第245集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第247集を見る
今日この二人は、今日の一日という短い命を、この二枚の紙幣に変えたわ。
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林トモアキ「戦闘城砦マスラヲ」
紹介 :くるくる 様
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駄弁者:
人間の体と頭の特徴が、完全なものではないという見方にとどまらず、はっきりした欠陥があるという考え方ができれば、現代人という裸の人類が抱える根本的な問題についてもっと客観的な見方ができる。
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島泰三「はだかの起源 不適者は生きのびる」
紹介 :どっぐ 様
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駄弁者:
我々の神々も我々の希望も、もはや科学的にしか考へられなくなつてしまつた以上
これは単なる記憶でしかない。幽霊を呼び出しているにすぎない。夢中で叫んでいる人びとの誰一人、血縁関係にはないのだ。地主や土地に結びついて生きている人は一人もいない、それでも……(中略)…いいえ、ああ、ちがう、あたしはそうじゃない。
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ダイアナ・ガバルドン「妖精の丘にふたたび 1」(加藤洋子訳)
紹介 :山家 様
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勘弁してくれ! 全宇宙のアメリカ人が誤解されるじゃねえか!
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バンプレスト製作「スーパーロボット大戦A」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
ぼくは罪を背負うことにした。ぼくは自分を罰することにした。世界にとって危険な、アメリカという火種を虐殺の坩堝(るつぼ)に放りこむことにした。アメリカ以外のすべての国を救うために、歯を噛んで、同胞国民をホッブス的な混沌に突き落とすことにした。
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伊藤計劃「虐殺器官」
紹介 :ヒロ ハジメ 様
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駄弁者:
コンピュータ「ドクーガの損失6兆ドル、ブンドル局長の責任です。ドクーガへの損失賠償金は即金にしますか、ローンにしますか? 」
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渡邊由自脚本・西村純二演出「戦国魔神ゴーショーグン 第9話『ダイヤモンドは燃えつきて』」
紹介 :土左衛門 様
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「ペギラって、すげぇなぁ!モグモグ……」
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山田正弘脚本・野長瀬三摩地監督「ウルトラQ 第14話『東京氷河期』」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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出ろぉぉーっ、ガンダァーム!!
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富野由悠季原作・今川泰宏監督「機動武闘伝Gガンダム」
紹介 :TWR 様
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「誓った言葉を簡単に覆すような輩は、政治でも商売でも信用がおけませんからな …(中略)… しかし、あなたは違った。守ると誓った約束を、あなたは喉から手が出るほど欲していた条件を出されても、破らなかった。感服する。あなたは名実ともに、あの仁王、エドアルド陛下の後継者だ」
出典:
小河正岳「ウェスタディアの双星7」
紹介 :山家 様
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駄弁者:
マトロイド3原則
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東映制作「天装戦隊ゴセイジャー」
紹介 :神凪御子 様
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紹介 :かんきち 様
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駄弁者:
人の可能性を見せてやる。
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ATLUS製作「ペルソナ4」
紹介 :池上啓介 様
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駄弁者:
「ガンダムファイトを通じて僕たちは知った! 地球は誰の物でもない!」
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今川泰宏監督「機動武闘伝Gガンダム 第48話『地球SOS! 出撃ガンダム連合!!』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
手が届くのに手をのばさなかったら死ぬほど後悔する。それが嫌だから手をのばすんだ。
出典:
小林靖子脚本・柴崎貴行監督「仮面ライダーオーズ 第4話『疑いと写メと救いの手』」
紹介 :風都の守護者 様
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好きって言ったらぶっ殺す。嫌いって言っても殺す。
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奥寺佐渡子脚本・細田守監督「サマーウォーズ」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
わたしは人間ではな……いと
出典:
山岸凉子「日出処の天子」
紹介 :水谷秋夫 様
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駄弁者:
恋は人を盲目にも脳疾患にもさせるのさ。
出典:
谷川流「ヒトメボレLOVER」 『涼宮ハルヒの動揺』に収録
紹介 :トオコ・モリエ 様
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駄弁者:
もっとも、これは大天使ラングホーンがお決めになったことであり、「聖典」の中でこの球技に言及した一節を読んでみれば、平信徒にアンパイアを任せるべきではないと明記されているのだ。聖職者が試合を裁いてこそ、どんなに熱狂的なファンでも納得させられるにちがいないという深謀遠慮があったのだろう。
出典:
デイヴィッド・ウェーバー「オペレーション・アーク2」(矢口悟訳)
紹介 :山家 様
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駄弁者:
また来た ペギラ
出典:
山田正弘脚本・野長瀬三摩地監督「ウルトラQ 第5話『ペギラが来た!』」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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駄弁者:
彼女は特別ではなく“普通”なの
出典:
野村亮馬「ベントラーベントラー」
紹介 :陸ドム 様
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駄弁者:
同志諸君! 革命だ! 俺たちの時代を作るべき革命の時が今来たのだ!
