第111集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第113集を見る
何をやってるんだ!
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板野義光監督「ゴジラ対へドラ」
紹介 :新伴仙司 様
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なあ、春奈。せめて実家の自分の仏壇に取り憑かないか?結構高かったらしいぞ、あれ
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谷川流「学校を出よう」
紹介 :TAKA 様
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「こ…、ここは戦場です!!」
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かわぐちかいじ「ジパング(アニメ版)」
紹介 :ディベロッパー 様
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「みらいの力は人殺しのためにあるんじゃない!!」
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かわぐちかいじ「ジパング(アニメ版)」
紹介 :ディベロッパー 様
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あの遠い日に 僕たちは、かなえられない約束をした。
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新海誠「雲のむこう、約束の場所」
紹介 :のらしち 様
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「ジョアンナだよ」
「異星人犯罪者(アリエナイザー)ヴォルガー 判決(ジャッジメント)は下った! 正義の十字(クロス)が貴様を裁く!!」
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竹山祐右「特捜戦隊デカレンジャーTHE MOVIEフルブラスト・アクション(漫画版)」
紹介 :一志 様
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「賭けようか?スティーブ。誰が最初に地球圏を離れ、再び月に立つか。」
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太田垣康男「MOONLIGHT MILE」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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チガウワ ワタシハ シャンブロウ!
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C・L・ムーア「シャンブロウ」(仁賀克雄訳) 「大宇宙の魔女」に収録
紹介 :あい 様
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私は神…神隼人!!
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永井豪・石川賢「ゲッターロボ號(漫画版)」
紹介 :さるたに 様
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これからは弱い人間は生きる資格はねえんだ!
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永井豪・石川賢「ゲッターロボ(漫画版)」
紹介 :さるたに 様
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U.F.O.の軌道に乗って あなたと逃避行
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フジファブリック「銀河」
紹介 :好古真之 様
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運も実力のうちであるなら、よほど力がないパイロットなのだ。
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富野由悠季「ガイア・ギア」
紹介 :ゾーリン・ソール 様
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彼らこそ、私たちのフロントで、……人類の最良の部分です。
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小松左京「さよならジュピター」
紹介 :TEAM NORTH-MOAI(R) 様
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こわい…私は自分の才能がこわい…。
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鳥山明「Dr.スランプ」
紹介 :特急ニセコ 様
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エナジーイコール、エム・シー・スクェア!
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火浦功「高飛びレイク」シリーズ
紹介 :はっちん 様
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「クローンの僕は今までミコノスの望むとおりに生きていくしかなかった。でも僕の人生はクローンじゃない。僕は僕の意志で!!僕の人生を生きたいんだよっ!!
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細野不二彦「ギャラリーフェイク・第25巻『迷わざる子羊』」
紹介 :紫雲 様
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渡辺 田中「奴隷の国が奉仕を怠れば、消費の国が飢えるのは必然。人手不足は奴隷製造業を潤すが、権利を主張しすぎれば、資本主義の血脈が硬化する。」
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士郎正宗原作/協力・神山健治監督「攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG 26話 ENDLESS GIG」
紹介 :検索の渡り鳥 様
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そうだ、お前は勝った。 勝った者は生き残り、負けた者は地獄へ堕る。
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市川森一脚本「ウルトラマンA」
紹介 :砂漠の狐 様
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「なんだか、歌を歌いたくなったな…でも、何も思いつかない。何か、いい歌はないか?!元気が出る歌は?!…残念だ!」
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「スタートレック・ディープスペースナイン『最後のテロリスト』」
紹介 :出羽 様
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拝啓ウルトラマン様、いや、ダイゴ隊員。
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円谷プロ制作「ウルトラマンティガ 第39話『拝啓ウルトラマン様』」
紹介 :かんきち 様
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HP :
『ゴジラ対ヘドラ』から三つ目です。
この作品には他にも「イカすイカす」とか「ごきげん」とか、印象深いというか本質的な怖さを理解していないというか、脱力系の怖さ(といえば良いんでしょうか)を感じさせる台詞が沢山あります。
その中から、これは対ヘドラ対策を担う自衛隊(?)の指揮官の台詞です。
やっと死の生物ヘドラの恐ろしさを知った人類は、その存亡を掛けて対ヘドラ兵器として、放電板による乾燥作戦を目論みますが、その完成を待たずヘドラが上陸、更にゴジラとの戦いで送電線が切れて使えなくなってしまいます。ゴジラは放射能火焔を放って放電板を起動、ヘドラは予定通り追い詰められます。すったもんだの挙げ句、やっと電源が回復、ゴジラが押さえ込んだヘドラにとどめを加えるべく人類の全てを掛けた放電作戦が実行されますが…、余りにひ弱い電撃が、束の間ちびっと流れただけ(どうやら送電線がすぐ焼き切れちゃったようです)でヘドラには全くダメージがありません。
余りの情けなさに思わず指揮官が叫んだのが、上記の台詞です。ゴジラも「駄目だこりゃ」と云わんばかりに首を振り、自らの力でヘドラにとどめを刺しました。
これを名台詞として選んだのは、映画を見ているときに小生も同じ台詞を漏らしていたからです。見ていると本当に情けなくなりますが、見ている者を引き込んだという意味では、凄いドラマ造りだったといえるかも知れません。
この手の「〜作戦」が計画通り功を奏したことってあるんでしょうか…?
