第312集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第314集を見る
「つまり人間同士の内輪揉めに全力を注ぐので、明様を狙う余裕などない、ということでありますか?」
出典:
上野遊「魔王のしもべがあらわれた IV」
紹介 :山家 様
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駄弁者:
「ハッ 誰かが、私を 呼んでいるわ。」
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いしいひさいち「地底人暗黒魔團の陰謀 『声をかける少女』」
紹介 :W”MONSTER 様
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「オサム君、ウルトラ警備隊のことは知ってるかい? 我々は地球を脅やかす宇宙人と戦っている。オサム君、ウルトラ警備隊がどうしてあんなに素晴らしい戦いが出来るか解るかい? それはね、我々の全てが、人間の作った科学の力を信じているからだよ。小さなネジひとつ、メーターひとつにも、人間の作った最高の科学が活かされている……そう信じているからこそ、ウルトラ警備隊はあんなに勇敢に戦えるんだ。解るね。
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佐々木守脚本・飯島敏宏監督「ウルトラセブン 第38話『勇気ある戦い』」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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このスタジアムでは常に力の強い者が力の弱い者を叩きのめしている。
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「ジャスティス・リーグ 『シークレット・ソサエティ Part2』」
紹介 :H・I・T 様
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転校生の緋蜂紅です。スパイをしています。
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中村やにお/F.E.A.R.「ダブルクロスThe 3rd Editionリプレイ・メビウス1 キミだけが望むすべてだから」
紹介 :ギムレット 様
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ミラーイ!
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円谷プロ制作「ウルトラマンメビウス第29話『別れの日』」
紹介 :ザタンゴールド 様
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生きた人間の肉を喰らうというような考え方は必然的に退けられるとしても、ゾンビの他の生活様式は多くの人間にとって魅力的なものだろう。
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ダニエル・ドレズナー「ゾンビ襲来」(谷口功一/山田高敬訳)
紹介 :TWR 様
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タチコマ「神様、僕たちはなんて無力なんだ…。」
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士郎正宗原作/協力・神山健治監督「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 25話『硝煙弾雨 BARRAGE』」
紹介 :かみーゆ=びだん 様
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ロイス「スーパーマンは救世主願望を持った狂人かもしれない。でも、新しい指導者はそうじゃないと言える?」
出典:
マーク・ミラー作・デイブ・ジョンソン/キリアン・プランケット画「スーパーマン:レッドサン」(高木亮訳)
紹介 :スラッカン・サル・ソロ 様
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辰馬「こうしてUNOに興じ、冷静と情熱の間のちょうどいい心構えを作るのも将の役目じゃ」
出典:
空知英秋「銀魂 第356訓『男だったら一度はコックピット』」
紹介 :土左衛門 様
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「罪…何が私の罪だと言うのだ …(中略)… ヒーローとは絶望から人々を救うという前提の上に成り立っている。正義が輝く時、必ず絶望が必要なんだ。私はそれを与えてやっただけだ!」
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さとうけいいち監督・北村真咲演出・西田征史脚本「TIGER & BUNNY #25『Eternal Immortality.(永久不滅)』」
紹介 :猫玉 様
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わしらの席は、もうどこにもないのさ。
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藤子・F・不二雄「定年退食」 『藤子・F・不二雄SF全短編 1』などに収録
紹介 :クロスケ 様
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「人が覚えていれば、その時間は存在するんだ。今日のその日を覚えている人間が、明日や明後日やその先にいれば、時は消えない。人の記憶こそが…時間なんだ。」
出典:
小林靖子脚本「劇場版仮面ライダー電王 俺、誕生!」
紹介 :W”MONSTER 様
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いついかなる時に大人になれと言うの?
