第303集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第305集を見る
新しい誇りには新しい痛みさえ伴うだろう
出典:
藤林聖子作詞・三宅一徳作曲・編曲「仮面ライダーAGITO」(仮面ライダーアギト主題歌)
紹介 :H・I・T 様
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『まことに遺憾ながら、貴殿のご期待に添えないことになりました。末筆ながら、貴殿のご成功とご健勝を、心よりお祈りいたします』
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わかつきひかる「ニートな彼とキュートな彼女」 『原色の想像力 2』に収録
紹介 :TWR 様
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「アライアンス艦隊は貴兄の尽力に感謝する」
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ジャック・キャンベル「彷徨える艦隊 2」(月岡小穂訳)
紹介 :山家 様
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『私は才能って言葉もあまり好きじゃないがね。失敗者が努力もせずに成功者を妬む時にばかり使われる。両者の違いは伸び率と歳月以外の何もないのにね』
出典:
鎌池和馬「ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道」
紹介 :陸ドム 様
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脱走すんのは捕虜の義務だもんな。
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スコット・ウェスターフェルド「ベヒモス クラーケンと潜水艦」(小林美幸訳)
紹介 :可児歳蔵 様
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「The saddle of my UFO was stolen!」
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NHK Eテレ制作「テレビで基礎英語 『UFOのサドルなど連続窃盗事件』」
紹介 :瑛莉 様
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違うよ。君にはまだ他にすべきことがあるはずだ。
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たばよう「TOILETPAPERMAN」
紹介 :御宗銀砂 様
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「でも見た目だけの問題じゃなくて、人馬は太るとすぐ体が回らなくなるから、お尻も拭けなくなっちゃう」
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村山慶「セントールの悩み」
紹介 :るーしー 様
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エンター「ゴーバスターズ。どうやらゲームは私の勝ちですね。あなた方がカードを全て消すのが早いか。マジェスティの成長が早いか。世界を賭けたゲーム」
出典:
東映制作「特命戦隊ゴーバスターズ Mission47『リセットとバックアップ』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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「これから30分、あなたは失われた永遠を取り戻す為に、この不思議な世界の扉を開くのです」
出典:
円谷プロダクション・WOWOW制作「NEO ULTRA Q」オープニングナレーション
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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新たなる日が地上に起こり
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「宇宙軍の歌」(ロシア連邦宇宙軍軍歌)
紹介 :カラッパ 様
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争っているのはおまえ達だけだ
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山田ミネコ「逢魔街道(最終戦争シリーズ)」
紹介 :ラッキー・チャンス 様
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結局………道をあやまるのも若者の特権ということかね。
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藤子・F・不二雄「あのバカは荒野をめざす」 『藤子・F・不二雄SF全短編 第3巻』に収録
紹介 :クロスケ 様
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こうなればまだ希望はあるぞ。この俺が、IQ340の俺が、マザーコンピュータの代わりになれんことはないはずだ!
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吉川惣司脚本・山吉康夫演出・東映動画製作「大空魔竜ガイキング 第28話『宇宙にとどけゼウスミサイル』」
紹介 :土左衛門 様
