第94集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第96集を見る
「パリではエッフェル塔からの自殺が大はやり」
出典:
「モジャ公『地球最後の日』」
紹介 :TOM 様
コメント:
駄弁者:
「いいたかないけど、地球までの燃料費が二千万円もかかったって」
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん『未知とのそうぐう機』」 「ドラえもん」17巻(てんとうむしコミックス)に収録
紹介 :TOM 様
コメント:
駄弁者:
初めから悲しいことなんてなかったんだわ。だってみんなが小さくなれば結局は同じことなんですものね
出典:
金城哲夫脚本・円谷一監督「ウルトラQ 第17話『1/8計画』」
紹介 :水谷秋夫 様
コメント:
駄弁者:
そして、最後の橋は、手に手を取って渡らなければならないと、前から思っていたのです。
出典:
レスター・デル・レイ「愛しのヘレン」(福島正実訳) 「世界SF全集32」に収録
紹介 :紫苑 様
コメント:
駄弁者:
「<エンタープライズ>は抽象的存在さ──未知のものを求めて宇宙を探検する夢の象徴だよ。未知のものの理解に高揚する人間の精神なんだよ!」
出典:
M・S・マードック「宇宙大作戦 ロムランの罠」(斉藤伯好訳)
紹介 :∞ 様
コメント:
駄弁者:
よぉしマシム!!
出典:
村枝賢一「仮面ライダーSPIRITS」
紹介 :一志 様
コメント:
駄弁者:
「勝ったらアイスクリームを食べさせてやるからさ。トッピングつきのやつを!」
出典:
マイクル・スワンウィック「アンダーのゲーム」(田中一江訳) SFマガジン2004年11月号に収録
紹介 :NAL 様
コメント:
駄弁者:
「ありえん!あいつが弟だ!」
出典:
サンライズ制作「機動戦士ガンダムSEED」
紹介 :吉本 様
コメント:
駄弁者:
覚悟しろ畜生どもめ。
出典:
佐藤大輔「皇国の守護者3 灰になっても」
紹介 :可児歳蔵 様
コメント:
駄弁者:
はい、船長(ダー、カピタン)。
出典:
小松左京「復活の日」
紹介 :可児歳蔵 様
コメント:
駄弁者:
「企業も俺たちも、所詮ただの駒でしかない。この作られた世界のな!」
出典:
フロムソフトウェア製作「ARMORED CORE NEXUS」
紹介 :∞ 様
コメント:
駄弁者:
「足りないのは訓練か調査か忠誠心か?」
出典:
士郎政宗「アップルシードデータブック」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
コメント:
駄弁者:
服の交換方法
出典:
田中久仁彦「一撃殺虫!!ホイホイさん」
紹介 :屋良一 様
コメント:
駄弁者:
「ことわっておくが、わしのけんかはわしひとりでやる。きみの同情なんか少しも必要としないよ。壁を背にして、独りで闘わしてもらいたいね。G・E・Cはそのときがいちばん幸せなんじゃ」
出典:
アーサー・コナン・ドイル「失われた世界」(The Lost World/龍口直太郎訳)
紹介 :nayuta 様
コメント:
駄弁者:
「私は諸君を月世界の征服者に致してみせましょう。合衆国三十六州に、さらに月の名を加えてみせます!」
出典:
ジュール・ヴェルヌ「月世界旅行」(De la Terre a la Lune/高山宏訳)
紹介 :nayuta 様
コメント:
駄弁者:
それは衝角駆逐艦サンダー・チャイルド号で、危険に瀕する船団の救援にまっしぐらに駆けつけてきたのだった。
出典:
H・G・ウェルズ「宇宙戦争」(The War of the Worlds/井上勇訳)
紹介 :nayuta 様
コメント:
駄弁者:
火星入植…それは、人類の生存を賭けた試金石となる
出典:
工画堂スタジオ製作「火星計画」
紹介 :友引町の住人 様
コメント:
紹介 :エルソドラン 様
コメント:
駄弁者:
