第277集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第279集を見る
現在の科学者たちは…(中略)…重要な部分で死んでいるのに、なおかつ、歩いたり、しゃべったり出来るのを発見した。
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ロバート・シェクリイ「明日を越える旅」(宇野利泰訳)
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
彼は決して自分が受け入れられないことを知っていたんだ。
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田代淳二脚本・上野英隆監督・円谷プロダクション制作「緊急指令10ー4・10ー10 第12話『天才ゴリラの初恋』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
「……おはよう四十五回目の籠島」…(中略)…
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望公太「僕はやっぱり気づかない 4」
紹介 :山家 様
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駄弁者:
もし父もリードマンさんの様に宇宙へ行ったら…
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竹内良輔原作・ミヨカワ将漫画「ST&RS 第11歩『宙地の宇宙』」
紹介 :H・I・T 様
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駄弁者:
ボク初めて獣王に乗ったとき、とっても怖かった。逃げたかったんだ
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サンライズ・テレビ東京制作「絶対無敵ライジンオー 第8話『友情の無敵合体!』」
紹介 :黒ピーボ 様
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…ワーイワーイ♪…▽
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コナミ製作「パワプロクンポケット7」
紹介 :ギムレット 様
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「SQ1はもういない」
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眉村卓「限界のヤヌス」 『司政官全短編』に収録
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
「君が幼馴染みと帰ってる途中……あ、どこにでもいる普通の女の子って感じの子です。えーと、そこに1匹のジャーム……化け物が出現します。猫背ですがそれでも2mを超える巨体、全身を白く短い毛に包まれており、目は白目が無く真っ赤、狼と猿の中間のような顔つきで理性は感じられず荒い息を吐いて……。頭部から背中にかけ脊髄に沿って6対12本の角が生えており、金属のような光沢がある。時折バチバチと電流のようなものが流れるのが見えます。両腕は丸太のように太く、指は第2関節から鋭く尖り……」
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安達洋介「QuickStart!!」
紹介 :るーしー 様
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ナミ「バラバは、この鈴の音が好きだった」
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高久進脚本・深沢清澄監督・円谷プロダクション制作「緊急指令10ー4・10ー10 第16話『原始人バラバ』」
紹介 :土左衛門 様
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修行なんて本当はどこでもできるんだ