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「ねえベル、本当に何であたしたちの国はこうなのかしらね?植民地経済を押しつけ、独立後も権益を手放そうとしなかった
出典:
大黒尚人「フルメタルパニック!アナザー 4」
紹介 :山家 様
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密入国とはいえ、お金が無いとはいえ、一度つづれ屋に泊まった人は全てお客様なのだ
出典:
山本優脚本・本郷みつる演出「21エモン 24話『突然変異か!新能力か!モコラの世にも奇妙瞬間』」
紹介 :H・I・T 様
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人間は脳の容量の70パーセントを使用していないといわれている。
出典:
飯田譲治「NIGHT HEAD」
紹介 :トオコ・モリエ 様
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「八十パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は、百パーセント出せます」
出典:
宮本一穀「月光の夢
紹介 :ギムレット 様
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キサラギ「人間は不完全な生き物。私にはどうしてもそれが許せなかった」
出典:
円谷プロ制作「ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士達」
紹介 :ザタンゴールド 様
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「何の卵だと思う」
出典:
田中芳樹「銀環計画(プロジェクト・シルバーリング)」 『戦場の夜想曲』に収録
紹介 :10-0 様
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HP :
はるか太古、闇の若者により地球に生命が誕生しました。闇の若者はその中でも自分によく似た姿を持つ人間達を特に慈しんでいました。
ところが彼と対の関係にある光の若者が人間の持つ可能性に興味を抱き、自分の力を分け与えようとした事から闇と光の若者の間ですさまじい戦いが始まりました。
戦いは闇の若者の勝利に終わったかのように見えましたが、光の若者は無数の光となって地上に降り注ぎ多くの人間の体内に宿りました。
人間が自分が愛したもの以外の存在になる事を嘆き恐れた闇の若者は、光を宿した人間――アギト――を間引くべく使徒――アンノウン――を地上に送り込むのでした。
この事から伺えるようにアギトとは選ばれた新人類という『誇り』ある存在です、ですがアギトの素質を持つ人間はそれ故アンノウンに命を狙われ、アギトへ覚醒してゆく段階で激しい肉体的苦痛に見舞われ、自分が人間以外の存在に変貌してゆくという生理的な恐怖と嫌悪感に苛まれる事になります。
当事者にとってアギトである事は『誇り』であっても恵みでありません、その『痛み』に耐え切れずに自殺した人間も複数存在(241集参照)するくらいです。
これらの『痛み』を経験する事なくアギトへと覚醒した津上翔一(仮名)が過去の記憶を取り戻す事にどこか消極的なのもアギトである事に対して決して『誇り』を抱いておらず、思い出す事によって『痛み』と向き合う事を恐れての事かもしれません。
「夢なんかなくても生きていける。いや、普通に生きて行くのが俺の夢だ」(142集参照)は決して葦原だけの願いではないのです。それでも歌詞はこう続きます。
「その誰もが諦めそうな何かに立ち上がる!」
「見てるだけの君でいいかい?」
何だか神話にありそうな話ですね。二元論的な…。それにしても、元々の人間は闇の産物ですか(闇=悪というわけではない?)。
…(中略)…
欲しいのは空疎なお祈りではなく、社会から必要とされている実感だ。
HP :
2020年、相変わらす就職難の日本。
職が決まらないまま大学を卒業し、就職浪人となった雅志は就職試験に挑み続けるが99連敗。そして100件目の就職試験結果が届く。
単なる定型文とそれに対するありきたりな感想ではありますが、胸に突き刺さるなあ。
私の頃はこれほどじゃなかったんですけどね(とりあえずどこかには潜り込めた)。
バブル崩壊以降、就職難が続く日本に、光明は差すのか?
ちょっと掲載順が前後するのですが、「敬意を払いながら相手を拒否したいとき」の言葉として並べてみたいので先に掲載させていただきます。
>社会から必要とされている実感
就職してからも、ときどき必要とされているのか不安になりますよ? まあ忙しい時は実感云々より目の前の物事をやっつくるのが精一杯になってしまうのですが。
…(中略)…
とくに過酷な任務を任務を告げる前に、よく使われた言葉だ。敬意を払いながら相手を拒否したいときに、ちょうどいい。
HP :
祖国への帰還を目指すアライアンス艦隊は途上で味方の捕虜収容所を発見して捕虜を奪還します。その中に20年前の艦隊戦で捕虜となりアライアンスで英雄と呼ばれていたファルコ大佐という人物がいたのですが、主人公はその人物がカリスマ性がありすぎることや、軍事や政治の才能の面でも見せ掛けだけは有能に見える危険な人物であることを見抜きます。そして、ファルコ大佐からの申し出をどのように断るかを考えた末に上記の言葉で拒否します。
都合のいい言葉というのはいくつかありますが、主人公の科白も、相手を立てているようで、相手の申し出を実は拒否しているわけで、都合のいい言葉の名科白だと思います。それにしても、つくづく見せ掛けの生きている英雄というのは扱いに困るものだと思いました。相手を立てたうえで申し出を拒否しないと周囲を巻き込んで更なるトラブルを引き起こしますし、主人公も言葉を選ぶのに苦労したろうなと思いました。
いや、こういうのってテンプレートですし、苦労はしてないんじゃないですか?