この作品、たしかゴジラが空を飛ぶシーンでファンの論議を呼んだのでは。
HP :
お久しぶりでございます、TAKAです。
谷川流からの投稿です。角川のほうからも別シリーズが出ていますが今回はこちらから。
現在このシリーズ6巻まで出ております。
イラストや設定からしてパッと見いわゆる王道(笑)っぽいですが、内容は中々にハードなSF的展開を以降繰り広げていきます。
さてそんなシリーズの1巻目のあらすじはというと…
何の力も持たない主人公はなぜか超能力者だけを押し込める学校にいる。何故そんな羽目になっているかというと、強い力を持つ妹の幽霊に取り憑かれているから…
そんな学校がある世界で巻き起こる事件に振り回される兄妹に降りかかる事件とその結末とは、と言うところです。
………って投稿しようとしている内容っておもっきしネタバレじゃん、ヤバイヤバイ。
というわけで当初の予定と180度雰囲気の異なるのを投稿させていただきますね。
それでは。
角川スニーカーの「涼宮ハルヒ」シリーズと同時期に刊行された、こちらは電撃文庫のシリーズ。1巻は超能力者で2巻が未来人ネタだとか。あれ、「涼宮ハルヒの〜」も似たような感じだったような…。とりあえずSFネタの使い方の巧さは共通しているようですね。
ふと考えたのですが、超能力者も幽霊もいる世界で、もし超能力者が幽霊になったら、その能力はどうなるんでしょう…?
HP :
初期の頃の話し。
米倉君が潜水艦に向かってアスロックを勝手に発射したときの台詞。
たぶん、誰よりも早く戦場を理解したやつ。
ただ、配置換えされたかわいそうなヤツでした。
後で復帰しましたが。
結局アスロックは菊池が100Mの所で自爆させましたが。
本当の戦場になると、自衛隊はきちんとした判断を下せるのか?