出典:
佐々木守脚本「アイアンキング」第10話『死者へのくちづけ』』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
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命という漠然としたものを、目に見える形で手にしたの
だからお金っていうのは溜ってうれしいし、使って楽しいものなのよ
HP :
はじめまして、くるくると申します。
厳密な意味ではSFでは無いですが、以前林トモアキの作品が採用されていたので同世界を共有する作品だから、まぁいっかということで投稿しました。
普段はラノベらしく間接的には億単位の金が動くキャラクターたちの中で、初めて働き給与を手にした主人公へ、主人公の友人が給与が安いねと言ったときの社長の言葉。
まぁ、この社長も普段は大概ふざけたキャラクターなんですが、この言葉だけは働くということ、お金というものを簡潔明瞭に表した名言です。
そしてこんな言葉は、現実の社長に言われるとむかつくだけのような気もします。
社長の言っていることはもっともなんですが、一日分の命が金に変わるからこそ、その代価が安いことに対する不満も出てくるわけで…。
HP :
はじめまして。
人類の裸体化について書かれたノンフィクションより。
著者はアイアイの研究で有名な方だそうです。
人類の特質である、裸体化・言語の獲得(に伴う咽頭構造の変化)・大脳前頭葉の巨大化は、野生生物としては不適であり、欠陥である。
そのことを直視しなければ、現在抱えている我々の問題は解決できないのではないかという提案に、SFを感じたので投稿しました。
よろしくお願いします。
生存には不適な裸体をカバーするため衣服などを発達させたからこそ、体毛だけでは生存できない寒冷地にも進出することができた…。「不適」が逆転するところもドラマチックでSF的ですね。
SF的といえば、SFネタとしてはポピュラーだったホモ・アクアリウス説は、この本ではきっちり反論されていますね…そのあたりも面白かったです。
紹介 :トオコ・モリエ 様 → 第117集へ
HP :
本作品のヒロイン、クレアの1人娘ブリアナは友人に誘われてアメリカでの「ケルト祭」を見学するのですが、「クランの点呼」というイベントの際に自分の身上を思い起こし、パニックに襲われます。他の参加者は、皆、20世紀に生まれており、スコットランドとの繋がりは仮にあるとしても極めて薄れており、クランの名を単に叫ぶだけです。でも、彼女は違います。本来なら18世紀に生まれるはずで、しかもクランの跡取り娘なのです。フレイザーという本来の自分のクランの名が呼ばれた時、自分は、皆とは違う、ということを痛切に思うのです。この出来事が彼女を18世紀に旅立たせる契機の1つになるのですが。
本当に、血の重みということを考えてしまいました。彼女の両親はジャコバイトの1745年の反乱に参加しており、1969年の他の参加者からすれば単なる歴史上の出来事ですが、彼女にしてみれば、200年以上前のこととはいえ、両親やその周囲の人を思わずにはいられないのです。本来の自分の時代は、と私が彼女の立場でも悩むな、と思いました。
自分の生まれを知っているとはいえ20世紀に育った(…ですよね?)人間が、形骸化した行事で自分の血を意識すると言うことがあるんでしょうか…。ちょっと首をかしげてしまいますが、もしそういうことがあるんだとしたら、まさに「血の重み」というものでしょうね。
HP :
「機動武闘伝Gガンダム」のチボデー・クロケットが「ゲッターロボ」のジャック・キングの変な日本語を聞いて言った言葉。二人ともアメリカ人であるための絡みである。
『全宇宙のアメリカ人』という言葉は、各国が国家型コロニーを保有しているGガン世界では違和感がない台詞だが、基本的に宇宙世紀世界をベースにしている本作ではコロニー居住者の国籍がどうなっているのかわからないので少々違和感がある。『全てのアメリカ人』なら分かるのだが。
ちなみにジャックは「アメリカ人はこういう喋り方をするものだ」という思い込みから変な日本語を使っているだけで、実は普通に話せるという設定(ゲッターロボ本編では普通にしゃべっているらしい)。
そもそも、チボデー他Gガンダムの登場人物は、日本語を話していたんでしょうか…?