著者は、ひょっとしたら出版社からの原稿ボツの文句を参考にしたのかも…。
……その伸び率を一般には才能と呼ぶんだよ
HP :
核兵器にさえ余裕で耐える超大型兵器オブジェクトが戦場の主役になった時代の物語。
そのオブジェクトの設計士との会話から。
たしかに、本人以外が才能という言葉を使う時は大抵「あいつは才能があるから」「自分にも才能があれば」「才能頼り」なんてネガティブな意味で使われる気がしますね
『禁書目録』の人気に隠れていまいち目立ってないような気がしますが、著者の第2シリーズとなっている「近未来アクション・ボーイミーツガール」。
>失敗者が努力もせずに成功者を妬む時にばかり使われる
あと、グータラが努力をしない理由に使われることもありますね。「俺には才能がないから」って。
ただグータラ中年の一人としては、自分の伸び率にため息をつきたくなる気持ちも分かるんですよ…。
HP :
遺伝子工学を信奉する「ダーウィニスト」陣営と、機械工学を重視する「クランカー」陣営が対峙する、仮想の二十世紀初頭を舞台にしたリヴァイアサン三部作の二作目より。
それぞれ不幸な偶然で大英帝国の飛行獣リヴァイアサンに乗り組むことになった、性別を偽る士官候補生デリンとオーストリア帝国の公子アレック。ついに英墺が開戦し、アレックと彼の一行は飛行獣から脱走を企てますが、すぐにデリンに嗅ぎつけられてしまいます。めい文句はその時の台詞から。
捕虜は脱走によって敵の後方をかき乱す義務を持つ。この前提を敵対する両陣営が共有しているあたり、第一次世界大戦は実にヨーロッパ的な戦争だったのだなと思います。
リヴァイアサン3部作、主人公の少年少女が二人とも素直ないいお子さんで、読んでいて大変気分がよかったです。「ダーウィニスト」の遺伝子工学技術のアイディアと、クランカーの兵器イラストも楽しみでした。
「脱走は捕虜の義務」とは第二次大戦でも言われていたことみたいですが、アレックのデリンの場合、義務うんぬん以前にわりと個人的感情が入っている気がしないでもないです。成り行きとはいえ、脱走した捕虜の革命騒ぎにまで付き合ってしまうわけですし。
HP :
テレビ番組からの出典は多々あれど、
語学番組からというのは変化球かもしれません。
これは番組内のアニメで、
ざっくり言うと「太郎と博士が宇宙を旅する」というもの。
金星にて、
以前知り合った宇宙人が泣いていたので太郎が声をかけたところ、
上記のセリフが返ってきました。
見たところUFOはお馴染みのアダムスキー型で、
上のドームは透明、
中にサドル(だけ)があるという謎な構造です。
(ハンドルすらも無い)
ちなみに被害者(?)によると、
金星では最近サドル盗難以外にもUFOのタイヤ(というのか、UFO底部の丸いパーツ)が盗まれたり、
開閉ボタンがライターで焼かれていたりしているようで。
UFOって自転車に近いのか…
金星人にとっては自転車なみにお手軽な乗り物なのかも知れませんが……まさかペダルをこいで動いているのではなかろうな(笑)。
私はきみ個人の尻ぬぐいができ満足している。しかし、トイレットペーパーにできるのはここまでだ。
人類の尻ぬぐいは人間にしかできないんだ。
HP :
トイレットペーパーマンの戦い。それは文字通り身を削る戦いでした。
そんなトイレットペーパーマンが、最後の最後に、またひとりぼっちにもどってしまう少年に言った、別れの言葉から。
トイレットペーパーからこんな重い言葉が出てくるとは思いませんでした。
ついこっちかと思ってしまいました。…じゃなくて、別冊少年チャンピオン2月号に掲載された「チャンピオン3誌合同漫画大賞」受賞作。
畢竟、ヒーローにできるのは誰か個人の尻ぬぐいにすぎない、ということか…。微妙に下のご投稿とつながってしまうのが笑えますが。
「つーか、ちゃんと拭けてたんだな」
「当たり前だよ!」
HP :
以前好古真之さんが投稿した、ケンタウロス女子高生の日常漫画からの名文句です。
体育の授業でマラソンを行った時の事。姫乃・同級生の希が軽快に走っている一方でもう1人の同級生・羌子は息も絶え絶えという様子で2人についていくのでした。
毎日母とランニングしている(それも20km程度)と言った姫乃に、羌子はダイエットのつもりなのか問いかけ、希はそんな太って見えないと言います。
それに対する姫乃の返答から始まる姫乃・希のやり取りが今回の名文句です。
「自分の尻は自分で拭く」という比喩表現があり、それができなくなるような事態に陥る事もままありますが、物理的な意味でそれが不可能になる事はほとんどありません……よね?