そんな感じがします。
「蚊を殺した程度の実感」しか感じられない兵器を使ってのことであれば、「本当の戦場」であろうとなかろうと判断に違いはないのではないでしょうか。それが良いことか悪いことかは別にして。
HP :
印象に残っている台詞の一つ。
滝の指令によって、みらいがトマホークをぶっ放して、ワスプが沈んだ後。
角松が伊号の中で滝に食って掛かっている台詞。
みらいとは、どっちのみらいをさすのでしょうか。
でも、結局兵器は人殺しのためにあるんですよね。
自衛隊の真理を貫こうとする角松の決意がにじみ出ています。
>結局兵器は人殺しのためにあるんですよね。
角松が感じているだろう苦衷を無視して、あえて皮肉な見方をするならば。
兵器やそれを使った戦争が人を殺すのは、確かにそれが最終的な目的だからではなく、目標の戦闘力を無力化するのに一番確実かつ手っ取り早い手段だからであるか、あるいは無力化すべき目標の近くに人がいることを考慮しないからだと言えるでしょう。
残酷なことには変わりないですね。
HP :http://www8.ocn.ne.jp/~atarase
お初にお目にかかります。のらしちと名乗らせてください。
さて、ほしのこえは何度か出ていたと思ったのですが、こちらの作品は出ていない(まだ全部読ませてもらっていないので分からないのですが)ようなので投稿させてもらおうと思った次第です。
これは日本が戦後、本州と北海道とで南北に分断されてしまったと言うもう一つの戦後を舞台にしています。北海道には謎の塔が建っていて、主人公の二人はその塔に憧れてそこまで飛ぼうと小型飛行機「ヴェラシーラ」を作り始めます。そして二人が憧れていたものがもう一つありました。それは沢渡サユリという同級生。ある夏の日三人はあの塔まで行こうと約束しますが、夏休みが終わったあとサユリは突然転校してしまったのでした。…
話は結構、有りがちかなとも思ったのですが、そんな些細なことよりも、鮮やかな背景や主人公たちの科白やモノローグにやられて、ラスト近くでいい歳こいて泣いてしまいました。
新海 誠と言う人は、SF作家とか、アニメーターとか言う前に、詩人なのだと個人的には思っています。
前の超話題作「ほしのこえ」は熱烈に勧めてくれる人がいて、私も珍しくDVDを買ったのですが(確かに目を瞠りました)、こちらは未見です。前に「ほしのこえ」からのご投稿があったときにも書いたとおり、あまり話が聞こえてこないのですが…。
>SF作家とか、アニメーターとか言う前に、詩人
「ほしのこえ」の前の「彼女と彼女の猫」(「ほしのこえ」に同梱されてたもの)を見たとき、そういう感触を受けました。
紹介 :くうねるよむとぶ 様 → 第61集へ
「ククク、面白い! その十字 貴様の墓標としてくれる!!」
HP :
お久しぶりです。
今回は一度、投稿のあったデカレンジャーの劇場版。の漫画版からです。
犯罪グループ、ガスドリンカーズを追い詰めたデカレンジャー達。残るはリーダーのヴォルガー一人
しかし、ヴォルガーも本気のヘルモードになり、デカレンジャーを瞬殺!ぼろぼろになったバンの精神は極限を越え、使用者に最適の戦闘形態、ブラストモードに! これはその時の二人のやり取りです。
この作品では犯罪者に対して、宇宙裁判所からその場で判決が下るのですが(死刑は×、それ以外は○といった具合に)
分かりやすいのですが、はっきり言って間抜けです。
でもセリフひとつで、こんなにもかっこよく感じるんだなぁ、と感心しました。
(互いの絵のバック、バンには十字架を持った天使が、ヴォルガーには十字の墓石を持った死神が描かれていてその次のコマではそれが闘ってます。無茶苦茶かっこいいです)
長文失礼しました、ではまた。
>死刑は×、それ以外は○といった具合に
たぶん実際に出典を見たら決まっているシーンなんでしょうが、字だけで見てると「おれたちひょうきん族!」のザンゲのコーナーが頭に浮かんでしょうがないです…(若い方は知らないでしょうが)。
「いいとも。ISSのチーム全員と打ち上げを待つ飛行士全てのギャンブラーが相手だ。悟郎、なに賭ける?」
「MY LIFE」
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
「宇宙開拓物語」がいつの間にか「陰謀と策略の月」になってしまった感のある MOONLIGHT MILE ですが、いやぁ、カッコいいセリフが満載です。
で、この「MY LIFE」ですが、実は危険なセリフです。
締め切り過ぎの仕事を抱えていて、催促にきた上司に「なに?人生を賭けた仕事してるの?」なんて言われたら返す言葉がありません。(いや、ライフワークにする気はないんですけど、、、。)
人生賭けてなくても生活はかかってるしなあ。
「せいぜい全財産にくらいにしておきなさい」とおっしゃる恐い上司もいらっしゃいます。
HP :
主人公ノースウェスト・スミスが、群集に追われる女性(?)を助け、初めて交わす会話から。
かつて、SFでヒロインといえば、なにはともあれシャンブロウでした。派手な戦闘シーンなどありませんが、その独特の雰囲気、妖しさ、美しさは、今読んでも凄烈です。
SF史に残るヒロインでありエイリアンでした。シリーズも、舞台が宇宙のためスペースオペラに分類されてはいますが、むしろダークファンタジーに近く、むしろその方面のファンにこそお薦めです。
好みの分かれるところではありますが、松本零士の挿絵も、私は好きでした。
死にかけてもいいからシャンブロウの「抱擁」を味わってみたいという人はいるかも。
しかし読み返してみると、この話のノースウェスト・スミスって、ただの要らんことしぃだわな…。
この話が収録されている「大宇宙の魔女」はすでに入手難ですが、来月(2005年7月)刊行のアンソロジー「火星ノンストップ」に野田昌宏訳で収録されるそうです。
なお、コメントに「初めて交わす会話」とありますが、確認したところ「チガウ〜」の言葉が入るのはそれよりだいぶ後の会話で、初めてのシーンでは彼女は「シャンブロウ」とだけしか名乗っていませんでした。名文句の方はそれに合わせて修正しています。
これから先、きさまに地獄を見せる男だ!!
