎回アニメの舞台にあわせて変えていくオムニバス作品です。
投稿したのは、アニメでも重要な位置を占める『袖付き』の偽装貨物船ガランシェールが地球に降りた時、地球に残ったジオン残党からの補給を受けた時のやり取りの回です。
残党から送られた補給物資はどれも過去の戦争で使われた武器ばかり。時代も、陣営も、地球や宇宙で使われていたのも含めて全てバラバラ。
しかし共通するのはどれもこれも過去の激しい戦闘を今日まで無事に生き延びてきた事。
ならこれ等の武器は一つ残らず相当な強運持ち・生き残りのお守りとしては優秀だな、と言ったガランシェールのメカニックと話していた補給部隊隊長の台詞です。
この後彼は託された『お守り』をMSに満載して、パイロットから火薬庫を着込んだ状態とまで言われてしまうのですがね。
「気休めだ」と口にした時点で気が休まってませんから!(笑)お守りはコックピットに収まる程度にしたほうがよろしいかと。
ヘタクソですが……、
ボクは……、
あなたに教わった、
野球が
大好き
です!!
HP :
前回に続いて変わった野球物から。
このドラベースは名前でわかるようにドラえもんの22世紀が舞台。
まぁ、ドラえもんは一話のゲストに一寸出ただけで『ドラえもん』本編とは全く関係ありません。
ルールは試合開始時にひみつ道具が3つ決められそれを各1回だけ使っていいことが追加されてるだけの野球のルールです。
文句は自分の夢の為チームを離脱したグリえもんが敵チームに。
7回最終回2死でのピッチャーグリえもんがクロえもんに投球した時の独白です。
「追加されているだけ」とのことですが、ひみつ道具を使っていいというルールで野球として体をなすには、プレイヤーには相当厳格な倫理観やスポーツマンシップが要求されるんじゃないでしょうか。そうでなければ彼が大好きな野球は、21世紀の私たちが知っているものとは全く異なったスポーツになってしまいます(スポーツとして成立するかどうかさえ危ういのでは)。
HP :
何度も投稿された、ラブ(中略)コメディからの名文句です。
ひょんな事からセラエノ図書館にやってきた真尋。
謎の言語で書かれていたり謎のオーラを放っていたりする本の中に、日本語で書かれている背表紙の本を見つけます。
今回の名文句は、その書名です。
流石セラエノ図書館、(別の意味で)正気度が危険に晒される書物が山盛りですね。
できれば『宇宙ミ=ゴ』と『ネクロノ=ミカン絵日記』、『ルルイエ以外全部沈没』はうちの図書館でも入れたいです。それはムリとして、これを読んでいる生徒向けに元祖ラヴ(中略)の1冊でも入れたものかと考え中ですが、読まないだろうなあ…。
私が生徒ととして通っていた高校には、荒俣さんの『真ク・リトル・リトル神話大系』が全巻揃っていたものですが。
「勉強が出来る奴にろくなのがいねえのと同じさ」
HP :
偶然たどり着いたこのサイトには、数が多いのと単独の著者の嗜好に左右されないせいか、偏ることなく名台詞がありまたここで好きな作品を推したいという人も多いでしょうが、私もそれにあやかり、一推しかつ誰も出してない平成モスラシリーズ二作目のラストから。
少年少女とフリーターのおっさんがお宝さがしの為に滅亡した古代文明のピラミッドを探検すると言う、環境をテーマにしつつモチベーションは物欲という素敵な内容なのですが、その探検の中滅亡したニライカナイの哀しみを知り、帰還した子供達の中でも頭がイマイチな少年二人の感慨、SF映画で定番の文明批判ですが、この水木しげる作品に通じる間の抜けたセンスの素晴らしさがSFとしての本作を締めくくるに相応しいと、またその脚本のセンスも含めて推したいです。
文明が発達したときとしてないときと、勉強ができる奴とできない奴と、それぞれ別のろくでもなさがあるだけです。
でも発達した文明や勉強ができる奴がろくでもなさを発揮した時の方が、より広範囲に迷惑がかかる…ということは言えるか。
「場所が安全を保障するわけではありませんよ、クロミス卿、保障するのは人間です――」ここで女王は彼に笑いかけた。
「――そのことをわたくしたちはこのごろ学んだのではありませんか――」
HP :
“午後の文明”の最後の帝国が滅んだのち、その帝都を南部族のボリングが再興した。彼の帝国はその都市の名を取ってヴィリコニウムと呼ばれた。“たそがれの文明”のはじまりである。
数世紀後、王メスヴェンが死ぬと、彼の弟の娘で北部族の女王カンナ・モイダートが王位継承権を主張し、ヴィリコニウムに攻め込んできた。メスヴェンの娘、女王メスヴェトがこれに立ち向かうも、帝都は陥落し、女王は追われる身となる。
メスヴェン騎士団のテジウス・クロミスは、彼につきまとう銀色の鷲の言葉を最後の頼みの綱として、〈鳥の王〉なる人物を探しにいくことにする。
引用の文句は、〈鳥の王〉探索に先立って、女王の身柄をかくまう算段をするクロミスと、女王のやりとり。
安全を保障するに最も力のある立場にいる女王が、その力を失って言う「保障するのは人間です」との言葉には、自分を笑いの種にする余裕が感じられます。帝都という、もっとも安全なはずの場所を「このごろ」失った若干17歳の女王の、実感のこもった言葉です。
それにしても、お上が安全だと言っても、保障してくれる人間に信頼がおけないと、どうしたら場所の安全性を保てるか庶民もよく考えないといけません。わたしたちもこのごろ学んだわけで、教訓は生かしてこそですね。
今日的問題にむりやり結びつけたみたいで、すいません。いやぁ、汎用性あるなぁ。
そして誰がするにしろ人間が保障する以上、「恒久的に、100%」なんてないということも学んだと思います。
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