最近1、2巻を読んだのですが、ところどころで設定がわりと深いのが面白かったです。
でもこの場合、尻拭き用の長い柄ぐらい普及しているだろう、と思ったのですが(太る以外にも、年をとって腰が曲げられなくなるとかありそうだし)。
あと、人馬がいる社会では、ウォシュレットが四足文明より早く開発されたかも知れない。
マサト「だったら勝負はついてねえだろ。てめぇのマジェスティはまだ成長しちゃいねえ」
エンター「しましたよ。ここに、こうして」
ヒロム「お前、自分にカードを入れたのはまさか!」
エンター「メサイアとはそもそも、成長し進化するプログラム。私は自分にもそれを組み込んだんです。オリジナルのメサイア亡き今、私が新たなメサイアです。黙っていて申し訳ありません。マジェスティのためのデータ集めは私のためでもあった、という訳です」
HP :http://zatangold.blog.fc2.com
1999年のクリスマス、転送研究センターで事件は起こった。スーパーコンピューターのメインプログラム「メサイア」がウイルスによって突然変異を起こし、邪悪な自我を獲得したのだ。所員達は自分達もろとも研究センターを亜空間に転送する事でメサイアを現実世界から追放したが、それとて一時的な措置に過ぎず、いずれ戻ってくる事が予想された。偶然買い出しに出ていて難を逃れた黒木タケシは、生き残った3人の子供達(桜田ヒロム、岩崎リュウジ、宇佐見ヨーコ)とそのバディロイドと共に来るべき戦いに備えて準備を始める。
そして13年の時が経ち、ついにヴァグラスの侵攻が始まった。ヴァグラスの幹部エンターはメサイアを帰還させるエネルギーを得るためにエネトロン(作中世界のクリーンエネルギー)を狙い、かつての子供達は特命戦隊ゴーバスターズとなってそれを阻止するために戦う。かつて転送された科学者の一人、陣マサトとバディロイド、ビート・J・スタッグも後に仲間となった。
物語中盤、亜空間に突入したゴーバスターズはメサイアを倒す事に成功する。だが、エンターはメサイアのバックアップをもとに13枚の「メサイアカード」を作成。1枚を自分が取り込んだ上で、メサイアに人間を学習させた上で復活させるという作戦を開始した。メサイアカードは「人間の頭脳」「人間の身体構造」「人間が造った物の強度」「愛」「メガゾード(ゴーバスターズの巨大ロボの総称)の戦闘データ」「闘争本能」「所有欲」「弱気と、そこから立ち上がる強さ」「怒り」を順調に学習していく。だが、エンターに不信感を持ったもう一人の幹部エスケイプは、エンターを倒してカードを強奪し、強引にメサイアを復活させる。そしてクリスマスの夜の決戦でメサイアは再びゴーバスターズに敗北、メサイアに取り込まれたエスケイプも消滅した。
ヴァグラス残党と戦うゴーバスターズの前に、消えたはずのエンターが出現。実はエンターの目的はメサイアの復活ではなく、集めたデータを元にして自分を人間を超えた完璧な人類に変えることにあったのだ。エンターは自分が倒されても復活できるように自身と取得したデータのバックアップとしてメサイアカードを1枚ヒロムの体内に埋め込んでいたのである。台詞は復活したエンターとゴーバスターズの会話。
敵ボスキャラのバックアップを主人公が持っているという展開、バトル系のラノベなどにある「戦いの元凶は自分たち自身だった」というパターンの変奏なのかも知れませんが、面白いアイディアですね。
HP :
ついにWOWOWで始まってしまった21世紀版『ウルトラQ』、その語り出しより。このコメントを書いている時点では第2話まで放送されているが、第1話、2話ともに上記投稿のナレーションで始まり、宮内國郎作曲による昔ながらのテーマ曲(ただし楽器編成と演奏法を少々変えた新録音)が流れる。語るのは石坂浩二……ではなく、劇作家で舞台俳優でもある長塚圭史(俳優・長塚京三の息子。女優・常盤貴子の旦那さんでもある)。一応、旧作のイメージを残しつつ新しいセンスを取り入れようとした結果がこの様な珍妙なナレーションとなったのだろう。しかも長塚圭史の若干クセのある語り口と冴えない声質が別の意味で不安感を煽り立て、この先どうなることやらと思ってしまう……。
まあ、せっかく始まった新番組なので最終話まで見るつもりだが、どれだけ名文句がコレクション出来るか心配だ(迷文句は大豊作だったりして…)。
元祖は「これから三十分 貴方の目は貴方の肉体を離れ、この不思議な世界に入っていくのです」
3月末で放映は終わったようですが、さて、どうだったんでしょう。とりあえず第3話の「宇宙(そら)から来たビジネスマン」、ヴァルカン星人と名付けそうになってあやうく方向転換したかような「ヴァルカヌス星人」という名前が気になります。
この惑星を闊歩する
美しき、銀の鳥のような宇宙船が
長き旅路へと、地球に見送られていく
ツィオルコフスキーの、コロリョフの
偉大なる発想は現実となり
年が過ぎ、世が移ろい、指導者が替わろうとも
再び、再び勝利を続ける!