HP :
ゲッターロボ操縦者として見込まれた少年、一文字號は謎のサイボーグに執拗に追われる羽目となるが、かろうじてこれを撃退する。
そして、ゲッターロボと共に號の前に現れた神隼人が、號に向かって名乗ったときの台詞です。
尚、號を襲ったサイボーグは敵組織の刺客ですが、隼人は丁度良いテストとばかりに、ギリギリまで傍観しています。
ちなみにこの台詞は石川賢も気に入っているらしく、サイボーグなヤクザが無茶ノリ暴走アクションを繰り広げる漫画『極道兵器』でも使われていたりします。
似たようなご投稿が前にあったな…と思ったら、こっちも永井豪でした。
「神隼人」で検索していたら、彼の設定に「元学生運動のリーダー」というのがあって、時代を感じてしまいましたが…。この人が指導しているセクトの総括とか自己批判は、あさま山荘の比じゃなさそうです。
人類が生き抜くためには、弱い部分の原因を突き止め刈り取るんだ!
HP :
北海道で謎の猿人が発見される事件が発生。
猿人が何者かに退化させられた人間だと推測し、猿人を解剖して分析しようとする早乙女博士を「人権問題になる」と周りの医師らは制止します。
しかしその医師に向かって「人権がどうのこうのって言ってるひまはねえのさ」と言った上で、隼人が叩きつけたのが投稿の台詞です。
ところで、当時の『ゲッターロボ』は少年サンデーに連載されていたとか。
小学生あたりが主な読者だったと思われますが、当時の漫画誌はおおらかというか何というか…。まあ、「教育上の配慮」などといって自縄自縛になるよりは健全だと思いますが。
刈り取るのが人間ひとりひとりの「弱い部分の原因」だというなら今でもOKそうですが、この文脈だと弱い人間を根こそぎ刈りとろうって風に聞こえる…。
夜空の果てまで向かおう
U.F.O.の軌道に沿って 流れるメロディーと
夜空の果てまで向かおう
HP :
第4弾シングル「銀河」(通称「冬盤」)からタイトル曲を。
(「ユーフォー」ではなく「ユーエフオー」なので、そこんとこヨロシク、なのです)
彼らの持ち味である、なんとなくノスタルジック、かつどことなくすっとぼけた味わいが、あのシーンやそのシーンにも合っているのではないでしょうか。
……ところで。「U.F.O.の軌道」って、やっぱり「ソーサーを水切りの要領で対岸に向かって投げた時のような」飛び方?