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atsuko作詞・atsuko、KATSU作曲・angela歌「僕じゃない」(『革命機ヴァルヴレイヴ』エンディングテーマ)
紹介 :アーサー・エリス 様
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「撃つ瞬間はどこを見ていますか?」
出典:
森博嗣「ダウン・ツ・ヘヴン」
紹介 :ラッキー・チャンス 様
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支社がハンバーガー・ショップ、隊長がバイトのチーフで隊員が平のバイト。チーフは店長の意向でよく挿げ変わる
出典:
藤田史人・林啓太/F.E.A.R.「メタリックガーディアンRPG」
紹介 :ギムレット 様
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少女のような外見の新聖母、ミューは、アヤカシを素体としたAIである。科学と魔術の融合によって生まれた存在なのだ。
出典:
中村やにお「ゲーマーズ・フィールド 17thSEASON VOL.4 トーキョーN◎VA サポ」
紹介 :黒竜王V 様
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じゃんじゃじゃーん!天下無敵のモビルスーツ乗り、ガロード・ラン様がガンダムXと共に助けに来たぜ!
出典:
高松信司監督「機動新世紀ガンダムX」
紹介 :TWR 様
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その名で呼んでくれるのね ラブリーエンゼル
出典:
高千穂遥原作・たまきひさお漫画「ダーティペアの大冒険(コミック版)『田舎者殺人事件』」
紹介 :土左衛門 様
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「成長しすぎたキャビアのようだ」
出典:
スコット・ウェスターフェルド「ゴリアテ」(小林美幸訳)
紹介 :可児歳蔵 様
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駄弁者:
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「まあそういうことになりますね」
「人間とは度し難い馬鹿の集まりでありますな」
「否定はしません」
HP :
世界中の魔族や影響者を敵視する人類純化同盟が魔族との終戦記念式典の際に大規模なテロ活動等を起こそうとしているのを聞いた魔族(?)のヒロインと影響者の登場人物の会話の一節です。
魔王の生まれ変わりとされる主人公の明を放っておいて終戦記念式典の際に集まる人類の影響者を狙うとは。ヒロインが度し難い馬鹿の集まりと人間を評しても仕方ない気がします。そして、現実の人間の数々の行動を振り返ってみると、尚更ヒロインに思わず同意してしまいました(最もこの後、人類純化同盟が何故できたのか等々、数々の真実が分かるとまた印象が変わってくるのですが。)。
こういう外部から人間の馬鹿を嘲る視点というのも必要だとは思うのですが、自分も馬鹿な人間の一員であるはずなのに、そうではない魔族であるかのような言動をしがちな人間もいたりします。下のご投稿のようなバカでもあっけらかんとした中二病はいいのですが、悪くこじらせた中二病の類はなあ…。
「ハッ 私が 誰かを 呼んでいるわ マグマ大使―ッ」
『単なるバカだからほっておきなさい。』
HP :
敬愛するいしい漫画から…と思いつつ地底人シリーズはもうここに出ていたので、SFテーマ作品集の4コマから。4コマなので、全文書き起こしとかわらないんですけども。
どこかからのテレパシーを受け取るという、ありがちな発端のヒロイン…と、教室の窓から叫ぶ何かにかぶれたアホっぽい女子。いやもう実際ありがちすぎて、そういうノリに憧れてしまう手合いも多かったんでしょうよ(おそらく今も)。この短編集は1987年の発行ですが、「中二病」は用語として成立する前から存在するんですねえ。
まあ、受信ヒロインに呼びかけた声の主は「単なるバカ」てゆーてますけれども、非・電波系大多数の凡人たる自分としては、バカを謳歌するのも幸せじゃないかとも思ったりします。
傍からすれば、「私を呼んでるわ」のほうも「私が呼んでいるわ」のほうも等しくバカに見えるに違いないです
(むしろ「私を呼んでいる」のほうが確認できないぶん悪性と思われかねない)。
信じるんだ、オサム君。人間の科学は人間を幸せにする為にあるんだと。いいね。解ってくれるね」
HP :
ザタンゴールド様が投稿した『ウルトラマン80』の矢的隊員の名文句(第302集)を読んでいて「あぁ、そぉいえばウルトラセブンにも似たようなものがあったなぁ」と思い出し、投稿した。
重い心臓病を患う少年オサム君は心臓外科の世界的権威ユグレン博士の手術を受けることになっていたが、博士が来日する直前に『心臓移植手術の患者死亡』という新聞記事を読んで手術が怖くなる。オサム君がウルトラ警備隊に憧れていたことを知っていたお姉さんは親友のアンヌ隊員を通じてモロボシ・ダン隊員に病院まで来てもらい、弟が手術を受けるように説得を頼む。しかしオサム君はいうことをきかず、手術を拒否。ユグレン博士は過密スケジュールで世界中を飛び回る医師なので、いつまでも日本の少年一人に時間を喰っていられない。そんな状況の中、モロボシ・ダン隊員がどうにかオサム君を宥めすかして説き伏せたのが上記投稿の台詞である。
UGMの矢的隊員は「怖いものに立ち向かうからこその勇気」を教えたが、ウルトラ警備隊のダン隊員は「人類が培ってきた英知を信じれば勇気が湧いてくる」と説く。アプローチの違いこそあれ、少年に強い精神力を持ってもらう為の熱意は伝わってくる……これって、二人の人間性の違いなんでしょうか? それとも’60年代と’80年代の、時代性の違いなんでしょうか?
