第313集を見る 感想を書く(文句toめい文句) 第315集を見る
「ユーは世界中の心あるグッド忍者をオール敵に回したのだ!」
出典:
扇澤延男脚本・宮坂清彦監督「世界忍者戦ジライヤ 第46話『黒い噂・駆けつけろ正義の忍者たち!』」
紹介 :鳩野空次 様
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駄弁者:
「いったい、どうやってあんなにうまく、おれをノックアウトできたんだ?」
出典:
エドモンド・ハミルトン「太陽系七つの秘宝」(野田昌宏訳)
紹介 :土左衛門 様
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駄弁者:
「国防委員長の守護天使が、突然、勤労意欲にめざめたらしいな。ま、そうならないよりも、けっこうなことだて」
出典:
田中芳樹「銀河英雄伝説5 風雲篇」
紹介 :Mr.Spock 様
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駄弁者:
テクス「マイクロウェーブを直接水面に当てて水蒸気爆発を起こさせるとはな。それにこの奇跡の雨だ、洒落てるな。
出典:
高松信司監督「機動新世紀ガンダムX」
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
「しかし…、全く人間はアホだ、放射能は目に見えないから危険だといって、放射性物質の着色技術を開発したって、どうにもならない。
出典:
黒澤明監督・脚本「夢 『赤富士』」
紹介 :猫玉 様
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駄弁者:
「前 メモとってたんですがね めんどくさくって」
出典:
スティーブン・ボッコ&ディーン・ハーグローブ&ローランド・キビー脚本「 刑事コロンボ 第23話 『愛情の計算(MIND OVER MAYHEM)』」
紹介 :W”MONSTER 様
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駄弁者:
グリッドマンのエネルギーはジャンクに連動している。
出典:
円谷プロ制作「電光超人グリッドマン」
紹介 :ザタンゴールド 様
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駄弁者:
「神様に作られた人間は不完全だったけど、
出典:
石舘光太郎監督「直球表題ロボットアニメ サイシュウワ」
紹介 :sedric 様
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紹介 :黒油 様
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そんな値打ちもない奴らだ!
出典:
カート・ビュシーク/アレックス・ロス「マーヴルズ」(秋友克也訳)
紹介 :H・I・T 様
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駄弁者:
我々は失敗するように決まっているんだ。
出典:
グラント・モリソン作/フランク・クワイトリー画「JLA:逆転世界」(高木亮訳)
紹介 :スラッカン・サル・ソロ 様
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こりゃあワンダバだわ
出典:
ゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」
紹介 :人外魔境地底獣国 様
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トッドとモイラに。
出典:
ハリィ・ハリスン「人間がいっぱい」(浅倉久志訳)
紹介 :ラッキー・チャンス 様
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ガソリンへの課税額が
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岩原裕二「Dimension W File.1『第4の次元軸』」
紹介 :ギムレット 様
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「裸の猿だ!」
出典:
円谷プロ制作「猿の軍団」
紹介 :ゴジリスト中小路 様
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真剣なのとねぇ、深刻なのは違うのよ
出典:
吉田玲子脚本「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」
紹介 :陸ドム 様
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「まったく、どうして人間同士で殺し合いをするんだろう。馬鹿げているよ」
出典:
マーヴェル・サンボウプロダクション「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010 第20話『究極の武器』」
紹介 :電撃翼 様
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「実は君に頼みがあってな。…(中略)…私はこの地球に、生態系の研究のために来た。不時着したのも何かの縁、私はしばらくこの辺りで研究を進める事にしたいのだが。…(中略)…研究の間、私の船を預かっていてもらえないだろうか」
出典:
駒尾真子「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」
紹介 :るーしー 様
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駄弁者:
…冷静?
出典:
八房龍之助「スーパーロボット大戦OG‐ディバイン・ウォーズ‐Record of ATX」
紹介 :クロスケ 様
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駄弁者:
『いまでは、わたしは錆びついたタンク一杯の小便にも値しない』
出典:
デイヴィッド・ウィングローヴ「血と鉄 (チョンクオ風雲録15)」(野村芳夫訳)
紹介 :TWR 様
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駄弁者:
「何を迷ってるんです、そんなに私は醜いですか、悪は醜いですか!