モノの考えは2進法
出典:
電気グルーヴ「メカニカル娘」 「UFO」に収録 「SINGLESandSTRIKES」にも収録
紹介 :ハチ 様
コメント:
駄弁者:
宇宙にはこうやって人知れず死んでいくウルトラマンもいるんだなぁ。
出典:
泉昌之「かっこいいスキヤキ」
紹介 :新伴仙司 様
コメント:
駄弁者:
「いいかね、いつもよく耳をすましておくんだぞ。宇宙船の匂いをかぐんだ。感ずるんだよ。おぼえておくのだよ。そうすれば、帰ってから、これから一生、楽しい思い出話ができるんだからな」
出典:
レイ・ブラッドベリ「宇宙船」(大西尹明訳) 「ウは宇宙船のウ」に収録
紹介 :キノ 様
コメント:
駄弁者:
第94集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第96集を見る
HP :
地球に小惑星が衝突するというので、世界中が大騒ぎ、ということを伝えるニュース番組の一こまなんですが…
基本的にギャグマンガで、絵柄もいつもの『ドラえもん』や『オバケのQ太郎』と同じなんで一瞬読み飛ばしちゃうんですけど、これだけ抜き出してみるとトンデモないセリフ。
特にこの「モジャ公」には、ブラックなジョークが盛りだくさんで、一部マニアには大人気の作品みたいです。自殺するのに、おろし金の滑り台で滑り降りるとかね。
ブラックなのはA先生の方のアイディアが混じっているのかと思いました。
おろし金の滑り台というのは、なんとも凄まじい…。
HP :
“未知とのそうぐう機”から出た電波を受けた宇宙人は、どんな遠くにいたも、UFOで飛んでくるんだ。(byドラえもん)
で、それで呼び出されたハルカ星のハルバルさんが語った言葉をドラえもんが翻訳したのが投稿のセリフです。
二千万円って、宇宙旅行の代金としては高いのか、安いのか…
こういう、UFOの経済学みたいなことを、藤子F先生は良く言ってたみたいですね。これをネタにしたエッセイも読んだことあります。確かに、地球まで来るのだってタダじゃないんだから、一部の人にテレパシーなんかで話しかけてないで、とっとと用事を言ってくれればいいのに(笑)
UFOみたいな現実離れした問題を、こんなふうに理詰めで考えるっていうのが、いかにもSF的な感じだなぁと思いました。
これまた懐かしいエピソード。
のび太のママがハルカ星人を野良アザラシ(笑)と間違えてほうきでぶったたいてしまい、未知とのそうぐう機があやうくインデペンデンス・デイ機になりかける話でしたね。
宇宙人の価値観が地球人のものとは全く違うかも知れないということを単純な形ながら示してみせたオチも、SFを感じさせてくれたんじゃないでしょうか。
HP :http://oikose.at.webry.info/
過密人口対策のため、人間も街もなにもかも8分の1にするという、1/8計画。手違いで1/8となってしまった由利子はそこを脱出し、もとの世界に帰ろうとする。しかし1/8になってしまった彼女は、元の人間世界では死んだものとされており、過去から切り離された疎外感に苦しむことになる。
夢オチの作品ですが、秀逸なのはラスト。夢から覚めた由利子はまだ自分が8分の1のままであり、そばにいる淳や一平も自分と同じに8分の1になったものと思いこんで上記の言葉を嬉々として言います。「淳ちゃんも一平くんも小さくなったのね。よかった。よかったわ。わたしもう、さみしくなんてないわ」と。
自分がどう変わろうが、人と同じでさえあればいいのか。これには考え込まされました。
ラストのワンシーンが技ありなのは、前のご投稿と同じ。
結局正常と異常との区別は、周りと比較したうえでのことでしかないのでしょうか。それに、自分が元の大きさに戻ったのか、それとも周りの全てが1/8になったのか、その違いを判別することができるのかどうか…。
HP :
テスト起動中にテレビドラマで感情を学んだ女性型アンドロイドK2W88・通称ヘレン。