BGMの対象としてオススメしたい作品:秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏』
BGM対象オススメ作品の場合、「ノスタルジック、かつどことなくすっとぼけた味わい」にひたって読み進めていると、終盤で奈落の底に突き落とされそうです。
>「ソーサーを水切りの要領で対岸に向かって投げた時のような」
あるいは、慣性を無視したジグザグ飛行とか、突然消えたりとか。
HP :
以前からお見かけしていましたが、今回初投稿になります。
富野監督の小説「ガイア・ギア」よりこの文を。
宇宙の偉大なる指導者であったシャア復活を目的にされた「シャアコンティニュー計画」。そしてシャアの記憶を受け継ぐメモリー・クローンとして生まれたアフランシ・シャア。
宇宙世紀203年、彼の記憶が蘇る時、彼を筆頭にした反政府組織=メタトロンと、限られた人間による地球を管理を目的にした「地球逆移民計画」を実行しようとするビジャン・ダーゴル大佐率いる連邦人狩り局「マハ」との争いを描いたこの小説。
内容は少々…というかやはり電波ゆんゆんな部分が多分に含まれていたりしますが、氏の作品の中ではわりと読み易い方です。
肝心のこの文ですが、敵軍のパイロット、ウル少尉が自機を敵に奪われた後、予想外の敵に遭遇する前に挿入されたものです。
一般的に「ツイてる」と言われた結果も、そこに至るまでには複数の要因によって導き出されたものもあるでしょうし、何よりそんな偶然を当てにするような者は元より必要とされていないと言うことでしょうか。
個人的には耳が痛いですが…
かつて他の小説版ガンダムとともに角川スニーカー文庫から出ていた小説オリジナル(ラジオドラマもあったらしい)。私も本屋で手にとった覚えがありますが…結局読まずじまい。「モビルスーツ」の呼び方がが「マン・マシーン」になっている時点でかなり気勢がそがれてしまったり。
>よほど力がないパイロットなのだ
この意味で言えば、「Z」でカミーユに出会ってしまったジェリド・メサなんかも「力がない」パイロットの範疇に入ってきそうです(映画「Z」けっこう好評のようですね)。
HP :
名セリフは「インパクト」と「汎用性」。
「ひどく苛酷な条件のもとに、」がんばったことのある人ならこのセリフに思わず涙することでしょう。私は読みながら涙目になりました。ああ、こんな上司がいてくれたなら、と。
後輩への褒め言葉としては大袈裟ですが、2年に一回位ならインパクトがありそうです。「お前は会社の最良の部分だ。」と。
「さよならジュピター」を読んだのは学生の頃ですが…勤めだしてから読み返したら多分かなり違う読み方ができそうです。
しかし人類の最良部分ならともかく「会社の〜」と言われると、言った上司が気にくわない奴ならかえって反発してしまうのでは…。2年に1回の褒め言葉が褒め言葉の役割を果たすには、それまで2年間の上司ぶりにかかってきそうです。
HP :
ども、実は元エクスプレスニセコの特急ニセコです。
え〜、今回の「Drスランプ」シリーズは天才科学者則巻千兵衛の一言。何か発明するとほぼこのセリフで自画自賛。
でも、その発明、タイムマシンや(どうも「タイムスリップ」という言葉の元祖はこの作品っぽいです)なんにでも変身させられる「変身ポンポコガン」、完璧な複製を作る「コピーくん」、本に入れる「おとぎマシーン」、そして「則巻アラレ」などなどギャグ漫画にしても侮れないものがあります。でも「この漫画に理論などない」ですから…。
理論がないのに発明品を作れるというのは、確かにある意味恐ろしい才能だと思います。
ところで「タイムスリップ」という語は、横田順彌「異次元世界の扉を開く−SF辞典−」(広済堂,1977刊)に出ているそうですから、これが元祖というのは間違いでしょう。だいたいタイムマシンがすべって転んでタイムスリップなんて、どう考えてもパロディでしょうが…。
HP :
初投稿失礼いたします。高校生の頃読んで物理の本を買いに行った青い春の思い出があります。スチャラカSF作家とか言われてる火浦氏ですが、高飛びレイクシリーズは純粋に面白かったと思うのですよ。
ハヤカワ文庫JAの、20年以上前の作品です。スチャラカではなくハードボイルド系。
カタカナで書かれるとなんか呪文っぽい…という印象は、多分間違ってないです。
お、お願いだよ……!