出典:
狩山俊輔演出・西田征史脚本「妖怪人間ベム Episode Final『さよならベム・ベラ・ベロ…人間になれるのか!? 最後の大決闘!!』」
紹介 :猫玉 様
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駄弁者:
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「世界中が俺の敵…?違う!全てデマなんだ!」
「オフコース、その可能性もアイスィンクだ。バット!…」
HP :
2300年前に地球に飛来した異星人の末裔、山地闘破は、戸隠流忍術を現代に伝える当主・山地哲山の養子として育てられた。異星人の遺産と考えられている世紀の秘宝「パコ」を巡り、ジライヤスーツを装着して宿敵・妖魔一族や世界忍者たちとの戦いを繰りひろげていた。
パコが眠る地と推測された金剛山から巨大武神像「磁雷神」が復活するが、その際の地殻変動で、2300年前にジライヤ=闘破の祖先によって地底に幽閉されていた宇宙忍・デモストも復活。幽閉された恨みの矛先をジライヤへと向け、執拗にジライヤをつけ狙っていた。
ジライヤを苦しめぬいた上で葬ろうと企むデモストは妖魔一族と結託し、ジライヤを精神的に追い詰める作戦に出る。妖魔一族を使って世界忍者の情報網に「ジライヤはパコを既に発見し、独占しようとしている」というデマ情報を流させ、同時に占い師のヘンリー・楽珍をそそのかして「戸隠流忍術の山地家は世紀の秘宝を私欲の為に独占する守銭奴一家だ」というデマのビラを戸隠流道場(※マンションの1フロアにある)の周辺でバラ撒かせる。
デモストによる二面作戦の情報戦略は功を奏し、山地家は地域から孤立。闘いを通じて友情を育みつつあった仲間の世界忍者、城忍・フクロウ男爵、雷忍・ワイルド、風忍・馬風破がデマ情報を信じ込んでジライヤに襲い掛かる。投稿の台詞は、その際のフクロウ男爵とジライヤのやりとり。「バット!…」の後に「そんなデマを流して誰が得をする!?」「何の得にもならんデマを流す奴など居ない!」とワイルド、馬風破が言葉を続け、ジライヤはさらに孤立を深めてゆく…。
十字軍の末裔という設定の城忍・フクロウ男爵は、上記のようなセリフ回しが特徴の忍者として描かれ、これ以前のエピソードでも、
「アイアム偽物などノーサンキューだ!」
「場数を踏んだだけでは良い忍者にはキャンノットビー、なれん!」
…などといった脱力感あふれる迷台詞を連発しています。
ヒーローを精神的に追い込む…というストーリーはとかく重苦しい後味を残しがちになりますが、このエピソードはフクロウ男爵の迷台詞と、コメディリリーフのヘンリー・楽珍が意外な活躍を見せるという王道の展開によって、重苦しさのない好エピソードとなっています。「迷台詞も使い方次第で名シナリオ」の好例と言えるでしょう。
脚本の扇澤延男は、80年代後半から90年代にかけての眼たるヒーローシリーズで名エピソードを数多く手がけています(『超人機メタルダー』の着ぐるみキャラクターのみで構成されたエピソードは、以前のご投稿にもありましたね)。
ニセモノっぽい日本語で話すニンジャが最近のトレンドですが、ニセモノっぽい英語を話すニンジャは20年以上前にいたんですね。
十字軍がらみでニンジャというとヨーロッパ側より、敵対した暗殺教団のほうがよっぽどニンジャっぽいんですが。
静かにカーティスが聞いた。「純然たる科学的疑問としておれはそれを知りたい」
「喜んでお教えしよう、キャプテン・フューチャー」とクォルン。
「…(中略)…ところで、純然たる科学的疑問として聞くがな、キャプテン・フューチャー。何がゆえに俺はお前を殺せなかったのか…(後略)…」
HP :
”火星の魔術師”ウル・クォルンの宇宙船に忍び込んで捕えられたキャプテンとクォルンの会話。別に「何で?」とそのまま聞きゃあいいのにわざわざ「純然たる科学的疑問として」と前置きする二人が妙に笑えます。考えようによっちゃ「俺は悔しくて聞いてんじゃないぞー」とプライドが二人なりに傷ついてる表現なのかもしれません。