科学に対する姿勢は、時代性なのかも知れませんね。ゼロ年代、10年代は80年代よりさらに科学に対する信頼という点では厳しいものがあるのではないかと。懐疑と信頼、両立するのが理想だとは思いますが。
それは高等な霊長類だけが知る悦びでもある。
だがスタジアムを一歩出れば、強い者はその能力を押さえ込まれ、充分に能力を発揮できずにいるのだ。
ようく見るがいい、お前達のヒーローだ。
自然の法則を無視し、弱者を庇い、甘やかしてきた連中だ!
HP :
ゴリラシティ(地球外生命体によって人類以上の知性を与えられたゴリラ達の暮らす超科学都市)を脱走して人類征服を目論み、ジャスティス・リーグに阻まれた天才超能力ゴリラのグロット。
収監されていたゴリラシティを脱走した彼はジャスティス・リーグに対抗するためのヴィラン・チームの結成を決意、かつてレックス・ルーサーが率いていたインジャスティス・ギャングの失敗が彼らが金銭的利害でしか繋がっていなかった事にあると分析したグロットは、ジャイガンタ(グロットに美女に改造された元メスゴリラ、自在に巨大化できる、グロットに夢中。)パラサイト(敵の記憶やエネルギー、能力を吸収して自分の物にできる。スーパーマンのそれが特に好物。)キラーフロスト(氷を自在に作り出す事ができる。人殺しが大好き。)シネストロ(元最強のグリーンランタンでジョン・スチュワートのみならずグリーンランタン総てに復讐を誓っている。)シェイド(暗闇を自在に発生させて操れる元インジャスティス・ギャングのメンバー。)クレイフェイス(バットマンの宿敵の一人であらゆるものに変身可能な変幻自在の怪物。)をスカウト、シークレットソサエティ・オブ・スーパーヴィランを結成します。
ジャスティス・リーグ内でのメンバー同士の不満が募り、チームワークが悪くなっている事を調べ上げた上で地道な訓練でチームワークを強めた仲間達と共にジャスティス・リーグに挑戦して見事に勝利を収めるグロット。
続いてこの敗北が元で仲違いを起こしたジャスティス・リーグ全員を捕え、公開処刑するべく試合中のフットボールスタジアムへと連行、観客達に向かってのグロットの大演説が投稿の台詞。
そうかヒーローって弱肉強食の倫理に逆らった存在なのか…そしてこの台詞を言い放つのが人類ではなくそれ以上の知性と能力を持った類人猿――ゴリラである点が(人類の守護者にしてその代表であるスーパーヒーローを打ち負かしているので尚さら)奇妙なな皮肉と説得力を生み出しています。
知性化ゴリラって、見た目の印象とは裏腹に人間より穏やかで理性的…というほう定番かと思っていたのですが(クライトン『失われた黄金都市(コンゴ)』とか清原なつの「金色のシルバーバック」とか)、ふつうに悪役しているのもありましたか。
>ヒーローって弱肉強食の倫理に逆らった存在なのか
でも、ヒーローがその倫理に従ってたら、ヴィランはたいてい1回こっきりで退場ですよね…。
HP :
今回は迷から。
今回PC1は声優の佐藤有世さんがしてるんですが、余りに行動が天然なもので上司が心配し予行練習として自己紹介のあいさつをするようお願いした際の台詞です。
この後、傍から見るとコントとしか思えない掛け合いが6ページ続きます。
これマジでやってんだよなーーー
なお設定は任務達成率100%の敏腕スパイです。
スパイの自己申告というのもアレですが、名前がすでに十分怪しいので申告自体の影響はあんまりないのかも。
メビウスなら、メビウスだって最初から言いやがれ!