一緒に暮らした最愛のオーナーの最期を看取った後、自分自身を酸で溶かして後を追う事を決めた彼女が、オーナーの親友に宛てて残した遺書から一言。
いや、こんなこと、心の底から思える相手に一度くらい会ってみたいもんだなーと。
ヘレンが人間の女性よりも女性らしくなったのか、それとも当時の社会(…や男性?)が良しとする「女性」を学習しただけなのかは、まあ意見の分かれるところなのかも知れませんが。
それにしても、今のドラマで学習していたら、ヘレンは不倫に走るとか夫亡き後第二の人(?)生を謳歌するとか…(前にこの作品からご投稿があったときも似たことを言ってたような)。
HP :
意志を持ったコンピューターがカーク艦長に恋をしてしまい、何故か中立地帯に居座るロムラン艦を前にして、艦長以外の命令を聞かなくなってしまいます。
この会話は、艦長は<エンタープライズ>を愛しているのだから自分を愛していると思っているコンピューターに対しての艦長の返答です。
この話で、カーク艦長はコンピューターを説得するために背中の痒くなるようなセリフを連発します。
懐かしい作品からのご投稿。小説オリジナルのスタートレック作品の中でも好きだった作品です。
蔓延する疫病のためロミュラン帝国は滅亡の危機に瀕していた。治療薬の原料を産する惑星連邦領の惑星への侵略を企図した帝国は、連邦の目を引きつける囮として、若き英雄ス・タロンを派遣した。対するはカーク艦長指揮する<エンタープライズ>。ス・タロンは彼の地位を狙う部下の陰謀とも戦いながら、難敵と対峙する。一方<エンタープライズ>側でも、思わぬアクシデントが起こっていて…。
で、そのアクシデントというのが、ご投稿のコメントのような事情。「あなたと私がいれば、他には誰もいらない」とばかりにコントロール室からクルーを閉め出してしまうんですよね…。ご投稿の文句は非常に名文句なんですが、状況はかなり「迷」寄りだったりします。
これだけ聞くとなんかふざけたエピソードに思えるかも知れませんが、ロミュラン側の話はかなりシリアスに展開します。はっきり言って主人公はカークやスポックじゃなくてス・タロンだし…。
帰ったらバッチリ話してやる!!
いたぜ兎がな!!
話のとおりバカがつくぐらいお人よしの兎だ!!
だがなそいつはスゲェタフなヤツだ…
炎の中にとびこんだって絶対に死にはしねえ!!
話してやるぜマシム!!
生きて…帰ってなぁ!!
HP :
どうも、二度目の投稿です。
このセリフの状況をば言いますと、敵の罠により(異次元穴?)大気圏突入させられてしまったシャトル。沖一也は身体の全機能を使い、機体を支えようとします。
諦めかけていたクルー達にも希望が生まれます。
セルゲイは昔、一人息子に言った御伽噺に喩えてこのセリフをいうわけです。
この作品は何かと名セリフが多いのですが、僕はこのセリフが希望に満ちているので好きです。
正義の戦士が兎に見立てられるのも珍しい気がしますが。
炎の中に飛び込む兎のおとぎ話というと、あれですかね…飢えた旅人のために兎が自ら炎に飛び込んで犠牲になる話?
インドあたりの話だったと思うのですが、名前からしてロシア系の人の口から出るとなると、よく似た別の話かも知れませんね。
HP :
全人類の命運をゆだねた洟垂れ小僧をアイスクリームで釣る司令官…。
最後のセリフこそ名せりふだと思うのですが、ショートショートでそれを書いたらみもふたもなくなるのでやめておきました。
すいません、私最後のセリフを入れようかと思ってました…。
「ユーモアSFショートショート特集」より。当然、あれのパロディです。
アイスクリームに釣られたアンダーの秘策がオチなんですが、元ネタの「最終試験」をうまいこと逆方向にしていて思わずニヤリ。
HP :
久しぶりの投稿となります,吉本です.
キラとカガリが双児であると知ったアスランがそれならキラはカガリの兄になるのかという発言に対してカガリはこう即答.
確かに世間一般ではカガリの方が姉と言われてますがこうも言われてはキラの立場がありません.