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東映制作「海賊戦隊ゴーカイジャー 第7話『ニキニキ!拳法修行』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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「人々は見たいものしか見ない。世界がどういう悲惨に覆われているか、気にもしない。見れば自分が無力感に襲われるだけだし、あるいは本当に無力な人間が、自分は無力だと居直って怠惰(たいだ)の言い訳をするだけだ。だが、それでもそこはわたしが育った世界だ。スターバックスに行き、アマゾンで買い物をし、見たいものだけを見て暮らす。わたしはそんな堕落した世界を愛しているし、そこに生きる人々を大切に思う。文明は……良心は、もろく、壊れやすいものだ。文明は概してより他者の幸せを願う方向に進んでいるが、まだじゅうぶんじゃない。本気で、世界中の悲惨をなくそうと決意するほどには」
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伊藤計劃「虐殺器官」
紹介 :ヒロ ハジメ 様
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駄弁者:
『悪魔』というのを本で調べたがいちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ……
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岩明均「寄生獣」
紹介 :納豆 様
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神はいたっておかしなユーモアのセンスをお持ちだ。
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ダイアナ・ガバルドン「遥かなる時のこだま1」(加藤洋子訳)
紹介 :山家 様
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そうね 正解は一つではないということだわ
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竹内良輔原作・ミヨカワ将漫画「ST&RS 第11歩『宙地の宇宙』」
紹介 :H・I・T 様
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駄弁者:
「奇襲ハ先ヲ越サレタリ。真珠湾攻撃ノ要無シト認ム。○三二八」
出典:
横山信義「宇宙戦争1941」
紹介 :へんな毒 様
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駄弁者:
シリウス藩。
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田中天「天下繚乱ギャラクシー −見参、銀河卍丸− Replay:天下繚乱RPG」
紹介 :ギムレット 様
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駄弁者:
「二ツノ知的生命体ノ出会イハ、全面戦争二ヨルドチラカノ滅亡デオワル」
出典:
松本零士「宇宙海賊キャプテンハーロック」
紹介 :車錠 様
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駄弁者:
ここまでしても、ここまで日本に有利な「戦闘」を連発しても、「戦争」は作り上げられないのか、と。
出典:
扶桑かつみ「異聞・大東亜戦争」
紹介 :10−0 様
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駄弁者:
(考えて書けるものがあれば書く……。そうですね。今までデータとして持っていなかった事でも、考えて答えられるものは今考えましょう。ありがとうございます、芳奈さん。好きな色……。そうですね、私は何色が好きなんでしょうか)
出典:
高木信孝「PUREまりおねーしょん」
紹介 :るーしー 様
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駄弁者:
誰かモグネチュードンを知りませんか
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ねもとしょうじ脚本・土屋啓之助監督・ピープロダクション制作「宇宙猿人ゴリ(スペクトルマン) 第16話『モグネチュードンの反撃!!』」
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