HP :
今や10回以上も読み返し、その度に感動してしまうほどのマイ・オールタイム・ベスト小説から、個人的に最も衝撃を受けた一文をピックアップしました。
デビュー作でこれほどラディカルなセリフを主人公に言わせるあたり、只者ではありません。ぼくは高校生のときにこの件を読んで腰が抜けかけました。
おおお、これは凄い、凄すぎる。何てことだ。
それ以来、伊藤さんの熱烈なファンになりました。
彼の魂が遥かなるSF者のバルハラに導かれていった後も、伊藤熱は未だに冷めていません。彼のような素敵な感性を手にするために、日々精進しています。
私は『ハーモニー』の方により衝撃を受けたのですが、こちらの『虐殺器官』も密度の濃い話でしたね。セキュリティや個人情報に対する考え方がとても印象的に感じました。
『ハーモニー』英訳の売れ行きによっては『虐殺器官』も英訳があり得るとか…もし実現したら、どんな感想が出るでしょうね。
ブンドル「もちろん、潔く一括払いだ! 出直しだ! 」
ケルナグール「キザめ、無理しおって。わしなら分割払いにするのにのう」
カットナル「奴め、当分安酒しか飲めんぞ」
HP :
謎のエネルギー”ビムラー”を巡って闘う巨大組織”ドクーガ”と巨大ロボ・ゴーショーグンを擁する移動要塞グッドサンダーの死闘を描いたアニメ。パイロットたちの掛け合いの面白さにユニークなドクーガの三幹部などの今までにないスタイリッシュな面白さがアニメファンに人気を博した作品ですが、ここでは第9話ラストから。
自分の美学にこだわる耽美派美形悪役・ドクーガのブンドル情報局長とゴーショーグンの戦闘の結果、ダイヤモンド鉱山は全滅。損失の賠償を求められたブンドルとそれを見ていた他の2幹部のセリフです。しかし、他の悪の組織の幹部もこんな要求されとるんかなあ。
>他の悪の組織の幹部もこんな要求されとるんかなあ
ふた言めには「ころす」の組織もあるみたいですから、それに比べたら合理的かつ温情的な気もします。
しかし、上司が「戦闘妖精・雪風」のクーリィ准将みたいな人だったら、かえって恐怖です。
HP :
『大怪獣との接近遭遇』第22回。前回投稿の『ペギラが来た!』の続編より。
突如、羽田空港から都心部にかけての一帯が、局地的寒波に見舞われた。新聞社の写真記者江戸川由利子(演・桜井浩子)はパイロット万城目淳(演・佐原健二)の憶測を聞き、「南極のペギラが東京に来たのではないか」と社会部デスク(演・田島義文)に告げるが、デスクは「ペギラなら退治された筈だ」と否定的な見解。と、その時、新聞社のすぐ目の前にペギラが着地し、冷凍光線を吐きながら吠える。社の窓ガラスは残らず割れて吹き飛び、椅子も机も資料棚も全てひっくり返り、大人たちが腰を抜かしてパニクる中、出稼ぎに行ったきり消息不明の父親をたずねて新聞社にやって来た少年春雄君だけが、ペギラの巨大さにひたすら感心していた。投稿の文句は、その時の春雄君の台詞(末尾の「モグモグ」は由利子に奢って貰ったカツ丼を美味しそうに食べている様子を活字化したもので、決して字のとおりに発音していた訳ではない)。
どんなに周囲が混乱しようとも絶対に箸と丼を手放さない姿に、この少年の貪欲さと生活力の強さを感じる。私はこれを初めて見た時「春雄君こそすげぇなぁ」と感心したものだ。
昔はこんなたくましい少年が多かったのかなあ…。
