第127集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第129集を見る
どうせ長くない命 最後は派手にいかせてもらう
出典:
高屋良樹「強殖装甲ガイバー」
紹介 :神代御子 様
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駄弁者:
そんな恥ずかしいことできっかよ
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石森プロ制作「仮面ライダー555」
紹介 :海並童寿 様
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駄弁者:
「われわれの神への冒涜は、決して忘れはせぬ!」
出典:
もりたけし監督「ヴァンドレッド#09『天国より野蛮』」
紹介 :音速の男爵 様
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駄弁者:
カイト隊員、何故怪獣が現れると思う?
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円谷プロ制作「ウルトラマンマックス」
紹介 :砂漠の狐 様
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いいですか、艦長!
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東映作品・浜田稔脚本・芹川有吾演出「レインボー戦隊ロビン『マンモス空母の危機』」
紹介 :新伴仙司 様
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「だから もう…おわかりでしょう?
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横山光輝原作・長谷川裕一漫画「鉄人28号〜皇帝の紋章〜 第十二話『最後の戦い』」
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
「だからわしが造っとるのは“でっかい人”なんじゃよ
出典:
横山光輝原作・長谷川裕一漫画「鉄人28号〜皇帝の紋章〜 第十話『束の間』」
紹介 :TOM 様
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駄弁者:
「名前以外は、すべてわたし」
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ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「故郷から10000光年」(伊藤典夫訳)
紹介 :青ジョウン太 様
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「うれしくない。これからまた、ずうっとドラえもんといっしょにくらさない」
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藤子・F・不二雄「ドラえもん 第7巻『帰ってきたドラえもん』」
紹介 :んどらもえ 様
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Yロウ1コ たしかにうけとりました
出典:
藤子・F・不二雄「ドラえもん 第11巻『Yロウ作戦』」
紹介 :んどらもえ 様
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たちまちおれは酒になった。
出典:
筒井康隆「あるいは酒でいっぱいの海」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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「見たかっ、一〇五ミリ砲の威力を」
出典:
夢野一子「虹色の卵たち」
紹介 :NAL 様
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昔……私の尊敬していた人物がこんな事を言っていた……
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トニーたけざき「岸和田博士の科学的愛情」
紹介 :NAL 様
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教育の力は恐ろしい、…予想を越えて恐ろしい
出典:
「太陽戦隊サンバルカン第16話『悪魔が校庭を走る!』」
紹介 :新伴仙司 様
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駄弁者:
言い訳するつもりはない。言い訳などできないのだから。悪徳とはそういうものだ。…(中略)…最悪なのは、人々がその悪癖に敬意を払い、個人的な内面戦争を合法化してくれた場合だ。
出典:
マイケル・マーシャル・スミス「スペアーズ」(嶋田洋一訳)
紹介 :司書の駄弁者
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やはり、悪徳に勝る喜びはない。
出典:
佐藤大輔「皇国の守護者7 愛国者どもの宴」
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
マックレイはちょっと唸るのをやめて、火星産のバナナの、しめった、ぐしゃぐしゃの皮を指さし、誰が犯人かと辺りを見回した。彼の視線はゲリー・カーライルの上にとまった。けんめいな努力をして噛んでいるのだが、頬が大きくふくらんでいる。
出典:
アーサー・K・バーンズ「惑星間の狩人」(中村能三訳)
紹介 :営々 様
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駄弁者:
かもして ころすぞ
出典:
石川雅之「もやしもん」
紹介 :MOB 様
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駄弁者:
I don't know.
出典:
ナムコ製作「ACECOMBAT04 Shattered Skies」
紹介 :DNA 様
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駄弁者:
「すると、それらの惑星に住むものたちは、一生涯ケメルの状態だというのか? 変質者の社会なのか?」
出典:
アーシュラ・K・ル・グィン「闇の左手」(小尾芙佐訳)
紹介 :首くくり 様
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駄弁者:
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……よし、いくぞッ ファイナル・ブラスター・テンペスト!!