ミライ!
なんでお前は、誰にもなんも言わねえで一人で戦ってやがった…
弱ええくせに無理ばっかりして、どんだけ死にそうになりやがった
俺にどんだけ散々な事言われやがった!
『今までありがとうございました』
その台詞は…俺のじゃねえか
お前を助けてやってた気が、いつも助けてもらってたのは俺のほうじゃねえか!
ミライ!
HP :http://zatangold.blog.fc2.com
地球に途方も無い脅威(ネタバレ:かつてウルトラの父と戦った因縁の敵エンペラ星人)が迫っていることを知ったウルトラの父は、現在地球を守っているウルトラマンメビウスがその脅威に挑めば命を落としてしまうと考え、メビウスに帰還命令を出した。メビウスは「この地球が守れるのなら命など惜しくはない」と言ったが聞き入れられる事は無く、帰還が決定してしまう。
GUYSのヒビノ・ミライ隊員(ウルトラマンメビウス)は、仲間の隊員達が休暇を取る度に会いにいってお守りを渡していく。それは事情を話す事のできない彼が考えた自分なりの別れの挨拶だった。最後の一人であり、もっとも付き合いの長いアイハラ・リュウ隊員と一緒にいたミライの前に、無双鉄神インペライザーが出現。GUYSの戦力でも歯が立たない圧倒的な力を目にしたミライは、リュウに感謝と別れの言葉を告げて変身する。
インペライザーの強さに圧倒されるメビウス。生半可な攻撃では傷を付ける事さえできず、傷を付けても瞬時に回復してしまうのだ。最後の力を振り絞ってメビウスブレイブになり、メビュームナイトブレードで腕を切り落としたが、剣状に変形させた上ですぐに再生されてしまう。追いつめられたメビウスの前に、彼の代わりに地球を守るためにやってきたウルトラマンタロウが出現する。それでも戦おうとしたメビウスだったが、力尽きて消えてしまった。タロウは苦戦しながらもインペライザーの撃退に成功する。
台詞は、メビウスが消えたのを目撃したリュウが瓦礫と化した街でミライを探しながら言った台詞。
ウルトラマンの正体がばれるのは最終回に決まっている…というのは、昭和時代の思い込みでしたか。このエピソード、回数的に折り返し地点ですね。かなり画期的な展開だった?