まあ、他人にとってどうでもいいことが、当人にとっては至極重要ということはあるものです。
HP :
とにかく歪んだ本編主人公の新城直衛が、育ての親のライヴァル一家に嫌味な転属を告げられた時の事。
実際はこの後に、僕は決めたぞ、もう決めてしまった、貴様らが自分の敵だと云々、と続くのですが、恐らくこれを全て抜き出しても「諸君、私は戦争が好きだ」の様にばっさり切られる可能性が高いと考えましたので、一番インパクトのありそうな最初のみを抜粋しました。
満州では応用できない戦線の利用方法を教えてくれた友人曰く、こう言う人間は敵にすべきでないのは勿論だが、自らの能力とその限界を知らぬ者は味方にもすべきでない、との事です。
そっちの少佐の言葉に較べると知名度は低いでしょうから、全部でもいいかも知れませんが…いや、やっぱ長いですね。
新城がこの言葉を発する直接の動機が、自分の命ではなく指揮していた大隊を政争の道具として狙われたことに対する怒りだった…とコメントしておけば、彼の株も多少は上がるかもしれません。もっともそれに続く述懐で、報復の時が訪れたら理由を懇切丁寧に説明した後で「貴様等を皆殺しにしてやる。切り刻んでやる。粉砕してやる」…とくるのですが(私がこの一節から切り取るならこの部分かな)。
HP :
言ってしまった手前、小松左京から1つ。
何故アメリカ人が艦長の潜水艦でロシア語が横行しているのか、まずそこが疑問に立ちますが、そのうちこの潜水艦が国際的な物と分かり、そして次にこの小説での世界に於ける「国際的」なる言葉の意味が分かってくる訳で、さすが小松左京であります。
刊行された1964年の頃からすれば、アメリカ人の船ででソ連の言葉というのは、今考える以上にインパクトがあったでしょうね。
HP :
「アーマード・コア(通称AC)」と呼ばれるメカを、様々なパーツでカスタマイズして戦うメカアクションゲームシリーズ第8作目の「DISC2」。これまでのシリーズに登場した数々のミッションに新たな解釈を加え、リメイクされた約40のミッションを収録した「Revolution Disc」の第1作目のリメイクミッションより。
『クローム』、『ムラクモ』の2大企業間の争いを『クローム』壊滅という形で集結させた主人公を抹殺するために送られてきたレイヴン、ボス・サヴェージの捨て台詞です。シリーズを通して、登場するレイヴンはなかなか印象的な言葉を残します。
彼らの世界では、駒を動かすプレイヤーはマザー・コンピュータなのですが。
コンピュータであれユダヤであれピーター・ウィッギンであれ(「シャドウ・オブ・ヘゲモン」読み返したところなんです)、世界を動かすプレイヤーがこれと決まっている世界というのは、分かりやすすぎるかと思います。
現実には、あるときプレイヤーだったものが次の局面では駒のひとつになっていたり、その逆だったり、プレイヤーでありつつ別の側面では駒だったりするんじゃないでしょうか。
ご投稿の文句とは、ほとんど全然関係ないですが…。
「頭数だ」
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
今回は「会議で使いたい名セリフ」その2です。
「仕事」をこなすには、「訓練」も「調査(情報)」も「忠誠心(士気)」も必要ですが、なにより必要なのは「頭数」です。実際にはどれも足りないんですけど。(特に忠誠心が)
議題が「スケジュールの遅れ」なんかだとインパクトのあるセリフになるんですが、自分の首を絞めるセリフでもありますな。(ソフト業界では「遅れている開発に人員を投入するともっと遅れる。」という名セリフがあります。)
士郎政宗の世界は独特なドライ感が良かったんですが、近頃は別の方向に行ってしまってなんとなく悲しい。
「電脳世界」を描くよりも、「銃と暴力」の方が似合っていると思いますが如何でしょうか?
会議で使うチャンスが巡ってくる頃には「それを言っちゃあおしまいよ」状態になっているんですが。
…(中略)…3 首を優しく引き抜きます。…(後略)…
HP :
2095年害虫は一切の駆除薬を克服していた。それに対抗すべく、日本企業マーズ製薬は体長11.5cmの超小型害虫駆除ロボット「インターセプタードール ホイホイさん」(税込み29800円)を開発した。
で、関連商品としてクリスマス限定サンタ服など出るわけですが、着替えさせ方の説明がこれ。子供のみならず大人も引きますな。
いや、人形の首を引き抜く程度なら、意外と大人ほどには子どもは引かないかも…(動いているものをそのまま引っこ抜くならともかく。とりあえず電源はオフにできるんですよね?)。
ところで、害虫が殺虫剤を完全に克服したとなると、家庭害虫はホイホイさんでなんとかなるとして、農業害虫なんかはどうしてるんでしょう。業務用量産型ドールなんかがあるとか?