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HP :
21世紀に活躍し、世界を変えた青年ジョーンズの足跡を印した3000年代の伝記。
電気技師の家族として南太平洋諸島に育ったジョーンズは、両親の母国であるアメリカに渡り、紆余曲折の後、ニューヨークにたどり着く。活気にあふれたニューヨークを目の当たりにしたジョーンズは活気の理由を尋ねるが、彼が眼にしたのは活気ではなく死人たちの恐慌だと聞かされる。
死人たちの特徴1:怒りと恐怖以外の感情が欠落している
特徴2:その行動にロボット的な性質がある
特徴3:無理をして人目を引くこと(必要以上の大声や笑い)で生きているまねをする
この定義でいくと現代人のほとんどが死人扱いになりますね。
こころ豊かに、惰性に流されず、無理をせず自分として生きる。
締め切りに追われていたであろう作者の自分に対する戒めでもあるのかも知れませんが、現代において、死人状態から脱するのは難しいことですね、ナムナム。
シェクリィは短編集はいくつか読んでますが、長編はこれも含めて未読ばかり…。
>死人たちの特徴
この特徴だと、ひとりひとりは死人っぽくなくても、大衆として行動するときは「死人たち」の群れになってしまうような気がします。
檻の中は彼にとって地獄だったんだ。
HP :
青果店で、金には手をつけずメロンなど高級な果物ばかりを狙う窃盗が多発。捜査に乗り出した毛利チームは、店の埃からゴリラの毛を発見する。犯行が行われた地域の中に、人間のようにテレビを見るゴリラがいると話題になった動物園があることに気が付いたリーダーの岩城は、ゴリラの犯行ではないかと推理。犯行現場を抑えることに成功するが、ゴリラはたまたま目を覚ました青果店の娘をさらって逃走、木の上に立てこもる。牛乳や果物を持ってきて少女のご機嫌をとるゴリラに、いつか親しみを覚える少女。一方、毛利教授はゴリラが人間並みの知性を持っているのではと推理、機動隊を抑えてゴリラに人質を解放するよう話しかける。彼の言葉が通じたか、人質を解放するゴリラだが、そのまま木の上に戻ったゴリラは飛び降りて自ら命を絶つのだった……。
ゴリラの死を目の前に毛利教授がつぶやいたセリフです。
前回のバラバ同様、人間に近くても決して受け入れられない彼ら。ゴリラの死に少女は涙しますが彼女も成長したらどうなるか。
ちなみに本作のシナリオタイトルは「虹をつかむゴリラ」だったそうです。人間と同じ知能を持ちながら受け入れられないゴリラにとって、人間の社会は手の届かない虹のようなものだったのかもしれません。
それにしてもこのエピソードも造形のおかげで泣いていいやら笑っていいやら…。
だいぶ前にご投稿のあった清原なつの「金色のシルバーバック」を連想しました。やはり少女とペアですが、こちらはハッピーエンド。
「問題ないって……顔、真っ青じゃないですかっ」
「そんなはずがないだろ……毎夜二十四時に、私の肉体的疲労は全てリセットされるはずだ。だから、疲れなどあるはずがない……」
HP :
今回、部活の合宿で、主人公達はタイムリープに巻き込まれます。ややこしいことに初回を除いて、部員5人のうち主人公とサブヒロインの部長以外の誰かが欠けて合宿初日が始まり、部長は全てを記憶しており、部長以外は毎回記憶を失って、合宿初日を繰り返します。毎回、記憶をリセットされる部長以外はともかく、部長は段々生気を失っていき、とうとう上記の状況に陥り、主人公と上記の会話をします。
確かに同じ日を45回も繰り返し、全く前へ進めず、しかも自分だけそれを覚えていては、幾ら肉体的な疲労はなくても、精神的な疲労は恐ろしいことになりそうです。タイムリープものというと「うる星やつら」の中でもありましたが、あの作品でも、最初に気づいた温泉マーク先生が真っ先に壊れましたし。また、45回繰り返しても、まだ解決を諦めない部長もある意味、すごい存在のような気がします。私だと10回以下で諦めそうです。なお、最終的な解決にはまだタイムリープを繰り返す必要があるのですが、この回で解決のめどが立ち、部長も生気を取り戻すので、この時点での科白から、投稿しました。
タイムリープ…というか、ループものですね。古いところでは筒井康隆の「しゃっくり」やリチャード・A・ルポフ「12:01PM」(『ここがウィネトカならきみはジュディ』に収録)あたりでしょうか。どちらも人間の記憶だけは(多かれ少なかれ)残っているという設定だったと思います。