…(中略)…
典型的な大学生のライフスタイルの特徴を正確にとらえている。
HP :
ゾンビは高校ではヴァンパイアほどモテないけど大学生活は楽しめる。大学生とゾンビの生活様式はよく似てるんだよと、ドレズナー先生かく語りき。
特徴としては、
身だしなみにこだわらない。同類を外見で判断しない、人種や性的指向で差別しない。
基本的に集団行動。常に歩行で移動し、オーガニック食材(人肉)しか食べないエコロジーな生活。
大学生と言うよりもオタクライフでしょうかね。
ただ、人間とゾンビが交流できたとしても食材が問題になるわけですよね。
対処法としては、
1:人間が食われる。ともだちはごちそう(109集)って奴ですね。
2:ゾンビが飢え死にする。その前にゾンビが崩壊するかも。
3:自分以外の人間を狩りに行くのを見逃す。
3−1:自分の立場や周囲の人間を守るためならゾンビを破壊しなければならない。
3−2:ゾンビを見逃せば知人が被害に遭うかも知れないし、やがて周囲がゾンビで溢れかえる。
これはなかなかやっかいな倫理的問題ですね。著者は最終的に人間はゾンビのために生け贄を求めるようになるだろうと結論づけています。
ゾンビだって食料の供給に余裕が出てくれば、男性より女性、黒人より白人のほうが(味が)優れていると言いだしたり、イケてる目元の腐敗のさせ方を気にしたりするようになるのかも知れません。
そうなったら大学生やオタクのライフスタイルは、ゾンビより貧弱…などと言われるようになるんだろうか。
???「そんなことはない。お前たちの獲得したものは決して無力などではないぞ!」
HP :
はじめて投稿します。よろしくお願いします。
当作品で一番感動した台詞から。
バトーを助けるためにタチコマ達が強化外骨格と戦い撃破されそうになったとき彼らを勇気付けた名文句です。
電脳化が発達した社会において情報の並列化によりオリジナルの不在がオリジナル無きコピーを作り出す現象である「STAND ALONE COMPLEX」のアンチテーゼとして少佐がタチコマ達の知的好奇心を挙げています。
この台詞は、実はこの作品の主役が知的好奇心によりAIながら個を獲得したタチコマ達だったことを意味してるのではないでしょうか?
タチコマの殻(シェル)の中に芽生えていたのは、はたして個性(ゴースト)だったのか。「GHOST IN THE SHELL」のタイトルにきちんと対応しているあたりが、さすがですね。
ルーシー「たしかにね。でも、少なくともレックスはアメリカ人だわ」
HP :
ソ連の英雄であるスーパーマンは、スターリンの死後に彼の後継者に指名される。
スーパーマンがソ連の指導者になって20年後、世界の大半がソ連の同盟国となり、それらの国々は自発的にスーパーマンに統治権を委ねるようになる。彼の統治下では犯罪・貧困・飢餓・事故・病気等の社会問題が根絶され、人々はユートピアのような安全で快適な生活を謳歌していた。それに対してアメリカは経済が破綻し各地で暴動が発生、内乱状態と化していた。もはや、アメリカが自滅するのは時間の問題かと思われた。
しかし、2001年にレックス・ルーサーがアメリカ大統領となった事で自体は一変する。ルーサーは瞬く間に経済を回復させ、国内問題を全て解決、今やアメリカはソ連に対抗できるまでに発展した国家となった。だが、それはルーサーにとってスーパーマンを倒す為の一手段に過ぎなかった…
投稿の文句は、劇中でレックスの妻で彼の本性をよく知るロイス・ルーサー(正史でのロイス・レーン)と、彼女の妹でレックスの支持者であるルーシーの会話から。
「もし赤ん坊のスーパーマンを乗せた宇宙船がソ連に不時着していたら…」という設定のエルスワールドもの。この作品の面白い所は、ソ連に不時着しても、人々の幸福の為にそのパワーを使うという、スーパーマンの本質は何も変わっていない所です。そしてそれは彼の永遠の宿敵、レックス・ルーサーについても同様。彼はその余りある才能をスーパーマン打倒という一点にのみ使い、手段を選ばない悪人です。ただ違うのはスーパーマンがアメリカではなくソ連の英雄になった、ということだけ。