なんかアルカディア号の乗員に通じるものを感じてしまいました。こっちは未来の人ですが。
HP :
各国のガンダムファイターはこの掛け声で、各々の機体を呼び寄せる。さらには指パッチン付きの演出もありときたもんです。
音声認識で起動と考えればいいんでしょうけど、おとなしく起動するシーンがほとんど無い。遥か彼方から飛んでくるのはまだいいほうで、ひどい時は彫像に仕込んだ機体が出てくる始末。
こんな迷セリフ中の迷セリフを投稿してなかったとはまさに「だぁからお前はアホなのだぁ!」と反省しきりでございます。
自由の女神像を壊して中から出てくるのもあったみたいですが、アメリカ代表としてそれはOKなんだろうか(笑)。
これって「行きまーす!」の対を狙った掛け声だったりは…しないですよね。
HP :
銀河の二大国、ロアキア統星帝国とルフェール共和国との大戦に否応なしに巻き込まれた小国ウェスタディア王国は、女王自ら緩衝地帯の小国13国をまとめ上げ銀河の第三勢力として二大国に対抗しようと秘密裏に奔走します。そして、国境紛争を抱えた小国トラベスタ等との秘密会談を行うのですが、その際の一節です。
トラベスタは第三勢力に結集する代償として、紛争星系のティオジア自治星系をトラベスタに譲るように求めるのですが、女王はティオジア星系は住民が自治を求め両国がそれを誓ったことを理由に拒否します。これで第三勢力結集は困難になったと女王は覚悟するのですが、上記の科白をトラベスタの代表は述べ、第三勢力結集への協力を約束します。外交というのは相手を信用できるかどうかに掛かっています。そういう点で、好条件を出されたらすぐ乗り換えるような国では、信用は減る一方で、味方は結果的に減っていくことになると思います。
ライトノベルやスペオペの登場人物の言動を、実際の政治に置き換えて考えるのはナイーブ過ぎるとは思います。けど最近のを見てると、どうしてもなあ…。
1.マトロイドは人類を従えなくてはならない。
2.マトロイドは人類を懲らしめなくてはならない。
3.1と2に反しようと反しまいと、マトロイドは自分だけを守らなくてはならない。
HP :
ゴセイジャーの敵は、一つの組織が継続して侵略を行うのではなく、一つの組織が倒された後、新たな敵組織が侵略を開始するという珍しいものです。
これまで二つの組織がゴセイジャーに挑み、そして敗れ去っていきました。
宇宙からきたエイリアン軍団である、宇宙虐滅軍団(うちゅうぎゃくめつぐんだん)ウォースター。
地底に潜み、地球を腐らせようとしたモンスター集団、地球犠獄集団(ちきゅうぎごくしゅうだん)・幽魔獣。
そして幽魔獣が壊滅した後に現れたのが10(テン)サイのロボゴーグ率いる、ロボットやサイボーグで構成された機械禦鏖帝国(きかいぎょおうていこく)マトリンティスです。
マトリンティス帝国は人類を機械の支配下に置くため、「マトロイド」と呼ばれる戦闘ロボットで侵略を行うのですが、マトロイドには行動原理として「マトロイド三原則」がインプットされており、この原理に則って侵略や破壊活動を行います。
言うまでもなく、アイザック・アシモフ大先生の「ロボット三原則」が元ネタですね。
ちなみにゴセイジャーの敵組織や怪人には、SF映画やモンスター映画のタイトルが使われており、SF好きにはニヤリとさせられます。