HP :
フィクションではなく、現実のロシア軍の軍歌だそうです。
邦訳歌詞はソヴィエト・ロシア軍歌集積所よりお借りしました。投稿したのは1番から3番まである中の3番の歌詞です。
某動画サイトを巡回していた時に偶然発見し、その軍歌とは思えないポップな曲調と、ロシアの宇宙開発への希望と誇りを高らかに歌い上げる歌詞が、SFファンとしての私の心にクリーンヒットしたので、投稿させていただきました。
できれば、私が生きているうちにツィオルコフスキーの構想した軌道エレベータは実現してほしいものです。
聞いてみました。か、かっこええ…(「ヤマト」のロシア版OP曲と言われたら信じそう)。
>美しき、銀の鳥のような宇宙船
女性宇宙飛行士テレシコワさんの「私はカモメ」を思い出しました。…って、一番の歌詞にちゃんと登場してますね。
俺達はただ存在しているだけだ
なぜそうできない?
なぜすべてをおしのけて存在しようとする?
HP :
今回の投稿は、最近めっきり見なくなった(と言うか、同人活動方面にシフトしてしまった)山田ミネコのライフワーク的な作品群から。
地殻変動兵器メビウスを起動して互いに殺し合った後の地球の、細々と生きる人々の物語です。科学技術は衰退し、精霊やら宇宙生命やら、人外の存在もちらほら出てきます。発言者は風風(ふーふー)という妖怪。物語のメインキャラたち(人間)に向かって、同じ種族同士を殺し、他の種族も殺し続ける人間のあり方を問いかけています。これぞSFの真骨頂。
30年以上も続いているんですね、このシリーズ。
>俺達はただ存在しているだけだ
他種に害を与えずに存在していられるというのは、逆に言えばうらやましい特権じゃないかとも思えます。
人間ほど極端でなくても、他者と生存競争して生きていくのが生物なので…。
だれにも止めることはできない。
HP :
人間誰しも「あの時ああしておけば…」と考えることはあるものです。
とあるホームレスがいた。かつては会社社長の御曹司として将来を約束されていたが身分の違う女性と結ばれるために家を飛び出したが、いつしか愛は色あせ全てを失い落ちぶれていった。しかし男はたった一つの希望を持って生きていた。家を飛び出した際に未来からやってきた自分を名乗る老人に説得された思い出があったのだ、そしてその時はやってきた。男は27年前の世界にやってきたのだ(原因は不明。男は27年間の積もり積もった無念のなせるわざと考える)過去の自分はそんな忠告は聞かなかったが身にしみた自分は殴り倒してでも止めるつもりだった。その行く手が荒野であることを27年前の自分に告げるが記憶通り聞く耳持たずに進んでいくしかしかつて自分の経験したことである為それは想定済み、今度は相手の女性を説得する。自分の為にみすぼらしくなった愛する男を見て女は身を引こうとするがそこに現れた27年前の男は激怒し、ただ過去の自分をせめる以外なにもしなかったみにくく老いた自分をゆるせず殴り倒す。
そして男は気がつけば元の時代に戻っており投稿のセリフをつぶやく。そして燃えていたかつての自分を思いだしもう一度荒野を進んでみるつもりになった
オチはブラックかと思いきや、なかなか前向きな終わり方でしたね。
相手の女性のほうを27年後の自分が説得しようとすることは、元の男の時間線ではなかったことのようですから、これによって未来が変わって今度の「27年前の男」は幸せに暮らせた…ということになればいいのですけど。
HP :
大空魔竜の敵・暗黒ホラー軍団の手で、知的生命体の精神エネルギーを喰う生きている彗星・スパイダーズ彗星が接近。これを父のサコン・リュウ博士とともに予期していた大空魔竜コンバットチームの頭脳・サコン・ゲンは新兵器ゼウスミサイルを完成。だが、彗星の人食いアメーバに侵入を許した大空魔竜のコントロールルームでマザーコンピューターがレーザーガンで誤射され爆発してしまう。しかし、爆発の熱でアメーバが死滅、生き残ったサコンは大空魔竜を動かすべく、自分の頭脳を接続する。