終わった……エレゲン、ダーゼルブ、ガスター、ザンクルス 俺も今からお前たちの所へ行くぞ
HP :
融合捕食という能力を得たアプトムを仕留めるために用意された調整体。それは過去アプトムに仲間の超獣化兵三人を食われ、自身も左足を食われた超獣化兵五人衆のリーダー、ゼクトールでした。
かつての仲間の力を得て、ネオ・ゼクトールとなってアプトムを追いつめるゼクトール。
戦いはガイバー達も加わりさらに激化。最中ゼクトールは宇宙に飛び出し、大気に減殺されない光エネルギーを吸収。最大出力のビーム、ファイナル・ブラスター・テンペストを放ちます。
しかし、ファイナルブラスターテンペストはゼクトール自身の肉体をも破壊する捨て身の大技。
肉体が崩壊する中、ゼクトールは先に散った仲間の名を呟き、光の中に消えていきます。
前に出ていたガイバーからの名文句は、「ライバルの王道」でしたが、こっちもこっちで中ボスの王道ですね。
HP :
何がそんなに「恥ずかしい」のかというと「特訓」なのです。ライダーが(苦笑)
必殺のキック「クリムゾンスマッシュ」を初めて跳ね返されたファイズ=巧は翌日、居候中のクリーニング店の配達の車内で、店主(と言っても同年代)の啓太郎に
「特訓でもする? 」
と勧められるのですが、それに即答して放ったのがこの台詞。
「ライダーらしからぬライダー」というキャラ作りの一環なのでしょうが、恐らく1号とおやっさんの関係との対比を狙った構図につい笑ってしまいました。
そう言えば変身こそしていませんでしたが、後にも先にも速度違反で免停を食らったライダーも彼くらいでしょうね……つくづく「らしくない」(決して悪い意味でなく)ライダーです。
>そんな恥ずかしいことできっかよ
元祖ライダーみたいなポーズをとらなければならないのだったら、変身さえ危うかったんじゃないでしょうか。
この仮面ライダー、スチールでしか見たことないのですが……顔にCDがついているようにしか見えなくて(すみません)。
追記:TOMさんによると、変身ポーズがついたのは2号からで、1号が変身ポーズをとりはじめたのは、2号の後に再び日本に帰ってきてからだそうです。また新伴仙司さんによると、「仮面ライダーストロンガー」にゲスト出演するとき、本郷猛こと藤岡弘さんの出演条件は「変身ポーズ抜き」だったとのこと。「2号以降みたいな…」というべきでしたか。
「…神様ってのは何も言わない、何もしてくれない、ましてや見返りを求めたりしないんだ。ただ見守ってるだけさ、おろかな迷える人間たちをね。…じゃましたね」
HP :
ヴァンドレッドファーストシーズンより。
母星への帰還途中立ち寄った惑星「アンパトス」において謎の勢力(ネタばれですのであえて秘密)の派遣した「刈り取り」部隊を撃退した時にあったセリフ。
アンパトスでは刈り取り部隊を神と呼称して脊髄を渡すことを望んでいたが、それが主人公たちに撃退されて阻止されたことをアンパトスのリーダーがなじるも元尼僧であった海賊のリーダー、マグノが諭す。
元々テラフォーミングが失敗して居場所を失った女性の居場所を作るために神を捨てて海賊になったマグノだから言える含蓄のあるセリフですね
>…神様ってのは何も言わない、何もしてくれない
それを良しとするのか、そうでないのかは、人によって差があるみたいです。
神様が見守る以上のことをする気があるのなら、自分の名において人がやってきたことについて、まず一言あってしかるべきじゃないかと。
怪獣は、我々人類の負の遺産だ。
我々の世代がかつて開発を続け、高度成長を支えてきた。
そのツケが今怪獣となって現れ、人類に試練を与えている。
ならばそのツケを清算するのは、君たち若者じゃない。
我々自身なんじゃないのか。
HP :
環境破壊による影響で誕生した怪獣フライグラーからUDF南太平洋基地「ベースポセイドン」を守る為、負傷したカイト 隊員に代わって自ら出撃を名乗り出たトミオカ長官のセリフです。
この場合、怪獣を現代の世の中、人類を日本と置き換えると意味が分かりやすくなりました。
団塊の世代が日本の復興の為に必死なって働いたおかげで今の世の中があります。しかし、その影では少年犯罪の多発や学力低下等といった裕福になったからこそ発生する問題もあります。直接的な原因ではないにせよ、そういった今の世の中を作ってしまったのは自分たちではないかと嘆いている人もいるかもしれません。
でも、だからこそ、やはり今の若い世代が何とかしなければならないという気持ちにさせるセリフでもありました。 ありがとうございます、ハヤタ隊員!