私が最初に読んだ同ネタは佐々木淳子のマンガ「霧ではじまる日」で…って、これ前にも書いてますね。こちらも人間の記憶は残っているのですが、ループを続けた末に擦り切れた人々が、惰性と無感動のうちに繰り返しの日々を送っている様子が描かれていました。解決のめどが立たなければ、部長も遠からずそうなってしまったのでは。
あのカタイ父も浮かぶんだろうか…
無重量に…
宇宙に…!!
HP :
真面目で厳しく笑う事も一緒に遊ぶ事もほめる事も滅多にない医者の父に育てられた宙地渡(あまち わたる)。
それでも医者の仕事を継げとは決して強制せず、自分の書いた父の仕事の作文の宿題を何度も読み返したという父親の気持ちを何となく理解していた彼は学校でも模試でも常に優秀な成績を収め続け、漠然と医者になる事を考えてきました。
父を尋ねてくる人間は医者や役人や医療メーカーといった背広の似合うカタイ人間ばかり、そんな中でやって来たやたら破天荒な外見と言動のアメリカ人サンジェイ・リードマン。医者でありながら父や自分の知る人間とはまるで違う彼に興味を持った渡は彼が国際宇宙ステーションの宇宙飛行士であり、無重量状態でしか作れない新薬を開発していてそれを父に届けに来た事を聞かされます。
「これからの医者は宇宙くらい行かないとな!」その言葉に思わず投稿の台詞の内容を想像する渡。
その時から彼は宇宙飛行士を志望するようになり、第3宇宙ステーションが日本上空を通過する時間等には空を見上げ、ST&RSの日報が更新される時間には携帯をチェックし、ST&RS宇宙学校の入学説明会に申し込み、ふたご座超新星の情報や画像を収集する事に夢中になって申し込みをするのを忘れていた白舟真帆と(入学申し込みは一度に三人まで同時に受ける事ができる)共に宇宙学校を受験する事になるのです。
宇宙飛行士にも天文学者にもなれる優れた資質をもつ宙地、そんな彼の宇宙飛行士を目指す動機は無邪気極まりないというのもいいのですが、やっぱり一番インパクトのあったのはその話を『ロングウォーク』試験の最中に聞かされたクールでポーカーフェイスのロシア美少女ユリアのやたら艶っぽい表情での「ほれたわ!」宣言でしょう。
その発言に今まで見た事もないほど動揺する渡…大丈夫だよ、相手は君の事を好きになったというだけで「つきあってくれ!」とも「子供がほしい」とも「結婚しましょう」とも言っていないんだから(この時からユリアは宙地を『渡』と呼ぶようになり自分の連絡先を彼に渡したりするようになります)。
カタいのと重いのとはニュアンスが違うような気がするんですが…。
スーツを着たカタい人間が普通に宇宙に行くようになったら、宇宙時代も本格的と言えるんじゃないでしょうか。
でもここで逃げちゃいけないと思って思い切ってぶつかっていったんだ
HP :
このセリフ 後半部分が有ると無いとで
名文句にも迷文句にもなります
そりゃ あの搭乗は怖いと思います
>そりゃ あの搭乗は怖いと思います
Wikipediaの記述を確認しました。「空中を飛んで獣王の口にある操縦桿を掴み搭乗する」…うん、無理。
このシリーズの「光の戦士」は地球の子供たちに多くを望みすぎだと思います(笑)。
野球ガ デキテ タノシイナ〜♪…▽
し あ わ せ
HP :
今回は名言というよりパワポケファン皆のトラウマを投稿します。
上記の文句が出るのはパワポケ7のノーマルバッドエンドなのですが、
キツイシナリオが有名なパワポケの中でも5本の指に入るほどです。
主人公たちがヒーローに負けた際、悪の組織ワルクロ団とヒーローがグルだと知っていたことがばれてしまいます。
そのことを外に漏らさないように主人公達はヒーローに野球にしか興味無いよう洗脳され。
そして最後には弔鐘の音と共に幼児退行か精神崩壊したと思える一枚絵が表示される。
どのような絵かはhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm857184の10:41から見えます。(ネタバレですが)
シナリオ中のヒーローの所業を見てるプレイヤーにとっては、
はっきり言って笑えずトラウマになってしまいました。
動画の途中にある正義と悪の談義はポケ屈指の名場面です。
自分なんかが投稿していいのかと思い投稿できてませんが踏ん切りがついたら投稿します。
動画をひととおり見たのですが、クリアしたときとレッドのセリフとバッドエンドとの落差がすごい。
あと、とりあえず野球がどうとかSFがどうとか言う以前にカオスなゲームだと分かりました(笑)。
セイは、遠くを見る目になった。
「司政官が、直接命令をくだしていると、そういうんだ」
HP :
司政官が派遣された植民惑星ガンガゼンでは、先住生物ガンガゼアと植民者の密貿易やガンガゼア部族国家への介入、さらには植民地の独立要求など問題が重積していました。