えー、めい文句の殿堂を見たら101集でこれの出典がスパロボになっていたんですが、前番組のゲッターロボとこれで育ったような私にはちょっと釈然としないので原典を。ちなみに彼がIQ340になったのは13,14話で暗黒ホラー軍団に拷問・洗脳されたからです。
……今となっては苦しいな(苦笑)とはいえ、リアルタイムで前例なしに見たらおーすげー、と思った記憶があります。ヒューマンインターフェースなんて言葉もあまり一般的でない頃にこういう発想はなかなかすごかったんじゃないかと。
原典の本歌取りだったんですね。スパロボのほうでIQが30下がっているのには、何か理由があるのか知りませんが…。
「だから黙って―」
「―それとも、良い国を造るだけの能力も意欲もない、
HP :
主人公たちの勤務する民間軍事会社の同僚ベルトランはフランス陸軍大尉として西アフリカの小国マランバにいたことがありました。今回、主人公たちとともにマランバに赴いたベルトランは、過去に因縁のあるサラ少佐と再会します。軍部独裁政権が続いていたマランバでは軍部の一部が反乱を起こし、内戦状態に突入していました。その内戦で戦う政府軍の指導のために主人公たちは赴いたのですが、その背景には例によって陰謀があり、主人公たちは戦闘に巻き込まれます(過去の因縁や陰謀に触れると長くなるので省略)。そして、最後の場面の近くで、サラは戦闘で致命傷を負い、ベルトランはサラを看取るのですが、上記はその際の2人の会話です。
サラの問いに対して、ベルトランは何も答えられないのですが、答えられないことが何とも言えない重さを表しているな、と思いました。サラの問いは自国の現状に対する何とも言えない嘆きです。マランバは架空の国ですが、このような国家は現実にも幾つもあります。そういった国家のことを考えるとき、私も問いの重さから何も言えなくなります。
似たテーマで別のSFを読みたい人は、伊藤計劃の「the indifference engine」とか、(手に入れば)マイク・レズニックの「パラダイス −楽園と呼ばれた星−」などを読んでみるといいのではないでしょうか。
そしてお客様のプライバジーを守る!
ホテルマンとして当然の務めを果たしただけなのだ!!
HP :
モチ星雲モリリ星系モコモコ星からの家出少年モコラ、無一文で大量の金属を食べる彼を泊めたため困窮するつづれ屋の家計、21エモンが廃材置き場にモコラを連れてっている間にやってきた連邦入国管理官グーパー・H・トロイ(手にしたレコーダーで口述で報告書を作成する等、明らかに放送の少し前に話題を呼んだツインピークスのクーパー捜査官が元ネタ)の聞きこみに対して知らないと言い張り帰ってもらうつづれ屋の主20エモン。
妻達に何故うそを吐いたのかを尋ねられた際の返答が投稿の台詞ですが、この他にも第8話では社員旅行の予算を水増し請求させてその差額を着服しようとしたハッピー商事の旅行幹事の誘いを断固として拒絶する等、息子21エモンが未熟ながらもスペースマンとしての誇りと自覚に基づいて行動するのに対して父20エモンは儲からないにもかかわらずホテルマンとしての誇りと信念に基づいて行動する人物として描かれており、その揺るぎない姿勢を21エモンは深く尊敬する反面、スペースマンになるかホテルマンになるかという悩みを深める事にもなっています。
でもこういう姿勢、客としては(お世辞にも裕福とはいえない人間には特に)ありがたいけれど儲からない事必至だから身内には結構迷惑だろうな…。
立派な職業倫理だとは思いますが、儲かる儲からない以前に、国から営業許可を得られるかどうかの問題になるのでは…。