(お久し振りです。 これからもよろしくお願いします。)
自分からこう言い出すのはいいけど、同じことを若者の側から言われると、ムッとしてたりして。
(ごぶさたでした。今後ともよろしく。)
平和を愛する限り、どんな理由があっても原子爆弾は使ってはいけないんです。
たとえそれが戦いを終わらせるためであろうと、命あるものに向かって核兵器を使用することは絶対に許されない、悪魔の行いなんです!
HP :
逆銀河系にあるパルタ星の命はあと2年に迫っていた。パルタ皇帝は地球を武力で占領しようと行動を開始した。地球に危機が迫った。しかしここに、地球の平和を守る勇敢な仲間がいた。
レインボー戦隊出撃!
『アトム』を始祖とする第一次テレビアニメブームの一翼を担った、スタジオゼロ原作のスペースオペラ『レインボー戦隊ロビン』より。
海を狙うパルタ軍は超巨大潜水艦で地球海軍を次々に撃破、世界連盟軍は最新空母を派遣して決戦に及ぶ。だが防御不能の強力破壊光線・超兵器ビッグアイの前に雷撃隊は壊滅、艦長はついに原子爆弾の使用を決意する。
台詞はそのときのロビンの台詞です。
60年代の作品にはこんな台詞が当たり前に登場し、当たり前に受け入れられていました。それは普通の文学作品でも娯楽作品でも、この『ロビン』のような子供向け作品でも区別がありません。あの頃は、想いの軽重に差はあるにしろみんなが原爆は怖い、恐ろしい、使っちゃいけない、これは次の世代にも伝えたいということで認識を共有していたように思います。
まぁ実際にはレインボー戦隊自体も原子力や核融合を使っており、彼ら自身も一種の核兵器なんですが。
放映されたのは1966年から翌67年にかけて。1人の少年と6体のロボットからなる「レインボー戦隊」とパルタ人との戦いを描く物語。
>あの頃は〜
それだけ核戦争の恐怖が切実だったということでしょう。…今だって別に核兵器がなくなったわけではないんですが、切実感だけは薄れていっているなあ。
もう…ロボット戦争など
起こりえないのですよ」
HP :
皇帝の紋章をすべて集めた者が手にすることのできる“ナチスの秘宝”
その正体は、ナチスドイツが偶然に産み出してしまった「思考するコンピューター」でした。その名はロビー。
ロビーは、総統から「最強のロボットを造り、それをもって来るべきロボット戦争に勝利すること」という命令を受けて、深海に潜り、その後の歴史を人工衛星を通じて見続けていました。
それは、世界の技術の進歩をデータとして蓄積し、それを踏まえて“最強のロボット”を造るためだったのですが、歴史は核兵器の誕生によって大きく変わってしまいました。
世界の軍備は長距離核兵器を中心としたものに変化していく。「より遠くから、より強力な武器による射撃!!」 巨大なロボット兵器が接近戦でなぐりあったりする“ロボット戦争”など、もはや起こり得ない!
そのような状況のなかで、ロビーが“命令”を遂行するために考え出した“結論”とは、どのようなものだったのか!?
このセリフの何がスゴイかって、この漫画が連載されていた雑誌『マガジンZ』の他の掲載作品が、ガンダム種やらマジンガー天使やらエイトマンやらのロボット漫画たちだったということですね!(笑)
その中でこんなことを言い切る長谷川氏は、本当にスゴイ作家だと感心してしまいました。
>もう…ロボット戦争など起こりえないのですよ」
でも、核競争が全盛だった頃も、通常兵器の開発が下火になったりはしませんでしたよね?