そんな折、ガンガゼアの聖域であるバベル大陸へ向かう植民者の大船団が観測され、同時にこれを独立派の艦隊と主張して司政庁警備を申しでる『義勇軍』が現れます。ロボット官僚の頂点に立つSQ1はこれを容認しますが、独立派船団は司政庁所属の戦闘ロボットに攻撃され、司政官のセイは遭難した独立派を救いにきたガンガゼア部族との交渉にのぞみます。
ところが、その部族によってセイは暗殺されかけ、連絡のとれなくなったSQ1は自称義勇軍──実は独立派の別動隊に爆破されたとの報告。セイは巨大なロボット官僚機構をみずから動かすことになり、事態を把握できない護衛ロボットに『直接命令』を宣言するのでした。
連邦軍の強権政治から原住者や植民者を守るはずだった司政官が、当の彼らから必要とされなくなった時、司政官はどうすべきなのか?
私には、いまだに答えが出せません。
『司政官』シリーズの短編の中で、私が一番好きな作品です(自分で投稿もしてますね)。
>原住者や植民者を守るはずだった司政官が、当の彼らから必要とされなくなった時
セイはガンガゼの植民者から拒絶された後も司政官の理念に殉じることを選んだわけですが…それを一徹と言うべきなのか固執と言うべきなのか。寂しい笑顔を浮かべつつそれを選ぶセイの姿をイメージして切なくなります。
「ヒロインどんな子だって?」
「どこにでもいる普通の子です」
HP :
以前にも投稿した、TRPG4コマ漫画からの名文句です。
部員達が「ダブルクロス」をプレイしている時、GMのフミがPCと幼馴染みの少女が帰宅中ジャームに遭遇する場面を描写しました。
ところがフミはジャームを微に入り細に入り(4コマ中2コマ使ってたっぷりと)描写するものの、ヒロインの方は「普通の女の子」の一言で流してしまいます。
RPGとしては、普通の女の子より怪物を丁寧に描写するのは至極まっとうなことじゃないかと。むしろ凝った設定を無視してヒロインのことしか聞かない部員たちの方が「流した」と言えるんじゃないでしょうか。
毛利「今にして思えば、バラバたちが眠っていた洞窟は、一種のタイムカプセルだったのかもしれない…(中略)…現在の私たちが、数千年後の世界に生き返ったらどうなることだろう? 天涯孤独、見るもの聞くもの自分の知らないものばっかりだ。気の狂うばかりの寂しさに違いない。その中でバラバは、ナミちゃんの持つ鈴の音だけが共通のコミニュケーションだったんだ」
HP :
青年科学者・毛利春彦のもとに集まった無線を趣味に持つ若者たち、通称”毛利チーム”が、科学と市民バンド無線のネットワークを駆使してさまざまな怪奇現象に立ち向かう姿を描いた円谷プロのSFドラマです。
山中で謎の”熊人間”が捕らえられたと聞いて調査に乗り出す毛利チーム。その”熊人間”・バラバは毛利チームのナミ隊員が古道具屋で買ったネックレスの鈴の音に異常な興味を示す。そこにバラバを救いに別の熊人間が現れ、ナミ隊員も彼らに連れて行かれてしまった。いつか鈴の音を媒介にバラバと意思を通じ始めるナミ、一方毛利らも熊人間がネアンデルタール人であることに気づき、彼らを追うが、人間の欲望に翻弄されたバラバたちは悲劇的な最期を遂げるのだった…。
ラスト、毛利教授がバラバたちがいた洞窟(冷凍睡眠用に非常に低温になっていた)が原始人のタイムカプセルだったのではないかと推察したシーンのセリフです。彼らは何のために現在によみがえったのか、彼らの伝えたかったメッセージとは…。
気軽にタイムスリップものを読んだり見たりしてますが、当事者からすると確かにこれ以上恐ろしい経験もないですね。
もっとも、ストーリーは確かに悲劇ではあるんですが、本作の落とし穴は、着ぐるみのあまりにあまりな出来に、泣いていいのか笑っていいのかわからなくなるところにあったりして……。
似たモチーフの話はたくさんありますが、自分の時代と未来とのギャップに終始悩まされ続けるか、意外と早くに順応してむしろ自分の時代ならではの特性を生かして活躍するかは分かれるところかと思います。
>着ぐるみのあまりにあまりな出来に…
元祖スタートレックを見ていたときに同じような感想を持ったことがあります。先にブリッシュのノヴェライズで読んで面白かっただけにがっかりしてしまったことが時々。
高みを目指し、学び、変わろうとする気持ち
それさえあればな
HP :