善人か悪人かであれば、明らかにスーパーマンは善人でレックスは悪人でしょう。しかし、結局、人々が誰を支持するかの最大の基準は、善か悪かではなく、自分達と同じ共同体に属しているかどうか、なのでしょうね。
けっきょく最後はナショナリズムかよ、とちょっとがっかりしてしまうのですが、この話の場合、ナショナリズムにとらわれないスーパーマンが一番の害悪になってしまうんですねえ…。逆にルーサーは人類最大の偉人として、偽善にとどまらない恩恵をもたらしているし。個人の善悪と権力者の善悪は一致するとは限らない、ということでもあるかと。
新八「お前らいんの馬と鹿の間〜〜! 」
HP :
地球侵略をたくらむ連蓬軍に潜入した銀さん、桂、辰馬、新八と神楽。ところが、いつの間にか銀さんたちは蓮蓬たちと意気投合、地球人の無力化法の講義やらUNO大会やら始める体たらく。これを見た新八の突っ込みが炸裂! ちなみにアニメは234話です。
いやあ笑いましたこれ。「馬と鹿の間」というのが数ある新八の突っ込み中でも傑作の部類に入ると思います。
「冷静と情熱の間」って、そりゃ辻仁成か江國香織か。
>「馬と鹿の間」
やっているのがUNOじゃなくて花札だったら、「いや猪と鹿の間」とかボケ返せたのに。
HP :http://ameblo.jp/puneko
2012年のサンライズのアニメTIGER & BUNNY最終回より。
この作品はシュテルンビルトという大都市でNEXTと呼ばれる超能力者がヒーローとして活躍する世界で、最終回でNEXTがヒーローとして活躍できるお膳立てを行ったメディア王のマーベリックが実は犯罪組織ウロボロスと繋がり、犯罪者やテロをも支援していた事実が露見しそうになり、ヒーロー全てを抹殺しようとするものの失敗し、最後に問い詰められた時のマーベリックの台詞です。
希望と絶望というワードが偶然ながら同年のまどマギと符合するかなと…少しだけ思います、ほんの少しだけ。
この作品の場合、正義とか希望、絶望といった倫理観以前の前提として、ヒーローを後援することが企業の広報活動の一環になっているというのが面白い(けどちょっとコワい)設定でした。
むしろこういうヒーローと利潤が直結している世界のほうが、このセリフのようなズルや偽善に対してより厳しい制裁が加えられるのかも知れませんが…。
HP :
環境汚染による食糧難の悪化する社会。政府は生産能力を持たない国民を一定年齢まで扶養する「定員法」の対象年齢を更に引き上げると発表する
国から切り捨てを宣言された主人公の老人は公園のベンチを一緒に座っていた友人の孫に譲って立ち去るのだった。
藤子作品のSF短編は世界の滅びの予兆やもうすでに滅びさった様がよく描かれてますがこの作品は主人公がそれを静かに受け入れている様子が印象的です。
しかし高齢化社会が進む現代この作品が洒落にならない日も遠くないのかもしれない…
作品内のTV番組で子どもたちが歌っている「かわりましょかわりましょ 2番さんが来たら1ぬけて3番さんが来たら2もぬけて」という歌詞がなにげなく怖いです。子どものころからこういう倫理観で教育されたら、静かに受け入れる人も多いでしょう。もっともご投稿のセリフを発する老人の穏やかさは、静かな受け入れというよりは絶望を通り越した、定年ならぬ諦念にも見えるのですが。
>高齢化社会が進む現代
切り捨ての基準が年齢以外にも出てきそうで、作品以上に洒落にならない気がしてなりません。
HP :
平成仮面ライダー8作目の映画版より。電王=野上良太郎は、時間そのものの消滅を目論む牙王(がおう)を倒したものの、良太郎の「生まれた日」は瓦礫に変えられてしまっていた。だが、良太郎の存在が消えるどころか、誕生日の世界が修復されていく?仲間の桜井侑斗がその理由を語ったのが上記の台詞です。
ここでTVシリーズでのフォーマットをおさらい。怪人「イマジン」はとりついた相手と契約し願い事を実行するが、方法はズサン。真の目的は、契約者の願いのきっかけとなった過去を特定してタイムスリップすること。過去を破壊すれば未来が改変できる。自分には当初よくわかってなかったのですが、件の映画の台詞で仕組みがピンときたわけです。そう詳しくはないのですが、契約者は量子論でいう観測者のことではないかと。過去=記憶の世界だから、覚えている人間がいれば完全には消滅しないという理屈なわけです。(知人の記憶を削除することでライダーの存在が消されるという危機もあるのですが)