一応、2004年版の創元推理文庫のキャプテン・フューチャー全集を底本としました。これも昔のハヤカワだと少し違ってたような気もするんですが。
考えようによっちゃというか、それ以外に感じられない(笑)。同じ陣営だったらグラッグとオットーなみの凸凹コンビぶりが見られたかもなあ。
HP :
アムリッツアの大敗で艦隊の7割を喪ったものの、銀河帝国との国境イゼルローン要塞を不敗の魔術師ヤン提督が守ってくれるおかげで安穏と過ごしていた惑星同盟政府。しかし帝国軍はローエングラム公指揮の下、予想もしなかった所から同盟領に攻め入ってくる。そんな中、国家元首のトリューニヒトまで雲隠れして瓦解寸前の同盟政府を取りまとめたのは、ふだん閣僚仲間からも「三流の政治屋」と目されていたアイランズ国防委員長だった…
上記の台詞は毒舌家ビュコック提督が突然やる気を出したアイランズを評して言った言葉です。毒舌になりきってないあたりは、彼に期待するしかない同盟の悲哀というかあきらめが出ているのかもしれません。今の日本に住む我々にとって他人事のように思えないのは気のせいですね…www。
「めい文句」と言うにはちょっとインパクトに欠けますが、田中先生の「タイタニア」続編着手記念ということでwww<マテ
では田中先生の守護天使のやる気に長寿と繁栄を!<だからマテ
それまで仕事をしてなかった人が妙にはりきるとかえって周りが迷惑することもありそうですが、彼の場合はそうではなかったようで(そりゃ腐っても閣僚クラスだもんな)なによりです。
>田中先生の「タイタニア」続編着手記念
これを読んでいた当時は、作者に「お前が勤労意欲言うな」とはとてもとても言えませんでした(言う必要もなかった…)。
…(中略)…
巷に雨の降るごとく。わが心にも雨ぞ降る。……ランボーの詩だったか?」
ジャミル「いや、ヴェルレーヌだ」
HP :
敵対するヴァルチャーの襲撃を受けるフリーデン。
敵MS部隊の起こした森林火災から湖に逃げ込んだ彼らを敵艦のナパーム弾砲撃が襲う。
絶体絶命の危機を、かつての乗機であるガンダムXを知り尽くしたジャミル艦長の奇策(内容はテクス船医のセリフ)で切り抜ける(MS隊は通りすがりのフロスト兄弟にちょっかいを出したために全滅)。
全てが終わったあと、重傷を押して指揮を執ったジャミルをねぎらうテクス。
フリーデンのメインクルーはこの2人を除くと十代の人間ばかりなので、大人のかっこよさが引き立つんですね。
水蒸気爆発のあとの降雨を「奇跡の雨」とか言い、更に詩を暗唱するテクスはかなり洒落たお人で。
そんなところに突っ込みを入れるジャミルもまたナイス。
先の大戦では15才でエースパイロット、それ以後は生き延びることに必死だったジャミルが詩をたしなむというのも意外な展開ですが、テクスの蔵書から詩をあさっていたのなら、師匠から一本とったことになるわけで、これも視聴者をニヤリとさせてくれます。
この回はガロードの「じゃんじゃじゃーん!」から始まってこの2人の会話で終わるという落差が印象的でした(第9話)。
最近、雨の話題というと豪雨の話ばっかりなので、「言葉なき恋歌」のような感傷的な雨が想像しにくいです。…水蒸気爆発の影響で降る雨も、あんまり洒落た降り方にならないような気もしますが。
知らずに殺されるか、知ってて殺されるか、それだけだ…。死神に名刺をもらったってどうしょうもない」
HP :
黒澤明監督が自分の見た夢を元にした映画でオムニバスの一篇赤冨士より。
原子力発電所の爆発が富士山の噴火を誘爆したのか、延々と形が変わるほどに赤く染まり噴火を続ける富士山。
逃げる人々、色のついた霧が流れてくる。
そんな世界に黒澤明(寺尾聡)が当惑していると、物知りげな紳士が語っていた発言です。
親子連れの女性に事故の元になった原子力発電所の関係者は詫びろと毒づいたら彼は当の関係者だったという…。
ちなみに、東宝特撮映画で知られる本多猪四郎が助監督として参加し、彼の最後の特撮映画でもあります。
放射能漏れの箇所を明らかにするとか、汚染地域を分かりやすくするとかには使えそうですが。…役に立つと言えば立つけど、ともすれば責める相手を拵えるための道具になってしまいそうですね。
HP :