「宇宙最大のお宝」へのナビゲート機能を持つ機械の鳥ナビィが「汝ら、虎の子を尋ねると吉ゾヨ!」と告げたため、街で虎の子を探していたゴーカイジャー。そこに現れた宇宙拳法の達人パチャカマック13世との戦いの中で、ドン・ドッゴイヤー(ゴーカイグリーン。通称ハカセ)とアイム・ド・ファミーユ(ゴーカイピンク)は武器を奪われて全く太刀打ちができなかった。他の3人が素手でも互角に戦えるのを見てアイムは自分も努力してああならなければならないと決意するが、ハカセは「人には向き不向きがあり、自分たちが努力しても無駄だ」と考えていた。街を歩いていた2人は子供達に拳法を教えている青年を目撃。青年の動きに感心したアイムはその場で弟子入りを志願して一緒に修行を始めるが、ハカセは「自分はやっても無駄だから」とゴーカイガレオンに帰ってしまう。
その日の夜、疲れて居眠りしてしまったアイムを見てハカセは「やはり向いていなかったんだ」と思っていた。毎日筋トレで鍛えているジョー・ギブケン(ゴーカイブルー)はともかく、キャプテン・マーベラス(ゴーカイレッド)やルカ・ミルフィ(ゴーカイイエロー)は鍛えていなくても強いのにと。しかし、それを聞いたジョーは意味深な言葉をハカセに返す。実はルカはガレオンの見張り台で流れ星を見つけることで目の速さを鍛えており、マーベラスも船内にいる間は非常に重い腕輪を身につけて鍛えていたのだ。ジョーの言葉が気になっていたハカセは、ルカと見張り台で会話したり、マーベラスの腕輪を持ってみたりしてそのことに気付く。同時に自分だけがなんだかんだと言い訳をして鍛えていなかった事にも気付くのだった。
翌日、自分だけが置いていかれるわけにはいかないとハカセは青年に弟子入りを志願する。ところが、修行が始まって間もなくパチャカマックが再び街に現れる。2人は悩むが、青年に促されて戦いにいく事を決意、後でまた修行を受けさせてくれと頼み込む。青年は「俺の教える事なんてもうない」と言い、驚く2人に投稿の台詞を語る。実は青年は獣拳戦隊ゲキレンジャーの漢堂ジャン(ゲキレッド)で、ナビィのお告げはジャングルで虎に育てられた野生児である彼のことを指していたのだった。
>「人には向き不向きがあり、自分たちが努力しても無駄だ」
前半については同意見なので、ハカセはハカセぶりを生かせる修業をすればいいのでは(鍛えて他の色とキャラがかぶってもなんですし)。
HP :
作中の「黒幕」、ジョン・ポールが、その「虐殺の種を蒔く」旅の終着点において、主人公に言い放つセリフです。
ぼくが初版を買った高校生の頃、この一文に強いショックを覚えたものでした。いや、今でもこのセリフと向き合う度に、ぼくの心は動揺してしまいます。きっとそれは、このセリフが憎悪からではなく、悲しいくらいに真っ直ぐな愛情から発されたものだからなのでしょう。
怠惰で、どうしようもなく傲慢な連中だが、それでもわたしは彼らを愛してる。
その深い愛ゆえに、彼は「虐殺の王」になってしまうのです。
果たして、ぼくたちは彼にそこまで愛される資格があるのだろうか。この愛に応えるために、ぼくたちは、自らの無知の招いた罪をはっきりと自覚し、深く懺悔しなければならないのではないか。
このセリフを読む度、そう思わずにはいられなくなるのです。
ジョン・ポールのような致命的な手段でなくても「虐殺の種」は実際にも蒔かれているのではないかという疑念は、読んだ人の多くが持つのではないでしょうか(疑念どころではないかも)。
しかし、懺悔の方法は、エピローグで主人公がとった以外のやり方であってほしいと切に願います。
HP :
名作、寄生獣からの言葉
主人公が地球外生命体であり相棒のミギーの「生きるために人を喰うのは当たり前じゃないか」と言う言葉にキレた主人公に悪魔と罵られた後、ミギーが言った言葉。
悪魔という物を考えたのは人間、だから人間こそ悪魔に近い存在と言う意味に最近、気がつきました(笑)
人間にとってのミギーたちを一言で表すなら、「悪魔」よりも「天敵」がふさわしい。
>悪魔という物を考えたのは人間
神というものを考えたのも人間だから、神に近い存在にもなれるはずなんですけど…。
HP :
私の偏愛するアウトランダーシリーズの最新刊が翻訳されたので早速、その中の一節から紹介します。
上記の一節は、ジェイミーが20世紀に帰還した娘のブリアナに宛てた手紙の一節なのです(ちなみに手紙は銀行の金庫の中で2世紀に渡り保管されていました)。ジェイミーの甥ヤングイアンを、その実母にしてジェイミーの姉に連れて帰ることを知らせています。甥は、スコットランドで誘拐され、様々な危難に会った末に、ジェイミーと同居しているのですが、その間にインディアンの娘と結婚し、一族に迎えられ、刺青まで顔等に入れています。そして、娘との死別を機に叔父の下に帰るのですが、今度、スコットランドの母の下に甥をジェイミーは連れていくことにしたのです。