未来の改変を防ぐ戦いを、個人の想い出を守ることに置き換えているのが本作のロマンチックなところだと感じるのです。
覚えている人が自然にいなくなってしまったような古い過去の場合はどうなってしまうのでしょうか。書き残された史料や伝承が、そのまま史実となってしまう? ある意味「歴史」とはそんなもんかも知れませんが…。
HP :
ヴァルヴレイヴより名文句をもう一言。正確には作品が出典ではないのですが。
「僕じゃない 僕じゃない 僕じゃない」という衝撃の出だしで始まるこの曲ですが、実は作中に登場する二人の主人公、時縞ハルトとエルエルフの事を綴ったと思われる意味深な歌詞になっています。
曲名になっている「僕じゃない」は、ハルトの能力で体を操られてしまい、ジオールから反逆者と認識されたエルエルフの叫びとも、ヴァルヴレイヴの力で常人とかけ離れた存在になってしまったハルトの嘆きとも解釈出来ます。
そして2番からは、現代社会に生きる我々にも当てはまるような歌詞も登場します。
「やらなきゃいけない事ばかり 次から次へと押し寄せる やりたいことは何にもできてない」…なんという俺ら。
名文句は2番のサビより。これは様々な人が、特にまだ20にならない中学〜高校生の人達にはすごーく当てはまる歌詞かもしれません。というか20を過ぎた自分でさえ時々思います。「いつ自分は大人になれるのか、なったのか」と。肉体は成長しても、精神年齢は18ぐらいで止まっているように思えてなりません。
子供の頃はみんなして「早く大人になりたい」と願ったでしょうが、その大人になると「子供に戻りたい」と思ってしまうジレンマを誰もが味わったことがあるのではないでしょうか。僕ももし叶うのなら、永遠にモラトリアムでいたいです(爆
相手の都合でガキ扱いされたかと思えば逆に大人らしい態度を求められたりで、イラッ、ムカッがしばしばありましたね…。もっとも40を過ぎても、相手によってはガキ扱いされるということはなくならないもんだと、最近気付きました。
>やらなきゃいけない事ばかり 次から次へと押し寄せる
もっと切ないのは、やらなきゃいけないことが押し寄せなくなった頃には、やりたいことが無かったり分からなかったりしていることなんですよ。
「次の敵」
HP :
今回は、「スカイ・クロラ」シリーズの長編小説から。作中の時制的には「スカイ・クロラ」よりも前の時期にあたり、クサナギは指揮官ではなく現役のエースパイロットです。引用のセリフは、戦闘任務を一時的に離れて友軍の若い戦闘機乗りたちに講習を行うように命じられ、その会場で一通り話した後の質疑応答で名も無きパイロットに質問された時の会話です。実際、このシリーズに出てくるパイロットたちの空戦シーンでは機体を振って後ろを見たり、ロール(前後方向軸の回転)で主翼下の死角を確認したりと、交戦空域では絶えず周囲を警戒している描写が入ります。空戦で敵味方が入り乱れていても、自分が撃とうとする目前の敵機以外の状態を必死で確かめながら飛んでいるのです。非情なようでもありますが、この作品の淡々として清冽な文体によくマッチした印象的なセリフだと思います。
淡々として清冽と言えば、昔いただいたご投稿もそういう雰囲気でした。
このシリーズでは成長も自然死もしない「キルドレ」が乗り込む有人プロペラ機の空戦が主舞台ですが、現実では最近、遠隔操作の無人機が話題になることが多いような。撃つ瞬間だろうがなんだろうが、見ているのはレーダーの光点かさもなきゃモニタ映像というのは、ご投稿のセリフとはややベクトルの違った非情さと、それ以上に無粋さを感じます(合理的ではあるんでしょうが)。
HP :
今年発売されたロボ物のTRPGより。
これは作中の組織だあるPMC“フォーチュン”説明文の注釈から。
フォーチュンには階級がないんですが、それを新入隊員に説明する時に使われる例です。
うん、わかりやすい。
店長が名ばかり管理職にあたるかどうかで裁判になってそうな説明ですね。入隊する時はブラック企業に指定されていないか注意しないと。
HP :