HP :
コナン・ドイルの創造した名探偵シャーロック・ホームズはあまりにも有名ですが、そのせいなのかもう一人の創造人物、チャレンジャー教授は少し影が薄いような気がします。(キャラ自体は薄いどころか…。)
ところでこの二人、比べてみると見事に正反対。痩せて背の高いホームズと短躯でがっちりしたチャレンジャー教授。かたや冷静沈着、かたや短気でけんかっぱやい、女性に無関心と愛妻家。
投稿のセリフは、主人公で新聞記者のマローン君がチャレンジャー教授に初めて会った時のもの。これを本気で言っているところにチャレンジャー教授の面目躍如たるものがあります。こういう人物なら何をやらかしてもおかしくない…
そのとおり、何人かの人を道連れにして秘境も秘境、アマゾンの奥地にチャレンジャー教授は出発します。そこは白亜紀に地上から切り離された秘密の台地。失われた世界です。
宇宙でも未来技術でもないこの作品がなぜSFかというと、「進化論」という科学理論をもとに構成されているからです。荒唐無稽な怪物ではない、当時の古生物学が導き出した最高にリアルな過去の動物たちが、小説家の筆の下で生き生きと甦ります。
科学が機械や宇宙だけでないように、SFも機械や宇宙(いわゆるクリーチャーやガジェット)だけではない。大切なのは科学する心(でしたっけ?)。科学理論を元に精確に構成しながら、さりげなく小説家の空想を挟み込んでSFの世界は広がります。
>チャレンジャー教授は少し影が薄い
シリーズになっていないところが敗因でしょうか。しかしとても科学者が主人公とは思えない体育会系秘境冒険シリーズになってしまうような…
「強力な巨大砲をもってすれば、砲弾を月にまで送り込めるのではないかということであります。」
HP :
時は南北戦争後のアメリカ。大砲の技術者集団にして、大砲を撃ちたくてたまらない人間の集団、「大砲クラブ」は戦争が終わって鬱屈が極限に達していました。ある日、「大砲クラブ」の会長バービケインは月に砲弾を撃ち込むことを思いつきます。
投稿のセリフはバービケイン会長の演説の一部。弾が命中したらそこはアメリカのもの、という乱暴な論旨はいかにも19世紀のアメリカらしい豪快?な考え方ですねえ。さらにこの後「砲弾を中空にしろ、おれが乗っていく」というフランス人が現れ、話はますます豪快になっていきます。
それでも、この小説は当時の科学の粋を集めて構成されているSFです。困難な課題を、登場人物たちは魔法や神に頼らず、科学を拠り所にして解決していきます。これこそSFでしょう。
月世界に到達した現実を経験した私たちは、今ではこの小説がどれだけ科学的に穴だらけか、を知っています。でも、現代に書かれているSFだって、それが成立した未来から見たら穴だらけでしょう。(現代から見ても穴だらけなSFもありますが…)
でも、この小説の本当の価値は「月に行く」という夢を、今にも実現可能な、手が届きそうな形にして多くの人にプレゼントしたことでしょう。
そう、実現に向けて努力を始めたくなるようなリアルな夢を…
「90年代SF傑作選」には、スティーヴン・バクスターが書いたこれの続編的作品「コロンビヤード」が収録されています。バクスターといえば、ウェルズのタイムマシンの現代版「タイム・シップ」が人気作だし。
それはそうとめい文句は、なにげに傲慢なお言葉ですな…。
HP :
ヒューゴー賞、ネヴュラ賞といえば、その年の最も優れたSFに与えられる権威ある賞です。ヒューゴー・ガーンズバック。Amazing誌初代編集長としてSF界に貢献した人ですが、その代表作「ラルフ124C41+」たるや、さすがスーパーマンのお国の作品というか…、今なら○学生も書かないな…とか。
やはり、SFの最高傑作に与えられる権威ある賞は、未だ色褪せない名作を書かれたお三方の名前を冠して欲しいと思うのは私だけでしょうか?
こんにちは、nayutaです。今回は誰もが知ってる作品から。テーマは「SFの始まり」
ロンドンを蹂躙する火星人に一矢を報いた「サンダー・チャイルド号」登場のシーン。この後、サンダー・チャイルドはぼろぼろになりながら奮戦、見事船団を守りきります。宇宙戦争の中で最も好きな場面です。
しかし、この小説の中にはどれだけSFのテーマが詰め込まれているのか。
「異星人の侵略」「巨大ロボット兵器」(屋良一さんが投稿されてましたね)「破壊光線」「毒ガス」「バイオハザード」「パニックもの」
やはり、SFはここから始まったのだ、と思います。
SFの起源としてよく引き合いに出されるのは、メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」やポオだったりするのですが…。私もそっちは読んだことがなく出されると困ったのでよかったです。
>SFの最高傑作に与えられる権威ある賞は…
あるみたいですよ、ヴェルヌ賞は。SFの賞ではなく、科学番組に与えられる賞のようですが。
種としての人類は、いったいいつまで生き続けるのだろうか
少なくとも50億年後に、この太陽系に人類の住む場所はない
究極的に人類は、その版図を地球から太陽系へ
太陽系から銀河系へと広げて続けて生き延びるか
あるいはその過程のどこかで絶滅を迎えることになる
それはこの地球の大地でかもしれない
火星へ…
人類が、このささやかな進出をかなえられないならば
つまり、それは種としての死を意味する
HP :
今もなお、国産のパソコンゲームを開発する数少ないソフトハウス・工画堂スタジオ。記憶している限り、20年位前から作ってるんじゃないでしょうか?