それにしても、神の定めた運命とはいえ、刺青を入れた息子を、母はどのように迎えるのかを思うと、ジェイミーのこの一節は何ともいえません。そして、200年未来に帰った娘は、その結果が分かるわけで。現実世界でもしばしば思うことですが、本当に神はいたっておかしなユーモアのセンスをお持ちだ、と思わざるをえません。
刺青をことさら問題視してみせるユーモアのない為政者よりは、おかしなセンスでもユーモアのある神様の方がいくらかマシなのでは。
でも 共通するのはチームプレーを忘れてはいけないということね
HP :
宇宙学校入学を懸けた最終試験、地底湖50kmを宇宙服を着てチェックポイントにある湖底草を回収しながら24時間以内に踏破しなければならない『ロングウォーク』。
出発は班ごとに行い、協力も自由だがあくまでタイムは個人ごとに計測を行うと聞いて沸きあがる各受験生達。
この試験でチームメイトの深海・フィッツジェラルド・嵐(以下 嵐)の上を行くとはりきっていたマルカ・ニコラエヴナ・マイゼール(以下 マルカ)でしたが、試験後数時間を過ぎた辺りで急に酸欠の症状に苦しみだします。
実はこの試験、予め少ない酸素しか配布されていない人間を各班に最低一人混ぜておいてどうこの窮地をどう切り抜けるか(30秒間動きがなくなり、管制からの呼びかけに答えなかったら即試験終了というシビアな条件なのもこのため)も評価の対象だったのです。
マルカの身を案じ、リタイアする事を提案するいとこのユリア・イヴァノヴナ・マイゼル(以下 ユリア)に対して意地で拒否するマルカ。
「リタイアは全ての可能性が潰える時まで許さない!!」
「あきらめるな!!最後の最後まで!!地上でも月でも水の底でも!!宇宙飛行士になりたいのなら!!」と叫ぶ嵐。
近くの休憩所で3人の酸素を均等に分け合い、休憩も睡眠もとらずに歩き続けるという手段でなんとかゴール近くまでたどり着いた嵐達に合流する白舟真帆達。
真帆達からチェックポイントの湖底草がライト程度の光をあてつづけると大気に極めて近い成分の空気を爆発的に発生させるように遺伝子操作された光触媒であり、それで不足の酸素をおぎなう事によってここまで来た事を聞かされ驚き賞賛する嵐。
それに対して酸素を分け合うだけでゴール直前までやって来た事に賛辞を惜しまない真帆、そして思わず投稿の台詞をもらすユリア。
『方程式』としても『回答』としても温めなのは否定しません(予め回答や救いの手が用意されてありますし)でも一つの答えしか用意せず、それに基づいて弱肉強食の倫理を教え込むよりもずっと人間らしいし、ジャンプの古の三大フレーズ『友情・努力・勝利』をよい意味で近代的かつ合理的に解釈した上で、彼女達が誰かに教えられたものではなく自分自身で導き出した『正解』は宇宙でもそれ以外の場所でもでも十分通用する『真理』だと思います。
『友情・努力・勝利』のフレーズをひさびさに素直に賞賛したくなりました。でも「努力」の代わりに「機転」が入った白舟真帆達の解決策もSFらしくて好感が持てます(それ以前のエピソードでヒントがあればなお良し)。
HP :
昭和十六年十二月八日 日本軍は真珠湾を目の前にして攻撃目標より黒煙が立ち上がっているのを確認した。事故なのか?それとも特殊潜航艇による攻撃が一足先に始まったのか確認の為付近を旋回する攻撃隊は黒煙の間で蠢くものから攻撃を受けた!
え〜題名でモロバレですが前回イギリスに来た奴らが今回はパワーアップして世界各地に襲来したという話しですね。
こんな報告が来た為に大本営司令部内ではどこがやったのかと騒然となりました
まさか宇宙人が攻めてくるとは思わないですからねぇ普通。
因みに日本軍でのトライポッドの呼称は「タカアシガニ」です。もうそれ以外は無いって感じですね
少し前にもご投稿があったものですね。そのコメントにも少し出ていましたが、あらためて名文句として。
>奇襲ハ先ヲ越サレタリ
「トラ・トラ・トラ」ではなく「カニ・カニ・タコ」とでも打電したでしょうか。
それはシリウス大納言徳川星宗がしろしめす宙域。
中心宙域オオエド星系から8.6光年という近さにありながら、そこは悪の華咲く伏魔殿と化していた。
かつては慈悲深き名君と称えられた星宗が、あたかも伴星シリウスBの妖しき光に魅入られたかのように、陰惨無道なる宇宙的狂気の所業に身を染め始めたのである。
主星シリウスAの気高き輝きは色あせ、民百姓の顔に笑みはない。
そして今、狂える支配者の魔手は、己が子にまで及ばんとしていた……。
だが人よ、絶望するなかれ。
神や仏はおらぬとも、この世に宇宙英傑がいる限り、悪の栄えたためしなし!
天下繚乱ギャラクシー
『宇宙英傑伝ーシリウス血風録ー』
銀河繚乱綾錦、いざ、開幕!