人間なら…その手に銃を持つこともあるじゃろう
だが それを鍬や鋤に持ち替えることも…
花を持つことだってできる
こいつに今 何かを持たせちゃいかんよ」
HP :
マジンガー、ゲッター、コンバトラーにボルテスV、ガンダムからダンクーガなんてマイナーなのまで、ロボットアニメのリメイク漫画を描かせたら右に出るものがない長谷川裕一氏が、満を持して挑んだ『鉄人28号』のリメイク。
期待にたがわず、素晴らしい名作となりました。
セリフは、鉄人に何も武装がついてないことを心配している金田正太郎に、敷島博士が語った思い出話の中で、正太郎の父、金田博士が話していたものです。
とにかく長谷川氏のリメイク漫画は、原作に対するリスペクトが半端じゃありません。本当に惚れ込んで描いてるんだなぁということが、読んでてヒシヒシと伝わってきます。
“兵器”として造られたハズの、“良いも悪いもリモコン次第”の鉄人28号から、作者は“絶対的な信頼感”を感じるとあとがきで書いています。
その理由を作者なりに表現したセリフだったのかなと感じました。
“良いも悪いもリモコン次第”と聞くと、つい悪い方向に操られることを想定してしまいますが、武装がついてないなら良い方向に操られることも同じぐらい可能性があるはず。それこそリモコンをもつ人間次第ということに。
HP :
久しぶりに投稿させていただきます。
今回はティプトリー第1短編集の巻末に収録された、伊藤典夫氏の解説文のタイトルから。
このセリフ自体は文中で伊藤氏が触れているとおり、ティプトリーが自作のエッセイに使用したものの引用です。
ティプトリーについて思いを巡らすとき、常に辿り着くのがこの言葉。彼女の作品と劇的な人生をひとことに凝縮した名文句だと思います。「わたし」について書くことを、あれだけ壮絶かつ理知的な作品へと昇華できてしまうのが、ティプトリーの凄いところ。
泣ける体験をそのまま書き飛ばす流行作家には、真似すらできないでしょう。
それにしても、コードウェイナー・スミスといいティプトリーといい、情報機関で重要な仕事をしていた人の巨視的な物の見方には、いつも驚かされてしまいます。やはり凡人とは思考のスケールが違う、ということなのでしょうね。
この言葉を題にとって、ティプトリー=アリス・シェルドンの人生を収録作品に引きつけながら紹介する訳者あとがきも見事なものでした。
>凡人とは思考のスケールが違う
スケールもさることながら、それ以上に違うのは思考の密度ではないかと思います。「わたし」の経験をそのまま散漫に物語にしただけでは、他人を感動させる物語にはならなかったはず。
HP :
おそらく、説明不要だと思います。
最近『ドラえもん』を読み返しているのですが、今でも「おばあちゃんのおもいで」(第4巻)、「さようなら、ドラえもん」(第6巻)、そしてこの「帰ってきたドラえもん」には泣かされます。
私が「ドラえもん」で泣いたと言えば短編版の「のび太の恐竜」(たしか10巻)なんですが。このエピソードでは泣いた覚えがないですねえ…。たぶん、6巻ラストでドラえもんが未来に帰ってしまうより先に、この7巻を読んでしまったせいではないかと思うのですが。
一応説明しておくと…。未来に帰ったドラえもんはもう帰って来ないはずだったのに、のび太が部屋に戻ってみると、そこにドラえもんの姿が。未来に帰る前、ドラえもんがエイプリル・フールを迎えるのび太のために残しておいたひみつ道具「ウソ800(エイトオーオー)」=口にした言葉と逆の事が実現してしまう薬のおかげで、ドラえもんはのび太のもとへ帰って来られたのでした。のび太とドラえもん、ふたりは「うれしくない!」と抱き合いながら嬉し涙を流す…というもの
そう言えばエイプリル・フールのネタはのび太の話が作りやすいのか、たくさん好エピソードがありますね。言ったウソが実現してしまう「ソノウソホント」とか「ウソツ機」とか。あやうくしずちゃんが放火魔になってしまう「ハリセンボンバッジ」というのもありましたっけ。
HP :
ジャイアンズの成績不振に怒り爆発のジャイアンが、これから2軍制度を導入すると言い出します。そうなると、のび太は確実に2軍落ち。練習しようにも、ママに道具を取り上げられます。そんな哀れなのび太のために、今回ドラえもんが出した道具が「Yロウ」です。これをもらった相手は、くれた人の頼みごとを断りきれなくなります。これを使って、のび太は無事ママから野球道具を取り返せたし、1軍残留も決定しました……。
道具の名前やあらすじから分かるように、これは1976年に明るみになった「ロッキード事件」をパロったお話です(このお話は同年の『小学六年生』6月号に載りました)。のび太が1軍に残ることの理由を聞かれたジャイアンは「記憶にない!」(でたぁ!) のび太もスネ夫たちから「恥を知れ」だの言われまくりです。
『ドラえもん』には、たまに痛烈な風刺(もちろんそれを笑いに変えたもの)があって、そんなところも楽しいです。
ところで、僕が「Yロウ」が「賄賂」のパロディだということに気付いたのは中学時代も終わりの頃でした。
ワイロのもじりは気付いていたけど、ロッキード事件との関係は意識してなかったなあ。
出典の文句はジャイアンが残した「Yロウ」の領収書より。贈収賄に証拠を残し、あまつさえそれを落としてしまうとは、ジャイアンものび太もうかつだな…。もっともそこらへんに抜かりのない二人なんて想像したくもないですが(スネ夫あたりならともかく)。
HP :
季節柄酔っ払っている時間が長い今日この頃皆様如何お過ごしでしょうか?