HP :
多くの星を滅ぼしてきた宇宙虐滅軍団ウォースター 、1万年の眠りから覚めた地球犠獄集団・幽魔獣との戦いに勝利したゴセイジャーの前に現れた第3の敵。それは、4500年前に海に沈んだ文明の最後の生き残りのロボット、10サイのロボゴーグが造り上げた機械禦鏖帝国マトリンティスでした。マトリンティスの戦闘ロボット、マトロイドの行動原理となるマトロイド3原則が投稿の文句です。
ちなみにウォースターの構成員は異星人が登場するSF映画、幽魔獣はモンスター映画、マトロイドはロボットが登場するSF映画が名前の元ネタになっています。
「一と二に反しようと反しまいと、」のところで思わず吹いてしまいました。
>SF好きにはニヤリとさせられます
同日に揃って二人のご投稿があったことにもニヤリとしてしまいました。
HP :
美少女アンドロイドの出てくる作品の続編だからSF。さて、いきなりネタばれをブチかますと、今回のラスボスは創世神話の母神イザナミです。ラスボスは人間全ての望みを、おそらく善意と義務感から叶えようとします。しかして、その“人間全ての望み”とは「自分にとって都合の悪いことから目をそらして、都合のいいことだけみて(しかも真実とは限らない)面白おかしく生きていく」こと。そんなのゴメンだぜ! と主人公一行は戦いを挑みます。余計なことをするな、俺がいつそんなことしてくれと頼んだ! という場面での主人公の決別の台詞がこちら。
この「善意の母性人格神(もしくは支配者)の大きなお世話への反抗」というテーマは、SF普遍のテーマの一つではないでしょうか。ブレスオブファイアの“女神”にしてもそうですし、マクロスのシャロンアップルも考えてみれば善意の過剰干渉の方でした。
ものの本によると、かつてアメリカでスペースオペラが流行したのは、女性の象徴である母なる地球から離れて遠くへ行きたいというアメリカ人男性の願望の反映だったからだとか。なるほどねぇ。
母性となると分かりませんが、神への抵抗というテーマでは英米よりも日本のSFで特徴的なんじゃないかと思います。
キリスト教圏だと、わりと「絶対的な神」を受け入れてしまいがちなところがなくはないでしょうか?(『幼年期の終り』とか…)
「我らが母なる星の危機、人種も国籍もあるものかっ!」
HP :
主人公ドモン・カッシュによって撃破されたデビルガンダム。しかし、ネオジャパンのウルベ・イシカワ少佐によって宇宙に持ち出されたデビルガンダムは、レイン・ミカムラを生体コアとして組み込まれたことで復活、ネオジャパンコロニーと同化して「デビルガンダムコロニー」となった。
地球とも同化しようと触手を伸ばすデビルガンダムコロニー。地球の危機に人類は一致団結。すべてのコロニー国家からガンダム達が集結し、「ガンダム連合」を名乗って戦いを始める。
台詞は順番にネオデンマークのハンス・ボルガー(マーメイドガンダム搭乗)とネオネパールのキラル・メキレル(マンダラガンダム搭乗)の台詞。
国を背負って立つよりも、ナショナリズムをかなぐり捨てて地球のために戦った方が強い。けど最終的に敵を打ち破ったのは、国や地球よりずっと小さな二人の「石破ラブラブ天驚拳」…。
HP :
仮面ライダーオーズで自分の兄がグリードのアンクに体を乗っ取られていると知った泉比奈がどうしたらいいのか困っているところに主人公・火野映司が言ったセリフです。