シンクタンクの所長が息子の不正を隠ぺいするために殺人を実行。所長はシミュレーション実演をロボットに代行させることでアリバイを作り出す…というSFガジェットを盛り込んだ一編。コロンボも上記の台詞にあるように小型のテープレコーダーをボイスメモとして用いたりしています。
ロボットは決してボロを出さない共犯者。さあ、この犯人のハナをどうあかす!?…と、いつものコロンボなら犯人のトリックを検証して穴を見つけ出すのが醍醐味なんですが、この話での犯人の落とし方はダーティで…ぶっちゃけロボットのアリバイは崩しません。似たような手口の電話転送トリックなんかは、きちんと研究して逆用すらして見せるのに…。次回作ではコロンボが再びメモ帳を手にするように、近未来ガジェットを使いこなすには脚本の練り込みが尚早だったようで…。
余談ですが、問題のロボット「MM7」は『禁断の惑星』のロビーを流用したものです。
ロボットが相手だと、帰ったかと思わせて「もう一つだけよろしいですかぁ」のワザも使えない。
ロボットがらみの事件を扱う刑事というと『鋼鉄都市』シリーズのベイリですが(古い)、彼もワナにかけるのはロボットではなく、それを使った人間の犯人だったなあ。
ジャンクがパワーダウンしてしまうと、グリッドマンもコンピューターワールドから消されてしまうのだ!
HP :http://zatangold.blog.fc2.com
円谷特撮のヒーローでは恒例の時間制限設定。ウルトラマンは「活動に必要な太陽エネルギーが地球上では少ない」、ミラーマンは「長時間戦うと敵に埋め込まれた時限爆弾が爆発する」、ファイヤーマンは「地底人なので地上では長時間活動できない」と理由付けされています。そして、コンピューター内部の世界コンピューターワールドで戦うグリッドマンの時間制限の理由がこれ。
翔直人、井上ゆか、馬場一平の三人の中学生が小遣いを出し合って作った手作りパソコンのジャンク。それに宿っているグリッドマンはジャンクと連動してしまっているのでした。そのため、初期は容量不足ですぐにエネルギー切れになったり、直人達との会話もキーボードで入力しなければできなかったりしました。のちにメモリ増設で活動時間が伸び、音声認識ソフトで直接会話する事が可能になっています。
なかなかうまく考えてある…でもバッテリーじゃなくてメモリ容量がネックなんですね。長時間戦っていると不要なプロセスが残ってだんだん動作が遅くなるとか?
人間に作られた神様の孫のロボットはもっと不完全だったね」
HP :
人間がとっくに滅んだ後、ロボット同士が二つの陣営に分かれて戦争を70世紀も続けている荒廃した地球で、戦争を終わらせたいと願ったメイドロボット・フジイの台詞です。
ロボットを神様の孫、と表現した作品は他にもあると思います。
ただそれをロボットが自分自身でそう表現し、諦観や自嘲混じりに放ったのが印象的でした。
ちなみになぜ不完全かと言いますと、人間が戦争をやめられずに滅び、ロボットは戦争をやめられないばかりか地球までダメにしようとしているからです。
この作品は基本的に、女性型ロボットがキャッキャウフフする非日常の日常を取り扱ったギャグアニメでした。ところがサイシュウワになっての急激なシリアス展開というギャップに、センスオヴワンダーを感じずにはいられませんでした。
(ネタバレ回避のため詳細をぼかしていることをお許しください)
HP :
全編が『MikuMikuDance(MMD)』で作られた初めてのアニメ作品
機動世紀8013年。人類が滅亡してすでに70世紀以上の年月が経過した地球では、 残された大量の軍事用ロボットたちが来る日も来る日も 終わりの見えない戦争を続けていた。
そんな無益な戦いに終止符を打つべく、 3体の真面目で健気なロボットたちかつて人間が持っていたといわれる感情「笑い」こそが戦いを終わらせ世界を平和に導くと信じて、調査を開始した。
最終話でロボットに笑いを与える『笑いプログラム』を手に入れた三人だが、それをインストールすると[ネタバレ:ロボットは活動を停止してしまう。人間の笑いをロボットに置き換えると、自発的もしくは偶発的にエラーを起こしそれを肯定することを意味し、自由にプログラミングを無視できるようになったロボットは生存本能を持たないため、存在する意味を根底から失ってしまうためだった。]