中にはいくら飲んでも呑み足りないという人もいるでしょう。
そんな人にはこの「酸素を急激に炭素に変える触媒」薬を飲んではいかがでしょう?
海水に投入すると「にがりのきいた辛口の酒」になります。直接飲めば人体の水分が酒になります。たちまち酔えます。
ご投稿をいただいたのは1月5日だったのですが、今だと季節柄、というわけにもいかないような…。もっとも私は芋焼酎をロックでやりながらコメント書いてますが(いかん、3杯目だ)。
出典の題は、アブラム・デイヴィッドスン「あるいは牡蠣でいっぱいの海」のパロディ。去年(2005年)河出の奇想コレクションで出た「どんがらがん」では「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」の題で収録されています。元ネタはちょっとホラーっぽいところもある話ですが、「酒で〜」のほうはあっさり読めるショートショート。
ところで、出典を確認した「筒井康隆全集」によると、この作品の初出は「高二コース」らしいんですが…。なんか教育的効果を期待しているんでしょうか。
「あっけない あまりに あっけない幕切れだった」
「おおおお! 今世紀最大の発見が──」
HP :
どっから流れついた虹色の卵から孵ったゴジラ似の恐竜の赤ちゃん。
逃げだして、成長しそのうち世間を騒がすのですが。
ゴジラと違って自衛隊の手であっさり肉塊と化す羽目に。
アイパッチの博士の落胆は大きいのものでした。
ゴジラマンガはこうでなくてはいけない。
そんなヤワな怪獣は、GODZILLAと名付けても日本の学会ではコジラだと認めてもらえません。
”これでいいのだ”と……
だからこれいいのだ!!
HP :
おちがつかなくなった時はこのセリフで…。
そのセリフでオチをつけるのが許されるのはどこぞの植木屋さんだけです。
…で、どういう状況のセリフなんでしょう?
HP :
太陽戦隊無力化を図る機械帝国は小学校に視聴覚教育怪人トビバコモンガーとスパイアンドロイドダークQを送り込み、子供たちに反サンバルカン教育を施すことで太陽戦隊の活動を妨害しようとする。子供たちは合成フィルムにだまされて太陽戦隊を悪の組織と思い込み、激しくサンバルカンを憎むようになる。
冒頭の台詞はその際、スパイアンドロイド・ダークQ演ずるニセ先生の呟きです。確かに、つい数日前までサンバルカンを称えていた子供たちがサンバルカンに殴りかかる場面いは背筋の寒くなるような恐ろしさを感じます。たとえこれが極端にデフォルメされた描写だったとしても、教育の効能には間違いないのですから。
恣意的なイメージを持って教育することは非常に恐ろしいものです。
教育の力が独裁者を育て、テロを育み、独善と傲慢に力を与えるのだとすれば、いかなる勢力も教育に対して掣肘を加えるべきではない、と思います。
合成フィルムでだましたりせず、太陽戦隊の行いこそが悪で、自分たちが正義だと教えることもできたんじゃ…。正義の定義さえ変えてしまえるのが、教育の恐さだと思います。
>いかなる勢力も教育に対して掣肘を…
教育を行う側が完全無欠ならば、確かに掣肘を加えるべきではないのでしょうが。それが期待できない場合はむしろ逆に、多様な視点からの監視と掣肘が要るんじゃないでしょうか。
HP :ここ
前のご投稿が「悪徳」についてだったのでそこから連想して、最近読んだ作品より。惨殺された妻との結婚生活の間、他の女性と情事を繰り返したことを、主人公が回想しているシーンです。
「幼時体験のせいだ」「社会の歪みだ」などと他人が言って慰めになるものではない、ということ。
HP :
悪徳とは無縁そうな男、守原家当主(当時)長康卿。病床にて酒を嗜まれた後のお言葉。
何だかんだ言っても当主だけあり、独特の存在感を放っていたような気がいたします。草浪の親分だけあり、なのかも知れませんが。
長く病床にあり、当主でありながら実権を持たない長康と、叔父に従って内乱に荷担する息子定康との会話より。この言葉のあと長康は、定康が叔父と妻の不倫でできた子であることを口にする…。
せいぜい自分の寿命を縮めるだけの悪徳と、周囲の人間の悪徳をくらべて、皮肉な意味を込めた言葉なのかも知れないです。
HP :
トリトンに向かおうとする”生捕り”ゲリー・カーライルの宇宙船に、間違えて乗り組んでしまった酔っぱらいマックレイ。火星のチャンピオンボクサーだと名乗るが、誰も信じようとしない。あげくにゲリーの恋人ストライクにパンチ一発でのされてしまう有様(彼は宇宙船の中で戦った経験がないのだ)
しかし、トリトンでの恐ろしい罠を(マックレイの活躍?もあって)逃れて帰ってきてみると、彼の言っていたことは本当だった。
「どうしても判定をひっくり返さなくちゃならねえんだよ」と再戦を挑まれたストライクは観念してつきあうことにしたが…
1956年刊行の時代をもっとも感じた文章。50年前のスペースオペラはバナナの皮で滑って転んでギャフンオチでも許されたんだ!!