フェイク専門の画商(ディーラー)のフジタなら……この“フェイク”の気持ちを、わかってくれるはずだろっ!?」
HP :
『ギャラリーフェイク』
それは贋作専門の画廊。そこのオーナーフジタレイジは元メトロポリタン美術館で「教授」と呼ばれた伝説の学芸員で凄腕の修復家。しかしその輝かしい経歴とは裏腹に、ブラックマーケットに通じ盗品、横流し品も扱う黒い画商……。
ギャラリーフェイクという作品はこのフジタを中心にさまざまな登場人物たちと「アートとは何か?」を問いかける漫画です。ある意味SFとは対極ですが……。
その中の1エピソード、『迷わざる子羊』より。
フジタは海商王ミコノスの依頼で鑑定に訪れたとき孫のニコラと出会います。ミコノスの頼みで絵の指導を行ううち、徐々に打ち解けあう2人。
ある時ニコラがフェイクの意味を聞いたとき、フジタが「ニセモノやコピーを専門に扱う」という答えに激しく取り乱す。そんな中ミコノスが心臓発作で急逝する。
ニコラの音信が途絶えてしばらく、ニコラから急に『ドリー』と書かれた羊の絵と仕事を頼みたいという手紙が届く。
そこにいたのは老化した9歳のニコラだった……。
クローンものではおなじみの台詞ですね。ニコラはミコノス72歳の細胞を使っているのでテロメア短縮による老化が起こったという設定です。このあとフジタは彼の遺言に従ってすべての財産を遺伝病救済の募金に寄付するよう手配します。
件の羊も、通常の羊の半分しか生きられなかったそうです。
前にも書いたような気がしますが、自分のクローンがつくれたとして、それを自分の複製だと思えるようになるのかな…。記憶や自分の人格を移しかえる器にするとか、臓器移植用のスペアというのなら分かるんですが。
合田「わが国は脳こそ資本主義を名乗ってきたが、実情は理想的な社会主義国だ。だが、老廃物が溜まれば血の配分を操作できる脳が必要になる。それは自由と平等を謳う貴国とて同じだろう」
HP :
功殻機動隊アニメシリーズ最新作の最終話から。実はこのセリフ、漫画版功殻機動隊の第一話に出てくるセリフとシチュエーションがかなりかぶってます。どちらも亡命前で、少佐に撃たれちゃうんですよね。で、このセリフを口にした米帝のエージェント(渡辺 田中《ズゲエ名前》)と悪役合田一人さんのこの会話。もともと合田さんは劇中でも国家改造論者・誇大妄想狂と言われ、自分でも「私は人の上に立つはずの人間だ」などといっている人物で、そういうキャラが口にするセリフだけあってそうとう傲慢な会話です。悪役の中でもインパクトの強いセリフだと思ったので投稿しました。
このセリフを口にした後、亡命直前に警官隊に囲まれても自分は撃たれないと思うあたり最後まで妄想狂であったと言えるでしょう。にしても、あれだけの事件を起こしておきながら、最後の最後で自分の身に関することで現状認識ができなかったと言うのは何故でしょう? 思惑が達成できなかったが故の現実逃避か、はたまたネットに引きこもった個であったが故の結果だったのか? 魅力的な悪役の死に冥福を。
会話というより、お互い相手の言うことを聞かずに自分の露悪趣味をひけらかしているだけのような…。
ちなみに漫画版のほうはこんな感じ。
「奴隷の国が奉仕を怠ると貴族の国は飢えますからねえ」
「人手不足は奴隷製造業を潤す──」
「社会主義からいささか外れますがね」
「いや貴国こそ脳は資本主義を名乗られるが実際は理想的な社会主義だ」
「労働の実情はなかなかそうは……必要なときに血の配分で操作できる脳ですからねえ」
こっちはとりあえず会話になってます。
しかし、これだけは覚えておくがいい。
勝った者は常に負けた者たちの恨みと怨念を背負って生き続けているのだ。
それが戦って生き残っていく者の運命だ。
HP :
相手(北斗星司)を完全に勝者と認めた上で、勝利こそ敗者の恨みと怨念を背負う裏返しだと、まるで念を押すかのようにして復讐を宣言したヤプール。
子供たちの優しい心を利用し、ヤプールが自らの死を前提とした復讐劇は子供番組史上例を見ない最悪で辛辣的なものとなりました。
だいぶ前に出ていた最終話でのセリフでしょうか。
こう語る敗者が、もしも勝っていた場合に同じ言葉を自分に投げかけたかどうかで、このセリフの値打ちが変わってきますね。
追記:新伴仙司さんによると、第48話「ベロクロンの復讐」に登場した、ヤプール人の生き残り・Qの台詞だそうです。情報感謝!