『笑いプログラム』を全てのロボットにインストールし、戦争を止めることを決断した3体のロボットの1体フジイのセリフより。
メタ要素満載のコメディアニメなんですが、最終話は一転してまじめな展開に……なったようなならなかったような。
そんなロボットを作ってしまった人間が悪い…と考えるのは、ロボットの側からすれば傲慢な態度なのかも。
>ロボットを神様の孫、と表現した作品は他にもあると思います
最近あったな…と思ったら同じ作品でした。
HP :
98集および104集ですでに名文句が投稿されている名作(十代の時こいつを初めて読んだ時の衝撃ときたら…)より。
ファンタスティック・フォーの出現を皮切りに次々と出現する超人英雄マーヴルズ、数十年ぶりに復活した第二次大戦の『生きた伝説』キャプテン・アメリカのアヴェンジャーズ参加や、ファンタスティック・フォーのリーダーであるリードとチームメイトのスージーの結婚で民衆のマーヴルスへの熱狂は頂点を迎えます。が、その裏側には社会の敵として糾弾されるスパイダーマン、悪人ではないのにかかわらず強大すぎる力故に逃亡生活を送らざるをえないハルク、第二次大戦中はキャプテン・アメリカと共に戦いながら人類の海洋汚染で故郷アトランティスの民が離散したサブマリナー、そしていずれ現人類の自分達を滅ぼす突然変異の怪物ミュータントへの恐怖と差別といった暗い陰が常に潜んでました。
ある日転落した作業員を救助した]メンは、その光景を目撃した人々に作業員に危害を加えたと誤解され彼らに包囲されてしまいます。
Xメンに罵声を浴びせ投石をおこなう大衆、主人公フィル・シェルダンからレンガをぶつけられ嘆き怒るアイスマンを制止したサイクロップスの言葉が投稿の台詞。
この後フィル・シェルダンの娘達がミュータントの少女を匿った事により、彼はXメンに少女の保護を求めようとするのですが、この台詞を思い出して断念します。
この時のサイクロップスの言葉は若い憤りの発露にすぎません。しかし後のミュータントとしか出入りできない独立環境に仲間を隔離し、平和と未来のためなら殺人を躊躇う事がなく、汚れ仕事専門の極秘部隊を編成、保護対象や非戦闘員を平気で実戦に投入する今の彼を見るとこの時すでに萌芽があったとしか思えません。
サイクロップスがマーヴル史上最悪のミュータントヴィランに変貌したとしても僕は決して驚かないでしょう。
この言葉がなかったら主人公は少女の保護をXメンに頼んだかも知れないし、一方この言葉を言ったとしてもサイクロップスは頼まれたら少女を保護したかも知れない。感情にまかせた言葉がすれ違いの元になる一例と言えるんじゃないでしょうか。
それが、この世界の自然法則なんだ。
ここでは善行が悪を生むんだ。
HP :
ジャスティスリーグ・オブ・アメリカ(JLA)の前に現れたレックス・ルーサーと瓜二つの男、アレクサンダー・ルーサー。彼は自分がこの世界とは善悪が真逆の別次元の地球から来たと語る。その地球は、悪のJLA、クライム・シンジケート・オブ・アメリカ(CSA)によって支配されており、唯一人正義の為に戦うヒーローであるルーサーは、CSAを倒す為にJLAに助力を頼みに来たのだ。別世界の問題に介入することにバットマンは難色を示したが、他のメンバーは皆ルーサーを助ける事に同意する。
パラレルワールドに着いたJLAは、まずグリーンランタンの力でCSAの月面基地を封鎖、CSAのメンバーを拘束することに成功する。その間にJLAはCSAの圧政から世界を解放していく。計画は順調かと思われたが、JLAがこの世界に来た反作用でCSAのメンバーがJLAの世界に転移してしまう。さらに二つの世界の破滅を目論む黒幕まで現れ、計画は完全に破綻してしまう。加速度的に破滅へと向かう状況を前に、バットマンは重大な事実を見落としていた事に気付く。この世界は、自分達の世界とは真逆の世界だと言う事を…
ヒーローものにおいて、なぜヒーローはいつも勝ち、悪はいつも負けるのでしょうか?