HP :
長くてすみません。
最近のTRPGでは大抵最初に今回予告というどんなお話をするかの予告を言うんですが、あまりにも壺にはまったので長いとわかっていながら今回予告全文投稿してしまいました。
この狂いっぷりが田中天らしいです。
しかし一番恐ろしいのはこの予告がちゃんとした時代劇だということ。
予告の要点をまとめると、
『藩主が狂って民百姓を苦しめている。それどころか今度は姫様にも手を出しそうだ、英傑よ藩主を成敗し藩を救え。』
となります。
ね、時代劇でしょ。
ちなみにシリウスはおおいぬ座のでオオエド星系は太陽系の事です。
TRPGで「宇宙的狂気」などという文句が入ると、どこぞの邪神の呼び声が聞こえたのかと思ってしまいますが。
>中心宙域オオエド星系から8.6光年
シリウスの名前は残っているのに、母星系の名前は見るかげもなく。
HP :
ハーロック側が、地球人に化け潜んでいた侵略者、マゾーンを暗殺し始めた。その中には幼児を抱いた若奥様のマゾーンもいた。彼女は「助けて、助けて」と哀願したが、主人公側は丸腰のマゾーンを殺す。その時台場が仲間のミーメに「僕たちは種族が違うというだけでとんでもないことをしてるんじゃないだろうか」と問いかけられたとき帰ってきた答えが上の台詞。
気になるのは同じような台詞をSF小説で何度か見たような気がするがどうしても思い出せない。
松本零士の原作にときどき出てくる、こういうドライなところは嫌いじゃないです。
>同じような台詞をSF小説で何度か見たような気がするが
何でしょう。私もよく覚えてないですが、ニーヴン&パーネルの作品などにありそう…。ご存知の方がいたら教えてください。
HP :
架空戦記(+架空史)サイト、「太陽帝国」の中のシュミレーション戦記、その解説より。
「異聞・大東亜戦争」は、「もし大東亜戦争において、連合艦隊が戦場で日露戦争並みの幸運に恵まれていたら?」というコンセプトの作品です。連合艦隊の行く所アメリカ艦の死屍累々、なのですが…やっぱり日本は負けます。絨毯爆撃も受けていないので史実よりはだいぶマシですが。
セリフは、双方の損害を表にまとめてみてあまりのことに「ネジが切れたように笑った」作者の言葉。「かなり日本に有利に改竄した」にもかかわらず、やはり戦術では戦略をひっくり返しきれなかったとのこと。
まあ、二十世紀に入ってからこっち、天下のアメリカ様に勝てる国なんて無いんだから当然ですけどね…。でもやっぱり自分の国が負けるのはちょっと悲しいです。うう。
大型艦の損害比率が日本:連合国=1:3で、大和が敵戦艦を食いまくっても及ばない。ウェブサイトにある後書きで、日本帝国が崩壊する分岐点は開戦よりずっと前にあったのでは、という意見に賛成したくなります。
サイトの他のコンテンツ、「宇宙戦艦ヤマト・地球防衛軍史概論」なんかも面白そうです。
HP :
以前にも投稿した、マリオネット少女の学園生活を描いた漫画からの名文句です。
入学してから数日後、あのんは先輩から校内新聞の取材としてアンケート形式の質問を受けます。
誕生日や身長・体重等を順調に答えていくあのんでしたが、血液型を聞かれて答えに詰まった事から普通の人間ならよくある音楽や食べ物の趣味が自分には無い事に気付きます。
悩んでいるあのんに入学式の日に知り合った同級生・芳奈が、「考えて書けるものがあれば書く。それで十分でしょ」と助言しました。
趣味等感覚的なものは、改めて考えてみると随分難しいものですね。
こういう感覚的な質問というのは、クオリアをもっていないと答えられないのでは。アンドロイドにはハードルが高そうですが、まあ新学期に夢を膨らませられるぐらいなら、問題ないか。
HP :
ゴリの作り出した地震怪獣モグネチュードンの起こした地震で、東京は壊滅状態に。苦戦の末にモグネチュードンを倒したスペクトルマンですが、地震をゴリの起こしたイレギュラーとしたネビュラ71は、時間を戻して地震を「なかったこと」にしてしまいます。だが、スペクトルマン・蒲生譲二は納得がいきません。将来の地震への教訓を見出すため、損害をそのままとは言わないが、記憶が残っていたほうが人類のためにはよかったのでは……と。
ゴリ「それが『天災は忘れたころにやってくる』ということだ! 」
……作戦失敗したくせに何カメラ目線で突っ込みいれてんだあんた。
そして、ラストは譲二がこのセリフを言いながら、ビラを配って記憶が残っている人を探しているのを隠し撮りで撮っているというシュールなものでした(ピープロ流の宣伝も兼ねているんでしょうが)。
震災から1年、我々もまだまだ忘れてはいけないことが……などというたいそうなことは言うつもりはありませんが。
上層部の心ない対処に苦悩する現場、と考えるとちょっと泣けてきます。そういう「すまじきものは宮仕え」っぽいめい文句がスペクトルマンでは他にもあったような……これか。
>我々もまだまだ忘れてはいけないことが…
記憶はともかく、被害については時間を戻せるものなら戻したいところです。
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