最近は美少女もの、ギャルゲーの人気メーカーとして有名になってきましたが、昔はSFテイスト溢れる良作を良く作っていました。
これは、3作まで発売された火星テラフォーミングSLGのキャッチコピー。
火星移民という大事業を、50億年の未来の中では「取るに足らない第一歩」に過ぎないと言い切るスケールの大きさが好きでした。
HP :
久しぶりの投稿になります。
今ではギャルゲーもどきを作ることの多い工画堂ですが、以前はこんなガチガチ硬派なゲームも作ってました。
この文を読めば分かるように、火星をテラフォーミングするシミュレーションゲームです。
1000年と言うかなり長い時間を掛けて惑星改造をしていくのですが、その理由が「人口爆発により地球に人が納まりきらなくなったから」なのです。
絶対1000年経つ前に地球の人類は滅亡してるんだろ、これ。
「コズミックソルジャー」「サイキックウォー」の昔から、ギャルゲー指向の強いソフトハウスではありましたが。言われてみると、ここの人気タイトルは「シュヴァルツシルト」シリーズといい「パワードール」シリーズといい、SF系のシミュレーションですね。
「火星計画」は、ちょっとストーリー性をもたせたシムシティという感じのゲームだったと記憶しています。
マシン語で話すメカニカル娘
フロッピーに愛の気持ち込めて
つのる思いを伝えたいけれど
ハードの違いで読み取れない
互換性の無い メカニカル娘
HP :
両アルバムに収録されている(SINGLES〜の方はベスト版なんですが)からの一曲。
メカニカル娘はどんなハードなんでしょ。
ほれた相手とはMACとWinぐらい違うんだろうか?
メカニカルでない娘は、ハードに互換性があっても何考えているのか読みとれないことが多いですけどね…。
HP :
ウルトラパロディシリーズ第6弾
これも今や改訂されてしまった『かっこいいスキヤキ』、改訂前にはウルトラネタの脱力ギャグが多数掲載されていました。
宇宙探検隊が名もなき惑星に着陸してみると、そこでは無人の荒野でウルトラマンと怪獣が戦っていた。唖然として見上げる隊員達の目前で、その名もなきウルトラマンは怪獣に敗れ、死んでしまう。台詞は目撃者の隊員の一人が口にした感想である。
確かにウルトラマン達の地球での戦闘記録を分析すると、彼らが一年地球に滞在する毎に1〜2度の割合で死んでいることが判明しています。ウルトラマンが地球人の知らない所でも戦っており、時には犠牲になっている可能性を指摘された小生は宇宙の広さに戦慄し、ウルトラマンへの感謝の念を改めて噛みしめたのであります。
ありがとう!ウルトラマン!!
ウルトラマンが年に1〜2度という高頻度で犠牲になっている、というところでふと思ったのですが。
たしかウルトラマンたちの平均年齢って、何万歳単位でしたよね?(ウルトラマンキングに至っては推定1億歳…)
彼らが子供を作る頻度がどれぐらいか分かりませんが、宇宙のあちこちで怪獣と戦っているのは、そうでもしないとM78星雲が人口爆発の危機にさらされてしまうとか。
なお、出典として挙げているのは短編集の表題で、この文句がある作品のタイトルが分からないとのこと。私もちょっと調べてみたのですが特定できませんでした。ご存じの方がいましたら教えて下さい。
HP :
「ウは宇宙船のウ」から名文句が出されているのを見てならばこれもと言う事で投稿させていただきました。ロケットが一般の人たちの乗り物になった時代、ただ、その一般の、というのは一部のお金持ちに限られている時代。これはそんな時代に小さな屑鉄屋を営む男性がひょんな事から手に入れた宇宙船に子供たちと一緒に乗り込む前、小さな彼らに向けて言った言葉です。何気ない一言ですが、読み終わるとじんとくる、そんな言葉です。
20ページ前後の小品ですが、短い中に優しくてちょっとせつない家族の描写が生きている、いい話でした。
宇宙船を降りた子どもたちが真相に気付いていてもなお、大喜びしていたいうところも泣かせるところです。
フォームに戻る