答えは簡単。物語の基本ルールが勧善懲悪だからです。正義が勝ち、悪が負ける。この絶対的なルールが存在するから、悪役がどんなに強大な力を持ち、どんなに綿密な計画を練っても、最期には必ずヒーローが勝つ。
しかし今作の「逆転世界」ではその基本ルールが逆転しています。悪が勝ち、正義が負ける。勧善懲悪ならぬ勧悪懲善の世界。その世界では正義のJLAは決して勝利することができない。なぜなら正義は負けると決まってるから。強さとか計画とかそんなレベルの問題ではなく、自然法則レベルで勝ち負けが決定しているという、メタ的と言うか身も蓋も無い話です。
バットマンが自分の世界の自然法則は「勧善懲悪」だと思っているということに、ちょっと違和感を感じてしまいました。ここでいただくご投稿のせいか、バットマンは(スーパーマンと比べると)ちょっと皮肉なダーティーヒーローのイメージができてしまっているもので…。
HP :
劇場版第3作の元になったエピソード「STRIKE BACK」より。東京湾に出現した怪物が、南極の古い地層から発見された隕石の中に含まれていた細胞に由来するものかもしれないと聞いた野明と遊馬は「相手は宇宙怪獣」「俺たちは地球を守る公務員」などど盛り上がり、で、野明のこのセリフとなります。
ただ、「帰ってきたウルトラマン」や「A」では宇宙怪獣が出る頻度はそんなに多くないんですよね。もしかすると野明の脳内では「ウルトラ警備隊のテーマ」にワンダバコーラスがついて鳴り響いていたのかもしれません。
私は前に関係のご投稿をいただくまで、「ワンダバ」をウルトラセブンのBGMだったと思い込んでいました。同じような勘違いをしている人、意外と多いのかもしれません(セブンと帰りマンの記憶を区別していない人が、より多いのでしょうけど)。
子供らよ、おまえたちのために
これが虚構の物語でおわることを願って。
HP :
今回はアメリカのディストピア小説から。この小説は1966年の刊行で、20世紀末のアメリカを舞台に世界の絶望的な人口増加や食料危機の問題などを扱っています。映画「ソイレント・グリーン」の原作と言えば、一定の年齢以上の人には通じるかもしれません。今回の引用はちょっと変則的でして、本文ではなくその前の、作者から自分の子供たちに向けたと思しき献辞の部分です。同書早川文庫版の解説にもあるんですが、この献辞は作者のことを良く知らない読者でもちょっと泣かせるセリフです。余談ですが、SFに強い早川書房ならではの、文庫本でもこういう部分まで再現してくれるこだわりが私は好きです。
彼の子ども世代にとっては、どうにか虚構の物語でおわりそうですが、孫・曾孫の代だとどうでしょうか…。
去年お亡くなりになったハリィ・ハリスン。『宇宙兵ブルース』や『テクニカラー・タイムマシン』といったユーモア、パロディ作品が好きでした。
ついに400%を超えました
3年後の非電気自動車
全面廃止に向けての措置であり
1リットルの価格は
2千8百円に上昇します
HP :
お気に入りSF漫画の世界観を示すニュースより。
この作品ではX・Y・Zに続く第4の時間軸『W』から無尽蔵にエネルギーが取り出せるようになってます。
その為上記の措置が取られるようになりました。
ちなみに主人公コイル(Wからエネルギーを取り出す装置)嫌いのためガソリン車を使ってます。
いったい月ナンボかかってるんだろう。
リッター100キロぐらい走れるすごい燃費のクルマが開発されているとか(それでも2,800円はつらいなあ)。
>X・Y・Zに続く第4の時間軸『W』から無尽蔵にエネルギーが〜
何だかニコラ・テスラが目指した世界システムみたいだなあと思ったら、「ニューテスラエナジー」という企業が登場したり、エネルギーシステムの名称が「世界システム」だったりというあたり、実際にテスラをモチーフにしているみたいですね。
HP :
あの『ヤマト』の裏番組として放送されていた、伝説のSFドラマより。
大地震によって冷凍冬眠カプセルに閉じ込められたまま生き埋めになった主人公たちが覚醒後に見たものは、類人猿が地上を支配する世界だった。猿の社会はかつての人間社会とほぼ同じで、支配階級、知識階級、商家や農家などの一般市民階級に分かれており、衣服を着用し、靴を履き、或る程度の経済活動まである。その猿たちの誰もが主人公ら人間を見た時に吐く第一声が、上記投稿の台詞。