某情報統合思念体の「やらなくて後悔するよりも、やって後悔した方がいい」の言葉をさらに発展させたセリフといっても過言じゃないでしょう。
今、自分ができることを精一杯やろうと気持ちが大切なんだということを改めて考えさせられました。
なかなか実践できないからこそ名文句たりえる言葉だなあ…などと嘆じてごまかす、自分の怠惰さが後ろめたい。
>某情報統合思念体の〜
…の方の言葉は、手が届くかどうか否かに関わらず手を伸ばした方がいいということなので、ご投稿の言葉がその発展というのはちょっと違うのでは。
HP :
ヒロイン・夏希に惚れていたいとこの翔太。当初健二を敵視していた彼もいざという時には思わず「俺がついてる! 」と激励してしまいますがそれはそれこれはこれ。
騒動が片付いて夏希と健二をくっつけようとする親戚一同を前につい健二にすごんでしまいます。後段の屈折具合が笑えました(とはいえ、嫌いのほうが一段グレードが低いのがまたなんとも)
ちなみに健二君の答は「大好きですっ! 」あーハイハイ御馳走様(死語・笑)
こりゃもう「大好きですっ!」の答えは大正解でしょう。まあ、いい目を見る前にいっぺん殺されてみやがれと思わなくもないですが(笑)。
HP :http://oikose.at.webry.info/
エスパー厩戸王子が活躍する古代SF漫画、日出処の天子。
敵、物部氏に追われた厩戸王子は、蘇我毛人と共に椋の樹の中に隠れます。その樹には人が入れる物理的な空間などありませんでした。無事窮地を脱した後、毛人は王子にとても人間業とも思えない、と言います。
毛人の言葉に、王子は過敏に反応します。その時の言葉です。
石ノ森イズムとでも言うべきものをここで感じました。時が現代でも古代でも、異能の人の孤独には変わりがないようです。
王子は自分が人間離れしたエスパーと見なされることにショックを受けていますが、読んでいる側は、そっちは普通に受け入れられるでしょう。
受け入れられなかったのは別の属性で…。今でこそ傑作の評価が定着した作品ですが、刊行当時は批判も多かったみたいですね。
HP :
SFは、センス・オブ・ワンダーだ、ってことで。
「名文句集」投稿ルールの変更により、今回から月単位(投稿四回分)で投稿テーマを変えることにしました。で、今月のテーマは「SF・男と女」。第一回目は、このサイトでも有名なライトノベルSF小説から。この小説のナレーターにして狂言回し的な立場にいる少年・キョンの、小説の本筋とは余り関係のない呟きです。とはいえ。
おい、こらキョン、確かに「恋は盲目」という言葉が人口に膾炙するほど、恋愛は人間から(老若男女問わず)理性や冷静さを奪うものだ。だが、「脳疾患」はないだろう、「脳疾患」は。ま、そりゃ、あんなデンパな「恋文」の代筆や代読をさせられた身としては、恋愛を「理性喪失」どころか「脳神経細胞喪失」に喩えたい気持は分かるがな。それでも、「自分以外の他者を愛することのできる人間」を無碍に扱うなよ。世の中には「そうすることのできない」人間も、いるんだからな。それに、だ。
キョン、あんたが言うか、あんたが!自分こそ、豊麗な胸と臀部を持つ幼顔の未来少女を見る度に、十代の思春期の少年特有の性的妄想に、頭の天辺までどっぷり浸かっているくせに!人のこと言えた義理か?