人間の持つ不思議な力はこの部分に秘められていると考えられている。
その使用されることのない脳の70パーセントは、こう呼ばれることがある――
NIGHT HEAD
HP :
SFは、センス・オブ・ワンダーだ、ってことで。(いやー、久しぶりに書くな、この文句)
御無沙汰してます、トオコ・モリエです。またこのサイトにお邪魔しますので、どうぞよろしく。
で、まずは肩慣らしも兼ねて今月は「前口上」を投稿することにしました。で、90年代に一世を風靡したSFテレビドラマから。投稿に当たっては小説版を参考にしました。しかし、今回の投稿に際してこの「前口上」が流れるOPフィルムを見直してみたんですが、このドラマのOPのセンス、最高ですね!どう最高かっていうと――――、えーん、私の文章力では、このOPの魅力の片鱗も表現できないよう〜〜〜。
というわけですので、皆さん、どうぞ実物をご覧になってみてください。
―――しまらない締めくくりだなぁ。でも、これ以上書き連ねても、投稿の文句の魅力は全然伝わりそうにないんだもの。だから、ここで止め。
駄弁者さん、すみませんけど、あとをよろしくお願いいたします。
こんな投稿者ですが、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
前にご投稿をいただいた「NIGHT HEAD」の名文句は「SF物の定番の怪しい情報」でしたが、定番というなら「脳の未使用領域」云々こそ、超能力物の定番。
「脚はついていない」
「あんなの飾りです。偉い人には、それがわからんのです」
いくら抑えようとも、声には熱が籠もった。ジオングを出撃させることが、リオに残された最後の仕事なのだ。そのパイロットには、一分の不安も持って欲しくない。ジオングを信じてくれさえすればいい。
HP :
ガンダムはガンダムでもガンダムエースに載ってた小説の単行本という微妙に知られて無いのを選ぶのが自分らしいというか…
さて投稿ですが台詞自体は過去に投稿されてるみたいですが、今回のは出典が重要。
一見メカニックの強がりに聞こえる台詞ですが実は違います。
この作品はゲルググそしてジオングを設計したリオ・マリーニ開発主任の物語です。
リオは前任のフォックスからジオングの開発を引き継ぎます。
ですが開発チームは一つの壁に突き当たっていました。
それはサイコミュで飛ばす有線ハンドに機体が追いつかないということ。
それを解決するには巨大なバーニアロケットをつければいい。単純ですが、付けるとこ問題だったのです。
バックパック方式もありますがそれだと旋回時速度が保てません。
そこでリオは発想を転換をします。つまり脚部に場所がないなら脚をなくして場所を作作るのです。
そうなんです、ジオングにとって脚は飾りどころか邪魔者なのです。
じゃあなぜシャアは八十パーセントと言ったのかというと、実は提出した設計図は脚をつけて提出してます。何故かというと脚が無ければ高官から開発許可が下りないと思ったためダミーをつけたのです。
その後リオはジオングという最後の輝きを見るために従軍しジオングの整備をすることになって上記の台詞を吐くことになります。
さて長々書いてきましたが一つ気がかりなのはこれがガンダム小説大賞の受賞作で公式にはどういう扱いかが一番気になります。
出典の小説集、他に書いている方は鷹見一幸、庄司卓、神坂一、林譲治…かなりそうそうたる面々ですね。
>現状でジオングの性能は、百パーセント出せます
むしろ現状こそが100パーセントで、足をつけたら性能は80パーセント以下になっていた、と。でも、万一戦況が好転して、「パーフェクト」ジオングを作る余裕ができてしまっていたら、どう言い訳するつもりだったんでしょう…?