所々に出てくる「学研の科学」ノリと、漫画チックなキャラクターが楽しい作品です。マックレイの他にも、典型的フランス人デュヴァルや九惑星映画会社の面々が良い味出していました。
太陽系を股にかけ、各惑星の猛獣珍獣を捕獲する女ハンター、ゲリー・カーライルが主人公のスペースオペラより。
50年前でも今でも、はずしたギャグに対する許容度は変わらないと思いますが…(むしろ今のほうが「お約束」に寛容かも)。
きっと、そういう「バナナの皮」的お約束が許されるぐらい、キャラの立ったいい作品、ということなんでしょう。
HP :
主人公・沢木直保は、種麹屋(麹の生産者。『もやしや』とよむ。タイトルの由来)の息子で、生まれつき細菌を「見る」ことが出来る特殊能力の持ち主。
その能力ゆえ、新入生として入学した某農大で、様々な騒動に巻き込まれる、というのがこの作品の概要です。
ある時、新入生歓迎オリエンテーションの一環として、大学で取れた作物を使って先輩方が料理を振舞ったのですが、その中に沢木はあるものを見てしまいます。
最凶最悪の食中毒病原体・O-157です。そのO-157がしゃべった一言が今回の名文句です。
「かもす」とは「醸す」、つまり発酵作用を指すのですが、今作品では菌の分解作用すべてを指します。
台詞こそ(菌ゆえに)単純ですが、それゆえに病原体の持つ恐ろしさがストレートに表現されてると思うのですが、いかがでしょうか。
O157が「かもして ころすぞ」なら、麹菌は「かもして よわすぞ」かな…と思っていたら、出典作品には「かもすぞ〜」とニコニコ笑いながら言う、かわいい黄麹菌が出てくるそうで。
History determines the winner.
But there's one thing I can say for certain.
Heroes really do exist.
We've just seen one,and now he's coming home.
わからん。
だれが勝ったかは、歴史が決めることだ。
だが1つだけ言えることがある。
英雄は確かに存在する。
俺達の目の前にな。
HP :
AC4の最後を締めくくる言葉です。
非常に面白い世界観を持ったゲームと思ってます。
この台詞は「俺達は戦争に勝ったのか?」っという言葉にAWACSが答えた言葉
全ての敵を打ち倒し、隕石が降り注ぐ空で…
小惑星の落下で大被害を受け、それでもなお(あるいは、そのせいでさらに?)人間同士戦いが止むことがない架空の大陸が舞台。
なんとなく英雄という言葉が虚しく感じられるのですが…。
HP :
一切の航空宇宙技術を持たない惑星「ゲセン」の一国の王アルガーベンと、外宇宙より初の派遣使節ゲンリー・アイの会話より。
「ケメル」と呼ばれる発情期に合わせて雌雄変化する両性具有者の惑星ゲセンでは、常に発情状態にある者は「変質者」と呼ばれる。
両性具有人の星ゲセンで、政争に巻き込まれて逃亡を余儀なくされるゲンリー・アイと、彼の協力者となるゲセン人エストラーベンの物語。
ご投稿の文句のように言われてしまう理由には、ゲセンの言葉に「女性」を意味する語がなく、ケメルの絶頂にある人間=雌の動物にあたる語で代用しなければならなかった、という翻訳の問題もあるのですが。
シリーズの別エピソードで「男が女を理解できる世界」と言われたりするゲセンですが、このぶんだと男が女を理解するのもその逆も、かなり難しそうです。
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