>「脳疾患」はないだろう
そうですよね。器質的な問題はないんだから「精神疾患」と言うべきですよね。
…とはいえ、病歴のないことの方が問題な疾患ではあります。
HP :
「時をかける少女」では野球は無くなる運命にあるようですが、「オペレーション・アーク」では地球が滅んでも生き残っているようです。そして、この星で唯一の「教会」の聖職者が野球の審判を務めると「聖典」に書かれたのですから、審判に不平を言う者はいなくなる筈と「大天使ラングホーン」は考えられたのでしょう。しかし、実際はどうだったか。この前には、審判は聖職者にも関わらず野次や罵詈雑言を浴びることが日常茶飯事という特異な存在であると作品に書かれています。幾ら審判が聖職者になろうとも、選手やファンに都合の悪い判断は間違っていると審判に主張するのは、1000年以上未来になっても変わらないようで、人類は進歩しないのでしょうか。
ヤジを飛ばすのも宗教儀式の一部なんですよ、きっと(笑)。
この宗教が分派したら、ベースボールとアメフトとバスケの審判のいずれが高位聖職者にふさわしいかでもめるに違いない。
SFの野球ネタだと、私は「ホーカ」シリーズの『くたばれスネイクス!』を思い出しますが、こちらでは、異星人同士の野球はルールブックが極度に難解で、審判は宇宙一高知能の人種でないと務まらないことになってました。
HP :
『大怪獣との接近遭遇』第21回。今回は「遭難の原因が怪獣だったということが後で知れる」というパターン。
南極観測隊の野村隊員が行方不明になって一年。遺品は、たった一冊の手帳。その最後のページに書かれていたのが上記の文句である。ペギラとは、野村隊員が命名した巨大生物だった。冷凍光線を吐きながら、ペギラは昭和基地に迫る…!
「また来た」というからには、少なくとも二回は遭遇している筈である。私は思うのだが、雪と氷ばかりの過酷な寂しい環境で同じ動物に度々出くわしたら、たとえそれが恐ろしい超能力を持った大怪獣だとしても、何かしらの愛着、いや、愛着とまではいかずとも興味や好奇心みたいなものは湧くのではないだろうか。現に、この野村隊員は怪獣に名前まで付けている訳だし…。
「また来た」……なにげない一言だが、いろんな意味を含んだフレーズではある。
名付け方からしてペンギン由来の怪獣だと認識していたみたいだから、何度も遭遇して生態とかを観察していたんじゃないでしょうか。…ひと目見てペンギンだと分かるとは思えないし。
HP :
クタムさんがなぜ主人公を特別扱いするのか聞かれての台詞です。
地球人が外星人に接する際のパターンは大別して三つ。
一つは見世物の珍獣に対するように接してくる人。
もう一つは外星人をある種の超越者と勘違いして何らかの恩恵を期待してくる人。
そして残りがさして特別視せず比較的素で接してくる人。
主人公はこの三番目だから気に入っているのだ、と。
明らかに嫌われてるだろうと突っ込まれても普通に嫌われてるから良いと言ってのけるクタムさん。
この作品にでてくる外星人ってメンタルが成熟した連中が多いですが、そうでもなきゃ宇宙を行ったり来たりなんぞできやしないってことかな?
外国人に接するひと昔前の日本人のパターンみたいですねえ…(今でもか?)。
>メンタルが成熟した連中が多い
外星人の側も宇宙に出られるのはまだ一握りで、人格識見とか教育水準が優れた層に限られていているとか?
立ち上がれ同志諸君!
俺たちは今日から、独立原野党、またの名を幻兵団と名乗る!
立ち上がれ、我らが鋼鉄の同志よ!
HP :
不知火族最後のロボット・ゴールドファイヤーを倒したアイアンキングと主人公・静弦太郎。だが、その前に新たな恐竜型ロボット・ザイラユニコンが現れる。新たな敵・恐竜ロボットを操る革命集団「独立原野党」が彼らの前に現れたのだ……。
というわけで、不知火族の次のさらに危ない敵・独立原野党の登場です。ロボットを「鋼鉄の同志」と呼ぶのがなんというか、上手い言い方だなあと。
それにしても、誰に向って作ってるのか、やっぱり聞きたくなりますね(笑)
先のご投稿で「革命青年みたいだ」などと思っていたら、次のは本当に革命の呼びかけでした(笑)。出典の放映は1972年から73年とのことなので学生運動はピークを過ぎた頃だと思うのですが…。
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