本家ハリウッドの『猿の惑星』では、猿たちの口から当り前のように「人間」という言葉が飛び出していた。しかしそれでは猿が人間を「自分たちとは全く違う動物」と認識しているような印象を受ける。もっとも、それだけに猿たちの人間に対する差別描写も残酷さが際立つ訳だが。
一方、こちら日本の『猿の軍団』での「裸の猿」という表現は、猿が人間を「自分たちとは似て非なる種族」と見ているようで、妙なリアリティというか、SF的色気というか、そんなものを感じてしまう(故に、ドラマ的にも「保護か、弾圧か」で猿社会の世論が二分するという展開になる)。その昔、古代ローマ軍がエジプト遠征した際、エジプトの王室で飼育されていたゴリラを見て「あの異様に毛深い人間は何だ?」と驚いたという逸話が残されているが、この投稿の文句はその真逆のセンスで作られた造語である。猿の特殊メイクはハリウッドのそれとは比較にならないほどお粗末で安っぽいものだったが、そうした技術的・美術的劣性を文芸面でカバーしたようなこの台詞、或る意味もっともらしい名文句だと思う。
前にご投稿をいただいたときに、原作者が豪華だなあと思ったものです。リアリティやSF的色気は、彼らが与えたものだと思いたい。
HP :
部隊の指揮官と整備長の会話から。
最新鋭の機体と言えば聞こえは良いが、実際は互換性の無いパーツ、他に類似機の無い独自設計、試験的に搭載された実戦評価も不十分なものの寄せ集め。
部隊全機が同時に出撃できるだけでも奇跡的とまで言われてしまうほど手間がかかる。
しかも乗ってるのは初陣を済ませたばかりの経験不足な新米達。
だから指揮官は後方の自分達が最大限バックアップしなければと言い、軽い調子で受け答えする整備長に、もっと真剣に取り組んでくれと言った際の返答です。
確かにそうですよねぇ…深刻ぶってへたに焦っても良い事ないですし
確かにその通り…とはいうものの、私もどちらかというと深刻ぶるタイプなので、こう言われたら
「気を軽く持つのと、軽薄なのとは違う!」
とかみついてしまいそうです。実際、境目が難しいところだと思いますし。
「そいつがわかっていてもやめられないのが人間なんだよ」
HP :
人間たちの紛争の様子をテレビで見ていた、サイバトロン救助部隊プロテクトボットの面々の会話より。
これを言っているのが風風なら、まだ名文句になりえたかもしれません。
しかし、実際に発言している彼らは、人類の歴史の数百倍もの時間を民族紛争に費やしているトランスフォーマー。「お前らに言われたくないわ!」とツッコミを入れずにはおれません。
言葉というのは、発言者によって名文句にも迷文句にもなりうるという典型例かもしれません。
自分たちが戦う理由に限っては馬鹿げていない正当なものだ…と考えるのは、人間もトランスフォーマーもあまり変わらないんですね。
未来の世界のネコ型ロボットの名言を聞かせてあげたいところです。
「船……!…(中略)…む、無理ですよ、宇宙船なんて。そんな大きい物どうやって……」
「ああ、心配は無用だ。ジャン・プウ」
「ぷぅ。…(中略)…ジャン・プウですぅ、オネニーサマ」
HP :
少女3人の三角関係を描いた恋愛漫画からの名文句です。
主人公・はずむは片想いの相手に勇気を振り絞って告白したものの拒絶され、近所の山に1人登って傷心を癒そうとしていた彼でしたが、巨大な宇宙船の墜落に巻き込まれてしまいました。
幸い搭乗していた宇宙人の手で蘇生されたものの、ちょっとした事故により少女の肉体になってしまいます。
翌日、諸々の騒動を経て帰宅したはずむの前に宇宙人が現れ、家を地球での拠点として使用したいと申し出ます。
今回の名文句ははずむと宇宙人、そしてはずむをモデルにした宇宙船の生体端末ジャン・プウの会話です。
中略多いな…。
それと、やっぱり絵がないとどういうところが「名」なのかわかりにくいですね。宇宙船の端末が女性型をしている意外性ということなら、古くは佐々木淳子『ブレーメン5』のナダさん、比較的最近なら『成恵の世界』(こないだ完結しましたね)のバチスカーフなど、先達もわりと多くいらっしゃいますし。
あと、ジャン・プウが端末なのだとしたら、宇宙船本体の大きさに関する心配は解決していないのでは?