HP :
カーデシアとの和平の取引材料として連邦から見捨てられた植民星の独立のために戦うテロリスト集団マキ。その指導者エディングトンは、一度はシスコに逮捕されたものの後にシスコを嵌めて脱走し、秘密基地で仲間と合流した。ところが、基地はジェム・ハダーの急襲を受け、彼は負傷する。マキの仲間とシスコを逃がすためにたった一人で殿軍を努めたエディングトンは、この独白の後、凄まじい銃撃を受けて死亡した。
明晰な計算に裏打ちされた冷静沈着な行動とは裏腹に、エディングトンはレ・ミゼラブルを愛読し、大義に殉ずるロマンチストでもありました。おそらくは連邦の掲げる理想主義を信じて宇宙艦隊に入った彼は、その信念故に、切り捨てられた植民星の住人に共感し、マキに身を投じたのでしょう。男には負けると分かっていても戦う時がある、というのは某隻眼宇宙海賊の言葉ですが、たとえ勝ち目のない戦いでも虐げられた弱者のために巨大な権力に立ち向かう生き様は、ある意味で男の理想といえます。
白状すれば、エディングトンはガラックと並んで、DS9での私的ベスト同率一位キャラクターです。
このエピソードは見ていないのですが、TNG以来、マキが登場するエピソードでは、ピカードやシスコら連邦側の行動に歯切れの悪いものを感じてしまうのは気のせいでしょうか。やっぱり描き方が難しいのかな…。
ゲームはどうやら僕の負けです。
君が皆に賞賛されているのは、その特殊な能力のせいではないことに気づきました。
それはきっと、人間誰もが持っている、たとえば勇気とか、愛とかいう力。
この街で生きていける、今は僕もそんな気がします。自分の力に頼ることも怯えることもなく、
ウルトラマンというヒーローに憧れと誇りを持てる、ごく普通の人間として。
追伸:忠告を一つ。君といたあの女性、結構気が強いよ。
くれぐれも尻に敷かれることのないように。
HP :
超古代怪獣ガルラに破壊される街で、避難民を誘導していたダイゴ隊員の前に、一人の青年が現れ、「あのビルの中に逃げ遅れた人がいる」と告げて去っていきます。
ダイゴはティガに変身してビルの中の人を救助しますが、ガルラは逃げてしまいます。しかし、あの青年は、なぜビルの中に人がいることを知っていたのか?
彼の名はキリノ・マキオ。超能力者である彼はダイゴの正体を見抜いていたのです。そして、今度、怪獣が現れたとき、ティガに変身せずに倒さねば正体を皆にばらすとダイゴを脅迫します。幼い頃から怪物扱いされてきた彼は、同様に超人的な能力を持ちながら英雄として賞賛されるティガを憎んでいたのです。
やがて再び出現するガルラ。レナ隊員の危機を救うため、ダイゴはやむなくティガに変身します。しかしガルラはかつてない強敵でした。ティガの必殺技をことごとく跳ね返す強靭な外皮と圧倒的なパワーの前にまったく歯が立ちません。ティガを救わんとシンジョウ隊員が戦闘機で急降下しながら放った切り札の徹甲弾さえもあっさり弾かれます。
キリノはガルラに泥の中に何度も叩きつけられるティガの姿に苛められていた少年時代の自分を重ね合わせます。しかし、それでも立ち上がり、ガルラに挑もうとするティガを見たとき、彼の中で何かが変わります。「僕は人間だ!」と叫んだ彼は、テレパシーでティガにガルラの唯一の弱点が喉であることを伝えます。地面を転がりながら最後のエネルギーを振り絞って放たれた光線が見事に喉を貫き、ついに難敵ガルラを葬ったのでした。
このキリノ・マキオは1話のみのゲストキャラだと思いきや、最終回にも登場します。
最強最後の敵・邪神ガタノゾーア(って、クトゥルー神話かよ!)に敗れ、石像にされたティガを復活させるため、これまでダイゴが関わってきた人たちが力を結集します。
キリノはテレパシーを駆使してかれらを結ぶ架け橋となるのです。そのとき彼はこう言います。
「ダイゴ君に光をもらった者です」
ウルトラマンが賞賛される理由を悟るということは、かつて自分が憎まれたのがその超能力のゆえだけではなかったと悟ることだったのでしょう。
…しかし、キリノが能力のせいで憎まれるのにウルトラマンが憎まれないのは、ウルトラマンが自分たちと同程度の能力であるべき同種の存在だとは、誰も思わないからなんじゃないかとも思います。
その点、「拝啓ウルトラマン様」と語りかけられるキリノは超能力の有無にかかわらず特殊なのかも知れません。
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