何度か投稿されたTRPGの記事より発見しました。
本作の世界において大多数の人々に信仰される“真教”についての記述の一部です。ちなみに、アヤカシとは本作における悪魔や幽霊、お化けなどの総称です。人間性や人間味どころか人間の欠片もないです。
ゲームとしてのキャラクター作成ルールでは全く問題ありません。
>キャラクター作成ルールでは全く問題ありません
信仰の対象をキャラメイキングのノリで作ってしまっていいんだろうか。…案外いいのかも知れないなあ。
HP :
主人公、ガロード・ランはふとしたことからバルチャー艦「フリーデン」に乗り込むことになるが、自らの失敗が元で艦長ジャミルを始め多数の怪我人を出してしまう。
フリーデンに居づらくなったガロードは、MS「ガンダムX」と共に船を離れるが、フリーデン襲撃の報を受け、救援に向かう。バカ丸出し。他に言いようがない。この直前には「行くしかないのか」、「行くしかないんだ!」とかそれなりのせりふを言ってるんですがね。まあ、勝手に船を離れた決まり悪さを振り切るためには、このくらいの勢いがいるのかも知れませんが。
そう言えば元祖の主人公もガンダムで家出してましたが。コミック版ならいざ知らず、彼がこのセリフで戻ってきたら独房ぐらいじゃすまなさそう(むしろ精神状態を危ぶまれて扱いが丁寧になったりして)。
でももう…遅いわ
HP :
カジノ惑星・ラメールでの殺人事件に端を発した、スペーススマッシャーを用いた銀河連邦脅迫事件。すべての黒幕・犯罪結社ルーシファの幹部・マダム・スタンダルフと対峙したダーティペアと、ユリの幼馴染のサンダー、ルチアの兄妹。だが、そこで明らかになったのはマダム・スタンダルフがスペーススマッシャーの創造者であり、サンダーたちの育ての親であるラッセル博士の実娘イザベラだったというサンダーたちには残酷な現実。(以下、ネタバレ反転願います)スペーススマッシャーは宇宙の構造をプランクスケールで調べるための機械でしたが、ビッグバンを再現してしまうという事故により、惑星を一つ消滅させてしまいました。そのことで迫害されたラッセル博士と生き別れた彼女は、娼婦として売られ地獄のような日々を経てルーシファの幹部になっていました。そこで彼女は父親に昔のように宇宙の研究に戻ってもらいたい、幼い頃の昔に戻りたいと思い、スペーススマッシャーを再現しました。しかし、現れた父親に破壊兵器を作ったと責められたため絶望して殺してしまい、自滅が確実の銀河連合相手の脅迫に突っ走ったのです(ネタバレ終了)。
そんな彼女を、かっての本名・イザベラ・フォン・ラッセルと呼んでくれたダーティペアに、彼女たちが嫌っている通り名ではなく本来のコードネームで呼んで、ささやかな謝意を示した彼女。彼女がわずかに見せた人間味が印象的でした。
引き起こせる被害が同格だからこそ本名で呼びあえるということだったりして…。「もう遅いわ」もお互い様?
「なんだよそりゃ?」
「魚の卵だ」
HP :
遺伝子工学で飛行獣すら作り出すダーウィニストと、多脚機械を中心とした内燃機関ですべてをまかなおうとするクランカーの両陣営が対立している世界。性別を偽って英空軍(ダーウィニスト)に入隊したデリンと、サラエヴォで暗殺されたオーストリア・ハンガリー大公(クランカー)の令息アレックは、ほとんど暴力的と言っていい運命のいたずらで、生体空中戦艦リヴァイアサンに同乗することになります。
なりゆきでほとんど世界一周になってしまった旅の途中、ふたりは日本に上陸します。礼服を仕立てる間に腹ごしらえをしようと座った屋台で出てきたのが、蕎麦に添えられた「魚の卵」。要はイクラです。
こういう描写を読むと、本来想定されている読者のように登場人物たちと素直に感覚を共有できないのが、少し残念になります。
イクラが入った蕎麦を出す屋台というのもなかなか珍しいと思うのですが。
ところでこの話では日本もクランカー陣営の一員なのですが、日本海軍が誇る生体兵器「カッパ」が挿絵ではほとんど河童に見えない(むしろ成長しそこねたワニに見える)というのも、残念といえば残念。
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