ゴンドウ「その通りだ!だから人間の無駄な感情を切り捨てた究極兵器を作ろうと…」
キサラギ「でもそれは間違ってた!心を持たない兵器は、結局人間の敵にしかなり得なかった!大切なものを見失った報いだったようね…。でも諦めちゃいけない!希望を捨てたらいけない!こんな小さな子供だって勝利をまだ信じてるのに、なにもせず終わってしまっていいはずがない!…まだきっと出来る事があるはずよ。人間は決して無意味な存在なんかじゃない。自分の力を信じれば、きっとあの怪物を倒す事が出来る!」
HP :http://zatangold.blog.fc2.com
スーパーGUTSが怪獣や宇宙人相手に思うような戦果を上げられず、実質的に謎の巨人ウルトラマンダイナに地球防衛を頼っている現状を憂いていた地球平和連合TPCのゴンドウ参謀。彼はTPC結成の地クリオモス諸島で万能戦艦プロメテウスの開発を極秘裏に進めていた。
ゴンドウ参謀は完成したプロメテウスをウルトラマンダイナと宇宙有翼骨獣ゲランダの戦闘に乱入させる。ダイナを苦戦させていたゲランダをプロメテウスは瞬殺した。これでダイナに頼る必要は無くなったと喜ぶゴンドウ参謀だったが、モネラ星人に操られた開発責任者のキサラギ博士にプロメテウスを奪われてしまう。プロメテウスはモネラ星人によって電脳魔神デスフェイサーに変貌、人類に牙を剥いた。
初戦でデスフェイサーに敗れたダイナだったが、再戦で見事デスフェイサーを撃破する。だが、喜ぶ人々を嘲笑うかのようにモネラ星人は超巨大植物獣クイーンモネラに合体怪獣化してダイナを捕獲、エネルギーを奪って倒してしまう。その光景を見て避難所の人々が絶望に襲われる中、ただ一人ススム少年だけが希望を捨てていなかった。彼の兄はかつてウルトラマンティガと邪神ガタノゾーアの戦いで光となり、ティガと共に戦った事があった。その話を聞いていたススムは、諦めなければ自分も光になってダイナと戦えると信じていたのだ。ススムの言葉を聞いてかつてティガと共に戦った青年達も立ち上がり、やがて人々の心に希望が灯っていく。それを見たキサラギ博士は自分の過ちに気付くのだった。
ゴンドウ参謀もこの光景を見ていたが、彼は人類を守るのは人類であるべきという考えを捨てる事が出来なかった。後に彼はコントロールできる人造ウルトラマン「テラノイド」を生み出すが、そちらも宇宙球体スフィアに乗っ取られてゼルガノイドになってしまう。
前にいただいたご投稿でも「悪くない考えだったのでは」とコメントしましたが、意図はともかく結果に恵まれない人なのですね、ゴンドウ参謀。
ゴンドウの出てくるご投稿は他にもあったな、と思って検索してみたら、別のウルトラマンのゴンドウさんもウルトラマン頼りの考え方への文句を言ってました。
「チャボですか?」
「いや、青大将さ」
…(中略)…
「もうひとつ、目玉焼きをどうかね」
「けっこうです!」
「なんでそういやがるのかな」
芯から不思議そうに、教授は首をひねった。
「鶏も青大将も、同じ祖先から枝分かれした親類すじにすぎんのだがなあ」
HP :
地球温暖化が進み、ついに南極の氷河が急速に融けだした世紀末。
赤字続きの科学雑誌「地球の科学と情報」誌の記者である「私」と「桑山」は、海面上昇を避けるための画期的手段(ネタバレ反転:地球上の水分を不要分だけ巨大な宇宙エレベーターで衛星軌道上に放出する、というもの)を考案し、国連に提出した森尾教授のもとへ取材に赴く…
はい、というわけで今回は「作家・田中芳樹」黎明期の作品からの投稿です。
「SF」で「教授」といえば「=変人(or狂人、変態…etc.)」というのはもはや公式レベルですが、この森尾教授というのがご他聞にもれず変な人でして(なにせ廃校になった山の小学校を借り上げて一人住まいしてる人ですからね)。
セリフは教授が「小ぶりで味の強い」目玉焼きを二人に勧めるシーン。ちなみに、私はこの件に関しては全面的に教授の肩を持ちます。だって鶏の卵も魚の卵も大喜びで食べて、その中間の爬虫類の卵は食べないってのはそりゃないでしょう。海亀の卵なんてのもありますし。…まあ、単純に私が「クモが苦手でヘビが好き」な人だからかもしれませんが。
親を食べろというよりは、卵の方が抵抗感が少なそうですけどね。
>鶏の卵も魚の卵も大喜びで食べて、その中間の…
それだとカエルの卵もおいしく頂かないとならなくなりますが、ヘビの卵を食べられてもこれはハードル高いんじゃないでしょうか。
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