当たり前だ
俺達は戦争をしているんだ 自軍に被害が出た程度で…
当然だ 俺は冷静だ
指揮権を持つ者が 感情で動くなどあり得ん
俺は
冷静だ
HP :
以前にも投稿があったスパロボのコミカライズより
侵略者エアロゲイターとの交戦中、SRX(161集参照)計画責任者イングラム・プリスケン少佐は自分がエアロゲイターの尖兵であると明かしR-3を撃墜。今度は敵としてSRXチームを鍛え『兵器』としての精度を上げてやると宣言し、ATXチームの隊員を『サンプル』として連れ去る。
部隊は壊滅的な被害をうけ、信じていた教官に裏切られたSRXチームのリュウセイや仲間を失ったATXチームのブリットら若いパイロットは意気消沈する。そこにATX隊長のキョウスケが現れ「戦場で死ぬのは死んだ奴の責任」と冷たい言葉をかける。激昂して顔を上げ「そんな冷静にはなれない」と怒鳴り返したブリットだが目の前のキョウスケのただならぬ形相と雰囲気に気圧される
公私にわたるパートナーのエクセレンを攫われたキョウスケは以降瞳の輝きがなくなっりエアロゲイターのこれまでのパターンから『実験材料』としてエクセレンが戦場に現れる可能性に賭けるのだった(身体を改造される可能性が圧倒的に高いのだから無事助け出せるかはまさに彼のいうところの「分の悪い賭け」)
すみません文句というよりもイラストあってのシーンです。オカルト系を得意とする作者だけあって狂気を孕んだキョウスケの顔やそれに怯えるブリットやリュウセイの顔が凄いことに…
指揮官がうつろな目でこう呟いていたら、それだけで指揮権剥奪して野戦病院行きじゃないですか?
HP :
やっかい払いのためか、国内の視察を仕立てられた李ユアン。
彼は警護の隙を突かれて誘拐されてしまう。
かつては体重と同じだけのダイヤに値した自身の現況を、警護員達から聞き覚えた言葉で表現し、苦笑する。
日本語で言えば「クソの役にも立たない」というところでしょうか。アメリカ皇帝の縁者なので実際にはそれほどのこともないとは思います。
アメリカ人てば野蛮ねえ、というヨーロッパ人特有の視線でしょうか。
とはいえ、野蛮な言葉を使う人間が警護を務める(ヨーロッパ時代には考えられない)状況を考えるとユアンの落ちぶれ方もまたひとしお。
地位の高かった人間が落ち目になると、実際以上に自虐的になってしまうパターンに思えるなあ。
小便でもタンク一杯もあればいろいろ役に立つぞ、施肥とか!…などと励ましたら余計落ち込みそうなので、やってあげたい(おい)。
それが人間なのに…」
HP :http://ameblo.jp/puneko
ドラマ版妖怪人間ベム最終回より。
アニメ版で裏設定に終わっていた人造人間設定が復活したドラマ版、TIGER&BANNYでも腕を振るった西田征史氏の脚本です。
ベム達三人の妖怪人間はかつて人間を創造する実験で生まれた不完全な人間であり、人間になるための手段を長い間探していた。
そして、彼らが解決していく事件の陰で人間の悪の心を開放し暗躍していた「名前のない男」はベム達三人と同じ細胞から先に分裂した悪の心を持つ妖怪人間であり、自分を取り込めば人間になれると迫るものの、ベム達三人は彼と同化することを躊躇する。
そんなベム達に対して放った名前のない男の台詞です。
思えば、悪の心しかない故に人間になれず、人々の悪の心を開放する術しか持たない彼もまたベム達と同様に哀しい存在だと思います。
鉄腕アトムが悪い心を持たないから完全ではない、と言った名文句があったのを連想しました。
(ネタバレ?)結局彼らは人間にならない選択をするのですが、善の心しかもたない存在が善を行うより、悪を行う可能性もあるものが、それでも善い行いをするというほうが価値が高いように思えます。
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